メルセデス・ベンツ・アレーナ

メルセデス・ベンツ・アレーナ; Mercedes-Benz Arenaj
	; UEFA
施設情報
所在地	ドイツシュトゥットガルト
位置	北緯48度47分32.17秒東経9度13分55.31秒 / 北緯48.7922694度東経9.2320306度座標: 北緯48度47分32.17秒東経9度13分55.31秒 / 北緯48.7922694度東経9.2320306度
起工	1929年
開場	1933年7月23日
修繕	1949年-1951年、1999年-2003年、2004年-2005年
拡張	1993年、2009年-2011年
所有者	Stadion NeckarPark GmbH & Co. KG
運用者	VfB Stuttgart Arena Betriebs GmbH
グラウンド	天然芝
ピッチサイズ	105m × 68m
建設費	235万ライヒスマルク (約32億円)
設計者	ポール・ボナツ（ドイツ語版）; フリードリヒ・ショーラー（ドイツ語版）
ウェブサイト	www.mercedes-benz-arena.de
旧称
	アドルフ・ヒトラー・カンプバーン (1933年-1945年); カンプバーン (1945年-1949年); ネッカーシュタディオン (1949年-1993年); ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオン (1993年-2008年)
使用チーム、大会
	VfBシュトゥットガルト (1933年-); 1974 FIFAワールドカップ; UEFA欧州選手権1988; 2006 FIFAワールドカップ; UEFA EURO 2024
収容人員
	60,441人 (リーグ戦); 54,906人 (国際試合)
アクセス
	シュトゥットガルト・ネッカー駅（英語版）駅より徒歩15分

メルセデス・ベンツ・アレーナ (Mercedes-Benz Arena）は、ドイツ・バーデン＝ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトにある多目的スタジアム。VfBシュトゥットガルトがホームスタジアムとして使用している。

1949年から1993年までの正式名称であるネッカーシュタディオン (Neckerstadion)とも呼ばれ^[1]、1993年の会場以降何度か改修工事を経て現在の収容人数である60,449人に落ち着いている。スタジアムの所有者は、シュトゥットガルト市とVfBシュトゥットガルトが共同保有している企業であるStadion NeckarPark GmbH & Co. KG^[2]。

概要[編集]

1933年に「アドルフ・ヒトラー・カンプバーン」として竣工。当時は陸上トラックのついたスタジアムであり、片持ち梁で屋根を支える構造が取られた国内初のスタジアムであった^[3]。その屋根付きスタンドの収容人数2,500人を含めてスタジアムの収容人数は約40,000人程であった。

第二次世界大戦以降はカンプバーン (Kampfbahn)と呼ばれ、戦後初の国際Aマッチとなったドイツ代表対スイス代表の試合では、立ち見席が許可されていたこともあって10,0500人もの観客を動員した。

1993年から用いられた名称ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオン (Gottlieb-Daimler-Stadion)はシュトゥットガルトに本社を置く自動車メーカーダイムラーの創始者ゴットリープ・ダイムラーに因むが、ダイムラーが命名権を取得したことで同社のブランドであるメルセデス・ベンツの名が冠せられ、2008年3月のVfBシュトゥットガルトとアーセナルFCとの親善試合から使用を開始した^[4]。

2006 FIFAワールドカップ終了後の2006年7月、スタジアムをサッカー専用スタジアムへと改築する改修計画が公表され、2009年7月に工事が着工。総工費約7,000万ユーロと見積もられた大規模な改修は2011年に竣工し、屋根やスタンドの一新、陸上トラックの撤去などが行われた^[5]。

2017年9月、UEFA EURO 2024の会場の一つに決定した。5年後の2022年から総額9,700万ユーロを投じてメインスタンドの改築や施設内のインフラ、バリアフリー化などの工事がスタートし、大会開幕前に全工程が終了する予定である^[6]。

開催された主な大会・イベント[編集]

1974 FIFAワールドカップ

日付	チーム#1	結果	チーム#2	ラウンド
1974年6月15日	ポーランド	3-2	アルゼンチン	グループ4
1974年6月19日	アルゼンチン	1-1	イタリア
1974年6月23日	ポーランド	2-1	イタリア
1974年6月26日	スウェーデン	0-1	ポーランド	グループB

UEFA欧州選手権1988

日付	チーム#1	結果	チーム#2	ラウンド
1988年6月12日	イングランド	0-1	アイルランド	グループ2
1988年6月22日	ソビエト連邦	2-0	イタリア	準決勝

2006 FIFAワールドカップ

日付	チーム#1	結果	チーム#2	ラウンド
2006年6月13日	フランス	0-0	スイス	グループG
2006年6月16日	オランダ	2-1	コートジボワール	グループC
2006年6月19日	スペイン	3-1	チュニジア	グループH
2006年6月22日	クロアチア	2-2	オーストラリア	グループF
2006年6月25日	イングランド	1-0	エクアドル	ラウンド16
2006年7月8日	ドイツ	3-1	ポルトガル	3位決定戦

国際Aマッチ

ドイツ代表の国際Aマッチについてはde:Mercedes-Benz Arena (Stuttgart)#Spiele der deutschen Fußballnationalmannschaftを参照。

ギャラリー[編集]

2022年の空撮
2009年の空撮
2002年の外観
2011年の外観
2005年の内観
2006年の内観
2011年の内観
2012年の内観

2006年に撮影されたパノラマ

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ “Finanzierung: Schöne Stadien braucht das Land.” (ドイツ語). badische-zeitung.de (2010年9月22日). 2023年4月22日閲覧。
^ “Neues Stadion braucht Nachschlag” (ドイツ語). Sttutgarter Nachrichten (2012年7月10日). 2023年4月22日閲覧。
^ “Die neue Adolf-Hitler-Kampfbahn in Stuttgart.”. 2023年4月22日閲覧。
^ “Friendly against VfB Stuttgart announced”. Arsenal.com (2008年3月31日). 2015年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月25日閲覧。
^ “Umbau 2009-2011” (ドイツ語). VfB Sttugart. 2023年4月22日閲覧。
^ “Stuttgart: 97 Millionen Euro für Stadion-Modernisierung bewilligt.” (ドイツ語). kicker.de (2022年3月9日). 2023年4月22日閲覧。

外部リンク[編集]

公式ウェブサイト（ドイツ語）

先代国立競技場（日本・東京）	世界陸上競技選手権大会会場 1993年	次代ウッレヴィ（スウェーデン・イェーテボリ）

[1] “Finanzierung: Schöne Stadien braucht das Land.” (ドイツ語). badische-zeitung.de (2010年9月22日). 2023年4月22日閲覧。

[2] “Neues Stadion braucht Nachschlag” (ドイツ語). Sttutgarter Nachrichten (2012年7月10日). 2023年4月22日閲覧。

[3] “Die neue Adolf-Hitler-Kampfbahn in Stuttgart.”. 2023年4月22日閲覧。

[4] “Friendly against VfB Stuttgart announced”. Arsenal.com (2008年3月31日). 2015年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月25日閲覧。

[5] “Umbau 2009-2011” (ドイツ語). VfB Sttugart. 2023年4月22日閲覧。

[6] “Stuttgart: 97 Millionen Euro für Stadion-Modernisierung bewilligt.” (ドイツ語). kicker.de (2022年3月9日). 2023年4月22日閲覧。

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