「シン・ゴジラ」の版間の差分

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2017年1月19日 (木) 00:20時点における版

シン・ゴジラ
ファイル:大田区対ゴジラ。.jpeg
「大田区対ゴジラ。」と表された商店街ののぼり
撮影箇所は実際にシン・ゴジラが撮影された商店街の一角
監督 庵野秀明(総監督)
樋口真嗣(監督・特技監督)
脚本 庵野秀明
製作 市川南
製作総指揮 山内章弘
出演者 長谷川博己
竹野内豊
石原さとみ
音楽 鷺巣詩郎
伊福部昭(楽曲協力)
撮影 山田康介
編集 庵野秀明
佐藤敦紀
制作会社 東宝映画
シネバザール
製作会社 東宝
配給 東宝
公開 日本の旗2016年7月29日
アメリカ合衆国の旗2016年10月11日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
英語
興行収入 81億円(2016年12月18日時点)[1]
前作 ゴジラ FINAL WARS
次作 GODZILLA
テンプレートを表示
ファイル:Godzilla's foot, Sunshine City, Ikebukuro, Tokyo 20160820.jpg
映画の宣伝のディスプレイ。サンシャインシティにて

シン・ゴジラ』は、2016年平成28年)7月29日公開の日本映画。総監督脚本庵野秀明、監督・特技監督樋口真嗣主演長谷川博己東宝製作のゴジラシリーズの第29作であり、『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラ映画である。キャッチコピーは「現実ニッポン 虚構ゴジラ。」。

製作

2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』の世界的な大ヒットを受け、日本製ゴジラの製作が決定した[2]。総監督・脚本には庵野秀明、監督・特技監督には樋口真嗣がそれぞれ起用された。当初、庵野はオファーを固辞していたが、東宝の誠意と樋口の説得を受けて「一度きりの挑戦」として承諾した[3]。東宝特撮映画での総監督のクレジットは『さよならジュピター』の小松左京以来だが、監修的な立場で演出の大部分を監督の橋本幸治に一任していた小松と異なり、庵野はほぼ現場に張りついて演出作業にも携わった。

日本の『ゴジラ』シリーズでは初となる、フルCGで制作されるゴジラのデザインには、『巨神兵東京に現わる 劇場版』などで雛型模型を手掛けた竹谷隆之が起用された[4]。樋口から依頼を受けた際には詳細は知らされず、「背びれのある怪獣」とだけ伝えられていたという[4]。デザインの詳細は前田真宏のコンセプトスケッチを基に庵野、樋口、竹谷、尾上克郎が打ち合わせを行い、庵野は本作ゴジラのコンセプトを「完全生物」と定め[4]、題名に「新」「真」「神」等、複数の意味を含ませた作名、「シン・ゴジラ」と命名した[5]

プロデューサーの佐藤善宏は、本作のセリフについて「完成した映画でファンタジーなのはゴジラだけというくらい突きつめています」と述べている[6]。庵野は脚本の執筆段階から防衛省自衛隊に協力を依頼し、「実際にゴジラが現れた場合、自衛隊はどのように対処するのか」「ゴジラに対して武器の使用が認められるのか」などミーティングを繰り返し行い、事実に即した脚本に仕上げていったという[6][注 1]。劇中ではゴジラが「巨大不明生物」と呼称されているが、これはミーティングに出席した官僚の発言に由来している[6]。また、戦車による攻撃シーンの参考にするため、富士総合火力演習の撮影をしている[6]。この他に首相官邸や自衛隊基地をロケハンしているが、官邸職員からは「そのまま再現するのは控えてほしい」と忠告されたり、作戦本部など撮影が許可されない場所もあった[8]

音楽には、庵野が監督を務めた『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』で音楽を担当した鷺巣詩郎が起用された[9]。鷺巣によると、2015年1月1日に庵野夫妻との食事の席で参加を依頼されたという[9]。劇中では『エヴァンゲリオン』の音楽が使用された他に、伊福部昭の音楽も使用されている[9]。庵野は脚本執筆の段階で伊福部音楽を使用することを決めており、オリジナルのモノラル音源が使用された[9]。なお、伊福部の曲は当初オリジナル録音版の上に当時の演奏を可能な限り再現・編集したステレオ再録版を被せた疑似ステレオ音源を使用する予定だったが、直前になって庵野の判断でオリジナル音源をそのまま使用することになった[9][10]。没になった疑似ステレオ音源は「シン・ゴジラ音楽集」に収録されている[10]

俳優の役作りについては、ミーティングの際に政治家や官僚の会話を録音して俳優に聞かせたうえで、「早口で、普段は使わない専門用語の多い言葉を流暢にかつ説得力を持って喋る」政治家や官僚のイメージを作るようにしたという[6]

ゴジラのモーションキャプチャーを担当したのは、狂言師野村萬斎である[11]。このことは公開当日まで伏せられており、公開初日の7月29日に「329人目のキャスト」として公表された。野村は「日本の映画界が誇るゴジラという生物のDNAに私が継承しております650年以上の歴史を持つ狂言のDNAが入ったという事で非常に嬉しく思っております」とコメントしている[12]。なお、初代ゴジラ俳優の中島春雄も摺り足など能狂言のエッセンスを1954年版で初めて演じた時から込めていることを、本作公開時に明かしている[要出典]

作品概要

東宝株式会社単独出資により製作された「空想特撮映画」。往時のファミリー路線から一転し、政治色を前面に刻一刻と進行する危機的な大規模災害事象に対して日本国政府を中心にさまざまな国家機関に携わる者たちが限られた条件下で切歯扼腕せっしやくわんしつつ各々の任を全うし、政治的配慮・思惑が錯綜する最中にて問題解決の糸口を模索しながら収斂しゅうれんするという、群像劇が描かれる。台詞の大半は各分野で用いられる慣例上の職務口調を含む大量の専門用語が作中を飛び交うほか、頻繁な明朝体テロップの挿入による場面説明が逐一行われる。登場人物の背景や感情が絡む人間模様、ゴジラに対抗し得る超常の存在や科学兵器といった部分は大幅省略されたことに加え、暴力や死の直接描写が排されているため、全年齢で観劇可能な作品となっている。

また、従来の日本国内で制作されたシリーズ作品は世界観をリセットしても1954年の第1作でゴジラが日本に上陸した設定は踏襲され、作品内で日本国民にゴジラの存在が認知されていたが、本作は日本政府が初めての怪獣出現に直面するという、現実社会に近い世界観となっている。

  • 2014年
    • 12月8日、東宝によりゴジラの新作映画の製作が発表された[2]
  • 2015年
    • 4月1日、総監督・脚本に庵野秀明、監督・特技監督に樋口真嗣が起用されたことが発表された[3]
    • 9月23日、タイトルが『シン・ゴジラ』であり、出演者が長谷川博己石原さとみ竹野内豊であることが発表された[5]
    • 11月2日、撮影が10月31日に終了したことを石原が公式LINEアカウントで報告した[13]
    • 12月10日、公開日が2016年7月29日に決定したこと、ティザービジュアル、特報、キャッチコピー「ニッポン対ゴジラ。」、ゴジラの体長がシリーズ最大の118.5メートルであることが発表された[14]
  • 2016年
    • 1月6日、本作に登場するゴジラを東宝スタジオで写した写真4枚がFacebook上に流出した[15]
    • 3月25日、本作の公開を記念して『GODZILLA ゴジラ』を含む史上初のシリーズ29作品を一挙上映する企画「シン・ゴジラ映画総進撃」が同年5月7日 - 6月17日に神保町シアターにて開催されることが発表された[16]
    • 4月14日、予告編が発表された。同時に、ゴジラの全身像、キャスト、スタッフも発表となった[17]
    • 7月1日、新予告編が一部の劇場限定で公開された[18]
    • 7月19日、完成報告会見が品川プリンスホテルで開催された[19]
    • 7月25日、ワールドプレミアが東京のTOHOシネマズ新宿にて開催され、会場前の歌舞伎町のセントラルロードにゴジラの体長と同じ118.5メートルのレッドカーペッドが設えられた。レッドカーペットイベント前にはひかれたセントラルロードが、同日をもって正式に「ゴジラロード」と名付けられることとなり、命名式が執行された[20]

あらすじ

11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生。政府は原因を海底火山熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、いち早く巨大生物に因している可能性を示すが、一笑に付される。しかし、間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道されたため、政府は認識を改める。巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進をはじめる。

対処方針は駆除と決まり、政府は自衛隊に害獣駆除を目的とした出動を要請する。巨大生物は当初、蛇行のような動作で進行していたが北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。しかしちょうどその時、巨大生物は突然歩行を止め、京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害を出した。

巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とし様々な部署の突出した能力を有するが一癖も二癖もある問題児達を集めた「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。そして被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、付近の原発からの放射能漏れが無く巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源だと判明する。米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は太古から生き残っていた深海海洋生物が不法に海洋投棄された大量の放射性廃棄物適応進化した、「ゴジラ (Godzilla)」と名付けられた生物であること、その生物を研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、牧が残した謎の暗号化資料等が日本側に提供される。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる仮称「矢口プラン」の準備を始める。

4日後の11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸し、横浜市川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を防衛線とした、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区世田谷区目黒区へと進行する。米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。港区にまで進行してきたゴジラ。米軍爆撃機大型貫通爆弾によってゴジラに初めて傷を負わせることに成功するも、直後にゴジラは、背鰭を光らせて黒煙を口から吐き出し始め、それを火炎放射に変化させると東京の街を火の海に変えた後、更に火炎を光線に変化させ、直後に背部からも複数の光線を放射し始め、爆撃機をすべて撃墜し、光線と火炎放射を吐き出しつつ、蹂躙しながら港・千代田中央3区の市街地を破壊する。総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは、東京駅構内で突然活動を停止する。

政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無性生殖によりネズミ算式に増殖でき群体化のおそれがあることや、個体進化により小型化や有翼化し、大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また、2週間後には活動再開すると予測された。国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害する極限環境微生物の分子式が得られる。それを抑制剤として、血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。

国連軍の熱核攻撃開始が迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。多数の無人運転の列車に爆薬を搭載しそれをエネルギー回復中のゴジラに直撃させることで強制的に目覚めさせ、次に回復しきっていない残存エネルギーの消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、ゴジラが光線を出せなくなるまで続けられる。エネルギー切れでレーザー状熱線が途切れたところで周囲に残っていた高層ビルを連続爆破・倒壊させてゴジラを強制的に転倒させ、建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づき、ポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に強制的に流し込む。だがその途中でゴジラが光線を吐き出し第一陣は全滅するも、血液凝固剤の効果で次第に動きが鈍くなり、再度、爆薬搭載の無人列車の攻撃を受けて再び転倒、第二陣の血液凝固剤の投与を行う。最後の抵抗とばかりに立ち上がった状態で、ようやくゴジラの完全凍結に成功する。

その後、都心を汚染したゴジラの新元素の放射性物質は半減期が20日と非常に短く、おおよそ2 - 3年で人体への影響がなくなると判明したことから復興の希望も見えたが、ゴジラが活動を再開した場合には熱核攻撃のカウントダウンは即座に再開され、3526秒(58分46秒)後に実施、発射されるという。

そして、東京駅脇に凍りついたまま立ちつくすゴジラの尻尾の先端には、背びれと尻尾を持つ謎の人型が数体、生じかけたまま静止していた。

登場人物

(前列左から)庵野秀明、竹野内豊、長谷川博己、石原さとみ、高良健吾(後列左から)樋口真嗣、尾上克郎、市川実日子、大杉漣、塚本晋也、松尾諭

キャストは総勢328名(+1)が出演[17]

主要人物

矢口 蘭堂(やぐち らんどう)
演 - 長谷川博己
内閣官房副長官(政務担当)。巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)事務局長を兼任。立川への移管後、巨大不明生物統合対策本部副本部長、特命担当大臣(巨大不明生物防災)を兼任。
他の政府官僚よりもいち早くゴジラの存在に感付き、ゴジラとの戦いに関わっていく。代々政治家の家系の三代目[22]。39歳[23]。選挙区は山口3区[23][注 2]
赤坂 秀樹(あかさか ひでき)
演 - 竹野内豊
内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)。矢口とは旧知の仲であり、矢口の政府内の方針に背いた発言に度々苦言を呈する。立川への移管後は内閣官房長官代理に就任。42歳[23]。選挙区は東京8区。元外務官僚。
カヨコ・アン・パタースン
演 - 石原さとみ
米国大統領特使。日本人の祖母をもち、英語と日本語のバイリンガルだが、時節、英語交じりの話し方をする。日本語の敬語を苦手としており、矢口にタメ口で話すよう頼んでいる。
代々政治家の名門家の生まれで、父親は有力な上院議員[22]。カヨコ自身も、40代で大統領に就任することを目標としている。

大河内政権〜里見臨時政権

大河内 清次(おおこうち きよつぐ)
演 - 大杉漣
内閣総理大臣
選挙区は秋田1区。
ゴジラが初上陸した際は困惑した様子で周りに流されがちであり、腰の据わらない態度を見せる。災害緊急事態の布告と自衛隊の防衛出動に際しては自ら決断ができず、東・矢口・赤坂らに説得され、ようやく実施を決断した。またゴジラ出現に関する記者会見では、当初用意された原稿に沿わず「上陸は有り得ませんのでご安心下さい」と国民に明言するが、その直後蒲田にゴジラが上陸。周囲からの顰蹙を買った。加えて初回攻撃の際には、品川駅上空に展開したヘリ部隊に攻撃実施を下命するも、逃げ遅れた住民が射程圏内にいることが分かると一転して攻撃中止を命じゴジラを取り逃がす。
しかし徐々に総理大臣としての自覚を持ち始め、自ら中心となって指揮を取るようになり、ゴジラ2回目の出現時には自衛隊に火器の無制限使用許可を出す。また都心に向け侵攻するゴジラに対し、都民を見捨てての避難に反発するものの、郡山・矢口の進言を容れ、総理官邸からの撤退を決断する。
しかし避難の途上、搭乗したヘリにゴジラの熱線が直撃、搭乗していた他の閣僚共々死亡する。
東 竜太(あずま りゅうた)
演 - 柄本明
内閣官房長官
鹿児島県出身。選挙区は東京10区
大河内を補佐する一方、閣内が纏まらない際には議論をリードする等、内閣の屋台骨として活躍。矢口を内閣官房副長官に推薦し引き上げた人物でもある。
ゴジラ2回目の出現時においても、総理官邸で引続き対応に当たる。総理官邸からの撤退時には、立川臨時施設での再会を矢口と誓うが叶うことなく、搭乗したヘリが撃墜され死亡。
花森 麗子(はなもり れいこ)
演 - 余貴美子
防衛大臣
大河内の指示の下、自衛隊を統率。ゴジラ駆除への日米安保条約適用を推す一部閣僚に対し、一義的には日本政府(自衛隊)自身の手でゴジラを撃退すべきと主張する。
タバ作戦が失敗すると机を叩きながら声を上げて悔しがり、米軍のゴジラ爆撃が一定の効果を収めた際にも、他の閣僚が感服するなか、複雑な表情を浮かべるなど、強く感情を露にする場面が見受けられる。
ゴジラ2回目の出現時に、搭乗したヘリが撃墜され死亡。
郡山 肇(こおりやま はじめ)
演 - 渡辺哲
内閣危機管理監
1回目の上陸時より、事務方の枢要として内閣を補佐する。
ゴジラ2回目の出現時には、大河内に総理官邸からの撤退を進言し容れられたものの、各閣僚と共に搭乗したヘリが撃墜され死亡。
河野 純(こうの じゅん)
演 - 浜田晃
総務大臣
ゴジラに関するインターネット上の情報収集や、消防行政を担当する。ゴジラ駆除に賛同する。ゴジラ2回目の出現時に、搭乗したヘリが撃墜され死亡。
金井 光二(かない こうじ)
演 - 中村育二
防災担当大臣国家公安委員長
ゴジラ襲来が自然災害と定義されたため、主任の大臣にあたる。ゴジラ駆除を強く推す。「想定外」というフレーズを頻発する。
ゴジラ2回目の出現時には、米軍の攻撃に感服していたが、直後に搭乗したヘリが撃墜され死亡。
関口 悟郎(せきぐち ごろう)
演 - 手塚とおる
文部科学大臣
ゴジラの捕獲を推す。ゴジラの生態に対する文部科学省の見解を尾頭が一蹴した際には、露骨に不快な表情を浮かべた。
ゴジラ2回目の出現時に、搭乗したヘリが撃墜され死亡。
菊川 俊介(きくかわ しゅんすけ)
演 - 横光克彦
環境大臣
学会や環境保護団体などからの要請により、ゴジラ捕獲を推す。ゴジラ2回目の出現時に、搭乗したヘリが撃墜され死亡。
柳原 邦彦(やなぎはら くにひこ)
演 - 矢島健一
国土交通大臣
当初は東京湾アクアトンネル崩落の原因を海底火山か熱水の噴出としたが、後にゴジラが原因と知るや、ゴジラ駆除を推すようになる。
ゴジラ1回目の出現時には、自衛隊による駆除成功を見込み楽観的な意見を述べるものの、矢口に「先の大戦では、楽観論や希望的観測に基づく判断のために多数の犠牲を払った」と窘められる。
ゴジラ2回目の出現時に、搭乗したヘリが撃墜され死亡。
里見 祐介(さとみ ゆうすけ)
演 - 平泉成
農林水産大臣
ゴジラ1回目の出現時はオーストラリア外遊につき不在。
ゴジラ2回目の出現時は難を逃れ、立川への移管後内閣総理大臣臨時代理に就任する。しかし矢口たちは「大河内内閣発足の論功行賞と派閥順送りで農林水産大臣になり、生き残った閣僚や党幹事長に臨時総理を押し付けられた」と酷評しており、手腕を疑問視している。
就任直後は、事象報告が長引いた余り昼食のラーメンが伸びたことを嘆いたり、総理の職責の重さを厭う発言をしたりと、昼行灯的な態度が目立つ。
一方で、里見自身で全責任を取るために、熱核攻撃案件に対する臨時総理への全権委任法案を成立させるよう下命したり、自身が直接コネをもっているフランスに熱核攻撃実施の寸前まで交渉するなど、老獪な政治手腕を見せる策士である。
また、ゴジラ対策が一段落した後の政局を睨んで矢口・赤坂・泉と言った若手政治家を臨時内閣に登用し、自身達は核使用決定の責任を取って内閣総辞職する事を決定していた。
泉 修一(いずみ しゅういち)
演 - 松尾諭
保守第一党政調副会長。立川への移管後は内閣総理大臣臨時代理補佐官。選挙区は兵庫11区。矢口とは当選同期で商家の息子。
「出世は男の本懐」と言い切るほど出世に対して貪欲であり、矢口に仕事の見返りに次期幹事長の座を要求したり、出世に比較的興味のない矢口に対して「なぜ政治家になった?」と聞き返すほどの野心家である。
しかし、各界へのコネクションやどの様な状況下であっても動じない冷静さ等、その野心に見合うだけの実力も併せ持つ。
矢口からの依頼で、巨災対発足時のメンバー集めに協力する。ゴジラ2回目の上陸時には地元選挙区への「金帰火来」で難を逃れ、里見臨時総理の補佐官に就任。
その後も里見へのヤシオリ作戦実施提案や、熱核攻撃順延のためのフランスへの外交工作実施など、矢口たち巨災対の支援に活躍する。
国平 修一(くにだいら しゅういち)
演 - 大林丈史
副総理外務大臣
諸外国から弱腰に見られることを懸念し、ゴジラ駆除を推す。また、ゴジラ駆除への日米安保条約適用を大河内に進言する。ゴジラ2回目の出現時には米軍の攻撃に感服していたが、直後に搭乗したヘリが撃墜され、死亡。
葉山 達也(はやま たつや)
演 - 信太昌之
経済産業大臣
経済面への影響を考慮し、ゴジラ駆除に賛同する。
鵜飼 真一朗(うかい しんいちろう)
演 - 松澤仁晶
財務大臣
佃 駒人(つくだ こまひと)
演 - 川井つと
法務大臣
再び都内に侵攻するゴジラに、怒りを露にする。ゴジラ2回目の出現時に搭乗したヘリが撃墜され、死亡。
岩田 剛(いわた つよし)
演 - 児玉頼信
厚生労働大臣
行政改革担当大臣
演 - 三浦清光
経済財政政策担当大臣
演 - 小野孝弘
国家戦略担当大臣
演 - 大槻修治
金融担当大臣
演 - 川口丈文
森田 健児(もりた けんじ)
演 - 中田裕一
農林水産副大臣
ゴジラ1回目の出現時は、オーストラリア外遊につき不在だった里見の代理として、関係閣僚会議に出席する。
片山 修一(かたやま しゅういち)
演 - 嶋田久作
外務大臣臨時代理。
死亡した国平の後任として入閣。国連によるゴジラへの熱核攻撃実施に怒りを露にする。
沖 良郎(おき よしろう)
演 - 野口雅弘
気象庁次長。
松本 誠一(まつもと せいいち)
演 - 蒲生純一
防衛省運用政策統括官。
平岡 君男(ひらおか きみお)
演 - 佐藤貢三
内閣官房副長官補(事態処理・危機管理担当)。立川への移管後、死亡した郡山の後任として、内閣危機管理監に就任する。
森戸 柊志(もりと しゅうじ)
演 - 土屋良太
内閣官房副長官(事務担当)。
ゴジラから出た放射能を公表することに「国民に不安を煽ることになる」と懸念する。
会田 晴臣(あいた はるおみ)
演 - 水野智則
内閣官房副長官(政務担当)。参議院。
小野塚(おのづか)
演 - 小野塚老
内閣法制局長官。
弓成 順(ゆみなり じゅん)
演 - 大迫一平
内閣広報官。
柳 明久(やなぎ あきひさ)
演 - 小山田将
内閣府大臣官房審議官(防災)。
笹上 高尋(ささうえ たかひろ)
演 - 北山雅康
海上保安庁海上保安監。
安西 光(あんざい ひかる)
演 - 中脇樹人
大河内総理大臣政務秘書官。
壱岐 治(いき おさむ)
演 - 日中泰景
大河内総理大臣秘書官(防衛省)。
大門 裕也(だいもん ゆうや)
演 - 佐藤一平
大河内総理大臣事務秘書官(警視庁)。
澁沢 真(しぶさわ まこと)
演 - 島津健太郎
大河内総理大臣事務秘書官(外務省)。
尾高 泰之(おだか やすゆき)
演 - 隈部洋平
大河内総理大臣事務秘書官 (財務省)。
原 貴史(はら たかふみ)
演 - 伊藤明賢
大河内総理大臣事務秘書官 (経済産業省)。
風越 達雄(かざごし たつお)
演 - 神尾佑
里見総理大臣臨時代理秘書(外務省)。
松沢
演 - 中島伸
内閣法制局長官秘書官兼里見総理大臣臨時代理秘書官(外務省)。
大井 理恵(おおい りえ)
演 - 山本カナコ
東内閣官房長官秘書官。
久松 明(ひさまつ あきら)
演 - 加藤貴宏
泉政調副会長公設第二秘書。

巨災対メンバー

志村 祐介(しむら ゆうすけ)
演 - 高良健吾
内閣官房副長官秘書官(防衛省)。尾頭は、大学時代の先輩に当たる。政務面で矢口を補佐する一方、牧に関する情報を収集するため、早船と情報交換を行う。
森 文哉(もり ふみや)
演 - 津田寛治
厚生労働省医政局研究開発振興課長(医系技官)。巨災対では、年長者として便宜上の仕切り役を務める。
ゴジラの生態解析や、血液凝固剤の化合・作成を担当する。巨災対設立時に挨拶する際には、「はぐれ者」というカットでクローズアップされる。
尾頭 ヒロミ(おがしら ヒロミ)
演 - 市川実日子
環境省自然環境局野生生物課長補佐、立川への移管後は課長代理。志村は、大学時代の後輩に当たる。
ゴジラ1回目の出現時には、野生生物の専門家として総理官邸に招集され、閣僚たちにゴジラの生態に関する私見を述べる。後に設置された巨災対にも参加し、ゴジラの生態解析を担当する。
巨災対設立時に森が挨拶する際には、「一匹狼」というカットでクローズアップされる。
立川 始(たちかわ はじめ)
演 - 野間口徹
資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長。同「変わり者」。
彼が述べるゴジラのエネルギー源に対する疑問が、その後の生態解明に重要な役割を果たしていく。
安田 龍彦(やすだ たつひこ)
演 - 高橋一生
文部科学省研究振興局基礎研究振興課長。同「オタク」。
ゴジラの生態解析や、関係研究機関との折衝・調整などを担当する。
小松原 潤(こまつばら じゅん)
演 - 三輪江一
外務省総合外交政策局長。同「問題児」。
ゴジラ1回目の上陸後、採集した検体がほとんど処分され、残りもアメリカに持ち去られた事情について「アメリカの圧力があったらしい」と暴露する。
竹尾 保(たけお まもる)
演 - 小松利昌
国土交通省危機管理・運輸安全政策審議官。同「鼻つまみ者」。
ホイールローダー・コンクリートポンプなど、ヤシオリ作戦実施に必要な車両・重機の調達に奔走する。
袖原 泰司(そではら やすし)
演 - 谷口翔太
官邸内統幕運用第1課長(実在しない役職)。同「厄介者」。
ゴジラ撃退のための作戦立案・部隊運用計画を担当する。
間 邦夫(はざま くにお)
演 - 塚本晋也
国立城北大学大学院生物圏科学研究科准教授。同「学界の異端児」。
生物科学の専門家として、ゴジラの生態解析を担当する。
根岸 達也(ねぎし たつや)
演 - 黒田大輔
原子力規制庁監視情報課長。中盤より巨災対に合流する。
町田 一晃(まちだ かずあき)
演 - 吉田ウーロン太
経済産業省製造産業局長。中盤より巨災対に合流する。
血液凝固剤を作成するため、化学・医薬業界との調整や省内への根回しに奔走する。また、熱核攻撃を順延させるための外交工作を実施する際、安保理常任理事国であり原子力先進国でもあるフランスを相手にすることを提案する。
庭野 啓介(にわの けいすけ)
演 - 市オオミヤ
内閣官房副長官秘書官(外務省)。
檜山 勝秀(ひやま かつひで)
演 - 野仲イサオ
内閣官房副長官秘書官(財務省)。
津秋 健吾(つあき けんご)
演 - 村上航
内閣官房副長官秘書官(総務省)。

東京都庁

小塚
演 - 光石研
東京都知事
ゴジラ1回目の出現時には、後手後手に回る政府の対応に不満を持ち、有害鳥獣駆除としての自衛隊出動を公安委員会に要請する。
ゴジラ2回目の出現時には、画面には登場しないものの、新宿の都庁舎にて指揮を執っていることが台詞の中で説明される。
川又
演 - 藤木孝
東京都副知事
田原
演 - 諏訪太朗
東京都副知事。
恩地
演 - 河野洋一郎
警視総監

警察庁

沢口
演 - 古田新太
警察庁長官官房長。矢口からの依頼により、本部に牧元教授の身辺調査を指示する。矢口の父親には過去恩義があるらしく、彼の依頼を引き受けたのもそれが元である。
本部
演 - モロ師岡
警察庁刑事局長。牧元教授を"Red Notice"(国際手配)ではないかと疑う。

防衛省・自衛隊

財前 正夫(ざいぜん まさお)
演 - 國村隼
統合幕僚長。制服組のトップとして政府首脳に随伴し、補佐し続ける。
矢口からヤシオリ作戦立案の感謝をされた際には、「礼は要りません。仕事ですから」と返した。
矢島
演 - 鶴見辰吾
統合幕僚副長。市ヶ谷の戦闘指揮所においてゴジラ対策の現場指揮・検討に携わる。
石倉
演 - 國本鐘建
陸上幕僚長。市ヶ谷の戦闘指揮所においてゴジラ対策の現場指揮・検討に携わる。
北野
演 - 近童弐吉
海上幕僚長
小沢
演 - 中田春介
航空幕僚長
浜田
演 - 山中敦史
統合幕僚監部運用部長。
大庭
演 - 内藤大輔
陸幕運用支援・情報部長。
山岡
演 - 小林隆
東部方面総監。朝霞駐屯地の戦闘指揮所においてゴジラ対策の現場指揮・検討に携わる。
鮫島
演 - 吉家章人
東部方面総監部防衛部長。
高須
演 - 橋本拓也
情報部長。
三木
演 - 橋本じゅん
東部方面総監部幕僚長。朝霞駐屯地の戦闘指揮所においてゴジラ対策の現場指揮・検討に携わる。
山本
演 - 岸端正浩
統合幕僚監部運用部第1運用課長。タバ作戦を打ち破って都内に侵入したゴジラに対し、未だ健在である特科部隊による攻撃続行を具申するが、民間人への被害を懸念した矢島に却下される。
津川
演 - 岩田明
統幕運用副部長。
西郷
演 - ピエール瀧
タバ作戦戦闘団団長兼第1普通科連隊長。多摩川浅間神社の前線指揮所において、タバ作戦の陣頭指揮を執る。
作戦失敗後は落胆する部下を「攻撃だけが華じゃない」と叱咤激励し、民間人の避難支援を指示する。
池田
演 - 斎藤工
第1戦車中隊長。タバ作戦では、多摩川河川敷に布陣した部隊の指揮を執る。
ゴジラが丸子橋を破壊して橋桁を跳ね上げた際、搭乗していた戦車がその下敷きとなる。その後の生死は不明。
村崎
演 - KREVA
第2戦車中隊長。タバ作戦では、多摩川河川敷に布陣した部隊の指揮を執る。
丹波
演 - 粟根まこと
第32普通科連隊長。九段の科学技術館屋上において、ヤシオリ作戦の陣頭指揮を執る。
甲斐
演 - 堀岡真
本部中隊第三科長。
松井
演 -
野城
演 -
村山
演 - ムラヤマ・J・サーシ
特殊建機第1小隊長。ヤシオリ作戦においては、八重洲側よりゴジラに接近し、血液凝固剤の経口投与を実施する。
特殊建機第1小隊はゴジラの放射線流の直撃を受けて壊滅するが、その後の生死は不明。
菊池
演 - 菊池康弘
特殊建機第2小隊長。ヤシオリ作戦においては、丸の内側よりゴジラに接近し、血液凝固剤の経口投与を実施する。

米国

ロス
演 - (なし)
米国大統領。名前のみ登場。日本政府に対し強い態度で臨み、大河内や里見を辟易させている。
ランシング
演 - チャールズ・グラバー
駐日大使。
カートランド
演 -
在日米軍司令。
ペイン
演 -
リヒター
演 -
ゴジラ調査団団長。休眠中にも関らず調査用ドローンを撃墜したゴジラに対し、「フェーズドアレイレーダーのような器官が備わっているとみられる」と分析する。

その他

牧 悟郎(まき ごろう)
演 - 岡本喜八(写真のみの出演)
帝都大学卒、元城南大学統合生物学部分子細胞生物学教授。日本の学会から追放されるようにして渡米し、前後に妻と死別。米国エネルギー省の嘱託機関に勤務、同省から海洋投棄された放射性廃棄物を捕食する不明海底生物の調査依頼を受け重要な地位に就き、近い将来、”ゴジラ”の出現を予測するも突如として帰国し行方不明。同機関に残っていた調査データの一部が意図的に消去された痕跡が見つかり、通常では解析ができないようになっていた。
消去してあった調査データを紙にプリントしてあり、それを折り紙の要領で線に沿って折り畳むと解析できるようになっており、完全な調査データとなる。
米国政府が消息を追っていたが、牧が使用していたプレジャーボートが無人の状態で漂流しているのが東京湾にて発見。以降、足取りが完全に途絶える。
早船達也
演 - 松尾スズキ
記者(フリージャーナリスト)。志村の依頼で牧元教授に関する情報収集にあたる一方、報酬としてゴジラ関係の情報を入手している。
カップルの女
演 - 前田敦子
東京湾アクアラインのトンネル崩落事故に巻き込まれ、避難する被災者のひとり。
志賀(仮名)
演 - 犬童一心
古代生物学者。ゴジラ初回上陸時、緊急設置された有識者懇談会の一員として、総理官邸に招集される。
「映像だけでは判断できない」とし、ゴジラに対する意見を述べなかった。
柳(仮名)
演 - 緒方明
海洋生物学者。ゴジラ初回上陸時、緊急設置された有識者懇談会の一員として、総理官邸に招集される。
「実物を見ないことには何も言えない」とし、ゴジラに対する意見を述べなかった。
塙(仮名)
演 - 原一男
生物学者。ゴジラ初回上陸時、緊急設置された有識者懇談会の一員として、総理官邸に招集される。
ゴジラに対する意見を述べないばかりか、「そもそも(ゴジラが)生物かどうかの定義も決まっていないのに論評しては、最早生物学とは言えない」とし、政府の姿勢を批判した。
有識者懇談会を終えた後、大河内は「時間を無駄にした。御用学者じゃ何も分からん」と吐き捨て、学者たちを酷評した。
広田 静子(ひろた しずこ)
演 - 片桐はいり
官邸ベテラン職員。徹夜が続く矢口たちに茶を差し入れ、労いの言葉をかける。
モレリ
演 - ダニエル・アギラル
フランス駐日大使。
ゴジラ
モーションキャプチャ - 野村萬斎[24]
正体不明の巨大生物。本作の序盤では、放射性廃棄物を食してエネルギー源とする生物だと考えられていたが、終盤で「熱核エネルギー変換生体器官を内蔵する混合栄養生物」、すなわち水や空気だけで生存・活動ができる生物だという推測に至った。
劇中では、4つの形態が確認されており、短期間で急速な成長、進化を遂げていき、それに伴いより強大な存在となっていく。

なお、ゴジラ映画に造詣の深いことでも知られる俳優の佐野史郎は、2016年10月8日に北海道立近代美術館で開催中だった「ゴジラ展」のトークショーで本作についても触れており、本作への出演に備えてスケジュールを空けていたが、依頼が来なかったことを明かしている[25]

登場兵器・装備

防衛省・自衛隊の協力を受け、実物も多く登場するが、一部のシーンを除き多くがCGまたは合成による映像。また、機動戦闘車など公開時点では未配備の装備もある。米軍の兵器は、米軍の協力を受けていないため米軍施設外から撮影したもの、CG、政府広報の転載である[26]

海上保安庁

自衛隊

このほか89式装甲戦闘車が多摩川河川敷、丸子橋付近の1カット、87式偵察警戒車が立川防災予備施設入口付近の1カットだけ認められる。

民間から徴用

米軍

スタッフ

反響・興行成績

2016年8月1日に発表された公開1週間目の映画観客動員ランキングでは、約41万人の動員で第1位を獲得、興行収入は約6億2500万円を記録した[30]。8月8日の興行通信社発表によると、公開2週目で2週連続1位となる累計動員約145万人・累計興収は約21.5億円となった[31]。8月14日(公開17日間)に、累計動員約231万人・累計興収約33.8億円となって2014年夏に公開されたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の最終興収約32億円を上回った[32]。その後、公開5週目を迎えた7月29日から8月28日までの公開1か月で累計動員360万人・累計興収53億円を突破、2016年公開の邦画実写映画1位を獲得した[33]。さらに9月6日までで累計動員約421万人・累計興収約61.3億円に達し、1992年公開の第19作『ゴジラvsモスラ』の累計動員約420万人を突破して平成シリーズ以降で最高の動員数となった[34][注 3]。公開7週目(9月10-11日)でベスト3圏外となったが、累計成績は動員約451万人、興収約65.7億円を記録した[35]。その後もロングランとなって着実に記録を伸ばし、公開から111日となる11月16日には累計動員が約551万人、累計興収は80億円の大台を突破している[36][37]

8月15日には発声可能上映(上映中の声出し、コスプレケミカルライトの持ち込みOK)が新宿バルト9で行われ、『アオイホノオ』などで知られる漫画家・島本和彦が出席、さらにこの日は庵野総監督もサプライズ登壇した[38]。また、8月24日には女性限定での上映イベント「女性限定鑑賞会議」が、出演した市川実日子、松尾諭、塚本晋也、片桐はいりが劇中衣装で登壇し、前述の発声可能上映同様の上映として開催された。なお、同イベントのチケットは販売開始3分で売り切れる程の人気となった[39][40]。この他、公開日から8月10日まで行われたIMAX上映も映画のヒットを受ける形で8月25日から9月9日まで再上映するほか[41]TOHOシネマズ新宿では8月26日に本作と庵野が監督を務めた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『巨神兵東京に現わる』の3作品を一挙上映する「ゴジラ・エヴァ・巨神兵 シン・チャンピオンまつり」を実施[42]、旧日本劇場時代からゴジラシリーズを上映してきたTOHOシネマズ日劇でも9月2日から15日までの大ヒット記念上映を行う[33]。9月15日の19時30分の回から、“発声可能上映”が、北海道から福岡まで日本全国26の劇場で上映開催された。TOHOシネマズ新宿では、庵野秀明総監督をはじめ、市川実日子、松尾諭、高橋一生と、さらにサプライズゲストとして長谷川博己が登壇した舞台あいさつを開催、その模様が全劇場に生中継された[43][44]ほか、ユナイテッド・シネマ札幌では同劇場のみの企画として島本和彦とSF作家の笹本祐一が登壇[45]、新宿と札幌の舞台挨拶のネット配信も行われた[46]

日本国外の公開は、台湾は、2016年8月12日劇場公開、香港シンガポールは、2016年8月25日劇場公開された[47]フィリピンで8月24日、タイで9月8日に、それぞれ劇場公開された[48]アメリカでは10月3日にはロサンゼルス、10月5日にはニューヨークでプレミア上映が行われ、10月11日から18日にかけて全米440館以上で上映された[49]。アメリカでの公開初日は全米興行収入ランキングで10位に食い込む快挙となった[50]。アメリカでは、上映を延長した[51]

2016年11月、「シン・ゴジラ」が2016 ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた[52]

評価

Rotten Tomatoesには35件の批評家レヴューがあり、平均値は6.7点、支持率は86%となっている[53]Metacriticには12件の批評家レヴューがあり、平均値は68点となっている[54]

映画評論家の樋口尚文3.11以後の「第二の戦後」を経たあとの「はっきりとしたメッセージのある娯楽映画」と評した[55]

映画批評家の前田有一は「登場人物というよりは登場人物「群」、人間ドラマではなく人間「群」ドラマがあり、「個」ではなく「塊」で事態を打開する日本人の本質を言い当てている。」「ゴジラ一作目がもっていた反骨精神や、時代の本質を見通す目を感じられる。」と述べ、2016年にふさわしい新ゴジラであると絶賛した。[56]

ウォールストリートジャーナル日本版は本作品がナショナリズムを肯定していることを指摘した上で、官僚が祖国を守る勇敢なヒーローとして登場することを紹介し、片山杜秀・慶応義塾大学教授の憲法改正により緊急時に政府に法規を超えた特別な権限を与えるべきとの保守派の主張を支持することになりかねないというコメントを掲載した[57]

漫画家小林よしのりは「官僚VSゴジラの構図が感情移入できない」「ゴジラの心理的な怖さを感じない」と酷評した[58]

政治家枝野幸男は映画鑑賞後の取材で「いろいろな意味で非常に研究をされていて、良い作品だなとかなり引き込まれながら観た」と感想を述べた[59]

政治家で元防衛大臣石破茂は自身のブログで、映画的演出を認めながらも、ゴジラの襲来に対して自衛隊に防衛出動が下令されるのではなく、害獣駆除として災害派遣で対処するのが法的には妥当と語った[60]

ジャーナリスト田原総一朗は「3.11」の福島原発事故が発想の根源になっているとし、政治家や官僚たちの描写にリアリティがあり、縦割りの官僚制度や大臣の欠陥がよく出ていると評した[61]

受賞・ノミネート

本作は国産怪獣映画の歴史上で類を見ないほど多くの映画賞で評価されている。

第90回キネマ旬報ベスト・テンでの第2位選出は、ゴジラ作品としては史上初、怪獣映画としては本作同様に樋口が特技監督を務めた『ガメラ 大怪獣空中決戦』(監督は金子修介)以来21年ぶり2作目のベストテン入りとなる。

発表年 部門 対象 結果
2016 第41回報知映画賞[62] 作品賞・邦画 シン・ゴジラ ノミネート
監督賞 庵野秀明 ノミネート
助演女優賞 石原さとみ ノミネート
第29回東京国際映画祭[63] ARIGATO賞 シン・ゴジラ 受賞
第34回ゴールデングロス賞[64] 優秀銀賞 シン・ゴジラ 受賞
第38回ヨコハマ映画祭[65] 日本映画ベストテン シン・ゴジラ 第4位
特別大賞 庵野秀明 受賞
第58回日本レコード大賞[66] 特別賞 シン・ゴジラ 受賞
2017 第90回キネマ旬報ベスト・テン[67] 日本映画ベスト・テン シン・ゴジラ 第2位
脚本賞 庵野秀明 受賞
ぴあ映画生活ユーザー大賞2016[68] 大賞 シン・ゴジラ 受賞
日本オタク大賞2016 大賞 シン・ゴジラ 受賞
第40回日本アカデミー賞[69] 優秀作品賞 シン・ゴジラ 受賞
優秀監督賞 庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督) 受賞
優秀主演男優賞 長谷川博己 受賞
優秀助演女優賞 石原さとみ/市川実日子 受賞
優秀音楽賞 鷺巣詩郎 受賞
優秀撮影賞 山田康介 受賞
優秀照明賞 川邉隆之 受賞
優秀美術賞 林田裕至/佐久嶋依里 受賞
優秀録音賞 中村淳(録音)/山田陽(整音) 受賞
優秀編集賞 庵野秀明/佐藤敦紀 受賞
第71回毎日映画コンクール[70][71] 日本映画大賞 シン・ゴジラ 受賞
女優助演賞 市川実日子 受賞
美術賞 林田裕至・佐久嶋依里 受賞
監督賞 庵野秀明 ノミネート
脚本賞 庵野秀明 ノミネート
撮影賞 山田康介 ノミネート
音楽賞 伊福部昭・鷺巣詩郎 ノミネート
録音賞 中村淳 ノミネート
第59回ブルーリボン賞[72] 作品賞 シン・ゴジラ 未決定
助演女優賞 石原さとみ 未決定
第26回東京スポーツ映画大賞[73] 作品賞 シン・ゴジラ 未決定
監督賞 庵野秀明・樋口真嗣 未決定
助演女優賞 市川実日子 未決定
第11回アジア・フィルム・アワード[74] 視覚効果賞 シン・ゴジラ 未決定
音響賞 シン・ゴジラ 未決定

主なコラボレーション

渋谷パルコの壁面オブジェ
新世紀エヴァンゲリオン
本作の総監督の庵野が同じく総監督を務めるアニメ作品。2016年4月1日に発表された「ゴジラ対エヴァンゲリオン」[75]の特設サイトにて、さまざまな商品やイラストが発表されている[76]
クレヨンしんちゃん
本作と同じく東宝の配給による劇場アニメ。2016年7月22日にテレビアニメ『クレヨンしんちゃん』とのコラボアニメ「しんのすけ対シン・ゴジラだゾ」が放送された[77]
スターフライヤー
北九州空港に本拠を置く日本の航空会社。本作のゴジラが機体に描かれたジェット機「シン・ゴジラジェット」が2016年12月まで就航し、機内では特別コラボグッズも販売される予定[78]
京王バス東「新宿WEバス」
新宿駅周辺を循環する路線バス。TOHOシネマズ新宿のある「ホテルグレイスリー新宿」停留所を経由する歌舞伎町ルートにて、2016年7月29日よりシン・ゴジラ仕様のラッピングバスを運行する。行き先表示にはゴジラのシルエットが追加され、バス車内のショーケースにはゴジラのフィギュアが展示され、車内放送や降車ブザー音ではゴジラの咆哮が流される[79]
パルコ
2016年8月7日より建て替えに伴う休業が決まっていた渋谷パルコにて、建物壁面を突き破るようなゴジラのオブジェが制作された[80]
白戸家ソフトバンク
2016年11月3日から11日までは「いい買物の日」、19日以降は「Apple Pay」とのコラボレーションCMが放送された[81][82]
日本中央競馬会
2016年12月25日に開催される有馬記念とのコラボレーション。中山競馬場でゴジラを凍結させることが最終目的である[83]
第67回NHK紅白歌合戦
「紅白対ゴジラ」と題したコラボレーション。横浜に上陸したゴジラが渋谷のNHKホールに襲来し、矢口ら巨災対メンバーの呼びかけによって、歌の力でゴジラを凍結させる「渋谷紅白迎撃作戦」を展開した。また、本作の音楽を担当した鷺巣詩郎がオープニングテーマを作曲した[84]

書籍

音楽

  • 『シン・ゴジラ音楽集』(2016年7月30日発売)
    • 発売2週目で8427枚(累積1.0万枚)を売り上げ、8月15日付オリコン週間アルバムランキングで前週34位→5位に急上昇した。『ゴジラ』関連作のアルバムTOP5入りは『GODZILLA THE ALBUM』は1998年5月25日付で5位を獲得して以来、18年3か月ぶり[86]。8月29日付オリコン週間アルバムランキングでは3位にランクインした[87]

DVD・ブルーレイ

  • 2017年3月22日発売予定[88]。東宝製作作品及び実写邦画のセルソフトでは初となる4K ULTRA HD Blu-ray版も同時リリース。
    • Blu-ray 特別版 3枚組(本編 1枚、特典DISC(Blu-ray) 2枚)、品番:TBR27003D
    • Blu-ray 特別版4K Ultra HD Blu-ray同梱 4枚組(本編 2枚(Blu-ray&4K ULTRA HD Blu-ray(外付同梱))、特典DISC(Blu-ray) 2枚)、品番:TBR27002D
    • Blu-ray 2枚組(本編 1枚、特典DISC(Blu-ray) 1枚)、品番:TBR27004D
    • DVD 2枚組(本編 1枚、特典DISC(DVD) 1枚)、品番:TDV27005D

脚注

注釈

  1. ^ 防衛庁時代に行われた机上研究では、実際にゴジラが出現した場合には「災害派遣を根拠とした出動及び有害鳥獣駆除による武器使用が可能」という結論が出されている[7]
  2. ^ 庵野監督の故郷である山口県宇部市が含まれている選挙区である。
  3. ^ なお、国産ゴジラシリーズ全体ではこの時点で第7作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(累計動員約421万人/1966年公開)の動員数に達しているが、その後に第6作『怪獣大戦争』(累計動員約513万人/1965年公開)、第5作『三大怪獣 地球最大の決戦』(累計動員約541万人/1964年公開)の動員数も超え、歴代5位となっている。

出典

  1. ^ “『君の名は。』『シン・ゴジラ』年間ワンツートップ!東宝が過去最高興収で圧倒! - 邦画ベストテン”. 映画ニュース (シネマトゥデイ). (2016年12月30日). http://www.cinematoday.jp/page/N0088660 2017年1月10日閲覧。 
  2. ^ a b “元祖「ゴジラ」完全新作として製作決定!2016年に12年ぶり復活”. 映画.com. (2014年12月8日). http://eiga.com/news/20141208/2/ 2015年9月26日閲覧。 
  3. ^ a b “庵野秀明総監督×樋口真嗣監督で「ゴジラ」!強力タッグが実現、過去最大の体長を予定”. 映画.com. (2015年4月1日). http://eiga.com/news/20150401/1/ 2015年9月26日閲覧。 
  4. ^ a b c 庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側~『シン・ゴジラ』を作った男たち - こだわりのビジュアル”. シネマトゥデイ (2016年7月8日). 2016年8月19日閲覧。
  5. ^ a b “ゴジラ新作に長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ タイトルは「シン・ゴジラ」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2015年9月23日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/09/23/kiji/K20150923011187800.html 2015年9月23日閲覧。 
  6. ^ a b c d e 庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側2~巨大生物襲来への妥協なきリアル”. シネマトゥデイ (2016年7月15日). 2016年8月19日閲覧。
  7. ^ ゴジラへの対処、研究していた=自衛隊出動、武器使用も可能−防衛省”. 時事通信 (2007年12月21日). 2016年7月15日閲覧。
  8. ^ 庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側3~シン・ゴジラの世界を追求した美術の裏側”. シネマトゥデイ (2016年7月22日). 2016年8月19日閲覧。
  9. ^ a b c d e 庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側4~シン・ゴジラを作った男たち -音楽制作編”. シネマトゥデイ (2016年7月30日). 2016年8月19日閲覧。
  10. ^ a b 「シン・ゴジラ音楽集」ライナーノーツ 2016年11月5日閲覧
  11. ^ “シン・ゴジラ役は野村萬斎だった 329人目のキャストが判明”. ORICON STYLE. (2016年7月29日). http://www.oricon.co.jp/news/2075921/full/ 2016年7月29日閲覧。 
  12. ^ 庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側5 ~シン・ゴジラを作った人々 - 329人の同志”. シネマトゥデイ (2016年8月5日). 2016年8月19日閲覧。
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外部リンク