やまびこ (列車)

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やまびこ
E2系電車「やまびこ」(2003年2月2日、大宮駅)
E2系電車「やまびこ
(2003年2月2日、大宮駅
運行鉄道事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
列車種別 特急列車
運転区間 東京駅 - 仙台駅盛岡駅など
(詳細別記
経由線区 東北新幹線
使用車両
(所属区所)
E2系新幹線総合車両センター
E3系秋田車両センター
E4系(新幹線総合車両センター・新潟新幹線車両センター
E5系(新幹線総合車両センター)
運転開始日 1982年6月23日
備考 2011年11月現在のデータ
運転開始日は、新幹線の愛称としてのもの

やまびことは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が東北新幹線東京駅 - 仙台駅盛岡駅間および那須塩原駅郡山駅 - 仙台駅間で運転している特別急行列車である。

目次

[編集] 概要

新幹線の「やまびこ」は、1982年6月に東北新幹線の開業の際に、速達列車の名称として運転を開始した。1994年7月にはE1系Maxの営業運転が開始されたことにより、この車両を使用する東京駅 - 仙台駅間は「Maxやまびこ」の列車名で運転されている。

1997年10月に開業した長野新幹線のダイヤ改正に合わせ列車名を見直し、各駅停車する列車として運転されていた「あおば」「Maxあおば」を統合し、2002年12月1日に東北新幹線の速達列車を「はやて」として分離している。

在来線でも「やまびこ」が運転されていた時期があり、1959年福島駅 - 盛岡駅間の準急列車として運転が行われ、1961年には青森駅まで運転されていた。1963年に一度廃止されたが、1965年東北本線盛岡駅まで電化の伸長に伴い「つばさ」の盛岡駅発着編成を分離して「やまびこ」の名称を与えたものの、 1982年東北新幹線の開業により廃止され、「やまびこ」の列車名は、新幹線の列車で使用されることになった。

[編集] 列車名の由来

東北新幹線開業の際に、一般投票数で1位の「みちのく」を押さえて速達列車(開業当時は「ひかり」クラスの列車)の名称として「やまびこ」の名称を採用した[1]。新幹線の盛岡駅乗り入れに多大な政治的影響力を行使したとされる鈴木善幸にちなみ「善幸号」という得票も相当数あったという。

[編集] 運行概況

東京駅 - 福島駅間で「つばさ」との併結運転する列車と、全区間で単独運転を行う列車がある。2002年12月1日に速達列車を最速達列車「はやて」として分離。これにより速達列車に併結されていた「こまち」との併結はなくなった。

2005年12月10日以降、日中時間帯の下り列車において、仙台駅で同一ホーム(11・12番線)にて盛岡行「やまびこ」と新青森・秋田行「はやて」「こまち」との乗継ができるようになった。また、東京駅 - 盛岡駅間の列車は、全列車基本的に仙台駅(一部列車は郡山駅) - 盛岡駅間が各駅停車となるが、「つばさ」を併結する「Maxやまびこ」は基本的にすべて仙台駅発着となるが、各駅停車にはならない。

[編集] 停車駅・運転本数

号数 運行本数\駅 東京駅 上野駅 大宮駅 小山駅 宇都宮駅 那須塩原駅 新白河駅 郡山駅 福島駅 白石蔵王駅 仙台駅 古川駅 くりこま高原駅 一ノ関駅 水沢江刺駅 北上駅 新花巻駅 盛岡駅 備考
51 - 70号 上り10本/下り10本 上り1本は白石蔵王・新白河停車
94・97・99号 上り1本/下り2本                    
120 - 159号 上り1本/下り1本              
上り7本/下り4本              
上り12本/下り14本              
201 - 225号 上り1本/下り1本               上り1本は小山停車
上り10本/下り11本 上り5本/下り3本は白石蔵王停車
上り1本は盛岡始発
290 - 293号 上り1本/下り2本                         下り1本は那須塩原始発
  • ● : 停車
  • ○ : 一部列車のみ停車
  • - : 通過
  • 運行本数は定期列車のみ記す。
  • 120 - 159号(122・125・126・130・134・147・151・152・155号はのぞく)は「つばさ」と福島駅で増解結している。

[編集] 使用車両・編成

やまびこ
← 東京
仙台・盛岡 →
PJRPJRNC
E2系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
G
PJRPJRNC
E4系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
G G G G
  • 8号車と9号車の間は通り抜けできない。
PJRPJRNC
E4系
1 2 3 4 5 6 7 8
自* G G
自*
PJRPJRNC
E2系+E3系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
自* 自* G G
E2系 E3系
  • 10号車と11号車の間は通り抜けできない。
  • やまびこ290号の11 - 16号車は乗車不可。
PJRPJRNC
E5系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
G GC
PJRPJRNC
E5系+E3系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
G GC G
E5系 E3系
  • 10号車と11号車の間は通り抜けできない。
  • 全車禁煙
  • 座席種別・編成は変更される場合がある。
凡例
G=グリーン車指定席
指=普通車指定席
自=普通車自由席
GC=グランクラス座席指定席

新潟新幹線車両センターおよび新幹線総合車両センターに所属しているE4系、新幹線総合車両センターに所属しているE2系秋田車両センターに所属しているE3系、新幹線総合車両センターに所属しているE5系の4車種が使用されている。

E5系は10両編成で、6両編成のE3系を併結して16両編成で運転されている。臨時列車やE2系の代走では単独運転になる場合もある。E5系で運転される列車はグランクラスの営業も行われている[2]

E3系は6両編成で、10両編成のE2系やE5系と併結して16両編成で運転(市販の時刻表には「こまちタイプ車両連結」の案内がある)されている。

E2系は10両または6両編成のE3系を併結した16両編成で運転されている。2012年3月17日のダイヤ改正からは「つばさ」と併結した17両編成の列車が運転される予定である。

E4系は東京駅 - 仙台駅間で、8両または2本連結した16両で運転されている。東京駅 - 福島駅間で「つばさ」(400系またはE3系1000番台2000番台)と併結運転する時は、15両編成(「つばさ」の号車番号は11号車 - 17号車)での運転になる。

現行ダイヤでは上越新幹線専用となっているが、かつてはE1系Max200系も使われていた時期もあった。


[編集] 歴史

[編集] 在来線「やまびこ」

  • 1959年昭和34年):福島駅 - 盛岡駅間を運行する準急列車として「やまびこ」の名称が使用される。
  • 1960年(昭和35年):「やまびこ」の運転区間が郡山駅まで延長。
  • 1961年(昭和36年):「やまびこ」の運転区間が青森駅まで延長。
  • 1963年(昭和38年):「やまびこ」を廃止。
  • 1965年(昭和40年):東北本線盛岡駅まで電化されたことにより、上野駅 - 秋田駅間の「つばさ」に併結する盛岡駅発着編成を分離して「やまびこ」の名称を与える。
    • 以後、東北本線上野駅 - 盛岡駅間を走る特急の愛称として定着。
  • 1978年(昭和53年):「やまびこ」エル特急に指定される。以来、廃止までこのままとなる。
  • 1982年(昭和57年):東北新幹線大宮駅 - 盛岡駅間開業により廃止され、新幹線の名称として使用されるようになる。
  • 2002年(平成14年)6月:東北新幹線大宮開業20周年に合わせ、青森運転所485系8両編成を使用し、盛岡駅 - 上野駅間で臨時特急「思い出のやまびこ」運転。

[編集] 東北新幹線「やまびこ」

1991年6月20日時点での編成図
やまびこ
← 東京
盛岡 →
2階建て車両組み込み
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
  G G  
C G B
凡例
B=ビュフェ
C=カフェテリア
G=グリーン車指定席
個=グリーン車・普通車個室
指=普通車指定席
自=普通車自由席
  • 1982年(昭和57年)6月23日:東北新幹線の開業により、速達列車として「やまびこ」が運転開始。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:東北新幹線の上野駅乗り入れとともに、「やまびこ」の途中停車駅を、大宮駅(一部宇都宮駅)・福島駅(一部郡山駅)・仙台駅のみ停車の速達タイプの列車を運行開始。
    • なおこれらの速達「やまびこ」は『スーパーやまびこ』とも呼ばれた。新幹線の場合、公式には「スーパー」の表記を用いないため、一部から発生した通称とされるが、東北地方では駅員もこの名前を使用していた。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:途中停車駅を仙台駅のみとした超速達タイプの列車を運行開始。
  • 1991年(平成3年)6月20日:東北新幹線の東京駅乗り入れとともに、超速達タイプ「やまびこ」は上野駅を通過し、東京駅 - 仙台駅間ノンストップ運転になる。また、16両H編成による「やまびこ」が登場。
  • 1992年(平成4年)7月1日:山形新幹線開業により、「やまびこ」は東京駅 - 福島駅間で「つばさ」との併結を開始。
  • 1994年(平成6年)7月15日:E1系Max営業運転開始。「Maxやまびこ」「Maxあおば」新設。
  • 1995年(平成7年)12月1日:東京駅 - 那須塩原駅間で「なすの」「Maxなすの」が運転開始。「あおば」「Maxあおば」を大幅に削減。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月22日:ダイヤ改正により次のように変更。
      1. E2系営業運転開始。
      2. 秋田新幹線開業に伴い、「やまびこ」の盛岡駅(一部仙台駅)以南で「こまち」の併結を開始。
      3. 仙台駅 - 盛岡駅間で運転されていた「あおば」は「やまびこ・こまち」61・62号に変更。
      4. 宇都宮・福島駅・郡山駅への速達タイプ「やまびこ」の停車を減らし、ほとんどの列車が大宮駅 - 仙台駅間をノンストップ運転とする。
    • 10月1日:長野新幹線開業によるダイヤ改正により、「あおば」「Maxあおば」を「やまびこ」「Maxやまびこ」に統合して廃止。
    • 12月20日:E4系Maxが営業運転開始。
  • 1999年(平成11年)
    • 4月29日:E4系Maxが「つばさ」と併結運転を始める。
    • 12月4日:ダイヤ改正により次のように変更。
      1. E1系Maxが東北新幹線より撤退
      2. 秋田新幹線の併結相手がE2系に統一。
  • 2001年(平成13年)9月21日:山形新幹線の併結相手がE4系Maxに統一。
  • 2002年(平成14年)
    • 5月30日:この日を最後に200系F編成におけるビュフェ営業廃止。
    • 6月22日:東北新幹線大宮駅開業20周年に合わせ、200系F93編成を使用した「想い出のあおば」を運転。
    • 12月1日:東北新幹線の八戸駅延伸により、速達「やまびこ」の大半を八戸駅まで運転区間を延長し、「はやて」として分離。
      • 定期列車としては「やまびこ」は盛岡以北を走行してはいないが、200系の一部には「やまびこ 八戸」の方向幕が用意されていた。
  • 2003年(平成15年)12月1日:200系H編成における「カフェテリア」・「トレインマッサージ」の営業廃止。
  • 2004年(平成16年)3月13日:ダイヤ改正により、200系F・H編成の定期運用廃止。
  • 2005年(平成17年)12月10日:ダイヤ改正により、東京駅 - 盛岡駅間の「はやて」が設定され、速達「やまびこ」が消滅。「やまびこ」は仙台駅以北で各駅停車となる。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月18日:全車両禁煙化。
    • 6月23日 : 東北新幹線大宮開業25周年に合わせ、リニューアル済みの200系K47編成を原色へ塗装変更して運転。
  • 2008年(平成20年)3月15日:ダイヤ改正により、東京駅 - 盛岡駅間で「やまびこ」の所要時間が短縮。
  • 2011年(平成23年)
    • 11月18日:大宮以北にて200系の定期運用終了。
    • 11月19日:一部列車にE5系投入開始。グランクラスの営業やE3系との併結運転が行われる。
  • 2012年(平成24年)
    • 3月17日 : ダイヤ改正により次のように変更予定。
      1. 「つばさ」を併結する列車の一部をE4系MaxからE2系へ置き換え。
      2. 単独運転およびE2系と併結する「つばさ」の最高速度を275km/hへ引き上げ。
      3. 盛岡駅 - 東京駅間の完全各駅停車を廃止。
      4. E4系16両編成の定期運用終了。
    • 6月23日 : 東北新幹線大宮開業30周年に伴い、臨時列車として200系を大宮駅 - 盛岡駅間で運転予定。

[編集] 脚注

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  1. ^ 仙台駅 - 盛岡駅間については、「こだま」クラスの列車である「あおば」が始発最終以外設定されていなかったことから各駅停車となっていた。「あおば」は、昼間時間帯は大宮駅 - 仙台駅間のみ運転し、仙台駅 - 盛岡駅間は「やまびこ」が各駅に停車するため下りの始発列車と上りの最終列車のみにこの名称が使われた。
  2. ^ 東北新幹線「はやぶさ」に投入しているE5系車両を「はやて」「やまびこ」に導入! (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2011年9月12日

[編集] 関連項目

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