畠田瞳
| ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||
生年月日 | 2000年9月1日(24歳) | |||||||||||||||||
生誕地 | 広島県 | |||||||||||||||||
故郷 | 東京都町田市 | |||||||||||||||||
身長 | 155 cm | |||||||||||||||||
体重 | 46 kg | |||||||||||||||||
所属 | セントラルスポーツ | |||||||||||||||||
学歴 | 町田市立南成瀬中学校→日本体育大学荏原高校→早稲田大学 | |||||||||||||||||
引退 | 2022年4月21日 | |||||||||||||||||
|
畠田 瞳(はたけだ ひとみ、2000年9月1日 - )は、日本の元体操競技選手。セントラルスポーツ所属[1]。
略歴
[編集]実父はバルセロナオリンピック団体総合の銅メダリストである畠田好章、実母も元ユニバーシアード代表の体操選手というDNAを持ち[1]、妹の畠田千愛も現役の体操選手である。広島県生まれで[2]東京都町田市育ち[1]。小学3年次から体操競技を始め、実母がコーチを務めた[1][2]。実父が鉄棒が得意種目であったが、瞳も段違い平行棒が得意種目である[2][3]。
2018年5月のNHK杯体操選手権兼世界選手権代表選考会において個人総合で3位となり[4]、カタールのドーハで開催される世界選手権の日本代表候補となった[2]。
2019年、イタリア・ナポリで行われたユニバーシアードでは個人、団体総合を含む4つの金メダルを獲得。同年10月に行われた世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)では団体総合で11位(決勝進出は逃す)に入り、東京オリンピックの団体出場権獲得[5]に貢献した。
2019年12月16日に妹の畠田千愛とともにアミューズとマネージメント契約を締結した[6]。
2021年、東京オリンピック代表入りをかけた全日本で2位に入ると、続くNHK杯でも2位に入り、村上茉愛、平岩優奈、杉原愛子とともに自身初となるオリンピック代表に内定した。また、父の畠田好章とともに父娘でのオリンピック代表となった[7]。
2020年東京オリンピック体操女子団体総合には、村上、平岩、杉原とともに出場し予選を8位で通過し、決勝で順位を上げたものの5位となった[8]。オリンピック後の同年10月、北九州市で行われた世界選手権では個人総合予選を4位で通過したが、練習中に首を負傷し、中心性脊髄損傷・頸椎打撲と診断され、決勝を棄権。さらにコロナ禍による大会の延期や中止も重なり、モチベーション維持が困難であることを理由に、2022年4月開催予定の全日本選手権を最後に現役引退することを発表[9]。
2022年4月21日、東京体育館で行われた全日本選手権はゆかのみの出場。演技では着地でつぶれたり、足下がふらつくこともあったが、11.266のスコアで終え、競技生活に幕を下ろした[10]。引退から4日後の同年4月25日に所属先のセントラルスポーツで引退会見を行い、今後は「大学院にも行って、英語を話したいので海外留学はアメリカに行きたい」と、引退後の夢を語ったうえで、「最終的には体操の指導に関わりたい」と指導者への道へ進むことをほのめかした。会見後に妹・千愛から花束が贈られるひと幕も見られた[11]。
2023年3月に早稲田大学を卒業し、現在はセントラルスポーツでコーチとして活動中。同年の世界選手権では妹・千愛[12]のコーチとして日本代表に帯同した。
脚注
[編集]- ^ a b c d 角かずみ (2018年5月20日). “17歳・畠田瞳、総合3位で初世界キップ!コーチの母は涙/体操”. sanspo.com. 2018年5月25日閲覧。
- ^ a b c d “期待のアスリート徳島から世界へ【5】畠田瞳、千愛”. 徳島新聞 (2018年2月12日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ “畠田 瞳”. 体操NIPPONオフィシャルファンサイト. 2018年5月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “畠田瞳は女子総合3位 体操NHK杯”. 徳島新聞 (2018年5月19日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ 前年の世界選手権の上位3か国であるアメリカ、ロシア、中国を除く。
- ^ 株式会社アミューズ (2019年12月16日). “若手女子アスリートの躍進をサポート!女子体操 畠田瞳選手、畠田千愛選手とのマネージメント契約締結に関するお知らせ”. PR TIMES. 2020年5月17日閲覧。
- ^ “畠田瞳、父娘五輪代表「どこでもドア」は夢の表彰台につながる”. スポニチアネックス. 2021年5月16日閲覧。
- ^ “体操女子団体、日本は5位…57年ぶりのメダルならず”. 読売新聞 2021年7月26日閲覧。
- ^ “東京五輪代表畠田瞳が現役引退へ 4月全日本最後に 体操女子中心選手引退続く”. デイリースポーツ. 2022年3月22日閲覧。
- ^ “引退表明の畠田瞳が床で「ラストダンス」母と抱き合い涙「皆さまの前で演技できたのは最高」”. 日刊スポーツ. 2022年4月21日閲覧。
- ^ “東京五輪代表の体操・畠田瞳が引退会見 今後は「大学院、海外留学行きたい」指導者の道にも興味”. 日刊スポーツ. 2022年4月25日閲覧。
- ^ 本来は補欠であったが、当初の代表メンバーであった渡部葉月が2023年8月の練習中に前十字靭帯損傷を発症したため、繰り上げによるもの。
外部リンク
[編集]- 畠田瞳(セントラルスポーツ)
- 畠田瞳(アミューズ) - ウェイバックマシン(2020年11月1日アーカイブ分)
- 畠田瞳 - 国際体操連盟のプロフィール
- 畠田瞳 - Olympedia