きかんしゃやえもん D51の大冒険

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きかんしゃやえもん
D51の大冒険
監督 田宮武
脚本 山本英明松本功
原作 阿川弘之
製作 登石雋一
出演者 熊倉一雄里見京子ほか
音楽 渡辺岳夫
主題歌 「きかんしゃ やえもん」(水木一郎ロイヤルナイツ
撮影 片岡幸男、武井利晴
製作会社 東映動画
配給 東映
公開 日本の旗1974年3月16日
上映時間 1時間2分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 マジンガーZ対デビルマン
次作 マジンガーZ対暗黒大将軍
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きかんしゃやえもん D51の大冒険』(きかんしゃやえもん デゴイチのだいぼうけん)は、日本の劇場用アニメ映画。擬人化された古い蒸気機関車を主人公とする作品で、1974年3月16日、その年の東映まんがまつり枠内で、折からのSLブームに乗る形で公開された。製作は東映動画(現、東映アニメーション)。

目次

[編集] 概要

原作『きかんしゃ やえもん』は阿川弘之(文)と岡部冬彦(絵)による絵本で、1959年岩波書店より刊行され、小学校の国語教科書に掲載されるなど、広く知られたロングセラーとなっている。

ただし本作では、やえもんが150形(ないし400形)からD51形に変更され、やえもんとSL好きの少年・正との交流を描いたストーリーが加わるなど、大幅にアレンジされている。またアニメ映画でありながら、本編1時間2分の約3分の1がD51をはじめとする実写の鉄道車両の映像が使用されている。

ネズミのチュー兵衛一家らや犬などの動物キャラは、原作にないオリジナルキャラクター。

2010年2月21日にDVDが発売。

[編集] あらすじ


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


かつては花形機関車だったD51やえもんも、寄る年波には勝てず近頃は失敗ばかり。仲間の機関車たちからは、時代遅れのやっかい者扱いされている。ある日とうとう、踏切で立ち往生するという大醜態を演じてしまい、友達の少年・正に別れも言えないまま、田舎の機関区へと送られてしまう。彼のことが心配になった正は、長い道のりを歩き通してやえもんと再会。綺麗に掃除をしてもらったやえもんも、すっかり元気を取り戻すのだった。しかし、正を乗せて町へ戻る途中、誤ってディーゼル機関車のハイハイに大量の火の粉を浴びせてしまう。大やけどをさせられてかんかんになったハイハイは、周りの機関車や駅員たちを巻き込み、ついにやえもんの解体を決定させてしまった。ところがその時、駅に三人組のギャングが押し入り、大量の切符を奪うと、操車場にいたハイハイを脅して逃げ出す。やえもんは正たちを乗せて猛スピードで後を追った。やけどのせいで力の出ないハイハイは、山道でついに動けなくなってしまう。正と仲間たちはハイハイに乗り移り、ギャングを取り押さえるのだった。疲れ果てたハイハイを押して、町に凱旋するやえもん。この大手柄のおかげで、やえもんは解体を免れ、鉄道公園で余生を送ることになるのだった。

[編集] 登場キャラクター

本編の登場キャラは、大別して「やえもんと列車仲間」「正とクラスメート」「動物たち」「ギャング団」に分けられる。これらの他にも、機関区員や警察署長、更にやえもん達同様擬人化された自動車たちが登場する。

[編集] やえもんと列車仲間

やえもん
本編の主人公。D51型蒸気機関車。40年前(1934年?)に誕生し、若かりし頃は沢山の乗客を乗せて走っていたが、交通障害を引き起こすなど寄る年波には勝てず、列車仲間からポンコツ扱いされていた。だが正や動物たちと共にギャング団を捕まえた事から、皆に慕われる様となる。
ゴン太
電気機関車。列車仲間の親玉的存在であり、図体の割にスピードの出ないやえもんを毛嫌っていたが、やえもんがギャング団を捕まえた事により見直し、今までの無礼を謝る。
ハイハイ
ディーゼル機関車。ゴン太の腰巾着的な存在であり、御機嫌取りが上手い。やえもんのスチームや火の粉を被って大火傷を負ったり、ギャング団に乗っ取られたりと、損な役割。
マッハ
東海道新幹線。列車仲間では一番の俊足で気取り屋。クロージングでは、鉄道公園へ向うやえもんを見送っていた。
ハナウタ
通勤型電車で列車仲間の紅一点。軽薄で現代娘的な性格。

[編集] 正とクラスメート

副主人公。やえもん達が所属する機関区の近所の小学校に通う。5年生。亡き父はやえもんの運転手で、それ故やえもんの一番の友達であり、将来はやえもんの運転手になりたがっている。幼い頃からいじめられており、いつも毛嫌われているやえもんに自分をダブらせていた。
イサム
正のクラスメートでガキ大将。正を台代わりにしたり、ハル子と一緒になっている正にリンゴの芯をぶつけたりと、意地悪し放題だったが、正がギャング団を捕まえた事で見直し、謝る。ボーイスカウトに所属している。
ハル子
正のガールフレンド。将来はスチュワーデスになりたいと思っている。ガールスカウトに所属。

[編集] 動物たち

チュー子
やえもんに住み着いているネズミ一家の母親にして、実質的な主。いつもチュー兵衛をこきつかっている。正ややえもんとは仲が良い。
チュー兵衛
ネズミ一家の父親だが、チュー子には頭が上がらない。リンリンやタンタンなど、5匹の子ネズミが居る。
キング
正と仲の良い野良イヌ。牛乳を飲むと凄い力が出る。
ドラ
野良ネコ。ネズミ一家を狙っているが、いつもキングに邪魔される。クロージングではやえもんの上に居た。

[編集] ギャング団

ジャンボ
3人組のギャング団のボス。金を盗む一方で、高飛び用に切符を盗んでいる。携帯している銃は水鉄砲
エントツ
ジャンボの子分で長身。
キッド
同じくジャンボの子分で小柄。盗んだ切符が使用された物など、結構ボケた所が多い

[編集] スタッフ

  • 原作:阿川弘之
  • 製作:登石雋一
  • 製作担当:茂呂清一
  • 企画:有賀健、横山賢二、加茂秀男
  • 脚本:山本英明、松本功
  • 演出:田宮武
  • 作画監督:大工原章
  • 美術:辻忠直
  • 撮影:片山幸男、武井利晴
  • 実写撮影:杉山君弘
  • 編集:古村均
  • 音楽:渡辺岳夫

[編集] キャスト

[編集] 主題歌

「きかんしゃやえもん」
作詞 - 浦川しのぶ、作曲 - 渡辺岳夫、歌 - 水木一郎ロイヤルナイツ

[編集] 同時上映

[編集] 関連項目

  • 大いなる旅路 - 劇中、正の父親が事故死するシーンに流用。
  • 東映チャンネル - CS放送で主に放送。特に2004年11月には、『完全復刻! 東映まんがまつり』の第2弾として、同時上映全作品と共に放送された。
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