1980年のテレビ (日本)

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1980年のテレビ(1980ねんのテレビ)では、1980年昭和55年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。

番組関係のできごと

1月

2月

  • 29日 - TBS系平日正午枠の視聴者参加型帯クイズ番組『ベルトクイズQ&Q』が終了、10年弱の歴史に幕。

3月

新宿「スタジオアルタ」開業(3月31日[注 1]。写真は2012年)。この年『日本全国ひる休み』『タモリの突撃ナマ放送』を放送し、10月より『笑ってる場合ですよ!』開始。そして2年後に開始し長寿番組となる『笑っていいとも!』へと繋がる。

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

  • 1日 - フジテレビ系平日正午枠にて、帯バラエティ番組『笑ってる場合ですよ!』が放送開始。新宿・スタジオアルタからの公開生放送( - 1982年10月1日。後の『笑っていいとも!』へ継承)。
  • 4日 - TBS系土曜22時枠にて報道番組『JNN報道特集』放送開始(1982年4月より日曜18時枠へ移動、2008年3月まで27年半にわたって続く。後に土曜17時30分枠で『報道特集NEXT』を経て現在の『報道特集』と改め継続中)。
  • 5日 - テレビ朝日系のクイズ番組『象印クイズ ヒントでピント』がリニューアル。セットが一新し男性軍・女性軍の名称が「スペード軍」「ハート軍」となる。また新レギュラーにハート軍に小林千登勢(2枠)が登板[6][注 6]
  • 6日
    • NHK、連続テレビ小説第26作『虹を織る』(主演:紺野美沙子)放送開始( - 1981年4月4日、全153回)。
    • フジテレビ系『夜のヒットスタジオ』に、三浦友和(俳優)との結婚のため芸能界を引退、前日引退コンサートを終えたばかりの山口百恵が同番組最後の出演。引退に至った心境を自ら生放送で語り、司会の井上順芳村真理、その他の出演歌手らに囲まれて「さよならの向う側」を歌唱した。また翌週13日には日本テレビ系にて特別番組『山口百恵スペシャル ザ・ラスト・ソング』[注 7]を放送、これが山口本人による最後のテレビ生出演となった。
『第18回オールスター紅白大運動会』が開催された「ゴールドホール」が当時所在した品川プリンスホテル
  • 14日
    • フジテレビ系『火曜ワイドスペシャル』で『第18回オールスター紅白大運動会』を放送(総合司会:土居まさる。開催場所:品川プリンスホテル内に当時存在した「ゴールドホール」)。この回から一部内容を変更、「開会式」での「選手入場」と「優勝旗返還」、そして「100m競争」など一部の競技終了後に行われた「競技別表彰式」をそれぞれ廃止、その分競技の放送時間を増やした。そして実況も1973年から1979年まで担当した小林大輔(当時フジテレビアナウンサー)に代わって、1979年に文化放送を退社してフリーになりたてのみのもんたが担当、みのは最終放送の1985年まで実況(末期は土居に代わって総合司会も兼任)を担当し、番組の新たな顔になる。この他着ぐるみ応援として、紅組は7月から放送されている『がんばれ元気』の堀口元気(小学生時代)、白組は2月から放送されている『タイムパトロール隊オタスケマン』からオタスケマン1号・オタスケマン2号・オジャママンがそれぞれ登場、同番組にフジテレビ系テレビアニメのキャラが登場するのは初となる。
    • テレビ朝日系で『柳生あばれ旅』(主演:千葉真一)がスタート。同局系で千葉主演の時代劇は初めてであり、1982年には続編『柳生十兵衛あばれ旅』が放送された。
  • 22日 - 日本テレビ系『ズームイン!!朝!』にて、巨人長嶋茂雄監督(当時)の解任を巡る騒動について、司会の徳光和夫[注 8]が、番組開始から30分近くに亘りこの件を批判した[注 9]

11月

12月

その他テレビに関する話題

テレビ信州(10月1日開局)。左は本社(現・松本総局)、右は放送センター(現・本社) テレビ信州(10月1日開局)。左は本社(現・松本総局)、右は放送センター(現・本社)
テレビ信州(10月1日開局)。左は本社(現・松本総局)、右は放送センター(現・本社)

開局

既存局の音声多重放送開始(当時は実用化試験放送)

周年

番組

開局

記念回

視聴率

(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)

再放送

ニュース・報道

  1. ゆく年くる年(NHK総合、12月31日)42.3%
  2. ニュース(NHK総合、3月22日(8:30-8:40))38.9%
  3. NHKニュースワイド(NHK総合、4月16日)38.0%

ドラマ

  1. 連続テレビ小説 鮎のうた(NHK総合、3月6日)49.1%
  2. 連続テレビ小説 なっちゃんの写真館(NHK総合、9月11日・9月25日)45.1%
  3. ナショナル劇場 水戸黄門・第10部(TBS、1月21日)42.4%
  4. 連続テレビ小説 虹を織る(NHK総合、11月22日)42.0%
  5. ナショナル劇場 水戸黄門・第11部(TBS、11月24日)41.5%
  6. 3年B組金八先生(第1シリーズ)最終回(TBS、3月28日)39.9%
  7. 土曜グランド劇場 熱中時代(日本テレビ、7月5日)34.1%
  8. ナショナル劇場 江戸を斬るV(TBS、3月3日)31.9%

スポーツ

  1. 第62回全国高等学校野球選手権大会(NHK総合、8月22日(13:25-15:40))43.0%
  2. WBA世界ジュニアフライ級タイトルマッチ「具志堅用高×金龍鉉」(TBS、1月27日)41.1%
  3. 大相撲初場所・8日目(NHK総合、1月13日(17:05-18:00))37.6%
  4. WBA世界ジュニアフライ級タイトルマッチ「具志堅用高×ペドロ・フローレス」(TBS、10月12日)36.0%
  5. WBA世界ジュニアフライ級タイトルマッチ「具志堅用高×マルチン・バルカス」(TBS、6月1日)32.5%

バラエティ・クイズ

  1. '80新春スターかくし芸大会(フジテレビ、1月1日)48.6%
  2. 8時だョ!全員集合(TBS、2月23日)41.0%
  3. 火曜ワイドスペシャル ドリフ大爆笑'80総集編(フジテレビ、12月23日)40.4%
  4. クイズダービー(TBS、2月16日)37.6%
  5. ゲーム ホントにホント?(NHK総合、11月21日)32.7%
  6. スター千一夜(フジテレビ、11月19日)30.3%

歌番組

  1. 第31回NHK紅白歌合戦(NHK総合、12月31日)71.1%
  2. 輝け!!第11回日本歌謡大賞(フジテレビ、11月18日)40.1%
  3. ザ・ベストテン(TBS、3月27日)36.3%

映画

  1. 水曜ロードショー幸福の黄色いハンカチ』(日本テレビ、4月16日)37.3%
  2. 水曜特別ロードショー『あゝ野麦峠』(日本テレビ、4月9日)34.3%

アニメ

  1. サザエさん(フジテレビ、3月9日)38.6%
  2. あしたのジョー(日本テレビ、3月3日)31.6%

テレビ番組

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

スペシャルドラマ
枠新設

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

スペシャルドラマ

東京12チャンネル

テレビアニメ

アニメ回顧番組
再放送番組

特撮番組

報道・情報番組

放送時間移動・変更

4月1日より、フジテレビ『小川宏ショー』と『ハイ!土曜日です』(関西テレビ制作)の放送時間が、9:00 - 10:30(『ハイ!土曜日です』は9:00 - 10:25)から8:30 - 9:55と30分繰り上がり、『小川宏ショー』は5分縮小された。

ドキュメンタリー番組

バラエティ番組

クイズ番組

音楽番組

教育・教養・福祉番組

トーク番組

子供向け番組

特別番組

脚注

注釈

  1. ^ a b スタジオアルタが開業し『日本全国ひる休み』第1回放送があった3月31日は、34年後の2014年に『笑っていいとも!』の最終回を放送し、さらに2年後の2016年の同日を以てスタジオ業務を終え[2]、現在は多目的劇場「アルタシアター」となっている。
  2. ^ なお、これに伴い、平日8:30と土曜8:00のアニメ再放送枠『あつまれ!チビッコ劇場』(関東ローカル)は平日放送を廃止、そしてその『チビッコ劇場』と共に土曜8:30のドキュメンタリー番組『世界の先生たち』は双方とも30分繰り上がったため、子供番組『ママとあそぼう!ピンポンパン』(月 - 土7:30)は前週の3月29日の放送を以て土曜放送を廃止、以後1982年3月31日に終了するまで、『ピンポンパン』は平日限定放送となる。
  3. ^ 日本テレビ制作では1981年開始の『火曜サスペンス劇場』が初。
  4. ^ この年は萩本欽一とコンビで担当[5]
  5. ^ 2011年(第34回)はチャリティマラソンランナーを務め、同年からは総合司会を後輩アナウンサーの羽鳥慎一(この年3月に退社、現在は徳光と同様フリーアナウンサー)に交代(以降は羽鳥の他、やはり後輩である桝太一水卜麻美らも担当している)。2012年(第35回)以降もチャリティサポーターとして番組に参加しており(2012年はマラソンのスターターも務めた)、現在もなお『24時間テレビ』に関わっている。
  6. ^ 小林は司会の土居まさるから「おっかさん」と呼ばれ、視聴者からも「おっかさん」の愛称で親しまれた。
  7. ^ NTV紅白歌のベストテン』の特番。
  8. ^ 徳光は長嶋の出身大学である立教大学の後輩であり、巨人ファンでもある。
  9. ^ この件については後年『行列のできる法律相談所』にて紹介されたほか、徳光がマラソンランナーを務めた2011年の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」34』でも紹介された。
  10. ^ 全日帯においてはNHK総合が首位であった。また、翌1981年春の調査で、1980年の年度視聴率においても、TBSは3冠王を達成したが、あくまでも在京民放局の中での首位であった(全日首位はNHK総合で、TBSはゴールデンタイムプライムタイムの2冠であった)。
  11. ^ 関西ローカル時代から換算して5周年。
  12. ^ 日本初のステレオ放送によるテレビドラマ。
  13. ^ 跡地は現在、有楽町マリオンとなっている。
  14. ^ 当初は関西ローカルで、一部地域にも番販ネットされた。約3年後の1983年3月6日からテレビ朝日系列の全国ネット番組に昇格した。
  15. ^ 1976年 - 1978年放送の『わんぱくチビッコ大集合!』から始まった、フジテレビ大晦日ゴールデンタイムでの子供向け番組最終作。

出典

  1. ^ 「亜星登場ムード一変!逆転・逆転また逆転!」 読売新聞朝日新聞毎日新聞産経新聞日本経済新聞報知新聞(1980年1月20日付のテレビ欄)より。
  2. ^ “いいとも“聖地”スタジオアルタ、3月いっぱいで休止 新宿アルタは継続”. スポーツ報知. (2016年3月3日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160303-OHT1T50120.html 2016年3月4日閲覧。 
  3. ^ 「竹下景子ガンバル 新メンバー3人登場!」 読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞、報知新聞(1980年4月6日付のテレビ欄)より。
  4. ^ 橋田脚本の「渡る世間は鬼ばかり」のプロトタイプ的作品である。
  5. ^ アーカイブ 2007年10月24日 - ウェイバックマシン
  6. ^ 「新メンバーを加え、今夜ツービート登場!」 読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞、報知新聞(1980年10月5日付のテレビ欄)より。
  7. ^ a b c 1980年10月11日(土) - プレイバック!TVガイド ~あのころのテレビはこうだった!~ - テレコ!

参考

など

関連項目