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松川るい

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松川 るい
まつかわ るい
公式肖像写真 (2020年撮影)
生年月日 (1971-02-26) 1971年2月26日(53歳)
出生地 日本の旗 日本 奈良県奈良市
出身校 東京大学法学部卒業
ジョージタウン大学大学院修了
前職 外交官
所属政党 自由民主党安倍派
称号 法学士(東京大学・1993年
修士(ジョージタウン大学・1997年
公式サイト 松川るい公式サイト

選挙区 大阪府選挙区
当選回数 2回
在任期間 2016年7月26日 - 現職
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松川 るい(まつかわ るい、現姓:新居[1]1971年昭和46年〉2月26日 - )は、日本政治家外交官自由民主党所属の参議院議員(2期)。元防衛大臣政務官内閣府大臣政務官。第95代自由民主党女性局長。

来歴

奈良にて出生、[2]大阪府出身。四天王寺中学校・高等学校東京大学法学部第2類(公法コース[3])卒業[4]1993年外務省入省[4]1997年アメリカ合衆国ジョージタウン大学国際関係大学院を修了し、修士号を取得。1999年外務省条約局法規課課長補佐、2002年アジア大洋州局地域政策課課長補佐[4]

外務省では国際宇宙ステーション、みなみまぐろ国際裁判、ASEAN協力や日中韓協力、タイフィリピン等、対ASEAN諸国の外交交渉に携わり、2004年から軍縮会議日本政府代表部一等書記官として核軍縮インテリジェンス部門で国際情勢分析に取り組んだ。国際情報統括官組織首席事務官を経て、2011年、日中韓の三国がソウルに設立した日中韓三国協力事務局で申鳳吉局長のもとで次長に就任し、2013年まで務める。2014年安倍内閣が掲げる「女性が輝く世界」を推進するため、外務省に新設された女性参画推進室の初代室長に起用された[4]2016年、外務省を退官した[4]

同年、自由民主党大阪府支部連合会が実施した第24回参議院議員通常選挙の候補者公募に合格し、府連は大阪府選挙区(定数4)での公認を党本部に申請[5]。自民党公認で大阪府選挙区から出馬し、同区トップの得票数で初当選した[6]

政策・主張

憲法

  • 憲法改正について、2016年の朝日新聞社、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[7][8]
  • 9条改憲
    • 2016年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[9]
    • 2022年のNHKのアンケートでは、9条への自衛隊の明記について、「賛成」と回答[8]。毎日新聞のアンケートでは、「改正して自衛隊を他国同様、軍隊に位置付けるべきだ」と回答[10]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[8]

外交・安全保障

  • 「他国からの攻撃が予想される場合には先制攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[7]
  • 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[7]
  • 安全保障関連法の成立について、2016年の毎日新聞社のアンケートで「今の法制でよい」と回答[9]
  • ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[11]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「適切だ」と回答[8]
  • 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[12]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「大幅に増やすべき」と回答[8]

ジェンダー

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[7]。2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[8]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[7]。2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[8]
  • クオータ制の導入について、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[7]。2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[8]

その他

  • 首相の靖国神社参拝について、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[7]
  • 「治安を守るためにプライバシーや個人の権利が制約されるのは当然だ」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[7]
  • 原子力発電所は日本に必要だと思うか」との問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「必要」と回答[9]
  • 2016年2月8日、高市早苗総務大臣は、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、電波法に基づき電波停止を命じる可能性に言及した[13]安倍晋三首相は2月15日の衆議院予算委員会で野党の批判に反論し、高市の発言を擁護した[14]。政府の姿勢をどう思うかとの問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「問題とは思わない」と回答[9]

人物

発言

  • 2020年3月2日、参議院予算委員会での新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる質疑において、「高齢者は歩かないから」と野次を飛ばした。質問をしていた立憲民主党蓮舫議員は「与党議員からこんな発言が飛んできたことに驚いている。こんな認識でいるのか」と批判した[18]。その後松川は記者団の取材並びに自身のブログにて、謝罪と釈明を行った[19][20]

所属団体・議員連盟

支援団体

出演番組

テレビ

インターネット動画配信

ラジオ

脚注

  1. ^ 参議院ホームページ 議員情報 松川るい
  2. ^ 松川るい(選挙区・大阪府)【参議院選挙2016】”. 2016年11月5日閲覧。
  3. ^ 参議院議員候補、松川るい候補者来庁 羽曳野市議会議員【金銅 宏親(こんどう ひろちか)】オフィシャルウェブサイト
  4. ^ a b c d e 松川るいのプロフィール - 松川るい公式サイト
  5. ^ 参院大阪に外務官僚・松川るい氏擁立へ 自民大阪府連が調整” (2016年2月21日). 2016年11月5日閲覧。
  6. ^ 元外務官僚、自民の松川るい氏が初当選…大阪” (2016年7月10日). 2016年11月5日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i 松川るい”. 2016参院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2022年5月18日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j 選挙区 大阪”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
  9. ^ a b c d e f “2016参院選 自民 大阪 松川るい”. 毎日新聞. オリジナルの2016年6月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160627035503/http://mainichi.jp/senkyo/24san/meikan/?mid=B27000006006 2022年5月18日閲覧。 
  10. ^ “2022年参院選 大阪選挙区 自民党 松川るい”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/26san/meikan/?mid=B27000017017 2022年7月1日閲覧。 
  11. ^ ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
  12. ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/182147 2022年6月27日閲覧。 
  13. ^ “高市総務相発言 「電波停止」 波紋広げる理由とは”. 毎日新聞. (2016年2月11日). https://mainichi.jp/articles/20160212/k00/00m/040/071000c 2022年7月5日閲覧。 
  14. ^ “【衆院予算委】安倍首相、電波停止「民主党政権で同じ答弁」”. 産経新聞. (2016年2月15日). https://www.sankei.com/article/20160215-4QJFNEWS65PKDM4SFNGCRMFAJA/ 2022年7月5日閲覧。 
  15. ^ 国際仕事人に聞く 第19回:松川るいさん
  16. ^ 「ならでは」の視点訴え 女性4氏が出馬へ” (2016年6月14日). 2016年11月5日閲覧。
  17. ^ 投稿履歴 e-論壇 百花斉放 JFIR. 2021年8月4日閲覧。
  18. ^ 鬼原民幸「コロナ対策「高齢者は歩かないからいい」 自民・松川氏」『朝日新聞』2020年3月2日。オリジナルの2020年3月2日時点におけるアーカイブ。2020年3月2日閲覧。
  19. ^ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/k10012310371000.html
  20. ^ https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/03/02/kiji/20200302s00042000308000c.html
  21. ^ “2019年12月号_2面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年11月25日). http://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2020/07/2019%E5%B9%B412%E6%9C%88_%EF%BC%92%E9%9D%A2.pdf 2020年7月21日閲覧。 
  22. ^ “2022年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年5月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/05/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E6%96%B0%E8%81%9E2022%E5%B9%B46%E6%9C%88%E5%8F%B7.pdf#page=6 2022年5月26日閲覧。 

外部リンク

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