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国道423号

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一般国道
国道423号標識
国道423号
地図
地図
総延長 57.3 km
実延長 56.2 km
現道 51.3 km
制定年 1982年
起点 大阪府大阪市北区
梅新南交差点(北緯34度41分47.10秒 東経135度30分4.64秒
主な
経由都市
大阪府吹田市箕面市池田市
終点 京都府亀岡市
加塚交差点(北緯35度0分49.69秒 東経135度34分15.81秒
接続する
主な道路
記法
国道25号
国道1号
国道479号
国道171号
国道176号
国道173号
国道372号
国道9号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
国道423号 起点
大阪府大阪市北区 梅新南交差点

国道423号(こくどう423ごう)は、大阪府大阪市北区から箕面市を経て、京都府亀岡市に至る一般国道である。

概要

大阪市から箕面市の区間は、大阪万博に合わせ整備された新御堂筋(旧:大阪府主要地方道大阪箕面線)であり、1981年昭和56年)4月30日の政令第153号による路線指定により、翌年4月1日付で一般国道に昇格した。池田市 - 豊能町 - 亀岡市の一般道路の区間は摂丹街道とも呼ばれる。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

路線状況

新御堂筋(高架道路区間)
国道479号との分岐
大阪府吹田市南吹田

起点・梅新南交差点から北は、新御堂筋という日本有数の交通量の多い大通りで、片側2 - 3車線の高架道路である[2]。新御堂筋は、地下鉄御堂筋線北大阪急行を上下線間に挟む幅95mの道路で、一般国道では日本第2位の広さで知られる[4]。箕面市萱野・箕面市下止々呂美間は、国道171号等と重複する現道と、2007年開通の箕面有料道路の2つの道路が並行する。現道の池田市伏尾町以北の区間は主に谷合を走る市街地から外れた山道で、箕面有料道路の方は大部分が長大な箕面トンネルで構成された渋滞回避のできる道路である[2]

国道423号線では池田市 - 豊能町間は線形も悪いため、阪急バス伏尾停留所 - 発電所前 - 北摂池田メモリアルパーク前停留所間において「伏尾バイパス」の設置を進めている。1998年6月、2003年8月には発電所前バス停付近で土砂崩れが発生し、現地を走るバス(阪急バス東能勢線)が迂回を余儀なくされた。また2009年3月にも発電所前停留所 - 大弥採石場(現・北摂池田メモリアルパーク前)停留所間において同様の土砂崩れが発生している[5]

この国道423号を生活道路としている豊能町域では2005年9月に大阪府道110号余野茨木線で道路崩落事故が発生し、北大阪ネオポリス - 千里中央線などの路線バスは1ヶ月ほど広域的迂回をすることを余儀なくされ、完全復旧に一年ほど要した。

別名

有料道路

重複区間

地理

豊能郡豊能町牧付近
2013年9月

大阪 - 箕面間は大阪市街地内の街路で、箕面 - 亀岡間は、のどかな平坦地と山中のつづら折れの道路が繰り返す[2]丹波亀山城から本能寺へと向かう明智光秀の軍の先発隊が行軍していたが、京都へ向かって反転したという法貴峠(亀岡市曽我部町)に、明智戻り岩が残されている。

通過する自治体

※は箕面有料道路を通らない一般道路における経路(他の国道との重複部分を含む)

交差する道路

沿線にある施設など

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b c d e f g 2018年4月1日現在

出典

参考文献

  • 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年10月20日。ISBN 978-4-06-288282-8 

関連項目

外部リンク