エル・ムンド (スペイン)

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エル・ムンド
種別 日刊紙
判型 タブロイド
所有者 ウニダ・エディトリアル社
編集者 カシミーロ・ガルシア=アバディーニョ[1]
設立 1989年10月23日
政治的傾向 リベラル中道右派 [2]
言語 スペイン語
本社所在地 マドリード
発行数 266,294部/日[3]
ウェブサイト www.elmundo.es

エル・ムンド(スペイン語: El Mundo)は、スペインで発行されている日刊紙(一般紙)。紙名は「世界」を意味する。正式名称はEl Mundo del Siglo Veintiunoであり、「21世紀の世界」を意味する。スペインではエル・パイスに次いで2番目に発行部数が多く、2011年には印刷媒体で266,294部/日が発行された[4]マドリードに本社を置いている。

紙面[編集]

アンダルシア州バレンシア州カスティーリャ・イ・レオン州バレアレス諸島ビルバオなどの地域では異なる版を発行している。エル・パイスABCとともに記録の新聞英語版と呼ばれる新聞のひとつである[5]。オンライン版の読者数はスペイン最多であり、2009年には月間2,400万人がオンライン版にアクセスした。オンライン版の多くはラテンアメリカの読者であり、オンライン版はアメリカ大陸版を有している[4]

歴史[編集]

創設者のひとりであるペドロ・J・ラミーレス

1989年10月23日に創刊された。創設者のひとりであるペドロ・J・ラミーレスは民主化への移行期にジャーナリストとして飛躍した人物であり、2014年まで編集長を務めた[1]。その他の創設者にはアルフォンソ・デ・サラス、バルビーノ・フラガ、フアン・ゴンサーレスなどがおり、いずれもディアリオ16(日刊紙)を発行するグルーポ16社を背景に持つ。エル・ムンド、マルカ(スポーツ紙)、エスパンシオン英語版(経済紙)はいずれもイタリアの出版企業であるRCSメディアグループの傘下にあり、スペインのウニダ・エディトリアル社に権限を委譲されている。アルフォンソ・デ・サラス、フアン・ゴンサーレス、グレゴリオ・ペーナは2006年にエル・エコノミスタ英語版(経済紙)を創刊した[6]

政治的影響[編集]

エル・ムンドはリベラル中道右派であるとされる[2]。エル・ムンドは数多くのスキャンダルを暴くのに重要な役割を果たしており、その中にはグアルディア・シビルの司令官によって行われた横領事件、スペイン銀行総裁によって行われたインサイダー取引や税金詐欺、国民党に対するヤミ献金疑惑のバルセナス事件英語版 [7]などがある[8]フェリペ・ゴンサレス首相に率いられたスペイン社会労働党反テロリスト解放グループ(GAL)とのつながりを明らかにしたのもエル・ムンドの調査報道であり、この報道は1996年のスペイン総選挙で社会労働党が敗北する要因となった。

2004年3月11日のマドリード列車爆破事件後、エル・ムンド、ラ・ラソンの両新聞、地域テレビチャンネルのテレマドリード、ラジオ局のカデーナCOPEは、スペインの司法が爆破事件について下した裁定に矛盾が含まれていたと主張した。エル・パイスABCの両新聞、ラジオ局のカデーナSERなどはこの問題に関して巧みな世論操作を行ったとしてエル・ムンドなどのメディアを非難した。今日においても爆破事件と司法捜査の結果はスペインで議論の対象となっている[9]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Minder, Raphael (2014年2月). “Founding Editor Is Dismissed as Head of El Mundo”. ニューヨーク・タイムズ. 2014年4月7日閲覧。
  2. ^ a b Abend, Lisa (2008年10月17日). “At Last, Spain Faces Up to Franco's Guilt”. タイム. http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1851334,00.html 2008年10月22日閲覧。 
  3. ^ “Oficina de Justificación de la Difusión”. OJD. http://www.ojd.es/OJD/Portal/diarios_ojd/_4DOSpuiQo1Y_FOivPcLIIA 2014年11月4日閲覧。 [リンク切れ]
  4. ^ a b elmundo.es launches Americas edition”. Editors Weblog (2009年10月27日). 2013年9月6日閲覧。
  5. ^ Spain: Media and publishing”. ブリタニカ百科事典. 2013年9月6日閲覧。
  6. ^ El Economista”. Presseurope. 2013年10月6日閲覧。
  7. ^ 国民党が未申告の隠し口座や帳簿を保有し、建設業者などから党幹部に対して日常的にヤミ献金が行われていたとする疑惑。国民党の財務担当者であり2009年に収賄で起訴されたルイス・バルセナス上院議員に由来する。事件後に国民党の支持率やマリアーノ・ラホイ首相の支持率は急落した。
  8. ^ Peter Preston (2014年). “All hail Pedro J Ramírez, Spain's crown prince of muckraking”. オブザーバー. 2014年5月4日閲覧。
  9. ^ “The PSOE attributes the words of Arenas on the 11-M to “Aznar has become””. オリジナルの2011年7月13日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20110713180745/http://en.lacerca.com/news/espana/psoe_attributes_words_arenas_11_aznar-75296-1.html 

外部リンク[編集]