キャセイパシフィック航空

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キャセイパシフィック航空
國泰航空
Cathay Pacific Airways
IATA
CX
ICAO
CPA
コールサイン
Cathay
設立日 1946年
ハブ空港 香港国際空港
焦点都市 /
準ハブ空港
台湾桃園国際空港
スワンナプーム国際空港
マイレージサービス Asia Miles, The Marco Polo Club
会員ラウンジ First/ Business Class Lounge (香港国際空港内のウイング並びにピア)
同盟 ワンワールド
保有機材数 116機(48機発注中)
就航地 46都市(コードシェア含め110都市)
親会社 スワイヤー・グループ (スワイヤー・パシフィック)
本拠地 香港
代表者 Tony Tyler (CEO), Christopher Dale Pratt (会長)
  
キャセイパシフィック航空
Cathay Pacific Airways
各種表記
繁体字: 國泰航空
簡体字: 国泰航空
: Guótài Hángkōng
広東語: Gwok3 taai3 hong4 hung1
発音: グオタイ ハンコン
英文: Cathay Pacific Airways
  
キャセイパシフィック航空 ボーイング 747-400型機

キャセイパシフィック航空(キャセイパシフィック-こうくう、HKSE:0293)は香港中華人民共和国香港特別行政区)を拠点とするイギリス航空会社である。IATA航空会社コードCX

目次

[編集] 概要

香港国際空港(HKG:HongKong International Airport:香港國際機場)をベースとし、空港周辺には機材整備施設や本社機能、訓練施設などを持つキャセイシティ(Cathay City:國泰城)を形成している。イギリス系で香港の財閥『スワイヤー・グループ』 (Swire Group) が40%の株式を保有しており、事実上スワイヤーのグループ企業である。また、世界第3位の航空連合(アライアンス)であるワンワールドに加盟している。

1994年にランドーアソシエイツ社でCIを実施。ブラッシングウイングと呼ばれる中国伝統の書道をモチーフにして言うのが特徴である。またCIを実施当初のテーマソングは坂本龍一が担当した。

2006年6月9日に、香港第二の航空会社香港ドラゴン航空(Dragon Air:港龍航空公司)を買収し、100%子会社とした。イギリス植民地時代からの取り決めにより、中華人民共和国各地への路線網は、北京とアモイしかなかったが、買収により中華人民共和国全土へのネットワークが形成される。

同時にキャセイパシフィック航空は中国国際航空へ20%を出資、戦略的に相互提携することを表明。しかし、中国国際航空はスターアライアンスに加盟しているので、ワンワールドに加盟しているキャセイパシフィック航空とアライアンス同士ではライバルになる。今後のアライアンスの再編になる可能性が高くなっている。航空投資会社の中国航空集団を中心に、キャセイパシフィック航空、香港ドラゴン航空、中国国際航空、マカオ航空、マカオ・アジア・エクスプレスのグループ化が予想される。なお、キャセイパシフィック航空の子会社には貨物専門の航空会社であるエア・ホンコン(Air Hong Kong:香港華民航空公司)がある。

[編集] 名称

社名にあるキャセイ (Cathay) とは、マルコ・ポーロによって有名になり、欧米の陸路貿易国を中心に使われていた、契丹に由来する中国の名称「カタイ」の英語訳で、英語では中国の旧称となっている。現地中国語名は國泰航空公司と表記されている。

[編集] 歴史

[編集] 設立

キャセイパシフィック航空 ダグラスDC-3型機"ベッツイ"

中華民国で航空運送業を営んでいたアメリカ人のロイ・ファレルと、第二次世界大戦中にインドと中華民国を結ぶ航路のパイロットであったオーストラリア人のシドニー・カンツォが、ダグラスDC-3でカルカッタ重慶間の路線の運航を開始した

その後国共内戦の激化に伴い上海から移り住んだイギリスの植民地香港にて、1946年9月24日に正式にキャセイパシフィック航空として創立し、香港からマカオマニラバンコクシンガポール、上海への旅客便の運航を始める。

[編集] 急成長

その後、国共内戦に勝利した中国共産党により1949年に中華人民共和国が設立され、その後中国共産党の支配を嫌った多くの難民が香港へ流れてきた事や、1950年代初頭にイギリスが中華人民共和国を承認し国交を樹立した事から、香港の地位が「中国大陸への窓口」として高まったことにより事業は急速に拡大する事になる。

乗客数の急激な伸びに対応するために、より大型なダグラスDC-4BやDC-6を導入するとともに、イギリス系財閥スワイヤー・グループの資本を受け財務体制を強化させた。その後1959年には英国海外航空ジャーディン・マセソンの合弁会社で、最大のライバルであった香港航空(後のエア・ホンコンや香港航空(元CRエアウェイズ)とは別会社)を吸収し規模を拡大した。

1960年代にはダグラスDC-6大阪福岡名古屋へ乗り入れを開始し、その後ターボプロップ機のロッキードエレクトラやジェット機のコンベア880羽田空港にも乗り入れを開始した。

[編集] 世界へ

キャセイパシフィック航空のロッキードL-1011型機〔旧塗装〕

1970年代に入り香港がアジア地域の貿易、金融センターとしての地位を確実なものとするとともに、より大型なボーイング707を導入しアジア地域の主要都市に直行便を就航させた他、初のワイドボディ機であるロッキード・トライスターを導入する。

1979年には、ボーイング747-200型機の導入により宗主国首都であるロンドンへの乗り入れを週1便で開始した。まもなく同便は1日1便に増強され、キャセイパシフィック航空有数のドル箱路線となる。

その後1980年代にかけてパリフランクフルトアムステルダムローマをはじめニューヨークバンクーバーと言った北米路線、ブリスベン等のオーストラリア路線を開設し、世界的にネットワークを拡げていった。

[編集] 現在

ボーイング 747-400型機
エアバス A330-300型機

2006年には、香港の第2の航空会社である香港ドラゴン航空を買収し傘下に収めた。現在は香港のフラッグキャリアーとして、南アメリカ大陸を除く全大陸の主要都市への路線を運航している他、ワンワールドの主要メンバーとなり多数のコードシェア便を運航している。またそのサービスは世界的に高い評価を受け、世界各国の様々な賞を受賞している。また、この度、日本と香港の航空自由化が締結されたことから、積極的に羽田に乗り入れることを検討している。[1]

最近ではボーイング777-300ERと新規に発注したエアバスA330-300を契機に全てのクラスのシートや新型のAVODパナソニックアビエーション社製eX2(StudioCX)にリプレースしている2年~3年にかけて更新する予定。

[編集] 主な路線(就航都市)

香港を中心とし、南アメリカ大陸を除く全大陸の主要85都市へ就航している。特にアジア、オセアニア路線が充実している。

[編集] 中華人民共和国国内

[編集] 日本

[編集] アジア

[編集] 中近東

[編集] オセアニア

[編集] ヨーロッパ

[編集] 北アメリカ

[編集] アフリカ

また、上記以外の都市へも他社とのコードシェアで就航している便もある。

[編集] サービス

ボーイング 777-300型機

キャセイパシフィック航空は、2005年、2006年と続けて2年連続でイギリススカイトラックス社のランキングで最高賞であるエアライン・オブ・ザ・イヤー賞を獲得するなど世界でもトップクラスのサービスで定評がある。日本に就航している外資系航空会社の中では、日本人客室乗務員の在籍人数が最も多く、日本人乗務員も香港発着の同社就航路線全てに乗務しているため、どの路線においても日本語が通じるケースが多い。

また同社の安全性は非常に高いことでも知られ、重大事故は1972年以降一件も起こしていない。最新鋭の技術を常に取り入れ、例えば機内エンターテイメントに関してはStudioCXと呼ばれるパーソナルテレビがかなり早い段階からエコノミークラスにも装備された。

2007年からボーイング777-300ERを導入を機に機内エンターテイメントやシートをリニューアルするプロジェクトが進んでいて2009年度までにほとんどの機体でリニューアルが完了される予定。改修後はビジネスクラスがフルフラット化やエコノミークラスにはPC電源とリクライニングしても後部座席に影響を与えないデザインになっている。更にStudioCXの最新版としてパナソニックアビエーション社製eX2のAVOD対応のシートテレビを全機材にリプレースしている。2年~3年にかけて更新する予定。

[編集] マイレージプログラム

マイレージプログラムとして、「アジアマイル」と上級組織にあたる「ザ・マルコポーロクラブ」の2種類がある。どちらもワンワールド加盟航空会社でマイルを獲得できる。数あるマイレージプログラムの中でも「ザ・マルコポーロクラブ」は他社のように年間で規定のマイルを貯めて入会できるというものではなく、入会金の支払により入会できる珍しいシステムを採用している(入会後は年間最低4セクター以上搭乗しないと会員資格を喪失する)。ただし、初期のレベルではワンワールドのステータスはなく、ルビークラス以上になるためにはやはり規定のマイルを貯めなくてはならない。また、アジアマイルにはランクが存在しないので、いくらマイルを貯めても、アジアマイル会員のままでは上級会員とならない。

ワンワールド加盟各社以外に、下記の航空会社と提携している。

[編集] その他

[編集] 保有機材

航空機サイズによる現在の機材
2008年12月現在)
航空機 機数 ノート
エアバス A330-300(333) 31 一部に新しい短中距離用ビジネスクラス
エアバス A340-300(343) 15
ボーイング 747-200F(742F) 6
ボーイング 747-400(744) 23
ボーイング 747-400F(744F) 6
ボーイング 747-400ERF 1
ボーイング 747-400BCF 7 旅客転用型貨物機(ノーズカーゴドアなし)
ボーイング 777-200(772) 5
ボーイング 777-300(773) 12 一部に新しい短中距離用ビジネスクラス
ボーイング 777-300ER(773B) 8 新長距離路線用座席仕様

使用される機体年齢は若いものが多く、最新鋭の機材を積極的に導入している。国内線運航は提供しておらず、国際線が専らであることでワイドボディ機のみによるフリート構成となっている。同社は最新鋭のボーイング777-300ERも30機導入予定で747-400と置き換えられる。また同機導入に伴い、運用上制限のあったエアバスA340-600を退役させフリートの統一した[2]

一方で貨物部門でもボーイング 747-400BCF 2機とボーイング 747-400ERF 6機、最新型のボーイング 747-8Fを10機発注しており、現在-400BCF型と-400ERF型を1機ずつ受領している。これらは、老朽化の進んでいるボーイング747-200F型機と順次置き換えられる予定。

カラーリングについては、エメラルドグリーンの背景に赤いストライプと、白い筆文字で翼をイメージしたブラッシュ・ストロークと呼ばれるロゴが入ったものになっており、これは機体にも描かれている。

[編集] 過去の使用機材


なお、キャセイパシフィック航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は67で、航空機の形式名は747-467, 747-467F, 777-267, 777-367, 777-367ER などとなる。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

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  1. ^ http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=33855&cid=2
  2. ^ 月刊「エアライン」(2008年6月号,イカロス出版)

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ