Xボンバー

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Xボンバー』(エックスボンバー)は、永井豪原作による漫画、テレビ番組、および劇中に登場する宇宙船の名称。

目次

[編集] 漫画

月刊少年ジャンプ」(集英社)に1980年6月から8月号連載。作画は蒲原直樹。全3話。単行本未発売。

[編集] テレビ版

1980年(昭和55年)10月4日-1981年(昭和56年)3月28日まで、フジテレビ土曜日18:00-18:30枠で放送された、じんプロダクション・コスモプロダクション制作のスーパーマリオラマ(特撮人形劇)。

本作の実質的な製作は、三上陸男が社長を務めていた造形会社「コスモプロダクション」に任されていた。エキスプロダクションの社員時代に『サンダーマスク』の撮影などを担当していた安倍安正(安部安正)や土田政雄は、コスモプロに移籍後、本作へも起用されることになった。合成を担当した山田孝は、16mm合成を専門に設立したチャンネル16の社長を務めており、裏番組の『電子戦隊デンジマン』でもチャンネル16名義で合成を担当していた。

関東地区では裏番組に『料理天国』と『電子戦隊デンジマン』『太陽戦隊サンバルカン』があり、視聴率が伸び悩み半年間で終了した。

放映第一回目の「超宇宙マシーンXボンバー・発進準備完了」は、VTR撮影の特別番組で、本編は全25話。現在、フィルム撮影の全25話のみが、エノキフィルムの管理によってソフト化されている。

本編のほかに30分のパイロットフィルムが存在し、当時のSF大会で上映されたこともある。未ソフト化

てれびくん」(小学館)でコミカライズされ、1980年11月から1981年4月号に連載された。作画はおのまこと。単行本未発売。

[編集] ストーリー

西暦2999年、第三次星間戦争が終結した太陽系は平穏な日々が流れていた。突如それを打ち破り、謎のゲルマ帝国が出現した。その圧倒的戦力で冥王星前線基地を落とし、一気に太陽系に侵攻してきた。地球の頼みは、月面のムーン・ベースでドクトル・ベンの下、密かに進められていたX計画しかない。地球防衛総合司令本部のジェネラル黒田は、宇宙戦士訓練学校の銀河シロー、ボンゴ・ヘラクレス、ビッグマン・リーを、ムーン・ベースへ向かわせる。ゲルマ帝国の要求するF-01(エフゼロワン)とは何か? 今、全宇宙の命運をかけて超宇宙マシーンXボンバーが発進する!

[編集] 登場人物と声の出演

[編集] Xボンバーのクルー

本編の主人公。ブレインダーに搭乗する。銀河三郎博士の息子。いつも銀色のヘルメットをかぶっている。
ジャンボディーに搭乗するアフロヘアーの黒人。人形は口と同時に、下あごが動くというギミックが加えられている。
レッグスターに搭乗する小太りの金髪白人。原作ではサングラスをかけた正体不明の風貌だったが、人形劇ではユーモラスなデザインに改められている。
Xボンバー艦長。銀河三郎博士の意志を引き継ぎ、Xボンバーを完成させた。
ドクトル・ベンの秘書を務める謎の美少女。Xボンバーでは乗組員の生活全般を担当する。その出生の秘密は、全宇宙の運命を左右する重大な秘密が隠されている。
  • キララ
雪男のような白い毛むくじゃらの宇宙生物。ラミアのボディーガード。
やたら先輩風を吹かす口うるさい球状ロボット。原作では地面を這うだけだったが、人形劇では手足が付きながら、艦内を飛び回る仕様が加えられた。

[編集] ゲルマ帝国

全宇宙支配を目論むゲルマ帝国の魔王。頭部はドクロと角とがモチーフになっている。原作では等身大だったが、巨大なキャラクターとして登場。シリーズ終盤ではスーツアクター方式でも演じられた。演じたのはスタントマンではなく、美術スタッフの一人である。
太陽系方面先遣隊司令官。女性だが顔の右半分に男性の顔を持つ。
ブラディ・マリーの部下。顔の片側にムカデがはったようなデザインがされている。醜悪な顔と声の持ち主だが臆病な一面を持つ。
科学部主任。体の一部が機械化されている。兵器の開発が主な任務。要塞に自ら乗り込み、ビッグダイXと対戦したこともある。
  • エイリアン
帝国の兵士。アリのような顔をしており、赤い眼は点滅し、しゃべる時はアゴが昆虫のように左右に開く。

[編集] その他

地球防衛軍の司令官。シローたちをXボンバーに乗せた責任者。
Xボンバーの開発者。調査中に行方不明になってしまう。
冥王星前線基地司令官。訓練学校時代のシローたちの教官であったが、ゲルマ帝国の捕虜となり洗脳され、Xボンバーの敵として立ちはだかる。
謎の宇宙船ドクロ号の船長。

[編集] 登場メカ

[編集] 超宇宙マシーン Xボンバー

外宇宙からの侵略に対抗するための、"X計画"により建造された、全長259mにも及ぶ巨大な宇宙戦艦。特徴的なX型の左右上下各対照な主翼を装備し、また水鳥の様に下垂した機首を持つ。地球時間換算で一年以上の長期の宇宙での生活や作戦行動を想定した生命維持機能を有し、そのための生活資材や食料の長期保管も可能。主な武器は、機首を上方に展開して発射するブレスト速射砲と、翼より発射される最強兵器Xインパルスで、後者はゲルマ母艦に甚大な被害を与える事が可能。機体のブロック計三箇所にトリプルアタッカーと呼ばれる三機の艦載機各機を格納搭載している。

[編集] トリプルアタッカー

Xボンバーを母艦とし、Xボンバーの護衛や航路の偵察・斥候、襲撃する敵の迎撃等のために用いられる。迎撃機・爆撃機・駆逐艦の三種の目的を持つ各々の中小の艦載機の総称であり、それぞれ偵察・斥候、強襲、護衛が主任務である。なお、護衛を主とするレッグスターにも他の2機と同じ程度の火力を与えられている。各機とも合体機能を有しており、3機が合体することで後述のビッグダイXとなる。

  • ブレインダー
ビッグダイX頭部を形成する、小型迎撃機。Xボンバー機首下面に格納されている。合体時は左右翼を収納し、翼部がそのまま頭部装甲を形成する。左右の翼部にパルスレーザー砲を各一門、計二門装備する。
  • ジャンボディー
ビッグダイX上半身を形成する、中型爆撃機。Xボンバー可動機首部下面に格納されている。合体時は外見上明白な変形は行われない。左右スラスターには各一門、計二門のビーム砲を装備するほか、ビッグダイXの拳が隠されている。ほかに宇宙機雷等を装備している。(タカトクトイスから発売された、電撃合身ビッグダイエックスではジャンボデーの名称になっている)
  • レッグスター
ビッグダイX下半身を形成する、中型駆逐艦。Xボンバー機体左後部・主翼付根のブロックに格納されている。合体時は機体後半下部が展開する形で伸張し、脚部を形成する。機首及び双胴の機体の左右に、機首に二門ずつ、機体側面に一門ずつ、計六門のビーム砲を装備している。キャタピラを出し、地上では戦車としての機動力も発揮する。

[編集] ビッグダイX

トリプルアタッカー三機が合体して完成する巨大ロボット。敵機の迎撃、要塞の攻撃などでその戦力を発揮する。頭部より発射されるXレイ、右腕のスーパーカノン、左腕のミサイル、胸部から発射されるブレストミサイルが主な武器で、敵の攻撃を防ぐバリヤーも装備されている。撮影には、ミニチュアの他、膝から上あたりまでの着ぐるみも用いられた。

[編集] アストロファイター

冥王星前線基地に配備さている戦闘機。ゲルマ母艦を迎撃に出撃するが、全滅してしまう。地球基地にも同型の戦闘機が配備されている。

[編集] 外洋パトロール艦隊

月面に不時着したXボンバーに代わり、ゲルマ軍の攻撃に駆けつけるが、ホログラフィーの罠にかかってしまう。

[編集] ドクロ号

ハレーが指揮を執る、幽霊船を思わせる謎の宇宙帆船。

[編集] スタッフ

ソルジャー イン ザ スペース」「銀河漂流
作詞藤川桂介
作曲山本恭司
編曲:バッハリボリューション
唄:BOW WOW
発売:SMSレコード
  • 監督:三上陸男高橋章、松本清孝、大上典保
  • 撮影:川崎龍治
  • 照明:高橋洋一
  • 美術:野呂真一
  • キャラクターデザイン:高橋章
  • オーディオディレクター:藤野貞義
  • 人形操作:林文明
  • 助監督:小前忠秋
  • 記録:堀ヨシ子
  • 編集:山本喜彦(阿良木プロ)
  • 特撮
特撮監督:松本清孝、安部安正
撮影:安部安正
照明:土田政雄
美術:大橋実
操演:高城忍、河合徹(GIVS)
マットペイント:三上陸男
  • 特撮助監督:上田斉
  • 合成:山田孝
  • 効果:依田安文(FIZZサウンド
  • 調整:桑原邦男
  • 録音制作:オムニバスプロモーション
  • 録音スタジオ:ニュージャパンスタジオ
  • アシスタントプロデューサー:馬場正英
  • 製作主任:高橋文雄
  • 製作担当:蔡郁文
  • 現像東京現像所
  • 製作:フジテレビ、じんプロダクション / コスモプロダクション
  • ノンクレジット・スタッフ
総監督:三上陸男
美術監督:高橋章

[編集] 全話放送データ

  • 特別番組 : 超宇宙マシーンXボンバー・発進準備完了(1980年10月4日放送)
放送日 話数 サブタイトル 脚本 監督
1980年
10月11日
1 スクランブル・Xボンバー 藤川桂介 三上陸男
10月18日 2 奇襲ゲルマ艦隊!
10月25日 3 F-01を探し出せ!
11月1日 4 輸送船団消滅す! 高橋章
11月8日 5 謎の帆船ドクロ号!
11月15日 6 旅立つXボンバー! 三上陸男
11月22日 7 重力墓場の死闘!
11月29日 8 涙を越えて銃撃せよ!
12月6日 9 追いつめられた司令官!
12月13日 10 銀河漂流
12月20日 11 サヨナラ永遠の戦場! 高橋章
12月27日 12 宿敵はカスター大尉
1981年
1月3日
13 激闘! Xボンバー対ゲルマ軍団 三上陸男
1月10日 14 宿命の少女ラミア 高橋章
1月17日 15 XボンバーM星に死す! 三上陸男
1月24日 16 連れ去られたラミア
1月31日 17 氷の牢獄で眠れ! 大上典保
2月7日 18 ブラディマリー昇進!
2月14日 19 牢獄惑星を爆破せよ!
2月21日 20 F-01暗殺作戦 松本清孝
2月28日 21 M13総攻撃開始!
3月7日 22 M13明日なき戦い!
3月14日 23 ゲルマ母艦へ突入せよ! 大上典保
3月21日 24 地球絶体絶命! 三上陸男
大上典保
3月28日 25 銀河新世紀元年
  • 9話、13話、18話の3話分は総集編(3話とも一部に新撮影場面あり。)

[編集] ソフトウエア

  • レコード:SMSレコードより主題歌EP「ソルジャー・イン・ザ・スペース(片面・銀河漂流)」、サントラLP「組曲Xボンバー」が発売。(2011年1月12日POLYSTER SONGSからCD化。)
  • LD-BOX:1993年テレビ東京エンタープライズより発売。本編25話と英語版総集編(字幕なし)を収録。ただしオープニングは後期のものしか収録されていない。特番と予告編は未収録。
  • DVD-BOX:パイオニアLDCから2002年11月29日発売。LD-BOXの内容に予告編を追加。特番は未収録。

[編集] 海外展開

  • サンダーバード』など、特撮人形劇では本家であるイギリスで、『STAR FLEET』のタイトルで放送され人気を博した。主題歌、BGMはイギリスで新たに制作された。サンダーバードのプロデューサーをつとめたジェリー・アンダーソンの元妻である、シルビア・アンダーソンが本作のプロデューサーをつとめた。。
  • クイーンのギタリスト、ブライアン・メイの息子がこの番組の大ファンであり、それがきっかけでブライアンはエディ・ヴァン・ヘイレンらと主題歌のカバー曲が収録されたミニアルバム「Star Fleet Project」(邦題:無敵艦隊スターフリート)を制作。ブライアン初のソロ活動となった。ジャケットはビッグダイXの写真が使われており、プロモーション・ビデオは、第4話、第11話のビッグダイXの戦闘シーンを中心に編集されている。ブライアン自身は、第11話に登場するキリー王女の大ファンだという。
  • フランスでは「BOMBER X」のタイトルで放送され、主題歌はフランス版が制作された。BGMは日本とほぼ同じだが、部分的にフランス・オリジナル曲が使用されている。

[編集] 備考

[編集] 脚注

[編集] 参考資料

フジテレビ 土曜日18:00 - 18:30
前番組 番組名 次番組
お笑い大集合
(1978. 4/ 1 - 1980. 9/27)
Xボンバー
(1980.10/ 4 - 1981. 3/28)
めちゃっこドタコン
(1981. 4/ 4 - 10/10)
個人用ツール
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