鋼鉄ジーグ
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『鋼鉄ジーグ』(こうてつジーグ)は、1975年(昭和50年)10月5日から1976年(昭和51年)8月29日までNET(現:テレビ朝日)系で毎週日曜日18:00 - 18:25に全46話が放映された、原作:永井豪・安田達矢とダイナミック企画、製作:東映動画によるロボットアニメ、及び作品内に登場する架空のロボットの名称。
サイボーグ化した主人公が変形した頭部パーツに、磁石の力で体の各種パーツが合体して巨大ロボット化するというコンセプトが特徴的。
2007年4月5日よりWOWOWで放送された『鋼鉄神ジーグ』はテレビアニメーションではなく、コミック(安田達矢版)の続編にあたる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 企画経緯
玩具メーカーのタカラ(現タカラトミー)が、磁石を使った合体ロボット「マグネモ」の企画を、講談社の児童向け雑誌テレビマガジン編集部に持ち込んだところ、ダイナミック企画を紹介され、永井豪と安田達矢を中心にロボットがデザインされた。
安田は、当時アシスタントとしてのキャリアは2年少々であったが、ライオンをモチーフにした印象的な顔のデザインが採用され、そのままマンガ作品をテレビマガジンにデビュー連載することとなる。
マンガ連載と合わせて、ジーグの玩具も誌上でプッシュ、好調なスタートを切る。折りしもダイナミック企画と当時蜜月の関係であった東映動画への企画プレゼンテーションへと運び、アニメ化が決定される。
本作は、先行する東映動画-ダイナミック企画作品『デビルマン』や『マジンガーZ』などと違い、先に玩具とマンガ連載ありきでアニメ化された。
この玩具が先行する手法は後年の『トランスフォーマー』『ビーダマン』『ミクロマン』『ベイブレード』などでも用いられ、「タカラの山」によると「タカラ的な手法」としている。
トイジャーナル1975年9月号によると本作の立ち上げにさいし、タカラは「鋼鉄ジーグ事業部」を設立、本作にかける意気込みのほどがうかがえる。
玩具の「マグネモシリーズ」は、磁石の球体関節により可動範囲が広く、またパーツチェンジも楽しめることから人気を博した(公園の砂場で遊ぶと、磁石が砂鉄を集めてしまい、関節の動きが悪くなるという逸話がある)。売上げはポピーの「超合金」マジンガーシリーズを上回った程で、視聴率的に恵まれたとはいえなかった本作が、路線の一部変更の上続いたのは、玩具の売り上げに起因している。
ジーグのマグネモは現在でも特に人気が高く、中古品が数万円で取引される事態を受けてか、1998年には復刻版が発売されたほどである。
マグネモシリーズは本作以降も『マグネロボ ガ・キーン』『超人戦隊バラタック』と続き、それらを基にして製作したロボットアニメと本作は『マグネロボシリーズ』と呼ばれる様になるが、ダイナミック企画が関わったのは本作のみである。また、玩具のマグネモシリーズはTVシリーズとは別に『ゴワッパー5 ゴーダム』など、東映動画以外の作品でも展開された。
劇中ではスターウォーズや機動戦士ガンダムに先駆けて、ビーム式の刀剣らしき武器が登場している。
[編集] ストーリー
考古学者・司馬遷次郎は、古代日本を支配した邪悪な国家「邪魔大王国(じゃまたいおうこく)」と「女王ヒミカ」の復活を察知したが、王国の放った「ハニワ幻人(げんじん)」の襲撃を受ける。優秀な科学者でもある彼は、死の間際、コンピュータに自身の意識と記憶を移し替える。一方、カーレースで大事故を起こしながら無傷であった息子・宙は、既にサイボーグへと改造されていたことを父に告げられる。彼を頭部とする巨大ロボット「鋼鉄ジーグ」は、日本の支配をもくろむ邪魔大王国に立ち向かう。
古代日本の「邪馬台国」、「卑弥呼」をモチーフとした設定である(邪魔大帝国やハニワ帝国と誤記される事もある。)。ジーグの敵役は「ハニワ幻人」と呼ばれる。
[編集] キャラクター・キャスト
[編集] ビルド・ベース
- 司馬宙(しば ひろし)
- 声 - 古谷徹
- 主人公でありサイボーグ。遷次郎が発掘した、邪魔大王国の重要な秘密を握る「銅鐸」を内蔵している。「鋼鉄ジーグ!」もしくは「チェンジ・サイボーグ!」の掛け声と共に手にはめた専用グローブの拳を合わせると、等身大の戦闘スタイル・サイボーグ体になる。 またこの際に体を丸めた体勢をとると、巨大ロボ・鋼鉄ジーグの頭部に変形する。初期のサイボーグには武装はなかったが、後の強化体になると鞭(ジーグビュート)が標準装備となる。本職は自動車整備工場「司馬モータース」の経営で、本人はカーレーサー志望。F1系列からスポーツカータイプまでこなし暇を見つけてはレースに出場している。自分でも知らないうちに父にサイボーグに改造されており、本編途中で初めてそれを知る事になる(当初はサイボーグ体への変形もペンダントやグローブの力によるものだと思っていた)。熱く突っ走りがちな性格で、当初は自分の運命を受け入れられず遷次郎にも反抗的な態度をとることが多かったが、その一方で「父の気持ちを理解したい」という気持ちも持ちあわせていたようである。家族思い故に家庭を顧みず研究に没頭する父に当初は強く反発しビルド・ベースの所員となることも潔良しとしなかった。しかし父の真意を知り徐々に鋼鉄ジーグとしての使命に目覚めて行くが13話で自身がサイボーグであることを打ち明けられ更なる苦悩に見舞われる。反面、世帯主として家族を養うことに強く拘りビルド・ベースからの援助を拒否していた。
- 次回予告のナレーションも担当しており、予告の最後には「○○(次回のサブタイトル)にチャンネル・セット!!」と叫ぶのが恒例となっていた。
- テレビマガジン版ではサイボーグになった経緯が変更されており、銅鐸のありかを喋らない遷次郎への見せしめとして、イキマに襲われ瀕死の重傷を負った所を遷次郎に改造された事になっている(なので、アニメと逆に「命を救ってもらった」として、父との対立は余り深くない)。また、サイボーグと成って蘇生した直後に、遷次郎から「食事で食べた物がエネルギーに変換される」と説明されるシーンもある。
- ※演じた古谷徹は1970年代前半は大学に通学する為、芸能活動を中断していた。本作は大学卒業後の復帰第1作目である。
- 卯月美和(うづき みわ)
- 声 - 吉田理保子
- ビッグシューターのパイロット。本作の本来のヒロイン。司馬博士の下で助手を務めていた。幼い頃両親が行方不明となり司馬家に引き取られ、宙とは兄妹同然に育った。通称・ミッチー(冒険王版では美和っぺ)。格闘能力も高くハニワ兵士程度なら倒すことが出来る。ヘアバンドは飾りではなくビッグシューター搭乗時のザンバイザーとなっている。漫画版などと違い宙との恋愛感情を語られる描写は一切ない。
- 司馬遷次郎(しば せんじろう)/マシーン・ファーザー
- 声 - 村瀬正彦
- 本人は第1話で死亡してしまうが、生前に意識と記憶をコンピューター「マシーン・ファーザー」に移し替えていた。本職は考古学者であるが、息子をサイボーグにしたり、巨大ロボットを作ったりと、才能の幅は広い。ネーミングの由来は、司馬遷および司馬遼太郎である。マシーン・ファーザーはビルド・ベース全機能を制御出来る。宙が持っているペンダントと通信可能でジーグの戦闘時に助言を送ることも出来る。
- ダイリ所長
- 声 - 田の中勇
- 鋼鉄ジーグの基地であるビルド・ベースの所長。遷次郎の死後に所長に就任した。戦闘指揮もとるが危機に陥るとマシーン・ファーザーの指示を仰ぐことも度々である。
- 司馬菊江(しば きくえ)
- 声 - 山口奈々
- 夫の死後、留守がちな息子、宙の為に家計が火の車となり、その一助にと近所の蕎麦屋に働きに出る。他にビルド・ベース内の食堂で働いたりするが宙の反対により家事専門を言い付けられる。しかし主婦として家計が火の車である事を誰よりも気にしている。同時に鋼鉄ジーグの使命に苦しむ宙を誰よりも案じており夫であるマシーン・ファーザー(司馬遷次郎)に強く意見することもあった。
- 司馬まゆみ(しば まゆみ)
- 声 - 高橋和枝
- 宙の妹。幼稚園児。ジーグに亡き父親の面影を重ねており、同時に神の様に崇拝している。場合によっては人質にされることも多く、家族愛が強い宙を苦しめる。最終回まで宙=ジーグであることに気付かなかった。
- 黒鷲のドン
- 声 - 緒方賢一
- 宙を一方的にライバル視する男。宙とは高校の時からの因縁があり当初は憎悪を抱いていたが、命懸けで戦う鋼鉄ジーグの姿を視て協力する様になる。自動車整備工場を経営し、レースにも出場する。後にメカドンを開発し、自ら操縦者となる。高校時代は相撲部だが万年補欠だった。
- パンチョ
- 声 - 加藤修
- ドンの子分。メカドンの補助操縦者。かなりの食いしん坊で常時何か食べてないと気が済まない。卯月美和に優しくされたことを切っ掛けに彼女に好意を持つ。一度、大財閥の御曹司に間違われたことがある。
- チビ
- 声 - 山田俊司
- 宙経営の自動車整備工場たった一人の従業員。本名は遂に明かされず。司馬家に居候しており小柄な体格に似合わず大食漢である。宙がレースに出場する際に助手席でナビゲーターを務めることもある。宙のことを「若大将」と呼んでいる。語尾に「~でやんす」を付ける。
[編集] 邪魔大王国
- 女王ヒミカ
- 声 - 高橋和枝
- 邪魔大王国の女王。永き眠りより覚め三幹部を従えハニワ幻人、ハニワ兵士使って打倒 鋼鉄ジーグ及び地上征服に乗り出す。部下思いであるが何時も作戦の手柄を奪い合う三幹部の足の引っ張り合いには頭を抱えている。対ジーグに苦戦する中、中盤思わぬ展開に巻き込まれる。
漫画版では二人の子がおりヒミカの死後も生き延びるが、復讐に燃える宙によって殺され血統は絶える。
- 三大幹部
- イキマ
- 声 - 緒方賢一
- 三大幹部のリーダー格で一番人間に近く完全に化石化から覚めている。司馬遷次郎を殺害するが結果的に鋼鉄ジーグ誕生を促してしまう。
- ミマシ
- 声 - 加藤修、山田俊司(第29 ・32話のみ)
- 顔面の半面だけ人間に戻っているが、もう半面は化石化したままである。竜魔帝王の策略によりヒミカを失い他の三幹部と共に反旗を翻すが殺されてしまった。
- アマソ
- 声 - 山田俊司
- 化石化から覚めておらず、顔面全体が岩の様になっている。他の三幹部と比べやや単細胞な性格。
- ※三人とも、ヒミカの忠臣。ハニワ幻人を使い彼女の意のままに動く。終盤竜魔帝王の暴挙に疑問を抱き反逆をけしかけようとしたが、最終話でその流れがフェードアウトしたままジーグにあっさりと倒されてしまった。
- ハニワ幻人
- ヒミカの忠実な下僕である巨大ロボット。大きさはジーグと同じく10m前後の者が多数を占める。基本意志を持っており単独でも活動出来るが主に三幹部の指揮下に入ることが多い。人型に限らず動物型も多数いる。
- ハニワ兵士
- 同じくヒミカ、三幹部に従う忠実な兵士。長剣を装備し鋼鉄ジーグである宙を襲う。主に旧サイボーグ宙と戦闘を行った。
- 幻魔要塞ヤマタノオロチ
- 邪魔大王国の主力母艦で中にハニワ幻人を搭載出来るほどの巨大さ。その名の通り8つの大蛇の首を持ち、口から火炎を放射する。実権が竜魔帝王に移ってからも使用された。
- 竜魔帝王
- 声 - 加藤修
- 中盤より登場。フローラらの上官。部下思いだったヒミカとはうってかわって、こき使う傍若無人な性格のため部下たちの反抗心を買うことになる。彼が使うのはロボット獣。
- フローラ将軍
- 声 - 山口奈々
- 中盤より登場。彼女もまた意外な過去を持ち、終盤にはヒロイン的役どころに。
- ロボット獣
- ハニワ幻人より更に強化されており、鋼鉄ジーグの強化プラン始動も余儀なくされた。主にフローラの指揮下に入ることが多く、イキマ、アマソは引き続きハニワ幻人を指揮する事が多い。
- ロボット兵士
- ハニワ兵士を遥かに上回る能力を有する。長剣以外に小型ミサイルを持ち盾はスピンストームをも防ぐ事が出来る。その能力は三幹部をも脅かし新サイボーグ宙でも苦戦必至。
[編集] メカニック
[編集] 鋼鉄ジーグ
全長:10.0メートル、体重:12.5トン(2.5トンという説もあり)。サイボーグである司馬宙がジーグの頭部に変形。支援機ビッグシューターから射出された身体パーツと合体(ビルドアップ)して鋼鉄ジーグとなる。「ジーグ」ではなく、必ず「鋼鉄ジーグ」と呼ばれている。当時の青島の模型パッケージの記述によれば「ジーグ」の名前の由来は「Gathering organization」の略称の「G-org」から来ているものという事であり、略称からの綴りは「G-g」が正しいようである。磁流波エネルギーを動力源としており、マグネロボという異名を持つ。出力は75万馬力。各関節部が球状の磁力関節になっており、ジーグバズーカ、マッハドリルなどの武器を装備することが可能。しかし、磁力を狂わされると「ビルドアップ」が解除される弱点も孕んでいる。27話から司馬宙のサイボーグ体はバージョンアップされ新サイボーグとなり、馬型の支援メカパーンサロイドや様々な環境に適応したスカイパーツ、アースパーツ、マリンパーツといったオプション装備と換装可能となった。 デザインはプロレスラーの体系を基にしており、頭部の両側は弥生時代の男性特有の髪型であるミスラがモデルだといわれる。宙は高校時代は柔道部で、格闘能力も高くサイボーグ宙に変身前でもハニワ兵士程度なら問題なく凌駕出来る。鋼鉄ジーグに変身後もそのまま宙の動きがトレースされるため、高い格闘能力もそのまま繁栄する。
- サイボーグ宙
- 旧サイボーグ宙 - 司馬宙の鋼鉄ジーグへの頭部の変形プロセスの中間態。司馬宙の時より強固な肉体を誇り怪力を有するが特定の武器はない。イキマ、アマソ、ミマシの三幹部とも互格以上に戦える。「チェンジ、サイボーグ」の掛声で変身するが飛ばして「鋼鉄ジーグ」の掛声で一気にジーグの頭部に変形する時もある。頭部に黄色い二本の角があるが顔立ちは人間に近い。
- 新サイボーグ宙 - 一段とパワーアップしたサイボーグ形態。内部メカ的な改造ではなく特訓によって変身出来る様になった。ジーグビュート(鞭)を装備している。顔は目はゴーグル状になり鼻、口などは視られない。新サイボーグ宙からのジーグ変形バンクは制作されておらず、途中形態の変形で編集されている。元々はジーグ強化プランの新兵器を扱う為の特訓であった。
- 通常武装・技
- ジーグビーム - 目から出す破壊光線。頭部のみ(サイボーグ宙の変形)の状態でも使用可能。
- ナックルボンバー - 両手を組んだ手首から先を打ち出す。連射が可能。
- ナックルパンチ - 片手の手首から先を打ち出す。
- マグネットロープ - 胸の4つの射出口から出す磁力線。相手に巻きつき動きを止める。
- スピンストーム - 腹部の発射口より磁流波エネルギーを噴出させる。初期の必殺武器であるが、必殺というと一度の戦闘で一回のみ使用できるものと異なり、連発可能な武器であるが使い過ぎるとエネルギー消耗も激しい。
- ダイナマイトキック - 飛び蹴り。
- ダイナマイトパンチ - 肘から先の腕を発射。主にマッハドリルと合体直前にハニワ幻人への牽制に使用されることが多い。
- ジーグブリーカー - 磁力で相手を引き付けてから両腕で挟み込む。プロレス技のベア・ハッグに相当。鋼鉄ジーグのフルパワーで行なわれるため、ハニワ幻人の胴体を切断するほどの力がある。スピンストームと同じく、初期の必殺技であるが人型ハニワ幻人以外には有効ではなく空中戦での使用はパーンサロイド登場後からとなる。ノーマル形態とパーンサロイド以外の形態では使用不能となる。
- オプション武装
- マッハドリル - ビッグシューターから射出されるオプション武器の一つ。単体では飛行不能の鋼鉄ジーグの弱点を補う為に初期段階から製作されていた。先端がドリルになっている飛行用のブースター。ダイナマイトパンチで肘から先を排除し(二の腕から先の場合もある)、鋼鉄ジーグの両腕に装着する。体当たりの他、敵に向けてドリルを発射する「マッハドリルシュート」が必殺技。最高飛行速度はマッハ4だが限界上昇高度は4500m。
- ジーグバズーカ - 鋼鉄ジーグが肘から先を外して換装する巨大バズーカ。連射可能でマッハドリルと同じく初期から登場していた。
- 追加武装
- ジーグバックラー - 鋼鉄ジーグが肘から先を外して換装する巨大な戦輪。スパイクが周囲に生えた車輪のような形状で盾にも使用可能。番組中盤からの登場であるが使用頻度は少ない。新兵器第1号。
- アースパーツ
- 29話から登場。地中に潜れる形態で、別名アースジーグ。地中を時速600kmで移動する事ができる。両手足を換装。肩にスパイクの生えた車輪状のパーツ、両腕はドリル、脛にはキャタピラを装備。追加武装としてドリルシュート。
- マリンパーツ
- 30話から登場。両手足を水中用推進ユニットに換装し、水中機動性を高める。両手に当たるパーツを機首に変形させることでより高速な形態に変形する。水中速度80ノット。別名マリンジーグ。追加武装として両手から魚雷を連発することができるマリンミサイル。
- スカイパーツ
- 31話から登場。両腕を巨大な翼に、両脚は外縁に補助翼を付けたものに換装し空中機動性を高める。マッハドリルでは高度に限界がある為に開発された。両手に当たるパーツを機首に変形させることでより高速な形態に変形する。別名スカイジーグ。追加武装としてスカイミサイル、スカイビーム。
- ジーグ・パーンサロイド
- 前述のサポートメカ、パーンサロイドと合体した形態。半人半馬のケンタウロス形態になれる。合体後は飛行も可能で他のオプションパーツと違いノーマル形態の武器使用不能の制約を受けることが少なく鋼鉄ジーグの能力が偉観なく発揮出来る。パーンサロイド自体も人工知能を備えており、ある程度の自立行動ができる。固定武装が増え攻撃力が増す。追加武装としてパーンサロイド・ミサイル(パーンサロイド腹部両脇に装備されているミサイル。パーンサロイド単体でも使用可能)、ジーグランサー(鋼鉄ジーグ使用の手持ち槍。強力な貫通力を誇る)。他のオプションパーツと違い通常形態以外で唯一ジーグブリーカー、ナックルボンバーが使用出来るのが特徴。
[編集] 他のメカ
- ビッグシューター
- 全長:28メートル、重量:250.0トンの鋼鉄ジーグ用パーツ射出機。鋼鉄ジーグよりも巨大な機体にはジーグパーツを数体分格納しており、鋼鉄ジーグの破損に対して瞬時にビルドチェンジ(パーツ交換)を行なえる。このためビッグシューターが撃墜されると鋼鉄ジーグはほぼ無力になるため、相当頑丈に作られているらしい。双胴の大型機。機体中央部のコアユニット部と、左右の双胴部とがビルドベース内で合体してから発進する。武装はミサイル程度だが、後のゲームなどでは磁力光線が追加されている。パーンサロイド以外の全てのオプションパーツを積載可能で、ノーマルジーグのスペアパーツも有している。アニメ本編では大きさがまちまちに描かれており、分割されたジーグパーツも射出口と大きさがあわないなど矛盾が感じられた(例:明らかに径が違う腕と胴体が、同じ様に二つの発射口から射出されている)。パイロットは卯月美和。
- メカドン1号
- 司馬宙のライバルを自称するレーサー兼自動車整備士、黒鷲のドンとパンチョがジャンクパーツより作り出したロボット。部品は宙を目の敵にしてるドンの高校時代の相撲部の先輩・原田より譲って貰った。1号は蛇腹関節の長い腕がボスボロット風であったが、下半身はそのままレーシングカーを流用していた。ドンに似せてある。操縦席が下半身の後部にあり、操縦者のドンからは前が見えないという欠陥があるため、パンチョのサポートなしではまともに動けない。EDにも登場してるが2号登場後もそのまま1号のままであった。1号は未玩具化。
- メカドン2号
- メカドン1号に続く2号機。二足歩行を行ない、腕にもハンマーとペンチ状の武器?が装備された。1号2号とも帽子をかぶっているのが特徴。設計はダイリ所長で今回も資材はドンの先輩の原田が提供した。コクピットは首からぶら下がったゴンドラ状である。パンチョに似せてある。下半身は車状にする事も出来る。こちらは玩具化されている。
- ビルド・ベース
- 司馬遷次郎が邪魔大王国の復活を予見し対抗手段として秘かに建造されていた、鋼鉄ジーグ及びビッグシューターを有する基地。基地の制御装置は遷次郎の人格をコピーしたマシーン・ファーザーが担っており、司馬宙、卯月美和の戦闘をサポートする時もある。マシーン・ファーザーは基地先端のドーム状の場所に移動することも可能でビルド・ベースから分離し直接ジーグの戦闘を支援することも可能。巨大パーツであるパーンサロイドは直接ビルド・ベースから打ち出される。
[編集] スタッフ
- 企画:横山賢二
- 製作担当:大野清
- 音楽:渡辺宙明
- キャラクター設計:中村一夫
- 作画監督:中村一夫、菊池城二、上村栄司、飯山嘉昌、白土武、富永貞義、兼森義則、谷口守泰、落合正宗、青鉢芳信
- 美術設定:浦田又治、勝又激
- 美術:浦田又治、伊藤英治、勝又激、下川忠海
- チーフディレクター:明比正行
- 演出:明比正行、宮崎一哉、新田義方、西沢信孝、森下孝三、芹川有吾、白土武、落合正宗、山吉康夫、大貫信夫
- NETプロデューサー:宮崎慎一→後藤武彦
- 脚本:山浦弘靖、藤川桂介、安藤豊弘
- 背景:スタジオコスモス、マスコット ほか
- 仕上:熊プロ、スタジオタージ
- 撮影:菅谷信行、佐野禎史、寺尾三千代、佐藤隆郎 ほか
- 記録:黒石陽子、池田紀代子
- 編集:本山収→千蔵豊
- 録音:二宮健治
- 選曲:宮下滋
- 効果:伊藤道広
- 製作進行:寒竹清隆、多田康之、宮崎静夫、鈴木紀男 ほか
- 現像:東映化学
- 制作:東映動画、NET、ジャパド
- 主題歌
OP、EDともに非常に擬音(スキャット)を多用した歌詞構成になっており、OPでは曲の半数近くに「ダンダン」「バンバン」などのオノマトペが使用されている。EDにはアニメソングには珍しいドラムソロがある。キャニオンレコード(現ポニー・キャニオン)のテレビ主題歌混載LPでは、子門真人によるカバー版主題歌が収録されている。余談であるが『鋼鉄神ジーグ』の最終話に限りこのEDが使用された。
- ※キー局とローカル局の放送時間差があるため正副主題歌と予告篇のサイズで調整を行っていた。キー局放送ではOPと予告篇が短縮されEDはカットされた。ローカル局に関してはキー局より放送時間が長い為、EDはフルコーラスで流されOPも歌詞2番までで予告篇もキー局バージョンと比べてかなり長い。これは続くシリーズの『マグネロボ ガ・キーン』『超人戦隊バラタック』も同様になっている。
- ※音楽はマジンガーシリーズの渡辺宙明が担当のためBGMは一部『グレートマジンガー』のものが流用されていた。
[編集] 解説
この時期、東映動画で制作体制の再編成が行われた。横山賢二プロデューサー率いる『マジンガー』系列のスタッフが本作を、勝田稔男プロデューサー率いる『ゲッターロボ』のスタッフが『UFOロボ グレンダイザー』を担当した。そのため、『グレートマジンガー』の戦闘を重視したハードな空気は本作に受け継がれている。また、宙のサイボーグとしての宿命や敵側の悲劇など、ストーリーもかなり過酷かつ壮烈なものだった。なお、プロレスを連想させる武器や技が多いのは、原作者の一人である永井豪の意向を反映したものであるが、永井豪自身は設定にしか関わっていないとのことである。
また放映時間については、30分バージョンと26分バージョンの両者が作られた。詳細は「マグネロボシリーズ#放映時間」を参照。
[編集] 他メディア展開
[編集] 漫画
児童誌や幼年誌に漫画が掲載された。
- その他、桜多吾作や小野誠による作品もある。
- 異色作として、月刊少年マガジン連載の「花の天誅組」(幻六郎とダイナミックプロ)にゲスト出演あり。バイク屋・司馬モータースにバイクを買いに来た主人公をコケにしたため山中で襲撃を受けた宙は、天誅組メンバー・もだ恵の不気味な顔を見てハニワ幻人と判断。ジーグになって、生身の人間相手に必殺武器を使いまくる。
[編集] 映画
当時の映画「東映まんがまつり」では、永井豪原作の別番組のロボットが共闘する作品が上映されていた。本作も『グレンダイザー』とともに活躍する(共闘はせず別々に登場する)作品『UFOロボ グレンダイザー対鋼鉄ジーグ』が企画され、実際に企画書も存在するが実現には至らなかった。
[編集] ゲーム
版権がタカラ(現タカラトミー)に在るため、同じダイナミックプロの作品でも版権がバンダイ系列で統一されている、『マジンガー』シリーズや『ゲッターロボ』シリーズに比べ日の目をみることはなかったが、ゲームスーパーロボット大戦シリーズにおいて、2003年発売の『第2次スーパーロボット大戦α』および2005年発売の『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』に出演を果たし、新規ファンを獲得した。『第2次α』のPVではジーグブリーカーを仕掛けるシーンが収録されたが、この時の「この野郎!ジーグブリーカー!死ねぇっ!!」という台詞が強いインパクトを残し、後の『鋼鉄神ジーグ』にも影響を及ぼした[1]。なお、宙の声優である古谷徹は『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役も演じている為、鋼鉄ジーグがガンダムタイプのモビルスーツやシャア・アズナブルに強く反応するなどの演出がある(例:戦闘デモシーンにおいて、ガンダムタイプのモビルスーツを相手にする場合は、「ガンダム」と名指ししながら攻撃を仕掛ける音声バリエーションが収録されている)。
[編集] 玩具類
同じくタカラからマグネモシリーズとして放送当時からポピー(現バンダイ)の超合金シリーズに対抗する形で発売されていた。とは言うものの商品路線はミクロマンと同一商線上で磁石合体と言う機構も両商品とも踏襲されており超合金や他社の合金商品の様にダイカストを使用される事はなかった。レギュラーサイズで発売されたのは『鋼鉄ジーグ』(マッハドリル付)『ビッグシューター』『パーンサロイド』(鋼鉄ジーグと合体可)に留まり、他の形態は一回り小さい商品でスタンダードとして発売された。『メカドン』に関しては2号のみ玩具化されている。本作の視聴率自体は低かったが玩具商品の売れ行きは良く、予定通り1年間の放送で終了出来ることとなった。 1997年にマグネモの『鋼鉄ジーグ』『パーンサロイド』のみが再発売されタイプとして「クリアバージョン」(スケルトン)、「ブラックバージョン」も後に発売されている。しかしPL法の規制を受けて突起物は当時より丸みがある状態になっている。
[編集] 放映リスト
| 話数 | サブタイトル | 登場怪獣、メカ |
|---|---|---|
| 1 | 世紀のマグネ・ロボット 鋼鉄ジーグ |
|
| 2 | 宙よ立て! ビルド・アップ!! |
|
| 3 | 出現!! 幻魔要塞ヤマタノオロチ |
|
| 4 | 必殺!! マッハ・ドリルに命をかけろ |
|
| 5 | むちゃくちゃメカドン大奮戦!! |
|
| 6 | 少女よ歩け明日に向って! |
|
| 7 | 燃える命をシュートしろ!! |
|
| 8 | 男の対決と友情 |
|
| 9 | 激突!! ビッグ・シューター出撃不能!! |
|
| 10 | 絵本から消えた雪女!! |
|
| 11 | 死闘! ビルドベース攻防戦 |
|
| 12 | 耐えろ宙 勝利はお前のものだ!! |
|
| 13 | 吠えるヒミカ!! 地獄の復讐!! |
|
| 14 | 目覚めろジーグ 怒りの反撃!! |
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| 15 | メカドン!! 涙の空中飛行 |
|
| 16 | 最強幻人プレス作戦 |
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| 17 | がんばれ!! メカメカメカドン号!! |
|
| 18 | 恐怖 侵入する狐火 |
|
| 19 | 甦れ!! 運命のハニワ幻人 |
|
| 20 | 戦え宙!! 鋼鉄ジーグに父を見た |
|
| 21 | 決死! ブラック・ホールからの脱出 |
|
| 22 | 逆転!! トリプル・ファイト!! |
|
| 23 | 爆破一秒前!! フェリー救出作戦 |
|
| 24 | 死を呼ぶ町!! 暴走する猛獣!! |
|
| 25 | 母が叫んだビルドアップ!! |
|
| 26 | 死を賭けて誓った約束 |
|
| 27 | 真赤に燃えろ!! 新サイボーグ |
|
| 28 | 逆襲!! 新兵器パーンサロイド |
|
| 29 | 帝王出現!! 銅鐸の謎が解けた!! |
|
| 30 | 怪奇!! 竜魔帝王のロボット獣 |
|
| 31 | 富士山上空一万メートル?! |
|
| 32 | ヒミカに捧げる怒りの反乱!! |
|
| 33 | 爆死?! 地獄のノンストップ・レース |
|
| 34 | 危うしジーグ!! カプセル発進!! |
|
| 35 | すばらしい家族を守れ!! |
|
| 36 | 花一輪にかけた命!! |
|
| 37 | フローラ将軍は敵か味方か?! |
|
| 38 | 百万年前から来た少年!! |
|
| 39 | 母に捧げる戦いの歌 |
|
| 40 | 心をむすぶ愛のペンダント |
|
| 41 | ジーグを異次元墓場に送り込め!! |
|
| 42 | 罠からの脱出!! 傷だらけの栄光!! |
|
| 43 | 反逆者!! フローラ将軍の最期!! |
|
| 44 | 鋼鉄ジーグ対竜魔帝王 |
|
| 45 | 立て勇者!! 明日なき総力戦!! |
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| 46 | 鋼鉄ジーグ勝利の記録 |
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- 実質的な最終回は45話で、46話は総集編であった。
[編集] 脚注
- ^ この台詞は原作では第18話「恐怖 侵入する狐火」でハニワ幻人ヌメメにジーグブリーカーを仕掛ける際に放っているが、失敗に終わっている。
[編集] 関連項目
[編集] 映像ソフト化
- 2004年11月21日〜2005年3月21日にDVDが発売。全5巻で1〜3は10話、4と6は6話収録。
[編集] 外部リンク
- 東映アニメーション鋼鉄ジーグ
- 鋼鉄ジーグ The Best unofficial site! (Italian)
- Jeeg 3D (Italian)
| NET系 日曜18:00 - 18:30 | ||
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