EVIL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
"KING OF DARKNESS" EVIL
プロフィール
リングネーム EVIL
渡辺 高章
本名 渡辺 高章[1]
ニックネーム キング・オブ・ダークネス
身長 178cm[2]
体重 106kg[2]
誕生日 (1987-01-26) 1987年1月26日(34歳)
出身地 静岡県三島市
所属 新日本プロレス
スポーツ歴 剣道
トレーナー アニマル浜口
天山広吉
内藤哲也
獣神サンダー・ライガー
永田裕志
田口隆祐
邪道
デビュー 2011年5月13日
テンプレートを表示

EVIL(イーヴィル、1987年1月26日 - )は、日本男性プロレスラー静岡県三島市出身。新日本プロレス所属。本名及び旧リングネームは渡辺 高章(わたなべ たかあき)[1]

来歴[編集]

入門以前[編集]

幼少期、約10年間に渡り剣道に打ち込む[3]。高校卒業後、神奈川県横浜市に所在する医療専門学校に入学するも、わずか半年で中退[3]。専門学校中退後、アニマル浜口レスリング道場に入門し[3]、プロレスラーになる事を志す(同期に中之上靖文がいた)。2007年2月に入門テストに参加するも不合格に終わった。2009年12月に再度挑み、合格を果たして2010年2月に新日本プロレスに入門した[3]

新日本プロレス[編集]

2011年5月13日、新宿FACEで開催されたLife Goes on!で高橋広夢と対戦し、プロレスデビューを飾るが敗戦した。デビュー後、しばらくは前座として活動。7月13日、KUSHIDAとタッグを組んで三上恭佑 & 高橋と対戦して勝利し、プロレスラーのキャリアにおいて初勝利を飾った。2012年には先輩レスラー達の胸を借りて試合をこなす。

2013年[編集]

2013年1月、初の他団体参戦となるNOAH小島聡永田裕志と共に出場。出場した全試合ではいずれも勝利を得る事ができなかったものの平柳玄藩ランス・ブラバドマーシャル・フォン・エリックといった相手とシングルマッチを行った。NOAH参戦後、新日本では田中翔小松洋平などの後輩レスラーには勝利するものの自身より先輩のレスラー達には勝利ができずにいた。9月より永田とタッグを組んで出場、同月22日にはNOAHに永田と再び参戦してモハメド・ヨネ & 小川良成と対戦するが敗戦した。10月14日、KING OF PRO-WRESTLINGにて天山広吉をパートナーにK.E.S.ランス・アーチャー & デイビーボーイ・スミスJr.)と対戦するが敗戦した。

海外武者修行[編集]

2013年10月、海外武者修行によりアメリカへ遠征。同月18日、NWA加盟団体であるNWAヒューストンのイベント、NWA Invasion Houstonに参戦。外道とタッグを組んでキング・オブ・ザ・アンダーグラウンド(スコット・サマーズ & ライアン・ジェネシス)と対戦し、勝利した[4]。26日、PWSPro Wrestling Syndicate)のPPVであるRetaliationに出場し、アノアイ・ファミリーの一員であるランス・アノアイと対戦するが敗戦した。

2014年[編集]

2014年2月22日、ROHに初参戦。テレビ番組であるROH on SBGに出場してダークマッチでの4wayマッチにてサイラス・ヤング、カプリス・コールマン、マット・ターバンと対戦するが勝利を飾る事ができなかった。5月4日、カナダオンタリオ州を拠点とする団体であるSMASHのイベントであるSmash Goldに出場。SMASH王座争奪トーナメントにエントリーして一回戦にてアレックス・ベガに勝利。決勝である5wayイリミネーションマッチにてマット・クロスクリス・ヒーロー、ジョシュ・アレキサンダー、ケビン・スティーンと対戦するがベルトを奪取するに至らなかった。同月9日、カナダのオンタリオ州を拠点とする団体であるBCWBorder City Wrestling)のイベント、East Meets Westにて棚橋弘至とタッグを組んでジョー・ドーリング & タイソン・デュークスと対戦するが敗戦。5月10日、ROH & 新日本プロレスによる共催イベントであるGLOBAL WARSに出場し、マイケル・エルガンと対戦するが敗戦した。同月17日、同じくROH & 新日本プロレスによる共催イベントであるWAR OF THE WORLDSにてフォーエバー・フーリガンズアレックス・コズロフ & ロッキー・ロメロ)と組んでトマソ・チャンパ & マット・ターバン & ACHと6人タッグマッチを行うが敗戦した。同月31日、ミシガン州を拠点とするXICWXtreme Intense Championship Wrestling)に参戦。XICWライトヘビー級王座を保持するオーランド・クリストファーに挑戦するもベルトを奪取するに至らなかった。

6月8日、SMASHのイベントであるRival Schoolsにてクリス・ヒーローと対戦するが敗戦した。同月14日、ニュージャージー州を拠点とするJCWJersey Championship Wrestling)にて、JCWエクストリーム王座4wayマッチを行い、バンディード・ジュニア、リンセ・ドラド、リッチ・スワンと対戦するが王座を奪取するに至らなかった。同月22日、ROHのBest in the World 2014にてROH世界TV王座挑戦権争奪6人メイヘムマッチに出場し、BJホイットマー、ACH、タダリアス・トーマス、カプリス・コールマン、トマソ・チャンパと争うが挑戦権を得る事ができなかった。7月20日、SMASHのSmashapaloozaにてクリストファー・ダニエルズと対戦して勝利し、金星を得る。8月15日、ROHのField of Honorにてマーク・ブリスコと対戦するが敗戦した。9月6日、ROHのAll Star Extravaganza VIにてカプリス・コールマンと組んで4コーナーサバイバルタッグマッチを行い、ムース & RDエヴァンス、ザ・ディケード(アダム・ページ & BJホイットマー)、モンスター・マフィア(イーサン・ガブリエル・オーウェンス & ジョシュ・アレキサンダー)と対戦するが勝利を得る事ができなかった。

2015年[編集]

2015年7月4日、ROH on SBGにてダルトン・キャッスルと対戦して前半こそ攻めたがローリング・クレイドルを仕掛けられた事をきっかけに攻勢を逆転され、最後にバン・ア・ランを決められ敗戦した[5]。同月11日、ジェフ・ジャレットが主宰するGFWに参戦。真田聖也と組んでBULLET CLUBカール・アンダーソン & ドク・ギャローズ)と対戦するが敗戦した[6]。8月22日、ROH Field of Honor 2015にてROH世界TV王座挑戦権争奪9wayガントレットマッチにて最後に登場してセドリック・アレキサンダーに裏投げを決めて勝利し、挑戦権を得た[7]。10月10日、ROH on SBGにてROH世界TV王座を保持するジェイ・リーサルに挑戦。最後にトゥルース・マルティニの介入からレフェリーが目を逸らしたところへリーサルから金的攻撃を喰らうとリーサル・インジェクションを決められ敗戦した[8]

凱旋帰国[編集]
内藤哲也(左)、BUSHI(右)と共にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員として活動するEVIL(中)。


10月12日、KING OF PRO-WRESTLINGの舞台で、東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利書を賭けて棚橋と対戦した内藤哲也の「パレハスペイン語で「相棒」の意)」として登場した[2]。試合終盤リング内に乱入すると、棚橋にジャーマン・スープレックスを繰り出し、試合後には棚橋の救出に駆けつけた後藤洋央紀に対して変形大外刈りを見舞い、K.O.に追い込むと内藤と肩を組みながら退場。バックステージでは内藤より「彼の名前は"キング・オブ・ダークネス"EVIL(イービル)だよ」と紹介されリングネームを変更、怪奇派レスラーとして内藤と結託した[9]

11月7日、POWER STRUGGLEにて後藤を相手に凱旋試合を行いシングルマッチで対戦。EVILも試合終盤に後藤の昇龍結界を極められピンチに陥るが、入場ゲートから内藤が登場して試合に乱入した。内藤は後藤に急所蹴りを見舞いデスティーノを炸裂させると、状況を見かねたレフェリーより反則裁定が下り、更に遺恨を深める結果となった[10]

同月21日、EVILは内藤とのタッグでWORLD TAG LEAGUE 2015に出場し、Bブロックにエントリーされた[2][11]。22日豊橋大会にて、内藤と長期欠場中のBUSHIらと共にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンLos Ingobernables de Japón、略称 : L・I・J)を結成した[2]。公式リーグ最終戦の12月6日では、因縁深い後藤 & 柴田勝頼組を相手に勝利を収め、5勝1敗という結果で決勝進出を果たす[12]。同月9日、優勝決定戦にてG・B・H真壁刀義 & 本間朋晃)と対戦、EVILは試合開始早々に場外戦に持ち込みラフプレーで攻め立て、中盤にはセコンドに付いていたBUSHIが真壁の顔面に毒霧を吹きかけるアシストを見せるなど試合を優位に進めるが終盤にG・B・Hの合体技、こけしインパクトが内藤に被弾したことから形勢が逆転し始めた。BUSHIが再度真壁に対し毒霧を仕掛けようとするもラリアットで返り討ちに遭わされ、本間のスライディングこけしロケット、真壁のキングコングニードロップと繋げられ、最後に本間からこけしを決められ敗戦した。結局は準優勝という結果に終わった[13]

2016年[編集]

2016年3月3日、NEW JAPAN CUPに初出場を果たし一回戦でCHAOS石井智宏と対戦した。最後は石井の垂直落下式ブレーンバスターを決められ敗戦するもEVILは何度も石井を追い詰める場面を見せつけ、ポテンシャルの高さを知らしめた。その後もEVILは石井を付け狙い同月12日、BUSHIと組み石井 & YOSHI-HASHI組と対戦しBUSHIの毒霧のアシストを経てラリアット、EVILを決めて石井から勝利を収め、EVILは試合後に石井の保持するROH世界TV王座を手に取り挑戦をアピールした。同月20日、EVILはRoad to INVASION ATTACK 2016尼崎大会にて石井とROH世界TV王座を賭けて対戦し、20分を超える激闘を繰り広げたものの敗退。

5月3日、レスリングどんたく2016にて後藤と対戦、EVILも序盤から場外戦になると鉄柵への攻撃を何度も繰り返して怯ませると、椅子を首に掛けてもうひとつの椅子で殴打してダメージを負わせた。しかしリングに入ると後藤は復活し打撃戦へと展開するが、EVILも後藤の攻撃を受け止めるとカウンターのラリアット、ローリングエルボーへと繋げた後にダークネスフォールズで追撃し、そして最後にEVILを決めて完勝した[14]G1 CLIMAXにも初出場したが、4勝5敗で終わった。

11月5日、柴田の保持するNEVER無差別級王座に挑戦し最後は柴田からピンフォール勝ちを収めて第13代王者に戴冠したが、15日に柴田とのリマッチに敗れ同王座から陥落した。この柴田との闘いは、シングル戦線におけるステップアップになったと後にEVILは振り返っている。

11月7日、WORLD TAG LEAGUE2016にてEVILはSANADAとタッグを組んで出場したが、5勝2敗の予選落ちに終わった。

2017年[編集]

2017年1月4日、WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドームでEVILはSANADA、BUSHIと共にNEVER無差別級6人タッグ選手権試合・ガントレットマッチに参戦、三番手として登場し高橋ファレペイジ組と小島リコシェフィンレー組を破り第9代王座に戴冠したが、5日の後楽園ホール大会にて中西&棚橋田口組を相手に防衛に失敗し、同王座から陥落しわずか一日天下となってしまった。

8月5日、G1 CLIMAX27にて、IWPGヘビー級王者であり6勝0敗中のオカダ・カズチカから勝利を奪い連勝をストップさせる。

10月9日、両国国技館大会にて、G1の結果を受けオカダとIWPGヘビー級選手権試合を行うが敗北。

11月、WORLD TAG LEAGUE2017にSANADAとタッグを組んで出場。ブロックはAで昨年と同じく5勝2敗だったが、最多得点だったため、優勝決定戦進出が決定。

12月11日、福岡国際センターで行われた優勝決定戦でBブロック1位のタマ・トンガタンガ・ロアG.O.Dと対戦し、タマにEVILを決め優勝した。

2018年[編集]

2018年1月4日、K.E.SIWGPタッグ選手権試合を行い、SANADAとともに第79代王者となる。その翌日、シングル王座との二冠になるため、後藤洋央紀の持つNEVER無差別級王座に挑戦をアピールした。

2月10日、NEW BEGINNINGにて後藤の持つNEVER無差別級選手権試合に挑戦。後藤はこの一戦を「EVILの除霊マッチ」と称し、巨大な数珠を持ち込む。試合中にも数珠を奪い合っての攻防も行った末EVILは敗れた。しかし除霊マッチ敗北後の現在もEVILとして活動している。

2月20日、新日本プロレス公式サイトにて左眼窩庭骨折による欠場を発表。「旗揚げ記念シリーズ」「旗揚げ記念日」全戦欠場した。そしてNEW JAPAN CUPも不参加となった。その後、3月30日の後楽園ホール大会で復帰した。

4月29日、グランメッセ熊本にて前王者組のK.E.SとIWGPタッグ選手権試合を行い防衛に成功。

6月9日、DOMINIONヤング・バックスとIWGPタッグ王座3度目の防衛戦を行う。試合はパートナーのSANADAがピンフォールを取られ、王座から陥落した。その後、アメリカ・サンフランシスコ大会でリマッチを行うも、掟破りのEVILからのメルツァードライバーを食らい、王座戴冠とはならなかった。試合後、IWGPインターコンチネンタル王座から陥落し、その試合で王者になったクリス・ジェリコに滅多打ちにされる内藤を救出する。

7月、G1 CLIMAX28にエントリー。開幕戦でマイケル・エルガンに敗れるも、そこから4連勝をする。しかし、鈴木みのる、棚橋弘至、オカダ・カズチカに立て続けに連敗してしまい、優勝決定戦進出のチャンスを失う。8月10日、日本武道館での最終公式戦で6勝しているジェイ・ホワイトと対戦。ジェイの反則殺法に翻弄され、あわやパイプ椅子攻撃を食らうかという所でEVILを炸裂させ勝利、5勝4敗で勝ち越した。

9月、DESTRUCTIONのシリーズを通しザック・セイバー Jr.との抗争が始まる。17日の別府大会でのタッグマッチではジャックナイフ式エビ固めで敗れ、その後のアメリカ大会でのタッグマッチでも回転足折り固めで敗れてしまい、タッグマッチではあるが2回もピンフォールを取られてしまう。

10月8日、両国国技館大会でザックとのスペシャルシングルマッチが組まれるも、試合開始前にクリス・ジェリコに襲撃され、戦闘不能状態となり試合はノーコンテストとなってしまった。

11月3日、IWGPインターコンチネンタル王者であるジェリコに挑戦するも敗北。

11月17日、SANADAとともにWORLD TAG LEAGUE2018にエントリー。総当たりリーグ戦で10勝3敗という結果となり、リーグ2位で優勝決定戦に進出が決定(勝ち点20でG.O.Dと並んだが、予選で敗れてしまったため、2位となった)。12月9日、岩手産業文化センター・アピオで1位であるG.O.Dと対戦。最後はパートナーのSANADAがラウンディングボディプレスを決め史上2組目の2連覇を果たす。試合後、G.O.Dの持つIWGPタッグ王座への挑戦をアピールすると、大阪城ホール、サンフランシスコで敗れているヤング・バックスも現れ、「ヤング・バックスにも借りがあるからな。まとめてやってやるよ!」とマイクをし、翌年のIWGPタッグ選手権試合は3WAYマッチとなった。

2019年[編集]

2019年1月4日、G.O.D、ヤング・バックスとIWGPタッグ選手権試合3WAYマッチを行い、目まぐるしい戦いを制し、2度目のIWGPタッグ王座を戴冠。

2月3日、北海きたえーるのタッグ選手権試合でSANADAが鈴木みのるからフォールを取り初防衛を果たす。

2月23日、後楽園ホールでリマッチをアピールしていた前王者組のG.O.Dと対戦。最後はSANADAがスーパーパワーボムでピンフォールを取られ、王座陥落。

3月、2年ぶりにNEW JAPAN CUPにエントリー。11日、ベイコム総合体育館で札幌大会でシングルマッチを行ったザック・セイバーJr.と対戦。試合はザックの関節技にギブアップ負けを喫し、1回戦敗退に終わった。

4月6日(日本時間4月7日)、マディソン・スクエア・ガーデンでIWGPタッグ王座とROH世界タッグ王座のダブル選手権試合にSANADAとともに挑戦するが、当時ROH世界タッグ王者であったブロディ・キングがG.O.Dにフォールを奪われてしまっため、王座奪取に失敗。

レスリングどんたくのシリーズ中は石井智宏との抗争に入る。きっかけはNEW JAPAN CUP決勝戦で組まれたタッグマッチで抗争が勃発。試合後もコメントブースで殴り合いにまで発展。 そして5月4日の福岡大会セミファイナルでスペシャルシングルマッチが決定した。石井とのシングルマッチは3年ぶり3回目である。4月26日の広島大会のタッグマッチではシングルマッチ前にピンフォール勝ちを取るも、福岡大会では垂直落下式ブレーンバスターをくらい敗北。

6月9日、IWGPタッグ王者組のG.O.Dに挑戦。途中、邪道の介入があったが、BUSHIが毒霧で排除。リマッチ成功かと思われたが、タマ・トンガに横入り式エビ固めで丸め込まれ、王座奪還とはならなかった[要出典]

7月、G1 CLIMAX 29にエントリー。結果は4勝5敗と負け越しで終わったが、優勝した飯伏や、タッグパートナーのSANADAに勝利するなどインパクトを残した[要出典]

9月16日、鹿児島大会にて、IWGPヘビー級王座挑戦権利証を防衛した飯伏幸太の前に現れ、挑戦を表明する[要出典]

10月、両国大会にて、飯伏と挑戦権利証争奪戦を行うも、最後はカミゴェを決められ敗北。

11月、SANADAと共にWORLD TAG LEAGUEにエントリー。12月8日広島グリーンアリーナ大会での最終戦、ジュース・ロビンソンデビッド・フィンレー組との優勝を懸けた試合に臨むも、最後はフィンレーのACID DROPでフォール負けしてしまい、3連覇とはならなかった。

2020年[編集]

2020年1月、レッスルキングダム14東京ドーム2連戦最終日の第0試合・NEVER無差別級6人タッグ選手権試合・ガントレットマッチにBUSHI、鷹木信悟とともに出場。最後は王者組に勝利。約2年半ぶり4度目の戴冠を果たす。翌日の大田区総合体育館大会にて、またも石井との因縁が勃発(ガントレットマッチにてEVILが石井から直接フォール勝ちしたため。)。

2月1日、札幌2連戦初日の第7試合にて石井とシングルマッチで闘うも、最後は垂直落下式ブレーンバスターで敗れ、対石井戦4連敗となった。

6月、NEW JAPAN CUPに2年連続4回目の出場。椅子攻撃や金的といった反則攻撃を駆使し、1回戦で小島聡、2回戦で後藤洋央紀、準々決勝でYOSHI-HASHI[15]、そして準決勝で同門のSANADAから勝利し、初めて決勝まで進出する。

7月11日、同じく決勝まで勝ち進んだオカダと対戦し、試合終盤でオカダの変形コブラクラッチを受けるもBULLET CLUB外道高橋裕二郎がリング上に乱入し、オカダを攻撃し難を逃れる場面があった。最後は、股間踏みつけからのEVILでオカダに勝利し、NEW JAPAN CUP初優勝となった[16]。この結果、翌日にIWGPヘビー級IWGPインターコンチネンタル二冠王者の内藤とのタイトルマッチが決定した。試合後、内藤がグータッチを求めるもEVILはBULLET CLUBのウルフポーズで返し、内藤に必殺技のEVILを喰らわせた。直後に外道や高橋らBULLET CLUBの日本人メンバーが拍手をしながら現れ、彼らとウルフポーズを交わしBULLET CLUBへの加入を表明した。

7月12日、内藤と二冠タイトルマッチを行った。この試合でも、EVILは椅子攻撃・金的や他選手の介入といった反則行為を積極的に行った後、最後は股間踏みつけからのEVILで内藤を下し、二冠王者となった(二冠ともに初戴冠)。試合中には解説者のミラノコレクションA.T.が持つL・I・J時代のEVILのグッズである鎌を破壊し、怒って飛び出したミラノを鉄柵に投げ飛ばすといった場面もあった。試合後にEVILは、BUSHIのマスクを被り試合中に介入したディック東郷を新しいパレハであると宣言した。また、試合後に同じくL・I・Jメンバーである高橋ヒロムの挑戦表明を受けた。

7月25日、愛知県体育館大会にてヒロムと二冠戦を行った。東郷のアシストを経て、最後はEVILでヒロムからピンフォールを奪い初防衛に成功した。

8月29日、21年ぶりとなるSUMMER STRUGGLE神宮球場大会にて前王者の内藤とリマッチを行う。試合終盤、東郷、外道が介入したもののBUSHISANADAによって排除される。最後はデスティーノでピンフォールを奪われ、王座から陥落した。

9月、BULLET CLUBに加入してから初のG1 CLIMAXを迎えた。初戦にてザック・セイバーJr.のヨーロピアンクラッチに敗れるも、2戦目でYOSHI-HASHIに勝利する。しかし3戦目で矢野通に敗れ、1勝2敗となってしまうもそこから反則行為や東郷の介入を駆使し5連勝(棚橋、内藤からも勝利)。6勝2敗で最終公式戦を迎えた。最終戦でかつてのタッグパートナーのSANADAと対戦。勝てば優勝決定戦進出だったが最後はオコーナーブリッジで丸め込まれ敗北。6勝3敗でリーグ戦を終えた。そして優勝決定戦当日に組まれた内藤&BUSHI vs EVIL&高橋のタッグマッチ終了後、内藤にEVILを喰らわせ、挑戦をアピール。この結果、11月7日の大阪大会で2冠王座のリマッチが決定した。

11月7日、大阪大会にて内藤の持つ2冠王座に挑んだ。EVILも中盤で東郷や高橋を介入させるも、SANADAに蹴散らされてしまいホワイトが乱入し内藤を急襲しに行くが、飯伏がホワイトを追いかけ、最終的に内藤とEVILの2人になった。EVILは最後の最後でEVILを掛けようとするも、張り手、バレンティアからのデスティーノでフォール負けを喫した。

11月15日、WORLD TAG LEAGUEに高橋裕二郎とのタッグでエントリー。G1公式戦で負けたSANADA、矢野、昨年の優勝決定戦で直接ピンフォールを取られたデビッド・フィンレーにEVILで直接勝利するも、3勝6敗と負け越しで終わってしまう。また、優勝決定戦で組まれたタッグマッチにてSANADAとの因縁が再燃。2021年1月5日東京ドーム大会にてスペシャルシングルマッチが決定した。

2021年[編集]

1月5日、東京ドーム2連戦2日目にてSANADAとスペシャルシングルマッチで対戦。場外にテーブルを設置し、SANADAを落とそうとするもセコンドについていた東郷がテーブルに落ちてしまい、最終的にはポップアップ式TKOからのラウンディングボディプレスで敗れた。翌6日、東京ドームシティホール大会にてオカダとの因縁が再燃し、2月27日の大阪城ホール大会メインイベントで対戦することが決定した。

2月27日、大阪城ホール大会にてオカダと対戦。最後は開脚式ツームーストンパイルドライバーからのレインメーカーで敗れた。

3月、NEW JAPAN CUP 2021にエントリー。昨年優勝していることからシードで2回戦からの参戦となった。そして2回戦ではジェフ・コブ、準々決勝では矢野通から勝利し、準決勝でかつての同門である鷹木と対戦するが敗れる。2年連続決勝進出とはならなかった。

4月28日、NEW JAPAN CUPにて矢野に勝利したため、鹿児島アリーナにて矢野の保持するKOPW2021に挑戦。試合は矢野が考案した暗闇創造黒頭巾マッチ(黒頭巾を被った場合のみピンフォールやギブアップなどが有効)で行われた。両者黒頭巾の攻防を繰り広げ、終盤で東郷が場内を暗転させるも切り抜けられてしまう。そして、矢野に黒頭巾を被らされた状態で間違えて東郷にEVILをかけてしまい、驚愕していた所を急所打ちされ、最後は黒頭巾を被った状態で丸め込まれて敗れた。

7月25日東京ドームで棚橋弘至との激闘をし勝った鷹木信悟に映像を流して映像が終わったあと鷹木信悟にEVILをしてIWGP世界ヘビー挑戦をアピールした。

得意技[編集]

L.I.J時代のEVILは、パワーと突進力を兼ねた武骨なパワーファイトを持ち味にしていたが、BULLET CLUB入り以降は急所攻撃やセコンドのディック東郷、高橋裕二郎、SHOの介入などといった反則行為を織り交ぜたスニーキーな試合運びが特徴である。同様な反則行為を行う同僚達と比べると、小細工なしの直線的なラフファイトを行っている。

フィニッシュ・ホールド[編集]

EVIL
現在のEVILのフィニッシュ・ホールド
自らの名前をそのまま冠しており、高いフォール率を誇る。
相手の背後から相手を反転させると同時に向かい合った相手の右脇に自身の頭を通して相手の喉元に自身の右腕を抱え込み組みつて、前方へ大きく振り上げた右足で相手の右足を刈り取り、前方へ倒れ込みながら体重を乗せて相手の後頭部から背中にかけてマットに叩きつける変形大外刈。形としては垣原賢人のカッキー・カッターに近い。
EVILはこの技へ移行する前に、相手の首を掻っ切るポーズを観衆に見せつけてから即座に放っていくムーブを得意としている。また、時々対戦相手に掟破りでされることもあり、そこから敗北してしまうこともしばしばある。
バンシーマズル
変型の腕極め式フェイスロック。
尻餅状態の相手の背後から左腕を取り、その腕を跨ぐ様にして自らの左脚に巻き込み、その状態から相手の顔面を両手で締め上げる変型の腕極め式フェイス・ロック。
Bansheeとは“死を予告する妖精”のことであり、Muzzleは“口輪”を表す言葉。
ダークネス・スコーピオン
「NEW JAPAN CUP」3.21浜松大会の前座戦で初披露したサソリ固めで、技名は公式のツイートから。
初披露で本間朋晃からタップアウト勝ちを奪い、自身とのスペシャルシングルマッチを控えた石井からレフェリーストップ勝ちを収めたほか、WORLD TAG LEAGUE2019では当時のIWGPタッグ王者だったタマ・トンガからタップアウト勝ちを収めている。
“暗黒”SCORPION DEATH LOCKとも呼ばれる。

打撃技[編集]

エルボー
張り手
エルボー・スタンプ
ローリング・エルボー
旋回しながら放つエルボーで、正面から繰り出す他、背面から延髄に向けて放っていく型も使用する。
ランニング・エルボー
EVILが試合を展開する上で頻繁に使用する技。ロープへ走る相手を追走して放つカウンター式も存在する。
ナックルパンチ
逆水平チョップ
チョップ・スマッシュ
ラリアット
助走を付けてから相手の胸元に目掛けて右腕を打ち付け、横に大きく振りぬきながら倒れ込んでいくのが特徴。ローリング式やダイビング式も得意としている。
セントーン

投げ技[編集]

ダークネスフォールズ
変形のスパイン・ボム。試合の中盤以降チェンジオブペースとしてほぼ必ず繰り出される。
ファイヤーマンズキャリーの体勢から相手の上半身を押し上げ、両足を開脚しながらジャンプし尻餅を着いてマットへ着地すると同時に相手を背面からマットに叩きつける。
ブレーンバスター
雪崩式ブレーンバスター
フィッシャーマン・バスター
相手の片腿を抱え込みながら持ち上げ、垂直に落としていく投げ技。決め手になることはないが、チェンジ・オブ・ペースとして好んで使用している。
ジャーマン・スープレックス
主に投げっぱなし式を使用し、場外で敢行する場合もある。
タイガー&ドラゴン・スープレックス・ホールド
相手の左腕をチキンウィング、右腕をハーフネルソンに固めながら後方へ投げる技で、ミスト・クラッシュと同型。投げっぱなし式も使用する。
バックドロップ
相手の股をすくい上げて急角度に落としていく、大剛式を使用している。若手時代はフィニッシャーとして使用されていた。
また相手の腕をクラッチして決めるバリエーションもある。
リバース・フィッシャーマンズ・バスター
EVILの得意技フィッシャーマンズ・バスターを逆向きにアレンジしたもの。実況では、「変型の垂直落下式リバースDDT」や「変形のスナイパー・ドライバー」、「変形のフィッシャーマン・ドライバー」などとよく呼称される。
ダブルアーム・スープレックス

関節技[編集]

サーフボード・ストレッチ
そのまま背中を蹴り上げ顔面をマットにたたきつける。

反則技[編集]

急所攻撃
NEW JAPAN CUP2回戦・後藤洋央紀戦以降、EVILは頻繁に股間攻撃を繰り出している。レフェリーのブラインドを突いてのロー・ブローや仰向けの相手の股間を踏みつける形のほか、バックを取った相手の股間をバックヒールのような形で蹴り上げることもある。
パイプ椅子攻撃
EVILの場合は相手を首にはさんで鉄柱にぶつける、またはその場でパイプ椅子をフルスイングで放つバージョンも使用。

合体・連携技[編集]

マジックキラー
SANADAとの合体技。
EVILが相手をブレーンバスターで抱えて、SANADAが自身の右肩に相手の脚を乗せて2人同時にひねりを加えながら倒れ込み、相手をマットに叩きつけるタッグ技で決める変形スウィング・ネックブリーカー。
EVILとSANADAは、この技でWORLD TAG LEAGUEを制覇するなど同タッグではフィニッシュに多数用いられた。
OUT OF CONTROL
内藤との合体技。相手の体をリフトアップさせ、そのまま相手の両足を下へ引っ張りながら2人は背中からマットに倒れこみ、落下させた相手の背中を叩きつける。

人物・エピソード[編集]

  • 決めのセリフは、「Everything is evil… It's Real」
  • 入場時は大鎌を持参、手に機器を装着し、天井、または自らの顔に向かってレーザー照射をする。EVILの場合は、タッグマッチでは他のメンバーより先行して単独で入場し、同様のパフォーマンスを行う事が多い。北海道、沖縄・海外など飛行機移動を伴う場所での興行では大鎌を持たないこともある。
  • 凱旋帰国した時、EVILは自身がIWGPと新日本を支配すること、そしてL・I・Jを新日本の中でブレイクさせることを目標としていた[17]
  • 凱旋帰国当初は、口数は少なく不気味な英語を話していたが、2017年の棚橋・オカダからの勝利辺りから徐々に日本語で喋るようになった。
  • その内後者の目標は達成している。SANADA、高橋ヒロムとメンバーが増えたが、「L・I・Jメンバーの個性を活かしつつチームとしてまとまっている」とEVILは分析している。NEVER無差別級6人タッグのチャンピオンベルトには最初思い入れはなかったが、EVILはタイトルマッチを行っていく中でベルトの価値が上がったことを感じたという[17]
  • 2017年上半期にタグチジャパンとの闘いが続いていたが、タグチジャパンに関してEVILは「アイツらのお笑いに付き合う気なんてサラサラないし、むしろアイツらはオレたちと絡むことで自分たちの価値を上げていったんじゃないのか?」と専門誌のインタビューで話している[17]
  • SANADAのことを天才と認めている。逆にオカダのことをEVILは「オレが凱旋帰国してから、アイツは常にベルトに絡んでいた。だからといってオレはアイツに負けるなんてまったく思っていなかったし、だからこそオカダ・カズチカの倒し方を見せてやると言い続けていた」と話しており、さらにEVILは「超人オカダ・カズチカの倒し方は一つではない。G1で狂わせたアイツの歯車をさらに狂わせ、両国で時代ごと変えてやる」とオカダとのタイトルマッチを意識した発言を行った[17]
  • 2020年10月25日の幕張大会以降、理由は不明であるが、試合中に対戦相手を本部席近くの鉄柵に思い切り叩きつけ阿部誠リングアナを転倒させるシーンが多々見られるようになった[18]

タイトル歴[編集]

ワールド・オブ・アンプリディクタブル・レスリング
  • WUWライトヘビー級王座[19] : 1回
新日本プロレス

入場テーマ曲[編集]

Evolve
BULLET CLUB入隊後から使用しているテーマ曲。
Black Deeds
EVILとして凱旋帰国してから2020年7月のNEW JAPAN CUP優勝まで使用していたテーマ曲。
2015年11月の凱旋試合から2017年7月のロサンゼルス大会までは鐘音が無い旧バージョンが使用され、2017年のG1 CLIMAXからは曲の冒頭部に鐘音を追加した新バージョンが使用された。
Go for broke
新人時代のテーマ曲。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 「プロレスラー カラー写真名鑑号 2016」p.7、週刊プロレスNo.1821、2015年12月7日増刊、ベースボール・マガジン社
  2. ^ a b c d e 選手名鑑”. 新日本プロレス. 2016年3月24日閲覧。
  3. ^ a b c d 5月13日「Life Goes on!」直前特別企画! 第1試合でデビューを遂げる渡辺高章をクローズアップ!”. 新日本プロレス. 2011年5月12日閲覧。
  4. ^ NWAヒューストン大会で、K.E.Sに天山&ライガーが挑戦!! 渡辺がアメリカデビュー戦で外道とタッグ結成!!”. 新日本プロレス. 2013年12月7日閲覧。
  5. ^ Ring Of Honor TV Results (7/6): Jay Lethal Decides Fate Of Championship Titles, Big Six-Man Tag”. Wrestlinginc.com. 2015年7月6日閲覧。
  6. ^ GFW Live (7/11/15) Mentor, OH – Results & Photos”. WrestlingNewsWorld.com. 2015年7月12日閲覧。
  7. ^ Full ROH Field of Honor Results (8/22): Adam Cole vs Christopher Daniels, Kazuchika Okada vs Roderick Strong and More”. Wrestlezone.com. 2015年8月22日閲覧。
  8. ^ ROH on DA Results - 10/14/15 (Lethal vs. Watanabe)”. Wrestleview.com. 2014年10月16日閲覧。
  9. ^ KING OF PRO-WRESTLING”. 新日本プロレス. 2015年10月12日閲覧。
  10. ^ POWER STRUGGLE”. 新日本プロレス. 2015年11月7日閲覧。
  11. ^ 棚橋とエルガンがタッグ結成! 内藤&EVIL! ROHからジ・アディクション、キングダムがエントリー!『WORLD TAG』出場チーム&公式戦決定!”. 新日本プロレス. 2015年11月9日閲覧。
  12. ^ WORLD TAG LEAGUE 2015”. 新日本プロレス. 2015年12月6日閲覧。
  13. ^ WORLD TAG LEAGUE 2015”. 新日本プロレス. 2015年12月9日閲覧。
  14. ^ レスリングどんたく2016”. 新日本プロレス. 2016年5月3日閲覧。
  15. ^ LIJ4番手扱いの〝暗黒王〟EVILが内藤に宣戦布告! 「強大な敵として立ちはだかってやる」 – 東京スポーツ新聞社” (日本語). 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2020年7月12日閲覧。
  16. ^ 【新日本】EVILがオカダ撃破でNJC初優勝!電撃バレットクラブ入りで内藤に宣戦布告 – 東京スポーツ新聞社” (日本語). 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2020年7月12日閲覧。
  17. ^ a b c d 週刊プロレス2017年9月13日号pp.33-36.
  18. ^ 阿部誠リングアナに直撃インタビュー(前編)! EVIL選手になぜ狙われる? 当初、リングアナはやりたくなかった? 新日本プロレス入りの経緯にも言及!!” (日本語). 2021年5月25日閲覧。
  19. ^ Suimie Sakai@sumippe”. Twitter. 2014年10月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]