ヤムチャ

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ヤムチャ
Yamcha
ドラゴンボールのキャラクター
登場(最初) 其之七「ヤムチャとプーアル」
ドラゴンボール・第5話「つよくて悪い砂漠のヤムチャ」
作者 鳥山明
声優 古谷徹
プロフィール
性別
種類 地球人

ヤムチャは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』およびそれを原作とするアニメに登場する架空の人物。アニメでの声優古谷徹。『DRAGONBALL EVOLUTION』での配役はパク・ジュンヒョン、吹き替えは江川央生

原作での初登場は其之七「ヤムチャとプーアル」、アニメでは『ドラゴンボール』第5話「つよくて悪い砂漠のヤムチャ」。

概説

エイジ733年[1]3月20日[2]生まれ。身長181[2]→183cm[1]、体重62[2]→68kg[1]。血液型O型[2]。趣味は特にない[3]→格闘技、野球[1]。好きな食べ物はかた焼きそば[1]。好きな乗り物はマイティマウス号(旧型バギー)[1]。嫌いな物はブルマ以外の女の子[3]→歯医者[4]

元は荒野の大悪党「ハイエナヤムチャ」として部下プーアルと共に砂漠を駆け回っていた盗賊孫悟空の話を盗み聞きしたことでドラゴンボールの存在を知り、それに願って女性の前であがる癖を克服するため[5]、悟空たちを騙し冒険に加わる。旅の過程の中で女性が苦手という弱点を自然に克服した。

初登場時から実力は高いが、初戦で未知の強豪と当たり、相手の強さを読者に見せつけるため負けるパターンが多い。そのために勝利シーンは少ない(アニメでは後述の通り、何度か相手に勝利する場面が追加されている)。その後も神殿などで厳しい修行をしたが、あまりにも悟空たちとの実力の差が開いたため、セルゲーム以降は武道家を引退[6]。第25回天下一武道会にはピッコロクリリンも参加を決意する中、「出ても恥かくだけ」と消極的な態度で出場を辞退していた[7]

作品の最初期より、長らくブルマと喧嘩しながらも交際していた。ブルマいわくヤムチャの浮気癖で破局したらしいがヤムチャの浮気や破局の具体的な描写はなく、モテることと喧嘩が多いことしか言及されていない。突然の破局でアニメの声優陣はショックを受けた[8]

最初は長髪だったが、ブルマに「都では長髪はダサい」と言われて短髪にした。その後第23回天下一武道会時には長髪で登場したり、人造人間編ではかつての短髪時より更に短くするなど、作中で何度も髪型が変化しているキャラクターの1人である。

名前の由来は中華料理の形態である飲茶[9]

人物・性格

当初こそは荒野に迷い込んだ旅人を襲うなどの非道な行いをしていたものの、女性に対する極度のあがり症から悟空一行への襲撃はことごとく失敗に終わる。悟空一行に付きまといドラゴンボールを横取りしようとするものの、結局ドラゴンボールでの願い事はピラフ一味によって阻まれた。しかしこの旅を通して彼の願いとブルマの願いが合致(ヤムチャの「女性へのあがり症の克服」とブルマの「すてきな恋人が欲しい」)し、彼女の交際相手としてプーアル共々カプセルコーポレーションに居候する。その後は仲間思いの好青年として活躍し、また、気遣いが細かい姿を見せる。

作中では珍しく、美形と設定されているキャラクター。そのため女性にもてる。初期には「結婚に憧れている」と発言していたが、ブルマとの破局後に新しい女性と交際しているものの、結婚したと確認できる描写は最後までない。ブルマとは魔人ブウ編で共に天下一武道会の観戦に行ったり、ベジータの死にショックを受ける彼女を気遣っていた。

登場初期はナルシストな一面を持っており、悟空と闘って歯が折れた時には手鏡を見ながら「オレの凛々しい顔が!」とショックを受けて戦意喪失[10]チチから「よく見るとひょうきんな顔」と言われて憤慨している。また、極度のあがり症だった頃も少女に対してはあがることがなく[11]、チチに謝罪する際、格好つけて彼女を口説いた。アニメではチチがこの件を覚えており、成長後にヤムチャの愛を断る場面がある。

悟空の武道家仲間としては、もっとも古い付き合いとなる。ナメック星消滅の直前には悟空に対して「死ぬな!」と絶叫したり、悟空が死亡したと思われていた際に強いショックを受けたり[12]、セルとの戦いで2度目の死を遂げた悟空を何とか復活させてほしいと神龍に頼むなど[13]、長年の悟空に対する友情を示す場面は多く見られた。また、最初に悟空の大猿への変身に遭遇した後には「助かりもした」と言っている。

第22回天下一武道会後に天津飯が足の骨を折ったことを謝罪した際には、恨みを残さずに許し(アニメでは天津飯の優勝が決まった際、最初に拍手している)、以降は彼と友人関係になる。アニメでは2人の気が合うようなシーンが幾つかあり、地球のドラゴンボールでは生き返れない餃子や、一緒に残る気でいた天津飯に付き合って、自分も界王星に残ろうとするなどお人好しぶりを見せた。アニメでは天津飯と共にセルジュニアと戦い、当初は息のあったコンビネーションで優勢に戦うもすぐに逆転されてしまった。また、劇場版では天津飯と共に行動することもあった。

ナメック星編後には、かつての敵だった(間接的に自分を殺した相手である)ベジータも住んでいるカプセルコーポレーションで暮らしていたため、天津飯に「(ベジータと)一緒に住んでいるヤムチャの気が知れん」と言われている[14]

セルゲーム直後には、皆がドラゴンボールの最後の願いを思い浮かばなかった際、付き合っている彼女のために高価なネックレスを貰おうとしたが、クリリンの提案で人造人間17号人造人間18号の体内の爆弾を取り除くことに使用される。18号を危険視していたヤムチャだが、そのことをクリリンから謝罪された際には「ネックレスなんて冗談だ」と笑って彼を気遣っている。また、ベジータがセルに殺されたトランクスの敵討ちに挑んだことを、復活したトランクスに伝えるという気遣いも見せた[15]

魔人ブウ編では第25回天下一武道会に出場したクリリンを心配するマーロンに対し、「クリリンは世界で一番強いから大丈夫だ」とフォロー(その後、「地球人の中では」とこっそり付け足した)[16]。アニメではビーデルとスポポビッチの試合で酷い場面になると、マーロンの目を手で覆って見えないようにしたりと気遣っていた。

我流と亀仙流の硬軟のスタイルでのスピードと技の切れを身上した戦法を得意とし、第23回天下一武道会においてシェン(神様)からは「素晴らしい才能を持っている」[17]、一時は神様を脅かした繰気弾を「実に良い技[18]」と高評価を受ける反面、我流ゆえに「足元がお留守[18]」、「無駄な動きが多い[18]」など荒削りなところや油断してしまう点について忠告を受けている。

略歴

  • エイジ733 - 生誕。家族等の詳細は不明であり、またいつ頃から盗賊となったのかも定かではない。
  • エイジ747(14歳) - この頃、プーアルと出会う。
  • エイジ749(16歳) - 荒野に迷い込んだ悟空たちのホイポイカプセルを狙って襲撃するが、女性であるブルマが一行に加わっているのを見て退散。その後ドラゴンボールの話を盗み聞きし、女性の前であがらないようにして貰おうと企み、ボールを奪おうと悟空たちを追跡する。悟空たちの移動手段が無くなった際は、仲間になったと見せかけて車を提供し悟空たちに同行。冒険の終盤になる頃には女性の前で倒れるほどの症状は表れず、悟空たちとの間にも仲間意識が生まれていた。ピラフ城からの脱出後にはブルマと恋人同士になり、西の都に住むこととなる(学校にも通っており、女性にモテていることが後にブルマの母のセリフで示されている)。
  • エイジ750(17歳) - 第21回天下一武道会に出場し本戦進出を果たすが、初戦で亀仙人が変装したジャッキー・チュンに敗れる。
  • その後、孫悟空がレッドリボン軍を壊滅させた後、占いババの館での闘いに参加。透明人間のスケさんとの戦いでは、ブルマ、亀仙人、クリリンの協力により勝利するが、ミイラくんには敗れる。占いババの館での戦いが終わったあと、亀仙人に弟子入り。修行を積み、独学でかめはめ波を会得する。
  • エイジ753(20歳) - 第22回天下一武道会に出場し本戦進出を果たす。会場で当初から険悪な関係だった天津飯と初戦で戦うこととなる。壮絶な打ち合いを見せ、さらにかめはめ波まで放ち観客を騒然とさせるが、はね返され上空に避けたところに天津飯の蹴りをまともに受けて武舞台に叩きつけられて敗北。そのとき気絶した際に足を折られる。
  • その後ピッコロ大魔王が出現するが、足の怪我によりカメハウスで待機となる[19]。悪化する状況の中、万全でないながらもピッコロ大魔王の元に向かうが、到着した時点では既にピッコロ大魔王は悟空によって倒されていた。
  • エイジ756(23歳) - 第23回天下一武道会に出場し本戦進出を果たすが、シェン(地球の神)に敗れ3度目の初戦敗退。
  • エイジ762(29歳) - 神のもとで修行を積み、サイヤ人戦に挑む。栽培マンとの戦いで勝利するが自爆攻撃を受けて死亡(結果的にクリリンを庇う形になった)。その後、界王星にて天津飯、餃子と共に修行。ナメック星消滅の間際、脱出できずにいる悟空を思いながら「死ぬな」と叫び、悟空が死んだと思われていたときも膝を付いてうなだれた。ブルマたちに悟空が死んだことを伝える役を志願し、界王の力でブルマにテレパシーを送った。その後、ナメック星の神龍(ポルンガ)により生き返る[20]
  • エイジ763(30歳) - 地球へのフリーザ襲来時にベジータと共に駆けつける。
  • この後、付き合っていたブルマと破局、別の女性との交際を始める。
  • エイジ767(34歳) - 人造人間を探していた際、人造人間20号に遭遇しパワーを吸い取られ、胸を貫かれるが仙豆によって復活。復活後は実力差から人造人間と戦うのを嫌がるが、最終的にはクリリン達と共に、悟空達を助けに行く。
  • その後、悟空が病に倒れた際、自分が戦闘には1番役立たないと判断し、悟空を特効薬のある孫家へ連れて行く役目を名乗り出る。セルゲームでは他の戦士と共に参戦。セルジュニアと戦うことになり、あやうく殺されかける(アニメ版では瀕死の悟空にとどめをさそうとするセルジュニアに天津飯と共に痛烈な一撃をお見舞いするなど、善戦する。また、アニメ版では悟飯とセルの最後のかめはめ波合戦の際に悟飯に加勢し、心の中で最古参の戦友である悟空に「悟飯はお前の息子なだけのことはあるな」と述べた。
  • エイジ774(41歳) - 平和になり、久々に開催された天下一武道会(第25回)を観戦。出場しないのかとチチに訊ねられた際は、「恥をかくだけだから」と返答。その後魔人ブウが復活し、宮殿でブウに菓子にされて食べられ死亡するが、ドラゴンボールで生き返る(アニメ版では魔人ブウに対抗するために界王にクリリンと共に肉体を残され修行し、大界王星にて魔人ブウと交戦する)。最終回の時点では他の仲間と比べて歳の割に若い容姿を保っていた。

劇場版への登場

アニメ『ドラゴンボール』の劇場版では全3作すべてに登場。原作・アニメ序盤のドラゴンボール集めを焼き直した劇場版第1作『神龍の伝説』では原作同様「ハイエナヤムチャ」が通り名となっており、当時は大悪党だった模様。女性に敗れたり、色仕掛けに敗れたりする(第3作目の『摩訶不思議大冒険』ではボラに敗れている)など、あまり活躍の機会はなかったが悟空やクリリンとともに戦った。

劇場版6作目『地球まるごと超決戦』では、ターレス軍団が地表に穴を開けるための爆発により15年ローンかけて購入した飛行機が破壊される。今作では飛行機をローンで買ったことをブルマに怒られ、悟飯の勉強を見ると言った時にはチチから「それが一番心配だ!」と言われてしまう。その後ターレス軍団の一人カカオと闘って敗れるが、元気玉を作る悟空の時間稼ぎのため、ピッコロらとともにターレスに立ち向かい、全員敗北するが元気玉を完成させた。なお本作では背中のマークが界王の道着を着用している。

劇場版12作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では、借金して天下一大武道大会に出場。悟飯やトランクスが参加しているのを知り、やる気をなくしタワーの上で昼寝をしていたところ、選手が激突した衝撃でタワーが傾き海に落ちて失格という結果となった。その後、天津飯と共に悟飯のもとに駆けつけ、銀河戦士と闘うも二人がかりで攻撃され敗北を喫している。

劇場版17作目『最強への道』では、舞台が最初期に戻ったため、盗賊としての登場であり、悟空を圧倒するもブルマがいたため、退却する。悟空達のドラゴンボールを狙うが、女性に対して免疫が付いていなかったことが仇となり、ブルマを前にして何も出来ず、ブルー将軍に裏拳で倒されブルマ達と共に投獄されてしまう。

ドラゴンボールGTへの登場

  • エイジ790(57歳)-究極のドラゴンボールによる地球爆発の際、超サイヤ人4の悟空に瞬間移動でツフル星へ移動した後や復活した地球に戻ってきた際のパーティーのシーンで登場。原作の最終回と同じく老いが見られず、口元に小さな皺ができた以外はほぼそのままだった。

最終回にも登場。プーアルと共に荒地にいて、車を修理していたところ、頭上を神龍が通り過ぎていった。

ヤムチャの技

狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)
ヤムチャオリジナルの技で、本人いわく「構え、狼になりきって素早い動きで意表をつき、顔面と上半身に突きの集中連打。出した速さと同じ速さで拳を引き、休まず攻め、最後は、とどめの蹴り」、もしくは最後に両腕に満身の力を込め、とどめの一撃[21]。野生の狼のような目にも止まらぬ速技で、相手に1秒間に推定5発[22]打撃を与え最後に重い一撃を浴びせる。技を放つ際に狼の影が映るのが特徴。神様には技の速度は感心されたがそれに重点を置きすぎて足元への注意を忘れていると評された。アニメにて人造人間19号が調べたデータに表示されたスペルは「ROUGAWHOWHOKEN」。
ゲームオリジナルでは派生技として、従来のラッシュに回転を加えた「狼牙風風拳:旋風爪」や、掌に気を集中して一閃する「狼牙風風拳:閃」、敵の防御を貫通する「裏・狼牙風風拳」が登場した。
新狼牙風風拳(しんろうがふうふうけん)
狼牙風風拳をパワーアップさせた技で、基本的には今までと同じだが[21]1秒間に推定10発[22]に増えるなど瞬発力や攻撃力が向上している[21]。第22回天下一武道会で天津飯に用いたが、阻まれている。原作では狼の影が描かれなかったが、アニメ版では狼の影が2匹に増えている。ゲーム版ではあまり登場せず、攻撃パターンも異なっている。
かめはめ波
両掌に気を集中させ、一気に放出する気功波。亀仙人が開発。とっておきの技として第22回天下一武道会にて初使用[23]。使用は悟空の次に早かった。栽培マン戦[24]、劇場版では悟空やクリリンと共に神精樹を破壊するために使用している。
ゲームオリジナルでは通常のかめはめ波とは異なり、踏ん張らずに自身が後方に移動して間合いをとる「逆走!かめはめ波」が登場。
繰気弾(そうきだん)
第23回天下一武道会に出場したヤムチャが見せた「とっておきの技[18]」。気を手に集中させ繰り出すヤムチャ独自の気功弾で、この気弾は指を動かすことで自由に遠隔操作できるという特徴を持つ。また、相手に避けられるなどして気弾が別の物体に激突しても消滅せず再度操ることが可能で、本編では一度地面に突き刺さった後、地中を移動し、相手の真下から急襲するという戦法を使って周囲を驚かせた。
クリリンやピッコロが使った、敵を自動的に追尾する気功波(弾)とは違って指を動かして操作に集中する必要があるものの、より精細な操作が可能となっており、劇場版やゲームなどでは相手を惑わせた後に急所に命中させたり、気弾を何度も往復させて四方八方から相手を打ちのめすといった使い方も存在する。一方で、スピードと奇襲性能に優れた技である。新作アニメでは、崩壊したサタンホテルの瓦礫からブルマ達を救った。
アニメやゲームでは、より強く気を込めた「特大繰気弾」「超繰気弾」も登場。ヤムチャの技では、相手を追い詰めた数少ない技であり、ゲームなどではヤムチャの大技として扱われることが多い。他にも『ドラゴンボールZ スカウターバトル体感かめはめ波 〜おらとおめぇとスカウター〜』では、2個の気弾を操って攻撃する「繰気連弾」も存在している。
気弾」は誤記。
舞空術(ぶくうじゅつ)
全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する技。元々は鶴仙流の技だが、ほとんどの戦士が体得している。
使用シーンが初めて登場したのはサイヤ人編。ピッコロと悟飯に合流する際に舞空術で移動してきた。

ヤムチャの戦闘力

作中や書籍などで明らかにされているヤムチャの戦闘力は以下の2つ。かつてのライバルである悟空は超サイヤ人に覚醒し実力が大幅に開いてしまったが、亀仙人、カリン、神様、界王の下での修行などもこなしており、アニメ版では300倍の重力に挑戦するなどZ戦士の中で悟空が受けた修行をほとんど受けており、地球人としてはトップレベルの実力を持っている。

サイヤ人襲来前:177[25]
ブルマの計測したスカウターの数値より。
サイヤ人戦:1480[26]
仲間と共に神様の下で修行し戦闘力が上昇。

テーマソング

ウルフハリケーン
歌: 古谷徹/作詞: 井上敏樹/作曲: いけたけし/編曲: 京田誠一

ゲームでの登場

ゲームでの初登場はファミリーコンピュータ専用ソフト『ドラゴンボール 神龍の謎』。ボスキャラクターの1人として登場。

ドラゴンボール 大魔王復活』では仲間カードとして登場。新狼牙風風拳で攻撃してくれる。

ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!スーパーファミコン専用ソフト『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』ではプレイヤーキャラクターの一人として登場。戦闘力は低めだが、作品によって繰気弾は「相手に確実に命中する」、「避けられるとダメージが上がる」などの効果が追加された。『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』では遭遇するとカードをくれる。

格闘ゲームではプレイステーション2専用ソフト『ドラゴンボールZ』より初登場。IFストーリーでたびたび登場しており、『ドラゴンボールZ2』ではヤムチャと天津飯フュージョンして誕生した「ヤム飯」が登場している。

ドラゴンボールZ3』では、街で女性をナンパするシーンや、栽培マン戦で原作ではクリリンを気遣うだけだったが故意にかっこいい所をみせて死亡、ベジータにブルマとの破局の噂を仲間中に言いふらされるなど、原作に比べ、情けなさを露呈する場面が目立っている。また、対戦の際にはヤムチャのみ栽培マンに「自爆」を仕掛けられると、残りの体力に関わらず即K.O.となる。

ドラゴンボールZ Sparking!METEOR』ではセルゲームを模した「ヤムチャゲーム」なる武闘大会を主催している。また、同作では少年時代の悟空と対戦すると「(この時代の悟空になら)勝てる!」と言い放つ(勝利時は「勝ったはいいが、虚しい…」と発言する)。タンバリンやナッパ、栽培マン、ドクター・ゲロと対戦すると「あの時のオレとは一味違うぜ」とリベンジを果たそうとする。その他、トランクス(現代)と対戦すると過去のブルマとの仲を問われ、孫悟天と対戦すると「おじさん、本気でやって大丈夫?」と聞かれるなど、個別の演出が多い。

ドラゴンボール レイジングブラスト』では、意気込んでベジータとトランクス(未来)に挑むIFストーリーが存在する。ほかにも地球人最強を決める天下一武道会に出場し、クリリンと亀仙流の武道家同士の対決が描かれており、敗北後、天津飯と勝負するクリリンに対して「応援する」と彼の勝利を願った。

ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では、「相手の攻撃を受けると倒れやすい」という特徴が付与されている。技も従来とは一風変わったものが用意されており、全体的にテクニックが要求されるキャラクターとなっている。

補足

キャラクター

  • 初期案での名前は「ヤム・チャ」。二枚目半の悪党という設定[27]
  • 盗賊時代に着ていた道着に書かれていた「楽」のマークは、楽が好きだからという意味[28]
  • 顔の傷はピッコロ大魔王編から第23回天下一武道会が開かれるまでの間についた。本人は「修行中についた」と語っている[要出典]
  • 鳥山は読者からの「ヤムチャは幸せになれましたか?」の質問に「ずーっとあんな感じですね(笑)」と答えている[29]
  • アニメ版では、界王星でリクームを圧倒したり、大界王星での修行後はそれ以上の実力を持つオリブーを簡単にあしらうなど、原作にはなかった「強敵に勝利する」シーンがいくつか存在している。人造人間編では、セルがセルゲーム開幕を宣言する前にクリリンと模擬戦をしており、悪ふざけもあったが怒ったクリリンに蹴りをお見舞いする場面がある。
  • アニメでは、定期的に野球の助っ人のアルバイトをしており、3打席連続ホームランを打っていた(この設定は鳥山がアニメオリジナルエピソードのために考案したものであり、後に上述の通り趣味と設定された)。一方で、界王の下で熱心に修行する姿も見られた(昔の血が滾るからと説明)。アニメ版『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では亀仙流の道着を着て仲間のプーアル、ウーロン、ブルマたちの頭上に落下してくる建物の瓦礫を繰気弾で粉砕して助けている。Vジャンプの漫画版ではこのシーンは登場しない。その代わりに、合体アカの攻撃を見て「あんなエネルギーくらったら地球そのものが…」と言いながら、冷や汗を流すヤムチャの姿が描かれている[30]
  • アニメにて人造人間19号がヤムチャのデータを調べた際前述の身長・体重などのプロフィールの他、OPINION STRATOS NO PLAMODEL SAIHANSARETE URESHII(ストラトスのプラモデル再版されて嬉しい)と書かれていた。

担当声優から

  • 担当声優の古谷徹は、『ドラゴンボール』ファンの子供に、自分が役を演じていることを語った所「なんだヤムチャか」と言われ悔しい思いをしたことがあるという[31]。また古谷とブルマを演じた鶴ひろみがヤムチャとブルマが別れた理由を鳥山に聞いたら「だってヤムチャ、浮気者なんだもん」と言われた[8]
  • また、ヤムチャを演じた古谷と天津飯を演じた鈴置洋孝は、2人とも「自分に近いキャラクター」と語っている。鈴置は「軟派なところ」を気に入っていたようだが、古谷は「人間臭いところ」に親近感を覚えているようである。だが自分の他のキャラと比べてヤムチャは決めゼリフが無いからキャラの気持ちになるのが不安になることもあると古谷は語っている[8]。古谷は「実は何時もアニメの監督に『ヤムチャをカッコ良くしてね』とお願いした。サービスしてくれたのかな」と語っている[31]
  • 後年、ファンからは「周りのキャラクターが超人的に強すぎる中、ヤムチャは人間っぽい感情や心の弱い一面といった、"飾らない良さ"があったから」という声も多く、古谷は「改めて彼の魅力に気付かされた」「彼のことをもっと好きになって、ヤムチャならではの個性をより顕著にすべきだったかもしれない」と振り返っていた[32]

脚注

  1. ^ a b c d e f ジャンプ・コミック出版編集部編「第1章 キャラクターコレクション Heroes collection 9 ヤムチャ」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、22頁。
  2. ^ a b c d 後藤広喜編「永久保存版!! JUMPオールキャラクター総勢148名!! 名鑑」『週刊少年ジャンプ 1986年37号』集英社、1986年8月25日、雑誌29934-8/25、11頁。公開時期はレッドリボン軍(エイジ750)編
  3. ^ a b 週刊少年ジャンプ特別編集「DRAGONBALL 徹底全激闘史 男の履歴書」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』集英社、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、29頁。
  4. ^ 鳥山明「其之十二 亀仙人をたずねて」『DRAGON BALL 第2巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1986年1月15日、ISBN 4-08-851832-2、18頁。
  5. ^ これを聞いたプーアルは「“天下を取る”とか“大金をもらう”とか願った方が良いのでは」と進言したが、ヤムチャは天下には興味がなく、盗めば手に入る金よりあがり症の克服を優先した。
  6. ^ 渡辺彰則編「PERSONAL HISTORY」『ドラゴンボール大全集 2巻』集英社、1995年8月9日、ISBN 4-08-782752-6、129頁。
  7. ^ 鳥山明「其之四百三十 ドラゴンチーム集合!!」『DRAGON BALL 第36巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1993年11月4日、ISBN 4-08-851495-5、138頁。
  8. ^ a b c ジャンプ・コミック出版編集部編「天下一声優陣 其之二 ヤムチャ役 古谷徹」『テレビアニメ完全カイド「DRAGONBALL」〜天下一伝説〜』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月2日、ISBN 4-08-873705-9、146-149頁。『ブラマヨとゆかいな仲間たち』での野沢はべジータとブルマの結婚に対して「許せない」と発言しており、真意は不明だがべジータと結ばれたことに関しては納得がいってなかった模様。
  9. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年5月5日、ISBN 4-08-873702-4、158頁。
  10. ^ この時折れた歯は刺し歯にしている。
  11. ^ 本人いわく「オレはロリコンじゃない」
  12. ^ 鳥山明「其之三百二十八 ナメック星消ゆ」『DRAGON BALL 第28巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1991年11月8日、ISBN 4-08-851418-1、43-45頁。
  13. ^ 鳥山明「其之四百十七 大団円」『DRAGON BALL 第35巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1993年9月8日、ISBN 4-08-851700-8、133頁。
  14. ^ 鳥山明「其之三百三十 フリーザ親子地球に降り立つ」『DRAGON BALL 第28巻』68頁。
  15. ^ 鳥山明「其之四百十八 さようなら戦士たち」『DRAGON BALL 第35巻』138-141頁。
  16. ^ 鳥山明「其之四百三十九 クリリンそしてピッコロの闘い」『DRAGON BALL 第37巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1994年4月4日、ISBN 4-08-851496-3、95頁。
  17. ^ 鳥山明「其之百七十四 ヤムチャ対シェン」『DRAGON BALL 第15巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1988年12月6日、ISBN 4-08-851612-5、89・91頁。
  18. ^ a b c d 鳥山明「其之百七十五 シェン」『DRAGON BALL 第15巻』93-105頁。
  19. ^ アニメではピッコロ大魔王の部下のタンバリンの襲撃を受けるが、助かっている。
  20. ^ アニメでは生き返った先がカプセルコーポレーションの裏にある池であったため、ずぶ濡れになってしまったシーンがある。
  21. ^ a b c 週刊少年ジャンプ特別編集「DRAGONBALL 徹底全激闘史 必殺技模範技」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』集英社、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、28-29頁。
  22. ^ a b ジャンプ・コミック出版編集部編 「第3章 バトルテクニックファイル 体術技」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』84頁。
  23. ^ 鳥山明「其之百十七 ヤムチャのかめはめ波」『DRAGON BALL 第10巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年11月10日、ISBN 4-08-851840-3、136頁。
  24. ^ 鳥山明「其之二百十五 ヤムチャの予感」『DRAGON BALL 第18巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1989年7月10日、ISBN 4-08-851615-X、156頁。
  25. ^ 鳥山明「其之二百九 それぞれの1年間」『DRAGON BALL 第18巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1989年7月10日、ISBN 4-08-851615-X、67頁。アニメでは計測されず。
  26. ^ 渡辺彰則編「孫悟空戦闘力成長の軌跡」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、83頁。
  27. ^ 週刊少年ジャンプ特別編集「DRAGON BALL誕生秘話」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』137頁
  28. ^ 週刊少年ジャンプ特別編集「鳥山先生に完全密着取材Q&A!!なるほど!?ザ・ドラゴンボール」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』139頁
  29. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「鳥山先生に聞いちゃいました! DBキャラ編」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』152頁下段。
  30. ^ Vジャンプ 2009年5月号・6月号の付録
  31. ^ a b 渡辺彰則編 「SUPER VOICE TALKS 声優スペシャル座談会」『ドラゴンボール大全集 補巻』集英社、1996年8月18日、ISBN 4-08-102019-1、107-113頁。
  32. ^ 古谷徹「第3章 「人生にムダな経験なんてひとつもない---究極のヒーロー・星矢と、飾らない良さのヤムチャ」」『ヒーローの声 飛雄馬とアムロと僕の声優人生』角川書店、2009年7月25日、ISBN 978-4-04-715275-5、95-98頁。