機動戦士ガンダム Twilight AXIS
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機動戦士ガンダム Twilight AXIS | |
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ジャンル | ロボット |
小説 | |
著者 | 中村浩二郎 |
イラスト | Ark Performance |
出版社 | サンライズ |
レーベル | 矢立文庫 |
刊行期間 | 2016年11月7日 - |
アニメ | |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 金世俊 |
脚本 | 金世俊 |
キャラクターデザイン | 金世俊 |
メカニックデザイン | 大河原邦男(オリジナル) 金世俊、阿部慎吾 |
音楽 | 大間々昂 |
製作 | サンライズ |
配信サイト | ガンダムファンクラブ |
配信期間 | 2017年6月23日 - |
話数 | 全6話(予定) |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・アニメ |
ポータル | 文学・アニメ |
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』(きどうせんしガンダム トワイライト アクシズ)は、日本のウェブ小説。ストーリー構成とデザイン協力、挿絵をArk Performance、執筆を中村浩二郎が手掛けており、2016年からサンライズが運営するウェブ小説配信サイト「矢立文庫」にて連載中[1]。
矢立文庫としては初となるガンダムシリーズのオリジナル小説作品であり、『機動戦士ガンダムUC』から数か月後の世界が描かれる。また、時系列的には本作の後年にあたる『機動戦士ガンダムF91』の登場人物や組織も物語に関係するなど、同作との橋渡しの要素も含まれている。
あらすじ
「ラプラスの箱」と呼ばれた宇宙世紀憲章をめぐる戦いが終息してから数か月が経過した宇宙世紀0096年。既存の兵器体系を根本から覆す性能を発揮したサイコフレームを改めて脅威と認識した地球連邦政府は、その調査のために、第二次ネオ・ジオン抗争で廃墟となった小惑星「アクシズ」に特殊部隊「マスティマ」を派遣する。マスティマの道案内を依頼されたジオン公国出身のアルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグは、潜入したアクシズの中で「バーナム」を名乗る謎の武装集団と遭遇する。
登場人物
マスティマの人物
- アルレット・アルマージュ
- 声 - 清水理沙
- 主人公の1人。一年戦争時からシャア・アズナブルとともに行動し、ジオン公国軍やネオ・ジオン軍の兵器開発に携わってきた過去をもつ。フラナガン機関の被検体として受けた数々の実験の影響で老化しにくい体質になっており、実年齢以上に若い容姿を保っている。
- 第二次ネオ・ジオン抗争後は、ダントンの娘として振る舞いながらリボー・コロニーで隠遁生活を送っていたが、行方不明となったシャアの手がかりをつかむためにマスティマとアクシズへ向かう。
- ダントン・ハイレッグ
- 声 - 阪口周平
- 主人公の1人。ジオン軍やエゥーゴ、ネオ・ジオン軍をわたり歩いてきたテストパイロットであり、新型機のデータ収集を担当していた。一年戦争時代から行動をともにしていたシャアの命令を受け、アルレットを守る決心を固めている。
- 第二次ネオ・ジオン抗争後はアルレットとともにリボー・コロニーで「ダントン・クリーニング商会」を経営していたが、アクシズに行こうとするアルレットを守るため、過去の経歴や罪状の抹消を条件にマスティマに参加。アクシズ内に残存していたザクIII改やR・ジャジャに搭乗し、クァンタンたちと交戦する。
- メーメット・メルカ
- 声 - 小野大輔
- 地球連邦政府内閣第六室所属の中尉で、マスティマの隊長。27歳。アクシズ内部の研究施設に残存する可能性があるサイコフレームの確認、およびアルレットとダントンの護衛を担当する。
バーナムの人物
- クァンタン・フェルモ
- 声 - 増田俊樹
- オーガスタ研究所出身の強化人間。乗機はガンダムAN-01"トリスタン"。マイッツァー・ロナの指示を受け、弟たちとアクシズに潜入する。
- ヴァルター・フェルモ
- クァンタンの双子の弟。兄と同じ強化人間であり、バイアラン・イゾルデに搭乗する。
登場メカニック
機体の諸元や詳細については各リンク先を参照。
マスティマのメカニック
- AMX-011S ザクIII改
- 第一次ネオ・ジオン抗争時に開発された機体で、ジオン公国軍の象徴的MSであるザクIIの名と思想を継承した汎用機。高機動オプションの装着により大推力を発揮する。アルレットがシャアのために用意していた機体は、パーソナルカラーの赤で塗装されている。アクシズ内に放置されていたが、トリスタンを迎撃するためにダントンが搭乗する。
- AMX-104 R・ジャジャ(アール・ジャジャ)
- ザクIII改と同じく第一次ネオ・ジオン抗争時に開発された白兵戦用MS。マハラジャ・カーン記念研究院に所属していたころのアルレットが担当していた機体でもある。本作に登場する機体は白と紫で塗装されている。近衛師団専用のMSドックに放置されていたが、バイアラン・イゾルデを迎撃するためにダントンが搭乗する。
バーナムのメカニック
- RX-78AN-01 ガンダムAN-01"トリスタン"
- クァンタン・フェルモが搭乗するガンダムNT-1の改修機。入手経路や開発系譜などは不明。
- RX-160G バイアラン・イゾルデ
- ヴァルター・フェルモが搭乗するバイアラン系列のMS。頭部はガンダムタイプに換装されている。
- RGM-89 ジェガン
- 宇宙世紀0090年台以降の地球連邦軍の主力量産型MS。カラーリングは紫。バーナムによる運用下でメインカメラにゴーグル状のセンサーを増設し、ショットランサーのような武装を携行するなどの独自改良が施されている。
アニメ
![]() | この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2017年6月23日から、サンライズの公式ファンクラブアプリ「ガンダムファンクラブ」にて全6話のショートアニメとして独占先行配信される予定[2]。
企画自体は小説よりも先に起ちあがっており、監督の金世俊は本作を「Ark Performanceによるプロットを複数の媒体で表現する企画の一つ」であることを語っている[3]。
スタッフ
- 原作 - 矢立肇、富野由悠季
- ストーリー・コンセプトデザイン - Ark Performance
- 監督・脚本・キャラクターデザイン - 金世俊
- オリジナルメカニカルデザイン - 大河原邦男
- メカニカルデザイン・作画監督 - 金世俊、阿部慎吾
- 美術監督 - 中村豪希
- 色彩設計 - 安部なぎさ
- 撮影監督 - 岩崎敦
- 編集 - 新居和弘
- 音響監督 - 藤野貞義
- 音楽 - 大間々昂
- 企画・製作 - サンライズ
関連作品
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- 設定を共有しており、主人公の2人が登場する。
- 機動戦士ガンダムF91
- ブッホ・コンツェルンの関係者や、作品の舞台となる「フロンティア・サイド」の名前などが登場する。
脚注
- ^ “「矢立文庫」初のガンダムオリジナル小説!「機動戦士ガンダム TWILIGHT AXIS」10月より連載スタート!”. GUNDAM.INFO (2016年9月30日). 2017年3月25日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」#1は6月23日より無料配信!#2以降は隔週でGFC独占先行配信!”. GUNDAM.INFO (2017年5月11日). 2017年5月13日閲覧。
- ^ 『月刊ガンダムエース』2017年7月号、KADOKAWA、2017年5月26日、21頁、ASIN B071KXFWV4。
外部リンク
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS|矢立文庫
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS 公式Web
- ガンダム Twilight AXIS (@g_twilight_axis) - X(旧Twitter)