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海野翔太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
海野 翔太
海野 翔太の画像
2023.11.04
プロフィール
リングネーム 海野 翔太
本名 海野翔太
ニックネーム SHOOTER
ROUGHNECK
身長 183cm[1]
体重 103kg[1]
誕生日 (1997-04-17) 1997年4月17日(28歳)[1]
出身地 東京都世田谷区[1]
所属 新日本プロレス
スポーツ歴 野球
トレーナー 永田裕志
棚橋弘至
獣神サンダー・ライガー
天山広吉
ジョン・モクスリー
デビュー 2017年4月13日[1]
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海野 翔太(うみの しょうた、1997年4月17日 - )は、日本男性プロレスラー東京都世田谷区出身。新日本プロレス所属。血液型AB型。

来歴

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レフェリーの父の影響で幼い頃からプロレスを観戦し、2008年8月の父(レッドシューズ海野)のレフェリー生活20周年興行と2009年1月4日に東京ドームで行われた武藤敬司棚橋弘至戦を見てレスラーになる決意を固めた[2]

学生時代は野球を10年間経験していた[1]2014年内藤哲也G1前公開練習『野球特訓』にノッカーとして参加している[3]

新日本プロレス

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ヤングライオン時代

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2016年3月新日本プロレスに入門[1]。父がレフェリーで、息子がプロレスラーの組み合わせは同じ新日本プロレスの柴田勝久柴田勝頼の例がある。2017年4月13日新宿FACEで開催されたLION'S GATE PROJECT4で父のレフェリングの元、KAIENTAI DOJOTAKAみちのくを相手にデビュー。試合はTAKAのジャストフェイスロックで海野がギブアップ負け[4]

2017年10月から12月にかけて開催されたヤングライオン杯では最終戦で川人拓来 (現・マスター・ワト) に敗れるなど、2勝4敗に終わった。

2019年3月NEW JAPAN CUPに初出場。10日の尼崎大会で棚橋と1回戦を戦い、ギブアップ負け。

6月DOMINIONにて元WWEスーパースターのジョン・モクスリーとシングルマッチが組まれ敗北。その後モクスリーG1 CLIMAX29の前哨戦タッグパートナー兼公式戦セコンドとなる。

海外遠征

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2021-06-25

2019年11月よりイギリスに長期海外遠征し、主にRPWに参戦する。

2020年新型コロナウイルス感染症蔓延により試合出場を中断していたが、2021年7月より再開している。

2021年9月からはウィル・オスプレイの率いるUNITED EMPIREと抗争が勃発、11月にはオスプレイの持つRPWブリティッシュ・ヘビー級王座に挑戦。デスライダーを見舞うなど追い込む場面もあったが最後はヒドゥン・ブレイドを浴び敗れた。

2022年4月16日(現地時間)、アメリカイリノイ州シカゴにて行われた新日本プロレスのビッグマッチ『Windy City Riot』にて、ジェイ・ホワイトの対戦相手としてサプライズ参戦。海野も棚橋を彷彿とさせるコスチュームと金髪姿で果敢に攻め込むが、最後はブレードランナーの前に敗れた。5月1日、RPWブリティッシュ・クルーザー級王座を保持するマイケル・オクとシングルマッチで対戦[5]6月AEWと新日本プロレスの合同大会『AEW × NJPW: Forbidden Door』でエディ・キングストン、ウィーラー・ユウタと共にクリス・ジェリコ鈴木みのる、サミー・ゲバラ組と対戦。ジェリコに掟破りのウォール・オブ・ジェリコを仕掛けるなど追い込むが、最後はジュダス・エフェクトを浴び敗れた。7月10日、RPWで行われたAEWオールアトランティック王座を保持するPACの初防衛戦の対戦相手に指名される[6]。試合はPACにブルータライザーを決められ、防衛を許した。10月1日ロンドンで開催されるROYAL QUEST Ⅱの1日目のメインイベントでIWGP USヘビー級王座を保持するウィル・オスプレイとスペシャルシングルマッチでの対戦が決定した[7]

凱旋帰国後

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2024年04月26日

2022年11月5日大阪府立体育会館大会にてメインイベントのIWGP USヘビー級王座選手権試合で内藤を下した直後のオスプレイの前に現れ、US王座への挑戦を表明した[8]

11月20日有明アリーナ大会で行われた「Historic X-over」にてオスプレイの持つUS王座に挑戦。海野も変形のデスライダーを決めるなど追い込むが、オスプレイのストームブレイカーの前に敗れた[9]

2023年1月4日東京ドーム大会「武藤敬司新日本プロレスラストマッチ」で、武藤敬司棚橋弘至とトリオを結成し、内藤哲也SANADABUSHIと対戦。海野がBUSHIからピンフォール勝ち[10]

4月8日両国国技館大会でザック・セイバーJr.NJPW WORLD認定TV王座に挑むも敗北[11]

9月からの「DESTRUCTION」シリーズにおいて、STRONG STYLEの軍団対抗戦が勃発。6人タッグ7番勝負が行われ(パートナーは永田裕志マスター・ワト)、3勝3敗1分けの五分で終えた[12]

2023年11月4日、「POWER STRUGGLE ~SUPER Jr.TAG LEAGUE 2023~」にてオスプレイの持つUS王座に挑戦。ストームブレイカーで敗北[13][14]

WORLD TAG LEAGUE 2023」では同期でライバルの成田蓮とタッグを結成しエントリー。しかし、リーグ最終戦の12月6日唐津市文化体育館大会で成田は裏切り、HOUSE OF TORTUREに電撃加入。ここから遺恨抗争に突入[15]

2024年1月2日プロレスリング・ノア有明アリーナ大会で清宮海斗大岩陵平稲葉大樹近藤修司宮脇純太とノア&新日本連合軍を結成し、EVIL、成田蓮、高橋裕二郎SHO金丸義信ディック東郷のHOUSE OF TORTUREと6vs6イリミネーションマッチでプロレスリング・ノア初参戦[16]

2024年1月23日後楽園ホール大会で成田蓮との遺恨マッチに勝利[17]

NEVER無差別級王座前王者であるタマ・トンガから王座奪還を託され、2024年2月23日北海きたえーる大会で、EVILの持つNEVER無差別級王座に挑戦するも敗北[18]

2024年5月11日オンタリオ大会にて、師匠であるジョン・モクスリーの持つIWGP世界ヘビー級王座に挑むも敗北[19]

2024年9月14日、登別市総合体育館大会で行われた「室蘭歯科医師会presents 登別温泉入浴券争奪 登別ランボー」に参戦。ザック・セイバーJr.をオーバー・ザ・トップロープさせ、入浴券獲得[20]

2025年1月4日、東京ドーム大会メインイベントにてザック・セイバーJr.の持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦し敗北[21]

2025年2月11日、大阪府立体育会館大会にてグレート-O-カーンとのスペシャルシングルマッチで敗北。試合後バリカンを手にしたオーカーンに襲われてしまうが自らの手で頭を刈った[22]

2025年3月20日アオーレ長岡大会で行われたNEW JAPAN CUP決勝戦でデビッド・フィンレーに敗れNEW JAPAN CUP 2025 準優勝[23]

2025年4月5日、両国国技館大会にて棚橋弘至ファイナルロード継で棚橋弘至から勝利[24]

2025年4月11日、Wintrust Arena大会にて指名を受けた後藤洋央紀の持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦し敗北[25]

エピソード

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  • モクスリーからはシューター(Shooter)のニックネームで呼ばれており、2019年のクリスマスにはモクスリーからDEATH RIDERSと施されたジャケットをプレゼントされている[26]

得意技

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Second Chapter
現在の海野のフィニッシャー。2025年のNEW JAPAN CUPより使用。変形フィッシャーマン・バスター[27]
デスライダー
相手の頭部を左脇下に抱えながら自分の両腕を相手の両脇に差し込んだ状態で左足を振りかぶり、勢いよく後方へ倒れ込むことで脳天からマットに突き刺すスナップ式・ダブルアーム式DDT[28]
海野の師匠・モクスリーは高角度式のパラダイムシフトをデスライダーと称しているが、海野のデスライダーはパラダイムシフトと同形である。
この他にも、相手を持ち上げてから移行する変形デスライダースイング式デスライダーも見せることがある[29][13]
2023年11月4日のPOWER STRUGGLEでは雪崩式を敢行したが、反動を付けたために相手が背中から落ちてしまい失敗した[13][30]
STF
2023年のG1 CLIMAX前にG1史上最多の優勝回数を誇る蝶野正洋から直接指導を受け、グラウンドでのフィニッシュムーブとして使用[31]
フィッシャーマンズ・スープレックス
ブレイズブレイド
後頭部へのランニングエルボースマッシュ[32]。技名はtwitterでの公募で決まった[33]
クローズライン[34]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 【4月13日(木)『LION’S GATE』全カード決定!】メインは永田&岡vs中西&北村! 川人vsデスペラード!“新人”海野がデビュー! 全日本プロレス勢も参戦! ”. 新日本プロレス公式サイト. 2017年3月27日閲覧。
  2. ^ 海野レフェリーの息子、デビュー戦で父に裁かれ「新日本のてっぺんに昇ります」
  3. ^ 2014.7.18 PUBLIC EXERCISE TETSUYA NAITO”. YouTube. 2017年5月8日閲覧。
  4. ^ LION’S GATE PROJECT4 – 東京・新宿FACE – 第1試合”. 新日本プロレス公式サイト. 2017年4月13日閲覧。
  5. ^ RevPro (2022年4月18日). “Sheffield: Shota Umino to collide with Michael Oku” (英語). RevPro. 2022年9月27日閲覧。
  6. ^ RevPro (2022年7月3日). “Sheffield: AEW All-Atlantic Championship Defence Set. PAC IS BACK!” (英語). RevPro. 2022年9月27日閲覧。
  7. ^ 【現地時間・10月1日(土)ロンドン大会“初日”全カード決定!!】メインは、オスプレイvs海野! IWGPタッグ王座戦でFTRにオージーオープンが挑戦!タマ&ヒクレオが合体、棚橋、邪道とカルテット結成!!”. www.njpw.co.jp. 2022年9月27日閲覧。
  8. ^ バトル・オータム '22”. www.njpw.co.jp. 2022年12月4日閲覧。
  9. ^ Historic X-over”. www.njpw.co.jp. 2022年12月4日閲覧。
  10. ^ 【新日本】武藤敬司が古巣ラストマッチで輝き放つ 来月の引退試合へ向け「いい形で東京ドームを吸収できたよ」”. 東スポWeb (2023年1月4日). 2023年1月4日閲覧。
  11. ^ 【新日本】ザック 海野翔太との熱戦制しTV王座防衛 15日米大会でトム・ローラーとV5戦へ”. 東スポWeb (2023年4月8日). 2023年4月8日閲覧。
  12. ^ 【新日本】みのる&成田&デスペラードの「ストロングスタイル」 永田&海野&ワトと7番勝負で激突”. 東スポWeb (2023年8月19日). 2023年8月19日閲覧。
  13. ^ a b c 【新日本】海野翔太 40分超の死闘の末にUS王者オスプレイに敗れ…涙「御恩は一生忘れません」”. 東スポWEB (2023年11月5日). 2023年11月5日閲覧。
  14. ^ POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2023~ – 大阪・大阪府立体育会館 第10試合”. www.njpw.co.jp. 2023年11月5日閲覧。
  15. ^ 【新日本】成田蓮 まさかの H.O.T 電撃加入! 同期の海野翔太を裏切り「俺は今、最高の気分だよ」”. 東スポWeb (2023年12月6日). 2023年12月6日閲覧。
  16. ^ 【ノア】海野翔太が緊急参戦 清宮海斗らと連合軍結成でH.O.Tと6対6イリミネーション戦にカード変更”. 東スポWeb (2023年12月22日). 2023年12月22日閲覧。
  17. ^ 【新日本】成田に激勝の海野翔太がオカダ所属最終戦で魂の誓い「新時代の新日本プロレスの新エースは俺だ」”. 東スポWeb (2024年1月24日). 2024年1月24日閲覧。
  18. ^ 【新日本】EVILが海野翔太下しNEVER王座V1「これが現実だよバカヤロー」”. 東スポWeb (2024年2月23日). 2024年2月23日閲覧。
  19. ^ 【新日本】ジョン・モクスリーが海野翔太下しIWGP世界王座V3も… EVIL乱入でベルトがまさかの〝暗黒化〟”. 東スポWeb (2024年5月12日). 2024年5月12日閲覧。
  20. ^ 【新日本】地獄の底から戻って来た“怨念坊主”飯塚高史が野上アナウンサーを襲撃!『登別ランボー』は海野が優勝”. プロレスTODAY (2024年9月15日). 2024年9月15日閲覧。
  21. ^ 【新日本】海野翔太 王者ザックに完敗も…腐る気配なし「ブーイングなんか当たり前だよ」”. 東スポWeb (2025年1月4日). 2025年1月4日閲覧。
  22. ^ 【新日本】大ブーイングの海野翔太がオーカーンに屈辱敗戦 試合後自らバリカンで髪切る ”. 東スポWeb (2025年2月11日). 2025年2月11日閲覧。
  23. ^ 【新日本・NJC】海野翔太 フィンレーとの決勝に敗れ初タイトルに届かず 4・5両国大会で棚橋弘至と対戦へ”. 東スポWeb (2025年3月20日). 2025年3月20日閲覧。
  24. ^ 【新日本】海野翔太が棚橋弘至との一騎打ちに勝利し「オレの選択肢はたった一つだ。新日本プロレス本隊こそが、正義だ!」と決意表明”. プロレスTODAY (2025年4月5日). 2025年4月6日閲覧。
  25. ^ 【新日本】IWGP世界王者・後藤洋央紀がシカゴの地でV4 海野翔太にメッセージ「強くなれ」”. 東スポWeb (2025年4月12日). 2025年4月12日閲覧。
  26. ^ https://twitter.com/shooter_us/status/1209624962417512448?s=21
  27. ^ 【新日本・NJC】海野翔太が鷹木信悟撃破し初優勝に王手 沈黙破りフィンレーに「必ずお前をぶっ倒してやる」」『東京スポーツ』2025年3月17日。2025年3月17日閲覧。
  28. ^ (日本語) 【新日本プロレス 技図鑑】デスライダー / 海野 翔太 #shorts, https://www.youtube.com/watch?v=776pmDQZYPY 2023年11月5日閲覧。 
  29. ^ 【写真】清宮海斗27歳はもはや“期待の若手”ではない…新日本プロレスのイチオシ「令和闘魂三銃士」を相手に“ノアの代表”が見せつけた違いとは(原壮史)”. Number Web - ナンバー. 2023年11月5日閲覧。
  30. ^ オスプレイ、海野翔太との40分超え激闘制しIWGP US王座V3も乱入のフィンレーがベルトを破壊(スポーツ報知)”. Yahoo!ニュース. 2023年11月5日閲覧。
  31. ^ 蝶野正洋が必殺技STFを伝授【新日本プロレスG1 CLIMAX】初出場制覇を目指す海野翔太が最多優勝者に直談判!”. YouTube (2023年7月9日). 2023年7月9日閲覧。
  32. ^ 11/4【新日本】オスプレイがUS&UK王座死守も…乱入フィンレーがハンマーでベルト破壊 モクスリー…|プロレス格闘技DX”. dx-sp.gsj.bz. 2023年11月6日閲覧。
  33. ^ https://twitter.com/Shooter_us/status/1680920061878620161”. X (formerly Twitter). 2023年11月6日閲覧。
  34. ^ 【新日本・NJC】丸刈りで再起の海野翔太がオーカーンに雪辱 新必殺技さく裂も無言で退場」『東京スポーツ』2025年3月12日。2025年3月2日閲覧。

外部リンク

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