フェルナンド・ルイス・ローザ
| ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ブラジル代表でのフェルナンジーニョ(2014年) | ||||||
| 名前 | ||||||
| 本名 |
| |||||
| カタカナ | フェルナンジーニョ | |||||
| ラテン文字 | FERNANDiNHO | |||||
| 基本情報 | ||||||
| 国籍 |
| |||||
| 生年月日 | 1985年5月4日(40歳) | |||||
| 出身地 | ロンドリーナ | |||||
| 身長 | 179cm | |||||
| 体重 | 67kg | |||||
| 選手情報 | ||||||
| ポジション | MF (DH,CH) / DF (CB) | |||||
| 利き足 | 右足 | |||||
| ユース | ||||||
| 1999-2000 |
| |||||
| 2000-2001 |
| |||||
| クラブ1 | ||||||
| 年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
| 2002-2005 |
| 72 | (15) | |||
| 2005-2013 |
| 184 | (31) | |||
| 2013-2022 |
| 264 | (20) | |||
| 2022-2024 |
| 89 | (7) | |||
| 代表歴2 | ||||||
| 2003 |
| 14 | (5) | |||
| 2011-2019 |
| 53 | (2) | |||
|
1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月23日現在。 2. 2019年6月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj | ||||||
フェルナンジーニョ(Fernandinho)ことフェルナンド・ルイス・ローザ(Fernando Luiz Rosa、 1985年5月4日 - )は、ブラジル・パラナ州ロンドリーナ出身の元サッカー選手。元ブラジル代表。現役時代のポジションはミッドフィールダー。
クラブ経歴
[編集]2002年よりアトレチコ・パラナエンセでキャリアをスタートさせた。2004シーズンにはワシントンなどと共に活躍した。2005年、ウクライナのFCシャフタール・ドネツクに5年契約で移籍した。7月30日、クリヴバス・クリヴィー・リフ戦でリーグデビューを果たした。シーズンの終わりまでに23試合に出場しリーグタイトル獲得に貢献した。2008-09シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ・FCバーゼル戦とFCバルセロナ戦ではゴールを記録した。
2013年6月6日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティFCに4年契約での移籍が決定[1]。移籍金は3000万ポンド[2]。2013年8月19日のニューカッスル戦で公式戦初出場を果たした。
2016-17シーズンにジョゼップ・グアルディオラが監督に就任すると戦術理解度の高さを見込まれパスの供給役として不動の存在となった[3]。2018年1月19日、マンチェスター・シティとの契約を2020年まで延長した[4]。
2019-20シーズンはセンターバックに負傷者が続出したため、ディフェンダーとしても出場している[5]。

2022年4月12日、今季終了後に退団することを発表した[6]。
2022年6月27日、古巣のアトレチコ・パラナエンセへの17年ぶりの復帰が発表。背番号は5番[7]。
2024年12月末でクラブがカンピオナート・ブラジレイロ・セリエBへと降格したことに伴い退団すると、その後無所属の状態が続いた。そして退団から1年経って開催されたチャリティマッチ後に自身の体が限界を迎え引退することを正式に表明した[8]。
もう疲れている。今日は30分ほど走ったが、疲れ果てている。サッカーでもう僕を動機づけるものは何もない。できることはすべて達成した。今は家族との時間を楽しむ時だ。
代表経歴
[編集]
U-20ブラジル代表として、2003年のFIFAワールドユース選手権では決勝戦で決勝ゴールを決め、チームを優勝に導いた。
2011年にA代表デビューを飾った。2014年3月5日の南アフリカとの親善試合で代表初得点を挙げた[9]。
人物・評価
[編集]人物
[編集]フェルナンジーニョは、ユース時代に家計の事情からサッカーを続けることが難しかったと語っている。地元ロンドリーナの自宅から練習場までは距離があり、バス代が負担となったため、一時は週1回しか練習に通えない状況になったという。父親は息子がサッカーを続けられるよう、自身の通勤に使っていたバス代を節約し、職場まで自転車で通うようにして練習費用を捻出した。後にクラブ関係者が事情を知り、交通費を負担するようになったと、本人はインタビューで振り返っている[10]。
評価
[編集]イングランド移籍当初から、フェルナンジーニョは中盤のバランスを取る守備的ミッドフィールダーとして高い評価を受けた。ブラジルのスポーツメディア『グローボ・エスポルチ』は、かつてマンチェスターやプレミアリーグのクラブに在籍したブラジル人選手の多くが環境への適応に苦しみ期待された活躍を見せられなかったとした上で、フェルナンジーニョは勤勉な姿勢と安定したパフォーマンスによってその「悪いイメージ」を払拭し、マンチェスター・シティ史上最も成功したブラジル人選手と評している。記事では、守備面での読みの良さとボール奪取能力に加え、ヤヤ・トゥーレと組んだ中盤での役割分担の巧みさが強調されている[11]。
選手としての特徴については、インドのスポーツメディア『Sportskeeda』が、守備的ミッドフィールダーとしての位置取りの良さやカバーリング能力、前線への正確なロングパスといった点を挙げ、相手の攻撃を寸断しながら素早く攻撃へ切り替える「モダンなボランチ」として紹介している。また、プレミアリーグの中でも屈指の「レジスタ/アンカー」型の選手と位置付けられており、FCシャフタール・ドネツク時代から見せていたミドルシュートや攻撃参加も評価されている[12]。
2020年代に入ると、年齢を重ねるなかでも戦術理解度とリーダーシップを武器にチームの中核を担い続けた。2025年の記事で、ジョージアのメディア『AZAT』は、フェルナンジーニョの現役引退を報じるにあたり、シティのプレミアリーグ制覇を支えた「静かな建築家」と表現している。派手な得点やアシストで注目を集めるタイプではないが、守備陣と攻撃陣をつなぐポジショニング、スペースの管理、味方のカバーリングやゲームのテンポ調整といった役割を長年にわたって担い、マヌエル・ペジェグリーニやジョゼップ・グアルディオラの下で築かれたチームのスタイルを支える存在だったと評価されている[13]。
こうした評価は、クラブ在籍期間を通じてのタイトル獲得数にも表れている。スポーツメディア各社は、複数回のプレミアリーグ優勝やリーグカップ制覇といった実績を挙げながら、フェルナンジーニョが目立たない役回りを引き受けることで攻撃的なタレント陣が自由に振る舞える環境を作り出していた点を繰り返し指摘している[12][13][11]。
個人成績
[編集]クラブ
[編集]| クラブ | シーズン | リーグ | リーグ戦 | カップ戦 | リーグ杯 | 国際大会 | その他 | 合計 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
| アトレチコ・パラナエンセ | 2003 | ブラジレイロ・セリエA | 29 | 5 | 0 | 0 | — | — | 0 | 0 | 29 | 5 | ||
| 2004 | 41 | 9 | — | — | — | 16 | 4 | 57 | 13 | |||||
| 2005 | 2 | 0 | 0 | 0 | — | 9 | 1 | 7 | 3 | 18 | 4 | |||
| 通算 | 72 | 14 | 0 | 0 | — | 9 | 1 | 23 | 7 | 104 | 22 | |||
| シャフタール・ドネツク | 2005-06 | ウクライナ プレミアリーグ |
23 | 1 | 2 | 1 | — | 9 | 1 | 0 | 0 | 34 | 3 | |
| 2006-07 | 25 | 1 | 3 | 0 | — | 11 | 3 | 1 | 0 | 40 | 4 | |||
| 2007-08 | 29 | 11 | 3 | 1 | — | 8 | 0 | 1 | 0 | 41 | 12 | |||
| 2008-09 | 21 | 5 | 3 | 0 | — | 17 | 6 | 1 | 0 | 42 | 11 | |||
| 2009-10 | 24 | 4 | 2 | 2 | — | 12 | 2 | 1 | 0 | 39 | 8 | |||
| 2010-11 | 15 | 3 | 2 | 0 | — | 2 | 0 | 1 | 0 | 20 | 3 | |||
| 2011-12 | 24 | 4 | 3 | 1 | — | 4 | 0 | 1 | 1 | 32 | 6 | |||
| 2012-13 | 23 | 2 | 4 | 3 | — | 8 | 1 | 1 | 0 | 36 | 6 | |||
| 通算 | 184 | 31 | 22 | 8 | — | 71 | 13 | 7 | 1 | 284 | 53 | |||
| マンチェスター・シティ | 2013-14 | イングランド プレミアリーグ |
33 | 5 | 2 | 0 | 3 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 46 | 5 |
| 2014-15 | 33 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 43 | 3 | ||
| 2015-16 | 33 | 2 | 1 | 0 | 4 | 2 | 12 | 2 | 0 | 0 | 50 | 6 | ||
| 2016-17 | 32 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 9 | 1 | 0 | 0 | 44 | 3 | ||
| 2017-18 | 34 | 5 | 3 | 0 | 3 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 48 | 5 | ||
| 2018-19 | 29 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0 | 1 | 0 | 42 | 1 | ||
| 2019-20 | 30 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 41 | 0 | ||
| 2020-21 | 21 | 0 | 4 | 0 | 4 | 1 | 7 | 0 | 0 | 0 | 36 | 1 | ||
| 2021-22 | 19 | 2 | 4 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0 | 1 | 0 | 33 | 2 | ||
| 通算 | 264 | 20 | 22 | 0 | 20 | 3 | 75 | 3 | 2 | 0 | 383 | 26 | ||
| アトレチコ・パラナエンセ | 2022 | ブラジレイロ・セリエA | 13 | 1 | 2 | 0 | — | 5 | 0 | — | 20 | 1 | ||
| 2023 | 25 | 1 | 5 | 0 | — | 6 | 1 | 15 | 1 | 51 | 3 | |||
| 2024 | 25 | 2 | 3 | 2 | — | 7 | 2 | 11 | 2 | 46 | 8 | |||
| 通算 | 64 | 4 | 10 | 2 | — | 18 | 3 | 26 | 3 | 117 | 12 | |||
| 総通算 | 583 | 69 | 54 | 10 | 20 | 3 | 173 | 20 | 58 | 11 | 897 | 113 | ||
代表での成績
[編集]出場大会
[編集]試合数
[編集]- 国際Aマッチ 53試合 2得点(2011年-2019年)[9]
| ブラジル代表 | 国際Aマッチ | |
|---|---|---|
| 年 | 出場 | 得点 |
| 2011 | 4 | 0 |
| 2012 | 1 | 0 |
| 2013 | 0 | 0 |
| 2014 | 11 | 2 |
| 2015 | 11 | 0 |
| 2016 | 6 | 0 |
| 2017 | 8 | 0 |
| 2018 | 8 | 0 |
| 2019 | 4 | 0 |
| 通算 | 53 | 2 |
代表での得点
[編集]| # | 開催年月日 | 開催地 | 対戦国 | スコア | 結果 | 試合概要 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1. | 2014年3月4日 | 4-0 | 5-0 | 親善試合 | ||
| 2. | 2014年6月23日 | 4-1 | 4-1 | 2014 FIFAワールドカップ |
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- アトレチコ・パラナエンセ
- カンピオナート・パラナエンセ : 2005, 2023, 2024
- FCシャフタール・ドネツク
- ウクライナ・プレミアリーグ:2005-06, 2007-08, 2009-10, 2010-11, 2011-12, 2012-13
- ウクライナ・カップ:2008, 2011, 2012, 2013
- ウクライナ・スーパーカップ:2008, 2012
- UEFAカップ:2008-09
- マンチェスター・シティFC
- プレミアリーグ : 2013-14, 2017-18, 2018-19, 2020-2021, 2021-2022
- EFLカップ : 2013-14, 2015-16, 2017-18, 2018-19, 2019-20, 2020-21
- FAコミュニティ・シールド : 2018, 2019
- FAカップ : 2018-19
代表
[編集]- U-20ブラジル代表
- ブラジル代表
個人
[編集]- ウクライナ・プレミアリーグ最優秀選手 : 2007-08
- マンチェスター・シティ シーズン最優秀ゴール : 2017-18
- PFA年間ベストイレブン : 2018-19
脚注
[編集]- ^ シティ、フェルナンジーニョ獲得を正式発表 - Goal.com 2013年6月7日
- ^ サッカー=マンC、フェルナンジーニョを獲得 - ロイター通信 2013年6月7日
- ^ フェルナンジーニョの見逃せない“調整力”こそがシティ進撃の要 - footballista 2017年12月11日
- ^ フェルナンジーニョと契約延長のお知らせ - 2018年1月19日 マンチェスターシティ公式ウェブサイト
- ^ マン・Cフェルナンジーニョ、負傷者続出でCBとして出場も「最終ラインはイージーだった」goal 2019年9月19日
- ^ “フェルナンジーニョ、今季終了後のマンC退団を明言「家族と一緒に決めたこと」”. サッカーキング. (2022年4月12日) 2022年4月12日閲覧。
{{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ) - ^ “フェルナンジーニョ、17年ぶりに“古巣”アトレチコ・パラナエンセに復帰「個人的な望みを…」”. Soccer King (2022年6月28日). 2025年11月24日閲覧。
- ^ “マン・Cでプレミアリーグ5度制覇のフェルナンジーニョが現役を引退”. Goal.com (2025年11月21日). 2025年11月24日閲覧。
- ^ a b フェルナンド・ルイス・ローザ - National-Football-Teams.com
- ^ “Fernandinho põe fim a estigma de brasileiros em Manchester e vira ídolo” (ポルトガル語). ge.globo.com. Grupo Globo (2014年2月17日). 2025年11月24日閲覧。
- ^ a b “Fernandinho põe fim a estigma de brasileiros em Manchester e vira ídolo” (ポルトガル語). ge.globo.com (2014年2月17日). 2025年11月24日閲覧。
- ^ a b “Fernando Luiz Roza: A Brief Biography” (英語). Sportskeeda. 2025年11月24日閲覧。
- ^ a b “Fernandinho Retires at 40: The Quiet Architect Behind Manchester City's Premier League Dominance” (英語). AZAT TV (2025年11月21日). 2025年11月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- フェルナンド・ルイス・ローザ - National-Football-Teams.com
- フェルナンド・ルイス・ローザ - Soccerway.com
- フェルナンド・ルイス・ローザ - Soccerbase.comによる選手データ
- フェルナンド・ルイス・ローザ - FootballDatabase.eu
- フェルナンド・ルイス・ローザ - WorldFootball.net
- フェルナンド・ルイス・ローザ - Transfermarkt.comによる選手データ
- フェルナンド・ルイス・ローザ - FIFA主催大会成績
- フェルナンド・ルイス・ローザ - UEFA
- フェルナンド・ルイス・ローザ - ウクライナサッカー連盟
- フェルナンド・ルイス・ローザ - レキップ
- Fernandinho profile at FC Shakhtar Donetsk website.