硝子の少年

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硝子の少年
KinKi Kidsシングル
収録アルバム B album
リリース 1997年7月21日
2007年12月26日 (再発)
規格 シングル
ジャンル J-POP
時間 9分22秒
レーベル ジャニーズ・エンタテイメント
作詞・作曲 作詞:松本隆 作曲:山下達郎
プロデュース 藤島メリー泰子
山下達郎
ゴールド等認定
チャート最高順位
  • 週間1位(3週連続、オリコンCDTV
  • 1997年8月度月間1位(オリコン)
  • 1997年9月度月間3位(オリコン)
  • 1997年度年間2位(オリコン)
KinKi Kids シングル 年表
硝子の少年
1997年
愛されるより 愛したい
1997年
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硝子の少年」(がらすのしょうねん)は、KinKi Kidsデビューシングル1997年7月21日に発売。発売元はジャニーズ・エンタテイメント

解説[編集]

KinKi Kidsのデビュー曲。本作でのCDデビュー前から一般的にもアイドルユニットとして知名度を上げており、既に未CD化だった楽曲が発表されていたことから、満を持してのデビューとなった。

この楽曲を製作する際、作詞者の松本隆と作曲者の山下達郎には、ジャニー喜多川らからオリコンチャートでの初登場1位とミリオンセールスが必要最低条件として課されていたため、山下は「この楽曲を製作する時は、かなりのプレッシャーだった」と語っている。作曲にはかなりの困難を極めたが、今までのジャニーズの楽曲の流れを踏まえて「今、筒美京平だったら、どういう曲を書くのか?」という視点で製作。完成後、関係者に聞かせた際、「古臭い」、「踊れない」等の批判を浴びる中、「ジャニーズの歴史を踏まえてイメージした楽曲でもあり、二人に合った曲はこれしかない!」と断言。その苦労の甲斐もあり、めでたくデビューシングルの楽曲として選ばれた。販促用のパンフには「フォーリーブスを生きたママたちと、今まさにKinKiを生きる娘たちとが、時を越えてつながる何かを表現できたらと思い、この曲を作りました」とのコメントを寄せている。そして発売した後にも世間から同様の批判もあったが、むしろ「懐かしい、でもその懐かしさが逆に新しい」と世間で評判となり、今までの二人のファン以外の人達にも受け入れられ、本作はオリコンチャートの集計から不利な月曜日(※通例では水曜日発売が一般的)発売ながらも、オリコン調べで初登場1位、シングルチャート100位以内には31週間ランクインされるロングヒットとなった。ジャニーズ・エンタテイメント発表によると、出荷枚数は現在265万枚にもなるという。また松本隆は90年代に入ると同時に表舞台から姿を消した後の復帰作となった作品であり、この曲のタイトルを決めた際に中々決まらず、一晩悩んでた時にふとテレビをつけた際、偶然KinKi Kidsの二人がテレビに映り、その姿を見て「壊れやすそうだけど、したたかそうだな。」とひらめき、そのひらめきを基に2~3時間で書き上げたそうである[1]

本作は当時のCDシングル市場では低価格の500円で販売されたため、同日に発売された『A album』(2500円)と一緒に買う人が多くであろう、という販売予想に基づき、初回プレスは「硝子の少年」と『A album』が卓上カレンダーと一緒にセット販売された。このセット販売の発案者は、小杉理宇造。初回プレス数は100万枚製作され完売した。その結果『A album』もおよそ100万枚を売り上げた。また、未発売だった既発曲が収録されたことも、同アルバムのヒットの要因といえる。この商法により、オリコンチャートで同一週のシングル・アルバムどちらも全く同じ売り上げ枚数という珍事も起こった。

またこの曲はSMAPの「世界に一つだけの花 (シングル・ヴァージョン):が破るまで、ジャニーズ内で最大のシングル売上げであった(ジャニーズ・エンタテイメントから発売された作品としては、2009年現在も最大のセールスである)。本作は近藤真彦の「スニーカーぶる〜‎す」以来ジャニーズとしては17年ぶり2作目のミリオンセラー作品であり、1990年代のジャニーズ関連作品では最大のセールスだった。現時点ではデビュー曲にしてKinKi Kids最大のセールス作品である。もちろん、ギネスブックにも認定された“デビュー以来の連続シングルチャート1位獲得作品数記録”はここから始まっている。また本作はノンタイアップシングルと位置付けられており、ノンタイアップシングルとしては歴代2位の売り上げである(1位はMr.Childrenの「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」)。 また現在まで行なわれているコンサートでは、必ず歌われている楽曲となっている。

なお、2012年9月26日に発売された山下達郎のベストアルバム『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』の初回限定ボーナスディスクには、山下によるセルフカバー版が収録されている。

収録曲[編集]

  1. 硝子の少年 (作詞:松本隆 作曲・編曲:山下達郎
    1998年の第70回選抜高等学校野球大会入場行進曲に採用された。後に作者である山下達郎のセルフカバーが山下達郎のサンデー・ソングブックで公開され、後にオールタイム・ベスト・アルバム『OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~』初回限定盤のボーナスCDにUNRELEASED DEMO VOCALという形で収録された。
  2. 硝子の少年 (Instrumental) (作曲・編曲:山下達郎)


     出版者:ジャニーズ出版

クレジット[編集]

  • Arrange,Background Vocal,Keyboards,Electric Guitar: 山下達郎
  • Programmer: 橋本茂昭
  • Electric Guitar: 佐橋佳幸
  • Keyboards,Acoustic Piano: 難波弘之

脚注[編集]

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  1. ^ NHK 音楽のチカラ 2010年5月27日放送分