グラストンベリー・フェスティバル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
フェスティバルの会場

グラストンベリー・フェスティバルGlastonbury Festival)は、イングランド・ピルトンで1970年から行われている大規模野外ロック・フェスティバル。正式名称はGlastonbury Festival of Contemporary Performing Artsだが、一般的にはGlastonbury Festivalと簡略化されている。コンテンポラリーミュージックだけでなく、サーカス演劇ジャズダンスレゲエサウンドシステムと、さらには映画上映までされている。現在行われている、世界最大規模のロック・フェスティバルである。2005年には、フェスティバルの会場は900エーカー(約3.6 km²)になり、385のライブが行われ15万人の観客が来場し、2007年には700を超えるライブが80を超えるステージで行われ18万人が来場した。 会場は広大な農場であるため、踏み荒らされた牧草の保護のために不定期ではあるが、およそ5、6年の間隔で休催年を設けている(近年は2006年度・2012年度の開催なし)。

会場位置[編集]

フェスティバルはイングランドの南西にある小さな村であるピルトンと6マイル東のにある町、グラストンベリーの間に存在するWorthy Farmで行われている。近辺には、グラストンベリー・トーとよばれる小高い丘がある。この地域は、多くの神話的・霊的な伝統を持っており、ニューエイジ・ムーブメントや考古学の分野では興味深い場所である。いくつかのレイラインが丘に集まっていると考えられている。また丘は、古来よりアーサー王らが眠るアヴァロン島の場所とも考えられている。

組織[編集]

フェスティバルを構成する組織は、地元の農業者と土地のオーナーであるマイケル・イービスから成っており、フェスティバル初期から変わらない。マイケルは彼の妻ジーンが1999年に亡くなるまで2人でフェスティバルを運営し現在は娘のエミリー・イービスがマイケルの補助にあたっている。

2008年・ジェイ・Zのヘッドライナー出演を巡る騒動[編集]

オアシスノエル・ギャラガーは2008年、不振が続いていたチケットセールスに関して、ヘッドライナーに抜擢されたジェイ・Zに言及し、「“壊れていないものは修理するな”だ。(主催者が同フェスの長年の伝統を)壊してこれまでと違うことをし始めるのなら、観衆はみんな行かなくなるだろう。悪いが、ジェイ・Zだって? あり得ない。」「グラストンベリーはギター・ミュージックという伝統がある。」「俺は、グラストンベリーにヒップホップは求めていない。間違っている。」と、ジェイ・Zのヘッドライナー出演に苦言を呈し、ロックの聖地と考えられている同フェスの路線変更を嘆いた。

ノエルのこの発言によって方々で議論が巻き起こる中、主催者のイービス親子は、「どうして、彼(ノエル)が口出してくるんだ?失望したね。彼は(グラストンベリーは)ギター・バンドの場だって言ったけど、その通り、たくさんのギター・バンドがプレイすることになっている」と反論し、コールドプレイクリス・マーティンは「彼は世界1のラッパー。(ジェイ・Z抜擢の)この騒ぎにはちょっと恥ずかしいとさえ思っているよ」とジェイ・Zを擁護するコメントを発した。

渦中のジェイ・Z本人は、この時代、そういった(ロックヒップホップに)境界線があるほうがおかしいとする持論を展開。「音楽を分類したがる奴らもいる。でも、いまの若者は音楽をそういう風に聴いていないだろ。俺はどんなタイプのものでも聴く。そうであるべきだと思っている。それが今の世界だ。いろんなカルチャーがミックスされているべきだ。(分けるとしたら)いい音楽か、悪い音楽かってだけだ。」そして「新しいものを受け入れないで、どうやって発展していくってんだ?全くもって古い考え方だ。世の中の動きについていっていない。(批判されて)ほんと驚いた」と反論した。

当のノエル・ギャラガー本人は、この騒動に関し「そもそもチケットセールスに関して意見を求められ、自分の考えを話しただけだ」「レコードに関して言えばジェイ・Zは気に入っている。それが俺の意見だ。もし俺の発言が人を傷つけると言うなら、もう質問なんかするな」と話し、マスコミの大げさな報道を批判した。

ジェイ・Zは当日、BBCのテレビ番組にて、ジェイ・Z批判を行っているノエルのインタビュー映像をビッグ・スクリーンに映し出し、ショーはスタート。ギターを抱えてステージに登場するや、こともあろうにオアシスの「Wonderwall」をカヴァーし、そのまま、AC/DCのギターリフをサンプリングした自身の楽曲「99 Problems」になだれ込むパフォーマンスを行った。

しかしながら、完売が続いていた近年にあってチケット・セールスは数百枚売れ残る程になり、その原因を同フェスの路線変更に求める声は当初は少なくなかったが、翌年からはチケット発売を前倒ししてのセールス展開を試み成功を収めている。

これらの動きに関して、カサビアンのトム・ミーガンは「ジェイ・Zのパフォーマンスは最高に素晴らしかった。奴はスゴい。今年のグラストが売り上げともども不評だった問題は、全体的なラインナップの迫力不足が原因だろよ。俺達も出演してなかったしな」とコメント。トラヴィスのダギー・ペインも「彼のパフォーマンスを実際に観たけど、すごく良かった。ノエルとは友達だけど、さすがにあれは失言だったね。間違いだよ」と話した。また、彼がライヴで披露した「99 Problems」が、旧譜でありながら翌日からのUKシングルチャートに復活し、大きなリバイバル・ヒットを記録した。

主な出演者[編集]

  • 一番上に表記されているバンド名が、ヘッドライナー(ピラミッド・ステージ)である。以下、他のステージの出演者も含む。

2014年[編集]

1日目 2日目 3日目

2013年[編集]

1日目 2日目 3日目

2011年[編集]

1日目 2日目 3日目

2010年[編集]

1日目 2日目 3日目

2009年[編集]

1日目 2日目 3日目

2008年[編集]

1日目 2日目 3日目

2007年[編集]

1日目 2日目 3日目

2005年[編集]

1日目 2日目 3日目

2004年[編集]

1日目 2日目 3日目

2003年[編集]

1日目 2日目 3日目

2002年[編集]

1日目 2日目 3日目

2000年[編集]

1日目 2日目 3日目

1999年[編集]

1日目 2日目 3日目

1998年[編集]

1日目 2日目 3日目

1997年[編集]

1日目 2日目 3日目

1995年[編集]

1日目 2日目 3日目

1994年[編集]

1日目 2日目 3日目

1993年[編集]

1992年[編集]

1日目 2日目 3日目

1990年[編集]

1989年[編集]

1987年[編集]

1986年[編集]

1985年[編集]

1984年[編集]

1983年[編集]

1982年[編集]

1981年[編集]

1979年[編集]

1978年[編集]

不詳

1971年[編集]

1970年[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 所属メンバーのうち数人が集結したスペシャル編成

外部リンク[編集]