侍戦隊シンケンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第32作 | 炎神戦隊 ゴーオンジャー |
2008年2月 - 2009年2月 |
第33作 | 侍戦隊 シンケンジャー |
2009年2月 - 2010年2月 |
第34作 | 天装戦隊 ゴセイジャー |
2010年2月 - 2011年2月 |
侍戦隊シンケンジャー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 小林靖子 他 |
監督 | 中澤祥次郎 他 |
出演者 |
松坂桃李 相葉弘樹 高梨臨 鈴木勝吾 森田涼花 相馬圭祐 夏居瑠奈 唐橋充 伊吹吾郎 他 |
オープニング |
「侍戦隊シンケンジャー」 歌:サイキックラバー (Project.R) |
エンディング |
「四六時夢中シンケンジャー」 歌:高取ヒデアキ (Project.R) |
製作 | |
プロデューサー |
佐々木基(テレビ朝日) 宇都宮孝明・大森敬仁(東映) 矢田晃一・深田明宏(東映AG) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2009年2月15日 - 2010年2月7日 |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00 |
放送分 | 30分 |
回数 | 全49 |
公式サイト(テレビ朝日) |
『侍戦隊シンケンジャー』(さむらいせんたいシンケンジャー)は、2009年2月15日から2010年2月7日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00 (JST) に放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。ハイビジョン制作。
キャッチコピーは「天下御免!!」[1]。
概要
本作品のモチーフは、戦隊シリーズとしては初となる「侍」である[2][3]。本作品の戦隊メンバーはレッドが「殿」、他がそれに対する「家臣」という設定であり、メンバーの中に明確な上下関係が存在する。この「上下関係」と「武士道」が本作品のストーリーと人間関係を構成する基本軸となる[4]。
侍がモチーフであることから、和の意匠がふんだんに取り入れられた「和風の戦隊」となっている。基本装備は刀、変身アイテムは携帯電話が変形した筆であり、その筆で書かれた漢字に宿る力「モヂカラ」(言霊をモチーフとしている)で変身や技の使用を行う。戦隊スーツは着物、稽古時及び、変身前、変身バンクは袴姿[注 1]そしてマスクは漢字をあしらった大胆なデザインと、和風色の強い造形となっており[5]、アクションはチャンバラが主体の時代劇風の味付けが施されていた[6]。「折神」と呼ばれるロボは、折り紙をモチーフとした式神であり、メインの5体はエンブレム型・動物型・巨大ロボへの合体と3形態の変形を行う[7]。また、合体ロボも和風を意識し、追加パーツの合体は鎧兜を装着するイメージで開発されている[8]。
プロデューサーの宇都宮孝明が意図した本作品の世界観の基礎は、「真面目に馬鹿なことをやろうとする」である[4]。レッドの性格設定もそれに合わせて「冷静沈着で、クールな青年」となっており、世界観に合わせて名乗りも動きを抑えた近年にない静かな型となっている。なお、冷静沈着なリーダータイプのレッドは『轟轟戦隊ボウケンジャー』以来3作品ぶり[4]。また、作品中に計4人のレッドが登場している。これは、シンケンジャーの役目が世代間で受け継がれていくという設定となっていたためである。
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、この「スーパー戦隊シリーズ」はアメリカ合衆国で『パワーレンジャーシリーズ』としてリメイクされて続けていたが、前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』に当たる『パワーレンジャー・RPM』をもって一旦シリーズは休止し、次回作としては上記のジュウレンジャーのリメイク版の『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のリマスター版が放送された。2010年5月に、サバン・キャピタル・グループはディズニーからパワーレンジャーの権利を買収したと発表し[9]、2011年2月から『パワーレンジャー・サムライ』として放送されている[10]。
玩具の売り上げは前作の120億円を下回る105億円だったが、平均視聴率は5.92%と前作の視聴率を若干上回り、最高視聴率も前作の6%から7%に上昇した。 2010年2月7日開催された「日本オタク大賞2009 ガールズサイド」で、大賞を受賞。
特徴
本作品では、戦隊シリーズの伝統となっていた「フィルム撮影」「オールアフレコ」という2つの撮影方式が廃止された[11]。シリーズで長年使われた16mmフィルムカメラに代わり、最新のデジタルシネマカメラ「レッド・ワン」を本作品で初めて採用。これによりフィルム時代の撮影機材やノウハウをそのまま流用しながら、ビデオ撮影に転換することに成功する。また、従来の戦隊シリーズでは、撮影の際に一切音声を録音せず、全ての音声をアフレコで収録していたが、本作品では役者が顔出しで演じる場面のみ、現在の一般的なドラマと同じ撮影同時録音方式となる。
アクションは時代劇を意識したチャンバラであり、これは本作品の最大のコンセプトの1つである。そのため従来のシリーズと異なり、殺陣も斬られたら死ぬというリアリティを意識し、「攻撃は受けるか、かわす」を基本として組み立てられる[4]。また、従来のスーパー戦隊シリーズの多くは、巨大化してロボットと戦う敵はゲスト怪人だけだが[注 2]、本作品はゲスト怪人だけでなく巨大な戦闘員が登場する場合もあり、斬られ役となる戦闘員多数を相手にシンケンジャーが操る侍巨人が立ち回りをする時代劇のクライマックスシーンと同様の展開も見られる。この巨大化した戦闘員(或いは戦闘員が操縦する巨大ロボ)が出現する演出は後続作品にも継承されるようになった。
戦隊の本拠地となる志葉家の屋敷の撮影には、国の重要文化財である和風建築「旧堀田邸(千葉県佐倉市)」が使用され[12]、一風変わった印象を与える赤い壁の室内(奥座敷)のセットは、「アメリカ人が考えた日本」をイメージして作成されている[13]。
『救急戦隊ゴーゴーファイブ』以降は、アパレル商品を展開するため、戦隊メンバーは揃いの制服やジャケットを着ることが慣例になっていたが、本作品ではその慣例を排しメンバーが常時私服を着用する[14]。他方、私服の中にシンケンジャーに関係するデザインがワンポイントとして入るなど、より「普段着」に近い形でアパレル商品の展開は継続される[15]。
演出
近年の戦隊では慣例化していたエンディングでのダンスやラストのミニコーナーも廃され、次回予告と提供のエンドクレジットがエンディング映像に組み込まれる方式に変更された。具体的には、エンディングテーマをBGMに次回予告とエンドクレジットが流れ、最後に制作会社のクレジットが表示されて番組終了、という構成である[注 3](一部遅れネット局では、次回予告とエンドクレジットでBGM差し替え)。本作品のみ、オープニング演出を手掛けた中澤祥次郎の意向により、オープニング内でこれまで一定の時間を割いていた戦隊メンバー個々の各戦士ごとの個別紹介映像とともに各戦士のキャスト紹介のテロップが画面に現れるというキャスト紹介がなくなった。更にクレジット順番も通常、原作・メインスタッフが最初に表記されるが、この作品では最後に表記されている。
『仮面ライダーディケイド』との共演
『仮面ライダーディケイド』とのコラボレーション企画として同番組への出演もしている。現役の「戦隊」と「ライダー」のテレビ版本編における競演[注 4]は過去の東映ヒーロー作品としても、スーパー戦隊シリーズおよび仮面ライダーシリーズの国内放送においては両シリーズともに初の出来事であり[16][注 5]、後に映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』でも複数の仮面ライダー・スーパー戦隊と共演した[注 6]。
第20幕と第21幕では本編の最後に「CMのあと、おどろきのてんかい!?」というテロップが表示され第20幕では翌週、第21幕では直後に放送される『ディケイド』にリンクするCパートがEDの前に挿入されている。このCパートの終了シーンは『ディケイド』の本編終了時と同じディケイドライバーのバックルが閉じる描写であり、その後にED(この時は「四六時夢中 シンケンジャー 〜銀幕版〜」)が流れる構成となっていた。
ストーリー上は第20幕エピローグより『ディケイド』第24話→『侍戦隊シンケンジャー』第21幕→『ディケイド』第25話の順になる。富山県と高知県においては『ディケイド』が放送されていなかったため、予備知識がないと意味の分からないものになってしまったほか、「シンケンジャー」と「ディケイド」のネット局が別々となっている地域[注 7]ではその2つのネット局にまたがって放送されていた。また、第20幕のシーンは一部アングルが違うが『ディケイド』第24話のアバンとしても使われておりDVDでもTV放映版をほぼ完全収録している。また、コンプリートBlu-rayのBOX2映像特典としてディケイド24話と25話が収録されている。
あらすじ
この世とあの世の狭間を流れる三途の川に棲む妖怪・外道衆。外道衆は遥かな昔から人間たちを襲い苦しめてきたが、300年前(1709年)より外道衆と戦い続けてきた者たちがいた。
彼らの名は侍戦隊シンケンジャー。志葉家の当主とその家臣で構成された“侍”たちである。彼らはモヂカラと呼ばれる不思議な力を操りながら戦い、先代当主の時代には、外道衆の大将・血祭ドウコクの封印に成功した。
時は流れ2009年。志葉家の現当主を務める志葉丈瑠は、当初はシンケンレッドとして一人で外道衆と戦っていたが、外道衆の本格的な攻勢が始まることを察知した後見役の日下部彦馬は、いずれ一人での戦いに限界が来ることを危惧し、家臣の子孫である4人の若者を招集した。
登場人物
装備・戦力
共通装備
- モヂカラ
- 300年以上前、角笛の山で発見された文字を具現化させる力。シンケンジャーの力の源である。
- モヂカラの研究をする中で牛折神が偶然にも作られたが、その力から封印される。その後外道衆に対抗するためモヂカラを使いこなす志葉家、その家臣となる池波家・白石家・谷家・花織家が組織を作った。それが侍戦隊シンケンジャーである。また榊原家の様に侍の一族でなくてもモヂカラを使いこなす家はある。
- モヂカラはショドウフォン(榊原家は普通の筆に似た物)で字を書く事で発動するが、漢字の書き順を間違えたり書く者の気持ちが弱いと効果が発揮出来ない。文字を組み合わせる事でパワーアップさせる事も可能[注 8]。メンバーはそれぞれ自分の受け継いだモヂカラに関連する属性の文字を得意とする[注 9]。また短期間での連続の使用・高度な文字の使用(「夢」のモヂカラで眠っている相手の夢に第三者を送り込むなど)は体力を消耗する。またそのモヂカラが込められた秘伝ディスクを使用する事でも発動可能。
- モヂカラを戦力・具現化する以外に発展的に使用した物はたくさんおり、特に源太が使用する物は電子モヂカラと呼ばれ、彼が独自に開発した物である。効果は普通のモヂカラとほぼ同様だが、具現化した物は機械の様な能力を得る。だが電子モヂカラも自身の体力を使用するため、インロウマル制作の際は源太もかなりの体力を使用した。
- 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではゴセイジャーが使用する「天装術」と組み合わせることでより大きな力を発揮している。
- 以下、劇中で使用されたモヂカラを記載する。ただし変身に使用する文字は省略する。
発動文字 | 効果 |
---|---|
馬 | 「白馬」を召喚する。 |
大 | 初期折神の上に書く事で「折神大変化」を発動する。インロウマル完成後はあまり使用されていない。ダイゴヨウの巨大化・モウギュウバズーカの巨大化にも使用される。 |
沫 | 「沫(しぶき)」を具現化する。ただし使用者に返ってくるので注意が必要。 |
石 | 「石」を具現化する。第二幕では大きめの石に変化し、そのまま地面に落ちたが、第六幕では小さめの複数の石に変化し、ズボシメシの口を塞いだ。 |
風 | 「風」を具現化する。劇中ではそよ風が吹いた。 |
草 | 劇中では千明が書き順を間違え発動しなかったためどのような物かは不明。 |
合 | 「侍合体」のモヂカラを発動し、折神をシンケンオー・ダイテンクウ・サムライハオー(『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』のみ)に合体させる。侍合体ディスク登場後はほとんど使用されていない。 |
斬 | シンケンオーの必殺技「ダイシンケン・侍斬り」を発動する。詳細は#秘伝ディスクの項を参照。 |
葉 | 「葉」を具現化する。劇中では多くの木の葉に変化した。 |
思 | 対象人物の「思い出」を一時的に具現化する。 |
竿 | 「竿」状の物体を具現化する。劇中では舵木折神を釣り上げるために釣り竿を具現化させた。 |
捕 | 「捕獲」のモヂカラを発動する。詳細は#秘伝ディスクの項を参照。 |
旨 | 「旨味」のモヂカラを発動する。舵木折神を釣り上げるために木札に込め、餌の代わりに使用した。 |
影 | 自身の「影武者」を具現化する。劇中では茉子以外の4人の変身後の姿が具現化された。 |
反 | 敵の攻撃を「跳ね返す」。その他にヒトミダマの呪縛から対象物を解放させる効果を持つ。虎折神の解放にも使用された。詳細は#秘伝ディスクの項を参照。モヂカラとしては相当のパワーがある様で、対象人物が死ぬ可能性もある。 |
紙 | 折紙程の大きさの「和紙」を具現化する。 |
超 | 「超侍合体」のモヂカラを発動し、折神をテンクウシンケンオーに合体させる。発動にはゴールド以外の5人が揃っている必要がある。「合」の文字と同様に超侍合体ディスク登場後はほとんど使用されていない。 |
嵐 | 風が土煙を巻き上げる「嵐」を具現化する。ピンク・イエローがそれぞれ「山」「風」の文字を合体する事で発動する。 |
岩 | 「岩石」を具現化する。前述の「石」のモヂカラの強化版。効果はほぼ同様だが、1つの「岩」にした場合は「石」より大型になる。また「枝」と組み合わせる事で壁を作る事が可能。 |
枝 | 「木の枝」を具現化する。また「岩」と組み合わせる事で壁を作る事が可能。 |
波 | 「波浪」を具現化する。前述の「沫」のモヂカラの強化版で、「沫」より大きな物を発動可能。 |
守 | 対象物を「守護」する。志葉家の屋敷に結界状に張られており、これによって志葉家の隙間から外道衆が入って来る事は不可能。 |
刀 | 「シンケンマル」を具現化する。自身の意思でも召喚可能なため、使用されたケースはごく一部である。 |
煙 | 「濃煙」を具現化する。目晦まし・逃亡に使用する。 |
海老 | 「海老折神」を具現化する。ただ具現化するのは折神の器自体で、完成には後述の「活」のモヂカラが必要である。 |
活 | 対象物に「活動」エネルギーを与え、巨大化させる。劇中では海老折神を完成させるために源太が一人で海老折神にこのモヂカラを与えていたが、ウサカタネの力の前に完成が急がれ、ことはを除く5人の力で海老折神に与えられた。 |
変 | 「侍変形」のモヂカラを発動し、海老折神をダイカイオーに変形させる。 |
竹 | 長い「竹竿」を具現化する。竿先から密室への突入に使用される。 |
真 | 「真の侍(スーパーシンケンジャー)」を発動するためのインロウマルの制作に使用された。 |
滅 | 敵を「滅する」ためのターゲットをロックし、ダイカイシンケンオーの必殺技「折神大開砲」を発動する。 |
夢 | 対象人物の夢の中に侵入するための入り口を作る。高度な文字であるため、使用者には大きなモヂカラが要求される。 |
侍 | 対象物に「侍」の力を込める。寿司恐怖症で変身出来なくなった源太がダイゴヨウ制作のために使用した。 |
穴 | 地面に書く事で「抜け穴」を具現化する。また2つの穴を作るとそれらは地下でつながる。 |
開 | 対象物が封印された門を「開い」て解放する。劇中では牛折神の封印を解く際、祠の「开」と榊原ヒロの「門」のモヂカラを組み合わせて発動した。 |
王 | 牛折神を制御するためのモヂカラ。榊原家に代々伝わり、これを祠に打ち込む事で牛折神を操れる。牛ディスクにも込められており、牛折神をモウギュウダイオーに変形させる。 |
砕 | 対象物を「玉砕」する。ディスク(詳細は#秘伝ディスクの項を参照)に込められ、榊原藤次が所持していたが、実際使われなかったので具体的な効果は不明。 |
壁 | レンガの「壁」を具現化する。 |
封印の文字[注 10] | 血祭ドウコクを「封印」可能な最強のモヂカラ。本来ならば使用後にドウコクはバラバラに爆散する。人間には通用しないため、はぐれ外道の薄皮太夫を取り込んだドウコクに使用した際は吹き飛ばす程度で封印は出来なかった。『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』ではスーパーシンケンジャーとなった5人が1部首ずつに分けてやっと書けた物であり、書ききるには術者にも相当の負担がかかる模様。薫は劇中で1人で書き切っていたが負担が大きくかなりの時間をかけており、その際は他の5人が時間を稼いでいた。 |
火人火 | 志葉家の「火」のモヂカラでそれはとても破壊的。ディスク(詳細は#秘伝ディスクの項を参照)に込めた場合、1度使用しただけで破壊してしまう。 |
双 | 対象となった烈火大斬刀を「双刃」にする。丹波が得意とするモヂカラで、彼がこのモヂカラを込めたディスク(詳細は#秘伝ディスクの項を参照)を丈瑠に渡した。 |
縛 | 対象物を「金縛り」にする。一部首ずつ(「糸」「十」「田」「寸」「﹅」)に分けレッド以外の5人が使用した。 |
防 | 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』で使用。「守」のモヂカラに似ているが、こちらは直接の攻撃を防ぐ。『海賊戦隊ゴーカイジャー』ではシンケンゴールドに豪快チェンジしたゴーカイシルバーが使用。 |
車 | 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』で使用。「自動車」を具現化する。劇中では赤のオープンスポーツカーが具現化された。 |
蔦 | 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』で使用。長い「蔦」を具現化する。 |
護 | 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』で使用。敵の攻撃から対象者を護る。一部首ずつに分け4人が使用。 |
解 | 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』で使用。システムロックを解除する。 |
秘伝ディスク
秘伝の技によって特殊な力が折り込まれたディスク型のアイテム。主にシンケンマルに装填して回転する事で能力を発揮する。使用時以外はシンケンジャーのベルトのバックルに収納される。志葉家には多くの秘伝ディスクが受け継がれていたが、そのほとんどが散逸し行方不明になっていた。
- 共通ディスク
- 全員が持つ黒いディスク。普段はシンケンマルに装填して鍔として機能し、シンケンマルを専用武器に変化させる事も可能。
- 技ディスク
- 折神の力・モヂカラのエネルギーが折り込まれたディスク。それぞれ色・デザイン・発動する能力が異なる。各々のモヂカラで武器を強化する事が可能で、折神の力が折り込まれた物は下記の技の使用時以外は後述の専用武器に装填して使用する。
- 獅子ディスク
- レッド専用。獅子折神の「火」の力が折り込まれている。
- 火炎の舞
- 炎を帯びた刃で一刀両断する技。
- 龍ディスク
- ブルー専用。龍折神の「水」の力が折り込まれている。
- 水流の舞
- 水流を帯びた刃で一刀両断する[17]技。
- 水の幕
- 視界遮断・緊急脱出用の技。
- 亀ディスク
- ピンク専用。亀折神の「天」の力が折り込まれている。
- 天空の舞
- 風を帯びた刃で一刀両断する[18]技。
- 熊ディスク
- グリーン専用。熊折神の「木」の力が折り込まれている。
- 木枯らしの舞
- 木の葉を舞い散らせながら木の字に一刀両断する[19]技。
- 木の字斬り
- 木の字を描くように敵を切り裂く。
- 猿ディスク
- イエロー専用。猿折神の「土」の力が折り込まれている。
- 雷撃ディスク
- 「雷」の力が折り込まれている。
- 雷電の舞
- 雷を帯びた刃で一刀両断する技。通常はレッドが所持しているが、誰でも使用可能。
- 寿司ディスク
- ゴールド専用。「光」の力が折り込まれている。 曲線部分を折り畳んで寿司ネタの様にしてスシチェンジャーに装填する。サカナマルの鍔としても機能し、
- 百枚下ろし
- 敵に高速攻撃を仕掛けて切り裂く。
- 千枚下ろし
- 百枚下ろしの強化版。
- シールドディスク(盾ディスク)
- 折神・侍巨人の操縦に使用される。ダイシンケンに「斬」のモヂカラを込める事も可能。
- 折神が収納されたディスク
- 使いこなすには他のディスクを使用する際の2倍以上のモヂカラを必要とする。収納された折神を呼び出して操縦する・折神をシンケンオーに侍武装させて操縦する・烈火大斬刀を大筒モードに変形させる事などに使用される。
- 兜ディスク
- 兜折神が収納されている。折神が収納されたディスクのうち、唯一現在の志葉家に残され受け継がれて来た。当初は丈瑠が所持しており、一時は茉子に渡されるが、紆余曲折を経て千明が所持する事になる。属性は樹木[21]。
- 舵木ディスク
- 舵木折神が収納されている。舵木折神を釣り上げた流ノ介が所持する。ウォーターアローに装填してアヤカシ・ヤミオロロの毒を浄化する雨を降らせる事も可能。
- 虎ディスク
- 虎折神が収納されている。虎折神の呪縛を解き放った丈瑠が所持する。属性は熱[21]。
- 烏賊ディスク
- 烏賊折神が収納されていたが、現在は収納されておらず後述の様に烏賊折神は小さくなってゴールド寿司の屋台の水槽の中にいる。幼少の頃に丈瑠が約束・友情の証として源太に授けた物で、烏賊折神を召喚する際に使用される。属性は冷気[21]。
- 海老ディスク
- 海老折神・ダイカイオーを操るためのディスク。これまで登場した秘伝ディスクと異なり、海老の描かれた海老折神面・ダイカイオーの顔が描かれたダイカイオー面のリバーシブルになっている。属性は光[21]。
- 恐竜ディスク
- 恐竜折神の力が折り込まれたディスク。「夏の陣」(『銀幕版』)で入手した物であり、その後もシンケンジャーが所持している。
- 牛ディスク[注 11]
- 牛折神の力を制御するためのディスク。「王」のモヂカラが折り込まれており、牛折神をモウギュウダイオーに変形させる事も可能。
- 助太刀ディスク・攻撃ディスク
- 共にダイゴヨウの攻撃用のディスクで、それぞれ「光」「回転」の属性を持っている[21]。
- スーパーディスク
- シンケンジャーをスーパーシンケンジャーに強化変身させるためのディスク。スーパーシンケンマルの鍔としても機能する。
- 侍合体ディスク
- 「合」のモヂカラが込められたディスク。「折神大変化」による折神の巨大化などの手順を踏まずにシンケンオーへの合体を可能にする。インロウマルに装填した際は電子音声が発声されない。
- 超侍合体ディスク
- 「超」のモヂカラが込められたディスク。折神の収納された秘伝ディスクが無い場合でもその折神を呼び出す事が可能で、テンクウシンケンオーへの合体に使用される。侍合体ディスクと同様にインロウマルに装填した際は電子音声が発声されない。
- 真侍合体ディスク
- 真侍合体を発動するためのディスク。ダイカイシンケンオーの操縦にも使用される。折神の収納された秘伝ディスクが無い場合でもその折神を呼び出す事が可能。
- 全侍合体ディスク
- 「全」のモヂカラが込められたディスク。全侍合体を発動し、サムライハオーの操縦にも使用される[注 12]。牛ディスクと共に牛折神の車輪を構成しており、双方のディスクに込められたモヂカラ・見た目が良く似ている(王という字と全という字)。
- 最終奥義ディスク
- スーパーモウギュウバズーカに装填して使用するディスク。「外道覆滅」を使用可能にする。
- 白ディスク
- 白地の何も記されていないディスク。逆文字を書き込む事でシンケンマルでの再生が可能となる。再生すると書き込まれたモヂカラが増幅されて発動する。
- 捕ディスク
- 野生化した舵木折神を釣り上げるために流ノ介が釣竿のリールに取り付けて使用した、「捕」のモヂカラを込めたディスク。捕獲に成功した後は舵木折神を宿らせて舵木ディスクに変化した。
- 反ディスク
- ヒトミダマに操られた流ノ介を解放するために丈瑠が使用した、「反」のモヂカラを込めたディスク。虎折神にも使用して呪縛を解き、虎ディスクに変化した。
- 活ディスク
- 「活」のモヂカラを込めたディスク。ことは・源太以外の4人が海老折神にモヂカラを与えるために使用した。
- 王ディスク
- 牛折神の力を制御するために作られたディスク。「王」のモヂカラが込められており、榊原ヒロ自身が作った物・ヒロのモヂカラに合わせて彼の父が作った物の2種類がある。ヒロが作った物は牛折神の制御に失敗したが、ヒロの父親が作った物は牛折神の制御に成功し、牛ディスクに変化した。
- 砕ディスク
- 「砕」のモヂカラを込めたディスク。榊原藤次が暴走した牛折神を破壊するために用意した物だが使用される事は無かった。
- 双ディスク
- 最終幕で丈瑠に託された、丹波の得意とする「双」のモヂカラを込めたディスク。同じ物をもう1つ作り上げる力を持ち、烈火大斬刀をもう一振り出現させた。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第12話にも登場。薫と丹波からジョー・ギブケン(ゴーカイブルー)に託され、シンケンブルーに豪快チェンジしたゴーカイブルーが使用し、シンケンマルをもう一振り出現させた。
- 志葉家のモヂカラ(火人火[注 13])ディスク
- 赤いディスクに志葉家の家紋が記されており、その上に文字が書かれたディスク。第48幕・最終幕で薫が渾身の力で作成した。そのモヂカラは破壊的であり、威力にディスクが耐えられないため、使用可能なのは一度きりである。
- 2枚作成され、1枚目は丈瑠が使用してダメージを与えたものの、ドウコクを倒しきれずディスクが全壊。2枚目は流ノ介が使用し、ドウコクの一の目に止めを刺した。
- 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではこのディスクと同様の方法で作られたゴセイカードが存在する。
初期メンバーの装備品
スーパー戦隊では銃・剣が全員の共通装備である場合が多いが、本作品では侍戦隊という事で共通装備としての銃は所持していない。
- ショドウフォン
- 初期メンバーが所持する折り畳み式携帯電話型の変身ツール。通信などに使用する携帯モード・文字を書く事でモヂカラを発動する筆モードの2形態をとる。「一筆奏上(いっぴつそうじょう)!」の掛け声と共に筆モードで受け継いだモヂカラを宙に書き、通話ボタンを押して受け継いだモヂカラを身に纏う事で変身完了する。筆モード時は普通の筆としても使用可能だが、変身の際の様に空中に書く事も可能。だが書きかけでしばらく経つと空中に書いた文字は消滅する。携帯モード時は一般の携帯電話と同様の機能(写メール・ワンセグ・アプリケーションゲームなど)も使用可能。変身後は右腰のホルダーに収納されている。
- 300年前の物は本体が木製[注 14]であるなど現代の物とはデザインが少し異なり、彦馬は木製で筆先が朱色のショドウフォンを使用する。
- シンケンマル
- 初期メンバー5人が左腰に帯びている刀。秘伝ディスクの力によってモヂカラで強化して使用可能な他、折神の操縦桿にもなる。5人全員が技ディスクを使用する事で、連続で攻撃する「螺旋の太刀」や同時に刀の波動で攻撃する[22]「五重の太刀」を使用可能。4人以下或いはゴールドとの合体技も発動可能。「刀」の文字・召喚の意思によって変身前でも出現・使用可能。鞘は無く、帯刀時はシンケンスーツのベルトのジョイント内部に織り込まれた「消」のモヂカラによって威力を打ち消されている[23]。
- 鍔の部分はプラキシノスコープになっており、秘伝ディスクを回転する事でディスクに描かれた模様がアニメーションとなる。『銀幕版』では初代秘伝ディスクに残されたメッセージを虚空に再生している。
- 刀身は特殊合金シケンレス鋼製[23]。外道衆との戦闘で何回か刃を折られた事もある。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第11話にゲスト出演した薫は生身で用いている。
- 烈火大斬刀(れっか だいざんとう)
- レッド専用の巨大な刀。刀型の刀モード・大筒型の大筒モードの2形態をとる。刀モード時は巨大な刃でありとあらゆる物を断ち切る威力を誇り、烈火の刃で敵を一刀両断する[24]百火繚乱を使用可能[注 15])。大筒モード時は5枚の技ディスクを装填する事で変形時に使用したディスクに収納された折神を模したエネルギー弾を打ち出す必殺技(兜ディスクでは兜・五輪弾、舵木ディスクでは舵木・五輪弾、虎ディスクでは虎・五輪弾、烏賊ディスクでは烏賊・五輪弾)を使用可能。第二十八幕の様に技ディスク1枚を装填して撃つ事も可能。基本的にレッド1人(まれにその回の中心となったメンバーと2人)で撃つ[注 16]。ブルーがゲストキャラのリチャード・ブラウン(演:ジョン・カミナリ)と2人で使用した事・ゴールドが中心でレッド以外の5人で使用した事もある。『仮面ライダーディケイド』にゲスト出演した際には仮面ライダーディケイド コンプリートフォームも使用した。ただしディケイドは大筒モードではなく刀モードで使用している。
- 常人では振り回すのが困難な程の大きさであり[26]、その大きさから敵の飛び道具に対する盾として使用する事も可能。最終幕では双ディスクの力による二刀流を披露した。
- 劇中で姫シンケンレッドは大筒モードを使用しなかったが、『海賊戦隊ゴーカイジャー』最終話で姫シンケンレッドに豪快チェンジしたゴーカイイエローが使用した。また『海賊戦隊ゴーカイジャー』にもシンケンゴーカイオーの武器として登場。
- ウォーターアロー
- ブルー専用の弓。水の矢で厚さ50cmのコンクリートを射貫く[17]明鏡止水(めいきょうしすい)を使用可能。
- ヘブンファン
- ピンク専用の扇。最大瞬間風速100mのトルネードで敵を吹き飛ばす[18]迫力満天(はくりょくまんてん)を使用可能。
- ウッドスピア
- グリーン専用の長槍。モヂカラを込める事で柄の長さを変える事が可能。木の葉隠しや2.5tの圧力で敵を一掃する[19]大木晩成(たいきばんせい)を使用可能。
- ランドスライサー
- イエロー専用の大型手裏剣[注 17]。スライサーを投げて最高時速300kmで敵を吹き飛ばす[20]奮闘土力(ふんとうどりょく)を使用可能。
- スーパーシンケンジャー
- インロウマルを使用して全ての折神の力を纏った強化形態。源太曰く「真の侍」。使用者は襟に金の縁取りが成された白い陣羽織を纏う。劇中での呼び方は「スーパーシンケン○○(各自の色が入る)」。
- 単独でアヤカシを圧倒する程の戦闘能力を発揮し、「真・火炎の舞」「真・猿回し」の様に各自の技の頭に「真」が付いた強化技を使用可能。だがインロウマルが1個しか無いため、スーパーシンケンジャーに変身可能なのは使用者のみである。
- 基本的にレッドが変身し、レッドが戦闘に参加不可能な場合はブルーが変身するため他の3人が変身した回数は非常に少なく、全員がスーパーシンケンジャーに変身した『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』を含めてもピンク・イエローは3回、グリーンは2回しか変身していない[注 18]。さらにこの時ゴセイジャーの力を借りる事で、後述のハイパーシンケンジャーに変身していたレッド以外のゴールドを含めた5人が同時にスーパーシンケンジャーに変身しており、ゴールドはこの時のみ変身している。
- ハイパーシンケンジャー
- キョウリュウマルを使用して恐竜折神の力を纏ったもう1つの強化形態。使用者は襟に金の縁取りが成された赤い陣羽織(スーパーシンケンジャーの色違い・背中に「真」などの文字は無し)を纏う。劇中での呼び方は「ハイパーシンケン○○」。
- スーパーシンケンジャーと同等の戦闘能力を発揮し、キョウリュウマルを使用可能だが、スーパーシンケンジャーの様な独自の強化必殺技は無い。
- 主にクサレ外道衆との戦闘時に使用され、本編ではレッド・グリーンが使用。特製DVDではゴールド、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではゴーオンレッドも使用している。スーパーシンケンジャーとは完全に別で、併用が可能。
- スキマセンサー
- 志葉当家に設置してある、「受」のモヂカラが宿った鈴・おみくじで出来ているセンサー。
- 外道衆が隙間から出現すると外に仕掛けられた「諜」の端末から電波を受けて本家の物が激しく鳴り、出てきたおみくじ棒の番号から居場所を地図で特定してシンケンジャーがそこへ向かう。外道衆がシンケンジャーをおびき寄せる目的で意図的に反応させた事・隙間から逃げる外道衆に手近の端末を投げつけ付着させる事で発信機代わりに使用した事もある。
スーパーシンケンジャーの装備品
- インロウマル
- 印籠型のパワーアップツール。歴代のシンケンジャーが全ての折神の力を一つに集めるために制作していた物で、天幻寺に保管されていた。源太の技術・「真」のモヂカラ・全ての折神の力を結集する事で完成した。秘伝ディスクを解析可能で、装填したディスクの種類を音声で知らせてくれる。
- カバーを展開して内部にスーパーディスクを装填し、上部のボタンを押す事で使用者をスーパーシンケンジャーに強化変身させる。武器の仕様上ゴールド以外の6人が使用可能であり、特製DVDではナナシも使用し、後述のスーパーナナシとなった。
- スーパーシンケンマル
- 鍔にスーパーディスクを装填し、刀部分に後述のインロウマルを装着した後述のスーパーシンケンジャー専用のシンケンマル。インロウマルに秘伝ディスクを装填する事で技・能力を使用可能。
- モウギュウバズーカ
- 第三十八幕より登場した牛折神の力を秘めたバズーカ砲。榊原家によって作られた物で、主にスーパーシンケンレッドが使用する(第四十一幕ではスーパーシンケンイエローが使用した)[注 19]。バズーカという名称だが、実際の形状は大筒に類似している。使用時には最終奥義ディスクを装填して威力を高めている。
- スーパーシンケンマルを装着し、最終奥義ディスクをインロウマルに装填する事でスーパーモウギュウバズーカへと強化し、牛折神を模したエネルギー弾を打ち出す外道覆滅(げどうふくめつ)[注 20]を放つ事が可能。さらに「大」のモヂカラを込める事で巨大化し、モウギュウダイオーの武器となる。
ハイパーシンケンジャーの装備品
- キョウリュウマル
- シンケンマル・サカナマルが恐竜ディスクを使用して変化した生ける刀。詳細は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』を参照。
- 必殺技は刀身が伸びたキョウリュウマルで一刀両断、もしくはキョウリュウマル自身が敵を貫くキョウリュウマル・天地一閃。ゴールドの場合の名称はキョウリュウマル・黄金一閃。
シンケンゴールドの装備品
- スシチェンジャー
- 源太がモヂカラの研究の末に独力で開発した折りたたみ式携帯電話型の変身ツール。寿司のシャリを模していて、待受画面にも「寿司」の文字が書かれている。表示画面の裏側にディスクをはめ込むためのブロックがある。電子メールを打つ要領で電子モヂカラを発動させる。「光」ボタンを押して変形した寿司ディスクを寿司を握る要領で装填し、「一貫献上(いっかんけんじょう)!」の掛け声と共に前後に動かし、「光」のモヂカラを身に纏う事で変身完了する[注 21]。「999」+通話ボタンを押して烏賊ディスクを装填する事で烏賊折神、「000」+通話ボタンを押して海老ディスクを装填する事で海老折神の召喚にも使用される。ショドウフォンと同様に通話・メールの通信機能、GPS機能、録音・録画機能なども装備しており、着信音・ボタン確認音には三味線の音色が使用されている。モヂカラのプログラミングツールとしての機能もあり、海老折神・ダイゴヨウ・インロウマルの作成にも使用された。通常源太は左手で扱う。変身後はショドウフォンと同様に右腰のホルダーに収納されている。
- サカナマル
- ゴールド専用の刀。秋刀魚を模した鞘・柄、反りが無くやや短めの刀身を持ち、腰の後ろ側に水平に携帯する。シンケンマルと同様にシケンレス鋼製[28]で切れ味が落ちる事は無く、ゴールドはこれを居合術・逆手持ちでの攻撃に使用する。鞘は頑丈に造られており、防御・打撃武器としても使用可能。寿司ディスクを装填する事で連続斬撃で敵を切り刻む百枚おろしを使用可能。シンケンマルと同様に折神・侍巨人の操縦桿にもなる。
- ダイゴヨウ
- 詳細は侍巨人の項目を参照。
合体技
折神(おりがみ)
本来ならば池波家以下侍4家がそれぞれ各一体ずつ、志葉家が残る折神を所有していたが、長い戦いの間に行方不明・譲渡などを繰り返し、初期メンバー5人が継承したものの他には1体しか残っていなかった。
いつどこでどの様に誕生したのか明らかにされていないが、第十九幕で源太が折神を「文字のプログラムみたいな物」と解釈している事から、数多い文字の組み合わせを具現化する事で生成されると思われ、過去に解析に成功した者が何人かいることが明言されている。
操縦席は折神を象徴する文字の掛軸(後述の侍巨人ではシンボルマーク)が左右に貼られた金の屏風を背後に置き、兜を模した台座が各配色で前方に設置されている。操縦は台座にシンケンマルを刺し込んで起動し、必殺技発動時或いは離脱時に抜く。
ほとんどは人間の言葉を話すことが不可能(もしくは人前で発言していない)だが、各自明確な意思を持つ。
シンケンオーを構成する5体は初期メンバー5人がそれぞれ襲名と共に所持。普段は小さなエンブレムの形で携帯され、「大」のモヂカラを注ぎ込むことで折神大変化して巨大な動物の姿に変化する。また巨大時でも任意に姿を切り替える事で臨機応変に攻撃・回避を行う。携帯時でも手乗りサイズの動物形態に変形が可能で、探査・追跡・牽制として使用可能。基本的に常日頃仕舞われているわけではなく、劇中では折神同士縁側などで戯れたりする姿が見られる。
初期5体のほかに烏賊折神と海老折神も普段は小型の状態になっており、「ゴールド寿司」の観賞用水槽にて待機している。
- 獅子折神(ししおりがみ)
- レッドが所有するライオン型の折神。火エンブレムが変形する。エンブレム状態の形状は将棋の駒の形に近い五角形。猛スピード・口から吐く炎で戦う。必殺技は秘伝ディスクを使用し、炎を纏って突撃する五角大火炎。シンケンオーの頭部・胴体を構成する。
- 龍折神(りゅうおりがみ)
- ブルーが所有する龍型の折神。水エンブレムが変形する。エンブレム状態の形状は正六角形。空中を飛行し、水の様に自由自在に長さを変化する。口から水流を吐く龍瀑布(りゅうばくふ)を使用可能。シンケンオーの兜が収容されており、シンケンオー・シンケンダイゴヨウの左足を構成する。
- 亀折神(かめおりがみ)
- ピンクが所有するウミガメ型の折神。天エンブレムが変形する。エンブレム状態の形状は円形。カッターの様なひれで攻撃する他、高速回転する事で台風・竜巻を発生させる。シンケンオー・シンケンダイゴヨウの右腕を構成する。
- 熊折神(くまおりがみ)
- グリーンが所有するクマ型の折神。木エンブレムが変形する。エンブレム状態の形状は正方形。大木の様な頑丈さで打たれ強く、突進攻撃が得意。シンケンオー・シンケンダイゴヨウの右足を構成する。
- 猿折神(さるおりがみ)
- イエローが所有するサル型の折神。土エンブレムが変形する。エンブレム状態の形状は正三角形。重力を無視した身軽さ・パンチ攻撃が得意。シンケンオー・シンケンダイゴヨウの左腕を構成する。
- 兜折神(かぶとおりがみ)
- カブトムシ(ヘラクレスオオカブト)型の折神。基本カラーはオレンジ色。主要折神以外では唯一志葉家に残されていた。角のある頭部を回転させながら突進して攻撃したり、角の間の砲門からビームを発射可能。
- 舵木折神(かじきおりがみ)
- カジキ型の折神。基本カラーは水色。先代達の戦いで行方不明になり海を彷徨っていた所を発見され、流ノ介によって捕獲された。直剣状の吻(ふん)を突進攻撃に使用可能で、頬からは舵木魚雷と呼ばれる弾丸を打ち出す。
- 虎折神(とらおりがみ)
- 虎(白虎)型の折神。基本カラーは白。先代達がドウコクを封印した際、隙間の地割れに挟まれ動けなくなった所をヒトミダマの術に取り込まれ傀儡となっていたが、丈瑠によって「反」のモヂカラで解放された。四肢がドリルになっており、腹部のディスク型車輪で走行する。ドリルによる地中移動・突進攻撃の他、高速走行によって地割れを起こす事が可能。
- 烏賊折神(いかおりがみ)
- 烏賊型の折神。基本カラーは白・藤色。源太が幼少時に丈瑠から貰った物である。途中参戦の折神と同じテーマの内部構造をしており、歯車をデザインの基本としている。
- 水中移動は確認されていないが飛行能力を有し、烏賊墨砲で姿を隠した敵を着色して炙り出したり、張り付いた敵を足で締め上げたり殴り付けたりする他、冷気による攻撃も可能。志葉家を離れスシチェンジャーによって召喚される様になってからは手乗りサイズでゴールド寿司の水槽にて漂い、源太から「イカちゃん」と呼ばれている。
- 『ディケイド』とのクロスオーバーでは海東大樹(仮面ライダーディエンド)に盗まれてしまうトラブルが起こったが、チノマナコに奪われたディエンドライバーを取り返す条件によって、無事に源太の元へ戻った。
- 海老折神(えびおりがみ)
- ロブスター型の折神。基本カラーは金色・藍色。源太が烏賊折神のプログラムを解析して作られているため、烏賊折神の固有能力(手乗りサイズから巨大ロボット形態での伸縮機能など)を受け継いでいる。基本構造は完成していたが、当初は活動用のモヂカラが不足して動く事さえ出来ず、ことはを除く全員の「活」のモヂカラを受けた事で他の折神の様に戦闘に参加する事が可能となった。当日はことはの誕生日であったため、平成21年の同じ日が誕生日となっている。
- 得意技は両手から強力なパンチを繰り出したり、挟み込んだ敵を投げ飛ばす海老ばさみと円盤型の斬撃を飛ばす太巻き光輪。
- また「変」のモヂカラで後述のダイカイオーに侍変形が可能。
- 源太は「エビゾウ」と命名したが流ノ介に「由緒正しい歌舞伎役者の名前を使うな!」と激怒された。千明からは「エビちゃん」と呼ばれている。
- ダイカイシンケンオーに合体する際は上半身の大半を占める。
- 恐竜折神(きょうりゅうおりがみ)
- 恐竜(竜脚類)型の折神。基本カラーは濃い赤。志葉列堂 / 初代シンケンレッドが残した初代秘伝ディスクに収納されていた。鋭い牙の噛み付き攻撃が武器。詳細は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』を参照。
- 牛折神(うしおりがみ)
- 牛(牛車)型の折神。基本カラーは赤。300年以上前、初代シンケンジャーの誕生よりも昔に作られた元祖折神。モヂカラ発祥当時の研究による偶然の産物であり、後方のディスク型の車輪が回転すればする程パワーを増して暴走してしまうため、「角笛の山」に封印されていた。ヒロによってその封印が解かれたが、ヒロのディスクが不完全だったせいか敵味方関係無く暴走し、大ナナシ連中・シンケンオー・ダイカイオーを圧倒した。シンケンジャーと外道衆の争奪戦の末、シンケンジャーの新たな仲間となった。シンケンオーを牛車上に乗せて走行可能で、後述のモウギュウダイオーへ侍変形する機能も持つ。
- スペック
- データは全て大変化後のアニマルモードのもの。
名称 全高 全幅 全長 重量 スピード 出力 獅子折神 20.1m 19.3m 26.5m 800t 500km/h 600万馬力 龍折神 19.3m 8.5m 52.3m 420t 600km/h 300万馬力 亀折神 7m 17.2m 14.6m 130t 200km/h 100万馬力 熊折神 19.1m 11.6m 27.5m 420t 400km/h 300万馬力 猿折神 15.7m 18m 12.5m 130t 300km/h 100万馬力 兜折神 16.1m 27.9m 44.3m 900t 600km/h 700万馬力 舵木折神 24.4m 22m 47.8m 900t 120ノット 700万馬力 虎折神 24.3m 25.6m 50.8m 1100t 650km/h 850万馬力 烏賊折神 42.6m 13.6m(左右の足先まで62.2m) 厚さ:14.4m(前後の足先まで33.9m) 900t 飛行スピード:650km/h 650万馬力 海老折神 39.4m 43.4m 80.7m 2000t 650km/h 1500万馬力 恐竜折神 19m 27.5m 88.5m 1000t 600km/h 800万馬力 牛折神 45.9m 42.6m 87.9m 10000t 630km/h 6000万馬力
侍巨人
シンケンオー
第二幕より登場。獅子・龍・亀・熊・猿の5体の折神が「合」のモヂカラを受けて侍合体した侍巨人。いわゆるマシン・メカの類ではなく人工生命体と呼べる物に該当する。武装は鉄も斬れる特殊合金シケンレス鋼製の巨大な日本刀・ダイシンケンと特殊合金シケンレス鋼製の円盾・秘伝シールド。合体を一時的に解いたり、合体したまま折神を変形させる事で柔軟な攻撃も可能で、獅子折神の口から炎を吐く獅子・火炎吼、龍折神を収縮させてジャンプする龍・昇り脚、亀折神を分離させて攻撃する亀・天空拳、猿折神を分離して熊折神で蹴飛ばす熊・三角蹴りを使用可能。また両腕をエンブレムに戻した文字からビームを撃つ事も可能。
必殺技は操縦者がシンケンマルを振りかざし、これと連動して「斬」のモヂカラを込めたダイシンケンで円月斬りを放つダイシンケン侍斬り。発動には必ず5人揃っている必要は無く、第十三幕ではピンク・イエローのみで発動した。
のちに侍合体ディスクをインロウマルに装填する事でも運用可能になり、最終幕では6人が生身で操縦した。シンケンオーの状態から(苦戦する事はあっても)敗れた事は一度も無い[注 22]。
2011年公開の劇場作品『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場。
- カブトシンケンオー
- 第五幕より登場。シンケンオーが兜折神を侍武装した侍巨人。兜を外して頭部を収納したシンケンオーの両腕部に兜折神の両足がそれぞれ分割して合体し、頭部に残りの胴体がそのまま合体した後、下角を吹返し[注 23]の様に左右に展開する事で完成する。合体プロセスの関係上、侍武装の中では唯一シンケンオー本体の頭部が収納され、代わりに合体させた兜折神の胴体側(展開した下角部分)に新たにカブトシンケンオーの顔が出現する。武装は吹返し部分に搭載された無数の砲門・兜砲とダイシンケン。頭部の上角・両腕のカッター・ダイシンケンを使用する格闘戦、兜砲からモヂカラを光弾として放つ射撃戦を得意とする。
- 必殺技は頭部の下角を閉じて高速回転させ、そこから集約させたエネルギー弾を放出する兜大回転砲。
- カジキシンケンオー
- 第七幕より登場。シンケンオーが舵木折神を侍武装した侍巨人。兜を外したシンケンオーの頭部に舵木折神の頭部が新たな兜として合体し、背部に残りの胴体が背負う様に合体する事で完成する。武装はダイシンケン・ナギナタモード(刀身が若干短縮され、反り合う様に上下対称の形状に変化した物)と舵木魚雷。
- 必殺技は頭部の兜を展開して装着させたダイシンケン(通常モード)に「斬」のモヂカラを込め、お辞儀をする様に体ごと振り下ろして斬り付ける舵木一刀両断。
- トラシンケンオー
- 第九幕より登場。シンケンオーが虎折神を侍武装した侍巨人。兜を外したシンケンオーの頭部に尻尾を円形の前立て[注 24]として変形・装着した虎折神の頭部が新たな兜として合体し、残りの胴体を後頭部に合体する事で完成する。武装はダイシンケン・後頭部に装備された4本の虎ドリル。
- 必殺技は虎ドリルを高速回転させながら突進して敵を破砕する虎ドリル突撃。
- イカシンケンオー
- 第十八幕より登場。シンケンオーが烏賊折神を侍武装した侍巨人。シンケンオーの右腕に烏賊折神の頭部が装着され、左手に下足を保持し、背部に上足が翼の様に合体する事で完成する。侍武装の中で唯一シンケンオーの兜を外さない形態である。武装は右腕に装備した頭部の槍・左手に保持した下足のシールド。烏賊折神の持ち主であるゴールドも含めた6人で操縦する。伸縮自在の槍による連続刺突攻撃烏賊槍ぶすまやシールド中央部から放出する冷気で敵を凍らせる烏賊冷凍を駆使して戦う。
- 必殺技は背部パーツから雷を集約させ、穂先を伸ばした槍に「斬」のモヂカラを込めた斬撃を放つ槍烏賊一閃。
- キョウリュウシンケンオー
- シンケンオーが恐竜折神を侍武装した侍巨人。詳細は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』を参照。
ダイテンクウ
第十幕より登場。兜・舵木・虎の3体の折神が「合」のモヂカラを受けて侍合体した鳥型の式神[注 25][注 26]。頭部を分離した虎折神を中心に、変形した兜折神・舵木折神の胴体がそれぞれ両翼として合体し、兜折神の両足が兜折神・舵木折神の外側面に、虎折神の頭部を装着した舵木折神の尾びれが尾羽としてそれぞれ合体し、虎折神の尻尾が変形した円形の前立てを装着した兜折神の上角が頭部として合体する事で完成する。高い機動力を誇り、高速で急旋回するなどアクロバティックな動作も可能。武装は両翼の兜折神・舵木折神から放つビーム。空中戦だけでなく、地上支援攻撃もこなす戦闘攻撃機的存在。
必殺技は秘伝ディスクのエネルギーを放出する事で上空に出現した兜・舵木・虎のゲートを潜り抜け、猛スピードで急降下しながら体当たりを仕掛けるダイテンクウ大激突。
シンケンオーの背中にドッキングする形式で後述のテンクウシンケンオーとなるが、一度流ノ介の機転(勘違い?)によってアヤカシ・ナキナキテの背中に合体した事がある。
- テンクウシンケンオー
- 第十二幕より登場。流ノ介の発案[注 27]によるぶっつけ本番で、シンケンオー・ダイテンクウが「超」のモヂカラを受けて超侍合体した侍巨人。兜を外したシンケンオーの背部に一部パーツを分離したダイテンクウが背負う様に合体し、胸部に2本の虎ドリルが装着され、頭部に尻尾の前立て(トラシンケンオー時とは異なり円形ではなく左右に展開したU字形)を装着した虎折神の頭部が新たな兜として合体する事で完成する。ダイテンクウが合体した事でシンケンオー単体では不可能であった空中飛行を可能としている。武装はダイシンケンのみで、秘伝シールドは使用しない。左右の翼を直接敵にぶつけて攻撃する事も可能[注 28]。
- 必殺技は空高く飛翔し、ダイシンケンに「斬」のモヂカラを込めて急降下しながら斬り付けるダイシンケン天空唐竹割り。
- 当初は初期メンバーが全員揃っていないと運用不可能だったが、のちに超侍合体ディスクをインロウマルに装填する事でも運用可能になった。
- 最終幕では6人が生身で操縦するも、ドウコクの猛攻でシンケンオーに分離させられる。
- イカテンクウバスター
- 第二十四幕より登場。ダイテンクウ・烏賊折神が合体した巨大なバズーカ砲で、ダイカイシンケンオーの必殺武器。頭部・尾羽を元に戻したダイテンクウに烏賊折神の頭部が主砲として合体し、その中央部に烏賊折神の上足・下足と前立てを装着した虎折神の頭部が台座として合体する事で完成する。
- 必殺技は後述のダイカイシンケンオーと真侍武装する事で「滅」のモヂカラを込めて全ての折神のオーラを纏ったエネルギーを放出する折神大開砲。発動には必ずしも6人全員が揃っている必要は無いものの、大量のモヂカラを消費するため連続では使用出来ず、操縦者が少ない場合は体への負担がその分だけ大きくなるのが欠点(第二十五幕で丈瑠・源太の2人だけで使用したが、2人は大幅に体力を消耗してしまった)。
ダイカイオー
第二十幕(イカダイカイオーのみ第二十二幕)より登場。海老折神が「変」の電子モヂカラを受けて侍変形した侍巨人。ゴールドが単独操縦する。操縦席の海老ディスクを回転する事で東・西・南・北の電子モヂカラを持つ4形態に変形可能[注 29]。 変形後、それぞれの形態にちなんだセリフを発する。
- ダイカイオーヒガシ
- 海老ディスクが「東」を示し、「光」を電子モヂカラに変換したダイカイオーの基本形態[29]。セリフは「とぉー(東、トウ)とぉー!ヒガシ!!」。武器を使用せず、素手による格闘戦を得意とする。
- 必殺技は両肩部の海老ばさみをグローブの様に展開して連続パンチを叩き込む海老ばさみ本手返し。
- ダイカイオーニシ
- 海老ディスクが「西」を示し、「風」を電子モヂカラに変換した形態。セリフは「おっしゃー(西、シャー[注 30])!ニシ!!」。この形態のみ頭部の角パーツは収納される。回避能力に優れ、海老折神の尾びれ(ダイカイオーの腰パーツ)が分離した扇で竜巻を発生させ、敵の攻撃を受け流す戦法をとる。
- この形態では必殺技を持たない。劇中で使用したのは2回のみ。
- ダイカイオーミナミ
- 海老ディスクが「南」を示し、「熱気」を電子モヂカラに変換した形態。セリフは「なん(南、ナン)と!ミナミ!!」。スピードを重視した形態で、海老折神の頭部と触覚部分が分離した武器・海老刀の二刀流による隙の無い剣術戦を得意とする。
- 必殺技は猛スピードで海老刀を振り下ろして斬り付ける海老刀大名おろし。
- イカダイカイオー
- 第二十二幕より登場。海老ディスクが「北」を示し、烏賊折神を侍武装したダイカイオーの最強形態。セリフは「キタ(北)キタキタキター!」。武装は烏賊折神の頭部・上足で構成された大槍を使用し、残りの下足はダイカイオーの胸部に追加装甲として合体する。
- 必殺技は「突」の電子モヂカラを込め、電気を纏った大槍で標的を貫く槍烏賊突貫。
- ダイカイシンケンオー
- 第二十四幕より登場。シンケンオーとダイカイオーが真侍合体した大地・海を制する侍巨人。両腕がエンブレム状態に変形して上半身を後方へ展開したシンケンオーに背中パーツが変形した新たな頭部・扇を胸部に装着したダイカイオーの上半身が合体し、シンケンオーの大腿部に変形したダイカイオーの脚部全体が挟み込む様に合体する事で完成する。頭部の兜に大きく描かれたインロウマルのエンブレムを模した「真」の文字が特徴的で、2体の侍巨人の力が合わさった事で圧倒的な戦闘能力を発揮する。武装はダイカイオーミナミと同様に海老刀を使用し、パワー・スピードを兼ね揃えた二刀流で敵を斬り刻む二天一流乱れ斬りを得意技とする。この技だけでもアヤカシを倒すのに充分な威力を誇り、第二十七幕で千明・ことはの2人だけで戦った際にはアベコンベを[注 31]、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャーエピックon銀幕』ではマダコダマを倒している。
- サムライハオーが登場してからも全員揃っていない時に度々使用していた。
ダイゴヨウ
第二十八幕より登場。第二十七幕の一件から一時的に寿司恐怖症で変身出来なくなった源太が、自分の代わりに戦う存在としてゴールド寿司の提灯に「侍」の電子モヂカラを込めて製作した小型の侍巨人[注 32]。提灯・十手といった岡っ引き[注 33]をイメージして作られ、分割して手持ち装備として使用可能。装備時の技は十手に力を集中して繰り出すダイゴヨウ十手打ち。「大」のモヂカラを込めた外部入力コマンドダイゴヨウ大変化によって通常サイズの侍巨人としても機能する。
シンケンジャーの名乗りに参加したり[注 34]、第四十八幕では源太と共に丈瑠に命を預けると宣言するなど、劇中ではシンケンジャーの一員として描かれている。
他の折神とは別にあらかじめ多くの言語を喋る様にプログラミングされ、侍達のセリフから誕生から時間が経つにつれボキャブラリーも増えている(他の面々も自我を持つが、基本的に音声を発しない)。作成者の源太以上に江戸訛りが強い。源太の事を「親分」と呼んで慕い、彼と寿司を馬鹿にした者には強い怒りを見せる。またことはと同様に丈瑠の事は「殿様」と呼ぶ。一人称は「オイラ」。
手刀による格闘戦を得意とし、身体を発光させて敵の目を眩ませるダイゴヨウ大閃光、全身を回転させて連続チョップを繰り出すダイゴヨウ大回転を使用可能。蛇腹状の腹部は空洞になっており秘伝ディスクを収納可能だが、ディスクが詰まると動けなくなるという弱点を持つ。腹部を縮めて回避も可能。
必殺技は腹部から秘伝ディスクを乱射して敵を斬り刻む秘伝ディスク乱れ撃ち。
『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』では偶然にも唯一謎の戦士達・天装戦隊ゴセイジャーの活躍を見届け、ゴセイイエローに「可愛い提灯さん」と言われる[注 35]。
『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』では源太と共にフランスから帰国する。また、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』の時と同じように迷ってしまい『海賊戦隊ゴーカイジャー』の活躍を見届けた。『海賊戦隊ゴーカイジャー』では『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』の裏エピソードにあたる第40話に登場。
- シンケンダイゴヨウ
- 第三十幕より登場。ダイゴヨウ・獅子以外の主軸折神が侍合体した巨人。ことはがシンケンオーへの侍合体の前にダイゴヨウ大変化を掛けてしまい、おまけにその直後に「侍合体」と呼称してしまった事でダイゴヨウが獅子折神を弾き飛ばしてしまい、本来獅子折神が入るべき部分にダイゴヨウが入ってしまった事で偶然誕生した[注 36]。シンケンオーに比べるとダイゴヨウがベースのためか軽快に動いている。ダイシンケンは使用せず、本来両腕になるはずの十手を武装とする。他の巨人とは異なり、コックピットは別々である。またシンケンオーと同様に各折神の技も使用可能。
- のちに一度だけ、千明の「なんか、ようわかんねぇ合体!」の掛け声で家臣4人・ダイゴヨウの合意での合体が行われた。
- 必殺技は十手を敵に向かって投げ付ける十手一直線。
モウギュウダイオー
第三十三幕より登場。牛折神が侍変形した侍巨人。主にレッドが操縦する(第四十幕ではゴールドが操縦した)。牛折神のパワーをそのまま引き継いでおり、装甲・腕力もこれまでの侍巨人を上回る。武装は両肩部の9連装砲・猛牛砲と右手に保持するバルカン砲で、牛ディスクによって操縦される。「大」のモヂカラを込めて巨大化させたモウギュウバズーカを使用する事もある。他の侍巨人とは異なり、侍武装は行わない。
必殺技は左脚部の牛ディスクを蹴り上げて頭部に装着し、それを高速回転させる事によって放出されるエネルギーと右腕のバルカン砲から「猛」のモヂカラを込めて放つエネルギー弾を同時に浴びせる猛牛大回転砲。
- サムライハオー
- 第三十五幕より登場。ダイカイシンケンオーとイカテンクウバスターおよびモウギュウダイオーが全侍合体した最大にして最強の侍巨人。頭部を収納して両腕部・胸部エンブレムが分離し、後頭部のスペースに猛牛大回転砲発動時と同様に牛ディスクを装着し、脚部前方を展開したモウギュウダイオーの背部に一部パーツを分離したイカテンクウバスター、脚部前方に烏賊折神(上足)、脚部両側面(車輪部)にエンブレム状態の猿折神・亀折神、胴体両側面(腕部)に海老ばさみが合体する事で立仏像の光背の様な巨大な台座を形成し、展開した脚部の上には頭部に海老刀、台座後背部の牛ディスクと直結する様に背部に全侍合体ディスクを装着したバルカン砲、左脚部に扇、胸部に烏賊折神(下足、イカダイカイオーと同様)・モウギュウダイオーの胸部エンブレムが合体し、両腕部を虎ドリルを装着したモウギュウダイオーの腕に換装したダイカイシンケンオーが搭乗する事で完成する。その際モウギュウダイオーの胸部エンブレムの文字(V字に「王」)が上下逆さまに装着される事で「全」の文字に変化する[注 37]。人型を形成する部分よりも、それを載せる台座・後背部の方が巨大という合体ロボとしては非常に珍しい形状をしている。この奇異なデザインは元のモチーフが「二人羽織」である事に由来しており[注 38]、他のどの合体形態をも凌駕する程の巨体であるため歩行はせず、さながら移動要塞の様に台座ごと滑って移動する[注 39]。命名は流ノ介による。
- 両腕の虎ドリルによる突撃、後背部の海老ばさみによる攻撃、ダイシンケンによる剣技ダイシンケン覇王斬りなど豊富な攻撃手段を持ち、ダイカイシンケンオーはおろかモウギュウダイオーをも上回る戦闘能力を発揮する。かなりの巨体ゆえに登場当初はあまり活発な動きを見せなかったが、第四十一幕ではCGによる物とはいえ初めて素早い動き・飛行シーンが登場した。この時縦回転しながらダイシンケンを振り下ろすダイシンケン大回転斬りを使用した。
- 必殺技はシンケンジャー全員がそれぞれ11体の折神のモヂカラを発動し、後背部の頂点(ロボの後頭部)の秘伝ディスク付バルカン砲に全エネルギーを集約させ、ディスクの高速回転と共に螺旋状のオーラを放出するモヂカラ大弾円。
- 基本的には6人全員で操縦しており、全員揃っていない場合にはダイカイシンケンオーで戦っていたが、終盤薫がメンバーに合流して丈瑠・源太が一時退いた時には5人で操縦していた。
- キョウリュウサムライハオー
- 第四十三幕に登場。源太の発案によって誕生した、サムライハオーが恐竜折神を侍武装した究極の侍巨人。名称は劇中未呼称だが、のちの『ダイスオーDX』にて正式にこの名称が使用された。全ての折神の力が1つになった事でサムライハオーでも苦戦していたアクマロの攻撃を丸々跳ね返し、アクマロを一太刀で圧倒する程の戦闘能力を発揮する。
- 必殺技は恐竜刀に12体の全ての折神のモヂカラを集約して縦一文字に斬り付ける12折神大侍斬り。二の目となりモヂカラ大弾円も効かなかったアクマロをいとも簡単に一撃で斬り伏せる程の威力を誇る。
スペック
名称 | 全高 | 全幅 | 胸厚 | 重量 | スピード | 出力 |
---|---|---|---|---|---|---|
シンケンオー | 52.3m | 35.6m | 16.9m(通常時) 24.1m(シールド装備時) |
1900t | 500km/h | 1400万馬力 |
カブトシンケンオー | 57.2m | 51.4m | 45.1m | 2800t | 600km/h | 2100万馬力 |
カジキシンケンオー | 63.1m(通常時) 90m(ダイシンケン頭部装着時) |
36m | 31.5m | 2800t | 120ノット | 2100万馬力 |
トラシンケンオー | 67.3m | 43m | 25m | 3000t | 650km/h | 2250万馬力 |
イカシンケンオー | 52.3m | 60.3m | 16.9m | 2800t | 550km/h | 2050万馬力 |
キョウリュウシンケンオー | 53.6m | 35.6m | 16.9m | 2900t | 500km/h | 2200万馬力 |
テンクウシンケンオー | 70.1m | 77.7m | 41.7m | 4800t | 850km/h | 3650万馬力 |
ダイカイオー | 56.7m | 48.9m | 25.4m | 2000t | 650km/h | 1500万馬力 |
イカダイカイオー | 56.7m | 48.9m | 29.2m | 2900t | 650km/h | 2150万馬力 |
ダイカイシンケンオー | 82.4m | 48.9m | 29.4m | 3900t | 600km/h | 2900万馬力 |
ダイゴヨウ | 52.5m | 41.5m | 26.9m | 1500t | 500km/h | 1200万馬力 |
モウギュウダイオー | 87.9m | 53.1m | 33.4m | 10000t | 630km/h | 6000万馬力 |
サムライハオー | 93.2m | 78.3m | 57.8m | 17700t | 700km/h | 1億1800万馬力 |
名称 | 全高 | 全幅 | 全長 | 重量 | スピード | 出力 |
ダイテンクウ | 73.5m | 77.7m | 25m | 2900t | 800km/h | 2250万馬力 |
イカテンクウバスター | 47.2m | 77.7m | 57m | 3800t | 2900万馬力 |
キャスト
個々の個性や特技も役に反映されており、森田が京都出身であることから役の話言葉も標準語から京都弁に変更され、書道5段の腕前を持つ高梨は作中でも達者な筆使いを披露している[30]。また、フラメンコギターを得意とする日下部彦馬役の伊吹吾郎は、ED映像でギターを披露している。
レギュラー・準レギュラー
- 志葉丈瑠 / シンケンレッド(声):松坂桃李
- 池波流ノ介 / シンケンブルー(声):相葉弘樹
- 白石茉子 / シンケンピンク(声):高梨臨
- 谷千明 / シンケングリーン(声):鈴木勝吾
- 花織ことは / シンケンイエロー(声):森田涼花
- 梅盛源太 / シンケンゴールド(声):相馬圭祐 (17 - 49)
- 志葉薫 / 姫シンケンレッド(声):夏居瑠奈 (44 - 49)
- 日下部彦馬:伊吹吾郎
- 丹波歳三:松澤一之 (44 - 49)
- 薄雪 / 薄皮太夫(声):朴璐美 (1 - 48)
- 腑破十臓・人間態 / 怪人態(声):唐橋充 (7 - 47)
声の出演
- ダイゴヨウ:遠近孝一 (28 - 49)
- 血祭ドウコク:西凜太朗 (1 - 40, 45, 47 - 49)
- 骨のシタリ:チョー
- 筋殻アクマロ:堀川りょう (28 - 43)
- スシチェンジャー音声、インロウマル音声、ナレーション:宮田浩徳
ゲスト
括弧内は出演話数。
- 丈瑠の父:津田寛治 (1・12・33・46)
- 池波流三郎:加門良 (1)
- コージ:大川雅大 (3)
- マサト:萩原達也 (3)
- 良太:宮城孔明 (4)
- 花織みつば:重廣礼香 (6・41)
- 小松朔太郎:綱島郷太郎 (7・47)
- 先代シンケングリーン(声):丹野宜政[31] (11) - クレジットなし
- 香奈:柴田かよこ (12)
- 広樹:秋山悠介 (12)
- リチャード・ブラウン:ジョン・カミナリ (14)
- 海東大樹:戸谷公人 (20)
- サラリーマン:神舎大介 (20)
- 谷蔵人:菊池健一郎 (21)
- 門矢士:井上正大 (21)
- 光夏海:森カンナ (21)
- 鳴滝:奥田達士 (21)
- 光栄次郎:石橋蓮司 (21)
- 籠城犯 サノ:並樹史郎 (21)
- 母親:田村直子 (21)
- 子供:中西龍雅 (21)
- 男:村岡弘之 (21)
- 松宮義久:永嶋柊吾 (22)
- 浄寛:高橋元太郎 (23・24)
- 志葉烈堂:合田雅吏 (23)
- 新左:河野安郎 (25)
- 高橋恵里:松尾寧夏 (30)
- 男子生徒:藤村直樹 (30)
- 山崎彩:内田もも香 (31)
- 坂井竜也:仲條友彪 (31)
- 榊原ヒロ:佐藤勇輝 (32・33)
- 榊原藤次:森下哲夫 (32・33)
- 白石衛:冨家規政 (34)
- 白石響子:伊藤かずえ (34)
- 松川新太郎:鯨井康介 (35)
- 東勘助:村上雄太 (35)
- 怪しいブローカー:阪田マサノブ(36)
- リポーター:秦みずほ(36)
- 沢田晃一:横江泰宣 (38)
- 沢田香:河村舞子 (38)
- 沢田陽菜:春日香音 (38)
- 十臓の妻:押元奈緒子 (42・43・47)
- 志葉雅貴 / 17代目シンケンレッド(声):松風雅也 (45)
スーツアクター
- シンケンレッド[32][33][3]、ナナシ連中[32]:福沢博文
- シンケンブルー[32][33][3]、モウギュウダイオー[34]:押川善文
- シンケンピンク[32][33][3]、ナナシ連中[35]、薄皮太夫(代役)[32]:人見早苗
- シンケングリーン[32][33][3]:竹内康博
- シンケンイエロー[32][33][3]:橋口未和
- シンケンゴールド[32][36][33][3]、ダイカイオー(代役)[32]:岡元次郎
- シンケンレッド(薫)[32][3]、薄皮太夫[32]:蜂須賀祐一
- 血祭ドウコク[32]、シンケンオー[32]、ダイカイオー[32]、サムライハオー[32]:日下秀昭
- 骨のシタリ[32]、アヤカシ[37]:大林勝
- 腑破十臓[32](人間態を演じた唐橋のスタント吹き替えも担当[38])、筋殻アクマロ[32]、シンケンブルー(代役)[39]:清家利一
- ダイゴヨウ[32]:田中宏幸
- アヤカシ、ナナシ連中:中川素州[40][41]、的場耕二[32]、佐藤太輔[37]
- 黒子[31]、ナナシ[31] - 丹野宜政
- その他:神尾直子
スタッフ
プロデューサーには、本シリーズに長らくサブプロデューサーとして携わった宇都宮孝明が初めてメインに昇格。脚本家は前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』からは一新された。脇を固めるスタッフはメインライターに小林靖子、メイン監督に中澤祥次郎、キャラクターデザインに篠原保といった主力級の面々が揃えられた。他に演出陣では、第34幕より長石多可男が『救急戦隊ゴーゴーファイブ』から10年ぶりに監督として復帰したり、終盤にはこれまでライダーシリーズでの活躍が主だった柴崎貴行が参加するなど前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』とは違ったメンバーも起用されている。劇伴音楽は、高木洋が戦隊シリーズを初担当[42][注 40]。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- プロデュース:佐々木基(テレビ朝日)、宇都宮孝明・大森敬仁(東映)、矢田晃一・深田明宏(東映エージエンシー)
- 脚本:小林靖子、大和屋暁、石橋大助
- 音楽プロデュース:Project.R
- 音楽:高木洋
- 監督:中澤祥次郎、諸田敏、竹本昇、渡辺勝也、加藤弘之、長石多可男、柴崎貴行
- 撮影:松村文雄、大沢信吾
- 美術:大谷和正
- キャラクターデザイン:篠原保
- 監督補:渡辺勝也(第34・35幕のみ)
- 助監督:加藤弘之、安養寺工、荒川史絵、須上和泰
- MA・選曲:宮葉勝行
- MAオペレータ:小林喬、錦織真里
- 音響効果:阿部作二(大泉音映)、小川広美(東洋音響)(第20幕 - )
- プロデューサー補:郷田龍一( - 第2幕)、石川啓(第15幕 - )
- ラインプロデューサー:谷口正洋
- ラインプロデューサー補:青柳夕子
- アクション監督:石垣広文、竹田道弘(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 技術協力:東映ラボ・テック、アップサイド、西華産業
- 特撮研究所
- 撮影:鈴木啓造、岡本純平
- 照明:安藤和也、関澤陽介
- 美術:松浦芳、長谷川俊介
- 操演:中山亨、田村卓海
- VFXスーパーバイザー:山本達也
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
- 主題歌
- オープニングテーマは『特捜戦隊デカレンジャー』などで主題歌を手掛けたサイキックラバーが務める。本作品が戦隊主題歌2度目となり、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の佐藤健太以来17年ぶり史上5組目となる[43]。オープニングテーマとエンディングテーマを収録した主題歌CDは、2009年3月18日に付録のついた限定版(COCC-16236 定価1,575円)と通常版(COCC-16237 定価1,260円)が発売された[44]。オリコンのディリーランキングでは初登場4位、2009年3月30日付週間ランキングでは初登場6位となった[45][46]。
- オープニングテーマ「侍戦隊シンケンジャー」(第12・14・18・28・30・43幕では挿入歌として第30幕のみインストゥルメンタル版を使用)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:YOFFY / 編曲:Project.R(大石憲一郎・サイキックラバー) / 歌:サイキックラバー (Project.R)
- 正式なオープニング映像は第2幕から使用され、第1幕は劇中シークエンスに組み込まれている。テレ朝チャンネルでのCS放送に際しては、初期の一部話数において同曲のインストゥルメンタル版が、次回予告のBGMとしても使用された。
- 音楽ゲーム・太鼓の達人シリーズの『12増量版』、pop'n musicシリーズの『18 せんごく列伝』にもカバーバージョンが収録されている。
- レコチョクの「燃えるスーパー戦隊主題歌名曲ランキング」では第1位を飾っている[47]。
- エンディングテーマ
-
- 「四六時夢中シンケンジャー」(第13幕では挿入歌としてインストゥルメンタル版を使用)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:Project.R(籠島裕昌) / 歌:高取ヒデアキ (Project.R)
- 数え歌。通常のエンディング映像では第2幕から歌詞テロップが表示され、第8幕などの前後編の前編や、「一件落着」しないわだかまりが残った回は、2番の歌詞が使用される[注 41]。最終幕では使用されず、劇伴BGMとともにスタッフロールが流れ番組は終了した[注 42]。
- 「四六時夢中シンケンジャー 〜銀幕版〜」(第21 - 27幕)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:Project.R(籠島裕昌) / 歌:シンケンジャー(松坂桃李、相葉弘樹、高梨臨、鈴木勝吾、森田涼花、相馬圭祐)と高取ヒデアキ
- 第21幕から第27幕で使用された劇場公開版のエンディングテーマ。第23幕および第25幕では2番の歌詞が使用された。
- 上記の『四六時夢中シンケンジャー』を、主演俳優陣と高取ヒデアキで歌う。DVD・BDやテレ朝チャンネルでのCS放送、ネット配信では通常版の映像に差し替え、もしくは次回予告を除きカットなどの処置がなされているため、このバージョンが使用されたのは本放送のみである。『35大スーパー戦隊主題歌全集1975~2011』では映像特典の劇場版主題歌集に収録されている。
- 挿入歌
- この節の加筆が望まれています。
- 「斗え! シンケンジャー」(第6・13・27・37幕)
- 作詞:高取ヒデアキ / 作曲:IMAJO / 編曲:Project.R / 歌:高取ヒデアキ (Project.R)
- 「侍合体! シンケンオー」(第4・5・6・14・19・42幕)
- 作詞:桑原永江 / 作曲:高木洋 / 編曲:Project.R(大石憲一郎) / 歌:串田アキラ
- 「モヂカラ大行進」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:鈴木盛広 / 歌:ヤング・フレッシュ、高橋秀幸 (Project.R)
- 第14幕ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「どこまでもシンケンジャー」
- 作詞、作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:高取ヒデアキ (Project.R)
- 「つらぬけ武士道」
- 作詞、作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:小野田浩二
- 第38幕ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「シンケン祭り」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:Sister MAYO (Project.R)
- 未使用[48]。なお、後に『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』第7痛(話)のエンディングテーマに使われた。(歌唱は『アキバレンジャー』出演者たち)
- 「一貫献上! シンケンゴールド」(第17幕)
- 作詞:YOFFY / 作曲:高木洋 / 編曲:Project.R(大石憲一郎) / 歌:YOFFY (Project.R)
- インストゥルメンタル版と併用して使用された。テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」で出張鑑定コーナーのBGMとして本曲のイントロが使われている。
- 「侍変形! ダイカイオー」(第20・22幕)
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:渡辺宙明 / 歌:宮内タカユキ
- 第20話ではインストゥルメンタル版と併用して使用された。
- 「六人の侍」(第29幕)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:Project.R(大石憲一郎) / 歌:松原剛志 (Project.R)
- 「究極 サムライハオー 降臨!」(第35・36・37幕)
- 作詞:里乃塚玲央 / 作曲、編曲:矢野立美 / 歌:MoJo
- 第35・36幕では2番が、第37幕では1番がそれぞれ使用された。
- キャラクターソング
-
- 「シンケンレッド 一筆奏上」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:高木洋 / 歌:ヤング・フレッシュ、志葉丈瑠(松坂桃李)
- 「青浪(あおなみ)世直し」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:真崎修 / 歌:池波流ノ介(相葉弘樹)
- 「ナデシコ真剣 花吹雪」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:押谷沙樹 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:白石茉子(高梨臨)
- 「シンケンデイズ Never give up 道中」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:籠島裕昌 / 歌:谷千明(鈴木勝吾)
- 「はんなり めっちゃ武士道ガール」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:IMAJO / 編曲:川瀬智 / 歌:花織ことは(森田涼花)
- 「ゴールド人情 一本締め」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:岩崎貴文 / 歌:梅盛源太(相馬圭祐)
放送日程
全編通して、放送回のカウントは「第○幕」、サブタイトルも全て漢字での表記で統一(カッコ内の平仮名表記は読み仮名)。作中では1文字だけ赤文字(リスト内の太文字部分)で表記される。登場怪人のリンク先は、モチーフとなった妖怪に充てている[49][50]。
特番などによる放送休止は以下の通り。
- 2009年6月21日…「第109回全米オープンゴルフ選手権大会」最終日放送のため
- 2009年7月12日…「第67回全米女子オープンゴルフ選手権大会」最終日放送のため[注 43]
- 2009年12月27日…「小学生クラス対抗30人31脚全国大会 2009年完全版スペシャル」放送のため
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2009年 | 2月15日第一幕 | 伊達姿五侍 (だてすがた ごさむらい) |
小林靖子 | 中澤祥次郎 | |
2月22日 | 第二幕 | 極付粋合体 (きわめつき いきな がったい) |
|||
3月 | 1日第三幕 | 腕退治腕比 (うでたいじ うでくらべ) |
諸田敏 | ||
3月 | 8日第四幕 | 夜話情涙川 (よわなさけ なみだがわ) |
|||
3月15日 | 第五幕 | 兜折神 (かぶと おりがみ) |
竹本昇 | ||
3月22日 | 第六幕 | 悪口王 (わるぐちおう) |
|||
3月29日 | 第七幕 | 舵木一本釣 (かじき いっぽんつり) |
中澤祥次郎 | ||
4月 | 5日第八幕 | 花嫁神隠 (はなよめ かみかくし) |
- | ||
4月12日 | 第九幕 | 虎反抗期 (とらの はんこうき) |
渡辺勝也 | ||
4月19日 | 第十幕 | 大天空合体 (だいてんくうがったい) |
|||
4月26日 | 第十一幕 | 三巴大騒動 (みつどもえ おおそうどう) |
諸田敏 | ||
5月 | 3日第十二幕 | 史上初超侍合体 (しじょうはつ ちょう さむらいがったい) | |||
5月10日 | 第十三幕 | 重泣声 (おもい なきごえ) |
竹本昇 | ||
5月17日 | 第十四幕 | 異国侍 (いこくの さむらい) |
大和屋暁 | ||
5月24日 | 第十五幕 | 偽物本物大捕物 (にせもの ほんもの おおとりもの) |
石橋大助 | 渡辺勝也 | |
5月31日 | 第十六幕 | 黒子力 (くろこの ちから) |
大和屋暁 | ||
6月 | 7日第十七幕 | 寿司侍 (すし さむらい) |
小林靖子 | 諸田敏 | |
6月14日 | 第十八幕 | 侍襲名 (さむらい しゅうめい) |
|||
6月28日 | 第十九幕 | 侍心手習中 (さむらいごころ てならいちゅう) |
竹本昇 | ||
7月 | 5日第二十幕 | 海老折神変化 (えびおりがみ へんげ) |
|||
7月19日 | 第二十一幕 | 親子熊 (おやこ ぐま) |
加藤弘之 | ||
7月26日 | 第二十二幕 | 殿執事 (との しつじ) |
|||
8月 | 2日第二十三幕 | 暴走外道衆 (ぼうそう げどうしゅう) |
渡辺勝也 | ||
8月 | 9日第二十四幕 | 真侍合体 (しん さむらいがったい) | |||
8月16日 | 第二十五幕 | 夢世界 (ゆめ せかい) |
中澤祥次郎 | ||
8月23日 | 第二十六幕 | 決戦大一番 (けっせん おおいちばん) | |||
8月30日 | 第二十七幕 | 入替人生 (いれかえ じんせい) |
竹本昇 | ||
9月 | 6日第二十八幕 | 提灯侍 (ちょうちん さむらい) |
| ||
9月13日 | 第二十九幕 | 家出提灯 (いえで ちょうちん) |
大和屋暁 | 加藤弘之 | |
9月20日 | 第三十幕 | 操学園 (あやつり がくえん) |
石橋大助 | ||
9月27日 | 第三十一幕 | 恐竜折神 (きょうりゅう おりがみ) |
小林靖子 | 中澤祥次郎 | |
10月 | 4日第三十二幕 | 牛折神 (うし おりがみ) |
|||
10月11日 | 第三十三幕 | 猛牛大王 (もうぎゅう だいおう) | |||
10月18日 | 第三十四幕 | 親心娘心 (おやごころ むすめごころ) |
- | 長石多可男 | |
10月25日 | 第三十五幕 | 十一折神全合体 (じゅういちおりがみ ぜんがったい) |
|||
11月 | 1日第三十六幕 | 加哩侍 (かれー さむらい) |
大和屋暁 | 竹本昇 | |
11月 | 8日第三十七幕 | 接着大作戦 (せっちゃく だいさくせん) |
石橋大助 | ||
11月15日 | 第三十八幕 | 対決鉄砲隊 (たいけつ てっぽうたい) |
小林靖子 | 加藤弘之 | |
11月22日 | 第三十九幕 | 救急緊急大至急 (きゅうきゅう きんきゅう だいしきゅう) |
- | ||
11月29日 | 第四十幕 | 御大将出陣 (おんたいしょう しゅつじん) |
- | 渡辺勝也 | |
12月 | 6日第四十一幕 | 贈言葉 (おくる ことば) |
|||
12月13日 | 第四十二幕 | 二百年野望 (にひゃくねんの やぼう) |
竹本昇 | ||
12月20日 | 第四十三幕 | 最後一太刀 (さいごの ひとたち) |
| ||
2010年 | 1月 3日第四十四幕 | 志葉家十八代目当主 (しばけ じゅうはちだいめ とうしゅ) |
加藤弘之 | ||
1月10日 | 第四十五幕 | 影武者 (かげむしゃ) |
- | ||
1月17日 | 第四十六幕 | 激突大勝負 (げきとつ おおしょうぶ) |
柴崎貴行 | ||
1月24日 | 第四十七幕 | 絆 (きずな) |
|
中澤祥次郎 | |
1月31日 | 第四十八幕 | 最後大決戦 (さいごの だいけっせん) |
| ||
2月 | 7日最終幕 | 侍戦隊永遠 (さむらいせんたい えいえんに) |
|
放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列・遅れネット・火曜15:55 - 16:22。ディケイドとのコラボ回については本番組の部分のみ放送。 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列・遅れネット・火曜16:00 - 16:27。ディケイドとのコラボ回のディケイド部分は福井放送で放送。 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列・遅れネット・土曜5:58 - 6:28。ディケイドとのコラボ回のディケイド部分はテレビ山梨で放送。 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 第七幕までは土曜7:30 - 8:00に遅れネット[注 45]、第八幕以降は同時ネット[注 46]。 |
中京広域圏 | メ〜テレ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
島根・鳥取県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列・遅れネット・金曜16:23-16:53。ディケイドとのコラボ回のディケイド部分は山陰放送で放送。 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列・遅れネット・金曜16:00 - 16:30 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列・遅れネット・水曜16:24 - 16:54。ディケイドとのコラボ回については本番組の部分のみ放送。 |
福岡・佐賀県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列・遅れネット・水曜15:30 - 16:00 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
DVD
テレビシリーズ
- 『侍戦隊シンケンジャー』
- テレビシリーズのDVD。各4話(Vol.11のみ5話)収録、全12巻。定価6,090円(税込)。各巻に映像特典としてメインキャラたちが見所をコメントする短編映像『次巻見所絵巻』を収録。
- 東映ビデオより2009年7月21日から2010年6月21日まで発売。最終巻には限定生産品として全巻収納BOXが付属。
- なお、第1話と第2話の未公開シーンなどを追加し再編集を加えた特別編が2010年8月6日に発売。
- (このDVDは戦隊シリーズ初のスーツアクターのインタビューが入っている)
- 『HERO CLUB 侍戦隊シンケンジャー』
- テレビシリーズを再編集したDVD。各35分、定価2,940円(税込)。
- Vol.1は第1話と第2話、Vol.2は第3話と第5話の再編集版。東映ビデオよりそれぞれ2009年5月、6月に発売。
- 『侍戦隊シンケンジャー コンプリートBlu-ray』
- テレビシリーズのBlu-ray BOX。東映ビデオより、BOX1が2014年2月7日、BOX2が2014年4月11日、BOX3が2014年6月13日に順次発売。3枚組全3巻で、各巻には本編、映像特典の他、BOX1には第一・二幕特別版、BOX2には『仮面ライダーディケイド』24話及び25話、BOX3にはテレビマガジン応募者全員サービスDVD「侍戦隊シンケンジャー スペシャルDVD 光侍驚変身」をBD化して収録。全巻共通の初回限定特典としてスペシャルブックレット(24P)を封入し、BOX1のみの初回限定特典として篠原保描き下ろし全巻収納BOXを同梱。
その他
- 『侍戦隊シンケンジャー スペシャルDVD 光侍驚変身(ひかりのさむらい おどろきへんしん)』
- テレビマガジン応募者全員サービスDVD。脚本は下山健人、監督は渡辺勝也。シンケンレッド、シンケンゴールド、ダイゴヨウ、黒子以外のシンケンジャー側のキャラクターは何故か志葉家の屋敷のシーンにも一切登場しない、
- DVDオリジナルで、恐竜ディスクを用いてパワーアップした「ハイパーシンケンゴールド」が登場、シンケンレッドとともにスーパーナナシと戦う。必殺技は「キョウリュウマル・黄金一閃」。
他媒体展開
他TVシリーズ
- 『仮面ライダーディケイド』
- 本作品の第20幕・第21幕と『ディケイド』第24話・第25話が相互リンクしている。#『仮面ライダーディケイド』との共演も参照。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』
- 第11話と第12話に、志葉薫、丹波歳三が登場。第40話は『ゴセイジャーVSシンケンジャー』の裏エピソードとなっている。ほか、ゴーカイジャーが変身する形で本作品のキャラクターが登場。
劇場版
- 『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』
- 2009年8月8日公開。本作品の単独作品。スーパー戦隊映画としては初となる3D映画として制作・上映(2D版も上映)。
- 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』
- 2010年1月30日公開。本作品と『ゴーオンジャー』のクロスオーバー作品。
- 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』
- 2011年1月22日公開。本作品と『ゴセイジャー』のクロスオーバー作品。
- 『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』
- 2011年6月11日公開。『ゴーカイジャー』と『ゴセイジャー』のクロスオーバー作品。谷千明と梅盛源太、シンケンオーが登場。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』
- 2011年8月6日公開。『ゴーカイジャー』の単独作品。ナナシが登場。
- 『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』
- 2013年1月19日公開。『ゴーカイジャー』と『ゴーバスターズ』のクロスオーバー作品。志葉薫が登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
- 2013年4月27日公開。スーパー戦隊、仮面ライダー、メタルヒーロー各シリーズのクロスオーバー作品。花織ことはが登場。
Vシネマ
- 『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』
- 2010年6月21日リリース。
- 同作品以降、Vシネマ作品はTVシリーズ放送終了後にも単独作品として制作・リリースされるようになった。
なりきりムービー
- 『なりきりムービー 侍戦隊シンケンジャー -特別幕- 新侍英雄伝』
- バンダイが運営する子供写真館「キッズフォトバンダイスタジオ」の撮影サービス用DVD。監督は加藤弘之。
- オリジナルストーリーに子供が登場する映像を撮影できるサービス。特典として非売品秘伝ディスクがプレゼントされた。
吉本新喜劇
- 『侍戦隊シンケンジャーとよしもと新喜劇じゃ〜』
- 2010年2月27日になんばグランド花月で上演。川畑泰史を筆頭に、池乃めだか、Mr.オクレ、未知やすえ、山田花子らの吉本新喜劇役者と共演する舞台。
- キャスト
コミカライズ
一式まさと作、テレまんがヒーローズ4,5号に第一幕、第十七幕、銀幕版を掲載、スーパーヒーローズ4侍戦隊シンケンジャー&ゴーオンジャー編として単行本化。
小説
- 『小説 侍戦隊シンケンジャー 三度目之勝機―さんどめのしょうき―』
- 講談社キャラクター文庫(講談社)からスーパー戦隊シリーズのノベライズ第1弾として2013年11月29日発売。著者は大和屋暁。
関連項目
- シアターGロッソ…本作品の放送期間中の2009年4月にオープン。これに伴い本作品より、東京ドームシティで行われるヒーローショーは同施設での屋内公演に移行した。
- テレ朝チャンネル…2012年5月9日より、複数回にわたりTVシリーズの放送が行われた。
- Google Play…TVシリーズ全話の配信を行っている。
脚注
注釈
- ^ 丈瑠のみ稽古時は紺色の袴だが、変身バンクは他の男性陣と同じ袴である。
- ^ 例外として『百獣戦隊ガオレンジャー』と『轟轟戦隊ボウケンジャー』の2作で巨大化した戦闘員が出てくる。また、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』には若干異なった姿をした戦闘員が巨大化、『電磁戦隊メガレンジャー』では戦闘員が合体しロボと戦う回がある。
- ^ これは同局で近年放送されている1時間以上の時間帯のドラマの主な制作スタイルであり、同局での時代劇の昨今の放送形態(「必殺仕事人2009」など)とも一致する。
- ^ 本編以外では、短編映画『モモタロスのなつやすみ』で、『仮面ライダー電王』のモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスと『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のマスター・シャーフーがすでに共演している。『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』でのカメオ出演などについては、スーパー戦隊シリーズ登場戦士一覧を参照。また、スーパーヒーロータイム・ニチアサキッズタイムでのOP・EDなどでのコラボについては、当該項目を参照。
- ^ それ以前に海外作品の『パワーレンジャーシリーズ』や『マスクド・ライダー』が共演している。
- ^ 但し、ディケイドとシンケンジャーでは『スーパー戦隊』と『仮面ライダー』の世界はそれぞれ何の繋がりを持たない全く別の世界の存在であったのに対し、『スーパーヒーロー大戦』では双方共に初めから同じ世界に存在しているかの様に描かれている。
- ^ 山梨県・福井県・島根県・鳥取県。
- ^ 劇中ではヒロイン2人の属性に沿った「山」「風」を組み合わせて「嵐」にする、最終決戦でドウコクの動きを止めるためにレッド以外のメンバーで「糸」「十」「田」「寸」「`」を組み合わせて「縛」にするなど。
- ^ 最終幕で流ノ介が火のモヂカラを使用した様に他の属性のモヂカラを使用する事は可能。
- ^ 「門」の中に「亞(亜の異字体・劇中では下の横棒の真ん中が切れている)+㣺(「悪」の異字体である「惡」をさらに変形させた物)」と「炎(作中では上の火がしたごころの間に入っている)」が入った物。
- ^ 玩具版では折神獣ディスクと表記されており、インロウマルの認識音も「折神獣」である。
- ^ 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではこのディスクを使用せず、「合」のモヂカラで合体した。
- ^ 「火」の左右の点が「火」の文字になっている。
- ^ ミニプラでの呼称は「アンティークカラーver.」となっている。
- ^ 劇中で技名を呼んだ事は無いが、第一幕のカットされた映像に技名を呼ぶシーンが存在し、DVD『侍戦隊シンケンジャー 第一・二幕 特別版』で見る事が可能。また『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』では外道シンケンレッド、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ではシンケンレッドに豪快チェンジしたゴーカイレッド・姫シンケンレッドに豪快チェンジしたゴーカイピンクが技名を呼んでいる。『宇宙船 YEAR BOOK 2011』では『ゴセイジャーVSシンケンジャー』が初披露と記述している。[25]。
- ^ 他のメンバーは基本的にレッドの横で控えるポーズをとっている。
- ^ 『侍戦隊シンケンジャー超全集』ではブーメランと記載している[20]。
- ^ つまり本編での変身回数はそれぞれ2,1回しかない。
- ^ 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』では外道シンケンレッドで、『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では通常形態で使用。
- ^ 『侍戦隊シンケンジャー超全集』では技名ではなく掛け声と記載している[27]。
- ^ 「光」ボタンを押すと「へい、いらっしゃい!」の電子音声が発声される。
- ^ ただし最終幕では大破寸前に追い込まれ、ドウコク共々爆発した。
- ^ 侍兜の縁が折り曲がった顔面防御用の飾り部分。
- ^ 侍兜上部の飾り。有名な例として伊達政宗の三日月・直江兼続の「愛」などがある。シンケンオーの兜のV字状角パーツもこれにあたる。
- ^ 劇中の過去の文献では猛禽類の様な姿で描かれていた。
- ^ 公式サイトでは「侍巨人」に分類されている。
- ^ この完成によって流ノ介は初めて丈瑠から見直された。
- ^ 流ノ介の書いたマニュアルではこの技をウイングカッター(仮)としているが、劇中でこの呼称は登場しない。
- ^ ただし「北」の面はイカダイカイオーであるため、劇中には「ダイカイオーキタ」という形態は登場しない。
- ^ シャーは「西」の中国語読み。
- ^ この時は2人だけという事もあってかそれぞれが一振りずつだったが、『帰ってきた』では6人がそれぞれ同じ物を2つ用意しての二刀流での斬り込みであった。
- ^ 誕生日は2009年9月6日と履歴書に表記。現住所はゴールド寿司になっている。
- ^ 作中で説明されているとおり岡っ引きは侍ではないが、源太は流ノ介に指摘されるまで気付かなかった。
- ^ 名乗りは「最後に控えしダイゴヨウ!」「御用でぃ×2!」など。
- ^ 後にダイゴヨウがスーパー戦隊VSシリーズ劇場に『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー特別版』のDVDのプレゼント告知のため出演した際にもエリが「どっかで見たことがある存在」と発言している。
- ^ 初合体後の様子から製作者の源太も想定外であった模様。この時に丈瑠は第二幕と同様に置いてけぼりを食ってしまい「また俺余ってるだろ!!」とボヤいた。その戦闘の際にシンケンダイゴヨウの勝利ポーズの背後でエンブレム状態の獅子折神が飛行していた。
- ^ 文字のデザイン上「ハ王(ハオー)」と読む事も可能。
- ^ ただしのちにこれは後付けである事が言及されており、デザインするうえで各部のパーツ配置に手こずった事が明言されている。
- ^ 後部車輪の回転に連動して、エンブレム状態の猿折神・亀折神もコロコロと回転する。
- ^ 羽田健太郎の弟子たちで構成された作曲家集団「Healthy Wings」の一員として、『爆竜戦隊アバレンジャー』に参加している。
- ^ 1番の歌詞に「一件落着」とあるため。ただし、薫の登場した第44幕以降シビアな展開が続いたため4週連続で2番の歌詞となったこともあり、この曲の最終使用となった第48幕では、次週に続く展開にもかかわらず例外的に1番の歌詞が使用された。
- ^ この回のみ提供クレジットは従来通り独立し、恒例となった新旧レッドのバトンタッチ(今回はシンケンレッドと『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッド)が行われ、番組の放送は終了した。
- ^ ただし、この日放送の『仮面ライダーディケイド』第24話にシンケンジャーがゲスト出演している。
- ^ 正確には「チノマナコ」の姿としては登場せず、『仮面ライダーディケイド』第24話で、このアヤカシが変身した後の姿である仮面ライダー「チノマナコ・ディエンド変身態」が登場した。
- ^ これは本来なら直後に放送されるはずの『仮面ライダーディケイド』が、地元スポンサー(エンチョー)の関係でローカル番組『エンジョイDIY』をそちらの枠で放送しており、本来ならば本作品が放送される枠で『仮面ライダーディケイド』が週遅れネットとなっていたため。しかし2009年4月改編で『エンジョイDIY』が枠移動したため、その変則編成は完全に解消された。
- ^ これを以って、ANNフルネット24局はスーパー戦隊シリーズを含む『ニチアサキッズタイム』4枠全ての同時ネット化を完了した。
出典
- ^ 東映公式サイトより。
- ^ 『宇宙船Vol.124』ホビージャパン、2009、p.24 - 25
- ^ a b c d e f g h 「宇宙船vol.128特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2010」『宇宙船』vol.128(2010.春号)、ホビージャパン、2010年4月1日、別冊p.12、ISBN 978-4798600277。
- ^ a b c d 中澤祥次郎(インタビュー)『特撮ニュータイプ』角川書店、2009年5月号(通号42)、p.48
- ^ 『フィギュア王』No.132、株式会社ワールドフォトプレス、2009、p.58
- ^ 『朝日新聞』2009年2月15日朝刊14面
- ^ 東映公式サイト 第一幕 伊達姿五侍[1](最終更新確認:2009年4月18日)
- ^ バンダイボーイズトイ事業部 開発担当(インタビュー)『宇宙船Vol.124』ホビージャパン、2009、p.29
- ^ “Global Power Rangers Franchise Returns To Original Developer As Saban Announces Acquisition From Disney”. サバン・ブランド. 2012年6月17日閲覧。
- ^ Haim Saban Buys Back ‘Power Rangers’ Empire from Disney Kung Fu Cinema
- ^ 『東映公式』第二幕 極付粋合体(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 『千葉県佐倉市ホームページ』2009年3月10日「一筆奏上!」シンケンジャー勢揃い!(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 宇都宮孝明(発言者)『朝日新聞』2009年2月15日朝刊14面
- ^ 『日経トレンディネット』2009年4月3日『侍戦隊シンケンジャー』袴で遊園地を走り回る伊吹吾郎はホントの侍です(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 『バンダイファッションネット通信』2009年4月8日侍戦隊シンケンジャー シンケンレッド フード付中綿ジャケット(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 仮面ライダーディケイド(東映公式サイト)第24話『見参侍戦隊』あらすじより。
- ^ a b 超全集 2010, p. 57.
- ^ a b 超全集 2010, p. 59.
- ^ a b 超全集 2010, p. 61.
- ^ a b c d 超全集 2010, p. 63.
- ^ a b c d e 超全集 2010, p. 70.
- ^ a b c 超全集 2010, p. 68.
- ^ a b 超全集 2010, p. 51.
- ^ 超全集 2010, p. 53.
- ^ 「宇宙船vol.132特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2011」『宇宙船』vol.132(2011.春号)、ホビージャパン、2011年4月1日、別冊p.19、ISBN 978-4798602134。
- ^ 東映公式サイト内記事 第一幕「みどころ」より。
- ^ 超全集 2010, p. 67.
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- ^ メインキャスト5人(インタビュー)『東映ヒーローMAX Vol.28』辰巳出版、2009、p.4 - 15, ISBN 978-4777806232
- ^ a b c “-Profile- 丹野宜政”. 「殺陣師がゆく。」(大野剣友会公式ブログ) (2010年6月5日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『侍戦隊シンケンジャー公式読本 真剣勝負!』グライドメディア、2010年。ISBN 978-4813080626。
- ^ a b c d e f 超全集 2010, p. 98
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 123, LIST OF WORKS 押川善文.
- ^ “飲み過ぎ(笑)”. 人見早苗オフィシャルブログ「瞳の中のひとみ」 (2009年5月1日). 2011年4月28日閲覧。
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 35, LIST OF WORKS 岡元次郎.
- ^ a b 『東映ヒーローMAXスペシャル 侍戦隊シンケンジャー INTERVIEW BOOK』辰巳出版、2009年。ISBN 978-4-7778-0690-4。
- ^ “侍戦隊シンケンジャー 第四十八幕 最期大決戦”. 東映. 2011年4月28日閲覧。
- ^ “シンケンジャー”. 「りーちのブログ」(清家利一公式ブログ) (2010年2月7日). 2011年4月28日閲覧。
- ^ “バンキ&アヤカシ!”. 「motoブログ」(中川素州公式ブログ) (2009年12月5日). 2011年4月29日閲覧。
- ^ “面の芝居・・・?”. 「motoブログ」(中川素州公式ブログ) (2009年10月12日). 2011年4月28日閲覧。
- ^ 「Project.R第2期始動!」『特撮ニュータイプ』角川書店、2009年3月号(通号41)、p.20
- ^ PSYCHIC LOVER(インタビュー)『東映ヒーローMAX Vol.28』辰巳出版、2009、p.87 - 89, ISBN 978-4777806232
- ^ 『コロムビアミュージックエンタテインメント』「侍戦隊シンケンジャー」主題歌シングル2009年3月18日発売!(最終更新確認:2009年4月17日)(ウェブ魚拓)
- ^ 『ORICON STYLE』『侍戦隊シンケンジャー』主題歌が初登場4位(最終更新確認:2009年4月17日)
- ^ 『ORICON STYLE』邦楽シングルランキング情報(最終更新確認:2009年4月17日)
- ^ BARKS ニュース / レコチョクが「スーパー戦隊主題歌名曲ランキング」を発表
- ^ “Sister MAYO×谷本貴義「Sister MAYO 1号」リリース記念対談”. エキサイト. 2012年3月28日閲覧。
- ^ テレビ朝日内公式サイトの記述より。
- ^ 『東映スーパー戦隊35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』グライドメディア、2012年10月16日、308-321頁。ISBN 978-4-8130-2180-3。
参考文献
- 『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- 『侍戦隊シンケンジャー超全集』制作:小学館(てれびくんデラックス愛蔵版)- 『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕 超全集版』(東映ビデオ、2010年6月)特典
外部リンク
- テレビ朝日内公式サイト
- 東映内公式サイト
- 真剣日誌 - メインキャストによるブログ
- DVD 侍戦隊シンケンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- 主題歌公式サイト(日本コロムビア内にあるサイト)
テレビ朝日系列 日曜7時台後半 (スーパーヒーロータイム第1枠 / ニチアサキッズタイム第2枠) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
炎神戦隊ゴーオンジャー
(2008年2月17日 - 2009年2月8日) |
侍戦隊シンケンジャー
(2009年2月15日 - 2010年2月7日) |
天装戦隊ゴセイジャー
(2010年2月14日 - 2011年2月6日) |