Xファクター (テレビ番組)

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The X Factor
ジャンル 双方向リアリティタレント番組
放送時間 放送内容によって異なる
放送期間 2004年9月~放送中(296 (2013年12月15日 (2013-12-15)現在)回)
放送国 イギリスの旗 イギリス
制作局 ITV
企画 サイモン・コーウェル
プロデューサー トークバック・テムズ
フリーマントルメディア
SYCOtv
出演者 ダーモット・オリアリー
サイモン・コーウェル
ルイ・ウォルシュ
シェリル・コール
外部リンク ITV.com
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The X Factor(日本語題:Xファクター)はITV2004年9月から放送中のリアリティ音楽オーディション番組。イギリスでは人気が非常に高く、ファイナルでは2,000万人が視聴して視聴率60%越えを記録した年もあった。輩出したアーティストはレオナ・ルイスワン・ダイレクションなど。過去の優勝者たちは、スティーブ・ブルックステインシェイン・ワードレオナ・ルイスリオン・ジャクソンアレクサンドラ・バークジョー・マケルダリーマット・カードルリトル・ミックスジェームズ・アーサーサム・ベイリー。番組出身アーティストによって3,000万枚のシングル、1,800万枚のアルバムを売り上げている。また36枚のアルバムがトップ10入りを果たし、33枚のシングルがNO.1に輝いている。なおタイトルの「The X Factor」は、日本語版では「未知の才能」と訳されている。

番組開始までの経緯[編集]

他国でアイドルシリーズが成功する中、本家のポップ・アイドルが打ち切りになったため、その後番組としてITVとフリーマントルメディアは、まったく新しい新感覚オーディション番組を企画した。

番組の流れ[編集]

シリーズ10現在の番組は次の流れに沿っている。

  • ステージ1:プロデューサーによるオーディション(イギリス全土で行われ、テレビで放送されることはない)
  • ステージ2:審査員によるオーディション (ルーム)
  • ステージ3:審査員によるオーディション (アリーナ)
  • ステージ4:ブートキャンプ
  • ステージ5:審査員の自宅訪問(という名だが本当の自宅ではなく、この為に借りられる)
  • ステージ6:ライブパフォーマンス (通常はロンドン市内のファウンテン・スタジオにて。ファイナルはウィンバリー・アリーナにて1万人の観客の前でパフォーマンスを行う。)

それぞれの審査で次に進めるのは、ステージ1~4で200人(組)、ステージ5で24人(組)、ステージ5で12人(組)となっている。ステージ6では毎週の放送で1人(組)ずつ審査員たちと一般投票により失格者が決められ、放送翌日にその結果が発表される。

またステージ6が各シリーズ全体の半分強を占めており、この番組のメインとされている。ここまで残った参加者はファイナリストと呼ばれ、3人(組)ずつBoys(16歳から25歳までの男性)Girls(16歳から25歳までの女性)Over 25s(25歳以上)Groups(グループ)に振り分けられ、それぞれに各審査員が一人ずつ付いてメンターとして助言を与えていく。メンターはそれぞれが持つ人脈を活用し、ファイナリストたちにプロの世界を体験させたりしていく。その為ファイナリストたちの戦いに加え、審査員同士の戦いも見所の一つである。

以前のシリーズではBoysとGirlsの区別がない16-24sや、28歳以上のOver 28sという分け方もあった。

なおこの番組の原型となったポップアイドルでは若い男女の個人参加のみだったが、Xファクターでは年齢の上限が撤廃され「16歳以上」のカテゴリーができた。また個人だけでなく、グループでの参加が可能になった。

出演者[編集]

総合司会のダーモット・オリアリー

2004年、総合司会者がケイト・ソーントン、審査員がサイモン・コーウェルシャロン・オズボーンルイ・ウォルシュで番組がスタートする。

2007年、総合司会者がケイト・ソーントンからダーモット・オリアリーに変わり、現在に至る。同年シリーズ4では当初、ルイ・ウォルシュの降板が決まり、ダニー・ミノーグブライアン・フリードマンが審査員に就任した。しかし、数回のオーディションでブライアン・フリードマンが審査員を降板してクリエイティブ・ディレクターになったため、ルイ・ウォルシュは審査員として復帰し、現在に至る。ちなみに2013年現在、放送開始以来全10シーズン出演しているのはこのルイ・ウォルシュのみである。またシーズン4で共演したシャロン・オズボーンダニー・ミノーグの仲が上手くいかず、結果としてシャロン・オズボーンがシリーズ4をもって審査員を降板することになってしまった。

2008年、降板したシャロン・オズボーンの後任として人気ガールズバンドガールズ・アラウドのメンバー、シェリル・コールが加わる。

2011年、シリーズ1から審査員長を務めてきたサイモン・コーウェルが、同年FOXで放送開始の米国版Xファクターの審査員に専念するため、同じく米国版Xファクターに出演が決定していたシェリル・コールと一緒に降板した。さらに、オーストラリアズ・ゴット・タレントの審査員も務めていたダニー・ミノーグの降板も重なり、2011年のシリーズ8からルイ・ウォルシュ以外すべて審査員を一新した。テイク・ザットのメンバーでシンガーソングライターのゲイリー・バーロウが新しく審査員長に就任し、デスティニーズ・チャイルドのメンバーのケリー・ローランドN・ダブズトゥリサ・コントスタヴロスが就任した。

2012年、ケリー・ローランドがわずか1シーズンで降板し、4人目の審査員が決定しないままオーディションがスタートしてしまった。多数のゲスト審査員を迎えたのち、元プッシーキャット・ドールズのメンバーの歌手ニコール・シャージンガーに決定した。

2013年、トゥリサ・コントスタヴロスが降板になり、シリーズ10にシャロン・オズボーンが審査員として復帰している。同シリーズ中、シャロン・オズボーンゲイリー・バーロウは正式に降板を発表した。

2014年、2011年以来アメリカ版の審査員を務めていたサイモン・コーウェルがシリーズ11に審査員復帰することが正式に発表された。またそれに伴い、放送開始以来3シーズンとも目立った成功を収めなかったアメリカ版が放送局のFOXより放送打ち切りの発表がされた。2012年から2シーズン出演してきたニコール・シャージンガーは自身の音楽に集中するため番組を降板することが発表された。2人目の審査員としてシェリル・コールの復帰が発表された。

エクストラ・ファクター(The Xtra Factor)[編集]

Xファクター放送後にITV2で放送される姉妹番組。オーディションなどの舞台裏を放送したり、審査員たちに視聴者からの質問を投げかけたりする内容である。

本編がステージ5に入るとファイナリストたちの日常をカメラが追う内容も増えていく。

歴代シーズン[編集]

以下のルールで色分けがされている。

    "Boys" の参加者・メンター
    "Girls" の参加者・メンター
    "16-24s" の参加者・メンター
    "Over 25s" または "Over 28s" の参加者・メンター
    "Groups" の参加者・メンター

シリーズ 初回 最終回 優勝 準優勝 3位 優勝者の
メンター
司会 スポンサー 審査員 ゲスト審査員
1 2004年9月4日 2004年12月11日 スティーブ・ブルックスタイン G4 タビー・キャラハン サイモン・コーウェル ケイト・ソーントン ノキア[1] サイモン・コーウェル
シャロン・オズボーン
ルイ・ウォルシュ
N/A
2 2005年8月20日 2005年12月17日 シェイン・ワード アンディ・エイブラハム ジャーニー・サウス ルイ・ウォルシュ
3 2006年8月19日 2006年12月16日 レオナ・ルイス レイ・クイン ベン・ミルズ サイモン・コーウェル ポーラ・アブドゥル
 (ロンドンでのオーディション)
4 2007年8月18日 2007年12月15日 レオン・ジャクソン リディアン セイム・ディファレンス ダニー・ミノーグ ダーモット・オリアリー The Carphone Warehouse サイモン・コーウェル
シャロン・オズボーン
ルイ・ウォルシュ
ダニー・ミノーグ
ブライアン・フリードマン
 (ロンドンでのオーディション、本来は正式に審査員になる予定であった)
5 2008年8月16日 2008年12月13日 アレクサンドラ・バーク JLS オーウェン・クウィッグ シェリル・コール サイモン・コーウェル
ルイ・ウォルシュ
ダニー・ミノーグ
シェリル・コール
N/A
6 2009年8月22日 2009年12月13日 ジョー・マケルダリー オリー・マーズ ステイシー・ソロモン シェリル・コール TalkTalk[2]
7 2010年8月21日 2010年12月12日[3] マット・カードル レベッカ・ファーガソン ワン・ダイレクション ダニー・ミノーグ ジェリ・ハリウェル
 (グラスゴーでのオーディション)
ナタリー・インブルーリア
 (バーミンガムでのオーディション)
ケイティ・ペリー
 (ダブリンでのオーディション)
ピクシー・ロット
 (カーディフでのオーディション)
ニコール・シャージンガー
 (マンチェスターでのオーディション、ブートキャンプ)
8 2011年8月20日 [4] 2011年12月11日 [5] リトル・ミックス マーカス・コリンズ アメリア・リリー トゥリサ・コントスタヴロス ルイ・ウォルシュ
ゲイリー・バーロウ
トゥリサ・コントスタヴロス
ケリー・ローランド
アレクサンドラ・バーク
 (ステージ5の四週目)
9 2012年8月18日 2012年12月9日 ジェームス・アーサー ジャメイン・ダグラス クリストファー・マロニー ニコール・シャージンガー ルイ・ウォルシュ
ゲイリー・バーロウ
トゥリサ・コントスタヴロス
ニコール・シャージンガー
ジェリ・ハリウェル
 (リバプールでのオーディション)
レオナ・ルイス
リタ・オラ
ニコール・シャージンガー
 (ロンドンでのオーディション)
メラニー・ブラウン
 (マンチェスターでのオーディション)
アナスタシア
 (グラスゴーでのオーディション)
10 2013年8月31日 2013年12月15日 サム・バイリー ニコラス・マクドナルド ルーク・フレンド シャロン・オズボーン ルイ・ウォルシュ
シャロン・オズボーン
ゲイリー・バーロウ
ニコール・シャージンガー
N/A
11 2014 2014 TBC TBC TBC TBC TBC TBC サイモン・コーウェル
ルイ・ウォルシュ
シェリル・コール
TBA

優勝者以外の成功した番組出身者[編集]

(順位順)

G4やリディアン・ロバーツ、JLSやワン・ダイレクションは各シーズンの優勝者以上のレコードセールスを記録している。

海外展開[編集]

英国以外にも同番組のフォーマットを利用した番組が放送されている。ポーランド[6][7]、オーストラリア、ベルギー、コロンビア、チェコ、デンマーク、ギリシャ、アイスランド、イタリア、オランダ、スペイン、フランス、ノルウェーなどが制作されている。

国際的に大成功を収めていて、番組出身アーティストのCD売り上げ総数は15億枚にものぼり、130枚のNO.1シングル、350枚のトップ10入りアルバムといった脅威的な数字を記録している。

アメリカ版[編集]

イギリスでの成功を受け、サイモン・コーウェルは2011年に番組をアメリカ上陸させ、FOXで放送がスタートさせた。放送開始前からアメリカン・アイドル降板以来のサイモン・コーウェルのアメリカテレビ復帰、同じく元アメリカン・アイドル審査員で名物コンビとなっていたポーラ・アブドゥルとの共演が決定していたため注目が集まった。

総合司会がイギリス人の元モデルスティーブ・ジョーンズと人気歌手で元プッシーキャット・ドールズメンバーのニコール・シャージンガーの2人、審査員がサイモン・コーウェルポーラ・アブドゥル、イギリス人気歌手でガールズ・アラウドメンバー、またイギリス版The X Factorの審査員も務めたシェリル・コール、グラミー受賞経験がある一流プロデューサーで、エピック・レコード社長のL.A. リードの4人で番組がスタート。しかし、収録開始からわずか数週間で審査員の1人、シェリル・コールの降板が発表された。理由は明確には発表されなかったが、のちに裁判に発展し、2013年にやっと和解している。シェリル・コールの後任として、当初司会だったニコール・シャージンガーが務め、総合司会はスティーブ・ジョーンズ単独となった。

放送が開始され、当初は2000万人の視聴者が見込まれていたが、大幅に下回ってしまった。その理由として、すでにアメリカで大成功していた元祖オーディション番組アメリカン・アイドルと番組のフォーマットが似ていたことや、一足先に放送を開始して、人気を集めていたオランダからのオーディション番組ザ・ヴォイスに比べて新鮮味がなかったことが挙げられている。

日本での展開[編集]

アメリカ版は「Xファクター」として2011年の第1シーズンから放送している(第1シーズンはFOX bs238、第2シーズン以降はFOXチャンネル アメリカでの放送から約10日遅れ)。

また、2013年10月から2014年3月まで、日本版「X FACTOR OKINAWA JAPAN」を放送した。審査員はKaz Utsunomiya仲宗根梨乃松尾潔の3名。歌に加え、ダンスでも参加することができた。ベスト9が揃う本戦のライブショーからの司会はジョン・カビラ渡辺直美の2名。Syco所属のアーティストもゲスト出演。X FACTOR OKINAWA JAPAN製作委員会が制作し、沖縄テレビが放送した(沖縄県ローカル)。放送終了後、FOXチャンネルで全国放送もされた。

脚注[編集]

  1. ^ Carphone Warehouse gets The X Factor The Guardian, 19 June 2007
  2. ^ Talk Talk in £20m X Factor sponsorship”. MediaWeek. 2010年5月12日閲覧。
  3. ^ Love, Ryan (2010年11月23日). “ITV confirms 'X Factor' final schedule”. Digital Spy (London: Hachette Filipacchi UK). http://www.digitalspy.co.uk/tv/s103/the-x-factor/news/a289423/itv-confirms-x-factor-final-schedule.html?sms_ss=twitter&at_xt=4cebea5fa25595d2,0 2010年11月23日閲覧。 
  4. ^ X Factor judges pose ahead of new series | TV: Latest News | STV Entertainment”. Entertainment.stv.tv (2011年8月5日). 2012年5月24日閲覧。
  5. ^ By LEIGH HOLMWOOD, Deputy TV Editor (2011年6月28日). “X Factor final to be held at Wembley”. The Sun. 2012年5月24日閲覧。
  6. ^ http://thatgrapejuice.net/2011/06/videos-alexandra-burke-performs-x-factor-poland/
  7. ^ http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-1394910/O-Moj-Boze-Alexandra-Burke-goes-costume-changes-appearance-Polands-version-X-Factor.html

関連項目[編集]

外部リンク[編集]