アンデルセン童話 にんぎょ姫

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アンデルセン童話 にんぎょ姫
映画:アンデルセン童話 にんぎょ姫
監督 勝間田具治
制作 東映動画
封切日 1975年3月21日
上映時間 68分
マリーナ
王子
フリッツ
樫山文枝
志垣太郎
宮城まり子
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アンデルセン童話 にんぎょ姫』(アンデルセンどうわ にんぎょひめ)は、日本アニメ映画作品。製作は東映動画

概要[編集]

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの没後100年を記念した追悼作品として、彼の代表作『人魚姫』を題材に製作された。

1975年3月21日公開の、春の『東映まんがまつり』において、本作および『グレートマジンガー対ゲッターロボ』、『これがUFOだ!空飛ぶ円盤』、『仮面ライダーアマゾン』、『魔女っ子メグちゃん 月よりの使者』、『がんばれ!!ロボコン』の6本が同時上映された。

なお、本作の製作に際し、デンマークへのロケが行われ[1] 、その実写映像が物語の導入部に使用された。

文部省推薦作品および沖縄海洋博協賛作品である[1]

あらすじ[編集]

海の生き物たちが平和に暮らす海の楽園・海底王国。五人の姉を持つ人魚の姫マリーナは姉妹の中で最も好奇心が強く、王国で一番の美しい歌声を持っていた。

彼女は親友のイルカ・フリッツと遊んでいる最中に、美しい人間の王子フィヨルドと出会う。

嵐に襲われ海に投げ出された王子を救って以来、彼の事をどうしても忘れられないマリーナは、人間に姿を変え彼の元へ行こうと決意する。しかし、彼女には哀しい運命が待ち受けていた。

登場キャラクター[編集]

マリーナ(にんぎょ姫)
- 樫山文枝
14歳。海底王国の王女で6人姉妹の末娘。心優しく純真な少女。好奇心がとても強く、広い世界を知りたがっている。可愛らしい容姿と誰もが聞き惚れる美しい歌声を持つ。ハープを弾くのが得意で、フィヨルドからはまるで波のような音色だと評された。
15歳の誕生日に真珠の髪飾りを貰うまでは陸にある人間の世界を見ることを許されない掟があるが、好奇心のあまり掟を破ってしまう。
人間である王子を一途に愛し続け、自慢の声を失い故郷を捨ててでも彼の元へ向かおうとする。しかしその想いが彼女を悲劇へと導いてしまう。
王子(フィヨルド)
声 - 志垣太郎
人間の王子。凛々しく勇敢で、武芸に優れた青年。政略結婚を迫られているが、本人は嫌って突っぱねている。
横笛と吹くのが得意。人間の姿になったマリーナを妹のように可愛がっている。
命の恩人の少女に憧れ捜し求めているが、助けられた時の事をはっきりと覚えておらずマリーナとは別の女性だと思い込んでしまっている。
フリッツ
声 - 宮城まり子
イルカの少年でマリーナの親友。マリーナほどではないが好奇心旺盛。「わんぱくフリッツ」と呼ばれている。
マリーナに想いを寄せ慕っているが、種族の違いのため恋愛対象として見てもらえていない。
王子を想うあまりに大きな代償を払って陸に上がったマリーナを心の底から心配しており、彼女がすぐにでも海へ戻って来る事を願っている。
魔女
声 - 北浜晴子
マンタの姿をした海の魔女。生き血が大好物。抜け目が無く、不気味で妖艶。
王国の住人からは警戒されているが、意味も無く他人を傷つけたりするような事は無い。
マリーナの美しい歌声に目を付け、マリーナを人間にする代わりに声を要求する。
スオミの姫
声 - 吉田理保子
スオミの国の王女で、海岸で倒れていた王子を介抱した少女。(この時マリーナは近づいて来る彼女に気づいて逃げてしまった)
実は王子の縁談の相手で、王子は彼女こそが自分の命の恩人だと考えて結婚を決めてしまう。
ジェミー
声 - 沢田和子
侍従長の飼い猫。底意地の悪い性格で、王子の側にいるマリーナをつけ狙い、なかなか縁談を承知しない王子から引き離そうと策謀する。

スタッフ[編集]

音楽[編集]

主題歌「あこがれ」
作詞:岩谷時子 / 作曲・編曲:平吉毅州 / 歌:大杉久美子
挿入歌「待っていた人」
作詞:岩谷時子 / 作曲・編曲:平吉毅州 / 歌:大杉久美子、ピープル

映像ソフト化[編集]

2011年11月21日発売の『復刻! 東映まんがまつり 1975春』(DVD)に収録され、初ソフト化となった。

脚注[編集]

  1. ^ a b 『復刻! 東映まんがまつり 1975春』DVDより。