世界名作童話 白鳥の湖

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世界名作童話 白鳥の湖
映画: 世界名作童話 白鳥の湖
監督 矢吹公郎
制作 東映動画
封切日 1981年3月14日
上映時間 75分
オデット姫
ジークフリード王子
ロッドバルド
竹下景子
志垣太郎
小池朝雄
テンプレート使用方法 ノート

世界名作童話 白鳥の湖』(せかいめいさくどうわ はくちょうのみずうみ)は、日本アニメ映画作品。

バレエで名高いチャイコフスキーの『白鳥の湖』を題材としたアニメ作品で、東映動画(現東映アニメーション)創立25周年を記念して製作された。公開は、1981年3月14日。東映まんがまつりとして本作を含め『仮面ライダースーパー1』、タイムボカンシリーズの『タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚式』、『一休さん 春だ!やんちゃ姫』の4本が同時上映されている。

文部省(現文部科学省)推薦作品ともなった。

目次

[編集] あらすじ

王子ジークフリードは、花嫁選びの舞踏式の前日、湖で金色の冠を被った気高い白鳥を見つけ、その白鳥の後を付け、白鳥が美しい女性に変身するところを目撃する。

その娘オデットは、元はある国の王女だったが、邪悪な魔法使いのロッドバルドに結婚を迫られ、それを断った事によって、国と肉親を滅ぼされ、昼は白鳥に変えられる呪いをかけられていた。その呪いを解くには、心からオデットを愛する人が現れることが必要なのだという。

オデットに惹かれたジークフリードは、明日の舞踏会に来て欲しいと頼み、そこで愛の告白をするとし、オデットもそれを心から了承するが、その事を娘のオディールから聞きつけたロッドバルドは、オデットを館に幽閉し、変わりにオディールを花嫁選びに差し向ける。

[編集] スタッフ

[編集] 内容

基本的に、原作と同じ恋愛作品となっているが、改変しているシーンが多く、原作の極めて悲愴感があり、オデットもジークフリードも死を迎えてしまうという部分を本作はなく、原作でのオデットの他にロッドバルドに呪いをかけられ、白鳥に変えさせられた娘達は登場しない。

[編集] 登場キャラクター

オデット
声優:竹下景子
元はある国の王女で、その美しさから魔法使いのロッドバルドに求婚されたが、それを断った為に故郷と親族を滅ぼされてしまい、昼の間は自分を愛する男性が現れないように白鳥に姿を変えさせられてしまった。
ジークフリードの事を直接出会う前から慕っており、王子の求愛を喜んで受けいれる清純な心を持つ女性。
ジークフリード
声優:志垣太郎
気高く、凛々しい心を持つ王子で、父である先代国王亡き後、成人式の日に后を選ぶことを母から命じられていたが、湖で出会った冠を被った白鳥に心惹かれ、その後を追って、白鳥がオデットであることを知る。
オデットの事を心から愛し、彼女を救う為に命を賭けるようになる。
ロッドバルド
声優:小池朝雄
オデットを白鳥に変え、その故郷を滅ぼした邪悪な魔法使いで、昼間と飛ぶ時はフクロウとなるフクロウの精。
オデットに何度も求愛をするが断られ、その為、王子の后選びに向かおうとするオデットを屋敷に閉じこめてしまう。
その強力な魔力でジークフリードを翻弄し、絶体絶命の危機に追い込むが、真実の愛の力に敗れ、消え去ってしまう。
オディール
声優:麻上洋子
ロッドバルドの娘の魔女で、父と同様にフクロウの精。
冷酷で手段を選ばない性格で、オデットになりすましてジークフリードをたぶらかし、その求愛を断られるとジークフリードをも殺そうとするが、ロッドバルドと共に愛の力に敗れ、燃え尽きた。
マルガリータ
声優:白石冬美
森に住むリスで気が強く、恋人のハンスを尻に強いている。
ジークフリードの事を慕い、オデットとジークフリードの恋が成就するように願って、ハンスと共に世話を焼くようになる。
ハンス
声優:松金よね子
マルガリータと同じ森に住むリスで、やや気が弱いところがあり、その為に恋人マルガリータにいいように使われているが、彼女の頼みを何かと聞き入れている。
王妃
声優:中西妙子
ジークフリードの母親で、先代王の后。
ジークフリードが早く立派な跡継ぎとなってくれることを願っていて、成人式の日に后選びをさせる。
ベンノ
声優:村山明
ジークフリードの家来で、ジークフリードやアドルフと共に湖の畔で冠を被った白鳥に出会う。
冠の白鳥が魔法を使うと思いこみ、その白鳥に惹かれるジークフリードの身を案じる。
アドルフ
声優:寺田誠
ジークフリードの家来で、冠の白鳥を射止めようとするが、その為にロッドバルドの魔力によって、石に変えられてしまう。
大臣
声優:八奈見乗児
カテリーナ
声優:川島千代子
フランシーヌ
声優:中野聖子

[編集] 製作

本作は当時としてはまだ珍しかったPCM録音で音楽を取り入れ、劇中にオリジナルのクラシックミュージックを取り入れる事に成功した。挿入歌以外は殆ど、原曲が使われている。

当時の人気女優である竹下景子の主役起用でも話題を呼び、『長靴をはいたネコ』の矢吹公郎を監督に据えたことで、小池朝男演じる魔法使いのロッドバルドのキャラクターを、『長靴をはいたネコ』の悪役である魔王ルシファーへのオマージュという形で見る人もいる。

製作にはアクシデントもあり、公開前に製作した3000枚の動画が盗まれたという事件も起こり、現在でもアニメ界を揺るがした事件の一つ(同時期、東京ムービーでも、『あしたのジョー』の原画が盗まれた)として知られている。

[編集] 関連項目

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