SHAZNA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
SHAZNA
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ロック
活動期間 1993年 - 2000年
2006年 - 2009年
レーベル RCAアリオラジャパン (1997年8月 - 1998年7月)
東芝EMI (1998年8月 - 2000年(7月)
Rock Chipper Records
共同作業者 そうる透ドラムス
公式サイト shazna.fc.yahoo.co.jp
メンバー
IZAMボーカル
A O I(ギター
NIY(ベース
旧メンバー
KATSURA(ドラムス

SHAZNA(シャズナ)は、日本ロックバンド1993年の結成から2000年の活動休止前まではヴィジュアル系バンドとしても知られており、1997年から1998年ごろにはMALICE MIZERLa'cryma ChristiFANATIC◇CRISISとともにヴィジュアル系四天王と呼ばれていた。

概要[編集]

1993年結成。ヴォーカリストIZAMカルチャー・クラブボーイ・ジョージに影響を受けた中性的なルックスと、1980年代のヒット・チャートを思わせる軽快な楽曲でインディーズながら爆発的な人気を博した。ヴォーカルのIZAM、ギターのA・O・I(現A O I) 、ベースのNIYで編成される3人組のユニットとして知られるが、インディーズ時代はドラムのKATSURA(脱退後、BAISERに加入)も加入していた。のちにSHAZNAの代表曲となる「Melty Love」を収録した自主製作のミニアルバム『Melty Case』は、3000枚を完売する勢いで売れた[1]

1997年、新たにレコーディングした代表曲「Melty Love」を表題作としたCDシングル『Melty Love』でメジャーデビュー。88万枚のヒットを記録した[1]。同年、一風堂の『すみれ September Love』をカバーし、こちらもヒットを記録した。また、この年の日本有線大賞最優秀新人賞を受賞した。1998年にリリースした1枚目のフルアルバム『GOLD SUN AND SILVER MOON』はミリオンセラーを記録し、日本ゴールドディスク大賞「ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

「SHAZNA現象」とも呼ばれた空前絶後の人気を得た彼らに待ち受けていたのは、1日の睡眠時間が1 - 2時間しかないという常軌を逸した多忙なスケジュールであった[1]。また、各関係者の人数が増えていくにつれて、メンバー自身が主体的に自己の音楽活動を指揮することも難しくなっていった[1]。停滞してゆく状況を打破するため、SHAZNAはパンクバンドに転身するという提案を所属事務所に行ったものの、受け入れられることはなかった[1]

『Melty Love』によるメジャーデビューから3年後、2000年10月のツアーを経て、11月の所属事務所主催イベントへの参加を最後に、SHAZNAは活動を休止した。

活動休止後、IZAMはソロ・アーティストや俳優としても活動した。A O Iはギタリストとしてのセッション参加や「AOI UNPLUGGED」と題したヴォーカル&アコースティック・ギターでのライヴ活動と「監督:葵圭介」としての映画制作など幅広く活動した。NIYはバンド「FANBLE」のベーシストとして活動した。

なお、SHAZNA活動休止の原因については活動再開後のインタビューにて「バンドとしての活動に行き詰まっていた」とメンバー自身が当時を振り返って告白している。

活動を休止した翌年から、IZAMは他のメンバーに対し早々と活動の再開を持ちかけてはいたものの、メンバー全員の意思がその時点では統一されていなかった[2]。しかしメンバーはお互いに定期的に接触を持ち、忘年会は毎年必ず開いていた[2]。2005年の忘年会にてようやくメンバー全員の意思が一致し、SHAZNAの今後の意思を尊重してくれるスタッフのみで活動を再開する運びとなった[2]

2006年6月、デビュー9年を期に6年ぶりの活動再開を発表し、IZAMは自身のトレードマークであった女装を「単に飽きてた」のと「髪を短くしていた」ため、封印することとした[2]。9月の渋谷duo MUSIC EXCHANGEでの復活ライヴを皮切りに活動を再開した。11月にIZAMとタレントの吉岡美穂の結婚が報道された。IZAMにとっては再婚となる。

2007年4月25日にニュー・シングル『心 c/w [1/2] , 神風』がネット限定発売。神風を除く2曲は、ダウンロード、着うたフルでも発売された。5月4日、5日、6日には、東京の目黒鹿鳴館で原点回帰をキーワードにした復帰シングル発売記念のライヴを行った。この3日間はそれぞれ過去・現在・未来と分けられ、恒例曲と新曲以外は連日ともに違う曲が楽しめる構成となっていた。

2007年8月8日に10周年記念アルバム『10th Melty Life』を発売した。エンハンスト仕様で、「Melty Love」のラスト・インディーズ・ヴァージョンのPVが収録されている。8月19日には十周年記念公演「Summer Celebration☆10th Melty Life☆」を恵比寿LIQUIDROOMにて開催した。9月5日にはベスト盤『SINGLE BEST SHAZNA & IZAM』を発売した。

2007年11月24日には東京キネマ倶楽部にて「〜年納め2007〜A O I & NIY's Special Birthday Live〜」と題したライブが開催され、IZAMは久しぶりの女装姿で登場し、ファンを沸かせた。

2008年2月、ギタリストA O Iが自身のブログにて、女優で作詞家の森本玲との結婚を報告した。

2008年10月、『ホームレス中学生』に因んで題されたメンバーの合同著書、『ホームレスビジュアル系』を出版した。元配偶者の浪費によるNIYの離婚、人気絶頂期の意地がバンドの活動停止につながったこと、活動休止後はコンビニのアルバイトで生計を立てていたことなど、今までの苦労が赤裸々に綴られた[3]

2008年11月、都内での『ホームレスビジュアル系』発売記念イベント前にボーカルのIZAMが「初エッセイを発売して、15年間やってきた満足度がある」と唐突に切り出し「これを持ってSHAZNAのプロジェクトを完結することになりました」と事実上の解散を発表した[4]。これは、各メンバーの今後の活動を尊重しあっての前向きな結論であるとのこと[4]。また、2009年3月22日に東京・渋谷O-EASTにて、これまでのヒット曲を多数演奏した解散ライブを行った[2]

メンバー[編集]

本名は日根良和(ひね よしかず)。身長180cm。父親は国鉄スワローズの投手だった日根紘三
インディーズ時代のバンドネームは「十六音(いざね)(後にIZANEと改名)」、「IZAMU」だった。A O Iとのバンド「alcali-5」では「十六夢(いざむ)」名義で活動。
活動中はソロデビューもし、俳優としても映画『溺れる魚』や日本テレビのドラマ「三姉妹探偵団」、テレビ朝日のドラマ『TRICK3』にも出演している。
妻はタレントの吉岡美穂。元妻はタレント・モデル吉川ひなの
解散後も主にタレント・俳優として活動。また恐妻家などで話題となる。
デビュー直後からあらゆる場面で、SHAZNAの名前の由来は「NIYと好きな英単語を出し合って並べ替えたもの」と発言していたが、『ろみひー』出演時にIZAMが自身の本名である日根良和(hine yoshikazu)を並べ替えた物であると発言。(実際に一致する)また、この出演時に年齢を4歳サバを読んでいたことを明かしている。
本名は萬圭介(よろず けいすけ)。北海道生まれの千葉県育ち。血液型A型
初期は「A・O・I」名義。活動休止後はソロとして「AOI UNPLUGGED」にてVocal&A.Guitarによる単独公演を開催。
ショートフィルム『ガラクタノココロ』を自主制作。インディーズムービー・フェスティバルにおいてグランプリを受賞。
SHAZNAに加入する前はオーディションを受けており、ライヴハウスのスタッフの紹介により、新宿のマクドナルドでメンバーと顔を合わせた。AOIは「僕も下手だから一緒に頑張ろうよ」と言い、SHAZNAに加入した。
結成当初から1998年末までは長髪がトレードマークだった。
東海大学付属望洋高等学校および東海大学では、PENICILLINのO-JIROと同級生。
俳優の萬雅之は実弟。妻は作詞家兼女優の森本玲で間に一女がいる。
解散後も「AOI UNPLUGGED」を継続しながら、「UNWAS(2013年3月付で解散)」のサポートギタリストとして活動。
2011年、大手前大学通信教育課程の大学講師に就任。「音楽とコミュニケーション」を担当。
東京都出身。血液型はB型。小松原高等学校出身。
バンドネームの由来は、結成当初のギタリストであったIZAMの友人の「兄ちゃん」だから。
2人兄弟であり、弟がいた。A O IがSHAZNAに加入する前は弟がギターを弾いていたが、音楽性の違いにより結成後すぐに脱退した。
インディーズデビュー直前に一般人女性と結婚して一男児を儲けたが、妻の浪費癖等によるトラブルなどで長男が小学生の頃に離婚。長男の親権は妻が持っている[3]
活動休止後は「FANBLE」のベーシストとしても活動。解散後は主に舞台俳優として活動している。

元メンバー[編集]

  • ドラム: 桂‐KATSURA‐(カツラ、9月13日- )
神奈川県出身。血液型はO型。身長158cm。
ドラム担当。1996年8月1日にインディーズアルバム『Raspberry Time』の参加を最後に脱退。翌1997年にBAISERのメンバーになり、メジャーデビューを果たしたが、2000年5月に解散。その後はインディーズに戻り、様々なヴィジュアル系バンドを転々とした後、音楽活動を引退。現在は野球チームをやっている。

ディスコグラフィー[編集]

デモテープ[編集]

  • 1st:「ENMITY」(配布)
  1. ENMITY
  • 2nd:「SHAZNA」(1993年)限定1000本
  1. Escape
  2. VOICE
  3. LOVERS
  • 3rd「Voice of…」(1994年1月9日発売)
  1. Voice of…

シングル[編集]

  • 「Stilness For Dear」(1994年4月17日)330枚限定
  1. Stilness For Dear
  2. Negative Lunatic
  • 「Dizziness」(1995年12月8日)500枚配布
  1. Dizziness
  • 「Dizziness」(1996年1月5日)通常限定1000枚、初回3000枚シリアルNo入り、通常盤3000枚
  1. Dizziness
  2. White little love
  • Melty Love」(1997年8月27日、BVDR-1175)
テレビ朝日系『所さんのこれアリなんじゃないの!?』エンディングテーマ
テレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』エンディングテーマ
TBS系『王様のブランチ』エンディングテーマ
テレビ朝日系『トゥナイト2』エンディングテーマ
  • PURENESS」(1998年4月22日、BVDR-7001)
アニメ映画『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』主題歌
ブルボン『チュロフル&ワッフルバー』CMソング(Love is Alive)
スリムビューティーハウス』CMソング(Dear LOVE)
  • 恋人/Virgin」(1998年10月14日、TODT-5220)オリコン最高6位
JT 泡立つカフェ・オレ 泡立つカフェ・チョコ TV-CFソング(恋人)
日本テレビ系『ZZZ 所的蛇足講座』エンディングテーマ(恋人)
テレビ朝日系『サンデージャングル』エンディングテーマ(Virgin)
  • 「Pink」(1999年1月27日、TODT-5243)オリコン最高15位
日本テレビ系『ZZZ 所的蛇足講座』エンディングテーマ
  • 「PIECE OF LOVE」(1999年3月31日、TODT-5281)オリコン最高17位
テレビ朝日系アニメ『神風怪盗ジャンヌ』オープニングテーマ
  • 「Tokyo Ballet Reprise/シェリーに口づけ」(1999年6月9日、TODT-22015)オリコン最高20位
  • 「AQUA」(1999年9月22日、TOCT-4165)オリコン最高45位
テレビ朝日系『トゥナイト2』エンディングテーマ
  • 「Winter's Review」(1999年12月8日、TOCT-22047)オリコン最高44位
米アニメ映画『ラグラッツ・ムービー』エンディングテーマ
  • 「心」(2007年4月25日)通販・配信限定シングル
  1. 1/2
  2. 神風(通販版のみ)

アルバム[編集]

  • 『Sophia』(1994年11月30日)
  • 『Melty Case』(1996年3月14日)
  • 『Raspberry Time』(1996年8月1日)オリコン最高43位
  • 『Promise Eve』(1997年1月22日)オリコン最高16位
  • GOLD SUN AND SILVER MOON』(1998年1月22日、BVCR-798)
  • 『PURE HEARTS』(1999年6月30日、TOCT-24131)オリコン最高15位
  • BEST ALBUM 1993 2000 OLDIES』(2000年1月1日、TOCT-24295-6、ベストアルバム)オリコン最高24位
  • 『10TH MELTY LIFE』(2007年8月8日、OWCR-2036)
  • 『SINGLE BEST SHAZNA & IZAM』(2007年9月5日、OWCR-2037、シングルコレクション、IZAMのソロシングル曲も収録)

ビデオ[編集]

VHS[編集]

  • 『Lavender Color シャズナノキモチ』(1997年6月4日)
  • 『Melty Love』(1997年10月8日)
  • 『Silent Beauty』(1998年1月1日)
  • 『PURE HEARTS』(1999年4月28日)
  • 『DEAR SEPTEMBER LOVERS SHAZNA LIVE AT BUDOKAN '98』(1998年12月26日)

DVD[編集]

  • 『完結。-LAST LIVE-』(2009年7月15日、IKBR-80007)

その他[編集]

  • 写真集:『Fantasia』(1998年2月) - SONY MAGAZINE

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e ホドロフ鈴木; Sumie (2009年2月25日). “第2回 IZAM、SHAZNAを語り尽くす!(1/2)” (日本語). web R25. ヤフー. 2011年3月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e ホドロフ鈴木; Sumie (2009年2月25日). “第2回 IZAM、SHAZNAを語り尽くす!(2/2)” (日本語). web R25. ヤフー. 2011年3月12日閲覧。
  3. ^ a b SHAZNA、IZAM、A O I、NIY 『ホームレスヴィジュアル系』 ゴマブックス2008年11月4日(日本語)。ISBN 9784777111206ASIN 47771112022011年3月5日閲覧。
  4. ^ a b SHAZNA、結成15年目の解散発表 来年3月に解散ライブ” (日本語). ORICON STYLE. オリコンDD (2008年11月3日). 2011年3月12日閲覧。 “ボーカルのIZAMが「初エッセイを発売して、15年間やってきた満足度がある」と唐突に切り出し「これを持ってSHAZNAのプロジェクトを完結することになりました」と解散を電撃発表。(中略)完結を切り出したというギターのAOIは「15年やってきて、やりきった。それぞれ活動してきて振り幅が広がってきたと思う」と、個々のステップアップを望んでの区切りであることを強調した。”
  5. ^ "IZAM"としての生年は1976年、占い師に変えてもらったという

外部リンク[編集]