L0系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
JR東海 L0系
2013年9月5日 リニア見学センターより
2013年9月5日 リニア見学センターより
編成 試験時:最長12両[1]
営業時:16両[2]
営業最高速度 505km/h
車両定員 先頭車24名[3]、中間車68名[3]
全長 299m(12両編成)
車体長 先頭車28m[4]、中間車24.3m[3]
車体幅 2.9m[5]
車体高 3.1m[5]
製造メーカー 日本車輌製造および三菱重工業[6]

L0系(エルゼロけい)とは、東海旅客鉄道(JR東海)が2027年に予定している中央新幹線品川駅 - 名古屋駅)開業の際の営業用仕様として製作された磁気浮上式鉄道超電導リニア」の車両である。形式名の「L」はLinear(リニア)を、「0」は0系新幹線のような第1世代の車両を意味する[1]

構造[編集]

2011年9月まで走行試験に使用された実験車両MLX01をベースとし、先頭車両の形状はMLX01-901Aをより滑らかにしたものとなっている[1]。先頭車は車体の長さが28m、ノーズ部分の長さは15mで、MLX01-901を改造したMLX01-901Aと同じ。中間車は長さ・定員ともMLX01の長尺中間車と同じ。客室空間を確保するため車体断面は角型となっている[1]

塗装は東海道新幹線のイメージを踏襲した白地に青線を採用[1]する。MLX01のものとは若干異なり、先頭車前面の青線は屋根上まで伸び、車体側面の窓上には2本の青線が引かれる[5]。車体側面にはロゴを付ける予定である[1]

経緯・予定[編集]

山梨リニア実験線での試験走行のため、先頭車4両、中間車10両の計14両が製作される予定[1]。製造は日本車輌製造三菱重工業が担当する[7]。14両のうち先頭車2両と中間車3両の5両が2012年11月22日に車両基地へ搬入され(ただし車体のみで、台車部分は空洞)[8]、2013年6月3日に台車を取り付けた5両編成の姿が公開された[4]

既に山梨実験線の延伸後全区間(42.8km)を用いた試験走行を開始しており、山梨実験線では最長12両編成での試験走行が行われる[1]。当初は5両編成だったが2013年9月から7両編成となり、2014年6月25日には12両編成での試験走行を開始した[9]。その後再び7両編成に戻してから、2014年11月から12月までと2015年3月に一般向けの体験乗車が開催される[2]

12両編成から再び7両編成に戻されて試験を行うL0系。先頭部の黒い汚れはガスタービンの排煙のため。(2014年8月)


脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h “超電導リニアの新型車両の概要について” (PDF) (プレスリリース), 東海旅客鉄道, (2010年10月26日), http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000009380.pdf 
  2. ^ a b “リニア、今夏12両で試験 山梨実験線 新型L0系のデータ測定”. 山梨日日新聞. (2014年5月24日). http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/05/24/8.html 2014年5月26日閲覧。 
  3. ^ a b c “山梨リニア実験線:新型車両「L0系」公開 目立つ鼻、長さ15メートルも−−JR東海 /山梨”. 毎日jp(毎日新聞). (2013年6月4日). http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20130604ddlk19040027000c.html 2013年6月6日閲覧。 
  4. ^ a b “山梨リニア実験線:「L0系」5両編成公開−−JR東海-”. 毎日jp(毎日新聞). (2013年6月3日). http://mainichi.jp/feature/news/20130603dde041040027000c.html 2013年6月6日閲覧。 
  5. ^ a b c “超電導リニアの新型車両の概要について(別紙)” (PDF) (プレスリリース), 東海旅客鉄道, (2010年10月26日), http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000009381.pdf 
  6. ^ “マイナス269度で超高速に リニア新幹線車両に台車取り付け”. 日本経済新聞. (2013年3月26日). http://www.nikkei.com/article/DGXNZO53251290W3A320C1L91000/ 2013年6月6日閲覧。 
  7. ^ “超電導リニア、新市場へ加速 三菱重・日本車両がタッグ JR東海、試験走行を再開”. 日本経済新聞. (2013年9月1日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD290EM_Z20C13A8XX1000/ 2014年7月1日閲覧。 
  8. ^ “「本番仕様」リニア新型車両を公開 山梨実験線に搬入”. 信濃毎日新聞. (2012年11月22日). http://www.shinmai.co.jp/news/20121122/KT121122ASI000001000.php 2012年11月23日閲覧。 
  9. ^ “12両で初走行、試験再開 山梨リニア実験線”. MSN産経ニュース. (2014年6月25日). http://sankei.jp.msn.com/life/news/140625/trd14062515190006-n1.htm 2014年7月1日閲覧。