ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』(ドラゴンボールゼット きょくげんバトル!!さんだいスーパーサイヤじん)は、1992年7月11日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第10弾である。監督は菊池一仁。
夏休みの東映アニメフェアの1つとして上映された。同時上映作は『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍』『ろくでなしBLUES』。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
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解説[編集]
邦画興行収入25.5億円[要出典]、邦画配給収入14億5千万円、観客動員数400万人[1]。1996年初頭時点におけるビデオ販売本数は4万3千本[1]。
本作はトランクスの初出演作品である。亀仙人とウーロンがミスこの世で一番べっぴん世界大会で水着ギャルをあれこれ妄想するなど、ドラゴンボールの名物シーンも登場している。劇場版10作目ということもあって、劇場公開時のプログラムでは過去10作品を振り返る内容の記事が掲載されていた。
大全集には「劇中でのゲロ抹殺や、悟飯がサイヤ人になれない点からドクター・ゲロ死亡からセルが完全体に変身するまでと時期を推測。ただし、その頃の悟空は伝染病で倒れているか、精神と時の部屋で修行中。平行世界的な出来事といえる」と書かれており[2]、前作『激突!!100億パワーの戦士たち』より時系列的には前の話と考察されている。
あらすじ[編集]
人造人間17号によって、ドクター・ゲロは殺された。しかし、人造人間達ですら知らない極秘の地下研究施設では、ゲロの怨念を引き継いだスーパーコンピューターが引き続き『孫悟空抹殺』を目的に開発を続けていた。
平和な日常を送る悟空達の前に、突如として謎の2人組が襲撃をかけ、街を破壊し始める。その存在に気付いた悟空は、2人に気が感じられない事から、ドクター・ゲロの作った人造人間である事を察知する。街中で戦う悟空とトランクスであったが、トランクスの咄嗟の一言で、人気のない場所へ誘き出す。
その頃、ドクター・ゲロの研究所では最後の人造人間・13号が完成し、孫悟空の元へと迫っていた。
ゲストキャラクター[編集]
ドクター・ゲロのコンピューターが孫悟空抹殺のため作りだした、彼の遺志を継ぐ人造人間として、以下の3体が登場。全員永久式エネルギー炉を搭載した完全なロボットタイプで8号や16号とは違い、目的のためなら無意味な破壊や殺戮を平然と行うマシンである。原作には登場しないものの「13、14、15号はかなり完成度が高かった」と解説されていた[3]。
- 人造人間13号
- 3体の中では最強の力を持つ、最後に目覚めた人造人間。帽子と胸の服にRRのマークが入っている。14号・15号と異なり外見は一般の人間に近い。2体に比べて人語も堪能な上に饒舌であり、自分達の目的は「孫悟空を殺すことである」と明言している。ほかの人造人間を吸収しての強化といった点から、東映アニメフェア92夏のパンフレットでは、セルの原型ではないか?と指摘されている。
- 南極にて悟空との一騎打ちの最中、倒された14号と15号の戦闘データーチップと動力炉を吸収してさらに強力な「合体13号」[4]となった。合体後は、3メートルを越す巨体となり、体の色が青く変色して筋肉が隆起し、眉毛が消えて白目を向き、白い髪が赤くなって逆立つなど外見上の劇的な変化に加え、他の2体の仲間同様に人語を発さなくなり、理性がほとんど失われる。
- どんな攻撃にびくともせず、トランクスやピッコロを一蹴するほどの強さを得るも、元気玉を吸収して超サイヤ人化した悟空の迫力に焦りを感じ、右腕で殴り掛かるが、殴った弾みに右腕が消滅し始め、今度は左腕で殴り掛かるが、左腕も殴った弾みに消滅し始める。最後はどうすることも出来ず、悟空から重い拳の一撃で胸を貫かれ「孫悟空ー!」と叫んで大爆発を起こした。この時の悟空は、13号を倒したことを憶えていなかったらしく、病院でクリリンにそのことを伝えられた時は、「オラ、分かんねぇ…」と答えていた。
- 両手から追尾機能のある人工エネルギー弾を放つ技「S.S(スーパー・スペシャル)デッドリィボンバー」は、本人によれば「地球の半分を破壊するほどのエネルギーが凝縮されている」とのことだが、ベジータのエネルギー弾で弾き飛ばされた。
- 本作で人造人間13号の声を務めていた曽我部和恭が2006年に死去したことで、プレイステーション2専用のゲームソフト『ドラゴンボールZ Sparking!NEO』、続編の『ドラゴンボールZ Sparking!METEOR』と以降の作品では遠藤守哉が人造人間13号の声を担当している。
- 人造人間14号
- 3体の中では最も巨漢のロボット型人造人間。白い肌に辮髪を結っている。ベルトとバックルにRRのマークが入っている。
- 13号とは異なり、人語はほとんど話さず、機械的に「ソン ゴクウ」と繰り返し音声を発するのみである。また、ほかの2体に比べて表面的な表情の変化にも乏しく、戦闘中もほぼ常に無表情である。
- 13号よりも先に目覚め、13、15号と共に悟空達と戦う。南極でのトランクスとの戦いでは、彼の剣を指先2本で受け止め、一時的に奪ったその剣で至近距離から放たれたトランクスのエネルギー弾を切り払うなど無類の強さを見せたが、最終的にはトランクスの剣術で上半身と下半身に体が真っ二つに切断されて爆発した。その後は、15号と共に体のパーツは13号に吸収された。
- 人造人間15号
- 3体の中では最も小柄のロボット型人造人間で、14号と同様に人語はほとんど話さないが、14号とは異なり表情の変化は比較的に多い。常に酒ビン風のエネルギー補給用のドリンクを携帯している。肌の色は紫、蝶ネクタイにRRのマークが入っている派手な色の服を着用し、サングラスと巨大な帽子が特徴。帽子の下に隠れた頭部は19号と同じように内部が見える電子頭脳であり、眼球部はレンズ状とほぼ機械のまま。また、頭頂部にはアンテナらしき3本の管が伸びており、これらはドクター・ゲロのコンピューターと直結しており、戦士たちのデータをより明細に分析することができる。
- 身だしなみに気を配っているのか、戦闘中でも帽子や衣服の乱れを整えている場面がある。それ以外では優勢になると表情をニヤリと歪める他、着地時や歩いている最中に突然雪の中に埋まったり、風で顔に当たった14号の辮髪を嫌悪感を露わにしてどけたりと、他の2体に比べてどこか滑稽な場面が多い。
- 13、14号とともに悟空、トランクスと戦った。14号との連携攻撃は抜群であり、その高い分析機能により悟空達の動きを全て読んでおり、トランクスや悟空を圧倒していた。単独での戦闘能力も高く、途中で現れたベジータとは互角以上の戦いを展開していた。しかし、最終的には一歩及ばずに首を折られて爆発した。その後は、14号と共に体のパーツは13号に吸収された。
声の出演[編集]
- 孫悟空、孫悟飯 - 野沢雅子
- ピッコロ - 古川登志夫
- クリリン - 田中真弓
- トランクス - 草尾毅
- ベジータ - 堀川亮
- 人造人間13号 - 曽我部和恭
- 人造人間14号 - 江川央生
- 人造人間15号 - 小林俊夫
- ドクター・ゲロ - 矢田耕司
- 亀仙人 - 宮内幸平
- チチ - 渡辺菜生子
- ウーロン - 龍田直樹
- 女性客 - 瀬戸真由美
- 女店員 - 西本悦子
- 主婦 - 佐藤麻子
- ナレーター - 八奈見乗児
スタッフ[編集]
- 製作総指揮 - 今田智憲、安齊富夫
- 原作 - 鳥山明
- 企画 - 森下孝三、清水賢治、金田耕司、週刊少年ジャンプ
- 製作担当 - 小塚憲夫
- 脚本 - 小山高生
- 音楽 - 菊池俊輔
- 撮影監督 - 武井利晴
- 録音 - 二宮健治
- 編集 - 福光伸一
- 美術監修 - 池田祐二
- 美術監督 - 長崎斉
- 作画監督 - 前田実
- 監督 - 菊池一仁
- 原画 - 中鶴勝祥、稲上晃、長谷川真也 他
- 宣伝協力 - フジテレビ
主題歌[編集]
- オープニングテーマ - 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - 影山ヒロノブ
- エンディングテーマ - 「GIRI GIRI-世界極限-」
- 作詞 - 佐藤大 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - 影山ヒロノブ、YUKA
映像ソフト[編集]
いずれも東映ビデオより発売。
- VHS・LD
- 1993年2月12日に発売。
- DVD
- DRAGON BALL 劇場版 DVDBOX DRAGON BOX THE MOVIES
- 2006年4月14日発売。
- DRAGON BALL THE MOVIES #07 ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
- 2008年11月14日発売。
- DRAGON BALL 劇場版 DVDBOX DRAGON BOX THE MOVIES
脚注[編集]
- ^ a b 『予約特典・ドラゴンボール最強への道・劇場版ご近所物語A5サイズ前売特典冊子』8頁。
- ^ 渡辺彰則編「DBZ THE MOVIE BATTLE STORIES №7『極限バトル!!三大超サイヤ人』」『ドラゴンボール大全集6巻』集英社、1995年12月9日、ISBN 4-08-782756-9、96頁。
- ^ 鳥山明「扉ページ大特集 XXX」『DRAGON BALL 第30巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1992年6月10日、ISBN 4-08-851420-3、187頁。
- ^ 東映アニメフェア92夏のパンフレットやフィルムブックでは「変身13号」と表記
関連項目[編集]
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