おどるポンポコリン
「おどるポンポコリン」 | ||||||||||
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B.B.クイーンズ の シングル | ||||||||||
初出アルバム『WE ARE B.B.クィーンズ』 | ||||||||||
B面 | ゆめいっぱい(B.B.クイーンズ・バージョン) | |||||||||
リリース | ||||||||||
録音 |
1990年 日本 | |||||||||
ジャンル | J-POP(アニメソング) | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | BMGビクター | |||||||||
作詞・作曲 |
さくらももこ(作詞 #1) 織田哲郎(作曲) 亜蘭知子(作詞 #2) | |||||||||
プロデュース | 中島正雄 | |||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||
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チャート最高順位 | ||||||||||
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B.B.クイーンズ シングル 年表 | ||||||||||
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「おどるポンポコリン」は、B.B.クイーンズの1枚目のシングル。1990年4月4日にBMGビクターから発売された。
概要
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」で1990年1月 - 1991年3月まで使用された初代エンディングテーマ曲であり、劇場版及び2001年1月-2009年12月、2011年1月-はオープニングテーマ曲として使用。なおオープニングテーマ起用時のエンディング映像では、B.B.クイーンズ自体が活動を停止したことなど諸々の理由で「主題歌」のクレジットでレーベル名が表記されていない(2011年現在は「編曲」のクレジットもない[1])。なお、オリジナル版のオープニング使用期間は10年以上に及ぶが、エンディングとしては比較的使用期間が短い。
1990年の第32回日本レコード大賞ポップス・ロック部門を受賞。1990年度のオリコン主催「日本レコードセールス大賞」のシングル部門大賞はB.B.クイーンズ、作詞賞はさくらももこ、作曲賞・編曲賞は織田哲郎と『おどるポンポコリン』がらみが独占した。このほか1990年のオリコン年間シングルチャートでは1位を記録。「全国歌謡ベストテン」では1990年8月4日から13週連続1位を記録した(ただし年間チャートではこの年の7月までの集計であった関係か、13位に終わった)。累計売上は190万枚[2]。
また1990年の第72回全国高等学校野球選手権大会では参加した49校中38校が応援歌として使用し、後に1991年の第63回選抜高等学校野球大会入場行進曲に選ばれるなど、高校野球の応援歌の定番のひとつとなる。
プロレスでは、アイスリボン所属のりほが登場曲として使用している。
2011年5月1日に、期間限定で再結成したB.B.クイーンズの第一弾シングルとして、新録音された「おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜』が発売(後述)。
ヒットの背景
この1990年頃はCDプレーヤーの普及に伴い、長く続いた日本におけるシングル売上低迷期からようやく脱出した時期であったことと、1989年末からの牛若丸三郎太の『勇気のしるし』、オヨネーズの『麦畑』、鷲尾いさ子と鉄骨娘の『鉄骨娘』などといったコミックソング(ナンセンスソング)のブームがあった。『おどるポンポコリン』の特大ヒットは、そのような流れにタイミングよく乗った結果であるといわれている[3]。
『おどるポンポコリン』以後も、晴山さおりの『一円玉の旅がらす』が大ヒットし、浪曲師の国本武春が歌う『ロックンロール福助』、敏いとうとハッピー&ブルーが歌った北海道と東北限定のCMソングだった『ゆれて動物』が話題になるなど[4]、コミックソングのブームはしばらく続いた。
さくら曰く、「一部の歌詞は織田さんにアドバイスされた」とのこと。例えば当時「りぼん」に掲載された改変前と思しき譜面にはサビの「おどるポンポコリン」の部分は直前のパートと同じく「パッパパラパ」となっていたが、「曲名が歌詞に入っていた方がいい」との意見により急遽入れられたことが当時のドキュメント番組にて語られた。またこの時、間奏にあるオペラ調の声は織田本人の声であった事も明かされた。「何十回も重ねた。苦労したというよりは楽しかったんですけどね。」と当時語っている。
当ユニットのA面シングルの専属作曲者の織田は、この曲を作ったきっかけを「当時小学生(まる子とほぼ同じ年代)だった娘に対して喜ぶことをあまりしてやれなかったので、こういう曲を作ったらどうか、と考えた」と答えている(2007年5月、Dのゲキジョー)。しかし、大流行したにもかかわらず、肝心の娘の反応は思ったほどではなかったとも述べている。
その他
アニメ原作のエッセイ漫画『ちびまる子ちゃん』では、少女時代のさくらももこ(まる子)が家族と団欒中、植木等が歌う「スーダラ節」がテレビから流れ、「『ああいう歌を作りたい』……15年後その夢をすてずに作った曲が」おどるポンポコリンであったと描かれている[5]。同じくさくらが作詞した『ちびまる子ちゃん』第2期作のエンディング曲「針切じいさんのロケン・ロール」では、植木とまる子役の声優TARAKOがデュエットの形で歌を担当した。
収録曲
収録アルバム
B.B.クイーンズ
曲名 | アルバム | 発売日 | 備考 |
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おどるポンポコリン | 『WE ARE B.B.クィーンズ』 | 1990年7月4日 | 1stオリジナルアルバム |
『complete of B.B.QUEENS at the BEING studio』 | 2002年11月25日 | 1stベストアルバム | |
『BEST OF BEST 1000 B.B.クィーンズ』 | 2007年12月12日 | 2ndベストアルバム | |
ゆめいっぱい(B.B.クイーンズ・バージョン) | 『WE ARE B.B.クィーンズ』 | 1990年7月4日 | 1stオリジナルアルバム |
『BEST OF BEST 1000 B.B.クィーンズ』 | 2007年12月12日 | 2ndベストアルバム |
オムニバス
- ちびまる子ちゃん(#1)
- アニメ主題歌大全集〜オリジナル原盤による〜(#1)
- 青春歌年鑑'90 BEST30(#1)
- 家宝〜歌のお子様ランチ〜(#1)
- まるまるぜんぶちびまる子ちゃん(#1)
- アニソン・ヒッツ〜歌えるアニメソング集〜(#1)
- 日曜夜のテレビは哀愁(#1)
- 決定盤!!「よいこの(TV)アニメ」ベスト(#1)
- KODOMODE 〜Kids Songs Collection〜(#1)
- 決定盤!!こどもヒットソング みんなで歌える ベスト(#1)
- みんなアニメが好きだった-緑盤-(#1)
- テレビこどものうた 女の子(#1)
この他多くの子供向けオムニバスアルバムに収録されているが、そのほとんどがカバーバージョンである。
ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version
「おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜」 | ||||||||||
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B.B.クイーンズ の シングル | ||||||||||
初出アルバム『ROYAL STRAIGHT』 | ||||||||||
B面 |
おどるポンポコリン(原曲) Good-by morning〜B.B.クィーンズ Version〜 | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | マキシシングル | |||||||||
録音 |
2011年 日本 | |||||||||
ジャンル | J-POP(アニメソング) | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | B-Gram RECORDS | |||||||||
作詞・作曲 |
さくらももこ(作詞 #1,2) 織田哲郎(作曲 #1,2) 庄野真代(作詞 #3) 中島薫(作曲 #3) | |||||||||
プロデュース |
長戸大幸 中島正雄 | |||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
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B.B.クイーンズ シングル 年表 | ||||||||||
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「おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜」(おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん たんじょう トゥウェンティーフィフスバージョン〜)は、B.B.クイーンズ7枚目のシングル。2011年5月1日にB-Gram RECORDSから発売された。
解説
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」オープニングテーマ。原作連載開始25周年を記念して新たに録音された。5月1日よりこのバージョンが使用されるが、オープニング映像にB.B.クィーンズの再結成メンバー4人もアニメキャラクターとして登場する。またエンディング映像では以前と変わらず「主題歌」のクレジットでアーティスト名の下にレーベル名(本作では(B-Gram RECORDS))の表記がなされていない。
カップリングにはオリジナルの「おどるポンポコリン」と、1992年に宇徳敬子&近藤房之助が発表した「Good-by morning」のカバーバージョン(宇徳、近藤ともB.B.クィーンズ再結成メンバーであるので、実質セルフカバー)を収録。
初回版にのみ特別ふろくとして「ちびまる子ちゃん×B.B.クィーンズ 書き下ろしミニミニトランプ」が付属する。
収録曲
- おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜 [3:10]
- 作詞:さくらももこ、作曲:織田哲郎、編曲:葉山たけし
- おどるポンポコリン [3:13]
- 作詞:さくらももこ、作曲・編曲:織田哲郎
- Licensed by Ariola Japan Inc.[6]
- Good-by morning〜B.B.クィーンズ Version〜 [5:42]
- おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜(カラオケ)
収録アルバム
曲名 | アルバム | 発売日 | 備考 |
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おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜 | 『ROYAL STRAIGHT』 | 2011年7月20日 | セルフカバーアルバム |
カバー
1990年11月5日にWITCHというポップスデュオ(キングレコード:川上春水、もう一人は不明)が「おどるポンポコリン・ディスコバージョン」でカバーした。
1998年7月8日にはManaKana(三倉茉奈・三倉佳奈)がカバーしたCDが発売されている。ManaKanaのバージョンは1998年7月~1999年12月まで「ちびまる子ちゃん」のオープニングで使用された。泉谷しげるがオリジナルでの近藤のパートを担当している。 2010年1月から1年間は、アニメ放映開始20周年記念で木村カエラによるカバーバージョン(ベストアルバム『5years』に収録)が「ちびまる子ちゃん」オープニングで使用された。オープニング映像も新しくなり、アニメ化された木村カエラも登場。アレンジは石野卓球、コーラスにはスチャダラパーのBOSEとANI、ギターにはザ・サーフコースターズの中シゲヲ、ベースには笹沼位吉、そしてダンディ坂野といった豪華ゲストが集結した。[7]
2001年に登場したアーケードゲーム『Dance Dance Revolution 5thMIX』や『Dance Maniax 2ndMIX APPEND J☆PARADISE』では、同ゲームの楽曲収録元であるダンスマニアの主要アーティストの一人であるキャプテン・ジャックによる英語歌詞のカバー版が使用されており、『Dancemania J☆Paradise』にも収録されている。
日本コロムビアから発売されている童謡集の中には、山野さと子、大滝秀則によるカバーバージョンが収録されているものがある。
脚注
- ^ 織田哲郎の肩書「作曲」を「作・編曲」にもしていない。
- ^ 「だんご3兄弟」ミリオンヒット、SANSPO.COM、1999年3月3日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ 「いま『ちびまる子ちゃん』が人気絶頂 視聴率35%を記録」『朝日新聞』1990年9月11日付夕刊、15頁。
- ^ 『読売新聞』1990年8月14日付東京夕刊、13頁。
- ^ 『ちびまる子ちゃん(8)』(集英社、1991年)130-131頁。
- ^ BMGビクターの後身。
- ^ カエラ「5years」で卓球、シゲヲ、ダンディとポンポコリン、2009年12月18日、ナタリー。