メアリー・J. ブライジ

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メアリー・J. ブライジ
メアリー・J・ブライジ(2003年9月4日)
メアリー・J・ブライジ(2003年9月4日)
基本情報
出生名 Mary Jane Blige
別名 Brook Lynn、クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル、MJB
出生 1971年1月11日(43歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークブロンクス区
ジャンル ソウルヒップホップ・ソウルR&B
職業 歌手ソングライターラッパー音楽プロデューサー女優
担当楽器 ラップ
活動期間 1989年 - 現在
レーベル Matriarch、ゲフィンMCAアップタウン
公式サイト www.mjblige.com

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メアリー・J. ブライジ(Mary Jane Blige、1971年1月11日 - )は、アメリカ合衆国女性R&B歌手。クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルと称される。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第100位[1]

Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第78位[2]

来歴[編集]

ジャズミュージシャンの父トーマスと学校教師の母コラの間に生まれる。メアリーが4歳のときに両親は離婚し、母と姉と三人で暮らす。7歳の頃から教会聖歌隊で歌い始め、母の影響でオーティス・レディンググラディス・ナイトアル・グリーンなどの60年代-70年代ソウルを聞いて育つ。高校のタレント・ショウでは歌も披露していたが、気晴らしのために麻薬を使用したりして、結局落第する。地方のショッピング・モールの録音ブースでアニタ・ベイカーの1986年のヒット・ナンバー「コート・アップ・イン・ザ・ラプチャー」を歌ったデモ・テープを、継父が当時のアップタウン・レコードの社長だったアンドレ・ハレルに渡し、アップタウン・レコード社にとって最年少で初の女性アーティスト契約を結ぶことになる。1990年ファーザーMCの「I'll Do For You」にフィーチャリング参加した後、映画『Strictly Business』のサウンドトラック収録曲、「You Remind Me」でソロデビューする。

音楽活動[編集]

1991年-1994年:ホワッツ・ザ・411?[編集]

ショーン・パフィ・コムズ(現ディディ)のサポートで、1992年のデビュー・アルバム『ホワッツ・ザ・411?』をリリース。同アルバムからの1作目のシングル「リアル・ラヴ」は、「トップ・ビリン」をサンプリングしたもので、全米ナンバー1を記録する大ヒットとなる。その後も「レミニス」、「ラヴ・ノー・リミット」と立て続けにヒットを飛ばし、アルバムは見事にダブル・プラチナを獲得、そのR&Bヒップホップを融合させたスタイルから「クイーン・オブ・ヒップ・ホップ・ソウル」と称されるようになった。翌年、本作のリミックス・アルバム『ホワッツ・ザ・411? リミックス』をリリース。

1994年-1996年:マイ・ライフ[編集]

1994年には2作目のスタジオ・アルバム『マイ・ライフ』を発表。アレサ・フランクリンと比較されるほどの存在感を放ち、このアルバムもプラチナムを記録した。この時メアリーは初めてワールド・ツアーを敢行、訪日も果たした。「アイム・ゴーイン・ダウン」はローズ・ロイスのカバーで、この曲でメアリーは高い歌唱力を実証することになる。1stシングル「ビー・ハッピー」は、デビュー作から本作も関わっているショーン・パフィ・コムズのプロデュース。1996年には、グラミー賞(ベスト・ラップ・ソング)を受賞。

1997年-1998年:シェア・マイ・ワールド[編集]

1997年、プロデューサー陣にベイビーフェイスジャム&ルイスR・ケリーエムトゥーメ、ロドニー・ジャーキンスといったそうそうたる面々を迎えた、3作目のスタジオ・アルバム『シェア・マイ・ワールド』をリリース。ジョージ・ベンソン客演した「セヴン・デイズ」、R・ケリーとのデュエット「イッツ・オン」、映画『ため息つかせて』の挿入歌になった「ノット・ゴナ・クライ」などが収録されている。日本盤のボーナス・トラック「ナチュラル・ウーマン」は、「クイーン・オブ・ソウル」と称された1967年アレサ・フランクリンのカヴァー。アルバムはアメリカ国内だけで300万枚を超えるセールスを記録、最大のヒットアルバムとなった。この時の全米ツアーの模様を収録した初ライヴ・アルバム『ザ・ツアー』では、「Misty Blue」などの未発表曲も発表した。

1999年-2000年:メアリー[編集]

1999年夏に、4作目のスタジオ・アルバム『メアリー』をリリース。アルバムからのファースト・シングル「オール・ザット・アイ・キャン・セイ」ではローリン・ヒルがプロデュース、バッキング・ヴォーカルでも参加しているほか、「ディープ・インサイド」、「ギヴ・ミー・ユー」、「ユア・チャイルド」が立て続けにヒット。アレサ・フランクリンや元恋人K-Ci Hailey、エルトン・ジョンとのデュエット曲も収録されている。プロデューサーにベイビーフェイスが参加しているが、大半の楽曲にメアリー自身が作曲、プロデュースで関わっている。

2000年に発売された日本独自企画のコンピレーション・アルバムであるバラード・アルバム『バラッズ』には、スティーヴィー・ワンダーの「オーヴァージョイド」を収録。このカバーは友人であるマイケル・ジョーダンの企画・仲介で実現した。コンサートツアーやユニセフのチャリティー・コンサート参加など、多忙を極める中、Soul Train "Lady of Soul" AwardでR&B/Soul Album of the Year, Solo(「Mary」)とR&B/Soul or Rap Song of the Year(「オール・ザット・アイ・キャン・セイ」)の2冠に輝く。

2001年-2002年:ノー・モア・ドラマ[編集]

2001年6月、第1回BET AWARDでBest Female R&B Artistに選ばれるなど、確固とした地位を確立する。同時期に、映画やドラマなど女優にも挑戦。同年8月、5作目のスタジオ・アルバム『ノー・モア・ドラマ』をリリース。初登場2位を記録した。ドクター・ドレープロデュースのアルバムからの1作目のシングル「ファミリー・アフェアー」は6週連続全米ビルボードチャート1位という大ヒットを記録。アルバムは全世界で260万枚を売り上げ、グラミー賞2部門ノミネートや2年連続でNFLスーパーボウルでのパフォーマンスを行った。

2003年-2004年:ラヴ & ライフ[編集]

1作目のスタジオ・アルバムで大成功を収めた際のプロデューサー、P・ディディ(ショーン・パフィ・コムズ)とのコンビ復活によるニュー・アルバム制作のニュースが2003年に届き、春には大ヒット中だった50セントの「イン・ダ・クラブ」をサンプリングしたプロモーショントラック「フックト」が注目される。しばらく時間をあけて発表された新曲「ラヴ@ファースト・サイト」では、過去にコラボレート作でグラミーを受賞したメソッド・マンをフィーチャー。

同年6作目のスタジオ・アルバム『ラヴ & ライフ』をリリース。アルバムはプラチナを獲得するもセールスは伸びず、最も商業的には失敗した。評論家もファンも一貫性の不足を批判した。 また、メアリーは2000年から交際を始めていたマーチン・ケンドゥ・アイザックスと2003年12月7日に結婚。 その結果、現在メアリーはマーチンの連れ子である3人の幼い子供の継母になった。

2005年-現在:ザ・ブレイクスルー、グロウイング・ペインズ[編集]

『ザ・ブレイクスルー』と題せられた7作目のスタジオ・アルバムを2005年末にリリース。アルバムからのリードシングル「ビー・ウィザウト・ユー」は総合シングルチャートBillboard Hot 100で最高位3位、Hot R&B/Hip-Hop Songsチャートでは15週連続で1位を記録する大ヒットとなった。アルバムはR&BアルバムとビルボードTop200アルバムチャートともに一位でデビューし、発売1週間で驚異的な72万7000枚を販売した。アルバムでは1991年U2のヒット曲、「ワン」のカバーをボノとともにデュエットしている。 リリース以来、アルバムは米国内で300万枚以上を販売。

2006年末には、ジョン・レジェンドとのデュエットなど新曲3曲を含む初のグレイテスト・ヒッツ『リフレクションズ〜ア・レトロスペクティブ』を発売。2007年2月開催のグラミー賞で『ザ・ブレイクスルー』に対し最多8部門でノミネートされ、3部門で受賞した。[3]

同年12月には、8作目のスタジオ・アルバム『グロウイング・ペインズ』を発売。発売1週目は62万9000枚を売り上げるも2位に終わるが、翌週には第1位を獲得した。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

  • ホワッツ・ザ・411? - What's The 411 (1992年)
  • ホワッツ・ザ・411? リミックス - What's The 411? Remix (1993年)
  • マイ・ライフ - My Life (1994年)
  • シェア・マイ・ワールド - Share My World (1997年)
  • ツアー - The Tour (1998年)
  • メアリー - Mary (1999年)
  • バラッズ - Ballads (2000年)
  • ノー・モア・ドラマ - No More Drama (2001年)
  • ラヴ & ライフ - Love & Life (2003年)
  • ザ・ブレイクスルー - The Breakthrough (2005年)
  • リフレクションズ 〜ア・レトロスペクティブ - Reflections (2006年)
  • グロウイング・ペインズ - Growing Pains(2007年)
  • ストロンガー・ウィズ・イーチ・ティア - Stronger With Each Tear(2009年)
  • マイ・ライフII...ザ・ジャーニー・コンティニューズ(アクト1)- My Life II... The Journey Continues (Act 1)(2011年)
  • ア・メアリー・クリスマス - A Mary Christmas(2013年)

脚注[編集]

  1. ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Mary J.Blige”. 2013年5月26日閲覧。
  2. ^ Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
  3. ^ メアリー・J. ブライジ:バイオグラフィー”. ユニバーサル・ミュージック・ジャパン. 2008年9月23日閲覧。

外部リンク[編集]