星獣戦隊ギンガマン
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第21作 | 電磁戦隊 メガレンジャー |
1997年2月 - 1998年2月 |
第22作 | 星獣戦隊 ギンガマン |
1998年2月 - 1999年2月 |
第23作 | 救急戦隊 ゴーゴーファイブ |
1999年2月 - 2000年2月 |
星獣戦隊ギンガマン | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 小林靖子 他 |
監督 | 田﨑竜太 他 |
出演者 |
前原一輝 末吉宏司 照英 高橋伸顕 宮澤寿梨 小川輝晃 早川翔吾 高杢禎彦 水谷ケイ 他 |
オープニング |
「星獣戦隊ギンガマン」 歌:希砂未竜 |
エンディング |
「はだしの心で」 歌:希砂未竜 |
製作 | |
プロデューサー |
太田賢司(テレビ朝日) 髙寺成紀(東映) 矢田晃一(東映AG) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ(一部モノラル放送) |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1998年2月22日 - 1999年2月14日 |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00 |
放送分 | 30分 |
回数 | 全50 |
公式サイト(東映) | |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第22作 |
『星獣戦隊ギンガマン』(せいじゅうせんたいギンガマン)は、1998年(平成10年)2月22日から1999年(平成11年)2月14日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公達が変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第22作目に当たる。
概要
いわゆるファンタジー系戦隊の1つである本作品では、戦士達が地球の自然とともに暮らす(一般社会とは結界で隔絶している)ギンガの森の民で、大自然より与えられた力「アース」を武器に戦うと設定されている。このため、野生・空想上の動物をモチーフとしたヒーローのデザインやアクション、日常の舞台が乗馬クラブで移動手段も馬、カントリー調の番組内の字幕・テロップなど「自然」を前面に押し出し、またマンネリ化打破と原点回帰を意識し、シリアス面を見せたシリーズとなっている。このように前作とは趣を大きく異とする作品作りからか、プロデューサー補だった若松豪は東映のテレビ番組のサイトで「『メガレンジャー』と世界観が異なるため、戸惑われた方も多いと思うが地球の平和を守る戦士たちは今年も健在、ということでいるので理解してほしい」と説明している[1]。
また本作品では、戦隊名に1990年代以降主流となっていた「○○レンジャー」ではなく「○○マン」のパターンが採用されているが、企画段階では『ガオレンジャー』の名称も案のひとつとして挙げられていた。この「ガオレンジャー」の名称は最有力の候補とされていたが、企画当時に放映されていたアニメ『勇者王ガオガイガー』とタイトルが類似していることから見送られる形となった[2]。また当時のCD新譜情報(CDジャーナル)では主題歌の発売予定として「星獣戦隊バイオレンジャー」と告知されていた。
当時、巨大戦において2号ロボとの合体、もしくは主役ロボの交代が定番化していた中で、本作品ではあえて1号ロボに当たる「ギンガイオー」がサポートロボと合体や主役交代もせず、途中からギンガの光によって「超装光ギンガイオー」にパワーアップするのみで最後まで闘い続ける、という路線が貫徹されている。企画の最初期には「合体する巨大ロボは一切出さない」、即ち5人のヒーローとそのパートナーである星獣達のみで戦う、というそれまでのフォーマットを捨てたアイディアも出されていた[2]が、このアイディアに基づく展開は序盤の数話のみに留まっている。
また敵組織であるバルバンには各幹部ごとに1つの軍団が形成されており『仮面の忍者 赤影』を意識する形で各軍団が1クールごとに交代するという手法がとられている[3]。デザイン作業に際しては当初、4つの軍団を統一したイメージで描いたものもあったが、各軍団の個性をより強調したいというプロデューサーの高寺成紀の意向[4]から、各軍団とも明確に異なる方向性を打ち出す形に落ち着いている。その他にギンガマンは敵怪人やその幹部に対して一括してバルバンと呼んでいるのも特徴(幹部に対しても名前を呼ぶことさえ稀だった)。ただしヒュウガは終始ゼイハブ船長だけは名前で呼んでいた。
これまでの戦隊ではバイクや車などの乗り物が移動手段として使用されていたが、本作品では初めて動物(馬)を利用している点も特徴のひとつとして数えられる[注 1]。馬が神経質な動物であることから、撮影の数週間前から日常的にマスクなどの馬具を付けて慣れさせたり、元々の乗り手が騎乗して撮影する都合上、それ専用に視界がより広く取られたマスクや腿の内側に当たる部分を補強したスーツを特注するなど、撮影に際しては大変な手間がかけられた[2]。
玩具展開においては、スーパー戦隊シリーズとしてはしばらくの間途絶えていた「超合金」ブランドが「DX超合金 星獣合体ギンガイオー」にて復活し、CMソングも通常版とは別に、歌詞に「超合金」のフレーズを織り込んだバージョン[注 2]が作られているなど、「超合金」ブランドの復活が強くアピールされている。この「DXギンガイオー」は久々の超合金ブランドでの発売ということもあり、試作段階において度重なる改修が行われたことから、発売日が当初の予定よりも遅れている[5]。
売上面では、メガレンジャーの総売上74億円から93億円、内玩具売上が48億円から56億円[6]と上昇を見せた。
あらすじ
銀河を荒らし惑星を食い尽くす宇宙海賊バルバン。3000年前地球を襲った彼らは、地球の自然から与えられる星を守る力・アースを持つ戦士達と、銀河の平和を守るために戦う神秘の動物・星獣によって海底に封印された。しかし、海底地震の影響で封印が破れ、彼らは現代に復活する。
その頃、かつてバルバンを封印して、アースを体得し自然とともに暮らす人々の故郷・ギンガの森では戦士の証・星獣剣を受け継ぐアースの戦士の継承式が執り行われていた。第133代目の戦士として選ばれたのはヒュウガ・ハヤテ・ゴウキ・ヒカル・サヤの5人。その式の途中で、かつての戦士の子孫に報復すべくバルバンが襲撃してきた。彼らはバルバンを迎え撃つがヒュウガはゼイハブに敗れ、地割れの中に姿を消してしまう。しかし地割れに飲み込まれる寸前、ヒュウガは星獣剣を弟・リョウマに託す。リョウマは兄に代わり新たな戦士となり、他の4人とともに伝説の戦士・ギンガマンへと転生し、バルバンを撃退する。
しかし、ヒュウガの死を悲しむ暇もなく、再びバルバンが森を襲う。長老オーギはギンガの森の力を悪用されないため、5人の戦士にバルバン討伐を託し、自らも含めた住人ごと森を封印。石化したギンガの森は湖の底へ沈み、5人は生まれ育った森を出ることになる。
そして母艦である強大な魔獣ダイタニクス復活を目論むバルバンは、復活のエネルギーとしてギンガの光を欲し、行動を開始。5人はリョウマがたまたま知り合った少年・青山勇太の父の紹介で乗馬クラブの従業員となり、バルバン復活を知って彼らの元に現れたギンガレオンをリーダーとする五星獣とともに、地球を滅ぼそうとするバルバンに立ち向かう。
登場人物
星獣戦隊ギンガマン
ギンガマンとは、元々3000年前に星獣たちとともにバルバン封印のため戦ったギンガの森の戦士達が、星獣達に与えられたギンガブレスで変身(ギンガ転生と呼ばれ、これ自体が変身時の掛け声)した者達の称号を指す。
現代の彼らはそれから3000年経った第133代目の継承者で、戦士達が祀られていたギンガブレスを手に取り、バルバンと戦うことになる。彼らは大自然から与えられた「アース」を使いこなせるため、変身前でも超常的な能力を発揮できる。
ヒュウガも同様、名乗りの際は本名も名乗り、変身後も本名で呼び合い、バルバンにも素性を知られている。
名乗りの口上は「銀河を貫く伝説の刃!星獣戦隊ギンガマン!」。
- リョウマ / ギンガレッド
- 常に周囲に気を配り、微笑みを絶やさない青年。22歳。パートナー星獣はギンガレオン。
- 第133代目の炎の戦士となったヒュウガの弟。星獣剣の戦士に落選したものの、自分の力不足を認めており選ばれた兄達を心の底から祝福していた。しかし、本来炎の戦士を受け継ぐ筈だったヒュウガが地割れに飲み込まれたことにより、兄の意志を継いで星獣剣の戦士となる[ep 1]。
- 当初そのアースはヒュウガに遠く及ばず、リーダーとしても優しすぎた感があったが、自分を信じることで徐々に頼れるリーダーへと成長・最後には兄とともにバルバンとの戦いを終わらせるまでになる。笛の名人として知られる風の戦士にほぼ匹敵するほどの笛の腕前を持ち、ハヤテの影武者を務めたこともある。悪筆だがその自覚はない[ep 2]。
- 変身前はブーメランを武器とする他、得意の剣術や炎のアースで敵を焼く炎のたてがみを駆使して戦う。剣は順手にもつ。剣術の腕前は兄とほぼ互角。
- ハヤテ / ギンガグリーン
- 冷静な参謀格でサブリーダー。22歳。パートナー星獣はギンガルコン。
- 代々笛の名手である風の戦士を受け継いでおり、彼自身も笛の名手[注 3]。知力、体力ともに優れており、戦士としても人間としても頼れる存在だが、幼少期のトラウマから蜂蜜とトマト[注 4]が苦手。トマト嫌いは劇中でのゴウキの尽力もあって克服するが[ep 3]、蜂蜜は幼少時に採取しようとして蜂の大群に襲われ、体中を刺された経験が重度のトラウマになっており、市販の瓶入りの物ですら見ただけで気絶してしまう[ep 4]。いつもクールで冷静だが、命を守る熱い心はリョウマ達と同じ。ただ頑固で融通の利かない一面もある。ヒカルの無鉄砲でやんちゃな態度には度々苦言を呈するが、逆にやりこめられたり、教えられながら共闘していく。
- 変身前は笛を利用した吹き矢を武器とする他、空中から飛びかかる攻撃や風のアースで吹き飛ばす嵐のはばたきを駆使して戦う。剣は逆手にもつ。
- ゴウキ / ギンガブルー
- 友情に熱く涙もろい水の戦士。22歳。パートナー星獣はギンガリラ。
- 劇中で度々披露する料理の腕は一流で、仲間の好き嫌いも克服させている。力自慢の逞しい肉体でジャンプ戦に対応。心優しく見返りを求めない性格が憧れの鈴子先生の心を掴み、その時は感動のあまり失神した。水没したギンガの森に未練を残していたり[ep 5]、星の花を求めて立ち寄る[ep 6]など故郷への思い入れの強さも見せる。
- 変身前は鞭を武器とする他、怪力を活かしての攻撃や水のアースで押し流す流水の鼓動を駆使して戦うが、心優しい性格ゆえに人に向けてアースを撃てない。剣は順手に持つ。
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
- 「力の戦士」を代表して登場。牛込草太郎(ガオブラック)に「守るべき命」の大切さを教えた。
- ヒカル / ギンガイエロー
- 雷の戦士を受け継いだやんちゃでイタズラ好きな食いしん坊の少年戦士。17歳。パートナー星獣はギンガベリック。
- かなり子供っぽい性格だが、子ども扱いされることは大嫌い(特にハヤテに)。幼いころに母親を亡くし、祖母に育てられていた。青山家に来てから食べた「ミスド」のドーナツが大好物で、祖母が作ったお菓子の味に似ているとのこと。そのやんちゃさからハヤテやサヤに怒られたり、ぶつかり合うこともあったが、互いに力と想いを尊重し合って戦士として成長していき、バルバンを退かせるほどになっていく。また、仕事をたまにサボることもある。
- 変身前は空気銃を武器とする他、持ち前のスピードを生かして敵を掴んで引きずり回す戦法や、雷のアースで稲妻を飛ばす雷の雄叫びという技を駆使する。剣は順手にもつ。
- サヤ / ギンガピンク
- 花の戦士。17歳。パートナー星獣はギンガット。
- ヒュウガを憧れの存在として慕っており、彼の言葉に励まされて努力してきた。訓練も手を抜くことなく全力で行うが、張り切りすぎて逆に思い詰めてしまうこともしばしば。木登りが好きでよく木に登っている。性格は同い年のヒカルに負けず劣らず子供っぽい。ヒカルよりも後に生まれており、5人の中では最年少である。アイドルの星野美咲とそっくり[ep 7]。
- 変身前はスリングを武器とする他、花のアースで触れると爆発する花びらを無数に放つ花びらのツメという技を駆使して戦う。また敵に飛びかかり顔面を引っ掻いて押し倒して敵に馬乗りになるという大胆な技も使う。剣は逆手にもつ。
協力者
- ヒュウガ / 黒騎士ヒュウガ
- リョウマの兄であり、リョウマを遥かに上回る力量を持った戦士。27歳[注 5]。その力量は星獣剣を使うと星が飛び散るほどである。パートナー星獣はゴウタウラス。
- 本来は炎の戦士の星獣剣を引き継ぎギンガレッドになる筈だったが、継承式の最中に現れたバルバンとの戦いで地割れに落ち、リョウマに剣を託して生死不明となった[ep 1]。しかし、実はマグマに飲まれる寸前に黒騎士ブルブラックに救われ、その体と力を利用されていた。ストーリー中盤で死の間際に改心したブルブラックによって解放され生還[ep 8]。以後、ブルブラックの遺志を継いで戦う[ep 9]。黒騎士へ変身するときの掛け声は「騎士転生」。
- ギンガマン5人にとっては良き兄貴分であり、ヒカルやサヤは実の兄のように慕っている。飾らない生真面目な性格の一方、相当な笑い上戸でくだらない駄洒落を聞いてもすぐに笑ってしまうという一面もある。
- 当初のコスチュームは赤が基調だったが[注 6]、ブルブラックから解放された際にはボロボロになっていたため、サヤが中心になって黒を基調としたものに新調された。
- リョウマ同様炎のたてがみを使うことができ、兄弟2人でダブル炎のたてがみという技を使ったこともある。剣は順手にもつ。ゼイハブを倒す手段として一度はナイトアックスを使うため沈み草(しずみぐさ)を飲みアースを捨てるが[ep 10]、リョウマの励ましを受けて再び復活させた[ep 11]。
- 6人目の戦士的存在ではあるが、『海賊戦隊ゴーカイジャー』では番外戦士として扱われた。資料[要文献特定詳細情報]によっては、黒騎士を追加戦士として扱っている見解も存在する。
- 黒騎士ブルブラック
- かつてバルバンに故郷を滅ぼされ、弟のクランツをゼイハブ(加えてブドー魔人衆の砂爆盗)に殺されたタウラス星の戦士。
- かつては星を守るために戦う誇り高い戦士だったが、バルバンへの復讐とギンガの光を取り戻すためなら手段を選ばなくなっており、バルバンという共通の敵を持ちながらギンガマンとも争う。
- 復讐のため、3000年前に地球へギンガの光を持ち込むが、ギンガの光の強大な力を持て余し、やむなく手放さざるを得なかった[注 7]。その後、サンバッシュと戦って重傷を負わされ、地下空洞の中に潜んでいた彼は復讐心だけを支えに3000年生き延びていたが、偶々落ちてきたヒュウガを救い、彼を取り込むことで復活する。
- 非道を厭わない行動にヒュウガの良心が目覚めたことで自らも苦しみ始め、リョウマに自らの弟の姿を重ね合わせた彼はヒュウガを開放し、「星を守ろう」と呼びかけたクランツの魂に応えて、自らの命と引き換えに地球爆発の危機を食い止めた[ep 8]。
- 死の直前に自らの意識を愛剣・ブルライアットのクリスタルに封じ込めており、死後も黒騎士となったヒュウガに協力している。
- 必殺技は、回転跳躍をしながら敵を切り裂く黒の一撃。クランツの形見の「黒のナイフ」という投げナイフも使う。
- 剣技はヒュウガが斜め上から袈裟斬りするのに対し、ブルブラックは斜め下からと逆になっている。剣は逆手にもつ。
- 知恵の樹モーク
- 長老オーギがリョウマたちの相談役として残した樹木型の生命体。
- 木の根から情報を集め、バルバンの動向を5人に伝える。5人に的確なアドバイスをしたり、新たな武器・獣撃棒を生み出したりとギンガマンの戦いを影から支える参謀格。基本的には温厚ではあるが、敵の作戦や罠を察知して5人を諌める厳格な面も持つ。
- ヒカルの頼みで獣撃棒を強化するが[ep 12]、無理が祟ってしまい命の危険に瀕しながらもギンガマンと同じく星を守るために戦うことをやめず、地球魔獣が撒き散らす汚染物質のせいでギンガマンのアースが蝕まれた際にはその汚染物質を吸収した末に枯れ果て、種に戻ってしまうも[ep 13]、最終決戦後にオーギの手で復活した[ep 11]。
- デザインは阿部統が担当した[7]。
- 『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』
- メガレッド=伊達健太と出会った際、健太からは親しみをこめられ、「モークのおっさん」と呼ばれた。
- 妖精ボック
- 小さな木の実の妖精。慌てん坊でお調子者だが、優しく勇敢な面も持っている。本人の台詞から両親がいることが判明したが、劇中には未登場。
- 葉っぱ状の襟巻きを回転させて空を飛ぶ。セリフの語尾に「ボック」と付ける。魔人ヂェンゾスの回転ノコギリでも切れないほどの石頭。食べ物は人間と同じ。
- 最終回のエンディングはボックの言葉で締めくくられた[ep 11]。
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』の「30戦隊大全集」ではボックの人形が登場した。
- デザインは阿部統が担当した[7]。
- 長老オーギ
- ギンガの森の長老。バルバンがギンガの森に攻め込んだ際、森の力を悪用されないようにギンガの森と自身を含めた森の民を石化させ、湖の底に沈めた[ep 5]。最終決戦後にギンガの森を復活させ、6人を称えた[ep 11]。
- ミハル
- ハヤテの婚約者。命を守る温かさにあふれたアースの持ち主。
- オーギの術で他の人々と共に石化し、ギンガの森とともに湖の底に沈められていた。終盤にはシェリンダに作られた幻(ハヤテのお守りから作られた偽者)が登場している[ep 14]。最終回で復活しハヤテと再会を果たした[ep 11]。
- 青山 勇太(あおやま ゆうた)
- 9歳の少年。伝説など信じない現代っ子だったが、リョウマとの出会いをきっかけにギンガマンの戦いを目の前にして、星を守る戦士になることを志すようになる。
- リョウマから本当の勇気を教わり、時に5人のピンチを救う活躍をする反面、タグレドーの毒に侵される[ep 15]、氷度笠に眠らされる[ep 16]、ガーラガーラの術にかかる[ep 17]など、災難に巻き込まれることも多い。
- 『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』
- 後述する「星の伝説」を持って登場。『ギンガマン』のキャラクターでは最初にゴーゴーファイブと接触した。
- 青山 晴彦(あおやま はるひこ)
- 40歳。勇太の父親で、絵本作家。伝説に伝わる「不思議の森」を見つけて、それを絵本にしたいと思っていた。よく駄洒落を口にする。
- 住む所をなくしたリョウマたちにシルバースター乗馬倶楽部を紹介する[ep 6]。その後はギンガマンとバルバンの戦いを描き続け、彼らの活躍を「星の伝説」というタイトルの絵本にまとめた。
- 水澤 鈴子(みずさわ すずこ)
- 26歳の若竹小学校の教師で、勇太のクラス・3年1組の担任。
- 勇太の授業参観に来れなかった勇太の両親の代役で出席したゴウキに一目惚れされ、自身もゴウキに好意を持つようになる。優しい心と、バルバンにも立ち向かう勇敢さを併せ持つ。実家ではトマトを栽培している。姉がいるが、劇中では未登場。
- 岸本 俊介(きしもと しゅんすけ)
- 32歳。鈴子先生とは赴任している学校が違うが、かつて教員研修で知り合った際に一目惚れした。
- ゴウキとは恋のライバルで、不器用ながらも優しさを見せるゴウキとは違いせこい手で好意を寄せ付けようとするが、最終的に振られてしまう。ゴウキに敗れてからは彼を恋の師匠として尊敬するようになった。ヒカル曰く「鈴子先生にふられた人」。
- 第四十四章では肩を負傷したゴウキを補佐して最大出力獣撃破を放ち、成長エキス注入装置を破壊して地球魔獣を撃退する活躍を見せた[ep 18]。
宇宙海賊バルバン
かつて銀河を巡っては目ぼしい星々を荒らし、滅ぼし回った魔人海賊集団。魔獣ダイタニクスの背中に彼らの城・荒くれ無敵城を築き、魔獣要塞ダイタニックという母船にしている。3000年前に地球に襲来したが、初代のギンガマンと星獣たちの活躍で石化され海底に封印された。しかし地震によって封印が解かれ復活。以降はどこかの海上で浮島状態となったダイタニックを拠点に、未だ目覚めぬダイタニクスの復活を目論み、4つの軍団で様々な作戦を行う。ブクラテスと途中から登場したビズネラを除き、主要メンバーたちはすべて海に由来した名前が付けられている。海賊旗は長いフックと一本の短いサーベルを交差させて作った円の中にエイリアンのドクロが描かれたものである。
後日談の『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』では封印を解かれ復活したグレゴリ艦長の手によってゼイハブとシェリンダ、4人の行動隊長たちが復活し、バルバンの復活を目論み、ギンガマンとメガレンジャーに戦いを挑む。
- ゼイハブ船長
- 曲者揃いの魔人たちを率いるバルバンの船長。
- 中世のガレオン船を彷彿とさせる胴体に、典型的な海賊のイメージを持つ眼帯・フック・帽子をしている。べらんめえ口調で大雑把な性格のように見えるが、ブドーを陥れたイリエスとブクラテスの策略を見抜いたり、ダイタニクスが限界だと知ると即座に地球魔獣の育成計画に切り替えるなど、意外に知略にも優れている。不死身の肉体を持ち戦闘力はすこぶる高く、一人でもギンガマン5人と互角以上に渡り合える。3000年前の戦いの時に失った左腕を義手としており、鎖付きの鍵爪や大砲を仕込んでいる。愛用の刀は多くの命を奪ってきた。また、終盤では口からの火炎放射も使用した。
- 部下のことは一見すると道具か捨て駒にしか思っていないように見えるが、実は非常に仲間思いであり、序盤でのまとまらなかった行動隊長の指名の采配や、部下が死ぬ度に湧き上がる悲しみを船長としての責任感から表向きは平静を装っていた。ただし、前述のブドーを陥れたイリエスとブクラテスには怒りを見せ、更にブクラテスがイリエスを復活させようとした時は彼を背後から斬りつけ、ブドーを陥れたのを知りつつも見逃していたことを告げた後に切り捨てた。しかし、バットバスが地球魔獣に食い殺された上、シェリンダが戦死し、唐突に残されたすべての部下を失った際にはいつになく動揺し、悲しむ一面を見せた。
- 実は過去の戦いで瀕死の重傷を負った際に、ブクラテスに「星の命」を右胸に埋め込まれたことで不死身の肉体を構成していたため、それが弱点となっている。
- 最終決戦においてヒュウガと対決し、弱点とされる右胸をナイトアックスで攻撃されるが、いつの間にか「星の命」を右胸から胸の中央に埋め変えていたため通用しなかった。そして地球魔獣を倒されると怒りをあらわにし、ギンガマンたちを容赦ない攻撃で追い詰める。口からの火炎放射でナイトアックスを破壊し、左腕の大砲で攻撃して彼らを転生解除にまで追い込むなど、バルバンの船長の名に恥じない驚異的な強さで圧倒する。 しかし、リョウマとヒュウガの「ダブル炎のたてがみ」によって、「星の命」を破壊される。なおもギンガマンに向かっていくが、黒の一撃と銀河の戦光のダブル攻撃、そしてギンガレッドの炎一閃(実際は獣火一閃)を受け、敗れ去る[ep 11]。
- 名前はハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』の主人公である「エイハブ船長」に由来する[8][9]。名前はデザイン完成後につけられたためデザインには特に意識されていない[10]。左腕のフックはプロデューサーの髙寺からの要望によるもの[10]。
- 操舵士シェリンダ
- ゼイハブの側近で魔獣要塞ダイタニックの操舵士でもあるバルバンNo.2の女戦士。しかし、態度は尊大であるものの、戦力は後述の4人の行動隊長たちよりも下であり、行動隊長たちも彼女を敬っている様子は全くなく、劇中で彼女の命令に従っているのは下級兵のヤートットだけである[注 8]。
- 長く美しい銀髪に、貝をモチーフとしたセクシーなビキニアーマーを身につけている美女。剣術が得意で、1対1であれば(獣装光を付けていない)ギンガマンのメンバーとも互角に闘えるほど。その美貌とは裏腹に性格は至って好戦的であり、なおかつプライドも非常に高いため、自分のプライドを傷付けた者を絶対に許さない。特に左腕と自身のプライドを傷付けたハヤテを宿敵として付け狙い、何度となく闘うこととなる。
- ハヤテに何度も戦いを挑むもののなかなか決着が付かない上、彼が一向に自分への戦闘意欲を見せなかったため振り向かせようと、彼のお守りからミハルの幻を作り出して差し向ける。これによって彼の怒りを爆発させ自分に敵意を向けさせることで、ようやく念願の戦いへとこぎ着ける。 そしてハヤテとの最後の一騎討ちに挑み、戦いの末、疾風一陣を受けて致命傷を負う。最後の力を振り絞って剣を振り下ろすも通用せず、「私の勝ちだ…」と言い残し、彼の目前で爆散して果てる[ep 19]。
- デザインモチーフは貝殻[10]。名前の由来は貝殻(=シェル)と、舵輪(だりん)の逆読みの合成からで、シェル+リンダ=シェリンダとなっている[11][4]。デザインでは肩の装甲は隙間が空いていたが、実際の造型では強度の問題から埋められている[10]。
- 樽学者ブクラテス(たるがくしゃブクラテス)
- ゼイハブから「先生」と呼ばれるバルバンの知恵袋的な存在で、イリエスの叔父。
- 過去にゼイハブが致命傷を負った際、その体に「星の命」を仕込んで不死身にしている。サンバッシュが行動隊長を務めた際には彼にどつかれながらも助言を行っていた。サンバッシュの次に行動隊長になったブドーに対しては「サンバッシュのほうがまだ可愛げがあった」と発言するほどに煙たがっており、サンバッシュに対してはそれなりに気にかけていた模様。
- イリエスに「金貨と手柄を取られるのは嫌だ」と泣きつかれたこともあってブドーを陥れたが[ep 20]、イリエスが敗れた後、魔獣ダイタニクスよりもイリエスを復活させようとしてゼイハブに背後から急襲され、ブドーを陥れたのを見抜きつつも見逃していたことを告げられた後、切り捨てられてしまう[ep 21]。
- ゼイハブに見限られた後は海中に沈められたが、自らも「星の命」を仕込んでいたことで息を吹き返し、肌の色が白くなりながらも生還。長年の信頼関係を裏切られたこと、そして元々故郷の星を滅ぼされていた恨みもあり、ゼイハブへの復讐を決意。戦いで弱っていたゴウタウラスを人質にとることでヒュウガを懐柔し、アースを捨てさせた後ナイトアックスを授ける[ep 10]。そして「すべてを教えて寝首をかかれては困るから」とゼイハブを倒す方法を教えないまま、自らの「星の命」を練習台としてゼイハブの「星の命」を破壊できるよう修練させることでゼイハブを倒させ、バルバンの乗っ取りを企んだ。
- 当初はヒュウガを「復讐の道具」としてしか見ていなかったが、行動を共にするうちに奇妙な信頼関係が芽生えていった[注 9]。その後、シェリンダに斬られ致命傷を負ってしまい、死が目前に迫ったことを悟った彼は、隠し続けていたゼイハブを倒す方法をヒュウガに教えた。ヒュウガから「砕くのはゼイハブの「星の命」だけで良い。命は粗末にするな」と言われた後、ゴウタウラスを返還。復讐を託してヒュウガを逃がし、ヤートットを巻き込んで自爆[ep 13]。愛用のサングラスだけが残された。
- 第1話での初登場シーンは、「黒ひげ危機一発」のパロディ。
- 名前の由来は学者という設定から、本を意味する「book」+「ソクラテス」[8]。髪型はページをめくった本がモチーフとなっている[13]。
- 銃頭サンバッシュ(じゅうとうサンバッシュ)
- 荒くれ者のサンバッシュ魔人団のリーダーで、1番目の行動隊長。
- 怒りっぽく短気で騒々しく、専用のバイクを乗り回しながら所構わず銃をぶっ放し、部下共々思いつきとノリで行動する。調子が良く、ブクラテスを普段は「樽じじい」(単に「じじい」と呼ぶこともある)と呼ぶが、煽てるときは「大先生」と呼ぶこともある。またブドーのことを「ちょんまげ野郎」と称していた。
- どの作戦も失敗し、焦る彼が用いた最後の手段は「いつかドデカイことをするために」ゼイハブにさえ存在を隠していた「ギンガの光」を使うことであった。3000年前に黒騎士ブルブラックから聞き出していたその在り処は、アースの力でないと開かないため、ヒュウガに変装したグリンジーを使ってリョウマたちを騙し、争奪戦の末に何とか「ギンガの光」の宝箱を手にいれる。しかし、ブルブラックが教えた隠し場所は偽物であり、その箱に「ギンガの光」は存在していなかった。 己の破滅を悟った彼は、銃口を出したバイクに乗りこみ、ギンガレッドを道連れにしようと挑むが二刀一閃を受け、その先の断崖からバイクもろとも転落し、絶叫を上げながら爆散し壮絶な最期を遂げる[ep 22]。
- 名前の由来は「桟橋(さんばし)」[8][4]。配下の魔人団員とは異なり生物モチーフはない[13]。
- 剣将ブドー(けんしょうブドー)
- ブドー魔人衆の大将で、2番目の行動隊長。
- バルバンへの忠誠心は非常に厚く、ゼイハブも「何を考えているか分からない時があるが、あいつが裏切ることはない」と発言している。日本文化によく似た文化を好み、作戦内容を俳句にしたためたり、茶道を嗜むと同時にブクラテスを「ご老体」と呼ぶなど礼儀正しいが、本性は残酷で戦いに喜びを見出す。
- 「妖刀ギラサメ」という刀が武器であり、剣の腕は非常に優れ、必殺技はギラサメで敵を一刀両断する「ギラサメ残酷剣(-ざんこくけん)」。
- 「ギンガの光」が姿を潜ませる物の手掛かりと部下の名前が書かれた巻物(これには下書きもある)を持ち、各話で出撃した部下の戦死の報せを聞くと、巻物に書かれたその部下の名前に縦線を引き「務めご苦労であった」と天を仰ぐなど、部下との信頼関係は非常に厚く、魔人衆たちも彼を「御大将」と呼び、忠義を尽くしている。
- 紆余曲折を経て、怒濤武者の手によって「ギンガの光」を発見することに成功するが、性格の違いから軍団長の中で最も仲の悪いイリエスが差し向けたメドウメドウに怒濤武者と共に騙され、濡れ衣を着せられて牢屋に幽閉されて切腹を命じられる。しかし忠臣の闇丸・鬼丸兄弟に助けられ脱出し、無実の罪を晴らすためギンガマンと戦う[注 10]。その最中、メドウメドウに真相を明かされたため嘲笑し、彼女をギラサメ残酷剣で斬り殺す(ちなみに真相を明かされる前は、バルバンに戻れなくなるからと闇丸が斬りかかるのを制したが、今度は躊躇なく切り捨てた)。バルバンには戻れず、もはや戦いの道しか残されていないことを悟った彼はただひたすら「戦いたい」という一心で獣装光ギンガレッドに一騎討ちを挑む[注 11]。死闘の末、ギラサメも折れて致命傷を負ったにも関わらずなおも向かって行き、辞世の句を詠んだ後、とどめの獣火一閃の一撃を受けて散る[ep 23]。
- 名前は「埠頭(ふとう)」から[8][4]。デザインモチーフは羽織袴の侍とイカ[13]。
- 妖帝イリエス(ようていイリエス)
- 妖術・呪術を用いた戦法を得意とするイリエス魔人族の女族長で、3番目の行動隊長。ブクラテスの姪でもある。
- 性格は卑怯で狡猾、その上非常に強欲な守銭奴。金貨や宝石には殊のほか目が無く、手柄を金貨でゼイハブに逐次要求する。ブクラテスをも「叔父様」と呼びつつ時には悪罵するが、弟のデスフィアスの死に対しては悲嘆に暮れていた。
- 性格が正反対のブドーとは全く反りが合わず、彼が「ギンガの光」を見つけた時には「手柄と金貨を取られる」とブクラテスに泣きつき、共謀してブドーを姦計で失脚させる[ep 20]。
- 行動隊長就任後、「ギンガの光」がなくても魔術でダイタニクスは復活させられるとして作戦を実行する。
- 弟含むすべての部下を失った後、不死身の力を持つ邪帝イリエスへとパワーアップを果たし、行動隊長で唯一の巨大戦を挑むが敗北。死んでしまっても自身の魂を封じ込めた宝石が無事なら時間をおけば復活できるため、ほぼ不死身であるが、その宝石はバットバスに粉々に砕かれてしまい、そのままダイタニクスの腐敗防止に利用されてしまったことで完全に消え去る[ep 21]。
- 名前は「入江(いりえ)」から[8][4]。シェリンダとの差別化から顔出しの女優ではなくマスクによるキャラクターとなった[13]。デザインコンセプトはエジプト風の妖術師[13]。
- 破王バットバス(はおうバットバス)
- バットバス魔人部隊の王で、4番目の行動隊長。
- 戦闘時は大斧と口からの破壊光線を使う。斧をプロペラ代わりに回すことで飛行も可能。
- ゼイハブからは「俺の片腕」と呼ばれ、ブクラテスを「爺さん」と呼ぶ。
- 基本的に何事も腕力で解決する主義で作戦立案は苦手。しかし、ビズネラにその苦手な分野を担当させて自身の弱点を補っているところを見ると、単に作戦立案が苦手なだけで頭が悪いわけではないようである。
- 言動はノリの良いお調子者だが、イリエスの魂を封じ込めた宝石を粉砕し、魔人デギウスを捨て駒にする、助けを求めるビズネラに躊躇なくバルバエキスを打ち込むといった冷酷な行動も多い。
- 荒くれ者揃いながら統制の取れたバットバス魔人部隊・特殊部隊を配下に持ち、魔獣ダイタニクスの復活に成功する。
- ダイタニクスの敗北後は、その破片から誕生した地球魔獣の成長のために編成した特殊部隊を指揮するが、ギンガマンの妨害により遅々として進まないことに憤慨するゼイハブに脅されたために自ら行動することになる。その成長に尽力するも、急成長エキスごと地球魔獣に食われてしまうという悲惨かつ余りにもあっけない最期を迎える[ep 19]。
- 名前は「波止場(はとば)」から[8][4]。デザインモチーフはヴァイキング[13]。魔人部隊のモチーフは後半になってから決められたため、彼自身には兵器要素は入れられていない[13]。
- 闇商人ビズネラ
- 中盤より登場した、強力な武器を作って売り歩く宇宙の闇の武器商人。
- その商品のほとんどはバルバンによって滅ぼされた星のものである(シェリンダ曰く「ハイエナ」)。右腕に光線砲を仕込んでいる。バルバエキス入りの弾丸を魔人に打ち込み、巨大化させるためのバルバエキス銃なるものも持っている。
- 星獣を改造した鋼星獣をバルバンに売りつけるも、彼らが星獣の心を取り戻してギンガマンに帰順したため、その責を問われて全財産を没収されてしまい、旧知のバットバスの誘いで彼の軍団で作戦参謀として働くようになる。狡猾な性格で、様々な作戦を立案してバットバスを補佐していた。商人ということもあり、敵味方問わず敬語で接する。劇中では、度々ギンガイエローことヒカルに作戦を台無しにされたことから遺恨の戦いを繰り広げる。
- 終盤にギンガイエローの攻撃で急成長エキスのプールに落とされたことで異形の姿となり、銀河の戦光を跳ね返すほどのパワーアップを遂げるが、新獣撃棒の閃光獣撃弾の前に敗退。最後はバットバスに見限られ、皮肉にも自らのバルバエキス銃を打ち込まれて巨大化。彼の手で改造された全鋼星獣の攻撃と超装光ギンガイオーの銀河大獣王斬りを受けて戦死した[ep 12]。
- デザインは武器商人という設定からメカニカルな要素が取り入れられ、ピエロや猛獣使いなどのイメージも意識されている[13]。
- 魔人
- 魔獣ダイタニクスの邪悪の力に魅入られ、ゼイハブの下に集まった銀河中の荒くれ者たち。4つの星系の出身者それぞれが群れを成し、その中で一番強い者が軍団長となって、4つの軍団が結成された。
- 軍団(特に軍団長)同士の仲はとにかく悪く、3000年前の戦いではその隙を付かれ、封印されてしまった。復活後も何かにつけて諍いを起こすため、シェリンダとゼイハブはその様に辟易するほどだった。ゼイハブが複数の軍団を同時に作戦行動に携わらせず、4つの軍団から1つの軍団を選んで行動隊長を決めて作戦を行わせたのは、作戦行動を行う部隊は一枚岩である必要があると考えたためである。また、魔人の体のどこかには自身が所属する軍団の紋章が描かれている。
- サンバッシュ魔人団(サンバッシュまじんだん)
- 銃頭サンバッシュが団長として率いる魔人の集団。魔人団の紋章は翼を象っている[4]。
- サンバッシュ同様の荒くれ者が多く、魔獣ダイタニクスを復活させるために必要な物を「エネルギー」と考え、ブクラテスの意見をもとに、ガソリンや電気などを奪い集めるべく行動する。しかし、どの作戦も行き当たりばったりな性質故に、まともな作戦は少ない故にゼイハブからの信頼はかなり低かった(ただし、地球を魔獣の力の源である毒で満たしたり、自分たちの復活の理由である地震を発生させるなど的を射た作戦もある)。メンバーはサンバッシュを「リーダー」と呼事することが多い。
- 巨大化する際の台詞は「効くぜー!」(言わない場合もある)。
- 軍団全体のデザインモチーフは昆虫や甲殻類などの節足動物であり、レザー系のファッションで統一されているのが特徴[13]。名称は髙寺がモチーフと体色のアナグラムから命名している[14]。名前の最後が長音。
- ブドー魔人衆(ブドーまじんしゅう)
- 剣将ブドーが大将として率いる魔人の集団。魔人衆の紋章は花札の『芒に月』の札をアレンジしたもの[4]。
- ブドーを「御大将」と呼ぶ忠誠心の高い魔人たちで構成されており、魔獣ダイタニクスを復活させるためにサンバッシュが手に入れられなかった「ギンガの光」を追い求め、光の在り処と部下の名が記された巻物に基づき行動する。
- 巨大化する際の台詞は「せめて、最後のご奉公(を)!」。
- 魔人衆の中でも特に強大な力を持つ4人の魔人(砂爆盗、氷度笠、砲烈道、怒濤武者)は「四将軍」と称されている。
- 軍団全体のデザインモチーフは水棲生物であり、名前が漢字で統一され、全体的な姿も虚無僧や鎧武者など、和風の出で立ちで統一されている[15]。
- イリエス魔人族(イリエスまじんぞく)
- 妖帝イリエスが族長として率いる魔人の集団。魔人族の紋章は目玉を模している[4]。
- 魔獣ダイタニクスを復活させるため、魔術を用いるべく人間の生命エネルギーを利用する為に行動する。また、イリエスの性格故か、正攻法よりも相手(人間のみならずギンガマンも含まれる)の心や感情に付け込んだ卑劣な作戦を展開することが多い。軍団全体の能力は非常に高いのだが、イリエスが強欲である(同時にイリエスがブドーを陥れたことを見抜かれている)ためゼイハブからの信頼はサンバッシュ魔人団に次いで低い。 女性魔人がいること、数少ないながらも血縁者(デスフィアスの他にメドウメドウとメルダメルダの姉妹)がいるのが特徴。
- 巨大化する際の台詞は「イリエス魔人族はしぶといのだ」(魔人の性別や性格によって語尾が変わり、デスフィアスは「姉上に申し訳が」と言っていた)。
- 軍団全体のデザインモチーフは仮面と世界各地の神や悪魔など[16]。イリエスの弟・デスフィアスを除き名前が三文字の同じ言葉の羅列で統一されている。
- バットバス魔人部隊(バットバスまじんぶたい)/ バットバス特殊部隊
- 破王バットバスが王として率いる魔人の集団。魔人部隊・特殊部隊の紋章は錨を模している[4]。
- 荒くれ者揃いだが、バットバスの統率力で一丸となっており、イリエスの魔力がダイタニクスの心臓に影響を与えたため、復活作戦を心臓への一点集中に定め行動する。行動内容はサンバッシュ魔人団に似ているが、知略に優れたビズネラが参謀として加わったため、明確かつ理にかなった作戦を実行している。
- 巨大化する際の台詞は「作戦変更!」(言わない場合もある)。毎回作戦決行時には整列したヤートットたちと意気を挙げる言葉を叫び、最後の一言は「作戦失敗した奴は?」「てめえで頭を食い千切れ!!」
- ダイタニクス亡き後は地球魔獣の急成長と捕獲のために、「バットバス特殊部隊」が編成される。こちらに所属する魔人は腕に特殊部隊の紋章が記された赤い腕章を付けているのが特徴である。
- 軍団全体のデザインモチーフは武器・兵器類で、中世ヨーロッパ風の衣装が採り入れられている[13]。バットバスを含めて名前の最後が「ス」で統一されている。また、特殊部隊以外のメンバーは名前が四文字で、最後の「ス」以外には濁音が入っている(『ダングス』『ゴビース』など)。
- 賊兵ヤートット(ぞくへい-)
- バルバンの水夫でもある兵士。基本的にはゼイハブから貰った曲刀(銃になる機能がある)を武器としているが、指揮する魔人に応じて様々な武器を使用することがある。
- 普段は「ヤートット!」と叫んでばかりいるが、語尾に「~ッス」をつけて、人語を喋ることもできる。
- 名の由来は「えんやーとっと」の掛け声。顔の模様はクエスチョンマークと髭をイメージしている[13]。色は従来のシリーズでの戦闘員との差別化が図られた[13]。
ギンガマンの戦力
武器・技
- ギンガブレス
- ギンガマンの5人が左手首に装備している腕輪。「ギンガ転生!」の掛け声とともに、ベゼル(ダイヤル)の矢印を自分の色のところに合わせ、スイッチを押すことにより、アースの力でギンガ聖衣(クロス)が身に纏われ変身する。また、これを使ってモークとの通信もできるが、ブレス同士での通信は不可。初代ギンガマンの戦いの後、雄叫び山に保管されていた。
- ギンガ聖衣(クロス)
- 星獣の力や特徴が、形となって現れた強化服。各戦士それぞれのアースも強化される。
- 星獣剣
- 3000年前、星獣から初代ギンガマンに与えられた剣。バルバンを封印した後もギンガの森の民に受け継がれていた。アースを正しく使える者だけが持てる剣で、普段から戦車を難なく斬り裂けるほどの切れ味があり、剣に込められた星獣の力とギンガマンのアースを一つにすることによって、以下のような強力な技を繰り出す。変身前は背中に背負っているが、変身後は刃が収縮し、鍔が折りたたまれた状態で左腰のホルダーに収めて携行する。
- 自在剣・機刃(きば)
- 第五章にて登場。通常は獣の牙のような形態だが、状況に応じて以下の5つの形態に変形する。
- 5つの形態は各人使い分けられるが、一応一つの形態がそれぞれのメンバーの主用となっている。5つの機刃を星形に合わせることでパワーを集めて放つ機刃の激輪という必殺技が使用できるほか、星獣達を銀星獣へと大転生させる効果と銀星獣及びギンガイオーにアースを伝達する、いわば操縦桿の役目も有する。
- 3000年前、星獣剣とともに初代ギンガマンに与えられた武器だが、サンバッシュ魔人団のバクターに盗まれてしまっており、バクターから奪い返した後はギンガマンの新たな武器となる。
- キバカッター
- 主にレッド(第三十七章ではピンク)が使用する短剣。アースを充填、増幅して炸裂させると直径30センチメートルの鉄の扉を真っ二つにできる。第十七章では、勇太がリョウマから借りて使用し爆弾人形の制御装置を破壊した。
- キバショット
- 主にグリーンが使用する銃。アースを光線にして撃ち出し、鉄の扉も溶かしてしまう。
- キバクロー
- 主にブルー(第三十七章ではイエロー)が使用する格闘戦用の鉤爪。2つの刃に敵を引っ掛けて、豪快に投げ飛ばすことが出来るほか、厚い鉄の扉でも切り裂くことができる。
- キバナイフ
- 主にイエローが使用する2本のナイフ。両手に持って斬りつけたり、手裏剣のように投げつけて攻撃する。
- キバアロー
- 主にピンクが使用する弓。光の矢で、遠くの敵を連射して貫いたり、刃の部分で敵を切りつけることもできる。
- 獣撃棒
- 第十三章より登場した棒状の武器で、虚無八の木を腐らせるカビにやられたモークが命懸けで生み出した木の実から誕生した。棍棒形態の獣撃棒と、大砲形態の獣撃破の2つの形態を持ち、5人で一斉に獣撃破から光弾を放つ銀河獣撃弾が必殺技として使えるようになった。また、獣撃棒を利用したレッドの技として、炎のアースを獣撃棒に集中して敵を殴りつける猛火獣撃がある。バルバエキスを注入されて体が膨らんだ仲間達を元に戻すために、サヤがバルバエキスの中和剤を獣撃棒で撃ち込んだこともある。
- アースを通常より多く込めたモードで発射することも可能だが、その際には強烈な反動が発生し、肩を負傷していたゴウキを補佐した岸本先生は失神するほどのダメージを受けている。
- 第四十七章にはヒカルのわがままに応えるような形で、地球魔獣の毒に苦しめられながらもモークによって変身前でも使用可能な新獣撃棒へと強化され、必殺技も閃光獣撃弾へとパワーアップした。撮影時期の関係上、『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』では元の獣撃棒に戻っている。
- 獣装光ギンガマン
- 第二十三章より登場。外宇宙より黒騎士ブルブラックが地球に持ち込んだ伝説の超エネルギーギンガの光がギンガマンの正義の心に味方し、彼らをパワーアップさせた強化形態。変身コードは「唸れ、ギンガの光」。それぞれがギンガの光を5つに分けて持っているので、5人揃っていないと獣装光できないが、ゴウキが『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』に登場した際は彼1人で獣装光している。
- 星獣剣は通常の10倍の威力があり、破壊光弾剣星破を発射可能な閃光星獣剣となり、左手には厚さ50センチメートルの鉄を斬り裂き、伸ばすことも可能な獣装の爪とギンガの光が収められた獣装光輪、両手足には力を20倍にアップさせる獣装輪具(じゅうそうリング)、ベルトにはエネルギー光波を放射して全身を保護する獣装防具を装備している。
- 必殺技は、ギンガの光を全開にしてギンガマン全員が光の弾丸となって敵に体当たりする銀河の戦光。この技は後期の主要必殺技となり、単体でも使用可能。
- 機動馬ガレオパルサー
- 第三十二章より登場。ギンガの光によって生み出されたバイクのような機動兵器(名が示すとおり、設定上は「馬」だが、フロントカウル部はギンガレオン(銀星獣時)の頭部形状)。出現コールは「吼えろ、ギンガの光」。ギンガレッドが乗り込み、最高速度500km/hで疾走する。激走形態と呼ばれる基本形態と突撃形態と呼ばれる必殺技形態を持つ。目から獅子熱線弾を放つ。必殺技は装甲を閉めて突撃形態に変形した状態で敵に体当たりする獅子の装光。
- 獣走馬
- ギンガマン達の愛馬。時速300キロメートルで走る。馬たちはそれぞれの乗り手に合わせた色の馬具(ブリンカーなど)をまとっている。使用頻度は低いが、エンディングには毎回登場している。
- 氷度笠とギンガレッドの乗馬戦で、リョウマが変身したとき、レッドスパークの体に装甲がなされた。毛色はレッドスパークが芦毛、ブルーホライズンが月毛、その他の3頭は鹿毛であった。
- この他、『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』ではヒュウガが黒い馬を使用している。
- レッドスパーク(ギンガレッドの馬)
- グリーンウィンド(ギンガグリーンの馬)
- ブルーホライズン(ギンガブルーの馬)
- イエローサンダー(ギンガイエローの馬)
- ピンクフラワー(ギンガピンクの馬)
アース技
ギンガマンと黒騎士は変身前も含め、アースを利用した技が使える。アースに必要なのは強さだけでなく、命を守る優しさである。
- 炎のたてがみ
- リョウマとヒュウガの技。手のひらから凄まじい炎を放つ。2人で同時使用するダブル炎のたてがみは最終決戦ではゼイハブの星の命を破壊した。第四十九章での地球魔獣戦では、仲間たちのアースで強化して放ち、焼き尽くそうとするが、焼き尽くす前に成体化を許してしまう。尚、ヒュウガは黒騎士の姿で使用したことは一度もなかった。
- 嵐のはばたき
- ハヤテの技。手のひらから旋風を巻き起こし、敵を吹き飛ばす。風を操って音の流れを変える風波鳴動という応用技もある。
- 流水の鼓動
- ゴウキの技。地下から大量の水流を呼び寄せ、敵を押し流す。『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では地面から直接水を噴き上げていた。
- 雷の雄叫び
- ヒカルの技。手のひらから敵に放電する。地面から遠くの敵を狙い撃ちするパターンもある。強化版の「炸裂天昇」もある。
- 花びらの爪
- サヤの技。沢山の花びらを撒き散らし、次々と爆発させる。
- アース光招来
- 5人のアースを合わせた合体技。光の玉を作り出し、バルバンに電気を奪われ暗くなった夜の街を照らしたり、魔人タグレドーの毒によって力尽きた星獣を生き返らせようとした。
個人技
- 炎一閃
- ギンガレッドの技。4千度の炎とともに敵を一刀両断する。炎のたてがみと並んで使用された回数が多かった。
- 他にもレッドの技として、閃光星獣剣と獣装の爪に炎のアースを集中、炎とともに敵をX字に斬り裂く獣火一閃(最終決戦では炎一閃と呼称)という技を持つ。
- 二刀一閃
- レッドの技。星獣剣とキバカッターを持ち、炎のアースを集中して宙返りしながら、4千度の炎とともに敵をX字に斬り裂く。ピンクも同名の技を使用。ピンクの場合は星獣剣とキバカッターに花のアースを込める。
- 疾風一陣
- ギンガグリーンの技。真空の刃とともに敵を逆手から斜め袈裟に斬り裂く。
- 二刀一陣
- グリーンの技。星獣剣とキバカッターを持ち、風のアースを集中して宙返りしながら、真空の刃とともに敵をX字に斬り裂く。
- 激流一刀
- ギンガブルーの技。水流とともに敵を斜め袈裟に斬り裂く。この中では唯一、獣装光状態で使用したことがある。
- 雷一掃(いかづちいっそう)
- ギンガイエローの技。5万ボルトの電圧の電流とともに敵を斜め袈裟に斬り裂く。
- 落雷両斬
- イエローの技。星獣剣とキバカッターを構えて空中より敵に突っ込み、敵をX字に斬り裂く。一部の資料[要文献特定詳細情報]では「落雷繚乱」と記載されている。
- 花一心
- ギンガピンクの技。花びらの爆発とともに敵を逆手から斜め袈裟に斬り裂く。星獣剣を用いた必殺技では唯一、バンク映像が用意されなかった。尚、この技で敵を倒したことは一度もない。
黒騎士の専用装備
- ブルライアット
- 黒騎士が使う武器。左腰にさして携行する。エネルギーをクリスタルに注入することによって厚さ80センチメートルの鉄を斬り裂く剣(セイバーモード)にも、鞘に収めたまま変形させることで大きな岩も粉々に撃ち砕く銃(ショットガンモード)にもなる万能武器。
- ブルブラックの死後はヒュウガに受け継がれ、ヒュウガが黒騎士に変身するときにも使用される。セイバーモードのブルライアットにエネルギーを集中させて回転ジャンプし、敵を一刀両断する黒の一撃(ブルブラック、ヒュウガともに使用)、空中から飛び込んで袈裟斬りにする黒の衝撃(ブルブラックのみ使用)という必殺技がある。ただし、ブルブラックは逆手、ヒュウガは順手と剣の持ち方がそれぞれ異なる。
- ナイトアックス
- 第四十一章より登場。ヒュウガとブクラテスが特殊製法で作り上げた黄金の戦斧。
- 「星の命」を破壊できる唯一の武器だが[注 12]、アースを持つ者には激しい電撃とともに大ダメージを与えてしまうため、触ることも不可能[注 13]。ヒュウガはこれを使いこなすために、ギンガの森では禁断の薬草である沈み草(ぐさ)を飲むことで1度アースを捨てた。ナイトアックス完成後のヒュウガは黒騎士・ブルタウラス両方の姿のときもこの武器をメインとして使用するようになった。ブクラテスの星の命を破壊できぬまま、ゼイハブとの最終決戦ではぶっつけ本番で星の命の破壊に挑んで「星の命」が埋め込まれているゼイハブの右胸に直撃させたが、ゼイハブは星の命を左胸に埋め替えていたために不発に終わった上、ゼイハブの火炎放射でナイトアックスは破壊されてしまった。
星獣・銀星獣
宇宙の星々が自らを守るために生み出した神秘の獣。ギンガマンのパートナーでもある5体の星獣は、3000年前の宇宙海賊との戦いの際地球に降り立って、大自然の力・アースの優れた使い手を選び出し、星獣たちの星の力を与えて、初代ギンガマンとした。現代においては、5大星獣以外の星獣、重星獣と鋼星獣も登場し、ギンガマンと共に戦う。共通の能力として、敵に居場所を察知されないようにする結界がある。
5大星獣は第二章から登場。パートナーのギンガマンを体に乗せることでアースを増幅して使うことができ、強力な攻撃を行える。人語は話せないが理解することはでき、ギンガマンとは会話ができる。第六章でタグレドーの毒ガスを取り込み石化してしまったが、ギンガマンの持つ「自在剣・機刃」をアンテナにして、故郷の星からエネルギーを注ぐという命がけの方法により、第七章で復活を果たし、同時に銀星獣へと「大転生」する能力も得た。有機的なデザインの星獣とは対照的に、全身が超合金ギンセイ鋼の装甲で覆われた金属的な意匠となり、その外見は獣型ロボットに近い。この形態ではギンガマンをパイロットとして内部に搭乗させることが可能となり、さらに後述のギンガイオーへと合体可能となった。第八章以降は召喚された後、機刃の力により星の力を星獣に集約することで、任意に大転生が可能となった。
『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』ではグランドクロスの影響で仮死状態にあったが、ヒュウガの「炎のたてがみ」を通じてアースを注がれて復活した。
- ギンガレオン
- 草原の惑星・ガレオン星の出身でリョウマのパートナー星獣。
- ライオンに似た姿を持ち、星獣達のリーダー的存在。
- ギンガイオーの頭と胸に変形する。
- 必殺技は口から灼熱の火炎を吐く剛火炎、肩の4ヶ所から高熱の熱線を発射する銀火炎。
- ギンガルコン
- 風の惑星・ガルコン星の出身でハヤテのパートナー星獣。
- ハヤブサに似た有翼の獣状の姿を持ち、マッハ3で飛行、両手からバリヤーを発生させることができる。
- ギンガイオーの背中と腹部、ガルコンボーガンに変形する。
- 必殺技は翼で竜巻を起こす轟旋風、両翼から竜巻を発射する銀旋風。
- ギンガリラ
- 密林の惑星・ガリラ星の出身でゴウキのパートナー星獣。
- ゴリラに似た姿を持ち、怪力と身軽さを活かした格闘戦が得意。
- ギンガイオーの腹部と下半身に変形する。
- 必殺技は怪力で敵を振り回して投げ飛ばす豪腕力、胸から超低温の冷凍光線を発射する銀吹雪。
- ギンガベリック
- 森の惑星・ガベリック星の出身でヒカルのパートナー星獣。
- オオカミに似た姿を持ち、鉄をも砕く牙が最大の武器。
- ギンガイオーの左腕に変形する。
- 必殺技は肩の突起に雷エネルギーを集中させて敵を切り裂く強雷撃、目から稲妻を放つ銀雷撃。
- ギンガット
- 砂の惑星・ガット星の出身でサヤのパートナー星獣。
- ヤマネコに似た姿を持ち、鋭い爪が最大の武器。視力が良く、暗闇での戦いにも強い。5大星獣の紅一点でもある。聖なる力を奪う隕石で子猫にされたこともある。
- ギンガイオーの右腕に変形する。
- 必殺技は鋭い毛を何本も飛ばして攻撃する合花弾、口から花吹雪を吐く銀花弾。ギンガベリックの銀雷撃と合わせると銀閃光になる。
- 銀星獣形態のギンガベリックとギンガットはデザインの都合上、他の3体とは異なりミニチュアおよびCGのみで撮影された。
- 銀河獣士ギンガイオー
- 5体の銀星獣が「星獣合体」した銀河獣士。機械のロボットではなく生命体に該当する。体はギンセイ鋼製で、アースを増幅して放つこともできる。
- 武器は星獣のパワーを集めて形成したギンセイ鋼の長剣銀鎧剣(ぎんがいけん)とギンガルコンの胴体部が変形したガルコンボーガン。銀鎧剣の刀身を発光させた状態から放つ連続斬りの銀河獣王斬りとガルコンボーガンの先端(ギンガルコンの口)から放つ光の矢の流星弾を必殺技に持ち、基本的には銀河獣王斬りは流星弾の繋ぎとして使われるが、タグレドー相手には決め手になった。通常技では、顔から火炎を飛ばすギンガイオー銀火炎、右肩から花のアースを放つギンガイオー銀花弾を使用。尚、ガルコンボーガンは最初は銀鎧剣が姿を変えたものとして描写されていたが、合体バンクなどでギンガルコンの胴体部を背中に装着したまま銀鎧剣を使用することに対し矛盾が生じていたため、第九章からはギンガルコンそのものが背中から外れて、ガルコンボーガンとして手元に飛んでくるという描写に変更された。
- コクピットは分散しており、操縦盤の中央に各ギンガマンが機刃を配置することでコントロールするが、最終話ではギンガレオンのコクピットに全員が集結した。
- 超装光ギンガイオー
- 第二十四章から登場。ギンガイオーが獣装光ギンガレッドの「超装光ギンガイオー」の合図と共に、ギンガの光でパワーアップした姿。頭部・胸部に追加装甲が施され、出力は以前の5倍に上昇している。
- 武器の銀鎧剣は超銀鎧剣となり、必殺技も袈裟斬りに斬ることでバルバンの魔人を一撃で肉片にする銀河大獣王斬りにパワーアップした。ダイタニクス戦では飛び込みながら逆水平に横に斬りつけ、着地後すかさず逆袈裟斬りで決める銀河獣王無尽斬りを使用。地球魔獣戦では、炎のアースを込めた超銀鎧剣で斬る銀河獣王火炎斬り、ガルコンボーガンを使用した火炎流星弾、ギンガマンと鋼星獣のアースをギンガイオーに集めて両手から炎を放つ合体技ギンガ大火炎を使用した。ただし、これらの技は炎のアースを大幅に消耗するため、ギンガレッドの体に負担がかかる(しかも、大火炎以外の技は地球魔獣には通じなかった)
- 玩具では、この追加装甲部分はキャンペーンの賞品として登場し、後に一般販売も行われた。
重星獣
- ゴウタウラス
- 第十九章より登場。ブルブラックと同じく火山の星・タウラス星の出身。
- バッファローに似た姿をしており、銀星獣や鋼星獣同様にロボットのような姿をしているが、強化変身や改造ではなく、当初からの姿である、
- 武器は巨大な二本の角で、角を熱して敵に突進し、体当たりする騎獣激突という技がある。両目からは黒騎士を重騎士に巨大変身させる光線を発射。
- ブルブラック同様、母星を滅ぼしたバルバンに対しては強い憎しみを持っているが、星を守る優しい心も失ってはおらず、地球を滅ぼしてまでバルバンを倒そうとするブルブラックには従わなかった。ブルブラックが自分の身を犠牲にして地球を救おうとした時は運命を共にしようとしたがブルブラックの言葉で思いとどまり、彼の死後はヒュウガを友とし、彼のパートナー星獣となった。
- イリエスとの決戦で重傷を負い、療養していたが、結界が弱まったことで星獣の心臓をダイタニクスに移植する作戦で狙われてしまうが、その最中、バルバンへの復讐を誓ったブクラテスに捕らえられて樽に封印され、ヒュウガは従わざるを得なくなってしまう。その後、ダイタニクス戦で一時的に解放され、ブクラテスの死後は完全に解放された。
- 重騎士
- 黒騎士がゴウタウラスのエネルギーを浴びて巨大変身した姿。
- 武器は二本のブルソード。それを用いて、敵をXの字に斬り裂くクロスファイヤー斬りという技があるが、本編では未使用。ゴウタウラスに騎乗して移動することもある。
- 合身獣士ブルタウラス
- 重騎士の「騎獣合身」の呼びかけと共に、後ろ足で立ち上がるように変形したゴウタウラスが重騎士を体内に格納することによって誕生する巨大獣士。
- 武器はブルソードの柄同士を合体させて槍状にしたツインブルソード。必殺技はツインブルソードを構えて回転しながら敵に突っ込む野牛鋭断。また、ブルソードを胸の鎖に取り付けるとブルチェーンソードになるが、こちらは本編では未使用。ナイトアックス入手後は、光の輪を描きながら一回転させ、敵に全力で振り下ろす野牛烈断という技が使用された。
- 『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』ではゴウタウラスが他のパートナー星獣よりも先に地球に戻っていた為、ギャラクシーメガと共にいち早く巨大戦に参戦している。
鋼星獣
第二十九章から登場。星獣が守っていた星をバルバンに滅ぼされ、石化して宇宙を漂っていた所をビズネラが捕らえ兵器として改造された姿で、ビズネラがバルバンに売りつける[注 14]為、地球に持ち込んだ。登場した当初はビズネラと魔人バルキバルキの持つ操縦機[注 15]。によって操られ、ギンガマンと敵対していたが、星を守る正義の心は改造されても残っており、第三十章において、ギンガマンと星獣たちの懸命の呼びかけで正義の心を取り戻す。その際に頭部の形状と胸の装甲も変化した。
基本的には各々専用の武器を使うがお互いに交換して使う事も可能。合体する前後と必殺武器を使う一瞬だけ、かつての姿が確認できる。兵器達が翼をばたつかせたり、車輪を動かしたりと生物的な挙動を見せる。
『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』ではゲルマディクスとの戦いでギガライノスとギガフェニックスが爆発してしまう。重傷を負っただけなのか、本当に死んでしまったのかは言及されなかった。
巨大兵時の頭部は下條美治がデザインを担当した[17]。
- ギガライノス
- 沼の惑星・ライノス星の出身。本来の姿は二足歩行のサイに似た星獣で、5台の車型分身獣・ギガホイール1 - 5が獣陸合体してギガライノスとなる。剛力で敵を攻めるパワーファイターで防御にも長ける。足に付いている車輪で地上を走行。
- 武器は各ギガホイールの合体時の余剰パーツが組み合わさった機関銃ギガンティスバスター。プラズマ光弾を1秒に30発連続発射可能。
- ギガホイール
- ギガフェニックス
- 山の惑星・フェニックス星の出身。元は前足のあるフェニックスに似た姿を持つ星獣で、飛行機型の5体の分身獣・ギガウィング1 - 5が獣空合体して完成する。変形合体機構にどうしても馴染めないのか上半身と下半身と別々に合体させてから下半身を両腕で強引に引き寄せて合体するという癖を持つ。スピードを活かした空中戦とヒット・アンド・アウェイを得意とし、4km上空から地上の蟻を見つけるほどの視力を有する。
- 武器は剣や盾代わりにもなるギガニックブーメラン。腕をロケットパンチとして、マッハ6の速さで発射するブースターナックルもあるが、こちらは本編では未使用。ギガライノスと背中合わせになって高速回転しながら敵に体当たりする合体技(ダイタニクス戦、ビズネラ戦で使用)も使える。
- ギガウィング
- ギガバイタス
- 海の惑星・バイタス星の出身。元はサメに似た姿を持つ巨大な星獣。ギガホイールとギガウィングに分離したギガライノスとギガフェニックスを格納・修理する母艦としても活動し、戦闘時には滝壷から出撃し、彼らを射出する際には通常の「クルーザーモード」から擬似的な人型ロボ形態の「スクランブルモード」に変形する。相手に合わせて、ライノス、フェニックスのどちらか、もしくは両方を選ぶ(ギガホイール・ギガウィングは発進後直ぐに合体)
- 武器は、クルーザーモード時は艦体下部のビーム砲、スクランブルモード時は腕部に相当する部分から発射されるバイタスキャノン。
- ミニチュアは後に、『未来戦隊タイムレンジャー』の都市防衛メカ・ライメイに改造された。
- 放送当時に発売された玩具には、「超星獣要塞」の肩書きが付けられていた。
星獣・巨大戦士のスペック
数値は特記のない限り『星獣戦隊ギンガマン超全集』に基づく[19]。
名称 | 全長 | 体重 | スピード | |
---|---|---|---|---|
ギンガレオン | 27m 28.5m(銀星獣) |
600t 1200t(銀星獣) |
||
ギンガルコン | 26m 27.5m(銀星獣) |
400t 800t(銀星獣) | ||
ギンガリラ | 30m 32m(銀星獣) |
800t 1600t(銀星獣) | ||
ギンガベリック | 26m 27.5m(銀星獣) |
500t 1000t(銀星獣) | ||
ギンガット | 25m 26.5m(銀星獣) |
500t 1000t(銀星獣) | ||
ゴウタウラス | 32m | 3500t | 走行速度:600km/h[20] | |
ギガバイタス(クルーザーモード) | 120m | 15000t | ||
名称 | 全高 | 重量 | スピード | 出力 |
ギンガイオー | 50m | 5600t | 飛行速度:750km/h[21] | 2500万馬力 |
超装光ギンガイオー | 51m | 5600t | 1億2500万馬力 | |
重騎士 | 身長:25m | 体重:1500t | ||
ブルタウラス | 45m | 5000t | ||
ギガライノス | 48m | 5500t | 走行速度:600km/h | 2200万馬力[22] |
ギガフェニックス | 48m | 4500t | 飛行速度:マッハ3 | 2000万馬力[22] |
ギガバイタス(スクランブルモード) | 107m | 15000t |
バルバンの戦力
- バルバエキス
- 魔人たちが追い詰められた際に飲むことで巨大化する赤い液体。しかしそれには自らの命を縮める副作用があるため、最後の手段として使われる。
- 軍団によって容器のデザインが異なり、サンバッシュ魔人団はウイスキーのビン風、ブドー魔人衆は瓢箪風、イリエス魔人族は原住民の酒入れ風、バットバス魔人部隊・特殊部隊は樽型となっている。魔人と同様、容器にも紋章が描かれている。
- 第三十九章で「ダイタニクスへの心臓マッサージ作戦」を担当したバズガスは人間をバルバエキスで巨大化させることにしたが、そのまま使用すれば、人体には危険なので中和剤入りの白い砲弾も使用するが、中和剤が多すぎると、巨大化せず太ったように体が肥大化してしまう為、調整に苦労していた。第四十章と第四十七章ではバットバスが注射型の容器に詰めたバルバエキスを銃で射出して、デギウス、ビズネラを強制巨大化させた。
- 荒くれ無敵城
- ダイタニクスの背中にそびえるバルバンの本拠地。外観は西洋風の城だが、内部は船の船室のような空間となっており、飛行能力も有する。魔獣の背中(地球魔獣の場合は頭部)に合体してブリッジにある舵輪で、その魔獣を操る。最終決戦において野牛烈断で破壊された。
- 魔獣ダイタニクス
- ゼイハブの故郷である汚れた星から生まれ、星を滅ぼすことを本能とする邪悪な生命体。星の命を吸い込んで宝石にする能力を持っており、この宝石をゼイハブはコレクションとして集めている。体色は緑で、直立歩行する怪獣のような姿を持ち、頭部には湾曲した二本の角、下顎のしゃくれた口が特徴。背びれを光らせてから口から吐く光線、鋭い牙の噛み付き、器用な尾といった技を駆使し、全星獣を圧倒する凄まじい戦闘能力を発揮する。無敵城と合体した姿は魔獣要塞ダイタニックとも呼ばれており、バルバンの宇宙船として運用。
- バルバンが復活した後も封印は完全には解かれず、その為、バルバンはダイタニクス復活のために心血を注ぐことになった。封印が中途半端な状態で解けた副作用で背中が腐り始めるが、宝石状態のイリエスを防腐剤に用いたことで腐食が止まると共に、イリエスの魔力により心臓が活性化。デギウスを犠牲として、彗星のエネルギーを注がれたことで完全復活を果たす。ギンガマンとの戦いでは脅威的な力を持って、星獣たちを戦闘不能に追い込むものの、腐食した背中に後遺症が残っていた為、そこが唯一の弱点となってしまう。それにより、ダイタニクスの死に伴う地球魔獣の発生を見越したゼイハブの手で無敵城から切り離され、本能のままに暴れ回るが、背中に野牛烈断、鋼星獣回転攻撃、銀河獣王無尽斬りの連続攻撃で爆散した。しかし、ゼイハブの目論み通り、ダイタニクスの破片から地球魔獣という新たな災厄がもたらされることとなった。
- デザインは髙寺のラフデザインを基に描かれた[10]。
- 地球魔獣
- 倒されたダイタニクスの破片で地球が汚されたことによって地球の地下深くで生まれた新たな魔獣。恐竜のような姿だったダイタニクスと違い、幼体では虫のような細長い胴体に長い前脚、植物のような頭部が特徴で、成長体ではその胴体はマッシブな人型に近くなり、頭部も縦に裂ける巨大な口を備えたものとなる。強力な毒素を分泌しているため存在するだけで地球を汚染してしまう上に、普通の攻撃で倒されるとその破片から新たな魔獣が誕生してしまうので完全に倒すには強力な炎で跡形もなく焼き尽くすしか方法がない。ダイタニクスを見限ったバルバンは地球魔獣に急成長エキスを与えて成長させて新しい船にすることが以降の行動方針となった。幼体時では口から星を溶かす強力な酸を吐き、成長体時にはその巨大な口を用いた噛み付きとその口から吐く火球弾、両腕の鋭利な鉤爪、全身からの電撃などを武器とする。
- 後にバットバスごと急成長エキスを食らい一気に成長。その口で雄叫び山を一瞬で呑み込み、ギンガイオーたちと激突している最中、無敵城が頭部に合体してさらに強化され、ゼイハブに操られながらギンガマンを圧倒するなどダイタニクスを上回る強さを見せた。銀河獣王火炎斬りや火炎流星弾も効かなかったが、無敵城がブルタウラスの野牛烈断によって切り崩され、最後にはギンガマン、ギンガイオー、ギガフェニックス、ギガライノスの全パワーを合わせたギンガ大火炎で焼き尽くされた。
- デザインはダイタニクスとの差別化が図られた[23]。
ギンガマンの活動拠点
- ギンガの森
- ギンガマンの故郷の森でアースを使える民たちや妖精が住んでいる。結界で外界から隔離しての生活を送っているが、外界の情報収集も行っている為、現代文明の知識も有している。秋には星祭りが行われる。シェリンダの手でダイタニクス復活のエネルギーに利用されかけたことから、オーギの手で民と森は石化で封印され、湖に沈んでいった。バルバンとの戦いが終わった後、復活を果たす。
- 雄叫び山
- ギンガの森から、そう遠くない位置にある岩山で、山頂部には丸太で出来た塚のようなものが建てられている。内部には5つのギンガブレスが収められた洞窟がある。山の壁面には特殊な仕掛けで開く穴があり、そこに強い風が通ると魔獣が反応する音波が発せられるとされ、3000年前にはこれを利用してダイタニクスをおびき寄せるという作戦が取られていた。星獣たちから断片的ながらも音波の情報を教えられたギンガマンは雄叫び山に赴くことにし、一足先に辿り着いたリョウマの手で音波は発動。地球魔獣は山の麓にまで誘導されたが、完全体となった地球魔獣に飲み込まれる形で山の一部が消失してしまった。
- ギンガマンとバルバンが初めて対峙した場であると同時に最終決戦の地にもなった。
- シルバースター乗馬倶楽部
- 晴彦の友人が経営する乗馬倶楽部。ギンガの森を失ったギンガマンは晴彦の案内で、この乗馬倶楽部で住み込みで働くようになる。
キャスト
主演した若手で、後に数々の作品で個性的な演技を見せたリョウマ役の前原一輝や、元モデルで本作品が俳優デビューだったゴウキ役の照英らは、作品終了後にイケメン俳優の先駆けとして注目をあびた。またヒュウガ役は『忍者戦隊カクレンジャー』でサスケ / ニンジャレッド役を務めた小川輝晃が演じている。
また、ギンガグリーンと抗争を繰り広げる女幹部シェリンダには、セクシー系Vシネマを中心に活動していた水谷ケイが、ギンガマンの協力者の絵本作家・青山晴彦には元チェッカーズの高杢禎彦がそれぞれ起用された。
敵組織バルバンの声優陣も、ゼイハブ役の柴田秀勝を始め、サンバッシュ役の檜山修之、ブドー役の林一夫、バットバス役の渡部猛など、過去の戦隊作品で幹部級のキャラクターを演じた人物が多数キャスティングされる形となった。
ゲスト登場人物においても、後半から登場するゴウキの恋敵である岸本俊介には『激走戦隊カーレンジャー』で陣内恭介 / レッドレーサー役を務めた岸祐二を起用。
直近の作品で廃されていたナレーションが復活。戦隊シリーズ初参加の若本規夫が担当した。オープニングナレーションや劇中の要所で挿入されたほか、第七章以降のアイキャッチでの「ギンガマン」のコール、第四十三章の英語によるオープニングナレーションも若本の手によるものである。
レギュラー・準レギュラー
- リョウマ / ギンガレッド(声):前原一輝
- ハヤテ / ギンガグリーン(声):末吉宏司
- ゴウキ / ギンガブルー(声):照英
- ヒカル / ギンガイエロー(声):高橋伸顕
- サヤ / ギンガピンク(声):宮澤寿梨
- ヒュウガ / 黒騎士ヒュウガ(声):小川輝晃
- 青山勇太:早川翔吾
- 青山晴彦:高杢禎彦
- 水澤鈴子:吉田真希子
- 岸本俊介:岸祐二
- 長老オーギ:有川博
- ミハル:田中規子
- クランツ:大谷政憲
- 操舵士シェリンダ:水谷ケイ
声の出演
- 黒騎士ブルブラック:落合弘治
- 知恵の樹モーク:納谷六朗
- 妖精ボック:深雪さなえ
- ゼイハブ船長:柴田秀勝
- 銃頭サンバッシュ:檜山修之
- 剣将ブドー:林一夫
- 妖帝イリエス:高島雅羅
- 破王バットバス:渡部猛
- 樽学者ブクラテス:茶風林
- 闇商人ビズネラ:塩沢兼人
- ナレーション:若本規夫
ゲスト
- 静子:伊佐山ひろ子(8)
- 青柳ユウコ:田島穂奈美(9)
- 周斗:山内秀一(11)
- ヒロシ:高岩成二(11)
- マネージャー:田鍋謙一郎(14)
- 監督:鈴木一馬(14)
- 佐伯:岸博之(15)
- 森川龍之介:野上正義(16)
- ヒュウガの子供時代:森脇史登(17)
- リョウマの子供時代[注 16]:伊藤公紀(17,24)
- 少女:八武崎碧(現・悠木碧)(19)
- 少年時代のハヤテ:荒井賢太(24)
- 少年時代のゴウキ:山内慶太(24)
- 木之原まさみ:三原珠紀(27)
- 占い師:千田義正(31)
- OL:竹ノ内泉(31)
- 母親:清水直子(31)
- 一郎:三国一夫(32)
- 百合子:山口日記(32)
- 恭平:好美大(33)
- 恭平の母:山本ふじこ(33)
- 忍:中上ちか(39)
- 少女:熊本野映(45)
スーツアクター
- ギンガレッド[24][25][26]:高岩成二
- ギンガグリーン[25][26]:竹内康博
- ギンガブルー[27][25][26]、ゼイハブ船長[28][26]:岡元次郎
- ギンガイエロー(変身前のアクション吹き替えも含む)[29][26]:蜂須賀祐一
- ギンガピンク[30][26]:中川素州
- 黒騎士[31]、銃頭サンバッシュ[31][26]:大藤直樹
- 剣将ブドー[32][26]、闇商人ビズネラ[32]:福沢博文
- 妖帝イリエス[33][26]:蜂須賀昭二
- 破王バットバス[34][26]:石垣広文
- 樽学者ブクラテス[35][26]:藤田健次郎
- その他:横山一敏
スタッフ
プロデューサーである髙寺成紀を筆頭に、メインライターに小林靖子、パイロット監督には田﨑竜太と当時新進気鋭のスタッフがメインスタッフに名前を連ねた。また演出陣では辻野正人や長石多可男は前作より引き続きの参加だが、本作品では新たに小中肇と諸田敏が演出陣に名を連ねた。
キャラクターデザインでは、バルバンの4軍団に対してデザイナーも4人の名前がクレジットされているが、担当は特に軍団別に割り振られている訳ではなく[36]、ゼイハブを始めとするレギュラーキャラクターは前作より続投となる野崎明が担当、ゲスト怪人に当たる魔人についても野崎と下条美治の両名によるデザインが大半を占めている。
長年スーパー戦隊シリーズでチーフカメラマンを務めたいのくままさおが本作品の第47話を最後にスーパー戦隊シリーズより離脱、松村文雄にバトンタッチする形となった。これに関連して、1998年暮れには雑誌『宇宙船』の誌上で卒業記念インタビューを行っている。また本作品の後半では、松村と並んでこれ以降のスーパー戦隊シリーズのカメラマンを長く務めることになる大沢信吾が戦隊シリーズのカメラマンとしてデビューしている。
主題歌・劇伴音楽はともに佐橋俊彦が担当。佐橋は「音楽的な大きな区分として、ギンガマンをウエスタン、敵・バルバンをクラシック、ギンガマンの故郷・ギンガの森をファンタジーを意識した民族音楽とした」と語っており[37]、それぞれの劇伴に反映されている。また、『カーレンジャー』での反省から全体のバランスを計算しての作曲ができたとしている[38]。
- プロデューサー:太田賢司(テレビ朝日)、髙寺成紀(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- 脚本:小林靖子、武上純希、荒川稔久、きだつよし、沖田徹男、村山桂
- 音楽:佐橋俊彦
- アクション監督:竹田道弘、新堀和男(ジャパンアクションクラブ)
- 監督:田﨑竜太、辻野正人、長石多可男、小中肇、諸田敏
- 撮影:いのくままさお、大沢信吾
- 照明:竹田勝三、高橋道夫、才木勝、小野幹雄
- 計測:内田正司、大沢信吾、相葉実、上赤寿一、田中久之
- 操演:船越幹雄
- 記録:安倍伸子、高山秀子、森みどり
- 美術:山下宏
- 装飾:高谷昌毅、岡部昭光、塩満義幸(装美社)
- 装置:紀和美建
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳新社
- 録音:石川孝
- 編集:洲崎千恵子、須永弘志
- 音響効果:阿部作二、大泉音映
- 選曲:宮葉勝行
- 視覚効果:沖満
- デジタル合成:大谷喜朋、上田茂(日本映像クリエイティブ)、マリンポスト
- 企画協力:企画者104
- 資料担当:葛西おと
- キャラクターデザイン:野崎明、阿部統、下条美治、頼兼和男
- イラスト:野口竜、スタジオメルファン
- ヒーロー&メカニックアイテムデザイン:プレックス
- 造型:レインボー造型企画、前澤範
- 現像:東映化学ファイン・ネガ・ビデオシステム
- メディア変換:東映化学デジタルテック、山本修司
- 衣裳協力:KODIAK
- 装飾協力:エプソン販売
- 撮影協力:多摩六都科学館
- 車輌協力:スズキ株式会社
- カースタント:タケシレーシング
- 広報:粟井淳、松本実希子(テレビ朝日)
- プロデューサー補:若松豪
- 助監督:中沢祥次郎、木村繁仁、塩川純平
- 進行主任:小迫進、谷口正洋、青柳夕子
- 制作デスク:岩永恭一郎、荒井成介
- 制作担当:藤田佳紀
- 特撮研究所
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
本作品でも前作と同様、オープニングとエンディングは別シングルとして発売され、挿入歌のほとんどもシングルが初出であった。劇伴集3枚がリリースされた他、新録セリフ入りミニCDアルバム2種(「星獣戦隊ギンガマン〜おはなしコロちゃんパック〜」「星獣戦隊ギンガマン〜クイズコロちゃんパック〜」)も発売された。これらのミニドラマにはギンガマン5人の他に勇太が登場しているが、ヒュウガやバルバンは登場していない。
- 主題歌
- 主題歌を歌唱した「希砂未 竜(きさみ りゅう)」は本作品以外での活動が確認されていない。プロデューサーの高寺重徳は、2010年8月13日に行われたイベント「『大魔神カノン』presents「カノンのしらべ~佐橋×藤林の特撮音楽の世界」」において参加者から寄せられた「希砂未竜って誰?」という問いに対して「『ガッチャマン』主題歌の歌声に似ていますが……似ているだけです!」とコメントしている[39]。
- 前2作ではオープニングテーマの英語版が製作されたが、本作品ではオープニングテーマの英語版に加えてエンディングテーマの英語版も作られており、ともに第四十三章で使用された。なお、前2作の英語版オープニングテーマは神崎まきが歌唱を担当していたが、今作では日本語版と同様に希砂未が歌唱している。
- オープニングテーマ
-
- 「星獣戦隊ギンガマン」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:希砂未竜 / コーラス:EVE
- 上述のとおりウエスタン調というテーマのもと作曲され、「馬に乗る5人のイメージをピックアップした」ものとなっている[37]。佐橋は自身が主題歌を担当した事で劇伴がスムーズに作曲できたと語っており[37]、オープニングテーマから引用・派生した劇伴も多く作られている。
- 佐橋は、同曲を希砂未が歌唱することが決まったことを受けて小林亜星のメロディラインも意識し譜面を書いたという[37]。また、希砂未とのレコーディングに際して、佐橋は「2番の(歌い方の)ニュアンスは、(希砂未)本人が先行していろんな歌い方をして下さいました」と語っている[37]。
- 同曲シングルCDのCMは、同曲の譜面やレコーディングスタジオの様子が映されるものとなっており、CMには作曲者の佐橋や番組プロデューサーの高寺、選曲担当の宮葉勝行の姿が映っている[40]。
- 『星獣戦隊ギンガマン ソング・コレクション1』にはアルバム・ヴァージョンが、『星獣戦隊ギンガマン音楽集 第3巻』にはリミックス版である「アクション・ヴァージョン」が収録されている。
- 第一・二・五・六・十五・十八・二十一・二十三・二十六・二十七・二十九・三十三・三十六・四十三・最終章では挿入歌(第三・四章ではインストゥルメンタル版)として使用されている。
- 「The Galactic Warriors Gingaman」(第四十三章)
- 作詞:藤林聖子 / 英作詞:T.CRANE / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:希砂未竜 / コーラスアレンジ、コーラス:GINGA MICKEY
- オープニングテーマ「星獣戦隊ギンガマン」の英語ヴァージョン。
- エンディングテーマ
-
- 「はだしの心で」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:出口雅生 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:希砂未竜
- 第二十章ではインストゥルメンタル版が挿入歌として使用されている。
- オープニングテーマ同様、『星獣戦隊ギンガマン ソング・コレクション1』にはアルバム・ヴァージョンが収録されている。
- プロデューサーの高寺によると、佐橋との打ち合わせの際には「アイアンキングのエンディングと風雲ライオン丸のエンディングをミックスしたようなイメージ」といった旨の依頼をしたのこと[41]。
- 「Naked Mind」(第四十三章)
- 作詞:藤林聖子 / 英作詞:T.CRANE / 作曲:出口雅生 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:希砂未竜 / コーラスアレンジ、コーラス:GINGA MICKEY
- エンディングテーマ「はだしの心で」の英語ヴァージョン。
- 挿入歌
-
- 「∞(むげんだい)の勇気」(第三・三十七・四十三章)
- 作詞:近藤由華 / 作曲、編曲:奥慶一 / 歌:柿島伸次
- 第九章ではインストゥルメンタル版が使用されている。
- 「地球(ほし)に光を」
- 作詞:小菅聖絵 / 作曲、編曲:三宅一徳 / 歌:佐藤栄一
- 「ギンガ転生! 時空を超えて」(第二十・三十四・四十三章)
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:亀山耕一郎 / 歌:渕上祥人
- 「機刃をむけ!」
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:奥慶一 / 歌:坂井紀雄
- 「見せつけろ星獣魂!」(第八・九・十一・三十六・三十九・四十一・四十三・四十六章)
- 作詞:近藤由華 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:山形ユキオ
- 第十七章ではインストゥルメンタル版が使用されている。
- 「ギンガピンク サヤ・花の戦士」(第十四・四十五章)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:池毅 / 歌:朝川ひろこ
- 「銀河の王者 ギンガイオー」(第七・十・十六・十八・二十四・三十二章)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:宮内タカユキ
- 第十二・十三・二十五・三十八章ではインストゥルメンタル版が使用されている。
- 「うなれ獣撃棒! 獣撃破!」(第十三章)
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:亀山耕一郎 / 歌:高尾直樹
- 第二十五・三十四章ではリズム部分が魔人ワンガワンガのテーマとして使用されている。
- 「俺は黒騎士ヒュウガ」
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:明石隼汰
- 「荒ぶる! 合身獣士ブルタウラス」(第十九章)
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:坂井紀雄
- 「ボック ボック ぼく ボック」
- 作詞:ボック / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:ボック(深雪さなえ)
- 「獣装光! 正義よ輝け!」
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:有澤孝紀 / 歌:山形ユキオ
- 「きっと足りない」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:奥慶一 / 歌:渕上祥人
- 「その名はシェリンダ」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:シェリンダ(水谷ケイ)
- 第四十一章ではインストゥルメンタル版、第四十九章ではカラオケ版が使用されている。
- 「ずっと、きっと、もっと、もっと!」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:亀山耕一郎 / 歌:ギンガマン(前原一輝、末吉宏司、照英、高橋伸顕、宮澤寿梨、小川輝晃)
- 「ギガライノス! ギガフェニックス! ギガバイタス!」(第三十一・三十三・三十六・三十九・四十四章)
- 作詞:桑原永江 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / 歌:宮内タカユキ
- 第三十七・四十七章ではインストゥルメンタル版が使用されている。
放送日程
全編通して、放送回のカウントは「第(話数)章」、サブタイトルのフォーマットは「○○の××」で統一。また第一章はオープニングの歌詞から、最終章はエンディングの歌詞から採られている。
登場怪人のリンク先は、関連書籍にて明言されているもののみ、モチーフとなった事物に充てている[42]。
1998年6月21日は「第98回全米オープンゴルフ選手権大会」最終日放送のため休止。
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1998年 | 2月22日第一章 | 伝説の刃(やいば) | - | 小林靖子 | 田﨑竜太 |
3月 | 1日第二章 | 星獣の再来 | |||
3月 | 8日第三章 | 大地の知恵 | 辻野正人 | ||
3月15日 | 第四章 | アースの心 | |||
3月22日 | 第五章 | 必殺の機刃(きば) | 長石多可男 | ||
3月29日 | 第六章 | 星獣の危機 | |||
4月 | 5日第七章 | 復活の時 | 田﨑竜太 | ||
4月12日 | 第八章 | 愛情の料理 | 武上純希 | ||
4月19日 | 第九章 | 秘密の子猫 | 辻野正人 | ||
4月26日 | 第十章 | 風の笛 | 小林靖子 | ||
5月 | 3日第十一章 | 戦士の純情 | 長石多可男 | ||
5月10日 | 第十二章 | 悪夢の再会 | |||
5月17日 | 第十三章 | 逆転の獣撃棒 |
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田﨑竜太 | |
5月24日 | 第十四章 | 二人のサヤ | 荒川稔久 | ||
5月31日 | 第十五章 | 恐怖のしゃっくり | 武上純希 | 辻野正人 | |
6月 | 7日第十六章 | 心の故郷 | 小林靖子 | ||
6月14日 | 第十七章 | 本当の勇気 | 長石多可男 | ||
6月28日 | 第十八章 | 謎の黒騎士 | |||
7月 | 5日第十九章 | 復讐の騎士 | 田崎竜太 | ||
7月12日 | 第二十章 | ひとりの戦い | |||
7月19日 | 第二十一章 | トマトの試練 | 荒川稔久 | 辻野正人 | |
8月 | 2日第二十二章 | 光の出現 | 小林靖子 | ||
8月 | 9日第二十三章 | 争奪の果て | 長石多可男 | ||
8月16日 | 第二十四章 | ブドーの執念 | |||
8月23日 | 第二十五章 | 黒騎士の決意 | 田﨑竜太 | ||
8月30日 | 第二十六章 | 炎の兄弟 | |||
9月 | 6日第二十七章 | ミイラの誘惑 | 荒川稔久 | 辻野正人 | |
9月13日 | 第二十八章 | パパの豹変 |
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武上純希 | |
9月20日 | 第二十九章 | 闇の商人 | - | 小林靖子 | 長石多可男 |
9月27日 | 第三十章 | 鋼の星獣 | |||
10月 | 4日第三十一章 | 呪いの石 | 小中肇 | ||
10月11日 | 第三十二章 | 友情の機動馬 |
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武上純希 | |
10月18日 | 第三十三章 | 憧れのサヤ | 小林靖子 | 辻野正人 | |
10月25日 | 第三十四章 | 不死身のイリエス |
| ||
11月 | 1日第三十五章 | ゴウキの選択 | 諸田敏 | ||
11月 | 8日第三十六章 | 無敵の晴彦 | |||
11月15日 | 第三十七章 | ブクラテスの野望 | 小中肇 | ||
11月22日 | 第三十八章 | ヒュウガの決断 | |||
11月29日 | 第三十九章 | 心のマッサージ |
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きだつよし | 辻野正人 |
12月 | 6日第四十章 | 哀しみの魔人 | 小林靖子 | ||
12月13日 | 第四十一章 | 魔獣の復活 |
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長石多可男 | |
12月20日 | 第四十二章 | 戦慄の魔獣 | |||
12月27日 | 第四十三章 | 伝説の足跡 | - | 沖田徹男 | 田﨑竜太 |
1999年 | 1月 3日第四十四章 | 地球の魔獣 | 小林靖子 | ||
1月10日 | 第四十五章 | 妖精の涙 | 荒川稔久 | ||
1月17日 | 第四十六章 | 怒りの風 | 小林靖子 村山桂 |
辻野正人 | |
1月24日 | 第四十七章 | 悪魔の策略 |
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きだつよし | |
1月31日 | 第四十八章 | モークの最期 | 小林靖子 | 長石多可男 | |
2月 | 7日第四十九章 | 奇跡の山 |
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2月14日 | 最終章 | 明日の伝説(レジェンド) |
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放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 8時台前半は自社制作番組、7時台後半はテツワン探偵ロボタックを1週遅れで放送していたため、金曜夕方に放送された。 |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取県・島根県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列局 |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は1999年4月から2000年3月にかけて全12巻が東映ビデオからリリースされている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが4巻リリースされている。
- 2005年1月21日 - 5月21日にかけてDVDが東映ビデオから発売。全5巻の各2枚組で各巻10話収録。
オリジナルビデオ
CS放送・ネット配信
- CS放送
- ネット配信
備考
- 本作品では番組中表示されるテロップのフォントとして、写研製の「ナミン」が使用されている。
- これまでサブスポンサーを務めた大手靴メーカーのアサヒコーポレーションが1998年3月31日に倒産。後にアキレスがスポンサーに加わるまでの間、公共広告機構(現:ACジャパン)のCMが代わりに充てられた。
シリーズ内の他作品への登場
各作品における詳細はそれぞれの項目を参照。
- スーパー戦隊大集合
- 『未来戦隊タイムレンジャー』第51話として放送された特別総集編。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の世界を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、ゴウキ/ギンガブルーとギンガレッド、ギンガレオンが登場。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- 関連する映画も含め、複数のキャラクターが同作品にて登場。
- TVシリーズ本編:ヒュウガ、リョウマ(第20話)
- ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦:黒騎士、ギンガイオー
- 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船:賊兵ヤートット
脚注
注釈
- ^ エンディングでも変身後の姿で乗馬しているシーンがあるものの、作品中で登場人物が馬に乗っているシーンは数話しかない。
- ^ 後に「合体魂」のボーナストラックとして収録。
- ^ ミハルから贈られた笛は第十章でシェリンダに破壊されてしまい、同話で岩吹山の木を使って新しい笛を作った。
- ^ 風の戦士の治癒力を高める「白鈴(しらすず)の実」と同じ効果がある。
- ^ 「ギンガの光」が出現した日は彼の誕生日でもある。
- ^ 上着は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のゲキのものを流用。
- ^ サンバッシュに偽の隠し場所を教えたもののブルブラック自身もギンガの光がどこへ消えたかは知らず、第二十二章で怒濤武者によって発見されるまで「ギンガの光」は聖なる泉の地下水脈の中で眠りについていた。
- ^ 『星獣戦隊ギンガマン大百科』(ケイブンシャの大百科)のデータにおいても、バルバンの主要メンバーたちにかけられている懸賞金の額は、ゼイハブ1万5000ゴールド、サンバッシュ7000ゴールド、ブドー8000ゴールド、イリエス7500ゴールド、バットバス8000ゴールドに対してシェリンダは6500ゴールドであり、シェリンダは実質的に4人の行動隊長よりも低く扱われていることがうかがえる(ちなみにブクラテスは2000ゴールドである)[要ページ番号]。
- ^ ヒュウガを演じる小川も、「ブクラテスは、ある意味ヒュウガに存在価値を与えてくれた人物」という旨の発言をしている[12]。
- ^ 具体的にはギンガマンを倒し、「ギンガの光」を取り戻すことでバルバンに復帰し、その後で濡れ衣の真相を探るというもの。
- ^ 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』での「剣の戦士」の紹介で両者の対決シーンが使用された。
- ^ 実際にゼイハブの星の命を破壊したのは、アースによるダブル炎のたてがみで、リョウマは「星を傷つけるお前(ゼイハブ)から、星が離れた」と説明した。
- ^ 第四十一章でゼイハブと交戦したギンガレッドがナイトアックスを使おうと手にした際にダメージを受けてしまった。
- ^ 値段は3機合わせて金貨5箱分。
- ^ 当初は未完成だったが、ギンガマンとの戦闘の際に得たエネルギーで起動させた。
- ^ 第二十四章でのクレジット表記は「少年時代のリョウマ」
- ^ モルグモルグ、ヒエラヒエラ、ガーラガーラ、ワンガワンガ、バルキバルキの5体。
参照話数
出典
- ^ http://tvarc.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=2&SID=16[リンク切れ]
- ^ a b c 完全マテリアルブック 下巻 2002, p. 85
- ^ 『宇宙船』(1998年夏号)の監督&脚本家インタビューより。
- ^ a b c d e f g h i j 百化繚乱 下之巻 2012, p. 103, 「DESIGNER'S INTERVIEW04 野崎明」
- ^ 完全マテリアルブック 下巻 2002, p. 86.
- ^ トイジャーナル2001年1月号
- ^ a b 百化繚乱 下之巻 2012, p. 96
- ^ a b c d e f “星獣戦隊ギンガマン 第17話”. 2011年7月13日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, pp. 57、103.
- ^ a b c d e 百化繚乱 下之巻 2012, p. 57
- ^ “星獣戦隊ギンガマン 第18話”. 2011年7月13日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 小学館刊『ギンガマン超百科』P62『その後、ヒュウガはツラかった……』の項より
- ^ a b c d e f g h i j k l 百化繚乱 下之巻 2012, p. 58
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 61.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, pp. 58、63、65.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, pp. 67、69.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 105.
- ^ a b c d e f g h i j 超全集 1999, p. 26, 「分身獣・ギガホイール ギガウイング」
- ^ 超全集 1999, pp. 18–26.
- ^ 30大戦隊超全集 2007, p. 101.
- ^ 30大戦隊超全集 2007, p. 99.
- ^ a b 30大戦隊超全集 2007, p. 100
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 72.
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 141, LIST OF WORKS 高岩成二.
- ^ a b c http://tvarc.toei.co.jp/tv/special/gingaman50.html[リンク切れ]
- ^ a b c d e f g h i j k 『宇宙船YEAR BOOK 1999』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、1999年5月1日、98頁。雑誌コード:01844-05。
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 34, LIST OF WORKS 岡元次郎.
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- ^ “特選!!思い出の名場面「第九回 俳優 高橋信顕のチョイス」”. 東映ヒーローネット. 2011年4月27日閲覧。
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- ^ “蜂須賀昭二のプロフィール”. allcinema. 2012年4月6日閲覧。
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- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 56.
- ^ a b c d e 田神悠 (2000). スーパー戦隊シリーズ全主題歌集 Eternal 5colored Songs (CDライナー) (Media notes). 日本コロムビア. pp. 11–12.
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- ^ “大魔神、お台場上陸!盆に響いたカノンのしらべ。 大人気絶賛放送中特撮ドラマ『大魔神カノン』presents「カノンのしらべ ~ 佐橋×藤林の特撮音楽の世界」ライブレポート(10.8/13開催)”. 東京カルチャーカルチャー (2010年8月13日). 2014年2月7日閲覧。
- ^ 「TOEI HERO UPDATE「ガンガンギギーン! ギンガマン!!」」『宇宙船』1998春号(Vol.84)、朝日ソノラマ、1998年6月1日、109頁。
- ^ “大魔神カノン オフィシャルブログ「宇宙作曲家 その名は佐橋俊彦」” (2009年10月12日). 2014年2月7日閲覧。
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 60-72.
参考文献
- 超全集シリーズ(小学館)
- 『星獣戦隊ギンガマン超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1999年3月10日。ISBN 4-09-101467-4。
- 『30大スーパー戦隊超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2007年3月8日。ISBN 978-4-09-105112-7。
- 『25大スーパー戦隊シリーズ 完全マテリアルブック 下巻』勁文社、2002年。ISBN 4-7669-4108-X。
- 『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』グライドメディア、2012年10月16日。ISBN 978-4-8130-2180-3。
関連項目
外部リンク
- 星獣戦隊ギンガマン(東映公式サイト)[リンク切れ]
- 星獣戦隊ギンガマン(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 星獣戦隊ギンガマン特集(東映ビデオ内のサイト)
テレビ朝日系 日曜7時台後半 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
電磁戦隊メガレンジャー
(1997年4月6日 - 1998年2月15日) |
星獣戦隊ギンガマン
(1998年2月22日 - 1999年2月14日) |
救急戦隊ゴーゴーファイブ
(1999年2月21日 - 2000年2月6日) |