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てるづき (護衛艦・2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
てるづき
基本情報
建造所 三菱重工業 長崎造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 汎用護衛艦(DD)
級名 あきづき型
建造費 690億円
母港 横須賀
所属 第3水上戦群第9水上戦隊
艦歴
計画 平成20年度計画
発注 2008年
起工 2010年6月2日
進水 2011年9月15日
竣工 2013年3月7日
要目
基準排水量 5,100トン
満載排水量 6,800トン
全長 150.5m
最大幅 18.3m
深さ 10.9m
吃水 5.4m
機関 COGAG方式
主機 SM1Cガスタービンエンジン × 4基
出力 64,000PS
推進 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大30kt
乗員 約200名
兵装 62口径5インチ単装砲 × 1基
高性能20ミリ機関砲CIWS)× 2基
90式SSM 4連装発射筒 × 2基
Mk.41 Mod29 VLS × 32セル(ESSM07式
HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 SH-60K 哨戒ヘリコプター × 1/2機
C4I OYQ-11 情報処理装置
レーダー FCS-3A 多機能型 × 1基
(捜索・FC用)
OPS-20C 航海用 × 1基
ソナー OQQ-22 統合ソナー・システム
電子戦
対抗手段
NOLQ-3D 統合電子戦システム
Mk.137 6連装デコイ発射機 × 4基
その他 曳航具4型 対魚雷デコイ
投射型静止式ジャマー(FAJ)4連装発射機 × 1基
自走式デコイ(MOD)4連装発射機 × 1基
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てるづきローマ字JS Teruzuki, DD-116)は、海上自衛隊護衛艦あきづき型護衛艦 (2代)の2番艦。艦名「てるづき」は、「照りかがやく月」に由来し、旧日本海軍秋月型駆逐艦2番艦「照月」や海上自衛隊の護衛艦隊初代旗艦を務めた護衛艦「てるづき」など伝統ある名称であり知名度が高いことから選定された[1]漢字表記の「照月」を含めて、この名を受け継ぐ日本艦艇としては3代目に当たる。

本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはあきづき型護衛艦 (2代)を参照されたい。

艦歴

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「てるづき」は、中期防衛力整備計画に基づき平成20年度計画5,000トン型護衛艦2245号艦として、三菱重工業長崎造船所で2010年6月2日に起工され、2011年9月15日に命名・進水。2012年7月28日に海上公試開始。2013年3月7日に就役し、第2護衛隊群第6護衛隊に編入され、横須賀に配備された。

2014年9月20日から12月14日までの間、アメリカ合衆国サンディエゴ周辺海域で実施される多国間共同訓練TGEX KOA KAI EASTに参加した[2]

2017年3月11日第27次派遣海賊対処行動水上部隊としてソマリア沖・アデン湾に向けて横須賀基地から出航した[3]。 その進出途上の3月21日から26日にかけてマレーシア海軍主催国際観艦式およびマレーシア海軍主催多国間海上演習に参加し[4]、任務終了後の帰国途上の9月11日にはインド洋インド海軍[5]、同月18日にはタイ海軍[6]共同訓練を行い、10月1日に帰国した[7]

2019年9月17日から9月29日および10月15日から10月23日までの間、関東南方から沖縄周辺を経て九州西方へ至る海空域において日豪共同訓練(日豪トライデント)を実施した。海上自衛隊からは本艦のほか、護衛艦「はるさめ」「あさひ」「あたご」と補給艦ましゅう」およびP-1哨戒機またはP-3C哨戒機潜水艦が、オーストラリア海軍からは艦艇および潜水艦が参加し、 各種戦術訓練を実施[8]

2020年3月14日から4月28日までの間、令和元年度外洋練習航海(飛行)に参加する[9]。当初はマレーシアポートクラン)およびブルネイムアラ)に寄港する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して寄港は取り止められた[10]。4月2日、アンダマン海においてアメリカ海軍沿海域戦闘艦ガブリエル・ギフォーズ」と日米共同訓練を実施[11]

同年7月19日から23日の日程で、南シナ海およびフィリピン東方沖からグアム周辺海域に至る海空域において実施された日米豪共同訓練に参加した[12]。アメリカ海軍からは空母ロナルド・レーガン」、巡洋艦アンティータム」、駆逐艦マスティン」が、豪海軍からは強襲揚陸艦キャンベラ」、駆逐艦「ホバート」、フリゲート「アランタ」、「スチュアート」、補給艦シリウス」が参加し、各種戦術訓練を実施した[12][13]

2021年8月27日から28日にかけて沖縄東方から東シナ海海空域において護衛艦「いせ」とともにイギリス空母打撃群(CSG21英語版:空母「クイーン・エリザベス」、駆逐艦「ディフェンダー」、補給艦「フォートビクトリア」、「タイドスプリング」、アメリカ海軍駆逐艦「ザ・サリバンズ」、オランダ海軍フリゲート「エファーツェン」)と日英米蘭共同訓練(PACIFIC CROWN 21-2)を実施した[14]。同年9月2日から7日にかけて、東シナ海から四国南方を経て関東南方に至る海空域おいて、再びイギリス空母打撃群と日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21‐3)を実施する[15]。海自からは本艦の他、護衛艦「いせ」、「あさひ」「はるさめ」、「たかなみ」、「きりしま」、「おおなみ」および潜水艦1隻、P‐1哨戒機が、航空自衛隊からはF-2戦闘機F-15戦闘機E-767早期警戒管制機が参加し、対抗戦、防空戦、対潜戦等を実施した[15]。また、イギリス空母打撃群には、カナダ海軍フリゲート「ウィニペグ」が加わった[15]

2022年5月8日から5月16日にかけて、関東南方の訓練海空域において、P-3C哨戒機、UP-3D電子戦訓練支援機とともにアメリカ海軍空母「ロナルド・レーガン」、巡洋艦「アンティータム」と各種戦術訓練(防空戦等)を実施した[16]。同年5月24日から26日にも関東南方において、空母「ロナルド・レーガン」、巡洋艦「アンティータム」、駆逐艦「ベンフォールド」と各種戦術訓練(対潜戦、PHOTEX等)を実施した[17]

同年12月19日、伊豆大島東方海空域において、護衛艦「たかなみ」とともに海上保安庁との共同訓練を実施した。海上保安庁からは巡視船しきね」、回転翼機が参加し、情報共有訓練、護衛艦及び巡視船の運動要領等に関する訓練を実施した[18]

2025年7月31日から8月4日にかけて、四国南方からフィリピン東方の訓練海域において護衛艦「かが」、 スペイン海軍フリゲート「メンデス・ヌニェス」とともに日スペイン共同訓練を実施した。訓練項目等は各種戦術訓練(対潜戦等)、洋上移送訓練、戦術運動及びPHOTOEX[19]。引き続き8月4日から8月12日にかけて西太平洋の訓練海空域において、「かが」、潜水艦とともに日英米豪西諾共同訓練に参加する。イギリス海軍からは空母「プリンス・オブ・ウェールズ」、駆逐艦「ドーントレス」、 フリゲート「リッチモンド」、給油艦タイドスプリング」が、米海軍からは空母「ジョージ・ワシントン」、巡洋艦「ロバート・スモールズ」、駆逐艦「シャウプ」、強襲揚陸艦アメリカ」、オーストラリア海軍から駆逐艦「ブリスベン」、スペイン海軍フリゲート「メンデス・ヌニェス」、ノルウェー海軍フリゲート「ロアール・アムンセン」が参加し、各種戦術訓練(対潜戦)、クロスデッキ、PHOTOEXを実施した[20]。なお、同訓練期間中、英国軍からの要請を受け「かが」とともに「プリンス・オブ・ウェールズ」等に対し、英国軍に対しては初となる自衛隊法第95条の2に基づく武器等の警護を実施した[21]

2026年1月19日から3月2日までの間、令和7年度米国派遣訓練(護衛艦)に参加し、ハワイ諸島周辺においてミサイル射撃訓練を実施した[22]

同年3月23日、部隊改編により、新編された水上艦隊隷下の第3水上戦群第9水上戦隊に編入。

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名在任期間出身校・期前職後職備考
艤装員長
 林田嘉信2011.9.15 - 2013.3.6防大27期ゆうだち艦長てるづき艦長
 艦長
1林田嘉信2013.3.7 - 2014.3.23防大27期てるづき艤装員長舞鶴地方総監部監察官  
2宮路貴幸2014.3.24 - 2016.2.28防大33期いかづち艦長
3橋本聖一2016.2.29 - 2017.11.30神戸市外大
39期幹候
やまぎり艦長舞鶴地方総監部監察官
4藤井健志2017.12.1 - 2019.5.9防大33期横須賀海上訓練指導隊副長横須賀基地業務隊司令
5山田昌彦2019.5.10 - 2020.7.9防大43期舞鶴海上訓練指導隊船務航海科長呉地方総監部管理部
6渡邊真史2020.7.10 - 2021.8.5舞鶴海上訓練指導隊船務航海科長護衛艦隊司令部
7佐藤高嗣2021.8.6 - 2022.8.21防大48期掃海隊群司令部幕僚
8林 功2022.8.22 - 2024.6.海上幕僚監部防衛部装備体系課
9角田泰基2024.6.-呉地方総監部管理部人事課長

ギャラリー

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脚注

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出典

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  1. 海上自衛隊公式サイト:命名・進水式なおこのページでは基準排水量約5,000トン全長150.5m 幅18.3m 深さ10.85mとなっている。
  2. 多国間共同訓練TGEX KOA KAI EASTについて (PDF)
  3. 派遣海賊対処行動水上部隊の交代について (PDF)
  4. マレーシア海軍主催国際観艦式及びマレーシア海軍主催多国間海上演習について (PDF)
  5. インド海軍との親善訓練実施について (PDF)
  6. タイ海軍との親善訓練実施について (PDF)
  7. アデン湾における派遣海賊対処行動に従事した艦艇の入港について (PDF)
  8. 日豪共同訓練(日豪トライデント)の実施について (PDF)
  9. 令和元年度外洋練習航海(飛行)について (PDF)
  10. 令和元年度外洋練習航海(飛行)の一部変更について (PDF)
  11. 日米共同訓練について (PDF)
  12. 1 2 日米豪共同訓練について (PDF)
  13. 日米豪、南シナ海で共同訓練 領有権主張の中国けん制東京新聞TOKYO Web 2020年7月21日17時46分配信の共同通信記事(2020年7月22日閲覧)
  14. 日英米蘭共同訓練(PACIFIC CROWN 21-2)について 海上幕僚監部(令和3年8月29日) (PDF)
  15. 1 2 3 日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21-3)について 海上幕僚監部(令和3年9月2日) (PDF)
  16. 日米共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年5月18日) (PDF)
  17. 日米共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年5月27日) (PDF)
  18. 海上保安庁との共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年12月20日) (PDF)
  19. 日スペイン共同訓練について  海上幕僚監部(2025年8月5日) (PDF)
  20. 日英米豪西諾共同訓練について  海上幕僚監部(2025年8月5日) (PDF)
  21. 自衛隊法第95条の2に基づく英国軍の部隊の武器等の警護について”. 防衛省 (2025年8月13日). 2025年8月13日閲覧。
  22. 令和7年度米国派遣訓練(護衛艦)について  海上幕僚監部(令和8年1月16日) (PDF)


関連項目

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外部リンク

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