軌間の一覧

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軌間
軌間の一覧
Graphic list of track gauges

最小軌間
  15インチ 381 mm (15 in)

狭軌
  2フィート、600 mm 597 mm
600 mm
603 mm
610 mm
(1 ft 11+12 in)
(1 ft 11+58 in)
(1 ft 11+34 in)
(2 ft)
  750 mm,
ボスニア,
2フィート6インチ,
800 mm
750 mm
760 mm
762 mm
800 mm
(2 ft 5+12 in)
(2 ft 5+1516 in)
(2 ft 6 in)
(2 ft 7+12 in)
  スウェーデン3フィート
900 mm
3フィート
891 mm
900 mm
914 mm
(2 ft11+332 in)
(2 ft 11+716)
(3 ft)
  1m軌間 1,000 mm (3 ft 3+38 in)
  3フィート6インチ 1,067 mm (3 ft 6 in)
  4フィート6インチ 1,372 mm (4 ft 6 in)

  標準軌 1,435 mm (4 ft 8+12 in)

広軌
  ロシア軌間 1,520 mm
1,524 mm
(4 ft 11+2732 in)
(5 ft)
  アイルランド軌間 1,600 mm (5 ft 3 in)
  イベリア軌間 1,668 mm (5 ft 5+2132 in)
  インド軌間 1,676 mm (5 ft 6 in)
  ブルネル軌間 2,140 mm (7 ft 14 in)
軌間の差異
軌間不連続点 · 三線軌条 · 改軌 ·
台車交換 · 軌間可変
地域別
軌間の分布を示した地図

軌間の一覧(きかんのいちらん)では、世界の鉄道軌間について記す。

なお、印のリンクは他言語版へのリンクである。

軌間の分布

主な軌間[編集]

軌間 別名 記事
メートル法 ヤード・ポンド法
1,676 mm 5 ft 6 in インディアンゲージ
1,668 mm (5 ft 523 in) イベリア軌間、イベリアンゲージ
1,600 mm 5 ft 3 in アイルランド軌間、アイリッシュゲージ
1,520 mm (4 ft 1156 in) ロシア軌間、ルシアンゲージ 元は1524mm(5ft)
1,435 mm 4 ft 812 in 標準軌スティーヴンソンゲージ
1,372 mm 4 ft 6 in スコッチゲージ、または馬車軌間、東京ゲージ
1,067 mm 3 ft 6 in CAP軌間、またはケープ軌間、三六軌間[要出典]
1,000 mm (3 ft 338 in) メートル軌間、メーターゲージ 広義には、メーターゲージ(Metre gauge)は1000mm以上1067mm以下の軌間を指すこともある[1]
762 mm (2 ft 6 in) インペリアルゲージ、特殊狭軌、二六軌間

軌間が 1,435 mm 超(広軌)の国・地域・路線[編集]

軌間 国/地域 記事
メートル法 ヤード・ポンド法
5,500 mm 18 ft イギリス ブライトン~ロッティングディーンの海中横断電車(1896年開業・1901年廃止)
3,330 mm 10 ft 11 in イギリス マザーウェルのダルゼル製鋼所専用鉄道
3,000 mm 9 ft 1018 in ドイツ ナチス・ドイツブライトシュプールバーン(実現せず)
2,140 mm 7 ft 14 in

ポルトガルアゾレス諸島

ポンタ・デルガダ
南アフリカ共和国 イースト・ロンドンおよびテーブルベイ
イギリス グレート・ウェスタン鉄道 (1892年5月に標準軌に改軌するまで。
詳細は軌間戦争参照。
その他、ポートランド島(イングランド)、ホリーヘッドウェールズ)、 ポートエリンマン島)の港湾鉄道。
2,000 mm 6 ft 6 34 in イギリススコットランド ケアンゴーム登山鉄道 - ケーブルカー
1,980 mm 6 ft 51920 in イスラエル ハイファカルメリットケーブルカー
1,945 mm 6 ft 42340 in オランダ 1839年から1866年まで[2]Hollandsche IJzeren Spoorweg-Maatschappijが使用。
1,880 mm 6 ft 2 in イギリス北アイルランド アルスターレイルウェイ(1839年 - 1846年)
1,829 mm 6 ft 0 in アメリカ エリー鉄道 1880年6月22日まで
ロシア サンクトペテルブルク - ツァールスコエ・セロー鉄道(1837年 - 1897年)
1,800 mm 5 ft 1078 in ドイツ オーバーヴァイスバハ登山鉄道(ケーブルカー区間のみ)[3]
1,780 mm 5 ft 10 in[* 1] スウェーデン スウェーデン広軌
1,750 mm 5 ft 8910 in フランス パリリムールを結ぶソー線、1891年まで。
1,676 mm[* 2] 5 ft 6 in アルゼンチン サン・マルティン将軍鉄道(一部標準軌)
ミトレ将軍鉄道(一部標準・狭軌)
サルミエント鉄道
ロカ将軍鉄道(一部狭軌)
バングラデシュ
カナダ グランド・トランク太平洋鉄道セント・ルイス・ ローレンス・アンド・ウェスタン鉄道
シャンプレン・アンド・セント・ローレンス鉄道において1873年まで。 また、一部ではProvincial gaugeと呼ばれている。
グランド・トランク鉄道[4]
カナダ・インターコロニアル鉄道では1875年まで。
チリ チリ南部鉄道(チリ縦貫鉄道中南部区間・チリ国鉄が保有、一部狭軌)
インド インドの鉄道(一部狭軌)
デリーメトロ
カルカッタ地下鉄
インド南部鉄道(一部狭軌)
パキスタン
スコットランド 1830年代にアルブロース周辺の2つの鉄道で使用(詳しくは英語版 スコッチゲージを参照)。
スリランカ
アメリカ メーン・セントラル鉄道1871年まで。BARTサンフランシスコ湾
1,674 mm 5 ft 556 in[* 3] スペイン バルセロナ地下鉄 1号線のみ。
1,668 mm 5 ft 523 in ポルトガル 1664 mm から調整されたもの。
スペイン 1672 mm から調整されたもの。
スペイン国鉄。ただしAVEは除く。
1,664 mm 5 ft 523 in
[* 4]
ポルトガル ポルトガルのみ
1,638 mm 5 ft 412 in アメリカ ボルチモアの路面電車[2]
1,600 mm 5 ft 3 in オーストラリア 南オーストラリアビクトリアニューサウスウェールズ(ただしビクトリアへ向かう数路線のみ)
タスマニアデロレーンからローンセストンへ向かう路線のみ(1871年開業、1888年に1,067mmへ改軌)
ブラジル リオデジャネイロ州サンパウロ州ミナスジェライス州を結ぶ路線
パラー州マラニョン州マットグロッソ州マットグロッソ・ド・スル州でも使用。
ドイツ バーデン(1838年 - 1854年)[3]
アイルランド アイルランド全土で使用、詳しくは英語版のIrish broad gaugeを参照。
ニュージーランド カンタベリー地方鉄道
(ただし、1876年に1,067mmへ改軌)
1,588 mm 5 ft 212 in アメリカ 南東ペンシルベニア交通局 地下鉄・路面電車
およびニューオリンズ路面電車シンシナティ[2]
1,581 mm 5 ft 214 in アメリカ 南東ペンシルベニア交通局の一部
1,575 mm 5 ft 2 in アイルランド ダブリン・アンド・ドロヘダ鉄道(1844年 - 1846年)
1,537 mm 5 ft 012 in イギリス ブラックウォール鉄道
1,524 mm 5 ft 0 in アフガニスタン
フィンランド
スウェーデン ハパランダ (Haparanda) のごく一部の貨物線。ただし、2013年開通予定のスウェーデンのパヤラとフィンランドのコラリを結ぶ路線もこの軌間になる予定。
アメリカ アメリカ合衆国南部(1886年以前)[5]
パナマ パナマ地峡鉄道(2000年に標準軌へ改軌)
1,520 mm 4 ft 1156 in アルメニア
アゼルバイジャン
ベラルーシ
ブルガリア ヴァルナからオデッサもしくはポティへ向かうフェリーの貨物輸送用に使用。ただし、三線軌条となっており、1,520mm、1,435mmの軌道が敷設されている。
エストニア
ジョージア
ドイツ ザスニツからクライペダ、もしくはバルチースクへ向かうフェリー乗り場の貨物線で使用されているのみ。
香港 ピークトラム
カザフスタン
キルギスタン
ラトビア
リトアニア
モルドバ
モンゴル
ポーランド ポーランド国鉄の一部区間(英語版Linia Hutnicza Szerokotorowaなど)。詳しくはポーランドの鉄道路線一覧ポーランド語版
ロシア
スロバキア ウクライナ鉄道に接続するチョプ-チエルナ・ナト・ティソウ鉄道線チエルナ・ナト・ティソウ国境-チエルナ・ナト・ティソウ広軌線鉄道駅間(営業キロ 8.8 km、標準軌線併設)およびウージホロド-ハニスカ・プリ・コシツィアフ鉄道線マチョウツェ国境-ハニスカ・プリ・コシツィアフ広軌線鉄道駅(営業キロ 88.1 km、マチョウツェ以西は標準軌線併設)の両スロバキア国鉄線。鉄道企業体カーゴ・スロバキアが貨物列車運行を所管。チエルナ・ナド・ティソウ鉄道駅とマチョウツェ鉄道駅に標準軌-広軌間の貨物積み替え施設「東部スロバキア積替ヤード」(VSP, Východoslovenské prekladiská) を設置。
タジキスタン
トルクメニスタン
ウクライナ
ウズベキスタン
1,495 mm 4 ft 1078 in カナダ トロント交通局トロント市地下鉄及び路面電車
1,473 mm 4 ft 10 in アメリカ アメリカ合衆国中西部(南北戦争以降に採用。オハイオゲージとも)
1,458 mm 4 ft 925 in ドイツ ライプツィヒ交通事業
1,450 mm 4 ft 915 in ドイツ ドレスデン交通事業
1,448 mm 4 ft 9 in イングランド マンチェスター&リーズ・レイルウエィズ
1,445 mm 4 ft 878 in ブラジル Estrada de Ferro do Amapá[6]サンパウロ地下鉄5号線
イタリア ミラノ、トリノ、ローマの路面電車に使用。また、1930年代までの鉄道網にも採用されていた。
スペイン マドリード地下鉄
  1. ^ 6 スウェーデンフィート
  2. ^ この軌間のみを指して「広軌」ということもある。
  3. ^ 6 カスティーリャフィート
  4. ^ 5 ポルトガルフィート

軌間が 1,435 mm(標準軌)の国・地域・路線[編集]

国/地域 鉄道会社 記事
アルバニア アルバニア鉄道
アルジェリア アルジェリア鉄道
アルゼンチン ウルキサ将軍鉄道
ブエノスアイレス地下鉄
ミトレ将軍鉄道の一部(トレン・デ・ラ・コスタ
サン・マルティン将軍鉄道の一部(メトロトランビア・メンドーサ
上記のミトレ将軍鉄道とサン・マルティン将軍鉄道の一部区間は1676 mmより改軌
オーストラリア パシフィック・ナショナルピルバラ鉄道 詳しくは英語版オーストラリアの鉄道一覧参照。
オーストリア オーストリア連邦鉄道
ベルギー ベルギー国鉄

ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニア・ヘルツェゴビナ鉄道連盟
ボスニア・ヘルツェゴビナ鉄道輸送の路線で過去にユーゴスラビア国鉄であったもの。
ブラジル EFAでは1,440mm(4フィート8.69インチ)を使用。サンパウロ地下鉄5号線リオグランデ・ド・スル州におけるアルゼンチン国境のウルグアイアーナでは1,435mmと1,000mmの三線軌条。ウルグアイ国境のサンタナドリブラメントにおいても同様。
ジャグアランに残るリオグランデ・ド・スル州の他路線は休止中。
EFAジェーン鉄道年鑑1969/1970版によれば1,435mm
ブルガリア National Railway Infrastructure Company (NRIC) (詳細不明)
ブルガリア国鉄 (BDZ) ,
ソフィア地下鉄,
ソフィア港の路面電車[1]
カナダ カナダ太平洋鉄道カナディアン・ナショナル鉄道VIA鉄道BCレイルバンクーバー・スカイトレインウエストコーストエクスプレスオタワO-トレインGOトランジットエドモントン・トランジットの路面電車カナダC-トレイン 詳しくは英語版List of Canadian railways|カナダの鉄道一覧を参照。
中国 中国国鉄昆石線昆河線を除く)
北京上海天津広州深圳南京大連武漢大連長春重慶西安の市営鉄道
クロアチア クロアチア鉄道 の内、元ユーゴスラビア国鉄の路線であったもの。 詳しくは英語版Transport in Croatia|クロアチアの交通を参照。
キューバ キューバ鉄道
チェコ 鉄道施設管理公団 (Správa železniční dopravní cesty, státní organizace)。チェコ鉄道などが旅客列車、ČDカーゴなどが貨物列車を運行。
デンマーク デンマーク国鉄
エジプト エジプト鉄道
イングランド リバプール・アンド・マンチェスター鉄道 世界最初の標準軌とされる。
エストニア エストニア国鉄 初期に1,520mmで建設されたものは第二次世界大戦中に改軌されている。また、第二次世界大戦中に建設された産業鉄道は最初から1,520mmであった。1944年から45年にかけて1,435mmに再改軌された。
フィンランド フィンランド鉄道庁 トゥルクからストックホルム、もしくはトルニオの貨物ヤードを結ぶ鉄道連絡船のみで使用。
フランス フランス国鉄(一部のローカル線を除く)、パリ交通公団(地下鉄、トラム)、リヨン・マルセイユの地下鉄、トラム(リール・サンチティエンヌを除くすべて) ゴムタイヤ式の地下鉄も、1435mmゲージのレールを使用する。
ドイツ ドイツ鉄道
ギリシャ ギリシャ国鉄
香港 香港鉄路有限公司 ただし、香港MTRの路線は1,432mm
ハンガリー ハンガリー国鉄
インド カルカッタの路面電車
イラン
イラク
アイルランド ルアス ダブリンのみ
イスラエル イスラエル鉄道によって管理されているエルサレムの路面電車
イタリア
日本 新幹線奥羽本線の一部、田沢湖線博多南線上越線ガーラ湯沢支線、仙台市地下鉄東西線京成電鉄新京成電鉄北総鉄道芝山鉄道京浜急行電鉄小田急箱根の大部分、東京メトロ銀座線東京メトロ丸ノ内線都営地下鉄浅草線都営地下鉄大江戸線横浜市営地下鉄名古屋市営地下鉄東山線名城線名港線)、近畿日本鉄道(ただし南大阪線吉野線道明寺線長野線御所線(1,067mm)を除く)、 京阪電気鉄道京福電気鉄道叡山電鉄阪急電鉄阪神電気鉄道山陽電気鉄道北大阪急行電鉄能勢電鉄北神急行電鉄阪堺電気軌道京都市営地下鉄大阪市営地下鉄(現:大阪市高速電気軌道)、神戸市営地下鉄広島電鉄高松琴平電気鉄道西日本鉄道(ただし貝塚線(1,067mm)を除く)、福岡市地下鉄七隈線筑豊電気鉄道長崎電気軌道熊本市交通局鹿児島市交通局
大韓民国
朝鮮民主主義人民共和国
レバノン ほぼ全ての路線が運休中。
リビア 鉄道網を建設中
リトアニア 国境の町シェシュトカイからポーランドへ向かう路線。ただし、Mockavaからシェシュトカイの間は三線軌条。
マケドニア
マレーシア ラピドKLクラナ・ジャヤ線アンパン線)、KLIAエクスプレス
メキシコ[7] 詳しくは英語版メキシコの鉄道一覧を参照。
モナコ
モンテネグロ
モロッコ
ニカラグア カリブ海側の路線 2001年までに全ての路線が廃止
オランダ オランダ鉄道
ノルウェイ
パナマ パナマ地峡鉄道 2000年に1,524mmから改軌
パラグアイ カルロス・アントニオ・ロペス鉄道 ほかに狭軌路線が存在する
ペルー 鉄道開発公社[8] 傘下のペルー中央鉄道カヤオ-リマ- ラ・オロヤ-ワンカヨを結ぶ路線、及びラ・オロヤ-セロ・デ・パスコを結ぶ路線)
ペルー・レイルが運営するアレキパ-プーノ間、及びプーノ-クスコ間。
タクナ州が運営する、イロ-モケグアを結ぶ鉱山鉄道。タクナチリアリカを結ぶ路線。リマ近郊電気鉄道 (Electric suburban railway of Lima)
フィリピン マニラ・ライトレール・トランジット・システムマニラ地下鉄
ポーランド 詳しくはポーランドの鉄道路線一覧ポーランド語版
ルーマニア
ロシア ロストフ・ナ・ドヌ からポーランドを抜けてカリーニングラードへ至る路面電車。
セルビア
シンガポール MRT
スロバキア スロバキア国鉄鉄道企業体スロバキアが旅客列車、鉄道企業体カーゴ・スロバキアが貨物列車を運行。
スロベニア
南アフリカ ハウトレイン
スペイン AVEバルセロナ地下鉄の内、バルセロナ交通局の運営する2号線3号線4号線5号線TMBを参照)。
カタルーニャ公営鉄道が運営する6号線7号線FGCを参照) 。
また、カタルーニャ公営鉄道が運営するバルセロナ-テッサーラ間を結ぶS1線などS2線S5線S55線
その他の路線はほとんどが1,668mm(一部1,000mm)
スウェーデン
スイス
シリア
台湾 台北捷運台湾高速鉄道高雄捷運桃園捷運
タイ バンコク・スカイトレインバンコク・メトロエアポート・レール・リンク
チュニジア 鉄道網の内、北部
トルコ トルコ国鉄

イギリスグレートブリテン島

リバプール・アンド・マンチェスター鉄道(1830年) 詳しくは英語版Railway Regulation (Gauge) Act 1846を参照。
アメリカ セントラルパシフィック鉄道ユニオン・パシフィック鉄道(詳しくはList of United States railroads及びList of defunct United States railroadsを参照) 両鉄道が敷設された1863年以前より標準軌は使用されていたが、1863年3月3日に制定されたパシフィック鉄道法により、政府の支援を受けた鉄道は標準軌を使用することが決定した。そのため、アメリカの鉄道においては標準軌が普及することとなった。[9]
ウルグアイ
ベトナム ハノイ以北、中華人民共和国国境までの路線[10] 但しベトナム国内ではメーターゲージを含めた三線軌条となっている。
ラオス

軌間が 1,067 mm 超、1,435 mm(標準軌)未満の国・地域・路線[編集]

軌間 国/地域 記事

メートル法

ヤード・ポンド法

1,422 mm 4 ft 8 in アメリカ ワシントン山登山鉄道
イングランド 元々の標準軌。その変遷については、英語版ゲージの起源を参照。
1,416 mm 4 ft 734 in スコットランド スコットランドの路面電車(詳しくは英語版スコットランドの路面電車一覧を参照。
1,384 mm 4 ft 612 in スコットランドの各鉄道会社(1840年以前)。詳しくは4フィート6インチ軌間#スコットランドを参照。
1,372 mm 4 ft 6 in 日本 京王電鉄京王井の頭線を除く)、都営地下鉄新宿線都電荒川線東急世田谷線函館市企業局交通部東京馬車鉄道(現存せず)
スコットランド スコットランドの各鉄道会社。詳しくは1372 mm軌間で建設されたスコットランドの鉄道を参照。
1,245 mm 4 ft 1 in イングランド 1881年以降の標準に使われた。詳しくは英語版ミドルトン鉄道を参照。
1,219 mm 4 ft 0 in ウェールズ パダルン鉄道サンダースフット鉄道
スコットランド グラスゴー地下鉄。その他、英語版ファルカーク (Falkirk) を参照。
イングランド ファースブルック鉄道レッドルース・アンド・チェイスウォーター鉄道
1,217 mm 3 ft 1178 in スウェーデン
1,200 mm 3 ft 1114 in スイス ライネック - ヴァルツェンハウゼン登山鉄道(元々ケーブルカーであったが、ラック式登山鉄道に変更された)
1,188 mm 3 ft 1034 in スウェーデン
1,106 mm 3 ft 712 in オーストリアチェコ オーストリア・ザルツカンマーグートグムンデン - チェコチェスケー・ブジェヨヴィツェ
1,100 mm 3 ft 713 in ブラジル リオデジャネイロのサンタ・テレーザ (Santa Teresa) を走る路面電車
イタリア ヴァレーゼの鉄道
1,093 mm 3 ft 7 in スウェーデン Köping-Uttersberg-Riddarhyttan Railwayで1864年から1968年まで用いられた。ただし、これは幅を誤って敷設したものである。

軌間が 1,067 mm (3 ft 6 in) の国・地域・路線[編集]

国/地域 記事
アンゴラ トランスポート・イン・アンゴラベンゲラ鉄道
オーストラリア クイーンズランド西オーストラリア南オーストラリアタスマニア
ボツワナ
カナダ ニュー・ブランズウィック鉄道西部で1880年まで。ニューファンドランド鉄道全線(1988年9月に廃止)プリンスエドワードアイランドは1930年まで(改軌後、1989年12月に廃止)。詳しくは英語版カナダの狭軌を参照。
コンゴ共和国

コンゴ民主共和国

コスタリカ コスタリカ鉄道公団
エクアドル
エストニア 首都タリンの路面電車
ガーナ
ハイチ ハイチにおいては2路線での使用が確認されている。詳しくはハイチの鉄道を参照。
ホンジュラス
香港 香港トラム
インドネシア
日本 旧日本国有鉄道(現JR各社)を中心とした大部分。日本における初めての鉄道で使用された。
ロシア サハリンの鉄道(2019年まで)[注釈 1](旧樺太鉄道局
台湾 台湾鉄路管理局(旧台湾総督府鉄道
マラウイ
モザンビーク
ナミビア
ニュージーランド
ニカラグア 太平洋側の路線
ナイジェリア
ノルウェー カール・アブラハム・ピル によって1861年に開通したノルウェー初の鉄道で使用された。 1,067mmの軌間が「CAP-gauge」と呼ばれのは彼のあだ名に由来しており、ケープ州にちなむという説は間違いとされる。19世紀に1,067mmの軌間でいくらかの鉄道が建設されたが、後に全て標準軌に改軌されている。ただし、保存鉄道Setesdalsbanenは 8 km の区間で1,067mmである。
フィリピン フィリピン国鉄
南アフリカ
スーダン
スウェーデン 19世紀に少数の鉄道があったが、全て廃止された。
タンザニア タンザン鉄道のみ
アメリカ ロサンゼルス鉄道によって建設された現サンフランシスコ市営鉄道
ザンビア
ジンバブエ ジンバブエ国鉄

軌間が 1,000 mm 超、1,067 mm (3 ft 6 in) 未満の国・地域・路線[編集]

軌間 国/地域 記事

メートル法

ヤード・ポンド法

1055 mm 3 ft 512 in アルジェリア
1,050 mm 3 ft 513 in ヨルダン ヒジャーズ鉄道
シリア
レバノン、シリア ベイルート-ダマスカスの間の路線(レバノンで途絶)

イスラエル、サウジアラビア

全て廃止されている。
1,009 mm 3 ft 31116 in ブルガリア ソフィアの2路線(標準軌)を除く路面電車、初期は 1,000 mm であった。第二次世界大戦時、戦場となったため、路面状況が悪化したが、この時、1,013mmに拡張された。それ以降1,009mmに狭められ、さらに1,000mmまで狭められたが、これらの変更は路盤のみで車両に影響はなかった。

軌間が 1,000 mm(メートル軌間)の国・地域・路線[編集]

国/地域 記事
アルゼンチン ベルグラーノ将軍鉄道
ミトレ将軍鉄道の一部(サンティアゴ・デル・エステロ市内、1676 mmから改軌)
バングラデシュ
ベナン 詳しくは英語版ベナンの鉄道を参照。
ブラジル 1435 mmおよび1600 mmの路線を除くほぼすべての路線
ボリビア 全て
ブルキナファソ 詳しくは英語版ブルキナファソの鉄道を参照。
ミャンマー
カンボジア
カメルーン 詳しくは英語版カメルーンの鉄道を参照。
チリ チリ国鉄・タルカ - コンスティトゥシオン支線
チリ北部鉄道(チリ縦貫鉄道中北部k)
アントファガスタ・ボリビア鉄道
アリカ・ラパス鉄道(チリ国鉄保有)
中国 中国国鉄昆石線昆河線
クロアチア ザグレブオシエクの各路面電車
デンマーク 地方鉄道で存在したが、全て廃止され、デンマーク鉄道博物館にオールフスで使用された路面電車が展示されている。
ジブチ ジブチ-アディスアベバ
エチオピア アディスアベバ-ジブチ間
フィンランド ヘルシンキ・トラム
フランス 歴史的には多くの地方、地域の鉄道で用いられたが、残るのは少数であり、ヴァロルシヌ-サンジェルヴェレバン線イエロートレインフランス国鉄の一部、プロヴァンス鉄道コルシカ鉄道などが含まれる。リール、サンチティエンヌの路面電車もメーターゲージ。
ドイツ ハルツ狭軌鉄道、多くの路面電車が該当する(フライブルク、アウクスブルク、ウルム、マンハイムなど)。
ギリシャ ペロポネソス半島の路線
インド Pachora-Jamner line ほか多数
コートジボワール 詳しくは、英語版コートジボワールの交通を参照。
イラク
ケニア
ラオス タイ国鉄のラオス国内区間(3.5 km)
ラトビア リエパーヤの路面電車
マダガスカル
マレーシア マレー鉄道
マリ 詳しくは、英語版マリの交通を参照。
ノルウェー Thamshavnbanen保存鉄道トロンハイムの路面電車 (Gråkallbanen)
パキスタン 詳しくは、英語版パキスタンの交通を参照。
ポーランド
ポルトガル
ルーマニア アラドヤシシビウの路面電車。
ガラツィの路面電車も過去にメートルゲージであったが、1975年に標準軌に改軌された。
ロシア カリーニングラード-ピャチゴルスクを結ぶ路面電車。
セネガル 詳しくは、英語版セネガルの交通を参照。
セルビア ベオグラードの路面電車シャルガン・エイト
シンガポール マレー鉄道
スロバキア スロバキア国鉄タトラ電気鉄道 (Tatranské elektrické železnice, 35.0 km)
シュトルバ-シュトルブスケー・プレソ間ラック式鉄道 (Ozubnicová železnica Štrba - Štrbské Pleso, 4.8 km)
チェルメリュ鉄道(コシツェ子供鉄道、Čermeľská železnica、4.2 km)
ブラチスラヴァ交通企業 (Dopravný podnik Bratislava) 市内電車線(39.6 km)
スペイン スペイン狭軌鉄道のうち北西地方の路線とトランスカンタブリコ線を含む。バスク鉄道およびビルバオの地下鉄と路面電車。
バルセロナ地下鉄8号線及びカタルーニャ公営鉄道が運営するS4、S8、R5、R6の各路線。
セルカニアス マドリードのC-9線。
スイス ほとんどの通勤路線山岳鉄道ラック式鉄道と、一部の長距離路線、路面電車。
タンザニア タンザン鉄道以外の路線。
タイ タイ国鉄
チュニジア 詳しくは、英語版チュニジアの交通を参照。
トルコ イスタンブール市内の鉄道
ウガンダ
ウクライナ リヴィウヴィーンヌィツャジトーミルエフパトリアの各路面電車
ベトナム

軌間が 579 mm 以上、1,000 mm 未満の国・地域・路線[編集]

ナローゲージのうち、579 mm 以上、1,000 mm 未満の国・地域・路線

軌間 国/地域 記事
メートル法 ヤード・ポンド法
950 mm 3 ft 125 in イタリア 過去に法律で定められていたもので、現在は地方鉄道に残る
エリトリア
ソマリア モガディシオ・ヴィラブルッチ鉄道モガディシュ - ジョハール、廃線)
914 mm 3 ft 0 in オーストラリア パウエルタウンのトロッコ、民間の木材運搬用[11].
カナダ ホワイトパス・ユーコン鉄道。詳しくは、英語版カナダの狭軌鉄道を参照。
コロンビア 詳しくは、英語版コロンビアの鉄道を参照。

エルサルバドル

グアテマラ グアテマラの鉄道グアテマラ鉄道[12]
ハイチ 2路線で使用していることが確認されている。詳しくは、ハイチの鉄道を参照。
アイルランド ドニゴールの鉄道(County Donegal Railways Joint Committeeただし、廃止後、保存)、ロンドンデリー&ラスミュラン鉄道(廃止)、キャバン&リートリム鉄道(廃止後、保存)、ウエストクレール鉄道(廃止後、保存)、 バリーキャッスル(廃止)ジャイアンツ・コーズウェー鉄道(廃止後、保存)バリーメナ&コルレーン鉄道(廃止)ボルド・ナ・モーナにおける広範囲の産業鉄道網
マン島 マン島電気鉄道及びマン島鉄道
ペルー ワンカヨ-ワンカーヨ間[13]ただし、標準軌に改軌済み、詳しくは英語版Railroad Development Corporationを参照。ペルー・レイルクスコ-マチュ・ピチュ間。[14]フェロカリル・セントラル・アンディノ
スペイン バレアレス諸島の鉄道( Palma-Soller-Puerto de Soller line)
アメリカ コロラド州内:カンブレス&トルテック鉄道ジヨージタウン・ ループ鉄道デュランゴ・アンド・シルバートン・ナロー・ゲージ鉄道ユタ州へ路線を延ばしていたウインタ鉄道
カリフォルニア州ディズニーランド鉄道ディズニーランド内)、ノース・パシフィック・コースト鉄道サザン・パシフィック・コースト鉄道ゴーストタウン&ギャリコ鉄道ナッツベリーファーム内)、 ヨセミテ・マウント・シュガー・パイン鉄道ヨセミテ国立公園内)、ロアリングキャンプ&ビッグツリー・ナローゲージ鉄道ウエストサイド・ランバー・カンパニー・レイルウェイネバダ州へ路線を延ばしていたカーソン&コロラド鉄道
フロリダ州ディズニーランド鉄道ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内)。
ニューヨーク州キャッツキル登山鉄道キャッツキル&タンナーヴィル鉄道オーティス・エレベーティング鉄道


オレゴン州サンプター峡谷鉄道

日本 九州における馬車鉄道軌道において多く採用された。本州では石川県馬車鉄道と唯一の地方鉄道として岡山県西大寺鉄道が採用している。
912 mm 2 ft 1178 in ジョージア ボルジョミ - バクリアニ間の 37 km
900 mm 2 ft 11716 in オーストリア リンツの路面電車
エストニア 鉱山鉄道 (Vaivara-Viivikonna mine railway) 。第二次世界大戦中に標準軌に改軌され、さらに戦後、1,520 mm に改軌された。
ドイツ モリー鉄道

ジョージアアブハジア

ノヴィ・アフォン洞窟鉄道
ポーランド クラクフの路面電車(1953年、標準軌に再改軌されている)
ポルトガル リスボンの路面電車
891 mm

2 ft 11110 in
(3 スウェーデンフィート)

スウェーデン 19世紀から20世紀初頭に掛けて多くの私鉄が建設された。SJの路線(通常は標準軌)にも存在するが、SJが建設したものではなく、買収した私鉄が建設したものである。その内、ほとんどが標準軌に改軌されており、唯一、ロスラグスバナンストックホルムから北部へ延びる近郊電車)が残る。その他、保存鉄道として存在する路線もある。
850 mm イタリア ポンテ トレーザ - ルイノ間 (1924年に1,100mmへ改軌、1950年廃止)
メナッジョ-ポルレッツァ(1939年廃止)
838 mm 2 ft 9 in 日本 工部省釜石鉄道阪堺鉄道(1897年改軌)
825 mm 2 ft 812 in イギリス フォルクス電気鉄道
802 mm スウェーデン スウェーデンにおいては891mm以下で一番用いられた軌間。ヴェルムランドヘッレフォシュフレドリクスベリー鉄道Hällefors-Fredriksberg Railways1874年開業、1970年廃止)で採用されていたが、この鉄道は延伸することなく、現在残っていない。
800 mm 2 ft 712 in スイス 多くのラック式鉄道山岳鉄道において採用されている。
ウェールズ スノードン登山鉄道
785 mm 2 ft 6910 in ポーランド
762 mm 2 ft 6 in オーストラリア 詳しくは、英語版パッフィン・ビリー鉄道を含むヴィクトリア鉄道のナローゲージを参照。
ブラジル ミナスジェライスEFOM、ただし、サンジョアンデルレイ-チラデンチス間のみ。
チリ アントファガスタ・ボリビア鉄道(1,000 mmへ改軌)
エストニア 第二次世界大戦中、タムサルの石灰工場の産業鉄道で使用されていたが、元々は750mmであり、パイデ・タムサル鉄道の一部であった。現在は廃止されている。
ハイチ 2路線で採用
インド カルカ・シムラ鉄道 ほか
日本 日本における軽便鉄道において多く採用されている。現在残るのは四日市あすなろう鉄道内部線八王子線黒部峡谷鉄道及び黒部専用鉄道三岐鉄道北勢線。日本において初めてこの軌間を採用したのは伊予鉄道(1931年、全線改軌完了)。なお、安房森林軌道(現存)魚梁瀬森林鉄道(廃止)などの森林鉄道、北海道における殖民軌道/簡易軌道(例:歌登町営軌道)でも多く採用されている。
シエラレオネ
スリランカ ケラニ峡谷鉄道(広軌へ改軌)
台湾 阿里山森林鉄路
アメリカ オマハ動物園鉄道オマハヘンリードリー動物園内)、ワシントンパーク動物園鉄道オレゴン州ポートランドワシントンパーク内)。その他、カリフォルニアの森林鉄道の多くが採用している。[15]
イギリス アルフォーフォード・サットントラムウェイリーク・マニフォールド峡鉄道ウェルッシュプール・アンド・クランヴァイア鉄道アーモンド峡谷鉄道シッチングボーン・ケムズレー鉄道グレート・ホィップスネイド鉄道
760 mm 2 ft 5910 in オーストリア チャグンス・パルテネン鉄道ブレゲンツァーワルト鉄道ドイチュランツベルク森林鉄道ファイストリッツタール鉄道グルクタール鉄道ヘレンタール鉄道(ニーダーエスターライヒ)カルムバッハ森林鉄道オーバー・グラフェンドルフ・グレーシュテン地方鉄道マリアツェル鉄道Lokalbahn Mixnitz–Sankt Erhardムアタール鉄道ピンツガウ地方鉄道ザルツカンマーグート地方鉄道Stainzerbahnシュタイヤータル鉄道イップス市電タウラッハ鉄道ThörlerbahnVellachtalbahnライヒラミング森林鉄道ヴァルトフィアテル狭軌鉄道イップスタール鉄道ツィンタール鉄道
ブルガリア 過去にはいくつか存在したが、現在ではセプテムヴリ - ドブリニシテ間 (125.3 km)のみ
ハイチ 2路線で使用されているとされるが、760 mmを用いているという情報も存在
ハンガリー
イタリア ヴァルディ・フィエンメ鉄道ヴァル・ガルデーナ鉄道ロベレート・アルコ・リーヴァ鉄道
ルーマニア 複数の観光鉄道で採用
スロバキア スロバキア国鉄トレンチーン電気鉄道 (Trenčianska elektrická železnica, 5.43 km)
保存森林鉄道のチエルニフロン鉄道 (Čiernohronská železnica, 15 km)、歴史森林開拓鉄道(Historická lesná úvraťová železnica, 旧キスツェ=オラヴァ森林鉄道、3.6 km)、ポヴァジュスク森林鉄道(Považská lesná železnica、休止)
ニトラ・スロバキア農業博物館 (Slovenské poľnohospodárske múzeum v Nitre) 構内保存鉄道 (2.6 km)
750 mm 2 ft 512 in アルゼンチン ベルグラーノ将軍鉄道の一部(77.2 km の区間、1960年代から70年代にかけて1,000mmに改軌[16]
ロカ将軍鉄道の一部(オールド・パタゴニア急行
エクアドル[16]
エストニア 一部
ギリシャ ペロポネソス半島北部の路線ディアコフト-カラブリタ間のラック式鉄道
ドイツ レースニッツグルント鉄道ヴァイセリッツタル鉄道デールニッツ鉄道、ザクセン・オーバーラウヅィッツ鉄道の内、ツィッタウ・オイビン・ヨーンスドルフ鉄道
ラトビア 一部
リトアニア 一部
ノルウェー アーケシュフース県urskog-Høland保存鉄道として1路線。
ポーランド 一部
ロシア 一部
スイス 一部
700 mm 2 ft 312 in デンマーク 甜菜輸送用鉄道では標準とされたが現存せず
686 mm 2 ft 3 in ウェールズ ティウィン鉄道
コリス鉄道
Plynlimon and Hafan Tramway
スコットランド キャンベルタウン・マクリハニッシュ鉄道
666 mm 日本 山梨馬車軌道(1928年廃止)
660 mm 日本 本郷軌道(1954年廃止)
610 mm 2 ft 0 in オーストラリア クィーンズランドにおける広範囲のサトウキビ輸送鉄道網
インド ダージリン・ヒマラヤ鉄道
日本 現存するのは立山砂防工事専用軌道釧路コールマイン。一部、有志により保存されているものも存在する。その他過去に庁南茂原間人車軌道夷隅軌道神岡軌道など。また、人車軌道、産業鉄道、工事用軌道、鉱山内軌道でも採用されていた。
メキシコ コルドバ・ワッツスコ鉄道
カサデロ・サンパブロ鉄道
オルノス鉄道
南アフリカ ポート・エリザベス - アヴォンツール間 (284 km)
ポートシェプストン - ハーディング間 (122 km)
イギリス 多数の鉄道で採用
アメリカ マサチューセッツ州ビレリカ・ベッドフォード鉄道エダヴィル鉄道
メイン州サンディリバー・レンジリーレイク鉄道ブリッジトン・アンド・サコ・リバー鉄道モンソン鉄道ケネベックセントラル鉄道ウィスカセット・ウォータービル・アンド・ファーミントン鉄道S. D. ウォーレン製紙工場メインナローゲージ鉄道博物館ブースベイハーバー(24インチナローゲージ鉄道博物館による支援の元、運営されている)
ペンシルベニア州マウント・グレトナ狭軌鉄道
コロラド州ギルピントラムギルピンクリーク・ビクター鉄道
ニューメキシコ州シルバーシティ・ピノスアルトス・モンゴラン鉄道
台湾 過去に一部の炭鉱鉄道で存在
606 mm 日本 城東馬車鉄道(後の堀之内軌道)(1923年以降、順次762mmへ改軌。1935年廃止)
603 mm 1 ft 1134 in ウェールズ ヴェール・オヴ・レイドール鉄道
600 mm

(ドゴービルゲージ)

1 ft 1158 in アルゼンチン イグアス・熱帯雨林環境列車
ブラジル ペルス - ピラポラ鉄道(保存鉄道)
エストニア 一部
イングランド リントン・バーンステープル鉄道
フランス コルシカ島カルバドス鉄道第一次世界大戦中の塹壕鉄道
ドイツ ドイツ帝国陸軍の野戦軽便鉄道 (Heeresfeldbahn)
ギリシャ ペリオン登山鉄道
ハンガリー Almamellék State Forest Railway、ケメンチェ森林博物館鉄道 (Kemence Forest Museum Railway)、(いずれも詳細不明)
ラトビア
メキシコ タクバヤ鉄道メキシコシティの遊園地内)
ナミビア en:Otavi Mining and Railway Companyオタビにあった鉱山鉄道)
ポーランド Żnińska Kolej Powiatowaクヤヴィ=ポモージェ県に記述、画像あり。(ジュニンヴェネツヤビスクピンゴンサヴァを結ぶ狭軌鉄道)
スウェーデン 過去に一部が保存されているが詳細は不明。 (ムンケダール マリエフレッド-Läggesta間など)
ウェールズ フェスティニオグ鉄道(保存鉄道)ウェールズハイランド鉄道
日本 鉄道連隊千葉県営鉄道八街線(後の成田鉄道八街線、1940年廃止)多古線(1928年、1,067mmへ改軌、後の成田鉄道多古線、1946年廃止)
中国 雲南に存在

軌間が 578 mm 以下の国・地域・路線[編集]

軌間 記事
メートル法 ヤード・ポンド法
578 mm

1 ft 1034 in

ウェールズ ペンリン採石場鉄道
576 mm 日本 群馬馬車鉄道(1908年高崎水力電気に合併、1910年1067mmに改軌、1927年東武伊香保軌道線、1956年廃止)
558 mm 1 ft 10 in

ドミニカ共和国

詳しくは、英語版「ドミニカ共和国の交通」を参照。
500 mm

(ドゴービルゲージ)

1 ft 734 in アルゼンチン 南フエゴ鉄道ティエラ・デル・フエゴ国立公園(ウシュアイア
フランス ドゴービル社発祥の地だけに、各種の鉄道があった。
イギリス
508 mm 日本 鉱山、工場などで採用されていた(例:別子銅山)。
500 mm 日本 明神電車(1941年、762mmへ改軌)など
482 mm 1 ft 7 in マン島 グレートラクシー鉱山鉄道
457 mm 18 in イギリス サンド・ ハットン鉄道スティープル・グランジ鉄道クルー・ワークス鉄道ロイヤル・アーセナル鉄道
アメリカ ビリー・ジョーンズのワイルドキャッツ鉄道
381 mm 15 in イギリス ダッフィールド・バンク鉄道イートン・ホール鉄道ペリーグローブ鉄道レーブングラス・アンド・エスクデール鉄道ビュア・バレー鉄道ロムニー・ハイス&ディムチャーチ鉄道
アメリカ レッドウッド峡谷鉄道
ドイツ ドレスデンパーク鉄道

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2003年より軌間1520 mmへ改軌する工事を開始し、2019年に1520 mmでの運行を開始

出典[編集]

  1. ^ 国際鉄道連合. “3rd Meter Gauge Group CEO’s Conference”. 2013年3月8日閲覧。 p. 4
  2. ^ a b c Railroad Gauge Width”. Паровоз ИС. Российский железнодорожный портал. 2012年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年11月29日閲覧。
  3. ^ a b Rieger, Bernhard (2006年4月23日). “Breitspurbahn”. 2007年11月29日閲覧。
  4. ^ Canada's Digital Collections archived at Library and Archives Canada”. Government of Canada. 2007年11月29日閲覧。
  5. ^ The Days They Changed the Gauge”. 2016年6月1日閲覧。
  6. ^ ジェーン鉄道年鑑1969/1970年度版によれば、1435mm
  7. ^ Mexlist” (2007年). 2007年11月29日閲覧。
  8. ^ Ferrocarril Central Andino”. Railroad Development Corporation (2007年). 2007年11月29日閲覧。
  9. ^ Pacific Railroad Act - Transcontiental Railroad and Land Grants”. 2008年12月25日閲覧。
  10. ^ Railway Infrastructure”. Vietnam Railways (2005年). 2007年11月29日閲覧。
  11. ^ M. A. McCarthy. (1998) "Gembrook - the Railway and Town". Retrieved on 2008-11-06
  12. ^ Ferrovías Guatemala”. Railroad Development Corporation (2007年). 2007年11月29日閲覧。
  13. ^ Map of Peru”. Railroad Development Corporation. 2007年11月29日閲覧。
  14. ^ RUTA CUSCO - MACHU PICCHU”. Perurail. 2007年11月29日閲覧。
  15. ^ Elg, Lennart (2003年4月1日). “30" Gauge Logging”. 2007年11月29日閲覧。
  16. ^ a b Jane's World Railways. (1969-1970) 

関連項目[編集]