ピッコロ (ドラゴンボール)

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ドラゴンボール > ドラゴンボールの登場人物 > ピッコロ (ドラゴンボール)
ピッコロ
Piccolo
ドラゴンボールのキャラクター
登場(最初) ピッコロ大魔王)原作其之百三十五
アニメ『ドラゴンボール』第102話
マジュニア)原作其之百六十一「孫悟空 勝つ!!」
アニメ『ドラゴンボール』第123話「如意棒の秘密」
作者 鳥山明
声優 青野武(ピッコロ大魔王)
古川登志夫(マジュニア)
プロフィール
種類 ナメック星人

ピッコロは、鳥山明漫画ドラゴンボール』およびそれを原作とするアニメに登場する架空のキャラクター。名前の由来は楽器のピッコロから[1]


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


目次

[編集] ピッコロについて

作中では、同名のキャラクターが2人登場している。どちらもピッコロ大魔王を名乗っているが、「大魔王」の呼称は初代に対して用いられることがほとんどである。初代の息子かつ分身にして生まれ変わりの方も初めは「大魔王」と呼ばれたり自称することもあった[2]が、物語が進むにつれて呼ばれなくなった[3]。また、どちらのピッコロも触角はナメクジをモチーフにしてデザインされている[4]

元々は幼児期に起きた故郷のナメック星で発生した異常気象を生き残ったナメック星人である。ナメック星の最長老によれば、ピッコロはナメック星人カタッツの子供であり、地球に不時着した際に記憶を失い、かつ成長して新たな神に就任する際に、修行の過程で善と悪とを分離して現在に至る。

[編集] ピッコロ大魔王

アニメでの声優は青野武。原作其之百三十五「クリリンの死 そして恐ろしき陰謀」、アニメ『ドラゴンボール』第102話「クリリンの死・恐ろしき陰謀」でそれぞれ初登場。

[編集] キャラクター概要

身長250cm、体重200kg 趣味は人間の苦しむ顔を見ること 嫌いなものは魔封波[5]。嫌いな言葉は正義と平和[6]。戦闘力260[7]

かつて地球に降り立ったあるひとりのナメック星人の龍族が、神になるために体から排除した「僅かな悪」が実体化した姿[8]

分離後、実体化した悪は本体が神になると同時に全く正反対の魔族となった[9]。自らピッコロ大魔王と名乗り、神のもとを脱走[10]、世界征服を企むようになる。当時、神を除いてどんな武道家も敵わないほどの絶対的な力を世界に見せつけ人間たちを恐怖に陥れるが、魔封波を開発した武道家・武泰斗により、彼の命と引き換えに電子ジャーに封印された。後に亀仙人もこの術を使い封印を試みるが失敗し、命を落とす。なお、アニメ「無印」102話の回想シーンでは、過去において亀仙人や鶴仙人、武泰斗を一蹴するシーンが描かれている。また、アニメ「無印」105話では目を開けたまま眠っていた。

その後、電子ジャーは武泰斗の弟子である亀仙人によって海底の奥深くに沈められ、その存在は過去のものとなっていたが、約300年後のエイジ753年、その存在を聞きつけたピラフ一味が封印を解き、この世に甦った。

復活した彼は自分を再び封印する者の登場を恐れ、手下のタンバリンを使ってクリリンをはじめ多くの武道家を殺害。同時に、老いた自分を若返らせて絶対的なパワーを取り戻すべくドラゴンボール集めを開始する。その強さは老いた状態ですら、孫悟空を瀕死の状態にまで追いやるほどのものだった。若返った後、悟空と戦った際には使うと寿命が縮むというフルパワー状態で戦った。

標的を殺したあとは、丸の中に「魔」と書かれた紙を残す。

一人称は若返る前はほぼ「わし」で、若返った後は「わし」、「わたし」が多いが、「オレ」、「オレさま」を使うこともある。

[編集] ストーリーへの絡み

ドラゴンボールを集め、神龍を呼び出して若返りを果たし、それと同時に若い頃の強さを取り戻すと、ドラゴンボールを利用しようとする者が自分を消滅させるという願いを叶えさせることがないように、神龍を殺害する。その後、国王のいるキングキャッスルを陥落させTVの前で世界の国王を名乗り、王座についた5月9日を「ピッコロ記念日」とする。そして毎年5月9日に年一回のくじ引きで43地区を一つずつ破壊することを決定し、全世界を再び恐怖の闇に陥れた。

くじ引きの最初のターゲットとしてブルマの両親が住む西の都に赴こうとしたところを魔封波を習得した天津飯に呼び止められ対戦を挑まれるが、代わりに手下のドラムを産み出して天津飯と対戦させる。戦いはドラムが優勢で展開していたが、その最中に超神水で潜在能力を限界まで引き出した悟空が現れ、ドラムを蹴りの一撃で倒したことで、大魔王は悟空と再び戦うことになる。最初は超神水でパワーアップした悟空を侮ったこともあり、苦戦を強いられるが、フルパワーを使用したことで互角の戦いを展開。悟空の右足に光線でダメージを与え、天津飯を人質にとって悟空の動きを封じた後に石を弾丸のように放って悟空の左腕と左足にダメージを与える。勝利を確信して、天津飯を開放した後に、悟空にとどめを刺そうと、空中から急降下しての攻撃をしかけるが、悟空の右腕を残した事が仇となり、悟空の全力を込めた一撃に腹部を貫かれて敗れる。自分を破った悟空を褒めつつも、自分の全てを記憶させた卵を生み落とし、死に際に悪の根を絶やしてはならないことを言い残しつつ爆死した。

[編集] ピッコロ大魔王の技

爆裂魔光砲(ばくれつまこうほう)
ピッコロ大魔王がピッコロ記念日に世界の地区を1つずつ消し去るときに使うつもりだった技。巨大な爆発を巻き起こし、街1つを瞬時にして消し飛ばすほどの威力を持つ。このときは、鳥山が風邪を押し通して描いた影響による作画ミスで、溜めている時と放ったときの腕が逆である。アニメではこのミスを「溜めたエネルギーを移動させて放つ」という演出でカバーしている。
爆力魔波(ばくりきまは)
全身に気を溜め、手から強力なエネルギー波を放つ。大都市キングキャッスルを跡形もなく消し飛ばした。全身から気を発するタイプの技と違い、自身も爆風に煽られている。常軌を逸した破壊力を誇るが、エネルギー充填の隙が大きいことと消耗が激しく二度目以降は威力が期待できないことが欠点。ゲーム『大魔王復活』と『悟空伝』では、この技が爆裂魔光砲とされている。
魔光線(まこうせん)
両手に気を集め、それぞれ1発分の気弾を打ち出して相手を攻撃する。1発目はフェイクとして使い、本命の2発目を当てる時間差攻撃も可能。
光線眼(こうせんがん)/双魔閃(そうません)/目から怪光線(めからかいこうせん)
両目から怪光線を発して視線の先の標的を攻撃する。技の性質上命中率は高く、時間差なしで放つことも可能なため、悟空の片足を負傷させて戦力を削ぐことに成功した。
指先からの気功波(ゆびさきからのきこうは)[11]/魔光砲(まこうほう)[12]
パワーを集中させ、両人差し指から光線を放つ技。
テレパシー
相手の脳に直接話しかける能力。タンバリンに命令を下す際に使用している。これ自体はナメック星人の能力でもある。

これらの技は元々同一だった神やピッコロ(マジュニア)も使用している。このほかに、口から怪光線を放ったり、舞空術と同じ原理の飛行能力も使っている[11]

[編集] ピッコロ大魔王の部下

ナメック星人・龍族の特徴であるタマゴによる繁殖方法が悪の力によって変化したことにより誕生した生命体である魔族[13]。生物学的にはナメック星人の亜種でもあり、ピッコロ大魔王の子供とも言える存在。ただし、大魔王自身は魔族をあくまでも部下として産み落としている。生まれながらにして成人体でもある。

この方法で生み出された部下にはピアノ、タンバリン、シンバル、ドラムがいる。名前の由来はすべて楽器から。彼らについてはドラゴンボールの登場人物#魔族を参照。

自分の生み出した部下とはテレパシーで会話が可能であり、タンバリンにシンバルの死を伝え、シンバルが倒された原因を探るようにテレパシーで命じたこともある。魔族を産む際は魔力を消費し老化が進み[14]、卵を産む際と部下が死んだ際はひどく苦しんでいる描写が見られるが、若返った後はその様子を見せていない。

アニメ「無印」102話の回想シーンにおいては、タンバリンやシンバルとそっくりな魔族やドラゴンのような魔族が何体も登場しており、軍隊、武泰斗や亀仙人や鶴仙人を含めた武泰斗の弟子たちに襲い掛かっている。ゲーム『大魔王復活』ではウクレレ、バンジョー、オルガンといったゲームオリジナルの部下が登場し、さらにウクレレはゲーム『アドバンスアドベンチャー』にも登場している。また、ゲーム『悟空伝』ではコンガをはじめ、多数のゲームオリジナルの魔族が登場している。このほか、シンバルがヤジロベーに倒された回の週刊少年ジャンプの次号予告に、ピッコロ大魔王が放つ第3の刺客としてハーモニカという魔族の登場が予告されたが、本編で生み出されることはなかった。

潜在能力を引き出された悟空との再戦で敗北した大魔王は、死の直前に自身の息子にして分身である卵を産み出しており、その卵が孵化して産まれたのが、後述する、大魔王の生まれ変わりでもあるピッコロ(マジュニア)である。

大魔王が卵を産む際の呪文は「ポコペンポコペンダーレガツツイタ、ポコペンポコペンダーレガツツイタ…」。

[編集] ゲームでのピッコロ大魔王

ゲームでの初登場作品となる『大魔王復活』では物語の根幹であり、最終ボスとして登場。本作ではドラゴンボールの力ではなく人間の魂のエキスを集めて若返りに成功した。ダークキャッスルを根城としている。

『悟空伝』では亀仙人によると「己を倒すかもしれぬ武道家が現れるのを恐れて」天下一武道会そのものを消滅させたと設定され、ウサギ団やレッドリボン軍を従え、暗黒魔城を根城としている。リメイク版では目的が原作通りに修正され、部下は魔族のみとなっている。

ファミコンジャンプ』では、ジャンプ世界を征服した悪の親玉に抜擢されている。

[編集] 補足

それまで本作品に登場したピラフ一味やレッドリボン軍桃白白など敵キャラは、その大半がどこかユーモラスな小悪党だったのに対し、このピッコロ大魔王は、亀仙人曰く「名前だけはかわいい」が、それまでと比較にならない圧倒的な悪の威厳と強さを持った正統派の悪役として描かれていた。邪悪さを全身から醸し出す本格的な悪役は『ドラゴンボール』および鳥山明の漫画作品初でもあり、その存在は作風そのものを大きく変えた。

このピッコロ大魔王編では前述したクリリンと亀仙人、さらには大魔王の願いを阻止すべく飛び出して殺された餃子(チャオズ)と、初めてレギュラーキャラクターの死が描かれている。特にクリリンの死に対しては、温厚な悟空が師匠の命令にも背き、初めて心の底から激しい憤怒と憎悪を見せた。

ピッコロの理想は恐怖による世界征服ではなく、法律権力が存在せずあらゆる悪事に対して抑制力が働かない、ある種のアナーキズムのような世界である。これには、悟空側であるランチ(変身後)も多少共感する描写があった。

また、ピッコロ大魔王の座っていた椅子は、手すりと背もたれにドクロの飾りを付けている以外は、後に登場するナメック星の最長老の椅子と同デザインであり、作者は「ピッコロ大魔王の頭の中にナメック星にいた頃の記憶が少し残っていたためではないか」と語っている[15]

後年ピッコロ大魔王を演じた青野は「この緑色のキャラクターを見てどう演じてやろうかと表現意欲が湧いて、やる気満々になった」と語っている[16]。またマジュニアの卵を産むシーンは回想シーンも含めて4回ほど演じ、「快感になっちゃって演じるときが楽しみになったりしたけど、演技そのものは大変で気持ち悪いとかも言われた」と語っている[17]。事実、共演した野沢雅子鶴ひろみは「もう産まないでー」という感じだったと話している[18]。またこのシーンで力を入れすぎて、体調を崩したという逸話もある[19]

ドラゴンボール大全集第1巻には歴代悪役としてピッコロ大魔王、フリーザセル魔人ブウの顔のカットが並んでおり、超エキサイティングガイド「キャラクター編」では悟空が闘った強敵の代表として同じ4人が紹介されてはいるが、各種アニメムック本で歴代悪役が紹介される文章や絵柄の中に前述の3人が出ることは多いことに比べると、ピッコロ大魔王の出番は少なめである。

[編集] ピッコロ(マジュニア)

アニメでの声優古川登志夫[20]、幼少期は鶴ひろみが演じた。原作其之百六十一「孫悟空 勝つ!!」、アニメ『ドラゴンボール』第123話「如意棒の秘密」でそれぞれ初登場。サイヤ人編以降の主要戦闘キャラクターの1人である。

[編集] キャラクター概要

エイジ753年生まれで身長226cm、体重116kg(成人時)。趣味は静かな場所での瞑想、好きな食べ物は水(特に北エリアの雪解け水)[21]

悟空と戦って敗れたピッコロ大魔王の息子[22]にして分身[23][21]で生まれ変わりでもある[24][25][26]。悟空を倒すため、天下一武道会に乗り込み、正体を隠すためマジュニア(「魔Jr.」)と名乗っていた。第25回天下一武道会でもパニックを避けるため、このもう一つの名を使用していた[27]。関連書籍でも悟空と対戦した天下一武道会編では、概ね「マジュニア」と記される事が殆どで、「ピッコロ」の呼称はサイヤ人編から正式名称と扱われた。書籍でも「ピッコロ」を基本名とされながらも、「マジュニア」も偽名とはされておらず、別名とされている。小山高生前田実によるオリジナルイラストストーリー『ピッコロ大魔王の名に賭けて』では、第23回天下一武道会の受付で名前を聞かれた際に一瞬答えに詰まり、とっさに思いついた名前になっていて、本人は「魔族の息子だから魔ジュニア。思いつきのわりにはなかなか傑作な名前だろ」と語っている[28]

卵から孵って3年間で肉体が急成長した。アニメでは魔族の子であるためにわずか1年で成人に近い身体になったとされている[28]

人造人間編にて神と融合し、超サイヤ人を凌駕する実力を得た。セル消滅後は神殿でミスター・ポポデンデと暮らす。

一人称は「オレ」もしくは「オレさま」。アニメ『無印』の幼少期に一度だけ「わたし」を使用している。

[編集] 性格・人物

ほぼ一貫してクールなキャラクターだが、それゆえに周囲のギャグ的なノリに振り回されることもあり、フュージョンの指導やゴテンクスとの絡みのなかでの「はぁい♪」というオカマめいた台詞、チチとブルマの説教に悟空と同等にうろたえる、など稀にコメディチックな言動も見られる。アニメ『Z』第125話では悟空とともにエアカー教習所に行かされるものの、勝手が分からず2人揃って無茶苦茶な運転を繰り返した。この回は普段の胴着姿ではなく、Tシャツとジーンズを着て登場し、ピッコロ役の古川登志夫も印象的と語っている[29]。また、愛弟子の悟飯や同じナメック星人で地球の神を引き継いだデンデとは親交が深く、悟飯やデンデから慕われており、またピッコロも彼らには優しく接している。性別が存在しないナメック星人であるため、男女の恋愛は理解不能。口笛が大嫌い。

戦いでは初代のような卑怯なことをしようとはせず、人造人間編で神と融合してからは世界征服を口にすることもなくなった[30]。しかし、地球でのナッパたちとの戦いで悟飯に襲い掛かった栽培マンを瞬時に殺害したり、怒りに任せてバビディを切り裂くなど、情けをかける必要がないと判断した相手には全く容赦しない冷酷な一面も持ち合わせている。優秀な頭脳を活かし、冷静な判断で指揮する司令塔の役割を担った。人造人間編では悟空が心臓病の発作で不在中だったこともあり、一時はピッコロが戦士たちをまとめていた。アニメではセルジュニアから悟空を守るために、ヤムチャと天津飯を指揮している。

フリーザ編終盤でネイルと、人造人間編中盤で神と同化を果たした後は、どちらもベースはピッコロであるが、それまでのピッコロには見られない言動を見せており、徐々に穏やかな性格へ変わっていくなど、人格面にも一定の影響がうかがえる。以前は呼び捨てにしていた界王に対しても敬称を付加しており、大界王や界王神に対して「様」を付けて敬語を用いて会話するなど立場が上の者に対する敬意や礼儀をわきまえた描写が多い。「最長老様も安らかに眠れる」、「宮殿が…」などといった発言もしており、かつて「大魔王」と呼ばれ恐れられていた頃とは大きくかけ離れた様子を見せた。

[編集] 特質・能力

後にナメック星人であることが明かされた際、父であり生まれ変わる前の体でもある初代ピッコロ大魔王と、その本体である神は龍族、マジュニアは戦闘タイプとして生まれたことも判明した。それに加えて幼少期より修行を積んできたため、マジュニアの実力は初代ピッコロ大魔王と神を遥かに上回った。

ナメック星人特有の高い再生能力を持っており、劇中では悟空やセルとの戦いの際、負傷した腕を千切って再生しているが、かなりの体力を消耗する[13][31]。傷を癒せるわけではなく、悟空戦で左腕を損傷したときには、いったん腕をもぎ取った上で、生え替わらせる必要があった。魔人ブウ編ではダーブラによって石化された際にうっかりトランクスが石化したピッコロを地面に倒して粉々に壊してしまったことがあるが、石化が解けた際には何事もなかったかのように復活している。その際、ピッコロは「頭さえ無事なら再生できる」と語っている。さらに、初代がもっとも恐れていた技「魔封波」もはね返すことができる。ただし、ナメック星人は龍族のみ卵を産むことができるとされているため、初代と違って戦闘タイプの彼は卵を産む描写はない[13]。ナッパ戦にて戦死したときも初代のように自分の分身を残すことはなく、同時に神も命を落としている。

ほかのナメック星人同様に食事を摂る必要はなく、水を摂るだけで生活できる。アニメでは瓢箪のような物に入れて携帯し、劇場版では滝の水を飲む描写もある。なお、アニメでは幼少期に、海で魚を獲り、かじるシーンがある。また聴覚が発達しており、遠く離れた人間の会話を拾うことができる。さらに、テレパシー、心を読むこと、他人同士のテレパシーの会話さえも聞き取れる[32]。暑さ寒さにも強く[21]、寒冷地において胴着一枚でも寒がることなく普通に行動しており、北の都上空にてクリリンや天津飯が寒がっている様子を見て、「地球人は不便」と発言している。

腕の組織を変化させて伸ばしたり、容積を変えて体を巨大化させることができる。これは魔族の力を有しているため[13][33]。戦士タイプでありながら、龍族特有の能力である物を作り出す能力も備えている。ただし、ドラゴンボールを作ることはできない。

種族としてはナメック星人であるが、その出自はピッコロ大魔王の息子かつ分身にしてピッコロ大魔王自身が生まれ変わった魔族だった。しかし、作中にて悟空たちとの共闘や悟飯との触れ合いを通じて邪心が消えていき、魔族ではない純粋なナメック星人に戻っていった。さらにネイルや神との融合を経験し、融合の度に大幅なパワーアップを果たしている。神は融合する際、神自身がセルを見た記憶や自らの幅広い知識が受け継がれることを説明している。

[編集] 地球の神との関係

ピッコロの父でもあり生まれ変わる前に当たるピッコロ大魔王は、元々神が排除した僅かな悪の心であり、ふたりのどちらかが死ねば同時にもうひとりも死んでしまう関係にある。本来なら同一人物であった神は、ピッコロ大魔王が爆散したとき同時に死亡するはずだったが、ピッコロ(マジュニア)が産み落とされ、ピッコロ大魔王自身が生まれ変わったことにより無事であった[25]

神は第23回天下一武道会にて、自らの死と引き換えにしてピッコロを消滅させようとした。ピッコロは当初、神を嫌っており、ナメック星でネイルに1人に戻れば良かったのではと指摘された時も「あんなヤツと一緒になるつもりは二度とない」と発言し、人造人間編でもクリリンが「あいつは神様の事が大嫌い」と述べている。ナメック星の最長老は、ピッコロと神様が分離しなければ、「サイヤ人にも勝てただろう」と評している。ピッコロが神を憎んでいる事とは裏腹に、神の方は、序々にピッコロを信頼するようになっていき、サイヤ人編でピッコロが悟飯を修行するためさらった際にはピッコロについて、「悪には違いないが、かつてのような狡賢い粗暴が失せているように感じる」と語り、ピッコロがナッパの攻撃から悟飯を守ったことが原因で自らが消滅する際にも、ピッコロが自分を超えたのは嬉しいと発言していた。

人造人間17号18号との戦闘での敗北後、ピッコロは神と融合するために神殿を訪れるも、神は17号たちが本当に地球に害を及ぼす者なのか疑問を抱いており、「最終的な決断を下すには決定的な理由がほしい」と語った。その後、ピッコロと神はセルの出現に伴い融合したが、融合後もピッコロは「元の二人に戻れるなら神との合体をあれほどためらいはしなかった」と語っている。

ピッコロと神の融合後、新たな地球の神となったデンデについては、自らが神と同化した経緯などから神の知識を授ける役目を担当している。デンデもピッコロを頼りにしている様子を見せ、アニメではフリーザ戦の段階でピッコロがネイルと同化したことを感じ取り、「頑張って」と応援している。またピッコロも、鮮やかに地球のドラゴンボールを復活させたデンデを見て、地球の神としての資質を高く評価している。

[編集] 悟飯との絆

当初は世界征服の野望を持っており、悟空たちと敵対していたが、ラディッツの地球襲来の際に初めて手を組んで共闘する。その戦いで悟空もろともラディッツを魔貫光殺砲で殺害し、その戦いの直後に悟飯を連れ去り、闘いの師となる。その時のピッコロは自身の余命[34]に気付いていたようで、「たとえ宿敵の息子でも何かを残したい気持ちがあったのだろう」と、神は述べている。初めて悟飯と対面した際、その修行の厳しさに絶句した彼に対して、「俺のように、自分の運命を恨め」という趣旨の発言をし、初めは悟飯を魔族にすることも考えていたが、悟飯の純粋さに触れるうちに徐々に世界征服の考えも薄れていき、自分に対して唯一まともに付き合ってくれた悟飯に心を開くようになる。悟飯もピッコロの中にある優しさに気づき、慕うようになる[35]。サイヤ人編の頃は悟飯に対しても厳しい態度が目立っていたが、ナッパの攻撃を身を挺してかばって命を落とし、その後のナメック星編ではフリーザを一時撃退したあとで悟飯の頭を撫でるなど、悟飯への愛情を見せる。サイヤ人編で絶命する際に「オレとまともに話してくれたのはお前(悟飯)だけだった」と語るように、ピッコロに対して全く敵意を持たずに接した人物は悟飯が最初だった。人造人間との戦いに備えて、悟空に自分や悟飯と一緒に修業しないかと誘われて承諾した時は、悟飯は嬉しそうな表情を見せていた。(アニメでは、Z・改共に、悟飯は「わ~い、わ~い!」などと大喜びしている。)セルゲームの前では、弟子の悟飯自ら「ピッコロさんの服が欲しい」と、ピッコロの道着を着ることを望んだことで、自分と同じ道着を着せた。また、ピッコロが神と同化した時には、天津飯(アニメではクリリンも)のように敬語を使ったり、悟空のように「神コロさま」と呼び方を変えてみたりなど、他の仲間たちは神を意識した接し方に一時的には変わったりもしたが、悟飯だけは「ピッコロさん」の呼び方も変わらず、以前と全く接し方は変わらなかった。悟飯とセルの戦いでは、悟飯を逆上させて戦わせようと考えた悟空に猛抗議し、なかなか戦おうとしない悟飯の心情を悟空よりも理解していた。さらに、敵わないと分かっていても悟飯を助けるためにセルに挑もうとし、アニメでも悟飯とセルがかめはめ波を撃ち合う場面においてセルに挑んでいる。セル戦終了後に悟飯と別れる場面で、「時々遊びにきてもいいですか?」と尋ねられて承諾した際にも、嬉しそうな顔をしていた。

悟飯が青年になってからも、天下一武道会では悟飯の変装が取れても大丈夫なように観客や中継のカメラを一斉に壊すなど気遣いを見せており、悟飯のほうも大勢の観客の前で超サイヤ人になるように頼まれたときは拒否したが、ピッコロの呼びかけに応じて変身を決意するなど信頼関係は変わっていない。アニメやゲームでは悟飯の成長を誇りに思う場面や台詞が見られ、悟飯も自分を鍛えてくれたことを感謝している場面がある。悟飯の父親である悟空も、悟飯を超サイヤ人化させる段階で、自分やピッコロが殺されそうな所を想像するよう促してピッコロの名前を挙げており、悟飯がブウとの戦いで死んだと思われていたときにピッコロが伝言を頼んだ際、「あいつ(悟飯)死んじまって1番残念なのは、おめえ(ピッコロ)と会えねえことだと思うぜ」と答えている。また、劇場版では悟飯の危機に駆けつけることが多く、5作目では悟飯が勉強中に眠っていた時に見ていた夢で、「ピッコロさんだ~いすき」という歌を歌うなど、ピッコロを慕っている描写が多い。ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!でも悟飯との信頼関係は変わらないが、師匠としての威厳は薄れてはおらず、悟飯の指導の仕方を「まだまだ甘い!」と評するなど厳しい姿勢は変わっていない[36]

[編集] 純粋のサイヤ人との関係

悟空とは父[37]の敵として対峙していたが、第23回天下一武道会決勝戦での敗戦後に命を助けられてからは反目しながらもライバルとして落ち着き、ラディッツとの戦いでの共闘を通じて共同戦線を組むこととなる。この共同戦線が終わるまでは悟空を殺すことを強調していたが、戦いの結果、本当に悟空を殺害することに。この時点で既に、殺しても確実に悟空は仲間がドラゴンボールで生き返らせるという確信を持っていた。それ以降は悟空の殺害を思わせるような言動はなくなる。なお、悟空は一度戦ったことで、初代のピッコロ大魔王と比べてそこまでの悪人ではないと思っていた。悟飯の師となる際には悟空のことを「確かに強いが、人に対する厳しさが全くないため師匠にはまるで向いていない」と評していた。ナメック星ではフリーザへの不意打ちの蹴りを放って悟空の元気玉のアシストをし、悟空をフリーザのエネルギー波から身を挺して守った。また、ベジータとは彼とナッパの地球来襲による戦い以来、共に悟空のライバルにあたる間柄となる。その戦いではベジータが戦闘に出る前にピッコロはナッパとの戦いで命を落とし、ポルンガへの願いで復活後にナメック星で対面した際にベジータは「カス」呼ばわりしたが、ピッコロがフリーザ第2形態と互角に戦う様子を見て驚愕しつつもその実力を認め、フリーザの地球襲来時にはただ一人だけ気を消していたことを「さすがだ」と褒めていた。

トランクスが3年後に人造人間が出現すると告げた際には「オラと悟飯と修業しねえか?」と悟空から誘いを受けたり、悟飯を超サイヤ人に覚醒させるために、自分自身と共にピッコロが殺されるところを想像してみろと言ったりと、息子の悟飯に関しては特に信頼していた。神との融合後には「神コロ様」と呼ばれたこともあった。セルの出現時には神と融合したピッコロの戦闘力に憤慨したベジータと意見を対立させたり、セルが完全体へ進化した際にはセルの完全体化に協力した彼に激怒していたが、彼が超サイヤ人に変身し人造人間19号を破壊した際には彼を「戦いの天才」と認めたうえで「(悟空を)超えたかもしれん」と発言し、自身が人造人間20号と戦闘を行った際は当初「また余計なエネルギーを与えてしまうだけじゃないのか」と罵られるも、圧倒してからはその実力を認められた様子であり、人造人間17号と18号との戦闘での敗戦後には18号に完膚無きまでに叩きのめされた彼の心境を誰よりも理解していた。セルゲームでは悟飯がセルに痛めつけられる様子を見て、悟空への抗議と説得をし、悟空がセルの自爆で命を落とした際には悟空の気が消えたことを真っ先に口にした。セルゲーム終了後にはベジータに「手を貸してやる」と声をかけている[38]

魔人ブウ編では悟空とベジータに戦闘力で大きく水を空けられていたが、ブウ(無邪気)戦で死を覚悟したベジータにトランクスたちと共に逃げるよう頼まれた際、彼の「自分が死んだ後、あの世でまたカカロット(悟空)に会えるのか?」という問いに正直に答えたうえ、その心境の変化を感じ取っており、さらにアニメではブウ(無邪気)を倒すために自爆したベジータの最期を「誇り高いベジータに似合いの最期だ」と語った。その後は悟空と共にトランクスと悟天にフュージョンの指導を行い、悟空が時間切れであの世に帰るときには彼らの指導を託されている。ブウ(純粋)戦でベジータが蘇った地球人達に元気玉への協力を申し出た際には、「らしくない真似をしやがる」と言いつつも笑みを浮かべて応えた。第28回天下一武道会で悟空がウーブを連れて旅立つ際には他の仲間が戸惑う中、ピッコロとベジータのみが理解を示す様子を見せた。

悟空に対する呼称はあまり一定していなかったが、神様と融合して以降は「悟空」と定まっている。また、アニメではその後も何度か「孫(そん)」と呼んだ。また、作中にてベジータが名前で呼んだ相手は限られているが、原作では味方内でカカロット(悟空)の次[39]にピッコロの名前を呼んでいる。

劇場版では10作目、12作目のラストにてベジータと左右に分かれて共に腕を組んでいる様子が描かれた。11作目では戦闘中、伝説の超サイヤ人となったブロリーへの恐怖から極度の戦意喪失に陥ったベジータに「ふてくされている暇があったら戦え」と喝を飛ばし、最終的には「消え失せろ!!二度とその面見せるな!」と罵声を浴びせたものの、帰りの宇宙船では悟空たち仲間やシャモ星人らで満杯の中、背中合わせになって共に腕を組んでいる。

[編集] 他の仲間たちとの関係

ネイル
デンデがポルンガを呼び出すための言葉を悟飯たちに伝える時間稼ぎをするためにフリーザに挑み力及ばず敗れるが、瀕死の状態の時にドラゴンボールで復活したピッコロと遭遇する。ピッコロの戦闘力を「相当な鍛錬を積んでいる、元通り1人になりさえすればフリーザにも勝てただろう」と評価し、自身との同化を提案して同化する。同化する直前に、「ちょっとでも気に入らなかったら、すぐに追い出すぞ」などと悪態をつくピッコロに対し、「言ってくれるぜ、人が好意で素晴らしいプレゼントをしてやろうと言うのに」と返している。また、アニメ『Z』では、一時はネイルとの同化を断り「オレはオレでいたい」と言ったピッコロを、「気位の高いヤツだ」と評し、さらにアニメでは同化後、フリーザに対して「オレたち」と言ったり、ネイルの声色で会話するシーンもあり、「人格を共有している」かのような描写になっている。
クリリン
第23回天下一武道会で対戦した際には勝利こそ収めたものの、世界征服が容易ではないことを思い知らされるなど、実力をある程度評価している。サイヤ人編から名前を呼ぶようになった。クリリンのほうは、サイヤ人編の辺りにおいては「味方になるフリをして騙そうとしているんじゃないか」といった趣旨の発言をするなど、ピッコロに対して不信感はまだ消えていなかった。しかし、セル編ではピッコロの事を仲間と呼び、実力も「元々とんでもない強さだったピッコロが、神様と同化して超ナメック星人になった」と高く評価している。人造人間編では「仲間だろ?」と発言してピッコロを激怒させるが、ピッコロの心境を最も深く理解するようになっていた。また、ナメック星へ向かう宇宙船の中で自作の魔族の服を着る悟飯がピッコロを尊敬している事を指摘したり、アニメ『Z』のフリーザ戦では悟飯に「(ピッコロは)お前の先生だもんな」と発言するなど、悟飯との師弟関係に関してはかなり早い段階で理解を見せている。なお、作中にてピッコロが初めてギャグキャラとしての一面を見せたのは、悟飯を鍛えるために引き取ろうとした際にクリリンの「食べる気だな」との発言へ突っ込んだ時である。
天津飯
アニメでは第23回天下一武道会時から名前を呼んでおり、悟空との対戦時にその技に驚く描写もあった。また、共にサイヤ人の地球来襲時の戦いで死亡後、ヤムチャ、餃子と共に蛇の道を経て界王星での修行を行い、ピッコロと神の同化後からセルゲーム前にかけては行動を共にしている場面も多かった。神と同化する前は、ピッコロとベジータのパワーアップぶりを気に入らないといった発言もしていたが、神との融合後の会話では一貫して敬語を用いて話している。アニメではセルジュニアとの戦いで彼を指揮した。
ヤムチャ
サイヤ人の地球来襲時の戦いで死亡後、天津飯、餃子と共に蛇の道を経て界王星での修行を行った。人造人間編では彼が心臓病に倒れた悟空を家に送り届ける際、予防のために薬を飲むように注意していた。アニメではセルジュニアとの戦いで彼を指揮した。ヤムチャも打ち解けており、男女の恋愛を理解できないピッコロにジョークをいう場面もあった。
ブルマ
ラディッツとの戦いの時点ではまだピッコロに対し怯えた様子を見せていたが、アニメではサイヤ人の地球来襲時の戦い後、ピッコロの死により地球のドラゴンボールが消滅し、彼女の恋人であったヤムチャを生き返らせることができなくなったため、生き残ったヤジロベーに「あんたがピッコロだったら良かった」と発言してその死を悲しんでいた。人造人間編ではピッコロが彼女に未来から来た少年の正体がベジータと彼女の子供の成長した姿であることを告げられたほか、彼女がベジータらに戦闘服を渡すため神の神殿を訪れた際にはピッコロの分の戦闘服も用意して持ってきており[40]、トランクスがセルに挑んだ際にはブルマの頼みで戦闘の状況を解説した。なお、アニメではブウ編でピッコロがトランクスと悟天にフュージョンの指導を行った際、チチと共にあまりにも厳しい特訓を課すピッコロへ詰め寄っている。
チチ
第23回天下一武道会での悟空との対戦後に彼と結婚したことで、それが後の悟飯の存在に繋がり、ピッコロの生涯に大きな転機をもたらすことになった。チチもサイヤ人やフリーザ一味との戦いには一切関与していなかったため、ピッコロが昔の大魔王時代と違うことや悟飯を庇って命を落としたことなどを、途中まで知らなかったことから毛嫌いしていたが、自分の家に3年間居候してからは、「ピッコロさ」と呼ぶようになり、接し方も変わった。更に、人造人間との戦いに向かうピッコロを、悟空や悟飯と共に「気をつけてけれ」と気遣っている様子さえも見られるようになった。
トランクス(未来)
劇場版11作目ではブロリーとの戦闘中に魔閃光を放つなど間接的に魔族系統の技を受け継いでいる。また、フリーザの地球襲来時には彼が悟空に話した内容をピッコロが彼のことを上手く隠しつつ仲間に話し、人造人間編では自身と人造人間20号の戦闘中にトランクスが現れた際、ピッコロが彼の名前を口にしたことがベジータに彼の正体が自身の息子の成長した姿であることに気付かせることになったほか、ベジータとトランクスが20号を追って飛び去った後にはピッコロが彼の母親であるブルマに彼の正体がベジータと彼女の子供の成長した姿であることを教えている。
トランクス(現代)、孫悟天、ゴテンクス
ブウ編ではブウとの戦いに備えて彼らにフュージョンの指導を行い、ブウ(無邪気)にベジータが痛めつけられた際にはトランクスを、ブウ(悪)が神殿に攻めてきた際にチチが卵にされ殺された時には悟天を、それぞれなだめる役目を負った。また、ゴテンクスとブウ(悪)の戦闘をただ一人終始に渡って見届け、ゴテンクスのフュージョンが解けた際には自身も戦線に参加し、「やるだけやって一緒に死のう」と語った[41]。アニメではゴテンクス(通常時)とブウ(無邪気)の戦闘後、トランクスの「ベジータの守ろうとした地球を守るため、ベジータを超えなきゃならない」という趣旨の台詞に、「お前達二人の体には、これまで多くの不可能を可能にしてきた戦士の血が流れているんだ」と語り、彼らへの期待を表した。なお、あるゲームではゴテンクスに対して「何でガキばかり寄ってくるんだ…」と愚痴をこぼしている。
ミスター・サタン
セルゲームでは無謀にもセルに挑み吹っ飛ばされたサタンを見て、「さすがのセルもあんなのを殺すのは嫌だったようだ」と語り、ブウ編でも彼を「ホラ吹き野郎」と称するなど当初は他のキャラクター同様に軽視していた。しかし、その後はブウ(無邪気)に心を開かせ彼に悪事を止めるよう約束させたことを評価し、ブウ(悪)がサタンを知っていることについてビーデルに質問された際、理由を説明したうえで「お前の父は誇り高い世界チャンピオンだ」と賞賛する発言をしたり、一般的な地球人ではただ一人、ブウの殺戮から生き残ったサタンを助けるなど態度を柔化させた。また、アニメでは元気玉生成のために地球人全員に手を上げさせた彼を認める発言をしている。
東の界王神
初対面時の様子を見て「地球の者じゃない」と語り、第25回天下一武道会の本選一回戦での対戦では彼のただならぬ雰囲気を感じ棄権。試合後、悟空に「次元が違いすぎる」と語った。その後、彼が界王神であることを知って愕然とし、悟空が「ビシッと文句言ってきてやろうか」と言った際にはあわてて止めたほか、彼がブウ(無邪気)の攻撃によって消滅したと思い込んだ際にはうろたえ、落胆する様子を見せた。

[編集] ストーリーへの絡み

  • エイジ753年 - 誕生。生まれ変わったばかりにもかかわらず、大魔王の記憶や技などを全て覚えていた[24]。アニメ『無印』では、123話から126話の計4話において幼少期のストーリーが製作された。
  • エイジ756年(3歳) - 悟空を倒すため、第23回天下一武道会に出場。決勝において、ぎりぎりまで悟空を追い詰めるが敗れ、準優勝となる。
  • エイジ761年10月12日(8歳) - ラディッツが地球に襲来。世界征服に邪魔なラディッツを倒すべく、初めて悟空と手を組む。その戦いでラディッツとともに悟空が死亡。
  • エイジ761年(8歳) - 息子の悟飯の潜在能力を見抜き、1年後にやって来るという新たなサイヤ人との戦いに備え、修行をつける。この過程で徐々にピッコロに変化が生まれる。
  • エイジ762年11月3日(9歳) - 悟空蘇生の1日後、ベジータとナッパが地球に襲来。その戦いでは悟空の到着を目前にして、ナッパが悟飯に向けて発動したエネルギー波を被って死亡。地獄には堕ちず界王星へ行く。
  • エイジ762年12月24日(9歳) - ナメック星のドラゴンボールにより生き返り、ナメック星へ飛ぶ。途中、フリーザを食い止めるために負けると知りつつ戦い、瀕死の状態だった戦士タイプのナメック星人のネイルと融合する。これに伴う大幅なパワーアップにより、第2形態のフリーザとの戦いでは一時圧倒するが、第3形態のフリーザには全く敵わなかった。最終形態のフリーザにはエネルギー波によって身体を貫かれ、瀕死に追い込まれる。
  • エイジ767年5月12日~5月26日(14歳) - 人造人間とセルが出現。神と融合。これにより初期のセルを圧倒し、17号とは互角の強さを見せるが、その後大幅にパワーアップして再出現したセルには全く歯が立たず。しかし、その後精神と時の部屋で修行し、セルゲームでセルジュニアと戦い、アニメではセルジュニアを数体蹴散らすなどの活躍を見せていた。また、アニメでは悟飯と自爆から復活後のセルのかめはめ波の撃ち合いの際、真っ先にセルに向かっていき、その後もクリリン、ヤムチャ、天津飯と共に悟飯を援護した。最終的には悟飯がセルを倒し、以後は神殿で新たな神となったデンデ、ポポとともに暮らす。
  • エイジ774年(21歳) - 第25回天下一武道会に出場し、本選一回戦でシンと対戦するが棄権。シンが界王神であることを知り、魔人ブウの復活を阻止すべくバビディの宇宙船に向かうも、バビディの手下となっていたダーブラに石化される。石化が解けた後、復活した魔人ブウを倒すため孫悟天トランクスにフュージョンを指導。その後、地球の消滅とともに死亡するが、ナメック星のドラゴンボールにより生き返る。
  • エイジ784年(31歳) - 第28回天下一武道会を観戦。悟空がウーブを連れて飛び去る様子を見て、「あんな嬉しそうな悟空は久しぶりに見た」と発言。アニメでは悟空に出場しないのかと尋ねられた際に、今更悟空と戦っても仕方なく、悟空たちがどれだけ強くなったかを見せてもらうと返している。

[編集] 劇場版

劇場版でのピッコロは、悟飯が危機に陥ったとき登場することが多い。強敵に敗れることがあるが、悟飯やクリリンでは苦戦する中堅クラスの敵を倒すことも多く、戦いの支えになっている。登場シーンでは、専用のピッコロのテーマが流れる。なお、この曲はもとは無印でのピッコロ大魔王のテーマ曲をアレンジしたものである。

  • 劇場版4作目ではサンショを倒し、悟空と共にガーリックJrと闘う。
  • 劇場版5作目『この世で一番強いヤツ』では、悟飯が襲われているところを助けたがその後逆に捕らえられ、Dr.コーチンに洗脳され悟空と闘わせられる。また、悟飯が夢の中で『ピッコロさんだ~いすき』を歌う。
  • 劇場版6作目『地球まるごと超決戦』では、悟飯がターレスに襲われているところを助けるが、ターレスに敗れる。
  • 劇場版7作目『超サイヤ人だ孫悟空』では悟飯がドロダボらと戦っているところに援護として登場し、ドロダボを倒すが悟飯を庇ってメダマッチャとアンギラの攻撃を受ける。その後、スラッグとの闘いで気を使い切った悟空に自分に残された気を与え、回復させる。
  • 劇場版8作目『とびっきりの最強対最強』では悟飯の危機に登場し、ネイズとドーレを撃破する。その後クウラに敗れるが、最後に生き残ったサウザーを遠距離から魔貫光殺砲で狙撃し、クウラ機甲戦隊を実質ひとりで撃破した。
  • 劇場版9作目『激突!!100億パワーの戦士たち』では、悟飯、クリリンとともにビッグゲテスターのロボット兵と闘い、全滅させる。その後はビッグゲテスターに乗り込み、量産されたメタルクウラに窮地に追い込まれるが、メタルクウラが次々と爆発したことで危機を脱し、捕らえられた悟飯たちをビッグゲテスターから逃がす。
  • 劇場版10作目『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、13号が悟飯を狙って撃った気功弾をはねかえして悟飯の危機を救った後、悟空とともに人造人間13号と闘う。
  • 劇場版11作目『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では悟空たちの危機に宇宙船で駆けつけ、ブロリーと闘う。
  • 劇場版12作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では天下一大武道大会にて対戦相手のクリリンのやる気のない態度に試合放棄する。その後、ボージャックに苦戦する悟飯を助けるものの敗れる。
  • 劇場版13作目『危険なふたり!超戦士はねむれない』では本人は登場しないものの、ピッコロの格好をしたクリリンに助けられた悟飯が見た幻として登場した。

[編集] ドラゴンボールGT

悟空たちが宇宙に旅立って9ヵ月後、滝で瞑想しているシーンで初登場。悟飯に寄生したベビーと遭遇し魔貫光殺砲で応戦するも、かめはめ波で吹き飛ばされる。ベビーの消滅後は、地球人をツフル星に避難させるために瞬間移動をし過ぎて変身が解けてしまった悟空に、自分に残された力を与え、かつて先代の神がピッコロ大魔王と分離する前に作った究極のドラゴンボールを消滅させるため、悟飯に最後の別れを告げて爆発する地球と運命をともにし死亡した。死亡後は肉体をもらい天国へ行くも、地獄に落ちた悟空を助けるためにわざと天国を荒らして地獄へと送られる[42]。地上のデンデと息を合わせて、悟空を地上に返したあとは地獄の番人となる。

最終回では地獄にやってきた悟空と握手を交わし、「お前のことは一生忘れない」とのメッセージを受け取り、最後の別れが描かれた。また、悟空の異変に気付いていたような節もあった。

[編集] ゲームでのピッコロ

ゲームでの初登場は『悟空伝』。最終ボスとして登場。リメイク版ではシェンとの闘いが追加されている。

強襲!サイヤ人』よりプレイヤーキャラとして登場。当初は悟空に次ぐ実力を持っていた。

『ファミコンジャンプ』ではピッコロ大魔王の上に君臨する「13人の反逆同盟」の最後の1人として登場する。

ゲームにおいてはオリジナルストーリーとして上記二人以外との融合を描かれることもある。『超サイヤ伝説』においては、ツムリーとマイーマというナメック星人の青年2人と融合するほか、デンデとも融合する選択を迫られる。デンデと融合した場合のピッコロの戦闘力は、第3形態のフリーザを超えるほどまでに上昇する。『舞空闘劇』における彼が主人公のIFストーリーでは、ブウ編でポルンガに甦らせた父・ピッコロ大魔王と戦い勝利して同化する。大魔王と融合したピッコロの戦闘力は、とどめを刺すまでには至らないもののブウ(悪)を圧倒するほどにまで上昇する。

[編集] ピッコロの技

初代ピッコロ大魔王がよく使用していた技はほとんど使用可能。

魔激砲[43]
下方の敵に向けて放つ特大のエネルギー波。第23回天下一武道会にて悟空を会場ごと吹き飛ばすために使用したが、悟空の放った超かめはめ波に打ち負けてしまう。
フルパワー衝撃波(-しょうげきは)[44]/超爆裂魔波(ちょうばくれつまは)[45]/地球破滅波(ちきゅうはめつは)[12]/魔神結界
全身の気を最大に高め、自身を中心とした大爆発を放出する魔族最強の技。天下一武道会において、会場や周辺の街を吹き飛ばした。
追尾弾(ついびだん)[44]/爆裂魔光砲[46]/魔空波[43]
天下一武道会当時のピッコロが切り札として発動した。片方の手で支えて放つのが特徴。標的をどこまでも自動追跡していくのが特徴だが、悟空にその特性を利用されて逆に自分が喰らうことになった。一見して単なるエネルギー波のため、初見の際にはその特性を気付かれにくい。ラディッツには至近距離で使用したが、「ホコリを巻き上げるだけ」の技と言われる。
劇場版『とびっきりの最強対最強』ではドーレに対して放っている。ドーレはこれに辟易して受け止めようとするが止めきれず、消滅させられた。
魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)
ピッコロが悟空を倒すために開発した技で、ラディッツ戦にて初めて披露した。額に二本の指先を置いて気を溜め、螺旋状の気をまとった光線を前方へ放つ。貫通力が非常に高く、破壊力そのものはピッコロの技の中では最大級。また、ピッコロの「あのスピードを…」という発言から、光線の速さもかなりのもの。2度しか使えず、また気を溜めるのに時間がかかるのが欠点。アニメでは後にマックスパワーでなければ瞬時に放てるようになった。ラディッツを倒すため、彼もろとも悟空の体を貫いた技である。また、ナッパとの戦いでは両手を突き出した状態でエフェクトが同じ技を放っている。
劇場版第6作ではターレスに片手で受け止められたが、第8作では力を使い果たした悟空たちを手に掛けようとしたサウザーに遠くから発動して倒し、悟空たちを救った。第12作では悟飯を狙ったボージャックの気功波を迎撃した。
光線眼/目から怪光線[47]
両目から発射する光線。クリリンの発射した追跡エネルギー波を相殺する際などに使用。
口から怪光線(くちからかいこうせん)[47]/爆裂魔口砲(ばくれつまこうほう)[48]/魔王砲(まおうほう)[49]
口から気功波を放つ技。第23回天下一武道会で悟空の右胸付近を貫いたのもこの技。サイヤ人編では、栽培マンをこの攻撃で消滅させた。
魔光砲(まこうほう)[12]
手から気功波を放つ。悟空との戦いの序盤戦などに使用。
連続閃光弾(れんぞくせんこうだん)[50]/拡散誘導気功弾(かくさんゆうどうきこうだん)/魔空包囲弾(まくうほういだん)
大量のエネルギー弾で相手を包囲して逃げ場をなくした状態で、その全てを同時にぶつける。人造人間17号に繰り出すもバリアーで防がれた。ファミコンソフト『サイヤ人絶滅計画』を初めとするゲームでは、ピッコロ最強の技に設定されていることも多い。
超爆裂魔波(ちょうばくれつまは)[50]/激烈光弾(げきれつこうだん)
胸の前で両手の指先同士を合わせて気を溜めてから放つエネルギー弾。人造人間17号との戦いの場に現れたセルに使用するも通用しなかった。ゲームでは主に後者の名称が使われている。なお、激烈光弾の名はアニメ『Z』第148話のサブタイトルにて使用されている[51]。また、作品によっては神と融合した後の状態でないと使用できない場合もある。
ミスティックアタック[52]
特異体質により腕を伸ばし、相手を捕まえて引き寄せ、重い一撃を与える技。クリリンに対して使用。悟空に対しては受け止められ、逆に投げられてしまう。
劇場版第8作ではサウザーに対して使用。
ゲームによっては引き寄せてから投げる、ミスティックスルーも存在する。
残像拳
すばやい動きで残像を残し、相手に自分の位置を誤認させる。クリリンのかめはめ波を回避するために使用。
ソニックキック[52]
17号に対して使用。相手の横方向から、足を上げて引いたまま突進し、相手目掛けて伸ばして放つ蹴り。
超巨身術(ちょうきょしんじゅつ)
体を巨大化させる技。第23回天下一武道会で使用。小山程の大きさと化すが、スピードは全く衰えない。反面、小回りが利かなくなる欠点がある。単なる息でも衝撃波に似た効果を及ぼす。なお、あくまでも巨大化しているだけで戦闘力は変わらない。
分裂(ぶんれつ)
文字通り体を分裂させる。アニメではこの技を発動して自分同士で組み手を行い、修行する描写があるほか、ナッパ戦でもクリリンと共に、それぞれ3体に分裂してナッパと戦っている。
物質出現魔術(ぶっしつしゅつげんまじゅつ)
何もないところからイメージした物体を出現させる術。ナメック星人が持つ特殊能力で、同様の術は界王や界王神も使用している。ピッコロの場合はマントや胴着、剣や砂時計を出現させている。
遠見の術(とおみのじゅつ)
元々は地球の神が使用。主に天界関係者が下界を監視するために用いる。神と融合した後もこの能力を継承している。
テレパシー
声を出さずに直接相手の脳に話しかける能力。厳密には技ではなく、使用頻度も高くはないが、人造人間20号に襲われた際、悟飯に助けを求めるときに使用した。

このほか、相手の放った魔封波を跳ね返す「魔封波返し」も持つ。

[編集] ピッコロの戦闘力

セルゲームまでは、地球人の戦士がサイヤ人の極端なパワーアップや次々に現れる強敵の戦闘力に太刀打ちできなくなる中、厳しい修行と他のナメック星人との同化によってパワーアップを果たし最前線で戦い続けた。

ナメック星では界王の下での修行に加えて同じ戦闘タイプのナメック星人であるネイルと同化し、大幅にパワーアップする。戦闘力100万を超えるフリーザの第2形態をやや上回る活躍を見せた。人造人間編では悟空親子との3年間の修行で人造人間20号を圧倒するなど超サイヤ人に近しい実力をつけるが、永久エネルギー式の人造人間には対抗できず、さらなる力を求めて元々一人のナメック星人だった神と融合し真の実力を開放する。超サイヤ人をも超える実力を得て、超(スーパー)ナメック星人と比喩される戦士になり、ジンジャータウンでのセル第一形態戦では優勢に闘い、人造人間17号相手にも互角の強さを見せた。その後はセルゲームに向けて精神と時の部屋で修行し、悟空に「レベルそのものが上がったのがわかる」、さらにアニメではトランクスに「パワーが桁違いに上がっている」と評されるほどのパワーアップを遂げた。セルゲームではセルジュニアと戦っている様子が小さく写っただけだが、戦闘状況をあらわした扉絵(其之四百八)でダウンしていないのはピッコロ、ベジータ、トランクスの3人のみであり、アニメでは独特の戦闘スタイルを活かして善戦していた。

しかし、セルゲーム終了後に天界の神殿で暮らすようになってから大幅なパワーアップはしていない模様で、魔人ブウとの戦いでは戦況解説や指導者としての役割を担い、結果的にブウとの直接の戦闘は行わず、戦いの最前線からは事実上、退いた形になっている[53]

作中で明らかになっているピッコロの戦闘力は以下の通り。

ラディッツ戦:322[54]~408[55]~1330[56]
ラディッツの計測したスカウターの数値より。408は超重量の装備を脱いだときで、悟空と僅か8の差である。1330は1度目の魔貫光殺砲を発動する直前の数値。アニメでは2回目の魔貫光殺砲のときに1480と計測された。
ナッパ・ベジータ戦:1220[57]~3500[7]
悟飯を鍛えると同時に自身も修行により戦闘力が上昇。作中、ナッパのスカウターが計測。
フリーザ戦:100万以上[58]
戦士タイプのナメック星人ネイルと同化。フリーザ第2形態と互角以上の戦いを見せた。
劇場版6作目『地球まるごと超決戦』:18000
ターレスのスカウターが計測。

[編集] 補足

第23回天下一武道会出場時はターバンのデザインが後のものと若干異なっていた。また、普段着用しているマントも当初は扉ページなどから[59]、天下一武道会出場のために胸の「魔」の紋章を隠すためにイメージされたデザインであったが、決勝戦でマントを脱ぎ棄てた際には紋章は無かった事にされ、サイヤ人編以降はマントとターバンを着用している理由は超重量で体を鍛えるためとなった[60]。また破損した胴着の復元と脱ぎ捨てたマントとターバンの着用を瞬間的に行う場面もある。原作では帯の色は天下一武道会では青、サイヤ人編以降や一部の劇場版において赤い帯だが、アニメでは一貫して青だった。

原作では指の数が4本だが、アニメでは5本となっており、これはテレビにおける差別表現を考慮したためである。原作ではピッコロ大魔王の際、1度だけ指が5本になっており[61]、その傍らに作者のコメントが書かれている。また腕の蛇腹模様の色も原作ではベージュ、アニメではピンクと、それぞれ異なっている。

ナメック星人特有の緑色の肌のため、ビーデルなどの一般人や、アニメではバビディにも「顔色が悪い」と言われ、「これは生まれつきだ」と返す場面が度々存在する。

原作では、ラディッツ戦の悟空を除き無辜の人間を殺す場面は存在しないが、アニメ『無印』では幼少期に、2人の漁師が乗った漁船をエネルギー波で沈め殺害している。

[編集] テーマソング

口笛の気持ち・ピッコロ編
歌:古川登志夫(ピッコロ)/作詞:佐藤大/作曲:池毅/編曲:岩崎文紀: アニメでは口笛の音が苦手という設定のピッコロがその音に苦しみ、その挙句人格崩壊を起こすというもの。
ピッコロさんだ~いすき?
歌:野沢雅子(孫悟飯)/ 作詞:谷穂ちろる/作曲:池毅/編曲:山本健司
悟飯が尊敬するピッコロへの想いを歌った曲。劇場版第5作では挿入歌として使われている。

[編集] エピソード

ピッコロの声を務めた古川は、ハイトーンボイスのキャラクターを演じてきたため、それらのキャラクターとは大きく異なるピッコロの演技については「低めの声を出し続けなければならなかったので、かなり難しかった」と振り返っている[62]。また初期の悟飯との修行シーンで悟飯がタンコブを作ったりする場面では普通に演技したが、子供のころの悟飯をすごく気に入っていた八奈見乗児に誤解され「いい加減にしろよ!相手は子供なんだぞ!」と怒鳴られ、古川は「僕は声を演じているだけですが……」と困惑したという逸話もある[19]野沢雅子荘真由美も同様で、二人からも「ピッコロさん、悟飯ちゃんをあまり苛めないでね」などと言われて古川が苦笑したこともあるという。古川自身もピッコロというキャラクターを大変気に入っており、自宅には青野武が担当した初代「ピッコロ大魔王」のものも含めてピッコロの大量のフィギュアが飾られ、自作のターバンやマントを付けているのもあるとのこと[29]

鳥山は連載終了直後に、悟空と同じくらい、初代ピッコロ大魔王も含めて「ドラゴンボールで最も好きなキャラクター」と語っていた[44]。また、鳥山は好きな5人の戦士として、クリリン・サタン・悟空・ベジータと共に、ピッコロの名を挙げている[63]

アニメのシリーズ構成を担当した小山高生は、「自分にちょっと似ているかもしれない。だからピッコロ好きなんです」と言っていた[62]

[編集] 『CROSS EPOCH』

ONE PIECE』のロロノア・ゾロとともに旅の剣客として登場。原作と同じターバンとマントを着用しているが、髷を結っていてインナーも和服調になっている。腰に刀を携帯し、ゾロと共にピラッパギー一味の止めをさすのに一役買っている。ゾロと同じく本作では方向音痴の設定。

アニメ『ドラゴンボール改』にて一部地域で放送されている『ONE PIECE』への受け渡しスポットの2009年6月分に、ピッコロとゾロがコンビで登場している。

[編集] 『DRAGONBALL EVOLUTION』

20世紀フォックスの実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』ではドラゴンボールを狙う悪の親玉ピッコロ大魔王として登場。2000年前に地球を破滅寸前まで追いやったが、7人の戦士たちの「魔封波(マフーバ)」によって幽閉されていた。現代にて復活し、次の日食が起こる日までにドラゴンボールを集め、人間への復讐と世界征服を企む。孫悟空の出生の秘密を知っている。また孫悟空らはピッコロがナメック星人であることを知っているが、なぜ知っているかは不明。さらにはピッコロが復活した理由も不明である。ピッコロ大魔王を復活させたピラフ一味のマイが武術の達人で忠実なしもべとして従えている。演じたのはジェームズ・マースターズ。吹き替えは大塚芳忠

[編集] 脚注

  1. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER STORY 人造人間編~魔人ブウ編 All BOUTS & CHARACTERS』159頁。
  2. ^ ベジータとナッパの襲来直前の状況を歌った挿入歌『燃えろ!ドラゴンソルジャーズ』の二番など。
  3. ^ 人造人間編ではセルや17号に大魔王と呼ばれている。なお、初代との区分では「マジュニア」の異名が付加されることも多い。
  4. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実 トリヤマはこう考えていたよスペシャル」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、91頁。
  5. ^ 週刊少年ジャンプ特別編集「DRAGONBALL 徹底全激闘史 男の履歴書」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』集英社、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、56頁。
  6. ^ 鳥山明「孫悟空 ついに発進!!!!」『DRAGON BALL 第13巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1988年6月10日、ISBN 4-08-851610-9、113頁。
  7. ^ a b 渡辺彰則編「孫悟空戦闘力成長の軌跡」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、83頁。
  8. ^ ピッコロが融合する際に神様は、かつてのような邪悪な心がピッコロからは、ずいぶん消え失せていることにより再び分かれることはもうないと述べている。
  9. ^ アニメドラゴンボールシリーズの回想シーンでは分離する瞬間が何度か描かれたが、どれも最初から成人状態だった。
  10. ^ 神の台詞に「地上に逃げた」とある。
  11. ^ a b 渡辺彰則編「SPECIAL ATTACK DICTIONARY 技辞典」『ドラゴンボール大全集 7巻』134・155頁。
  12. ^ a b c ファミリーコンピュータソフト『ドラゴンボール3 悟空伝
  13. ^ a b c d 渡辺彰則編 「種族の章 ナメック星人」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、49-50頁
  14. ^ ジャンプ・コミックス 12巻 67頁
  15. ^ 渡辺彰則編 「鳥山明的超会見」『ドラゴンボール大全集 4巻』169頁
  16. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「天下一声優陣 其之二 ピッコロ大魔王/神様役 青野武」 『テレビアニメ完全ガイドDragonball 天下一伝説』 集英社〈ジャンプコミックス〉 2004年7月2日 ISBN 4-83-421678-0 162-163頁
  17. ^ 週刊少年ジャンプ特別編集「ドラゴンボール&ドラゴンボールZ キャラクター大辞典」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』集英社、1989年10月18日、雑誌29939-10/18、96頁。
  18. ^ 渡辺彰則編 「super voice talks 声優スペシャル座談会」『ドラゴンボール大全集 補巻』集英社、1996年8月18日、ISBN 4-08-102019-1、107-113頁。
  19. ^ a b 『ドラゴンボール』DVDBOX2付属解説書座談会より。
  20. ^ アニメでの役名は『無印』が「マジュニア」、『Z』から「ピッコロ」と表記される。
  21. ^ a b c ジャンプ・コミック出版編集部編「第1章 キャラクターコレクション Heroes collection 7 ピッコロ」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』18-19頁。
  22. ^ それ以前に部下として産んだ魔族とは関係が異なり、大魔王はマジュニアの卵を産む際「わが子」と呼び、マジュニアも大魔王の事を「父」と呼ぶ。
  23. ^ ドラゴンボール大全集7巻 101頁、テレビアニメ完全ガイド ドラゴンボールZ孫悟空伝説 42-43頁など。神が悟空に説明する際に呼称。
  24. ^ a b 渡辺彰則編 「パーソナルヒストリー」『ドラゴンボール大全集 2巻』集英社、1995年8月9日、ISBN 4-08-782752-6、122頁。
  25. ^ a b ジャンプ・コミック出版編集部編「悪に触れた突然変異体・魔族」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』65頁。
  26. ^ DRAGON BALL FOREVER 73頁、ドラゴンボール改第1話ナレーションなど。第23回天下一武道会で正体を現した際にマジュニア自身も生まれ変わりと発言した。
  27. ^ ただし、マジュニア=ピッコロという事実は第23回天下一武道会の決勝戦を見ていた観客全員が知っているほか、アニメではこの事実がTVの臨時ニュースとして大きく報じられるという描写が追加されている。
  28. ^ a b 週刊少年ジャンプ特別編集「ピッコロ大魔王の名に賭けて」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』52-53頁。
  29. ^ a b ジャンプ・コミック出版編集部編「天下一声優陣 其之一 ピッコロ役 古川登志夫」『テレビアニメ完全ガイドDragonball 天下一伝説』102-105頁。
  30. ^ 人造人間17号と18号との戦闘に敗れた後「世界を征服するために貴様らを利用している」と言いながら、神と融合するために神殿に行った。
  31. ^ 初代ピッコロ大魔王は、腹を貫かれた際に多大なダメージを負ったため、再生することなく死亡。セル戦ではピッコロも首を折られたうえで腹を撃ち抜かれたが、かろうじて生きていた。
  32. ^ テレパシー自体は、ナメック星人の能力でもある。
  33. ^ ゲームでは純粋なナメック星人のネイルも腕を伸ばす能力を使用。
  34. ^ 神様の寿命か、自身が一年後のサイヤ人戦で死ぬか。実際には神はその後何年も生き続けたので、正しくは後者。
  35. ^ 悟飯はチチの反対を押し切ってナメック星行きを決意した際、「ボクはピッコロさんを生き返らせたいんだ」と発言したり、ナメック星へ向かう宇宙船の中で、悟飯が自ら作成した魔族服を着て嬉しそうな姿を見たクリリンに、ピッコロの事を父親の悟空と同じぐらい尊敬していると発言している。
  36. ^ 鳥山が監修したVジャンプ 2009年5月号・6月号付録の漫画版では、悟飯の指導とそれに対するピッコロの評は描かれず、ピッコロの鋭い聴力に関する描写が追加されている。
  37. ^ 生まれ変わる前。
  38. ^ ただし、ベジータは「貴様の助けなどいらん」と断った。
  39. ^ アニメではカカロット(悟空)、クリリンの次。
  40. ^ ただし、ピッコロは「サイヤ人やフリーザどもが着ていた服など着る気にはなれん」と断った。
  41. ^ 直後に老界王神により潜在能力を限界以上に引き出された悟飯が現れたため、戦うことはなかった。
  42. ^ 地獄行きが決まった直後は申し訳なさそうにしており、事情を知らない悟空からは「顔が怖いから天国に行けなかった」と言われた。なお、この際には神より上の立場の閻魔大王に対して対等な口調で話している。
  43. ^ a b FCソフト『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画
  44. ^ a b c 渡辺彰則編 「SPECIAL ATTACKS エスカレートする必殺技 その6 第23回天下一武道会編」『ドラゴンボール大全集 2巻』208頁。
  45. ^ アニメより
  46. ^ ファミリーコンピュータソフト『ファミコンジャンプ 英雄列伝
  47. ^ a b ファミリーコンピュータソフト『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人
  48. ^ プレイステーション2・Wiiソフト『ドラゴンボールZ Sparking!METEOR
  49. ^ PS3・Xbox360ソフト『ドラゴンボールZ バーストリミット
  50. ^ a b 渡辺彰則編 「SPECIAL ATTACKS エスカレートする必殺技 その10 セル編」『ドラゴンボール大全集 2巻』214頁。
  51. ^ ただし、このとき使用したのは上記の連続閃光弾。
  52. ^ a b スーパーファミコン専用ソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝
  53. ^ バビディには「クズ」呼ばわりされ、アニメでは悟飯とダーブラの戦闘後、ベジータが「弱いから石にされてしまった」とダーブラに石にされた彼とクリリンに発言した。
  54. ^ 鳥山明「謎の異星人戦士」『DRAGON BALL 第17巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1989年5月10日、ISBN 4-08-851614-1、45頁。
  55. ^ 鳥山明「ラディッツとの対決」『DRAGON BALL 第17巻』103頁。
  56. ^ 鳥山明「ピッコロの切り札」『DRAGON BALL 第17巻』134頁。
  57. ^ 鳥山明「ベジータのゲーム」『DRAGON BALL 第18巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1989年7月10日、ISBN 4-08-851615-X、137頁。
  58. ^ 渡辺彰則編「HUMAN RACIAL DICTIONARY キャラクター辞典」『ドラゴンボール大全集 7巻』102頁。
  59. ^ ジャンプコミックス15巻で神と左右対称に並んだ回で描かれている。
  60. ^ ジャンプコミックス17巻、他。セルゲーム時までは決戦時には脱いでおり、続けて超重量だった。魔人ブウとの戦いでゴテンクスのフュージョンが解除された際は、着用したままだった。
  61. ^ 悟空との2度目の闘いに入る直前。「五秒で倒してやる」と言ったら指が五本になっていた。
  62. ^ a b ジャンプ・コミック出版編集部編「天下一座談会」『テレビアニメ完全ガイドDragonball 天下一伝説』集英社〈ジャンプコミックス〉、2004年7月2日、ISBN 4-83-421678-0、80-91頁。
  63. ^ テレビアニメ究極ガイド DRAGON BALL 極限バトルコレクション ラウンド02 セル編~魔人ブウ編 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2010年8月
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