涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜

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涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜
サザンオールスターズシングル
初出アルバム『キラーストリート (#1,#2,#4)』
B面 雨上がりにもう一度キスをして
OH! FRESH!! 〜ドクダミ・スパークのテーマ〜
恋人は南風
経験II(セカンド)
リリース
規格 12cmCD
12インチレコード
デジタル・ダウンロード
録音 2003年3月8日 - 6月 (#1)
1999年9月1日 - (#2)
2003年3月4日 - 6月 (#3 - 5)
VICTOR STUDIO 401st
猫に小判スタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル タイシタレーベル
作詞・作曲 桑田佳祐 (#1 〜 #5)
プロデュース サザンオールスターズ
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続、オリコン
  • 2003年8月度月間1位(オリコン)
  • 2003年9月度月間8位(オリコン)
  • 2003年度年間7位(オリコン)
サザンオールスターズ シングル 年表
勝手にシンドバッド
(2003年)
涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜
(2003年)
彩 〜Aja〜
2004年
キラーストリート 収録曲
神の島遥か国
(6)
涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜
(7)
山はありし日のまま
(8)
ミュージックビデオ
「涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜」 - YouTube
「恋人は南風」 - YouTube
EANコード
EAN 4988002449231(CD盤)
EAN 4988002449248(アナログ盤)
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涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜」(なみだのうみでだかれたい シー・オブ・ラヴ)は、サザンオールスターズの47枚目のシングル2003年7月23日発売。発売元はタイシタレーベル

解説[編集]

2000年に活動を休止して以来、約3年ぶりに活動再開となった復活シングル。

本シングル発売時から既にアルバムキラーストリート』の製作が始まっており、この時点で既にアルバムからの先行シングルであったと桑田佳祐は語っている。実際、本作発売時から“5年ぶりのオリジナルアルバム 製作開始!”、2005年に“待たせてゴメン!”といったコールがされている。

本作以降、大森隆志独立によりサザンには正式なギタリストがいないこともあり、斎藤誠小倉博和などかねてから桑田と公私で交友のあるミュージシャンがサポートメンバーとして参加している。また、これまでメンバーそれぞれの担当楽器のみしかクレジットされていなかったが、本作以降桑田にほとんどの楽器のクレジットがされており、正式メンバーがいるベースドラムスまでも演奏している。なお、桑田はそうした事をする理由を「曲によって異なったニュアンスを出すため」と述べている[1]

1,2,4曲目はリマスタリングを施し『キラーストリート』に収録。「雨上がりにもう一度キスをして」は一部テイク違いとなり、「OH! FRESH!!」と「経験II」は現時点でシングル盤にのみ収録されている。また、本作はサザンのシングルでは最多の5曲収録になっている。

チャート成績[編集]

2003年8月4日付のオリコンチャートで初週36.5万枚を売り上げて、1位を獲得し[2]、2003年6月に再リリースした「勝手にシンドバッド」から2作連続1位と通算9作目の1位を獲得した(オリジナルだと、「TSUNAMI」以来の1位を獲得した)。本作は累計74.3万枚(オリコン調べ)を売り上げた。なお、21世紀に発売された自身のシングルの中で最高売上である[3][4]

受賞[編集]

収録曲[編集]

  1. 涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦編曲:島健 & 原由子 管編曲:山本拓夫
    フジテレビ月9ドラマ僕だけのマドンナ』主題歌。
    月9枠では1995年放送の『いつかまた逢える』の主題歌「あなただけを 〜Summer Heartbreak〜」以来約8年ぶりに主題歌を担当した。ドラマの中でもサザンの楽曲が多く使われていた。
    同じフジテレビ系の「めざましテレビ」ではいち早くサビ部分がOAされた。サビに入る前のメロディは、円広志の「夢想花」みたいだと語っている。アルバムキラーストリート』にはリマスタリングが施され収録された。
    2003年6月28日深夜のフジテレビ系列『27時間テレビ』内「桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜」にて初披露、後に2009年7月27日放送の「音楽寅さん」でも披露された。
    サザンのパブリックイメージである夏をテーマにしているものの、桑田によるとソロ名義の「波乗りジョニー」やサザンの「太陽は罪な奴」といった曰く「能天気な夏」を歌った曲と比べると「ちょっと影がある」「黄昏てる」といい、レコーディングではこれを「垂(しず)る感」と述べていたという[6]
    PVには小池栄子が出演しており、桑田が小池のグラビアを見た事をきっかけに出演を依頼したという逸話が残っている[7]。なお、小池は2002年の「別冊カドカワ 独占!桑田佳祐」にて「サザンのPVに出るのが夢」と桑田へメッセージを寄せていた。また、一部ではあるが「HOTEL PACIFIC」のタイトルの由来となったパシフィックパーク茅ヶ崎が登場している。
  2. 雨上がりにもう一度キスをして
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ & 斎藤誠 管編曲:山本拓夫)
    メンバー全員出演のJAL『FLY! JAL!』CMソング
    「涙の海で抱かれたい」より先にCMで放送されており、翌年までCMソングなどでサザンが起用された。発表は2003年だが、『キラーストリート』の歌詞カードに収められている桑田のセルフライナーノーツによると、1999年9月から録音とされており、「TSUNAMI」や「この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜」などと同時期に製作が開始されていたことが分かる。当初はR&Bを意識した曲調だったが、2年間の活動休止を経て、サザンの楽曲として製作が再開された後に完成形の茅ヶ崎などの地名が登場したサザンらしいポップな曲調に仕上がったという。『キラーストリート』ではイントロにドラム音が挿入されるなど細かなテイク違いがあるため、シングルバージョンは現在本作にのみ収録されている。
  3. OH! FRESH!! 〜ドクダミ・スパークのテーマ〜
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    「勝手にシンドバッド 胸さわぎのスペシャルボックス」に封入されていた新曲の宣伝広告などには全4曲の収録と発表されており、発売直前までシークレットトラックであった。CM風の造りになっているパロディソングであり、現時点でサザンの中で2番目に短い収録時間である(50秒程度の長さ)。曲中には一応曲となる部分も含まれている。なお、コント部分のセリフ「吐くまで飲もう」の直後の嘔吐音は後に、「いろいろ再現に苦労したが、バケツの水に浸した大量のティッシュペーパーを地面に溢した音を使用した」と明かしている。尚、このシングルリリースの前年まで(2001年~2002年)、桑田はコカ・コーラの「No Reason!」キャンペーンCMに出演。CMソングも担当していた。
    2015年に行われたライブ「おいしい葡萄の旅」では桑田の「ライブの途中で映像にして入れよう!!!」という発案から「Computer Children」と「栞のテーマ」の間のつなぎとして流され、それに伴いライブの本編に映し出される映像を作成した。構成・コンテは全て桑田が監督した。セットの中の看板には「海のYeah」と書いてある[8]
  4. 恋人は南風
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    シングル曲では1995年マンピーのG★SPOT」c/wの「メリージェーンと琢磨仁」以来に、歌いだしにタイトルが来る曲。DVDInside Outside U・M・I』にはPVも収録されており、歌詞の中にも同タイトルが登場する。なお、「Inside Outside U・M・I」というフレーズはザ・ビーチ・ボーイズの「サーフィン・U.S.A.」のパロディである。また、同作品にはPVとは別にイメージビデオが収録されており、ボーナストラックとしてメンバー出演の公式なPVも収録された形になっている。アルバム『キラーストリート』にもリマスタリングが施され収録。
  5. 経験II(セカンド)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    TBS音楽番組うたばん』オープニングテーマ。
    当初は同番組のオープニングテーマとして放送されてたが、歌詞の内容や放送される時間帯などから、苦情が殺到し数ヶ月で打ち切られている。この曲の製作エピソードは、2001年の「白い恋人達」発売時に桑田佳祐が『うたばん』に出演した際、MCの石橋貴明との対決にやぶれ、罰ゲームでオープニング用の新曲を提供することになり、そのため悪意を込めてゴールデンタイムの番組にそぐわない楽曲を敢えて作った。その後『うたばん』に出演した際にMCの中居正広には「今度は、放送できる曲でお願いします」と言われている。
    曲名の元ネタは辺見マリの「経験」であり、タイトルにII(セカンド)と付いているのはそのためであるが、曲調や歌詞は原曲と全く違っており、「経験」の歌詞「やめて」を「はめて」「舐めて」「穴に入れて」などと歌う等完全たる下ネタソングであった。

参加ミュージシャン[編集]

収録アルバム[編集]

ミュージック・ビデオ収録作品[編集]

テレビ出演[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ アルバム『キラーストリート』初回版ブックレットより。2005年。
  2. ^ 【オリコン】サザンオールスターズ通算14作目の首位、記録ずくめの30周年記念シングル2015年4月8日閲覧。
  3. ^ サザンオールスターズ 売上別TOP10&主な記録 オリコン 2015年1月24日閲覧
  4. ^ サザン、今夏52作目のニューシングル発売決定! オリコン 2016年7月29日閲覧。
  5. ^ 第18回日本ゴールドディスク大賞 日本ゴールドディスク大賞 2017年3月2日閲覧
  6. ^ [1]
  7. ^ TBSテレビ 宣伝部 @tbs_pr 2013年9月20日1:45のツイート
  8. ^ サザンオールスターズ会報 代官山通信 vol.131 28ページより
  9. ^ テレビでの放送した楽曲のみ記載する。
  10. ^ 桑田佳祐の音楽寅さん あいなめBOX付属ブックレット94ページより
  11. ^ 「35周年スペシャル 復活!サザンオールスターズの流儀」2014年1月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]