モーターヘッド

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モーターヘッド
Motörhead
モーターヘッド(2005年5月のカナダ・エドモントンでのライヴ)}
モーターヘッド
2005年5月のカナダエドモントンでのライヴ)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル ハードコア・パンク
スピードメタル
ヘヴィメタル
ハードロック
ロックンロール
活動期間 1975年~現在
レーベル サンクチュアリ・レコード
SPV
エピック・レコード
GWR レコード
ブロンズ・レコード
チズウィック・レコード
公式サイト imotorhead.com
メンバー
レミー・キルミスター
フィル・キャンベル
ミッキー・ディー
旧メンバー
ラリー・ウォリス
ルーカス・フォックス
フィル・テイラー
エディ・クラーク
ブライアン・ロバートソン
ワーゼル
ピート・ギル
トミー・アルドリッジ

モーターヘッド (Motörhead) は、1975年から現在まで活動するイギリスロックバンドベーシスト作曲家レミー・キルミスター(元ホークウインド)を中心に結成された。バンド名の由来はホークウインドの同名の曲から。

バンドの音楽性[編集]

デビューから35年以上もの間、一貫して大音量かつハイスピードのロックンロールをその音楽性の軸として活動しており、スラッシュメタルハードコア・パンクなどが出現する遥か以前から、それらの音楽性を包括するサウンドを展開してきた[1]

商業的にも音楽的にもカテゴライズの困難なロック・バンドのひとつであり、時代に応じてハードコア・パンク、ヘヴィ・メタルと、複数のカテゴリに横断的に分類された経緯がある。

創設者であり、モーターヘッドのスタイルを作り上げてきた中心人物であるレミーは、世間一般がモーターヘッドのサウンドを「ヘヴィメタル」「スピードメタル」などにカテゴライズすることを好ましく思っておらず、「ヘヴィメタルよりむしろパンクの方により親近感が湧く」「ダムドとは共通の美意識を持っているが、ブラック・サバスや、増してやジューダス・プリーストにはそんなもの感じない」とも述べている[2]。その一方、ノー・モア・ティアーズオジー・オズボーンザック・ワイルドと曲を共作している。

レミーはラモーンズに曲を提供したり、ダムドとステージで共演した。

バンド・ヒストリー[編集]

一時期4人編成(ツイン・ギター)だった時期もあるが、活動期間の大部分でギター、ベース、ドラムスのトリオ編成を貫いている。現在まで全期間在籍しているのはリーダーのレミーのみであり、実質的にレミーのバンドである。

"ファスト"・エディ・クラーク(ギター)、フィルシー・"アニマル"・テイラー(ドラムス)を擁した1970年代後半から1980年代初頭が最初の黄金期で、その極めて個性的な音楽性にもかかわらず、『エース・オブ・スペーズ』(Ace of Spades)をはじめいくつかのアルバム、シングルをイギリスのトップ40チャートに送り込んでいる。特に1981年にリリースしたライブ盤『ノー・スリープ・ティル・ハマースミス』(No Sleep 'til Hammersmith) はこの時代の金字塔である[3]

1982年に・エディ・クラークが脱退し、後任に元シン・リジィのブライアン・ロバートソンを迎えて『悪魔の化身』(Another Perfect Day) をリリースするが、メロディアスなフレーズを多用した作風は旧来のファンの失望を招く。レミーは素早くこの事態に対処し、ロバートソンに代えてフィル・キャンベル、ワーゼルを起用。バンド史上初の正式な4人編成となって、シングル「キルド・バイ・デス」(Killed By Death)、過去のベスト・トラックを収録したコンピレーション・アルバム『ノー・リモース』(No Remorse) をリリースして体制を立て直す。

その後は、何度かメンバーチェンジを繰り返しながらも一貫して従来のモーターヘッド・サウンドを守り通し、1995年からは再びトリオ編成に戻った(ギターは1984年に加入したフィル・キャンベル、ドラムスは1992年の『マーチ・オア・ダイ』(March ör Die) から参加するミッキー・ディー:元キング・ダイヤモンド、ドッケン)。このラインナップはグループ史上最も長く続いており、1970年代~1980年代の最初の黄金期を凌ぐ数の作品を発表し、現在も精力的に活動を続けている。

バンド・ラインナップの変遷[編集]

現メンバー

元メンバー

  • ルーカス・フォックス(ドラムス):1975年
  • ラリー・ウォリス(ギター):1975年 – 1976年
  • フィルシー・"アニマル"・テイラー(ドラムス):1975年 – 1984年、1987年 – 1992年
  • "ファスト"・エディ・クラーク(ギター):1976年 – 1982年 ※脱退後ファストウェイ結成
  • ブライアン・ロバートソン(ギター):1982年 – 1983年 ※元シン・リジィ
  • ピート・ギル(ドラムス):1984年 – 1987年 ※元サクソン
  • ワーゼル(ギター):1984年 – 1995年
  • マット・ソーラム(ドラムス):2009年(ツアーメンバー)
ベース、ボーカル ギター ドラムス リリース作品
1 1975 レミー ラリー・ウォリス ルーカス・フォックス
  • 1979: On Parole: "Lost Johnny"
2 1975 フィル・テイラー
  • 1979: On Parole: "Lost Johnny" 以外
3 1976 ラリー・ウォリス
&
エディ・クラーク
クラークのオーディションのみ
4 1976-82 エディ・クラーク
  • 1977: Motörhead
  • 1979: Overkill
  • 1979: Bomber
  • 1980: The Golden Years (EP)
  • 1980: Ace of Spades
  • 1981: St. Valentine's Day Massacre (EP)
  • 1981: No Sleep 'til Hammersmith (live)
  • 1982: Iron Fist
  • 1982: Live in Toronto (video)
  • 1982: Stand by Your Man (EP)
5 1982-83 ブライアン・
ロバートソン
  • 1983: Another Perfect Day
6 1984 フィル・キャンベル
&
ワーゼル
  • 1984: テレビ・シリーズ「ザ・ヤング・ワン」への出演
7 1984-87 ピート・ギル
  • 1984: No Remorse
  • 1985: The Birthday Party (video)
  • 1986: Orgasmatron
8 1987-92 フィル・テイラー
  • 1987: Rock 'n' Roll
  • 1988: Nö Sleep at All (live)
  • 1991: 1916
  • 1991: 1916 Live...Everything Louder than Everything Else (video)
  • 1992: March ör Die: "I Ain't No Nice Guy"
9 1992 トミー・
アルドリッジ
  • 1992: March ör Die
10 1992-95 ミッキー・ディー
  • 1992: March ör Die: "Hellraiser"
  • 1993: Bastards
  • 1995: Sacrifice
11 1995- フィル・キャンベル
  • 1996: Overnight Sensation
  • 1998: Snake Bite Love
  • 1999: Everything Louder than Everyone Else (live)
  • 2000: We Are Motörhead
  • 2000: Live at Brixton Academy (live)
  • 2000: 25 & Alive Boneshaker (video)
  • 2002: Hammered
  • 2004: Inferno
  • 2004: Stage Fright (video)
  • 2006: Kiss of Death
  • 2007: Better Motörhead than Dead: Live at Hammersmith (live)
  • 2008: Motörizer
  • 2011: The World Is Yours

バンドのキャラクター[編集]

ウォー・ピッグを模したバックル

正式なロゴは motörhead と語頭の m も含めてすべて黒い小文字で表記され、2つ目の oブルー・オイスター・カルト (Blue Öyster Cult) やモトリー・クルー (Mötley Crüe) が使用するようなウムラウトメタル・ウムラウト)が添えられる(バンド名の発音には影響しない)

デビュー以来彼らのアルバムジャケット等さまざまな場所に登場する、牙をむいた豚(ウォー・ピッグ)のキャラクターは、ホークウィンド時代からレミーと懇意だったデザイナー、ジョー・ペタグノがバンドのデビュー・アルバムのためにデザインしたものである[4][5]。オスの豚をベースにデザインされ、レミーのアイデアでヘルメット、チェーン、スパイクが加えられた。

このキャラクターは、アイアン・メイデンエディ・ザ・ヘッドと同じように、様々なアレンジを施されてアルバム・カバーに登場する。『オーヴァーキル』では、内部から強烈な光を発するイメージで描かれ、『ボマー』ではメンバー3人が搭乗した爆撃機のボディにペイントされている。『アイアン・フィスト』のジャケットはイラストではなく3次元の立体的な拳のオブジェクトを作成して撮影したものだが、指にはめてある4つの指輪のひとつがウォー・ピッグになっている。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

その他(ライブ盤やベスト盤)[編集]

  • 1981年 Please Don't Touch (ガールスクールとの共演、Headgirl名義)
  • 1981年 No Sleep 'Til Hammersmith (live) *UK1位
  • 1984年 No Remorse (compilation)
  • 1988年 No Sleep at All (live)
  • 1999年 Everything Louder Than Everyone Else (live)
  • 2000年 The Best Of (compilation)
  • 2000年 The Chase Is Better Than The Catch (compilation)
  • 2000年 Over The Top - The Rarities (compilation)
  • 2001年 All The Aces (compilation)
  • 2003年 Live At Brixton Academy The Complete Concert (live)
  • 2007年 Better Motörhead than Dead: Live at Hammersmith (live)

脚注リンク[編集]

  1. ^ An Interview with Lemmy Kilmister”. Classic Rock Revisited article. 2008年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年4月4日閲覧。
  2. ^ Motorhead Interview with Lemmy 6-20-2000 Ear Candy interview.”. 2007年5月6日閲覧。
  3. ^ LosingToday reviews”. LosingToday Magazine's review of BBC Live & In-Session. 2007年2月11日閲覧。
  4. ^ Interview with Motörhead Artist Joe Petagno”. Motörhead official site website. 2007年2月11日閲覧。 Inspiration for War-Pig is also covered in the 'About Joe Petagno' interview section on Inferno 30th Anniversary edition bonus DVD, SPV69748.
  5. ^ ペタグノは30年以上の長きにわたってモーターヘッドの作品のためにデザインを続けてきたが、2007年、バンドのマネジメントへの不満を表明し、コンビを解消してしまった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]