新幹線E5系電車

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新幹線E5系電車
「はやぶさ」で営業運転を開始したE5系U3編成(2011年3月6日 大宮駅)
「はやぶさ」で営業運転を開始したE5系U3編成
(2011年3月6日 大宮駅)
編成 10両 (8M2T)
営業最高速度 320 km/h(盛岡以南)
275 km/h(E3系併結時)
260 km/h(盛岡以北)
140 km/h(在来線共用区間)[1]
起動加速度 1.71 km/h/s[2][3]
1.6 km/h/s (E3系併結時)
編成定員 731名[4](グリーン車55名[4]、グランクラス18名[4]
編成長 253 m[2]
全長 26,500 mm(先頭車)[4]
25,000 mm(中間車)[2]
全幅 3,350 mm[2]
全高 3,650 mm[3]
4,490 mm(パンタグラフ搭載車)[3]
車体高 3,650 mm[2]
車体材質 アルミニウム合金
編成質量 453.5 t
車両質量 41.5 t(E523形)[5]
41.9 t(E514形(量産先行車))[5]
42.7 t(E514形(量産車))
45.4 - 47.0 t(電動車)[5]
軌間 1,435 mm[3]
電気方式 交流25,000V 50Hz
編成出力 300kW×32 = 9,600kW[2]
主電動機 かご形三相誘導電動機MT207[2]
主電動機出力 300kW[2]
歯車比 2.645[2]
駆動装置 WN駆動方式[6]
制御装置 VVVFインバータ制御[7]IGBT素子
台車 DT209,DT209A(電動車)[2]
TR7008,TR7008A(付随車)[2]
車体傾斜装置搭載
制動方式 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(応荷重装置付き)[2]
保安装置 DS-ATC[3]
製造メーカー 川崎重工業(E5系[8]・H5系[9]
日立製作所(E5系[8]・H5系)
Wikipedia blueribbon W.PNG
第55回(2012年
ブルーリボン賞受賞車両
仙台駅の北側にあるX橋付近を通過する、走行試験中のE5系
(2010年1月26日 AER展望室より)

新幹線E5系・H5系電車(しんかんせんE5けい・H5けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・北海道旅客鉄道(JR北海道)の新幹線車両新幹線電車)である。JR東日本所有車がE5系、JR北海道所有車がH5系とされたが、両者がほぼ同一仕様であることから、本項で一括して記述する。

概要[編集]

JR東日本は、2000年に策定した中期経営構想「ニューフロンティア21」において「世界一の鉄道システムの構築」を掲げた。その中に新幹線を最高速度360km/hで営業運転することが含まれており、それに基づき2002年に社内で発足させた「新幹線高速化推進プロジェクト」において、新幹線高速試験電車「FASTECH 360」(E954形E955形電車)を開発し、2005年から地上設備も含めた各種試験を行っていた。その結果、環境対策やコスト対効果を考慮すると最高速度320km/hが妥当と見直され、現在のE5系が開発製造された。1編成(10両)あたりの製造コストは約45億円である[10]

本系列が使用される列車の愛称は、公募により「はやぶさ」に決定した[11][12]。また、「MADE IN DREAM.」「21世紀の夢の超特急をカタチにしたら、こうなりました。」をキャッチコピーにしている。

2011年3月5日から「はやぶさ」での営業運転を開始し、2013年からは「はやて」、「やまびこ」、「なすの」にも投入されている。

JR北海道は、2016年3月に一部開業する予定の北海道新幹線向けの車両としてE5系をベースにした、H5系を導入する予定である。ただし、車体中央の帯色や内装がE5系と異なっている[1][13]

E5系は、2012年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。

沿革[編集]

E5系[編集]

開発[編集]

量産先行車はS11編成を名乗っていた[14][注 1]。車両は川崎重工業日立製作所で製造され[8]仙台港まで海上輸送[15]、2009年5月24日から[16]30日にかけて[15]陸揚げおよび新幹線総合車両センターへの搬入が行われた。2009年6月15日より仙台 - 北上間で走行試験を開始[17][18]

2009年10月17日に行われた新潟新幹線車両センター公開で、E5系が展示された[19]

その後も走行区間を延長しつつ走行試験が継続されていたが、同年12月9日に東京駅に初めて入線した[20][21]。同時に報道関係者に公開された。

2010年1月中旬から、E3系R21編成と連結した上での試験走行が実施された[22]。同年10月26日には、E6系と連結での試験走行が初めて行われた[23]

2010年11月22日と23日には、量産車であるU2編成が陸揚げされた[24]

2013年2月28日付で、量産先行車であるS11編成が量産化改造された上でU1編成に改番された[25][26]

営業運転開始[編集]

2011年3月5日に営業運転を開始した[27][28]。2011年3月時点では3編成が運行しており、この当時は単独編成のみで東北新幹線大宮駅 - 宇都宮駅間を最高速度275km/h、宇都宮駅 - 盛岡駅間を最高速度300km/hでの営業運転を行っていた。「はやぶさ」の運転本数は東京駅 - 新青森駅間2往復と東京駅 - 仙台駅間1往復である[11]

しかし、営業運転開始直後の3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)発生に伴い、東北新幹線が全線復旧する前日の4月28日までE5系は営業運転を中止。4月29日の全線開通時に運転を再開したが、復旧工事に伴う暫定ダイヤのため300km/h運転が不可能となっていた。7月9日のダイヤ改正で宇都宮駅 - 福島駅間と一ノ関駅 - 盛岡駅間で、9月23日の復旧工事完了に伴うダイヤ改正で福島駅 - 仙台駅 - 一ノ関駅間で300km/h運転が再開された。

運行概況については「はやぶさ (新幹線)#運行概況」を参照


「はやて」「やまびこ」「なすの」への投入[編集]

E3系と併結したE5系U6編成の「はやて」102号

2011年9月12日、JR東日本はE5系を新たに3編成を投入して合計6編成とし「はやて」「やまびこ」の一部に投入することを発表した。11月19日から運転が開始され、これらの列車においてもグランクラスの営業が行われている。E3系「こまち」との併結運転のため、最高速度は275km/hとなっている[29]

2012年3月17日ダイヤ改正からはさらに4編成を投入して合計10編成とし「なすの」にも投入された[30]

2013年1月26日の時点では合計18編成となり、E5系単独で運転される「はやて」「やまびこ」「なすの」も設定されたが、最高速度は275km/hとなっている[31]

2013年3月16日ダイヤ改正では合計23編成となり、新青森駅発着の「はやて」はE5系に統一。また、E6系「スーパーこまち」との併結運転も開始され、同列車と併結する列車は「はやぶさ」へ統合された。「スーパーこまち」と併結する「はやぶさ」は、最高速度300km/hで運転される。なお、E6系は本系列との併結運転により、一部の「やまびこ」、「なすの」でも運用される。

2014年3月15日ダイヤ改正からは、併結する秋田新幹線の車両がE6系に統一され、「はやぶさ」全列車が最高速度320km/hで運転されるようになった。

グランクラスの営業については、「はやて」1往復(下り93号/上り98号)、「やまびこ」(上り290号)を除く全列車で営業されるが、「なすの」全列車と「はやぶさ」(下り95号/上り96号)、「やまびこ」(下り223号/上り202・204・206号)はシートのみの営業となる。

運行概況については「はやて (列車)#運行概況」「やまびこ (列車)#運行概況」「なすの (列車)#運行概況」を参照


H5系[編集]

製造[編集]

H5系の第一編成であるH1編成は、2014年10月8日から11日にかけて川崎重工業兵庫工場から出場し[32][33][34]、13日に最初の2両が函館港に陸揚げされた[35][36]。その後、第2編成も陸揚げされ、22日までに2編成20両が函館総合車両基地に搬入され、11月1日に同車両基地で報道陣に初公開された[37]

今後、同年12月1日から2015年3月31日まで奥津軽いまべつ駅 - 新函館北斗駅間[38]、2015年度からは新青森駅 - 新函館北斗駅間で走行試験を実施する[39]。JR北海道は北海道新幹線 新青森駅 - 新函館北斗駅間の開業までに4編成40両を納入する予定である[40][41]

構造[編集]

車両外観[編集]

車体は、アルミニウム合金による中空トラス断面のダブルスキン構造を採用した。トンネル微気圧波を低減するため、車体高をE954形 (FASTECH 360 S) と同じく3,650mmとし、車体幅は3,350mmとした[42]車体傾斜を考慮して、車体側面を内傾させている[42]

先頭車の先頭形状は、E954形8号車の「アローライン」を基にした「ダブルカスプ」形とし、トンネル微気圧波の低減を図っている。また、ノーズの長さをE954形の16mから、約15mに短縮しており[43]、先端部分には、連結器を収納した開閉式の連結器カバーと下部にスノープラウが装備されているが、新青森方の先頭車である10号車は、他形式と併結運転を行うため、電気連結器付き密着連結器と自動開閉カバーが装備されている。キャノピー状となった運転台には、上部に前照灯(4連)と尾灯を備えており[5]、前面にワイパーが2本装備されているが、その内の1本は非常用であり通常は使用されない。運転台後部から乗務員扉の間には、機器室を設置したため、その間は長い通路となっている。量産先行車であるU1編成ではN700系と同じように、両先頭車(1号車と10号車)の運転台側の乗務員扉が内開きのプラグドア、客用扉が内プラグドアとなっており、他の車両は客用扉は通常の引き戸となっていたが、量産車であるU2編成以降では客用扉の内プラグドアは廃止され、通常引き戸となっている。

車両側面にはフルカラーLED式行先表示器が設置されている。E3系2000番台に準じており、列車種別・座席種別のほか、途中の停車駅なども表示できる。

車体の色は、未来を感じさせる先進的イメージとスピード感を表現するため、E954形「FASTECH 360 S」を基にし、上部を「常盤グリーン」、下部を「飛雲ホワイト」とし、その境目となる中央に「はやてピンク」の帯としている[44]。先頭車両(1・10号車)には、ハヤブサをモチーフにしたロゴマークが描かれている。

H5系も基本的にE5系を踏襲しているが、帯がライラックルピナスラベンダーなどを想起させる「彩香(さいか)パープル」に変更されている[1]。また、ロゴマークは1、3、5、7、10号車の両側面(1編成10カ所)に配置され、「北海道の雄大さ」と北海道に飛来する「シロハヤブサ」をモチーフにしたJR北海道独自のデザインとなっている[45][46]

主要機器[編集]

車体連結部分、全周幌と車体間ダンパーが装備されている。

床下機器は台枠横はりからの吊り下げ、騒音対策として、車体側面の裾部分には点検ふたを兼ねたふさぎ板で車体下半分を覆う構造としている[42]。また、車体連結部分には全周と車体間ダンパーが装備されており、騒音低減と車体間の揺れの低減がなされている。全周幌は、片持ち支持方式となっており、屋根部分と側面部分に分割され、連結時には車両の2位側に固定され、隣の車両の1位側にリング機構で押し付ける構造となっている[47]。また車体側面の裾部分の台車付近には台車カバーが採用されており[48]。台車カバーは、軽量化のためにカーボンファイバー製であり、吸音材を採用することで騒音低減を図っている[47]

電源・制御機器[編集]

架線からの単相交流25kVを主変圧器で降圧した上で、主変換装置直流整流、その後三相交流に変換して主電動機を制御するVVVFインバータ制御方式である。

M1・M2ユニットを採用し、M1車(E515形・E525形)には主変圧器・主変換装置・集電装置が、M2車(E526形)には主変換装置・補助電源装置・電動空気圧縮機が搭載される。

主変圧器 (TM212) は強制風冷式を採用し、3,130kVAの容量を備える[49]

補助電源装置 (SC215A) には静止型変換装置が採用される[6]。補助変圧器、定電圧交流電源用PWMインバータ、直流電源用絶縁型コンバータで構成されており、主変圧器の3次電圧(単相交流400V 50Hz)を電源とする[6]。供給する電源としては、ヒータ等など非安定電圧でもよい負荷で使用される交流100V、コンセントやサービス機器用である無停電電源単相交流100V、制御・ブレーキ電源、蛍光灯などで使用される直流100Vの3種類がある[6]

主電動機 (MT207) はかご形三相誘導式である。冷却方式は自己通風で、定格出力は300kWである[6]

台車[編集]

台車はE2系の台車をベースに耐久性・制動性を強化したボルスタレス台車で、基礎ブレーキは、キャリパー式車輪ディスクブレーキが装備されているが、付随台車には、キャリパー式車軸ディスクブレーキを2枚装備するとともに、作動方式を空圧油圧変換式から空圧式に変更、さらにボルトの負担とディスク面の熱変形とを最小限に減らす為に、車輪のホイール部両側と車軸に装着されたブレーキディスクのボルト締結を内周締結式から中央締結式に変更して、ブレーキ力強化を図っている[50]。また、トーションバー式のアンチローリング装置を装着している。台車形式は、電動台車がDT208、付随台車がTR7008となっており、先頭車両運転台側の付随台車のみ、レールと車輪との粘着力を高めるためのセラミック噴射装置を備えたTR7008Aである。

全車両に、電磁式のアクチュエーターを用いて回転力で左右の位相を制御する電気式のローラーネジ式フルアクティブサスペンションと、空気ばねによる車体傾斜システムを搭載する[51][52]。アクティブサスペンションをE2系の空気式から電気式に変更することによって、空気配管やタンクが不要となり軽量化を果たした[53]

集電装置[編集]

屋根上に搭載されているPS208型パンタグラフ

編成中で使用するパンタグラフは2基中1基のみ(3, 7号車に搭載している内の進行方向に対して後位側)なので、離線しづらい12分割すり板付き「くの字主枠」のシングルアームパンタグラフPS208型[2]を装備している。これは、量産先行車において、「くの字主枠」と「1本主枠」の2タイプのシングルアームパンタグラフを装備して、比較試験を行った[48]結果採用されたものであり、E954形でテストされたPS9037をベースにしている。12分割されたすり板の中にはスプリングが内蔵されていて、架線にしなやかに追従することができ、その周囲には、側面の大型遮音板のほかに、碍子側面部に小型の遮音板が設置されており[54]、低騒音化と騒音防止が図られている。また、騒音低減のため、特高圧引通線はE2系0番台と同じく車内天井部に配置した[55]

インテリア[編集]

普通車車内
グリーン車車内

「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」をキーワードに、自然の色を基本に、暖かで落ち着いた空間にデザインされ、先頭車両の客室スペースの縮小と5号車に多機能トイレ・多目的室等のバリアフリー設備が設置されたため、1編成の定員はE2系1000番台より83名の減少、200系K編成10両編成(225形400番台・先頭車1500番台組込みの場合)より8名減少の731名である[43]普通車シートピッチもE2系より拡大(980mm → 1,040mm)されたが、トイレ等の設備がない偶数号車(2、4、6、8号車)の定員はE2系と同じく100名であり、シートピッチの拡大が定員減の原因ではない。また3人掛けシートの横幅拡大[56](A・C席:430mm→440mm、B席435mm→460mm[56])も行われている。

H5系も基本的にE5系を踏襲しているが、「北海道への旅の序章として、その先の旅への想いを奏でる〜Prologue of the North Experience〜 」をコンセプトに、雪の結晶などをあしらった独自のデザインを採用する[1][13]。なお、渡島総合振興局は車両の内装に道南スギを使用するよう要望していたが、JR北海道にトラブルがあり、十分にアピールする機会が無いまま車両が発注されたこともあり、立ち消えとなった[57]

設備[編集]

普通車のコンセント
車内案内表示装置

グリーン車、グランクラスは新青森方車端の1か所に、普通車は各車両端の2か所に客用扉・デッキを設けた。

全座席に読書灯が設置されるほか、空気清浄機フルカラーLED表示装置コンセントグリーン車は全席に、普通車は窓際席に)も設置される[43][4]。また、防犯のため、車両デッキには防犯カメラも設置される[4]

トイレは2両に1箇所(奇数号車の新青森方)に設置されており、洋式トイレ2箇所と男性用小便器ブース1箇所、洗面所2箇所という構成である。ただし、5号車は、洗面所が1箇所のみとなっている。

バリアフリー対策としては、5号車と9号車に車椅子対応設備(出入り口の拡張、車椅子対応座席の設置、車椅子対応トイレなど)が設置される[3]。トイレはハンドル式電動車椅子対応とされている[4]。さらに、5号車には多目的室も設置される[58]

H5系はE5系との共通運用を想定して座席配置など基本的な部分はE5系と共通となっているが、普通車の床には雪の結晶の絵をあしらうなど独自のデザインも採り入れ、ドアの内側もJR北海道のコーポレートカラーである黄緑色にするなどの違いがある。また、車内照明は発光ダイオード(LED)を採用し、普通車ではE5系で窓側と車両の両端の席にしかなかったコンセントを全席に設置する[59]

グランクラス[編集]

グランクラス車内

従来のグリーン車よりも上位となるファーストクラス「スーパーグリーン車」(仮称)の導入が2008年8月に発表されていたが[7]、2010年5月11日に正式名称がグランクラス(Gran Class)に決定したことが発表された[60]。デザインコンセプト「特別な旅のひとときをあなたに -Exclusive Dream-」をキーワードとして客室やシートがデザインされており[60]、シートピッチ(1,160mm → 1,300mm)や座席幅(475 mm → 520 mm)の拡大などが行われる[7]。定員は18名(3人×6列)で10号車に設定される[7]

なお、量産先行車の新製時には設置されず[43]、準備工事にとどまっていた[61]


性能[編集]

営業運転の最高速度は320km/hで、上り3‰での均衡速度は360km/hである[2]。標準編成は10両とし、電動車 (M) と付随車 (T) の構成(MT比)は8:2である[52] 起動加速度は1.71 km/h/sであるが、E3系との連結時にはE3系と性能をあわせる(起動加速度を1.6 km/h/sにする)切り替え機能を搭載する[2]

曲線通過時の乗り心地を向上させ、半径4,000mのカーブでも320km/hで走行できるように、空気ばねによる車体傾斜システムにより外軌側を上昇させ、車体を最大1.5度傾斜させることができる[48]

形式および車種[編集]

本系列に属する各形式名とその車種は以下のとおり[56][3]。編成全体は4つのユニットで構成されており[2]、電動車は奇数号車 (M1) と偶数号車 (M2) で1ユニットを構成し、さらに2両の付随車をあわせて10両としている。先頭および最後尾が付随車である。

E514形 / H514形 (Tsc)
グランクラスシートを備える制御付随車。10号車。新青森向き運転台を備え、電動空気圧縮機、補助電源装置などを搭載する。先頭部分に、E3系・E6系との分割併合用の分割・併合装置(連結器)を備える[56]。2011年4月29日より、青森デスティネーションキャンペーンのスローガンである「がんばろう日本! がんばろう東北!」のステッカーが貼られた[注 2]
E515形 / H515形 (M1s)
グリーン席を備える中間電動車。9号車。便所・洗面所、車椅子対応設備、サービススペースを備え、主変換装置、電動空気圧縮機、補助電気空気圧縮機、蓄電池などを搭載する。また、乗務員室が東京方に設置されている[2]
E523形 / H523形 (T1c)
普通席を備える制御付随車。1号車。便所・洗面所、東京向き運転台を備え、電動空気圧縮機、蓄電池などを搭載する。2011年4月29日より、東日本大震災復興推進キャンペーンのステッカーが貼られた。
E525形 / H525形
普通席を備える中間電動車。
0番台 (M1)
3号車。便所・洗面所、公衆電話を備え、主変換装置、電動空気圧縮機、集電装置などを搭載する。
100番台 (M1)
7号車。便所・洗面所を備え、主変換装置、補助電源装置、電動空気圧縮機、蓄電池、集電装置などを搭載する。
400番台 (M1k)
5号車。便所・洗面所、車椅子対応設備、多目的室、車内販売準備室を備え、主変換装置、補助電源装置、電動空気圧縮機、蓄電池などを搭載する。
E526形 / H526形
普通席を備える中間電動車。主変換装置、主変圧器などを搭載する。
100番台 (M2)
2号車。
200番台 (M2)
4号車。
300番台 (M2)
6号車。
400番台 (M2)
8号車。

E5系(U編成)編成表[編集]

 
← 東京
新青森 →
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
形式 E523形
(T1c)
E526形
(M2)
E525形
(M1)
E526形
(M2)
E525形
(M1k)
E526形
(M2)
E525形
(M1)
E526形
(M2)
E515形
(M1s)
E514形
(Tsc)
番台 0番台 100番台 0番台 200番台 400番台 300番台 100番台 400番台 0番台 0番台
座席 普通車 グリーン車 グランクラス
定員 29 100 85 100 59 100 85 100 55 18
ユニット 1ユニット 2ユニット 3ユニット 4ユニット

H5系(H編成)編成表[編集]

 
← 東京
新函館北斗 →
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
形式 H523形
(T1c)
H526形
(M2)
H525形
(M1)
H526形
(M2)
H525形
(M1k)
H526形
(M2)
H525形
(M1)
H526形
(M2)
H515形
(M1s)
H514形
(Tsc)
番台 0番台 100番台 0番台 200番台 400番台 300番台 100番台 400番台 0番台 0番台
座席 普通車 グリーン車 グランクラス
定員 29 100 85 100 59 100 85 100 55 18
ユニット 1ユニット 2ユニット 3ユニット 4ユニット

運用[編集]

E5系[編集]

2014年3月15日現在[編集]

全28編成が新幹線総合車両センターに配置され、定期運用としては「はやぶさ」全列車、一部の「はやて」・「やまびこ」・「なすの」で使用される。なお、「はやぶさ」は宇都宮駅 - 盛岡駅間で320km/h運転を実施する。

路線 列車名 号数 運転区間 備考
東北新幹線 はやぶさ 1 - 38号 東京駅 - 仙台駅盛岡駅新青森駅[* 1] 東京駅 - 盛岡駅間でE6系「こまち」併結[* 2]
下り95号
上り96号
仙台駅 - 新青森駅間 仙台駅 - 盛岡駅間でE6系「こまち」併結
下り101・103・105
上り102104
東京駅 - 盛岡駅間 赤字はE6系併結
はやて[* 3] 下り93号
上り98号
盛岡駅 - 新青森駅間 グランクラス非営業
やまびこ[* 3] 下り4345・47・51号
上り46・48・5052
東京駅 - 盛岡駅間 赤字はE6系併結
ただし、斜字はE3系0番台併結
上り94号 仙台駅 - 盛岡駅間
下り147・155・205・209・213215217219223
上り124・126・134・152202204206・216・220号
東京駅 - 仙台駅間 赤字はE6系併結
ただし、斜字はE3系0番台併結
上り290号 郡山駅 - 仙台駅間 E6系併結、グランクラス非営業
E5系(1 - 9号車)のみ客扱い
なすの[* 3] 下り253・255・261号
上り258・272・274・280号
東京駅 - 郡山駅 E6系併結
ただし、斜字はE3系0番台併結
下り263・265・271・279号
上り254・256・264・268
東京駅 - 那須塩原駅 E6系併結
ただし、斜字はE3系0番台併結
  1. ^ 仙台発着は1往復(下り37号/上り2号)、盛岡発着は1往復(下り15号/上り6号)。
  2. ^ 単独運転となる4往復(下り5・11・15・37号/上り2・4・8・34号)は除く。ただし、1往復(下り15号/上り8号)は臨時「こまち」を併結する場合がある。
  3. ^ a b c 「はやて」・「やまびこ」・「なすの」運用では、最高速度275km/hで運行される。

記念列車[編集]

2012年11月17日には、上越新幹線の開業30周年を記念し、定期運用では運行されない上越新幹線にて団体専用列車「上越新幹線開業30周年号」が運転された。なお、上越新幹線にて本系列が営業運転に充当されたのは今回が初めてであった[62]

列車名 運転日時 運転区間 停車駅 使用編成 備考
上越新幹線開業30周年号 2012年11月17日 新潟 (09:27発) → 東京 (11:48着) 燕三条長岡浦佐
越後湯沢大宮上野
U8[63] 団体専用列車


今後の予定[編集]

  • E5系は2015年度までに量産先行車を改造したものも含めて合計で59編成を投入し、東北新幹線ではミニ新幹線つばさ」「こまち」を除く列車をすべて新型車両に取換える計画である[64]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 「S」は系列に関係なく非営業用車両を示す記号。
  2. ^ U16編成以降、U1編成(旧S11編成)はステッカーを貼付していない。
  3. ^ U1編成(旧S11編成)は1 - 5号車を日立製作所、6 - 10号車を川崎重工業が製造した。

出典[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]