いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!

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いけ! いけ! ぼくらのVガンダム!!
漫画
作者 ことぶきつかさ
出版社 メディアワークス
角川書店
掲載誌 MEDIA COMIX DYNE
MS SAGA
レーベル 電撃コミックス
カドカワコミックス・エース
巻数 全1巻
テンプレート - ノート

いけ! いけ! ぼくらのVガンダム!!』は、ことぶきつかさによる日本漫画作品。1993年から1994年に『MEDIA COMIX DYNE』(バンダイ)および『MS SAGA』(メディアワークス)に掲載された。

本項の名称は、厳密には単行本の書籍名、および単行本に収載されたアニメ『機動戦士Vガンダム』を題材にした漫画作品シリーズの呼称である。

概要[編集]

本作はサンライズの公認で『V』をコミカライズした作品であるが、内容は全4話のパロディギャグ漫画となっている。これは作者が仕事の依頼を受けた時点で原作アニメが5 - 6話しか放映されておらず、ストーリー作りに苦心した末に第1話をギャグ路線にし、最後までその路線を貫いて完結させたという経緯による。

原作アニメでは脇役であったマーベット・フィンガーハットが主人公の座を実質上ウッソ・エヴィンから乗っ取っており、マーベットの性格自体も原作アニメと大きく異なり、破天荒なキャラクターとなっている。なお、カテジナ・ルースに「カテ公」とのあだ名を付けたのは、本作のマーベットが初出である。

単行本には、同作者の「ガンダムシリーズ」を題材にした外伝作品が収載されており、実質的な短編集となっている。2012年には、他の短編漫画の追加収載や『ことぶきつかさ短編集 いけ! いけ! ぼくらのVガンダム!!』への改題を経た新装版が、角川書店から発売されている[1]

なお、本作のファンである庵野秀明は、自作のアニメ『トップをねらえ!』のCD『トップをねらえ! 響綜覧』に収録されている台詞集に、原作アニメでマーベット役を演じた白石文子に本作品でのマーベットの台詞をオマージュとして挿入させている。

他の収載作品[編集]

単行本では以下の漫画作品が収載されている。

12月31日の決意
一年戦争末期、アナベル・ガトーの部隊に配属された新人二等兵ビスレィの葛藤を描いた作品。
なお、本作に登場するジオンの少女整備員ティナは、後に同作者の漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』にて、ディジェの建造に関わるアナハイム・エレクトロニクスの技術者として再登場している。
ソロモンの悪夢
一年戦争末期、「ソロモンの悪夢」と恐れられたアナベル・ガトーの戦いを描いた作品。
なお、本作にてガトー搭乗機のゲルググの型式番号がYMS-14であるという設定や、同機が用いる試作大型ビームライフルの設定は、2003年に発売されたガンプラ「MG MS-14A ガトー専用ゲルググ」の設定として採用されている。
ニュータイプ・ヒストリー
ブライト・ノアの手記という形式で、歴代ガンダム作品に登場する女性キャラクターについて描いた作品。
いけ! いけ! ぼくらのシャイニングアッガイ!!
描き下ろし。アニメ『機動武闘伝Gガンダム』のパロディ作品であり、アッガイで「ガンダムファイト」ならぬ「アッガイファイト」を行う作品。

カドカワコミックス・エース版では上記の作品に加え、以下の作品が収載されている。

『カイレポ』連載予告漫画(?)
ア・バオア・クー戦の直後から、戦後大学を経てジャーナリストになるまでの回想風の独白、ラストではカイがティターンズに潜入しているシーンまでが描かれている。
カイ・シデンのドリーム
いけ! いけ! 僕らのシェンロンアッガイ
いけ! いけ! 僕らのウイングアッガイ
上記2作は『MS SAGA』vol.10および『電撃ガンダムW』掲載。アニメ『新機動戦記ガンダムW』のパロディ作品。

単行本[編集]

電撃コミックス版
  1. 1994年10月15日刊行 ISBN 978-4073018131
カドカワコミックス・エース版[2]
  1. 2012年11月26日刊行 ISBN 978-4041205174

出典[編集]

  1. ^ “ことぶきつかさ「Vガン」短編集に新装版、豪華寄稿も再録”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年11月27日). https://natalie.mu/comic/news/80645 2022年12月23日閲覧。 
  2. ^ ことぶきつかさ短編集 いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!”. KADOKAWA. 2022年4月24日閲覧。