レッドリボン軍

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レッドリボン軍(レッドリボンぐん)は、鳥山明漫画アニメ作品『ドラゴンボール』シリーズに登場する架空の団体。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

世界征服を狙う悪の軍団。「軍」と呼ばれ、正規軍のような階級もあるが特定の国に所属しているわけではなく、ありていにいって『豊富な資金と強力な軍用兵器を持ったマフィア』である。世界各地にその悪名が知られており、「世界最悪の軍隊」との異名も持つ。たいていの人は名前を聞いただけで震え上がるほど。登場した初めのころは、「警察でも対処できない」といった旨の説明がなされており、公的な対抗手段が存在しなかったことが伺える。

構成員は人種も年齢も多様だが、施設や装備品のほとんどに、横にした三角形の頂点を重ねた赤いリボン型のマーク(中に白抜きでRRと書かれている)をつけているため、一目でレッドリボン軍だと判別できる。

ドラゴンボールを狙って孫悟空らと対立し、戦いを繰り広げる。孫悟空はレッドリボン軍を単身壊滅させたが、のちに人造人間を開発したドクター・ゲロによって大事件が巻き起こる。名前は全員、色彩関係で統一されている。

作者によると、「将軍と大佐ばかりなのは、『仮面ライダー』の影響によるもの」。

[編集] 構成

[編集] レッドリボン軍本部

レッド総帥
声:内海賢二
レッドリボン軍の総帥で、右目の眼帯が特徴。アニメではに似た凶暴なペットを飼っている。ドラゴンボールで世界征服を企んでいると思われていたが、実はコンプレックスである低い身長を伸ばすのが目的だった(世界征服は自軍の軍事力で時間をかければ出来ると考えていた)。それを知ったブラックに「組織ではなく、個人の私利私欲のために、幾人もの一般兵士を犠牲にした」と強く責められるが、開き直って傲慢な態度をとり続けた為に銃殺されてしまった。本レッドリボン軍編における「悪のトップ」だが、戦うことはおろか、悟空に存在すら知られぬまま死亡するという異例の最期を迎えた。
アニメでは、本部に、椅子に座っている背が高いレッドと、異様に背が低くなっているブラックの肖像画がかけられていた。
また、Z205話では、ブラックと共にパロディキャラとして、悟飯扮するグレートサイヤマンを題材にした映画監督を演じていた。
右目の眼帯などから、戦闘経験もある可能性が示唆されるも、実際悟空と直接戦おうとしなかった点や見た目に気にしていた事からも、自身の戦闘力はピラフ同様殆ど皆無で、莫大な資金力で軍を結成した可能性が高い。
ブラック参謀
声:佐藤正治
レッドの補佐。身長が高く、いつもレッドに近づくなと言われてしまう(自分の身長の低さが際立ってしまうのをレッドが気にするため)。レッドリボン軍による世界征服の実現を純粋に強く望んでいる。
レッド総帥を銃殺した後、悟空を仲間にしようとするが断られ、タイマンで決闘するも全く歯が立たず、バトルジャケットで戦いを挑むが敗北し、ジャケットと共に爆死。アニメでは悟空が本部に乗り込んできた際、吊り天井を落としたレッドに悟空ごと押しつぶされかけており、その恨みもレッドを殺す要因となっていた模様。原作では数少ない、スクリーントーンを常用していたキャラクターの一人。
悟空とタイマン勝負を挑む際に『これまでの奴らのようにはいかんぞ』と言っていたことから強さはレッドリボン軍ナンバーワンの実力と思われるが、実際は定かではない。
また、Z205話では、レッドと共にパロディキャラとして、悟飯扮するグレートサイヤマンを題材にした映画助監督?を演じていた。
『ドラゴンボールGT』では、地獄でナッパやブルー将軍などと共に行動をとっていた。

[編集] シルバー隊

シルバー大佐
声:銀河万丈
レッドリボン軍の幹部のひとりで、劇中ではドラゴンボール捜索隊を指揮していた。ボクシングが得意。ドラゴンボール(六星球)を悟空に奪われる失態から処刑される。トレードマークはコート。
原作では殆ど活躍することはなかったが、アニメでは悟空と戦うまでに登場シーンが大幅に追加されており、かなりの活躍を見せている。追ってきた牛魔王をやり込め(ただし戦闘能力そのものは遠く及ばなかったが)、骨董商(声:大竹宏)が差し出した偽のドラゴンボールを見破るなど頭脳的な面を見せ、ピラフ一味の持っていた本物のドラゴンボールも奪っている。また、山に火を放つなど性格は非常に残忍である。悟空に敗れ、自らの処刑が決定された際には脱走を図り、捕まった後にはそれまでの実績や忠誠を訴えた激しい抗議を行って最後まで抵抗した。

[編集] ホワイト隊(マッスルタワー)

ホワイト将軍
声:玄田哲章掛川裕彦(最強への道)
マッスルタワーのボス。マッスルタワーでの指揮を執る。ジングル村の村長(声:槐柳二)を人質に取り、村の男性たちにドラゴンボール探しを強制し、ボールが発見されたら村人を皆殺ししようと考えていた。一応格闘技には自信があったようだが、悟空の敵ではなかった。タワーの頂点まで来た悟空を騙し、パワードガンで不意撃ちして気絶させるが、それを見て激怒した人造人間8号によって遥か遠くまで殴り飛ばされる。以後消息不明。
メタリック軍曹
声:青森伸江川央生(最強への道)
マッスルタワー3階の番人。外見はアーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿とさせる筋肉キャラ。悟空を苦戦させるが、実は電池で動くロボットで、長期戦により電池が切れ停止。口からミサイルを発射の他、頭が吹き飛んでも行動や会話は出来る。
サングラスをしている、人の姿をしているが実は大半が機械化していることに加え、半壊及び大破しても攻撃をやめないしつこさは、映画のターミネーターで先述のシュワルツェネッガー扮するT-800も彷彿とさせる。
劇場版3作目「摩訶不思議大冒険」では、ミーファン帝国軍の配下として登場。
「Dr.ゲロ製作の人造人間の7号が彼ではないか」というファンの意見もあるが、詳細は不明。
『ドラゴンボールGT』ではロボットにも関わらず、何故か地獄から復活していた。また、あっさりとパンに倒されてしまう。ブルー将軍やブラック補佐、ナッパと行動を共にしていた。
ムラサキ曹長
声:青野武飛田展男(リメイク版Dr.スランプ
マッスルタワーの4階を守る忍者で、数々の忍術を使う。「実体のある分身の術」で悟空を翻弄するが、実は五つ子。悟空が残像拳を使ったときには、本物の分身の術が使えると驚愕していた。
愛刀の名前は「名刀笹錦(メイトウササニシキ)」。実力はあるが頭が悪く(ホワイトの発言より)、布の裏表を間違えて星条旗の模様で木に張り付いたり、悟空に如意棒を尻に刺され、庵の中で悟空が投げた手裏剣一つに対し畳一枚ペースで防いでいたらめくる畳がなくなって額に手裏剣がささる等、幹部の中でも屈指のギャグキャラ。アニメ版では部屋にエロ本を隠していたり、くの一の写真を飾ってあったりとスケベな一面も見られた。
水遁の術で息をしている木の管に、悟空が持ってきたやかんからお湯を注がれたりと文字通り煮え湯を飲まされる目にあっていた。
ジャンプ掲載時には「来週号では思い知らせてやる」というセリフがコミックス収録時には「この次は思い知らせてやる」に変更されていた。
原作ではマッスルタワー崩壊後の生死は不明。アニメでは人造人間8号の製作者フラッペ博士を脅迫するが、悟空らの活躍で追い返され、最後は8号の体内から取り出された爆弾によって爆死した。リメイク版アニメ『ドクタースランプ』では展開が少し異なり、生存したままペンギン村に乗り込んでいる。因みにその際の回想シーンは新規作画ではなく、当時のアニメの映像が使用されていた。
間抜けな面が目立つが、その超人的な敏捷性からホワイト将軍より実力自体は上ではないかという見解もある。
コン、チャ、アカ、アオ
声:田中亮一沢木郁也小林通孝佐藤正治
ムラサキ曹長の五つ子の弟達。これらの名は劇中には登場しておらず、鳥山明がムックのインタビュー企画の際に答えた設定である。分身の術の種明かしをした途端、あっさりと悟空に倒されてしまった。
ブヨン
ドラゴンボールの登場人物#その他の登場人物を参照のこと。

[編集] ブルー中隊

ブルー将軍
声:古川登志夫島田敏(最強への道)、 風間信彦(リメイク版Dr.スランプ
エイジ722年生まれの、レッドリボン軍唯一のオカマ金縛りの術で悟空とクリリンの動きを封じたりテレキネシスを使い悟空、クリリン、ブルマらを縄で縛るといった超能力の使い手。実力で悟空を何度も追い詰めるなど、幹部の中でも活躍シーンは多く、戦闘力だけで見れば事実上レッドリボン軍内ではナンバー1の実力者だった。部下が鼻糞をほじっていただけで処刑するなど、かなりの潔癖症。またネズミは大の苦手。アニメでは鏡で自分に見惚れるなど、ナルシストとしても描かれていた。「女」と「うんち」が大嫌いらしい。
海賊が残した洞窟に存在するドラゴンボールをめぐり、クリリンとブルマの前に現れクリリンがやられているのを見て形勢不利と見たブルマがレッドリボン軍に入隊したいといって寝返ろうとしたところ、「レッドリボン軍に女はいらない」と発言しているが、同軍には女性幹部にバイオレット大佐(後述)が存在している。
ペンギン村にて悟空からドラゴンレーダーを奪うが、則巻アラレとガジラに歯が立たず(アニメでは途中で会ったオボッチャマンに惚れる、則巻家の冷蔵庫に隠れていたなどさまざまな描写があった)、ドラゴンボールは奪うことが出来なかったため処刑の対象となる。最後のチャンスとして、軍の雇った桃白白の実力試しの相手にされるが、超能力を使用する間もなく(アニメでは使用するも全く通じず)舌だけで殺される。結局、悟空との真の決着はつかなかった。
劇場版3作目「摩訶不思議大冒険」では、メタリック軍曹同様にミーファン帝国軍の配下として登場し、原作・TV版同様に桃白白により殺された。ただし、皇帝である餃子には純粋な忠誠心を持っており、原作・TV版程の悪党ではない。
劇場版『最強への道』での最期は銃殺となっており、階級は何故か大佐に変更されていた。
『ドラゴンボールGT』では地獄から復活し、メタリック軍曹などと共に暴れまわっていたが、パンにあっさり倒されてしまう。閻魔宮の前ではブラック補佐に天国に行きたい気持ちを語っていた。地獄でブラック補佐やメタリック軍曹、更にはナッパとも行動を共にするが、ピッコロと対面し驚く(ちなみに会話こそしてないがピッコロの声優も同じ古川登志夫である)。
『ドクタースランプ』ではムラサキの上司として登場。悟空からドラゴンボールを奪おうとするもアラレに空高く放り出されバーバーそらまめに落下。そのままクリキントンによってモヒカン頭にされてしまう。その後全てのドラゴンボールを手に入れ神龍を呼び出し、元の頭に戻してもらおうとした。
ドック
声:塩屋浩三郷里大輔
ブルー将軍の部下でカメハウス襲撃を担当するB隊の隊長。メガネをかけていて太っている。ブルー将軍に『あなたもっと減量なさい。』と忠告される。名前はアニメより。カメハウスを襲撃するも、亀仙人とランチにより部隊を全滅させられる。

[編集] イエロー隊

イエロー大佐
声:郷里大輔
虎の顔をした動物型地球人。聖地カリンでドラゴンボールを探す命令を受けていたが、発見した後もなかなか手に入れることが出来なかったため、レッドに見切りをつけられる寸前であった。その後部下はボラに全員倒され、ウパを人質にしてボラからドラゴンボール(四星球)を奪おうとするが、訪れた悟空に飛行機から突き飛ばされた。
他の殆どの幹部が数話に渡って登場する中、アニメはおろかページ数の少ない原作でも1話分しか登場していない。また、シルバーやバイオレットのような「アニメ独自の活躍」も見られなかった。

[編集] バイオレット隊

バイオレット大佐
声:杉山佳寿子渡辺菜生子(最強への道)
レッドリボン軍には珍しい女性幹部。バイオレットという名のとおり、髪の色は菫(すみれ)色で紫っぽい色をしている。ブルー将軍が悟空から奪ったドラゴンレーダーを使い、あっさりドラゴンボールを手に入れた。原作ではわずか2コマの登場だったが、アニメでは登場シーンが大幅に追加されている。軍に忠実な様子だった原作に対し、アニメでは女狐ぶりを発揮しており、原作とアニメで印象が大きく異なるキャラの一人。基本的に冷酷な性格だが、怪我をした小猿を救う等優しい一面も持つ。
原作では悟空が本部に乗り込んだ後の生死は不明。アニメでは軍の全財産を盗み出し本部から早々と飛行機で逃亡し、それが本部から逃げ出す兵士を生む引き金となっていた(原作でも、一般兵が逃げ出すシーン自体はある)。その途中、悟空の救援に向かったブルマ達を乗せた飛行機とすれ違っていた。
劇場版「最強への道」では戦闘機で出動するが、悟空に撃ち落されて爆死。

[編集] カッパー隊

カッパー将軍
レッドリボン軍の幹部のひとり。バイオレット大佐がドラゴンレーダーを引き渡す予定だったが、その直後に悟空が本部を襲撃。名前のみの登場に終わった。

[編集] ブラウン隊

レッドリボン軍で一番早くドラゴンボール(六星球)を見つけた隊員が所属していた部隊。リーダーの名前は不明だが、隊の名前は隊長名が付いているので、ブラウンだと思われる。アニメでは、六星球をめぐってピラフ一味・悟空との三つ巴の戦いとなった際に、本部からシルバー隊への援軍として送り込まれた。

[編集] 関連人物

桃白白(声優:大塚周夫岸野幸正
レッドリボン軍に雇われた殺し屋。

詳細は桃白白を参照。

フラッペ博士、ハスキー
上記2名はアニメオリジナルの登場人物である。

詳細はドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物#無印登場キャラクターを参照。

ドクター・ゲロ
人造人間シリーズ(1号~20号)の開発者。

詳細はドクター・ゲロを参照。

[編集] その他

  • テーマソングとして「レッドリボンアーミー」(作詞:吉田健美、作曲:いけたけし、編曲:田中公平、歌:Wonderland Gang)がある。
  • また、アニメでは桃白白を倒した後、悟空がレッドリボン軍本部に向かうところで決戦ムードを盛り上げるために挿入歌「燃えるハートで~レッドリボン軍をやっつけろ~」(作詞、作曲、歌は上記と同じ。編曲:山本健司)が使用された。
  • レッドリボン軍編序盤に登場する「マッスルタワー」の“敵を倒して上のフロアへ登って行く”コンセプトは、香港の伝説のアクションスターブルース・リーの1978年製作のカンフー映画死亡遊戯の「レッドペッパータワー」のそれを参考にしたものと思われる。