ダニー・カリフォルニア

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ダニー・カリフォルニア
レッド・ホット・チリ・ペッパーズシングル
初出アルバム『ステイディアム・アーケイディアム
リリース
録音 2005年3月 - 12月
ジャンル ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース リック・ルービン
チャート最高順位
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ シングル 年表
フォーチュン・フェイデッド
(2003年)
ダニー・カリフォルニア
(2006年)
テル・ミー・ベイベー
(2006年)
ミュージックビデオ
「Dani California」 - YouTube
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ダニー・カリフォルニア」(原題:Dani California)は、2006年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズが発表した楽曲、及び同曲を収録したシングル

概要[編集]

アルバム『ステイディアム・アーケイディアム』からのシングル・カット。

タイトルのダニーとは、女の子の名前。「カリフォルニケイション」、「バイ・ザ・ウェイ」から続く三部作の完結編。ワーナー・ブラザース映画配給映画『デスノート 前編』主題歌。後編『デスノート the Last name』のオープニングでも使用された。

メンバーが、歴代ロックを彩ったアーティスト達に扮して次々と演奏を行うPVが、その完成度の高さで話題となった。以下モチーフと思われるアーティスト。

作中のニルヴァーナに扮して演奏を行う場面で、「gone too fast(あまりにも早く逝ってしまったね)」という歌詞に重ねるように、カート・コバーン役の手前に置かれた蝋燭の火が思わせぶりに消える演出がある。この演出に対して、一部のニルヴァーナファンが不謹慎であるとして抗議した。この件について、元ニルヴァーナのメンバーであるデイヴ・グロールは、侮辱には当たらないとの見解を示した。なお、フリーカート・コバーンは、生前に親交があった間柄であり、度々ニルヴァーナのライブに特別ゲストとして招待されていた。

全米では「アンダー・ザ・ブリッジUnder The Bridge)」、「スカー・ティッシュScar Tissue)」に続いて3枚目のトップ10入りシングルとなった。また、グラミー賞でも「最優秀ロック・ソング(Best Rock Song)」など2つの賞を勝ち取っている。

映画『デスノート』の主題歌に採用されたこともあり、日本でも好調な売り上げを見せた。これまでに、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの映画タイアップは無かったが、英訳された原作漫画を読んだメンバーが、そのパンチの効いた内容を気に入って、許諾することになった。