あいの風とやま鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
あいの風とやま鉄道株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
930-0088
富山県富山市諏訪川原1-3-22
富山県富山農林振興センター諏訪川原庁舎1階
設立 2012年平成24年)7月24日
業種 陸運業
事業内容 鉄道
代表者 市井正之(代表取締役社長
資本金 40億円
従業員数 88人
主要株主 #株主の節を参照
外部リンク http://www.toyama-railway.jp/
テンプレートを表示

あいの風とやま鉄道株式会社(あいのかぜとやまてつどう)は、富山県富山市に本社を置く第三セクター方式による鉄道事業者第三セクター鉄道)である。

概要[編集]

2015年(平成27年)3月14日北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間が延伸開業する際、西日本旅客鉄道(JR西日本)から並行在来線として経営分離される北陸本線の富山県内区間にあたる倶利伽羅駅 - 市振駅間において運営を担う鉄道事業者として[1]、富山県および富山市をはじめとする県内14市町[注 1]に加え、富山地方鉄道北陸電力北陸銀行インテックなどの出資によって、2012年(平成24年)7月24日富山県並行在来線準備株式会社(とやまけんへいこうざいらいせんじゅんび)として設立された。

設立当初の資本金は15億円で、初代代表取締役社長に富山県前副知事の植出耕一が就任した。

社名については一般公募により決定することとなり、2012年12月10日から2013年(平成25年)2月15日まで公募を行った結果、応募総数5,380件の名称案が寄せられた。選考の結果、高岡市在住の女性が応募した「あいの風とやま鉄道株式会社」を採用し、同年5月29日の取締役会で決定[2]、6月下旬の定時株主総会で定款変更を決議の上、同年7月1日付で商号を改称した[3]

社名に冠された「あいの風」とは、富山県内など日本海沿岸で春から夏にかけて沖から吹く北東の風を表すもので、古くから豊作や豊漁を運ぶ風として県民に親しまれている。この「あいの風」を県域東西を横断する路線に見立て、県民に豊かさや幸せを運び届け、且つ県民に「愛」される鉄道を目指すという経営理念を表している。

なお初代社長の植出が2014年(平成26年)1月8日心不全のため急逝したのに伴い[4]、同月22日の取締役会で副社長の市井正之を昇任させる人事が決定し[5]、同年2月1日付で社長に就任した[6]

沿革[編集]

  • 2014年(平成26年)
    • 2月28日 市振(糸魚川市) - 富山(富山市) - 倶利伽羅(石川県津幡町)間 100.1kmの第一種鉄道事業許可を取得。[7]
  • 2015年(平成27年)

路線[編集]

同社によると、北陸本線の新潟県境から石川県境間の富山県内区間を担当するとし、その距離を98.7kmと発表している。

同社路線と接する両県がそれぞれ担当する並行在来線の運営会社との営業上の境界駅は、新潟県側(えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)については新潟県(糸魚川市)側の駅である市振駅[8]が、石川県側(IRいしかわ鉄道)については石川県(河北郡津幡町)側の倶利伽羅駅が予定されている[9]

また、石動駅 - 福岡駅間、西高岡駅 - 高岡駅間、小杉駅 - 呉羽駅間、呉羽駅 - 富山駅間、富山駅 - 東富山駅間、水橋駅 - 滑川駅間、魚津駅 - 黒部駅間に新駅の設置が検討されている。[10]

指令システムは、概ね2年間はJR西日本のシステムを使用し、あいの風とやま鉄道がIRいしかわ鉄道、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインと一体となった指令業務を行う。その後はあいの風とやま鉄道が独自の指令システムを構築する[9]

運賃[編集]

開業後5年間は激変緩和処置として、普通運賃と通勤定期はJRの1.12倍、通学定期はJRの1.03倍に、6年目以降は普通運賃と通勤定期はJRの1.19倍、通学定期はJRの1.05倍に設定する計画である[9]

株主[編集]

現在の出資者は以下の通り。

北陸電力北陸銀行インテック富山地方鉄道富山県富山市高岡市射水市魚津市氷見市滑川市黒部市砺波市小矢部市南砺市上市町立山町入善町朝日町

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 県内15市町村のうち、舟橋村を除く14市町が資本参加している。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]