ZZトップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ZZトップ
2008年のZZトップ
2008年のZZトップ
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テキサス州 ヒューストン
ジャンル ブルース
ブギー
ブルースロック
ハードロック
テクノポップ
サイケデリックロック
カントリー
テックスメックス
活動期間 1969年 - 現在
公式サイト 公式サイト (英語)
メンバー
ビリー・ギボンズ (Billy Gibbons - ギター/ボーカル
ダスティ・ヒル (Dusty Hill - ベース/ボーカル
フランク・ベアード (Frank Beard - ドラム
ビリー・ギボンズ(2008年)
ZZトップ

ZZ Top(ズィーズィー・トップ)は、1969年アメリカ合衆国テキサス州で結成した、スリーピースロックバンド。結成から40年以上、メンバーチェンジは一度もない。

ビリー・ギボンズが2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第32位[1]

バンド史[編集]

1969年、ギターのビリーを中心にメンバーが集まる。それまで各々はサイケデリック・バンドをやっており、ビリーのバンド The Moving Sidewalksは、ジミ・ヘンドリックスの前座をしたこともあった。その際、ジミに「アメリカで最高の若手ギタリスト」と称され[2]、ピンクのストラトキャスターを贈られたこともあった[1]

また、ダスティとフランクは、それまで同じバンドに在籍していた旧知の仲であった。

バンド結成当初はブルースに根ざしたサウンドで、黒人のブルースマン達と一緒にツアーで周ることもあった。その頃、マディ・ウォーターズらと楽屋裏でポーカーをした逸話が残っているが、必ずマディの傍らにはピストルが置いてあり、それが怖かった、と回想している。

1973年、3枚目のアルバムTres Hombresが発表され、1974年には同アルバムがゴールド・ディスクに輝く。それまでの精力的なライブ活動と、数々の大物バンド(ローリング・ストーンズディープ・パープルジャニス・ジョプリン等)の前座経験がセールスに繋がったとされている。また、この頃から全米に名の知られるところとなり、コンサートの規模や観客動員数で記録を樹立して行く。トラック数台分に及ぶ膨大なステージセットを携え全米を回り、ステージに本物の蛇を持ち込むなど、ライブ・パフォーマンスも大きな話題を呼んだ。このアルバムに収録されたBeer Drinkers & Hell Raisersにおけるギターソロで用いられたライトハンド奏法は、商業用としては極めて初期の段階に録音されたものと見られている。

このように、活動は上り調子となったものの、絶え間ないツアーとレコーディングの連続にバンドは疲弊。1977年をもって2年間の活動停止に入る。この間、ビリーとダスティの髭が伸び、その後よく知られるルックスになるが、2人はお互いにそのことを知らなかったという[3]

1980年代初頭、当時の先端技術であるシンセサイザーを導入した頃から、バンドに転機が訪れる。それまでのブギー・ロックにプログラミングされたシーケンサーサウンドを導入、大胆な変化を見せる。そのサウンドが、アメリカの長距離トラック運転手達に特に好まれたこともあり、Eliminator, Afterburnerなどは、レコードよりもテープの方が売れることとなった。

それと同時に、この頃始まった人気番組MTVにて「Legs」や「Sleeping Bag」など、コミカルなプロモーション・ビデオが毎日のようにオンエアされ、世界の幅広い世代から受け入れられるようになる。初来日したのも、ちょうどこの頃だった。サングラスとビリー、ダスティの凄まじく長い顎髭がインパクトを呼び、日本でも有名になる。バンド名にちなんで、1998年にはホンダ・ZのCMに起用された。

1990年には、マイケル・J・フォックス主演の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」のエンディングテーマに「Doubleback」を提供した。これは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのファンである彼らの意向によるもの。湾岸戦争の際には、戦勝祈願コンサートを実施したことがある。

90年以降、バンドサウンドはブルースに回帰する姿勢を見せている。ただし、新しいもの好きのビリーの趣味もあり、現代的なエフェクトやダウン・チューニングによる重厚なサウンドも多用され、新しい方向性を見出している。

2004年にはロックの殿堂入りを果たし、授賞式でのプレゼンターはキース・リチャーズが務めた。

WWEのファンであり、2009年7月20日WWE・ロウのホストを務めた。

2012年、9年振りの新作アルバムLa Futuraを発表。全米6位を記録し、Greatest Hits以来20年振りの全米トップ10入りを果たした[4]

来日履歴[編集]

ディスコグラフィ[編集]

発表年 邦題 原題 備考
1970年 ZZトップ・ファースト・アルバム ZZ Top's First Album 1stアルバム、当初は輸入版のみ。
1972年 リオ・グランデ・マッド Rio Grande Mud 2ndアルバム、当初は輸入版のみ。ビルボード・ポップアルバムチャート104位
1973年 トレス・オンブレス Tres Hombres 3rdアルバム。 ビルボード・ポップアルバムチャート8位 プラチナム
1975年 ファンダンゴ! Fandango 4thアルバム。 ビルボード・ポップアルバムチャート10位 ゴールド
1976年 テハス Tejas 5thアルバム。 ビルボード・ポップアルバムチャート17位 ゴールド
1977年 ベスト・オブ・ZZトップ Best Of ZZ Top
1979年 皆殺しの挽歌 Degüello 6thアルバム。 ビルボード・ポップアルバムチャート24位 ゴールド
1981年 エル・ロコ El Loco 7thアルバム。 ビルボード・ポップアルバムチャート17位 ゴールド
1983年 イリミネイター Eliminator 8thアルバム。 ビルボードチャート9位 ダイアモンド
1985年 アフターバーナー Afterburner 9thアルバム。 ビルボードチャート4位 5Xプラチナム
1987年 シックス・パック Six Pack
1990年 リサイクラー Recycler 10thアルバム。 ビルボードチャート6位 プラチナム
1992年 グレイテスト・ヒッツ ZZ Top's Greatest Hits
1994年 アンテナ Antenna 11thアルバム。 ビルボードチャート14位 プラチナム
1994年 ワン・フット・イン・ザ・ブルース One Foot In The Blues
1996年 リズミーン Rhythmeen 12thアルバム。 ビルボードチャート29位
1999年 XXX-トリプルX XXX 13thアルバム。 ビルボードチャート100位
2003年 メスカレロ Mescalero 14thアルバム。 ビルボードチャート57位
2003年 クローム・スモーク・アンド・バーベキュー Chrome, Smoke & BBQ
2004年 ランチョ・テキシカーノ・ベリー・ベスト・オブ Rancho Texicano Very Best Of
2012年 La Futura 15thアルバム。ビルボードチャート6位
1992年 グレイテスト・ヒッツ-ビデオ・コレクション Greatest Hits Video Collection
2004年 クロスロード・ギター・フェスティバル Eric Clapton Crossroads Guitar Festival ZZ TOPは2曲出演

Hogzzilla[編集]

Hogzzilla(ホジラ)はZZトップが所有するハーレーダビッドソン社製のオートバイを改造した改造バイクである。全く同じ仕様のものが2台作成された。同時期に製作されたCadzzilla(キャジラ) (1949年製キャディラックの改造車)と、カラーリングや各パーツの形状が全く同じで、流線的なボディもよく似ている。名前の由来は、ハーレーゴジラを掛け合わせたものである。ちなみに、上記Cadzzillaの名前はキャディラックとゴジラを掛け合わせたもの。

脚注[編集]

  1. ^ a b 100 Greatest Guitarists: Billy Gibbons | Rolling Stone - 2014年2月15日閲覧
  2. ^ ZZ Top's Billy Gibbons talks guitars, guitars and Rick Rubin - musicradar.com - 2014年2月15日閲覧
  3. ^ Happy Birthday BFG! The Warped Genius of Billy Gibbons - gibson.com - 2014年4月1日閲覧
  4. ^ ZZ Top | Awards | AllMusic - 2014年2月15日閲覧

外部リンク[編集]