大捜査線

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大捜査線』(だいそうさせん)とは、フジテレビ木曜日20:00-20:54枠において、1980年(昭和55年)1月10日から12月25日にかけて全42話が放送された杉良太郎主演の刑事ドラマである。

但し視聴率の低迷によって、9月25日放送分の第31話からは『大捜査線シリーズ 追跡』(だいそうさせんシリーズついせき)と改題された。ここではその「-追跡」についても取り上げることとする。

目次

[編集] 本作の概要

事件の初動捜査を行う警視庁刑事部第四機動捜査隊・通称「四機捜」(実際に警視庁に設置されている機動捜査隊は三隊のみで、実在しないセクション)を舞台に、捜査主任の加納明(杉良太郎)率いる加納班の活躍を描く。

テレビ番組の時代劇スターとしても有名な杉良太郎が、主役を演じてきた時代劇の捕物帳をそのまま刑事ドラマへと置き換えたような、時代錯誤観に満ちた内容は、杉自身が歌う主題歌「君は人のために死ねるか」の強烈さも手伝って、極めて杉テイストの濃い作品へと仕上がっている。他の刑事ドラマと異なり、オープニング、エンディング共に杉演ずる加納しか登場しない。しかし、その存在感の強さのために杉良太郎以外の俳優陣や個々のエピソードの印象が極めて薄い作品になってしまったのは否めない。

[編集] 路線変更前の見所

  • 放送が開始された当初は初動捜査に至るまでのシステム的な描写や、警察用語の多用(例:交番=Police BoxをPB、警察官=Police ManをPMとコード名で呼称する)など、ある程度現実に則した形で描かれていた。
  • 当時における刑事ドラマの見せ場であった犯罪者との銃撃戦を積極的に描いており、主人公の加納明はカスタムされたMGC パイソン 6inを常用(途中、MGC ローマン 2inを使った回も確認できる)。劇中におけるガンアクションをトビー門口が指導することで、銃撃戦への拘りもそれなりに追求されていたと思われる。劇中で登場する銃器類はモデルガンメーカーであるMGC社製モデルガンベースのプロップガンであるが、エンドクレジットでは「モデルガン マルシン」となっている。
  • 放映当初は車輌協力がマツダだったが、「追跡」改題に伴うスポンサー変更により、車輌入替で劇用車のすべてが日産車に取り替えられた。

[編集] キャスト

[編集] 「追跡」のみ

[編集] スタッフ

  • 主題歌(2):「いま愛のために」 発売:CBSソニー 06SH694
    作詞:いではく、作曲:遠藤実、編曲:斉藤恒夫、唄:杉良太郎(18~25話、27~30話)
  • 予告ナレーター:中江真司
  • 音響効果:東洋音響効果グループ
  • 現像:東洋現像所
  • MA:にっかつスタジオセンター
  • テクニカル・アドバイザー:トビー門口
  • カースタント:セキトラ・カーアクション
  • 協力:東洋工業(現:マツダ)/ 日産自動車(「追跡」より番組スポンサーになった為、急遽変更)
  • 製作協力:金剛プロダクション
  • 製作:ユニオン映画

[編集] 全放送リスト

『大捜査線』→『大捜査線シリーズ 追跡』

No. サブタイトル 放送日 脚本 監督
1 撃て!加納明 1980年1月10日 白井更生 手銭弘喜
2 男たちの挽歌 1980年1月17日 白井更生 林伸憲
3 蝶は舞った 1980年1月24日 白井更生 手銭弘喜
4 傷ついた野獣 1980年1月31日 白井更生 江崎実生
5 ひとりだけのハネムーン 1980年2月7日 白井更生 吉川一義
6 青春心中 1980年2月14日 白井更生 林伸憲
7 明日から泣かない 1980年2月21日 白井更生 手銭弘喜
8 ろくでなし 1980年2月28日 山野四郎 江崎実生
9 野良犬ブルース 1980年3月6日 山野四郎 手銭弘喜
10 誘拐 1980年3月13日 白井更生 手銭弘喜
11 入社式 1980年3月20日 畑嶺明 手銭弘喜
12 路上の結婚式 1980年3月27日 山野四郎 手銭弘喜
13 標的という名の女 1980年4月4日 山野四郎 高橋繁男
14 エンゼルの怒り 1980年4月25日 山野四郎 高橋繁男
15 一枚の紙 1980年5月1日 鶴島光重 手銭弘喜
16 ヒットラーを愛した男 1980年5月8日 宮下教雄 手銭弘喜
17 愛の哀しみ 婦人警官 1980年5月15日 山野四郎 手銭弘喜
18 やさしい女が燃える時 1980年5月29日 杉江慧子 高橋繁男
19 果たされた約束 1980年6月12日 宮川一郎 高橋繁男
20 受験戦争異常あり 1980年6月26日 宮下教雄 澤田幸弘
21 哀しみの一弾 1980年7月3日 田村多津夫 澤田幸弘
22 女の詩、男を殺せ 1980年7月10日 播磨幸治 高橋繁男
23 誤認逮捕 1980年7月17日 播磨幸治 高橋繁男
24 青春の光と影 1980年7月24日 山浦弘靖 高橋繁男
25 可愛いあの娘が死んだ 1980年7月31日 山浦弘靖 高橋繁男
26 ああ沢木刑事!青春の赤い墓標 1980年8月14日 田村多津夫 高橋繁男
27 我が子よ 1980年8月21日 山浦弘靖 高橋繁男
28 贋札遊虚 1980年8月28日 宮下教雄 手銭弘喜
29 現金輸送車強奪 1980年9月4日 横田与志 手銭弘喜
30 ひとつの愛が死んで…… 1980年9月11日 田村多津夫 手銭弘喜
31
暴走デカ!原宿エレジー
1980年9月25日 宮下教雄 手銭弘喜
32 千枚通しの青春 1980年10月16日 宮下教雄 手銭弘喜
33 恋人よ!ダンシング・オールナイト 1980年10月23日 田村多津夫 高橋繁男
34 この子はだあれ? 1980年10月30日 山浦弘靖 高橋繁男
35 裏切りの街・大都会 1980年11月6日 田村多津夫 木下亮
36 殺意 1980年11月13日 山野四郎 木下亮
37 朝日のあたる愛 1980年11月20日 宮下教雄 小俣暁
38 野獣になった刑事 1980年11月27日 田村多津夫 小俣暁
39 わたしはあの人を見た! 1980年12月4日 宮下教雄 小俣暁
40 悪魔のような女 1980年12月11日 宮下教雄 木下亮
41 鐘の鳴る丘 1980年12月18日 宮下教雄 小俣暁
42 君のために死ねるか 1980年12月25日 宮下教雄 小俣暁

※『大捜査線シリーズ 追跡』に改題

[編集] 小説版

  • 長篇ハードアクション~大捜査線(著:白井更生/発行:徳間書店

白井の小説処女作として書き下ろされた完全オリジナルストーリー。加納は警視庁特命捜査官という設定で、ドラマ本編よりも全体にハードな作風となっている。ドラマのノベライズというより、体裁としては原作本に近い。

フジテレビ 木曜日20:00-20:54
(1980年1月10日から、12月25日まで)
前番組 番組名 次番組
大捜査線

大捜査線シリーズ 追跡
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