ヴァン・モリソン

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ヴァン・モリソン

ヴァン・モリソンVan Morrison、本名George Ivan Morrison、1945年8月31日 - )は、イギリス北アイルランド出身)のミュージシャン。高い音楽性と歌唱力で、多くのミュージシャンからの尊敬を集める。1993年に、ロックの殿堂入りを果たした[1]

ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第24位[2]

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第42位。

Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第22位[3]

略歴[編集]

ベルファスト出身。音楽好きの家庭に育ち、15歳で音楽活動を始める。1964年ゼムを結成し、デビュー。「グロリア」などのヒットを飛ばし、当時イギリスで隆盛したブルー・アイド・ソウルのシンガーとして人気を博す。

1966年にゼムを脱退し、ソロに転向。1968年からは「アストラル・ウィークス」「ムーンダンス」「テュペロ・ハニー」などのアルバムを精力的にリリース。決して派手なセールスはないものの、R&Bジャズフォークブリティッシュ・トラッドケルト音楽などの要素が濃い音楽性は、高い評価を受けた。アルバム「アイリッシュ・ハートビート」ではチーフタンズをバックに従え、また、ジョン・リー・フッカーのアルバム「ドント・ルック・バック」(1997年)のプロデュースを担当する等、幅広いジャンルのミュージシャンと共演。

マスコミ露出が少なくまた飛行機嫌いで国外へ出ることも少ないことからあまりその素顔が知られず、カリスマ性を高めている一因にもなっている。日本の音楽ファンの間では「来日していない最後の大物」と呼ばれることもある。

また、現在の夫人は元ミス・アイルランドである。

ディスコグラフィー[編集]

  1. ブロウィン・ユア・マインド - Blowin' Your Mind! (1967)
  2. アストラル・ウィークス - Astral Weeks (1968)
  3. ムーンダンス - Moondance (1970)
  4. ストリート・クワイア - His Band and the Street Choir (1970)
  5. テュペロ・ハニー - Tupelo Honey (1971)
  6. セント・ドミニクの予言 - Saint Dominic's Preview (1972)
  7. 苦闘のハイウェイ - Hard Nose the Highway (1973)
    1. 魂の道のり - It's Too Late to Stop Now (1974, Live)
  8. ヴィ-ドン・フリ-ス - Veedon Fleece (1974)
  9. 安息への旅 - A Period of Transition (1977)
  10. ウェイヴレンクス - Wavelength (1978)
  11. イントゥ・ザ・ミュージック - Into the Music (1979)
  12. コモン・ワン - Common One (1980)
  13. ビューティフル・ヴィジョン - Beautiful Vision (1982)
  14. 時の流れに - Inarticulate Speech of the Heart (1983)
    1. ライヴ・アット・グランド・オペラ・ハウス・ベルファスト - Live at the Grand Opera House Belfast (1984, Live)
  15. センス・オブ・ワンダー - A Sense of Wonder (1985)
  16. ノー・グールー、ノー・メソッド、ノー・ティーチャー(イン・ザ・ガーデン)- No Guru, No Method, No Teacher (1986)
  17. ポエティック・チャンピオンズ・コンポーズ - Poetic Champions Compose (1987)
  18. アイリッシュ・ハートビート - Irish Heartbeat (1988) ※チーフタンズとの共演
  19. アヴァロン・サンセット - Avalon Sunset (1989)
  20. エンライトンメント - Enlightenment (1990)
  21. オーディナリー・ライフ - Hymns to the Silence (1991)
  22. トゥ-・ロング・イン・イグザイル - Too Long in Exile (1993)
    1. ア・ナイト・イン・サンフランシスコ - A Night in San Francisco (1994, Live)
  23. デイズ・ライク・ディス - Days Like This (1995)
  24. ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン - How Long Has This Been Going On (1996) ※ジョージィ・フェイムとの共演
  25. テル・ミ-・サムシング~モ-ズ・アリソンに捧ぐ - Tell Me Something: The Songs of Mose Allison (1996) ※ジョージィ・フェイム、モーズ・アリソンらとの共演
  26. ヒ-リング・ゲ-ム - The Healing Game (1997)
  27. バック・オン・トップ - Back on Top (1999)
    1. スキッフル・セッションズ - The Skiffle Sessions - Live In Belfast 1998 (2000, Live) ※ロニー・ドネガン、クリス・バーバーとの共演
  28. ユー・ウィン・アゲイン - You Win Again (2000) ※リンダ・ゲイル・ルイスとの共演
  29. ダウン・ザ・ロード - Down the Road (2002)
  30. ホワッツ・ロング・ウィズ・ディス・ピクチャー? - What's Wrong with This Picture? (2003)
  31. マジック・タイム - Magic Time (2005)
  32. ペイ・ザ・デヴィル - Pay the Devil (2006)
  33. キープ・イット・シンプル - Keep It Simple (2008)
    1. Astral Weeks Live at the Hollywood Bowl (2009, Live)
  34. ボーン・トゥ・シング:ノー・プラン・B - Born to Sing: No Plan B (2012)

受賞・ノミネート[編集]

グラミー賞

  • 『心のスカンジナヴィア』 - 1983年グラミー賞(ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス)ノミネート
  • 『イン・ザ・ガーデン』『ユー・センド・ミー』 - 1995年グラミー賞(男性ロック・ボーカル・パフォーマンス)ノミネート
  • 『ハブ・アイ・トールド・ユー・レイトリー』- 1997年グラミー賞(ポップ・コラボレーション/ヴォーカル部門)受賞 ※チーフタンズと共演
  • 『ドント・ルック・バック』 - 1998年グラミー賞(ポップ・コラボレーション/ヴォーカル部門)受賞 ※ジョン・リー・フッカーと共演
  • 『シェナンドア川』 - 1999年グラミー賞(ポップ・コラボレーション/ヴォーカル部門)ノミネート ※チーフタンズと共演
  • 『ホワッツ・ロング・ウィズ・ディス・ピクチャー?』 - 2005年グラミー賞(コンテンポラリー・ブルース・アルバム)ノミネート

グラミー賞殿堂賞[4]

  • 『アストラル・ウィークス』(アルバム)- 1999年殿堂入り
  • 『ムーンダンス』(アルバム) - 1999年殿堂入り
  • 『グロリア』(ゼム時代のシングル) - 1999年殿堂入り
  • 『ブラウン・アイド・ガール』(シングル)- 2007年殿堂入り

1994年ブリット・アワード功労賞[5]

1993年ロックの殿堂入り[1]

2003年ソングライター殿堂入り[6]

脚注[編集]

  1. ^ a b "Van Morrison inducted in 1993 _ The Rock and Roll Hall of Fame and Museum" rockhall.com 2013年5月30日閲覧
  2. ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Van Morrison”. 2013年5月26日閲覧。
  3. ^ Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
  4. ^ "GRAMMY Hall Of Fame" grammy.org 2013年5月30日閲覧
  5. ^ "Brit Award Shows-1994" brits.co.uk. 2013年5月30日閲覧
  6. ^ "Songwriters Hall of Fame" 2013年5月30日閲覧

外部リンク[編集]