尾立源幸

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日本の旗 日本の政治家
尾立 源幸
おだち もとゆき
生年月日 1963年10月9日(52歳)
出身校 慶應義塾大学経済学部
前職 公認会計士
税理士・行政書士
衆議院議員秘書
参議院議員
所属政党 民主党→)
民進党
称号 経済学士
公式サイト おだち源幸(もとゆき)民進党 参議院議員

選挙区 大阪府選挙区
当選回数 2回
在任期間 2004年 - 2016年
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尾立源幸(おだち もとゆき、1963年10月9日 ‐ )は、日本政治家民進党所属の前参議院議員(2期)、民進党大阪府連代表。財務大臣政務官(2010年〜2011年)、参議院・財政金融委員長(2011年〜2012年)を歴任した。

概要[編集]

慶應義塾大学経済学部卒業。税理士公認会計士としてアーサー・アンダーセンに入社し、アメリカやフィリピンでの海外勤務を経て独立。

2000年第42回衆議院議員総選挙に、民主党公認で大阪17区から出馬したが落選。2003年自由党が民主党に合流すると、候補者調整で大阪17区の公認候補は西村眞悟となったため、尾立は、参議院大阪府選挙区(改選数3)の公認候補となり、2004年第20回参議院議員通常選挙に出馬した。キャッチコピーは「人の心を感じとめ、数字が読める男」。選挙運動中は島田紳助らの応援を受け、トップ当選した。

2009年の政権交代後、行政刷新会議が行った事業仕分けでは、蓮舫らと共に中心メンバーの一人となった。

2010年第22回参議院議員通常選挙では、再び大阪府選挙区から出馬した。キャッチコピーは「人にやさしく、お金に厳しく」、「西のおだち、東の蓮舫」(事業仕分けも行っていたため)など。連合大阪の支援を受けて、3位で再当選した[1]

2016年の第24回参議院議員通常選挙では、全人口の1%の富裕層が富を独占し貧富の差が拡大するなか「1%の大金持ちより、99%の幸せを」を合言葉に、格差の是正を訴えたが、落選した[2]

平和への思い[編集]

公式サイト「プロフィール」による[3]

  • 父が海上自衛隊で医官として奉職。子どものころから自衛隊・自衛官が身近な存在で、その働きぶりに感銘を受けて育つ。
  • 父親の実家は、知覧特攻平和会館のある南九州市のそばの旧開聞町(現:指宿市)。 旧開聞町の辺りは、米軍機がよく飛来しており、父の実家の柱には機銃掃射の跡がくっきりと残る。
  • 祖父はシベリアで抑留された後、帰国。祖父から戦争の悲惨さや、極寒の中での強制労働や厳しい食料事情であった抑留生活の大変さなどについて話を聞いて育つ。
  • 戦争体験のない世代が、国会でも社会でも9割を超え、戦争そのものや悲惨さについて、社会全体として想像力が欠如しているのではないか、という危機感を持つ。
  • 戦後七十年間、悲惨な戦争を体験した先人たちの苦労や知恵や努力が、日本の平和を守ってくれた。日本の平和と信頼のブランドは、しっかりと継承していかねばならない。

政策[編集]

公式サイト「7つの政策」による[4]

  • 大阪府最賃10000円

非正規雇用と正規雇用の賃金格差を是正するために、中小企業などに適切な支援を行うことを前提に大阪府の最低賃金858円を、1000円に引き上げ、最終的に1500円にする。

  • 子どもの未来のために    

現在、ひとり親家庭の子どもの半数が貧困状態にある。ひとり親家庭の児童扶養手当を第2子以降1万円に引き上げるほか、19歳まで期間延長する。また、政権担当時に実現した高校授業料無償化に続き、大学等の授業料減免制度の拡充と返済不要の給付型奨学金制度にチャレンジする。

  • 戦争反対、言論・報道の自由を守る 

立憲主義と憲法の平和主義を守り、多様な価値観や生き方、 人権が尊重される自由な社会の実現にチャレンジする。

  • 中小・ベンチャー企業を元気に 

1円から株式会社を設立できる制度や中小企業の法人税率引き下げを実現させた。今年は中小企業の社会保険料の企業負担分を半分にするという法案も提出。
中小企業やベンチャー企業がより活躍できるようにチャレンジする。

  • 男女問わず「その人らしく生きられる」社会をつくる    

長時間労働の是正や男女同一賃金の実現、LGBT差別の解消、 政治分野における「クオーター制」導入に取り組む。

  • 身を切る改革    

誰もが将来に不安なく暮らせる社会保障の確立のため、まず、 議員定数・歳費の削減、税金の無駄遣いの徹底チェックなど、身を切る改革を断行する。

  • 人への投資

すべての志ある若者が学べるように、大学などの授業料の無償化や給付型奨学金の創設・無利子型奨学金の拡充に取り組む。その財源は、まず富裕層の金融資産や法人税から。

その他[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度について、選択式アンケートで「賛成」としている[5]

理念[編集]

公式サイト「理念」による[4]

  • 改革
    • 生活の質を重視しつつ「成熟社会」に即した、「成長のための改革」の実行。
    • 悪い物価上昇を抑え、「家計が使えるお金」を増やす。
  • 戦争への反対
    • 軍事偏重の「積極的軍事主義」ではなく、「真の平和主義」に立脚した「外交・安全保障政策」の実現。
    • 立憲主義を守り、安全保障関連法制を廃止。
  • 子どもや若者の未来の優先
    • 「職業教育」や「社会経験」の予算の充実、「世界で通用する人材」の育成。
    • 普通に頑張れば普通に幸せな暮らしが出来る社会。
    • 「若者視点」の「財政再建」と「社会保障改革」。
  • 大阪をアジアの玄関口に
    • 「観光立国・大阪」の旗をあげ、国際ビジネスの拠点にする。
    • 緑豊かできれいな水都・大阪の復活。
    • 「高齢者」が住みやすく、「子育て」がしやすい町。
    • モノづくり企業、とりわけ中・小規模企業の支援。

実績[編集]

公式サイト「実績」ページによる[6]。 税理士・公認会計士で数字に強い尾立は、税財政・経済・金融の専門家として税制や経済に関わる数々の課題解決に尽力。 持ち前の行動力とバランス感覚で、2期12年の間に、社会福祉や環境、外交など分野を問わず幅広く活動。 外資系監査法人でのサラリーマン時代にはアメリカやフィリピンでの海外勤務を経験。現在は日ロ協会の理事長を務めるなど豊かな国際感覚で諸外国との架け橋としても活動。 ※ 著書「アベノミクスの正体」(2016年2月発行)がベストセラーに。

主な活動実績[編集]

  • 「関西イノベーション国際戦略総合特区」を提案    
  • 万博公園の大阪府への移管について財務省と折衝
  • 租税特別措置透明化法の成立 
  • 納税環境の整備(税務調査手続き明確化など納税者の権利強化)
  • 年金税制の整備(年金所得者の申告負担を軽減。多くの方が申告不要に)
  • 市民公益税制の創設 
  • ボランティアサポート募金の創設 
  • 雇用促進税制の創設(日本の歴史上初) 
  • 中小企業法人税率引下げ(22%→18%→15%) 
  • 事業仕分け(税の見える化)
  • 公会計法案
  • 会社法改正案
  • シベリア特措法成立に貢献 
  • 北方領土返還運動への取り組み(北方領土視察、日ロ協会理事長など) 
  • 堺メガソーラー実現への支援  
  • 動物愛護管理法の改正 

議員立法[編集]

尾立が発議者または賛同者として提出した議員立法 (2013~2015年)※

  • 租税特別措置透明化法改正案
  • 公会計法案
  • ヘイトスピーチ規制法案
  • 体罰防止法案
  • 会社法一部改正案
  • インターネットによる国外からのサービス課税法案
  • 民法一部改正案
  • 歳入庁法案
  • 法人税法一部改正案
  • 会計検査院法一部改正案
  • 予責法一部改正案
  • 違法な国庫支出監査法

※ 2010~2011年は財務大臣政務官、2011~2012年は参・財金委員長を務めていたため議員立法の提出ができなかった。

NPO「万年野党」による第186国会(2014年)における議員立法提出者ランキングで、尾立は参院全体で5位(参・民進党内2位(実質1位))の評価を得た。

役職[編集]

公式サイト「プロフィール」による[3]

  • 民進党・大阪府総支部連合会 代表
  • 党・税制調査会 会長代理
  • 参議院・財政金融委員会 委員
  • 参議院・沖縄及び北方問題に関する特別委員会 委員
  • 参議院・国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 理事
過去の役職
  • 財務大臣政務官
  • 参議院・財政金融委員長
  • 事業仕分け人
  • 党・政策調査会 副会長
  • 党・社会保障と税の一体改革調査会 副会長

所属団体・議員連盟[編集]

著書[編集]

  • 「アベノミクスの正体」(水王舎・2016年2月発行)
  • 「営業マンのための数字の読み方」(大栄出版)
  • 「実務の基本シリーズ法人税申告」(大栄出版)
  • 「実務の基本シリーズ商品管理」(大栄出版)
  • 「実務の基本シリーズ経理実務」(大栄出版)
  • 「お金を殺さない本」(大栄出版)
  • 「決算書の読み方」(梧桐書院)
  • 「挑戦」(梧桐書院)

人物[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

議会
先代:
藤田幸久
日本の旗 参議院財政金融委員長
2011年 - 2012年
次代:
川崎稔
公職
先代:
大串博志古本伸一郎
日本の旗 財務大臣政務官
吉田泉と共同

2010年 - 2011年
次代:
三谷光男吉田泉