石井智宏

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石井 智宏
Tomohiro Ishii 2016.JPG
プロフィール
リングネーム 石井 智宏
本名 石井 智宏
ニックネーム STONE PITBULL
CHAOSの特攻野郎
平成の突貫小僧
悪の切り込み隊長
不退転のヒール
身長 170cm
体重 100kg
誕生日 1975年12月10日 (44歳)
出身地 神奈川県川崎市
所属 新日本プロレス
スポーツ歴 野球
トレーナー 天龍源一郎
長州力
デビュー 1996年11月2日
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石井 智宏(いしい ともひろ、1975年12月10日 - )は、日本プロレスラー新日本プロレス所属。神奈川県川崎市出身。血液型O型。

経歴[編集]

学生時代は野球に熱中していた。1996年に天龍源一郎率いるWARに入門し、1996年11月2日の超電戦士バトレンジャーZ戦でプロレスデビュー。長らく前座戦線で無骨なファイトを繰り広げた。

天龍が新日本プロレスに参戦するようになると、付き人として新日本の巡業に帯同。試合出場はなかったものの、練習には参加し大谷晋二郎高岩竜一ケンドー・カシンなどとスパーリングを行い研鑚を積む[1]

1999年フリーへ転身し、インディーマットを転戦。その後、FECを経て、2002年9月に長州力がサイパンで合宿している処へ単身乗り込み弟子入りを直訴[2]。合宿では厳しさを叩き込まれるも、へこたれることなく耐え抜き、WJプロレス所属選手となる。 2003年8月に「WJ・YOUNG MAGMA杯トーナメント」の決勝で高智政光を破り、優勝[2]。2004年6月に高岩竜一とのタッグでNWAインターナショナルライトタッグ王座を獲得した[2]

8月11日付けでWJを退団。選手会長として立石史代表と共に新たにリキプロを立ち上げ、ファンクラブ「智宏会」を発足させるなどリキプロの若頭的な存在として知らしめた。2006年6月より新日本の矢野通とタッグを結成し、真壁刀義 & 越中詩郎組と抗争を繰り広げ[2]、同団体のリングを主戦場とした。また、同時期に矢野と共に「G・B・H」へ合流し、敵対関係にあった真壁、越中と共闘する[2]。2008年7月12日、新宿FACEで行われたWEWヘビー級選手権試合でマンモス佐々木を破り、同王座を獲得した。

2009年4月、中邑真輔、矢野が立ち上げた新ユニット「CHAOS」の一員として活動[2]井上亘タイガーマスクを相手に抗争を繰り広げたが、いずれも敗北を喫している。

2011年11月12日、POWER STRUGGLEにて、永田裕志とのシングルマッチで激突、永田のバックドロップホールドでピンフォール負けを喫したが、山崎一夫ら解説陣からそのファイトが絶賛され、「石井」コールを湧き上がらせる奮闘を見せた。2012年5月、IWGPインターコンチネンタル王座を保持する後藤洋央紀を襲撃し、20日に同王座に初挑戦。11月19日には新設されたNEVER無差別級王座の初代王者決定トーナメントに出場、特に準決勝で激突した田中将斗との試合は大会ベストバウトとの呼び声が高かった[3]

12月には中邑をパートナーに桜庭和志 & 柴田勝頼組と対戦したが、桜庭からギブアップ負けを喫している。

2013年2月3日、NEVER無差別級王座を保持する田中とタイトルマッチで対戦、田中のスライディングDで敗れ、王座奪取とはならなかったがこの試合は評判となりワールドプロレスリング解説者の金澤克彦によると中継を見た藤田和之も称賛していたという[1]。3月に開幕したNEW JAPAN CUPでは、3年ぶりにエントリーされ、1回戦で小島聡と対戦し、ピンフォール勝ちを収めた。

8月、G1 CLIMAXに初出場。最終日を待たずに予選落ちが確定してしまうが、柴田勝頼や優勝候補の一角とされていた棚橋弘至から勝利を収める活躍を見せた。

2014年2月11日、内藤哲也の保持するNEVER無差別級王座に挑戦。ピンフォール勝ちを収め第3代王者となり、新日本プロレスに上がってから7年8ヶ月で初のタイトル奪取となった。しかし6月29日、高橋裕二郎に敗れ王座から陥落した[4]。10月13日、KING OF PRO-WRESTLINGでのリマッチでは高橋に勝利し、王者に返り咲いた。

2015年1月4日、レッスルキングダム9で真壁刀義の挑戦を受けるも敗北し、王座陥落となった。2月14日、THE NEW BEGINNINGで真壁とのリマッチが組まれるも、真壁がインフルエンザで欠場、王座返上となり、代わりに本間朋晃との王座決定戦が組まれ勝利。再び王者となるも、「真壁を倒してから」と言いベルトを腰には巻かなかった。

4月29日、熊本大会で真壁と対戦するも敗れ、王座から陥落した。7月5日、大阪城ホール大会で三度真壁と対戦するがこれも敗北。

10月12日、KING OF PRO-WRESTLINGで初めて真壁に勝利し、4度目の王座戴冠となった。

2016年1月4日、レッスルキングダム10において、タッグマッチで3連敗を喫している柴田勝頼の挑戦を受けるもピンフォール負けを喫し再びNEVER無差別級王座から陥落した。

2月19日東京・後楽園ホールにてロデリック・ストロングを破りROH世界TV王座を獲得した。新日マットにおいて自身2個目のシングル王座獲得である。

5月3日福岡国際センターでは、自身初となるIWGPヘビー級王座の挑戦者として内藤哲也に挑むも敗退となる。

5月8日アメリカイリノイ州シカゴにおいて、ROH世界TV王座の3度目の防衛ならず王座から陥落する。

2017年1月4日東京ドームにおいて、王者タマ・トンガタンガ・ロア組に 真壁刀義、本間朋晃 組との3ウェイマッチを制し第73代IWGPタッグ王座に君臨(パートナーは矢野通)。新日本マットで初のタッグ王座を獲得した。しかし3月6日大田区総合体育館にて3度目の防衛に失敗し天山広吉小島聡 組に王座を明け渡す。

7月、'''G1 SPECIAL in USA'''にて行われた初代IWGPヘビー級US王座決定トーナメントに出場。1回戦で内藤哲也、2回戦でザックセイバーJr.を破り決勝戦に進出。メインイベントの決勝でケニー・オメガと戦い片翼の天使で敗北。準優勝に終わった。

8月、G1 CLIMAX27にAブロックでエントリー。永田裕志YOSHI-HASHI内藤哲也真壁刀義を破り8点を獲得するも棚橋弘至に敗れ決勝進出はならず。同点タイの3位で終えた。

10月9日、KING OF PRO-WRESTLINGでIWGPヘビー級王座挑戦権利証を懸け、G1で勝利した内藤と対戦するも、23分56秒で内藤に敗れた。

11月、矢野と共にWORLD TAG LEAGUE2017にBブロックでエントリー。結果は4勝3敗という好成績だった。

2018年1月4日、レッスルキングダム12にてNEVER無差別級6人タッグ選手権試合ガントレットマッチに矢野通、バレッタとタッグを組んで挑戦。2番目に登場し、矢野が鈴木軍チーム、本隊チームからピンフォールを取り、バレッタが王者組からピンフォールを取った。この結果により第15代NEVER無差別級6人タッグ王者となった。しかし、翌日の後楽園ホール大会での王者組のリマッチに敗れ、1日で王座陥落となった。

3月、NEW JAPAN CUP2018にエントリー。1回戦でマイケル・エルガンと対戦。29分もの死闘になったがバーニングハンマーに敗れ、1回戦敗退となった。

4月、ザック・セイバーJr.からブリティッシュヘビー級王座を奪取。すると6月、ザックと同じ鈴木軍の鈴木みのるが挑戦表明。その後マンチェスターでタイトルマッチが組まれ、結果は鈴木みのるに敗れ王座陥落。

7月 G1 CLIMAX28にBブロックでエントリー。初戦で矢野通との同門対決に勝利、3戦目で第19代NEVER無差別級王者後藤洋央紀、7戦目で第66代IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、8戦目で第3代IWGPUSヘビー級王者ジュース・ロビンソン、9戦目でSANADAに勝利し、5勝4敗勝ち点10という好成績を残す。また7戦目でケニー・オメガから勝利を挙げたことは話題となり、最終戦でケニーの持つIWGPヘビー級王座に挑戦を表明した。

9月、広島サンプラザホールで行われたIWGPヘビー級選手権試合でケニー・オメガと対戦。30分を超える死闘となるも、片翼の天使に敗れ、王座戴冠とはならなかった。

10月、鈴木みのるの持つブリティッシュヘビー級王座に挑戦し、リマッチに成功。その後、王座を取られた鈴木がリマッチを挑み、11月3日の大阪大会でブリティッシュヘビー級選手権が実現。

19分21秒垂直落下式ブレーンバスターで防衛に成功。

11月、WORLD TAG LEAGUE2018に矢野通とエントリー。初戦でタイチ&ザック・セイバーJr.組と対決し、ザックからレフェリーストップ勝ちを取られてしまう。その後、ザックが石井の持つブリティッシュヘビー級王座に挑戦をアピールした。その後の結果は9勝4敗で3位タイだった。

2019年1月4日、レッスルキングダム13にてWORLD TAG LEAGUEでレフェリーストップを取られたザック・セイバーJr.とブリティッシュヘビー級王座を懸けて闘うも、ザックの関節技に敗れ、王座陥落。

3月、NEW JAPAN CUP 2019にエントリー。1回戦で永田裕志、2回戦でタイチ、準々決勝でYOSHI-HASHIを倒し、準決勝戦で同じCHAOSのオカダ・カズチカと対決。最後はレインメーカーに敗れ決勝進出とはならなかった。 その翌日、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとの8人タッグマッチでEVILとの因縁が勃発する。

4月6日(現地時間)、G1 SUPER CARDの第0試合HONOR RIMBAUDに出場。日本に帰国後のシリーズではNEW JAPAN CUP決勝戦でのタッグマッチで因縁が勃発したEVILとの抗争が始まる。

5月4日、福岡国際センターでEVILとの3年ぶりのシングルマッチに勝利。試合後、前日にNEVER無差別級王者となったタイチが現れ「挑戦させてやる」と題し、NEVER無差別級王座次期挑戦者となった。

6月9日、大阪城ホール大会でタイチに勝利し、約3年8ヶ月ぶりにNEVER無差別級王座を戴冠。石井はこれでNEVER王座史上最多5度目の戴冠となる。

7月、G1 CLIMAX29にエントリー。ブロックはBブロック。無骨なファイトで4勝4敗と勝ち点を伸ばすが、最終戦でタイチに敗北し、4勝5敗勝ち点8でリーグ戦を終了した。 翌日、YOSHI-HASHI、KENTAと組み、 BULLET CLUBと対戦するが、KENTAがまさかの裏切りで敗北。その後、NEVER王座次期挑戦者がKENTAに決定し、ロンドン大会で対戦が決定。

8月31日、ロンドン大会でNEVER無差別級選手権試合が行われ、KENTAと対戦。初防衛かと思われたが、G.O.Dが試合に介入し、まさかの王座陥落を喫する。

9月、NEVER王座陥落のきっかけを作ったG.O.Dの持つIWGPタッグ王座にYOSHI-HASHIと挑戦を表明。15日の別府大会でタイトルマッチが決定した。試合はYOSHI-HASHIがタマ・トンガから勝利をするかと思われるもKENTAが現れ、気をとられたYOSHI-HASHIが丸め込みで敗北。王座戴冠とはならなかった。

得意技[編集]

師である天龍や長州を彷彿とさせるパワーファイトが信条。ワールドプロレスリング解説者の安田拡了からは「昭和プロレスの原型」と称された。普段は少ない技で試合を組み立てるが、大一番ではバリエーション豊かな切り返しを見せ技巧派としての一面もある。

垂直落下式ブレーンバスター
デビュー当初から現在までメインに使用するフィニッシュ・ホールド。垂直に担ぎ上げた相手を脳天からマットへ突き刺す。
身長の低さ故の高さの足りなさを補うため、落とす瞬間に軽く飛び上がり、体重を乗せるという垂直落下式DDTに近いムーブで繰り出す。また、小橋建太のリアル・ブレーンバスターのように、相手を持ち上げてから滞空していることも特徴。
雪崩式ブレーンバスター
石井の場合、垂直に抱え上げた状態から長時間静止し相手の受身を取りづらくしている。後述の串刺し式ラリアットからこの技に移行することが多い。基本的にはセカンドロープから敢行するが、強敵相手にはトップロープからも敢行する。
ラリアット
師である長州も得意とする打撃技。繋ぎ技として使用しているが、時折フィニッシュになることもしばしば見かけられる。また、ショートレンジ式や串刺し式も愛用している。大一番ではスライディング式も使用する。
パワーボム
これも師である天龍が得意とした必殺技でフィニッシュ・ホールドとして用いられていた。また、体重を乗せてがっちりエビで固めるホールド式を使用。極稀に相手のタイツを持ち上げ、ラストライドのような形でたたきつける。
ヘッドバット
相手の頭部に両手を添えてから放つポピュラーな型や、打撃合戦の際に不意に放っていくノータッチヘッドバットを使用する。
2011年11月12日の永田戦ではこの技をきっかけに目蓋からおびただしい量の血が流れ出た。
延髄斬り
ヘッドバット同様、打撃合戦の際に使用。相手の側頭部に放っていくジャンピングハイキックの形になることもしばしばある。
パワースラム
チェンジ・オブ・ペースとして使用。
イシイドリラー[5]
ブレーンバスターの要領で垂直に担ぎ上げ、そのまま後ろへ放り投げずにリバースパイルドライバーの体勢に持ち替えて、マットに叩き付ける。
スコット・スタイナーが使用するSSD(スタイナー・スクリュー・ドライバー)と同型の技。主に垂直落下式ブレーンバスターが返された時に使用される。
ジャーマンスープレックス
ラ・マヒストラル
フランケンシュタイナー
ときおり披露。リバース式なども不意に使用し、石井の器用さがよくわかる技。

タイトル歴[編集]

ROH世界TV王座を腰に巻く石井
NWA
WAR
WEW
天龍プロジェクト
新日本プロレス
ROH
RPW
  • RPWブリティッシュヘビー級王座 2回
SoCal Uncensored
東京スポーツ
  • 2014年度 殊勲賞

その他[編集]

  • 現在の風貌からは想像し難いが、デビュー当時は「高田延彦似の新人」として話題となった。
  • 試合終了後から朝まで酒を飲み、食事も摂らず昼過ぎまで眠り、また試合に臨むという不規則な生活を送ることが多いが、練習や試合はキッチリこなす。前述のファイトスタイルとも合わせて「昭和を感じさせるレスラー」と評されることが多い。
  • 試合中はヒールに徹しているが、自身のブログではCHAOSメンバーやドン・フジイ等のレスラー仲間、各地のファンと酒宴に興じる気さくな一面を見せている。また、ブログでは「チーンし!」という独自の挨拶を多用する(『チーンし』の意味は今のところ不明)。
  • 2011年11月の天龍源一郎35周年記念大会に際して寄せたビデオコメントでは、「今日の試合もWAR魂でがんばりますので…」と言うが、スタッフにその日試合が組まれていないことを告げられ、慌てる一幕があった。
  • 2016年のテレビアニメ『タイガーマスクW』では劇中のキャラクターとして「石井智宏」が登場している(声は乃村健次)。
  • 阪神ファン
  • 前述の通り不規則な生活のせいか胃腸が弱く巡業には常に新ビオフェルミンS錠を携帯している。
  • 自炊が得意でよくブログにも料理の写真を載せている。

入場テーマ曲[編集]

THIS ONE / WJ.ROCK's
新日本プロレスワールドでは「権利上の都合」の対象曲となっていた為、放送時は楽曲の差し替えまたは消音対応が行われていた。
Stone Pitbull / MAY'S
2015年12月19日の後楽園ホールより使用。本曲は新日本プロレスワールドの「権利上の都合」の対象外となった為、放送時もそのまま流されるようになった。

出演[編集]

ミュージックビデオ[編集]

  • 「ダーリン」MAY'S(2016年12月1日、日本クラウン「Loving」収録)[7]無口な彼氏役

脚注[編集]

外部リンク[編集]