大きな古時計

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  • 大きな古時計[1]
  • 大きな古どけい[1]
大きな古時計
Grandfather's Clock
ヘンリー・クレイ・ワーク楽曲
リリース1876年
規格楽譜
ジャンルポピュラー・ソング
作詞者ヘンリー・クレイ・ワーク
作曲者ヘンリー・クレイ・ワーク

大きな古時計」(おおきなふるどけい、: My Grandfather's Clock)は、アメリカ合衆国ポピュラー・ソング

おじいさんの古時計」という邦題もある[注 1]

作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワークで、1876年に発表され、当時アメリカで楽譜が100万部以上売れた。

内容[編集]

おじいさんが生まれた時から90年間[注 2]保富康午による日本語詞では100年間)ずっと時を刻み続けてきた大きなのっぽの古時計が、おじいさんが亡くなった後の今では、もう動かなくなっている」と言うのが、歌詞の内容である。

作詞に至る実話[編集]

ワークが1874年イギリスを旅行した際、ダラムにある「ジョージ・ホテル」に泊まった。このホテルの玄関ロビーに動いていない大きな振り子時計が置いてあった。ホテルのスタッフに理由をたずねると、数年前までそのホテルはジェンキンスという兄弟が経営していた。ある日、弟が病死するとそれまで正確に動いていた時計が遅れ出した。そのあとを追うように兄も世を去るとついに時計は止まってしまった。針がさしていた時刻はちょうど兄が亡くなった11時5分(720分の1の確率)。その後、修理しても2度と動き出すことはなかった、という。

また、アメリカ・マサチューセッツ州グランビーにある、ワークの妻サラの生家にも代々伝わってきた、18世紀後半の制作とされる、大きな振り子時計があった。

歌詞[編集]

{
\set Staff.midiInstrument = #"voice oohs" \key bes \major \partial 4 \relative f' {
 f \bar "|" bes a8 bes c4 bes8 c | d4 es8. d16 g,4 c8 c | bes4 bes8 bes a4 a8 a | bes2. f8 f \break
 bes4 a8 bes c4 bes8 c | d4 es8. d16 g,4 c8 c | bes4 bes8 bes a a a4 | bes2. bes8 d \break
 f4 d8. c16 bes4 a8 bes | c bes a g f4 bes8 d | f4 d8. c16 bes4 a8 bes c2. f,8 f \break
 bes r r4 c8 r r4 | d16 d d8 es8. d16 g,4 c8 c | bes2 a | bes2. \bar "|."
}}

My grandfather's clock was too large for the shelf,
So it stood ninety years on the floor.
It was taller by half than the old man himself,
Though it weighed not a penny weight more.
It was bought on the morn of the day that he was born,
And was always his treasure and pride.
But it stopped short, never to go again
When the old man died.

CHORUS:
Ninety years with out slumbering, tick, tock, tick, tock
His life seconds numbering, tick, tock, tick, tock
It stopped short, never to go again
When the old man died.

In watching its pendulum swing to and fro
Many hours had he spent while a boy.
And in childhood and manhood the clock seemed to know
And to share both his grief and his joy.
For it struck twenty-four when he entered at the door
With a blooming and beautiful bride.
But it stopped short, never to go again
When the old man died.
CHORUS

My grandfather said that of those he could hire,
Not a servant so faithful he found.
For it wasted no time, and had but one desire,
At the close of each week to be wound.
And it kept in its place, not a frown upon its face
And its hand never hung by its side.
But it stopped short, never to go again
When the old man died.
CHORUS

It rang an alarm in the dead of the night
An alarm that for years had been dumb.
And we knew that his spirit was pluming for flight
That his hour of departure had come.
Still the clock kept the time with a soft and muffled chime
As we silently stood by his side.
But it stopped short, never to go again
When the old man died.

CHORUS

和訳

私のおじいさんの時計は、大きすぎて棚に入らなかった。
だから、90年間床に置かれていた。
おじいさんより背が半分以上もあった。
全然重く(1ペニーも)無かったのに。
おじいさんが生まれた日の朝に買ってきた物で、宝物であり、いつも自慢にしていた。
でも、すぐ止まってしまって、二度と動かなかった。
おじいさんが亡くなったその時に。

90年間休むことなくチクタク、
彼の人生の時を刻み続けた。チクタク、チクタクと
でも、すぐ止まってしまって、二度と動かなかった。
おじいさんが亡くなったその時に。

振り子があっちに、こっちに揺れるのを少年の頃はずっと眺めていた。
時計は、彼の子供の時代も大人の時も知ってるだろうし、
彼と喜びや悲しみも分かち合っただろう。
24時間をずっと刻んでいた、彼が綺麗な花嫁を連れてきた時も。
でも、すぐ止まってしまって、二度と動かなかった。
おじいさんが亡くなったその時に。

おじいさんはこんなことを言っていた。
今まで使用人を雇ってきたが、
こんな忠実なのはいなかったと。
そのために時間を取らせるようなこともなかった。ただ一つ、
週に一回のネジ巻きのために、そばに行く時以外は。
じっと動かず、顔を背ける事もなく、その手を撥ね退けるような事もしなかった。
でも、すぐ止まってしまって、二度と動かなかった。
おじいさんが亡くなったその時に。

最期の夜、鐘が鳴った。
もう何年も鳴ってなかったのに。
私達は気づいていた、今その魂は羽を広げ、飛び立とうしていると。
旅立ちの時は来たのだと。
その時計はまだ柔らかくぐもった音で時を刻み続けていた、

私達はただ黙って彼の傍にいた。
でも、すぐ止まってしまって、二度と動かなかった。
おじいさんが亡くなったその時に。

日本での受容[編集]

1940年(お祖父さんの時計)[編集]

お祖父さんの時計
ミミー宮島の楽曲
リリース1940年9月
規格SPレコード
ジャンル童謡(児童ジャズ
レーベルコロムビア・レコード
作詞者門田ゆたか
作曲者ヘンリー・クレイ・ワーク
その他収録アルバム
シングル「夢去りぬ/お祖父さんの時計」
収録曲
  1. 夢去りぬ(歌:南雅子、スリーシスターズ)
  2. お祖父さんの時計

戦前の1940年に、吉本興業東京吉本)所属の子供歌手兼タップダンサー・ミミー宮島による歌唱、門田ゆたか作詞、仁木他喜雄編曲で「お祖父さんの時計」としてリリース。1943年に製造中止となるまでに5173枚のレコードを売り上げた。

このときの歌詞は原詞とは全く異なり、シンデレラをモチーフとしたものだった。「お祖父さんの時計」は2004年にコロムビアミュージックエンタテインメント(現・日本コロムビア)から発売されたオムニバスCD『舶来流行歌 笑・撃篇』、2011年に「ブリッジSP盤復刻シリーズ」の一つとして発売されたCD『オ人形ダイナ〜戦前童謡・ジャズとタップ〜』に収録されている。

1962年(みんなのうた)[編集]

みんなのうた
大きな古時計
歌手 立川清登長門美保歌劇団児童合唱部(*1、*2)
平井堅(*3)
作詞者 保富康午(訳詞)
作曲者 ヘンリー・クレイ・ワーク
編曲者 小林秀雄(*1)(*2)
亀田誠治(*3)
映像 アニメーション
映像制作者 谷内六郎(*1)
竹口義之(*2)
塩田雅紀スリー・ディ(*3)
初放送月 1962年6月 - 7月(*1)
1973年6月 - 7月(*2)
2002年8月 - 9月(*3)
再放送月 1985年10月 - 11月(*2)
2004年4月 - 5月(*2)
2006年10月 - 11月(*3)
2014年8月 - 9月(*3)
2017年4月1日7日5月5日(*3)(リクエスト
2019年4月 - 5月(*2)(お楽しみ枠
2021年5月(*3)
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1962年NHKテレビ番組みんなのうた』で、保富康午の訳詞によって「大きな古時計」として放送され、日本人の間に急速に浸透した。歌を担当したのは立川清登長門美保歌劇団児童合唱部。映像は谷内六郎製作のアニメ。放送では1番と2番のラストが削られた。

現在日本でよく知られている歌詞は、この時のものである。後に、NHKのテレビ番組『おかあさんといっしょ』などでも歌われるようになった。

初放送から11年後の1973年には音声はそのままで、竹口義之製作のカラーアニメに映像を変更したリメイク版が放送、NHKの本部が1973年7月に渋谷区神南NHK放送センターへ移転する前で、1961年4月からの『おお牧場はみどり』以来12年間続いた千代田区内幸町NHK東京放送会館時代で最後の曲となった。竹口義之作品で渋谷移転後の最初の曲は1974年の『思い出のグリーングラス』。

この保富による訳詞は1966年以後、日本の音楽教科書にもたびたび取り上げられている[1]

チャカ昆虫採集(1991年発売『うたの引力実験室』に収録)、松崎ナオ(1998年発売『正直な人』収録)、平井堅(2002年発売)などのJ-POP歌手によるカバーが存在する。

1998年頃に渡哲也が知人の経営するカラオケスナックで歌ったときの音源が2019年発売『石原裕次郎・渡哲也 プライベート』に収録された[2]

原詞との相違点[編集]

保富による日本語詞は、英語原詞に近いものだが、以下の相違点がある。

  • 歌詞中のおじいさんの年齢は、原詞では90歳だが、保富による日本語詞では「90年では響きが悪い」との理由で100歳に変更された[3]
  • 原詞では4番まであり、3番の詞は「おじいさんが時計を褒め称える」内容であるが、保富による日本語詞では3番が丸ごとカットされている。
  • 原詞には「The old man died(おじいさんが死んだ)」という歌詞が頻繁に出てくるが、保富による日本語詞では保富の意向で3番(英語版の4番に相当)で「天国へのぼる」とあるのみで直接的には老人の死が表現されていない。

収録作品(『みんなのうた』関連)[編集]

オリジナル版

  • NHK みんなのうた 50 アニバーサリー・ベスト ~おしりかじり虫~ (2011年4月27日 ビクターエンタテインメント) 1973年版を収録
  • NHK みんなのうた 50 アニバーサリー・ベスト ~大きな古時計~(2011年4月27日 ソニー・ミュージックダイレクト) 2002年版を収録
  • NHK みんなのうた 第4集(2011年4月22日 NHKエンタープライズ) 1973年版の映像が収録されている。

2002年(平井堅)[編集]

大きな古時計
平井堅シングル
初出アルバム『LIFE is...
B面 Grandfather’s Clock
PAUL
リリース
ジャンル J-POP
レーベル デフスターレコーズ
プロデュース 平井堅
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(4週連続、オリコン
  • 2002年9月度月間1位(オリコン)
  • 2002年度年間7位(オリコン)
  • 2003年度年間98位(オリコン)
  • 1位(CDTV
  • 平井堅 シングル 年表
    Strawberry Sex
    (2002年)
    大きな古時計
    (2002年)
    Ring
    (2002年)
    テンプレートを表示

    日本男性シンガーソングライター平井堅の通算16枚目のシングル2002年8月28日に発売[4]。発売元はDefSTAR RECORDSソニー・ミュージックエンタテインメント系列)。

    平井が幼少の頃、母親から歌い聴かされていた曲で、コンセプト・ライブ「Ken's Bar」でも歌っていた[5][6]。そんな思い入れのある曲のルーツをたどる番組『平井堅 楽園の彼方に〜アメリカ・大きな古時計を探して〜』(2001年8月放映・NHK)を制作する中でCD化が決定され、同曲が初めて『みんなのうた』で紹介されてから40年を迎える2002年にリリースされることが2001年7月9日に発表された[7]。番組が放送されると直後から問い合わせが殺到したこともあり、2002年8月~9月の『みんなのうた』でも放送されることになった[8]

    『みんなのうた』元プロデューサーの川崎龍彦は「番組で放送する楽曲において大きなテーマ、メッセージを扱うことは押しつけがましくなったり、理屈っぽくなってしまうため難しい。しかし本曲はそのハードルを軽々と超えた楽曲である」と語っている。またこの楽曲を「生と死」を見つけた重いテーマの歌と位置付けており、2002年版のアニメーション[注 3]を通して、これは「おじいさんの死」を通じて脈々と引き継がれるいのちを歌い上げる賛歌であると語っている[9]。また音楽プロデューサー吉田敬によると、当初周りのスタッフからは、R&B歌手としてブレイクした平井にR&Bと正反対の曲を歌わせることに猛反対を受けたという[10]

    平井は本作で初のオリコンシングルチャート1位を獲得し、累計出荷枚数85[11](90[12] とも)を記録する大ヒットとなった。同年の『第53回NHK紅白歌合戦』に出場した際には、モデルになったと言われている時計[注 4]のあるアメリカ・マサチューセッツ州グランビーから中継で歌った。また2003年には第75回選抜高等学校野球大会開会式の入場行進曲に選定された。

    シングルジャケットには、平井が小学4年生の頃に実家時計をモデルにして描き、三重県名張市学童展にて金賞を受賞した絵が使用されている[13][14]。日本語詞は保富康午による。また平井の楽曲の多くにプロデューサーとして関わっている亀田誠治が本曲で初めて起用されている[15]。オリジナルとの違いは、2番の一部だけサビがなく、3番でサビの最後の部分が2回歌われている。

    カップリング曲の「PAUL」は平井のオリジナル曲。かつて飼っていた犬に対する思い出をつづった歌で「大きな古時計」と曲のコンセプトが類似するという理由で収録された[13]


    収録内容
    #タイトル作詞・作曲編曲時間
    1.「大きな古時計」Henry Clay Work(訳詩: 保富康午)亀田誠治
    2.「Grandfather's clock」(原詞)Henry Clay Work亀田誠治
    3.「大きな古時計」(less vocal)Henry Clay Work亀田誠治
    4.「PAUL」平井堅鈴木大

    2021年(久保田洋司[編集]

    大きな古時計
    久保田洋司THE 東南西北シングル
    初出アルバム『大きな古時計 オリジナル・サウンドトラック
    リリース
    ジャンル オリジナル・サウンドトラック
    レーベル BENTEN Music
    プロデュース 倉谷宣緒
    テンプレートを表示

    日本男性シンガーソングライター、ロックバンドTHE 東南西北のボーカリストの久保田洋司により、映画『大きな古時計 劇場版』の主題歌としてカバーされた[16]2021年7月7日にオリジナル・サウンドトラック発売[17]。発売・販売元はBENTEN Music(ベンテンエンタテインメント)。

    その他の訳詞・替え歌[編集]

    映像外部リンク
    100年住宅ゼロホームCM 「フリーダイヤル」篇 - YouTube
    100年住宅戦隊ゼロセブンTVCM テーマソング篇60秒 - YouTube

    高石ともやとザ・ナターシャー・セブンのアルバム『107 SONG BOOK Vol.11 想いでの赤いヤッケ。』(1979年発売)で、高石ともやの訳詞によって「おじいさんの古時計」としてカバーされた。この訳詞では、おじいさんの年齢は80歳である。

    2002年伊藤秀志が平井堅によるリメイク版に触発され、「大きな古時計」を「zuzuバージョン」として秋田弁でカバーした。2009年日本テレビの『誰も知らない泣ける歌』で披露した際は、「フランス語に聞こえる」と紹介された。

    関西で放送中の「ゼロホーム」のCMでフリーダイヤルを読み上げる際にサビ部分(替え歌)が使用されている。また、ゼロホームのイメージキャラクター「100年住宅戦隊ゼロ7(セブン)」のテーマソングとして替え歌が使用されている。

    続篇・アンサーソング・パロディーソング[編集]

    • 2年後の1878年に、ワークは古時計のその後を歌った続編『 Sequel to "Grandfather's Clock"』を発表した。新しい時計が壁にかけられて古時計はがらくた屋に売り払われ、バラバラに解体されてしまったことを孫が嘆くという歌詞の内容となっている[18]。しかし、前作のようなヒットには至らなかった。
    • チェコのカントリーミュージックバンド、Taxmeniはワークの歌詞に続けて、孫が自分の息子の誕生と同時に新しい時計を購入した後の出来事を歌っている[19]
    • 日本ロックバンドIn the Soupが2000年7月20日に発売したシングル『あの頃は〜大きなノッポの古時計〜』は、『大きな古時計』のアンサーソングである(イントロで『大きな古時計』の一部の歌詞を歌っている)。

    絵本[編集]

    本曲を題材とした絵本。いずれも保富康午の訳詞を使っている。

    映画[編集]

    本曲を題材とした劇場用映画。 2006年に、ブロードバンドピクチャーズが運営するNET CINEMAによって製作された『大きな古時計』から15年を経て名作映画として蘇らせた。HDリマスター、細部に渡る再編集、エンディングテーマを川畑要CHEMISTRY)など、新たに5曲の劇中歌をレコーディングされ、オリジナル・サウンドトラックCDが、2021年7月7日リリースされた。2021年1月、劇場用映画として公開予定であった[27]が、世界的な新型コロナウイルス感染拡大により、延期となった。

    スタッフ
    登場人物
    • 西野耕平:松田悟志
    • 相川彩華:松本まりか
    • 西野雅也:藤沢大悟
    • 彩華の孫娘:藤村知可
    • 観光客:川島ケイジ(特別出演)・観月.(特別出演)・久保田洋司(特別出演)
    • 耕平の養子:津波信一
    • 耕平の父親:当山彰一
    • 耕平の母親:小嶺和佳子
    • 幼い耕平:村山廉織
    • 幼い雅也:村山廉樹
    • 骨董屋:島袋正美・吉田朝則
    • 老いた彩華:島袋芳子
    • ホテルのオーナー(平の養子:)津波信一
    • お爺さん(老いた耕平):北村三郎
    オープニングテーマ
    「GRANDFATHER'S CLOCK」JONTE(ジョンテ)&Eliana(エリアンナ)
    劇中歌
    「月になる」観月.
    イメージソング
    「序曲」川島ケイジ
    主題歌
    「大きな古時計」久保田洋司THE 東南西北
    エンディングテーマ
    川畑要CHEMISTRY
    あらすじ
    仲の良い兄弟、兄・西野耕平(松田悟志)と弟・雅也(藤沢大悟)は、両親を一度に交通事故で亡くしてしまう。一流シェフを目指し東京で修行をしていた耕平は、両親が遺した欧風ペンションを継ぐことを決心する。一方、雅也も画家を目指しながら協力することにした。ペンションを再開したものの客は来ず、小奇麗なロビーには、耕平が生まれた時に父が買ってくれた大きな柱時計が正確に時を刻んでいた。そこへ突然、舞い込んだ来た若い女性客、相川彩華(松本まりか)は、予約も無しに一人で長期滞在すると言う。どうも裕福な家庭に育った訳ありの家出娘らしい。怪しく思った兄弟は、断るつもりだったが、突然に大きな柱時計の鐘が鳴る。耕平は、柱時計がその客を歓迎したと思い了承した。困惑する雅也だったが、まったく女っけのない二人には新鮮に感じられ毎日楽しい日々が続く。いつしか兄弟は、彩華の天真爛漫な姿に惹かれて行く…。
    ロケ地
    沖縄県
    公式サイト
    映画『大きな古時計』公式サイト

    クラシックにおいて[編集]

    ピアノ伴奏つきのチェロソロ曲として、比較的初心者のチェロ奏者用によく演奏される。また4パートほどに分けてチェロアンサンブルとしても演奏される事がある。もちろん編曲の内容によっては相当な難易度となることもあり、プロ奏者がCD収載曲として選択することもある[注 5]

    評価[編集]

    2003年(平成15年)にNPO「日本童謡の会」が全国約5800人のアンケートに基づき発表した「好きな童謡」ではアメリカの楽曲であることを理由に対象外とされたが、第10位に相当する票を集めた[28]

    使用[編集]

    この歌を録音した歌手[編集]

    著作権情報[編集]

    JASRACによると、翻訳前の元々の作詞・作曲に関しては著作権は消滅している。但し、「お祖父さんの時計」の訳詞者・門田ゆたか(1975年没)、「大きな古時計」の訳詞者・保富康午(1984年没)、「おじいさんの古時計」の訳詞者・高石ともや(2019年現在存命中)については2018年現在、没後70年経過していないので、これらの訳詞に関する著作権は有効である。


    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    注釈[編集]

    1. ^ ジョニー・キャッシュのカバー版が日本で発売された際に使用された。
    2. ^ 原詞の冒頭では、おじいさんの古時計は「棚に置くには大きすぎて、90年間ずっと床に置いてあった」となっている。そのためgrandfather clockは「床置きの大型振り子時計」の意味で用いられるようになった。
    3. ^ 塩田雅紀スリー・ディの共同制作によるアニメーション。実写ではないため、平井本人は映像には出演しない。
    4. ^ 作者ヘンリーの妻サラの生家にある時計。
    5. ^ チェロ奏者の長谷川陽子が2006年発売のアルバム『初恋〜チェロによる日本の旋律』に収録している。

    出典[編集]

    1. ^ a b c 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、677頁、850頁。ISBN 978-4816922916
    2. ^ 石原裕次郎、渡 哲也がカラオケを楽しむプライベート音源が奇跡のCD化!発売から早くも通販サイトで1位となるなど大反響!、PRTIMES(株式会社テイチクエンタテインメント)、2019年7月17日 15時56分。
    3. ^ ◆ことばの話859「おじいさんの古時計」、道浦俊彦の平成ことば事情、2002年10月5日。
    4. ^ 大きな古時計”. ソニーミュージック オフィシャルサイト. 2021年6月18日閲覧。
    5. ^ Interview 第30回 児玉 英毅 氏”. Sony Music.co.jp . 2021年6月18日閲覧。
    6. ^ New Release 大きな古時計”. Musicman (2002年9月10日). 2021年6月18日閲覧。
    7. ^ 「R&Bの貴公子原点に帰る 平井堅 童謡『大きな古時計』CD化」、サンケイスポーツ2001年7月10日付。
    8. ^ みんなのうた 大きな古時計”. NHK オンデマンド. 2021年6月18日閲覧。
    9. ^ 「NHKテキスト みんなのうた」(NHK出版)2017年4・5月号 58頁
    10. ^ 2008年度JASRAC寄附講座 「音楽文化・産業論 2008 II」第12回 2008年12月20日「メジャーレコード会社の組織と経営」 講師:吉田 敬(よしだ・たかし)先生、立命館大学産業社会学部。
    11. ^ 平井堅、全シングル収録の初ベストアルバムが発売決定!、SANSPO.COM、2005年9月8日
    12. ^ 僕らの音楽 平井堅フジテレビジョン2008年3月21日
    13. ^ a b 平井堅(作)、塩田雅紀(絵)『大きな古時計』ピンナップスアーティスト、2002年、ページ数(ノンブル)表記なし。ISBN 4-05-201797-8
    14. ^ ASIN B00006C7D2, 大きな古時計 平井堅 - 2019年1月17日閲覧
    15. ^ Special Interview 亀田誠治”. Sony Music Labels Inc.. 2021年6月18日閲覧。
    16. ^ 大きな古時計”. ベンテンエンタテインメントサイト. 2021年6月18日閲覧。
    17. ^ 名曲「大きな古時計」誕生の逸話を世界で初めて映画化! ●待望のオリジナル・サウンドトラックCDリリース ●サントラ盤CD発売記念イベント LIVE ROADSHOW 開催決定!”. 朝日新聞デジタルマガジン& (2021-06-292). 2021年7月18日閲覧。
    18. ^ Sequel To MY GRANDFATHER'S CLOCK - 1878 - Tom Roush” (2015年1月21日). 2021年7月7日閲覧。
    19. ^ Taxmeni (1977年). “Dědečkovy hodiny”. 2021年7月7日閲覧。
    20. ^ 【所ジョージ】豪華な金時計【オリジナル】” (2009年). 2021年7月7日閲覧。
    21. ^ ピンナップスアーティスト”. 株式会社ピンナップスアーティスト Official Site. 2021年7月8日閲覧。
    22. ^ 平井堅「大きな古時計」”. 学研出版サイト. 2021年7月8日閲覧。
    23. ^ ミュージシャンの本 大きな古時計”. KINOKUNIYA WEB STORE. 2021年7月8日閲覧。
    24. ^ 「大きな古時計展」 始まりました。”. MASAMICHI ITO.com (2019年6月3日). 2021年7月8日閲覧。
    25. ^ 伊藤正道『大きな古時計』出版記念展開催中”. 出版ワークス (2020年10月14日). 2021年7月8日閲覧。
    26. ^ 大きな古時計”. 出版ワークス (2020年10月31日). 2021年7月8日閲覧。
    27. ^ 不朽の名曲「大きな古時計」誕生秘話を初映画化『大きな古時計 劇場版』2020年12月27日 LOFT9Shibuyaにて完成上映会&トークショー同時配信”. value press (2020年12月16日). 2021年6月18日閲覧。
    28. ^ 好きな童謡1位は赤とんぼ/「母が歌ってくれた」四国新聞社、2003年6月27日 21:56。

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]