台北捷運

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
台北捷運
Taipei Metro
台北捷運のシンボルマーク
台北捷運のシンボルマーク
基礎情報
所在地 中華民国の旗 中華民国台湾
台北市新北市桃園県[1]
種別 都市鉄道、空港連絡鉄道
路線数 11
駅数 103駅(公式には109駅[2]
日乗客数 1,738,048人(2013年平均)[3]
乗客数 634,961,083人(2013年[3]
経営者 譚國光
本部所在地 台北市中山区中山北路二段48巷7号
ウェブサイト http://www.trtc.com.tw/
運営
開業日 1996年3月28日
運営者 臺北大衆捷運股有限公司
列車全長 高運量:本線6両固定編成、支線は3両編成、
中運量(ゴムタイヤ):4両編成
中運量(鉄輪):4両固定編成
運転時隔 3-7分間隔,深夜12-15分間隔
仕様
路線総延長 路線総延長:134.6km
営業路線:129.2km
軌間 高運量、中運量鉄輪:1,435mm(標準軌[4]中運量ゴムタイヤ:中心線間隔1,880mm。
最小曲線半径 高運量: 200m
中運量: 30m
電化 第三軌条方式 (750V直流)
平均速度 高運量: 35km/h
中運量: 34km/h
最高速度 高運量: 80km/h
中運量: 70km/h
テンプレートを表示
台北捷運
各種表記
繁体字 台北捷運
拼音 Táibĕi Jiéyùn
注音符号 ㄊㄞˊ ㄅㄟˇ ㄐㄧㄝˊ ㄩㄣˋ 
発音: タイペイジェユン
台湾語拼音 Tâi pak chiat ūn
日本語漢音読み たいほくしょううん
英文 Taipei MRT
metro Taipei
テンプレートを表示
文山線・忠孝復興駅
板南線・西門駅

台北捷運(たいぺいしょううん)は、中華民国台湾台北市内及び、その周辺の新北市板橋区土城区永和区中和区新店区淡水区三重区蘆洲区などの慢性的な交通渋滞を緩和する為に設置された捷運地下鉄)。正式名称は台北都会区大衆捷運系統(Taipei Rapid Transit System)。台北大衆捷運股有限公司(Taipei Rapid Transit Corporation)によって運営されている。呼称としては、北捷、MRT(Mass Rapid Transit)もしくはMETRO台北などがある。

概要[編集]

当初は全ての路線が自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)で運用される事になっていたが後に見直され、地下鉄・地上線(高架区間)・自動案内軌条式旅客輸送システムによる交通体系が構築された。文山線および内湖線棕線)のみ自動案内軌条式旅客輸送システム(フランスVALシステムを採用)で、その他の路線は、地下鉄と高架区間(軌間1435mm、第三軌条集電方式)である。

現在も、台北市信義地区松山地区新北市土城区三重区新荘区蘆洲区で捷運路線を建設中であり、今後10年以内で台北市と周辺都市のほぼ全域で鉄道ネットワークが完成することになる。また、台北板橋南港の各駅で、台湾鉄路管理局西部幹線台湾高速鉄道に接続する予定である。

車内の駅名アナウンスは、各言語を平等に扱う法令の存在から、国語北京語)・台湾語客家語英語の4種で放送される。ただし、中国語に関しては、全て国語で発音する駅(新語等で相当する発音がない駅、台北小巨蛋駅、法令により全て同一発音でも省略できない)、地域の慣習から国語と異なる発音の駅(三重駅)等もある。

なお、改札口に黄線で示されている制限エリア内や車内での飲食・喫煙は禁止されており過料の対象となる。[5]また、改札内にあるトイレは改札外からでも利用でき、窓口の係員にその旨を申し出れば入場料なしでトイレを貸してくれる。[6]

2007年5月1日より、中正紀念堂駅古亭駅剣潭駅及び市政府駅の4駅でIC乗車券(トークン)の使用を開始し、順次全駅の自動改札機、および自動券売機を全面的に交換し、完全にIC化された。

路線一覧[編集]

台北捷運路線図
路線 区間 キロ程 備考
  1号線
文湖線
文山線 動物園 - 中山国中 10.9km  
内湖線 中山国中 - 南港展覧館 14.8km  
  2号線
淡水信義線
淡水線 淡水 - 中正紀念堂 23.2km  
信義線 中正紀念堂 - 象山 6.4km  
象山 - 中坡駅(仮称) 1.5km 建設中
  新北投支線 北投 - 新北投 1.2km  
  3号線
松山新店線
新店線 新店 - 中正紀念堂 9.3km  
小南門線 中正紀念堂 - 西門 1.6km  
松山線 西門 - 松山 8.5km
  小碧潭支線 七張 - 小碧潭 1.9km  
  4号線
中和新蘆線
中和線 南勢角 - 古亭 5.4km  
4A号線
新荘線
古亭 - 迴龍 19.7km  
4B号線
蘆洲線
大橋頭 - 蘆洲 6.4km  
  5号線
板南線
南港線 南港展覧館 - 西門 13.5km  
板橋線 西門 - 府中 7.2km  
土城線 府中 - 永寧 5.5km  
永寧 - 頂埔 2km 建設中
  黄線 南北線 秀朗橋 - 剣南路 17.1km 計画中
環状線 剣南路- 新北産業園区 14.2km 計画中
新北産業園区 - 大坪林 15.4km 建設中
大坪林 - 動物園 5.6km 計画中
安坑線 十四張 - 中央印刷工場 7.8km 計画中
  萬大線 萬大線 中正紀念堂 - 員山子 9.4km 建設中
四十張 - 廻龍 13.3km 計画中
  民生汐止線 民生汐止線 汐止 - 大稲埕 17.5km 計画中

運行系統[編集]

現在の運行系統[編集]

 松山線の開通に合わせ、イメージカラーの路線ごとに新しい運行系統による運転が開始された。路線一覧の表を参照。

2014年11月14日までの運行系統[編集]

淡水線(通称紅線)は、信義線(通称紅線)および新店線(通称緑線)と相互直通運転を行っており、淡水 - 新店間の列車と北投 - 象山間の列車が交互に運転されている。小南門線(通称緑線)は新店線と台電大楼まで直通運転を行っている。中和線及び新荘線蘆洲線(通称橘線)は、南勢角発着の直通運転で迴龍方面の列車と蘆洲方面の列車が交互に運転されている。古亭を境に別線ではあるが、路線カラーは共通であり、事実上同じ路線として運用されている。文山線(通称棕線)は内湖線の開業に伴い、文山内湖線として直通運転を行うようになった。松山線は、小南門線および新店線と相互直通運転を行っており、松山 - 新店間と松山 - 台電大樓間の区間運転列車が運行されている。それ以外の路線新北投支線(通称紅線支線)、小碧潭支線(通称緑線支線))は現在、直通運転を行わず線内を往復している。

車両[編集]

MRT文山線
MRT淡水線
製造元-マトラ 
最高速度-80km
運用路線-文山内湖線
  • CITYFLO650型中運量電聯車
製造元-ボンバルディア・トランスポーテーション 
最高速度-70km
運用路線-文山内湖線
  • C301型高運量電聯車
製造元-URC(川崎重工業
最高速度-90km
運用路線-淡水信義線
  • C321型高運量電聯車(zh
製造元-シーメンス
最高速度-90km
運用路線-板南線
  • C341型高運量電聯車
製造元-シーメンス
最高速度-90km
運用路線-板南線
  • C371型高運量電聯車
製造元-川崎重工業
最高速度-90km
運用路線-松山新店線、中和新蘆線、新北投支線、小碧潭支線。
  • C381型高運量電聯車
製造元-川崎重工業
最高速度-90km
運用路線-淡水信義線、松山新店線

運賃[編集]

身長ルール
距離 - 5km 5 - 8km 8 - 11km 11 - 14km 14 - 17km 17 - 20km 20 - 23km 23 - 27km 27 - 31km 31km -
運賃 NT$20 NT$25 NT$30 NT$35 NT$40 NT$45 NT$50 NT$55 NT$60 NT$65
  • プリペイド式のICカード:名称:悠遊卡(英名称:EasyCard)を利用する場合、20%の割引が適用される[7]
  • 6歳未満と115cm以下の身長の子供は運賃が無料となる。
  • 満12歳以下、満65歳以上または心身障害者の場合、60%の割引が適用される優待悠遊カードを購入できる。発行時に年齢、本人確認できる公的身分証が必要となる。(日本人の場合、パスポートや運転免許証、写真付の各種障害者手帳など)
  • 1日フリー切符:One-Day Passの場合、1日NT$150で乗り放題となる[7]

歴史[編集]

路線拡大の歴史
1986年 3月27日 台北捷運の初期路線網が行政院にて確定
1988年 12月15日 台北捷運建造工事開始
1996年 3月28日   木柵線 全線開通
1997年 3月28日   淡水線 淡水駅 - 中山駅間開通
  新北投支線 全線開通
12月25日   淡水線 中山駅 - 台北車站駅間延伸
1998年 12月24日   中和線 全線開通
  新店線 中正紀念堂駅 - 古亭駅間開通
  淡水線 台北車站駅 - 中正紀念堂駅間延伸により全線開通
1999年 11月11日   新店線 古亭駅 - 新店駅間延伸により全線開通
12月24日   南港線 市政府 - 西門駅間開通
  板橋線 西門 - 龍山寺駅間開通
2000年 8月31日   板橋線 龍山寺駅 - 新埔駅間延伸
  小南門線 全線開通
12月30日   南港線 市政府駅 - 昆陽駅間延伸
2004年 9月29日   小碧潭支線 全線開通
2006年 5月31日   板橋線(板橋延伸線) 全線開通
  土城線 府中駅 - 永寧駅間開通
2007年 7月4日   猫空ロープウェイ 全線開業
2008年 12月25日   南港線 昆陽駅 - 南港駅間延伸
2009年 7月4日   内湖線 全線開通、木柵線と直通開始
2010年 11月3日   新荘線 忠孝新生駅 - 大橋頭駅間開通
  蘆洲線 全線開通
2011年 2月27日   南港線 全線開通
2012年 1月5日   新荘線 輔大駅 - 大橋頭駅間開通
9月30日 忠孝新生駅 - 古亭駅開通
2013年 6月29日   新荘線 全線開通
2013年 11月24日   信義線 中正紀念堂駅 - 象山駅
2014年 11月15日   松山線 全線開通


今後の開業予定[編集]

台北捷運路線及び計画図
2015年 6月   土城線(延伸) 永寧駅 - 頂埔駅(全線開通)
2018年 6月   環状線 新北産業園区駅 - 大坪林駅
2020年 12月   信義線 象山駅 - 中坡駅(全線開通)
  萬大線 中正紀念堂駅 - 員山子駅

出典[8][9][10]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 新荘線迴竜駅の一部の設備は桃園県亀山郷内にある。
  2. ^ 2線のプラットホームが分離している駅(台北駅忠孝復興駅大安駅など)を2駅として計算しているため。但し、2線が交差し対面乗り換えができる駅(中正紀念堂駅古亭駅)は1駅と計算している。
  3. ^ a b 臺北市交通統計查詢系統
  4. ^ 捷運百科—軌道工程(臺北市捷運工程局)
  5. ^ “捷運系統內旅客禁止飲食規定與範圍為何?是否有相關取締或宣導措施?”. 台北捷運. (2014年7月10日). http://www.trtc.com.tw/ct.asp?xItem=910982&ctNode=22276&mp=122031 2014年7月19日閲覧。 
  6. ^ “捷運便民措施”. 台北捷運. (2014年4月19日). http://www.trtc.com.tw/ct.asp?xItem=1009666&CtNode=24554&mp=122031 2014年7月19日閲覧。 
  7. ^ a b 「台北捷運:車票種類」台北捷運の公式webページ(2010年1月31日閲覧)
  8. ^ 2013年6月4日・13:51現在の公式プレスより
  9. ^ 台北市ホームページによる、萬大線の工事進捗状況
  10. ^ 新北市ホームページによる、萬大線の工事進捗状況

関連項目[編集]

外部リンク[編集]