Saori (音楽家)

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Saori
2016年11月撮影
基本情報
出生名 藤崎 彩織
生誕 (1986-08-13) 1986年8月13日(37歳)
日本の旗 日本大阪府吹田市
出身地 日本の旗 日本東京都大田区
ジャンル J-POP
実験音楽
ギターポップ
ロック
ジャズラップ
職業 ミュージシャン
ピアニスト
作詞家
作曲家
小説家
エッセイスト
担当楽器 ピアノ
キーボード
アコーディオン
グロッケンシュピール
コーラス
活動期間 2006年 -
レーベル Lastrum
2009年 - 2010年
トイズファクトリー
2011年 - 2020年
Virgin Music
2020年 - )
配偶者 池田大(2017年 - )
事務所 ラストラム・ミュージックエンタテインメント
(2009年 - 2014年
TOKYO FANTASY
(2014年 - )
共同作業者 SEKAI NO OWARI

Saori(さおり、1986年昭和61年〉8月13日 - )は、日本ミュージシャン小説家。本名は池田彩織(いけだ さおり)で、旧姓と旧称は藤崎彩織(ふじさき さおり)。小説家として活動する際は旧姓名義を使用する。4人組ロックバンドSEKAI NO OWARIのメンバー。大阪府吹田市生まれ、東京都大田区出身。

人物[編集]

作詞、作曲ともに手がける。サウンドレコーディングの際はディレクターを務め進行を指揮し、ライヴでは総合演出を務める。

5歳の時にクラシックピアノを始め、大田区立東調布第三小学校大田区立大森第七中学校を経て東京都立芸術高等学校音楽科[1]洗足学園音楽大学ピアノ科を卒業[2]。音楽科の教員免許も取得しており、ピアノ講師としても4年間のバイト経験がある。

FukaseNakajinは小学校、中学校の先輩である。Fukaseとは幼稚園も同じ。また中学校時代の同級生にはプロボクサーの田口良一WBA世界ライトフライ級王者)がいる[3]。メンバーの中では唯一ブログを書いていたが、2015年7月14日以降更新されていない[4]

2017年1月12日、俳優の池田大との結婚を発表[5]。同年8月18日第一子妊娠を公式Webサイトで発表し[6]、年末に第一子(男児[7][8])が誕生したことを発表[9]

2017年10月、初の小説『ふたご』(文藝春秋)を刊行(藤崎彩織名義)[10]。同作で第158回直木三十五賞候補に挙がったが[11][12]、受賞は逃した[13]。その後、2018年6月17日に『ふたご』はTBSラジオでラジオドラマ化された(西山夏子役に広瀬アリス、月島悠介役に千葉雄大[14]

2018年12月15日、文藝春秋からエッセイ『読書間奏文』を刊行(藤崎彩織名義)[15]。2021年8月3日、水鈴社からエッセイ『ねじねじ録』を刊行(藤崎彩織名義)[16]

2023年4月27日、水鈴社からエッセイ『ざくろちゃん、はじめまして』を刊行 (藤崎彩織名義)。

使用機材[編集]

ピアノ
  • Roland・FP-4
  • Roland・RG-3
  • Roland・RD-700NX

「ピエロ」のレコーディングで使用された。

スノーマジックファンタジー」のレコーディングで使用された。

ミキサー
その他

「Dragon Night」のレコーディングで使用されたアコーディオン

「ムーンライトステーション」のレコーディングで使用された大正琴

提供楽曲[編集]

小説[編集]

エッセイ[編集]

  • 読書間奏文(文藝春秋、2018年)
  • ねじねじ録(水鈴社、2021年)
  • ざくろちゃん、はじめまして(水鈴舎、2023年)

連載[編集]

外部リンク[編集]

saori(藤崎彩織) (@saori_skow) - X(旧Twitter)
saori(藤崎彩織) (@saori_fujisaki) - Instagram

脚注[編集]

  1. ^ セカオワSaori「彼が精神病になって」Fukaseとの高校時代を語る(モデルプレス・2014年10月20日)
  2. ^ 活躍する卒業生”. 洗足学園音楽大学. 2017年12月20日閲覧。
  3. ^ “王者田口、セカオワSAORIから祝福”. デイリースポーツ. 神戸新聞社. (2015年1月30日). https://www.daily.co.jp/ring/2015/01/30/0007699700.shtml 2017年12月30日閲覧。 
  4. ^ HELLO ENDING
  5. ^ “セカオワSaori&俳優・池田大が結婚へ Nakajinも一般女性との婚約発表【コメント全文】”、2017年1月12日閲覧。
  6. ^ Saoriからの大切なお知らせです。(SEKAI NO OWARI公式Webサイト)
  7. ^ セカオワSaori、2歳の息子写真に「美少年」「まつげ長すぎ」と反響殺到 - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース. 2021年8月31日閲覧。
  8. ^ Saori、誕生日祝う2歳長男の音声を公開 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月31日閲覧。
  9. ^ “セカオワSaori、昨年末に第1子出産「ぽろぽろと涙が溢れてきました」”、2018年1月4日閲覧。
  10. ^ “セカオワSaoriこと藤崎彩織の初小説『ふたご』10月刊行 手書き原稿も”. CINRA.NET (株式会社 CINRA). (2017年9月5日). https://www.cinra.net/news/20170905-saori 2017年12月20日閲覧。 
  11. ^ 第158回直木三十五賞候補作品決定”. 公益財団法人日本文学振興会. 2017年12月20日閲覧。
  12. ^ “セカオワSaori、初小説『ふたご』が直木賞候補!吉報に「噛み締めたい」”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2017年12月20日). https://www.sanspo.com/article/20171220-6UUOQCYECZP67KD2SONOE6G65Y/ 2017年12月20日閲覧。 
  13. ^ “直木賞は門井慶喜氏「銀河鉄道の父」 セカオワSaoriは受賞ならず”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年1月16日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/16/kiji/20180116s00041000224000c.html 2018年1月16日閲覧。 
  14. ^ TBSラジオドラマスペシャル SEKAI NO OWARI 藤崎彩織 原作『ふたご』6月17日放送決定!(TBSラジオ)、2018年6月17日閲覧
  15. ^ “SEKAI NO OWARI・藤崎彩織、12月に初のエッセイ『読書間奏文』発売”、2018年11月26日閲覧。
  16. ^ ねじねじ録|水鈴社”. 水鈴社. 2021年7月31日閲覧。