小谷野栄一

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小谷野 栄一
北海道日本ハムファイターズ #5
Eiichi Koyano 2009 Japan Series.jpg
2009年11月3日、東京ドームにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都江戸川区
生年月日 1980年10月10日(31歳)
身長
体重
177cm
88kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手左翼手
プロ入り 2002年 ドラフト5巡目
初出場 2003年9月25日
年俸 1億1,500万円(2012年)
経歴(括弧内は在籍年)

小谷野 栄一(こやの えいいち、1980年10月10日 - )は、北海道日本ハムファイターズに所属するプロ野球選手内野手)。愛称は「栄ちゃん」。

内外野守れるユーティリティープレイヤーで、入団時は内野手登録。2006年から外野手として登録されたが、2008年からは再び内野手登録となる。

目次

[編集] 来歴・人物

[編集] プロ入り前

リトルシニアリーグでは江戸川区の江戸川南リーグに所属。松坂大輔とチームメイトだった。創価高校3年春(1998年)に甲子園に出場し、2回戦でPL学園に敗退した。

創価大学1年秋からレギュラーとして出場し、公式戦通算打率.343、打点53、ベストナインを4度、最多打点を2度獲得。1年時の明治神宮野球大会では青山学院大学と対戦し、石川雅規から6打数3安打(再試合を含む)を記録した。4年時の全国大学野球選手権では早稲田大学和田毅から4安打を放った。3、4年時には同大学の臨時コーチとして迎えられた山内一弘の指導を受けている。

2002年のドラフト会議日本ハムファイターズから5位指名を受け入団。

[編集] プロ入り後

1年目(2003年)に二軍で打率.303、イースタン・リーグ最多安打(111安打)、チームトップの14本塁打。同年終盤に一軍昇格し、プロ初出場・初安打を記録した。2004年5月23日大阪近鉄バファローズ戦で打ったプロ3本目の安打は初の適時打かつサヨナラ安打であり、このとき挙げた打点が初打点だった。5月に一軍に再昇格し、6月の阪神タイガース戦でプロ初本塁打を記録。二塁手で6試合、左翼手で15試合、一塁手で20試合に起用され、長打力だけでなくユーティリティーぶりもアピールした。

2006年に外野手登録となる。一軍では先発出場は4試合のみで打率は1割台だった。二軍では打率.295、5本塁打を記録した。この年にパニック障害を発症、一時期は打席に立てなくなったこともある。現在でも完治はせずに闘病しながらグラウンドに立ち続けており、同じ病気で苦しむ人たちに勇気を与えている[1]

2007年は開幕二軍スタートも4月14日に一軍昇格。三塁手として87試合、一塁手として45試合、左翼手として12試合で起用され、中盤以降は三塁手のレギュラーに定着。セ・パ交流戦では再三の殊勲打を放つ活躍を見せた。9月9日には勝負強さを買われてプロ入り後初となる四番で先発出場するなど、一、二番以外のすべての打順で出場した(他の年には二番打者としての先発出場があり、一番以外の全ての打順で先発出場を経験している)。

2008年は初めて開幕戦に先発出場するも開幕当初は不振でケガもあったが、その後徐々に調子を上げてきた。得点圏打率が3割を超え、60打点を挙げた。特に埼玉西武ライオンズとの対戦では打率3割、本塁打3、打点10、得点圏打率5割と勝負強さを発揮した。

2009年には六番・三塁手のレギュラーに定着し、初めて規定打席に到達した。序盤は4番を務め,9月まで打率3割をキープし、最終的には.296に終わったが、初球時の打率が.425と高く、初の二桁本塁打(11本)、リーグ6位の157安打、リーグ7位の82打点を記録した。シーズン中は本塁打を打った全ての試合で勝利した(日本シリーズ第3戦でも本塁打を打ったが、この試合では敗戦した)。守備面では三塁手で134試合、一塁手で43試合に出場し、試合終盤に三塁から一塁へ移る場面がよく見られた。三塁守備でこの年リーグトップの守備率.982を残し、自身初のゴールデングラブ賞を受賞した。

2010年は主に4番に座り、チームで唯一全144試合に出場。4月は打率.238、OPS.588と不振にあえいだが、5月以降は打率.331、OPS.874と徐々に調子を上げ、8月には打率.364、2本塁打、29打点、OPS.908の活躍で月間MVPを獲得した。シーズンを通して左投手に対して打率.370、OPS.970と結果を残し、最終的には自己最高となる打率.311、109打点、OPS.811をマークし、自身初の打点王を獲得。ゴールデングラブ賞とベストナインにも選出された。オフの契約更改では1億円プレーヤーに到達。また札幌ドームで優秀な成績を収めた選手に贈られる、札幌ドームMVP賞を受賞した。

2011年はオープン戦で右手首を骨折し、さらに5月24日の横浜ベイスターズ戦で走塁中に脚を負傷し戦線離脱するなど故障に苦しむシーズンとなった。復帰後も不振が続き、リーグワーストの打率.237、同じくワースト2位の15失策を記録するなど攻守に精彩を欠いた。11月18日タレント亜咲美と結婚することを発表[2]

[編集] プレースタイル

2010年にはボール球のスイング率が20パーセントを越えるなど選球眼には欠けるものの、打撃では弱点が少なく、外角球を右方向に運ぶ技術も備える[3]。2007年から2010年まで得点圏打率.294を記録しており、特に2010年には同.350を残した勝負強い打撃も持ち味とする。

一塁到達まで4.37秒と足も遅くなく、時折盗塁もマークする脚力がある[3]。2009年から2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した三塁守備は打球反応が良く[3]、フライの処理に優れる[4]。しかし前述のパニック症候群の影響からかメンタル面に不安定な傾向があり、翌2011年にはそれが表面化し三塁守備で15失策とリーグワースト2位を記録している。

長打や打点が多いというイメージが強いが、その反面2009年には16個、打点王を獲得した2010年は6個の犠打を決めており、小技もうまい。

[編集] 詳細情報

[編集] 年度別打撃成績

















































O
P
S
2003 日本ハム 4 9 8 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 .125 .222 .125 .347
2004 18 37 33 5 3 1 0 0 4 2 0 0 1 0 2 0 1 9 0 .091 .167 .121 .288
2005 48 101 95 11 22 4 0 3 35 15 1 0 1 0 5 0 0 26 4 .232 .270 .368 .638
2006 17 26 21 0 3 0 0 0 3 1 0 0 3 0 2 0 0 6 1 .143 .217 .143 .360
2007 113 398 364 39 92 12 1 5 121 37 5 1 10 4 16 0 4 57 6 .253 .289 .332 .621
2008 120 425 379 32 95 21 1 6 136 60 0 0 9 6 29 1 2 83 6 .251 .303 .359 .662
2009 138 581 530 65 157 33 4 11 231 82 7 1 16 2 27 3 6 95 21 .296 .336 .436 .772
2010 144 614 569 73 177 41 0 16 266 109 8 3 6 7 29 2 3 87 17 .311 .344 .467 .811
2011 129 525 473 43 112 21 1 5 150 47 1 1 6 7 35 1 4 90 17 .237 .291 .317 .608
通算:9年 731 2716 2472 268 662 133 7 46 947 353 22 6 52 26 146 7 20 454 72 .268 .311 .383 .694
  • 2011年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

[編集] 年度別守備成績

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一塁 二塁 三塁 外野
守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009 1.000 43 103 6 0 7 .982 134 88 233 6 22
2010 .965 143 72 256 12 17
2011
通算
  • 2011年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

[編集] タイトル

[編集] 表彰

[編集] 記録

[編集] 背番号

  • 53 (2003年 - 2004年)[6]
  • 31 (2005年 - 2009年)
  • 5 (2010年 - )

[編集] 登場曲

  • AI 『It's show time』
  • NYCCA 『Keep on trying』
  • NYCCA 『NO.1』

[編集] 関連情報

[編集] 著書

  • 『心で勝つ 技で勝つ』(2010年04月 潮出版社)

[編集] 脚注

  1. ^ zakzak パニック障害と戦いながら得た勲章 日本ハム・小谷野
  2. ^ 小谷野がタレント亜咲美と結婚「良い時も悪い時も支えてくれた」 - スポーツニッポン 2011年11月18日
  3. ^ a b c 小関順二、西尾典文、石川哲也、場野守泰 『プロ野球スカウティングレポート2011』 廣済堂出版、2011年、150-151頁。ISBN 978-4-331-51519-8
  4. ^ Baseball Lab守備評価~Third BasemanSMR Baseball Lab
  5. ^ 2リーグ制開始以降、シーズンの本塁打が20本未満で打点王となったのは両リーグを通じて小谷野で4人目。1956年の宮本敏雄以来54年ぶりの記録となっている。
  6. ^ 元々は50に内定していたが、入団が予定されていたライアン・ループに譲るため53に変更された。このとき同時に53に内定していた紺田敏正52に変更となっている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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