負けないで

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負けないで
ZARDシングル
初出アルバム『揺れる想い
B面 Stray Love
リリース
規格 8cmシングル
ジャンル J-POP
レーベル ポリドール・b.gram
B-Gram RECORDS (再発)
作詞・作曲 坂井泉水
織田哲郎
川島だりあ
プロデュース 長戸大幸
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位オリコン
  • 1993年2月度月間1位(オリコン)
  • 1993年3月度月間4位(オリコン)
  • 1993年4月度月間9位(オリコン)
  • 1993年度年間6位(オリコン)
  • ZARD シングル 年表
    IN MY ARMS TONIGHT
    1992年
    負けないで
    (1993年)
    君がいない
    (1993年)
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    負けないで」(まけないで)は、日本音楽ユニットZARDの6作目のシングルである。

    解説[編集]

    ZARDの知名度と人気を上げた最大のヒット曲であり、発売から四半世紀(25年)を経た今でも幅広い年齢層から支持されている[1]。同曲のミュージックビデオは、日本青年館で撮影された。

    チャート成績 (オリコン)[編集]

    • オリコン初登場ではとんねるずの「がじゃいも」に阻まれ2位だったが、当時のZARDにとって順位、枚数ともに最高の初動を記録した。その後もトップ3を維持して、4週目にして1位を獲得。これはZARDのシングルで唯一、初登場以外での首位獲得となった[2]
    • チャートTOP10内に10週間ランクインするロングセラーとなり、累計では164万枚を記録した。
    • 本作のヒットに伴い、3rdアルバム『HOLD ME』もトップ10内に再ランクイン、1stアルバム『Good-bye My Loneliness』と2ndアルバム『もう探さない』も100位圏外から50位台に再浮上した。
    • この作品から「世界はきっと未来の中」まで24作連続でトップ3入りしている。

    楽曲制作までの段階[編集]

    • リリース年である1993年は、まさにバブル景気崩壊による「失われた20年」が始まった時期であった。
    • 坂井泉水は、「当時、何作かずっと恋愛の詞ばかり書いていたので、今度は違うタイプの詞も書きたいなと思っていた矢先でしたので、このテンポ感のある曲を聞いたときに"応援歌っぽいな"ってすぐにイメージが湧いてきて一気に書き上げました。いつものシングルに比べてすごく自分でも楽しみながら書けた一曲です。」[3]と話している。当時のスタッフも、「(発売された)時期的にも団塊ジュニア世代の受験生に向けてというコンセプトでした」[4]と話している。
    • クライマックス部の「走り抜けて」という歌詞は、当初の「あきらめないで」から変更されている。
    • 演奏時間は3分46秒と自身のシングル曲では最も短い。

    逸話[編集]

    以下は、坂井が死後に関係者よって取り上げられたインタビューのものであり、エピソードなどは次のように語っている。

    • 「負けないで」が売れても、「揺れる想い」が売れても、ずっと電車移動。レコーディングは夕方にスタートすることがほとんどだった[5]
    • 写真で見たイメージどおりの美人でした。女性アーティストのなかには、人気が出てくるとおごりが見える人もいますが、そんなところはなかった。一つひとつの質問を受けとめて、言葉を選んで話す。文学少女のイメージがぴったりの女性でした[6]

    応援ソングとしての「負けないで」[編集]

    • 日本テレビ系列24時間テレビ 「愛は地球を救う」』内のチャリティーマラソンでは、出場者のゴール直前に出演者で合唱することが定番となっている。生前、坂井は『24時間テレビ』内で本曲が大合唱される模様を視聴しており、「(本曲を)毎年『24時間テレビ』で流して頂いて、それをテレビなどで目にする度に嬉しく、自分の歌でありながらそうではないような気持ちになります」とコメントしていた[7]。また、2009年フジテレビ系列FNS27時間テレビ』でのマラソン企画でも、出演者によって合唱された。
    • 2018年の『24時間テレビ』ではオープニングでも歌唱された[8]

    メディアとしての使用[編集]

    他にも復興支援チャリティとして催されるコンサートで幾度も歌われている。

    「ミュージックステーション」との関わり[編集]

    • 上述の通り同番組には5度目にして最後の出演となったが、元々ビーイングに所属するアーティストはメディアには極力出演しないという方針であった(例:初期の大黒摩季、倉木麻衣、WANDS等)ため、その傾向に基づいている。
    • 2007年に坂井が死去した際にも、追悼特集を2度にわたって放送した。その後も「アゲうた&ナキうた」ランキングで「アゲうた」(2007年10月5日放送)、「あなたが選ぶ元気ソングベスト120」(2011年4月1日放送)、「6000人にきいた元気ソングランキング」(2014年1月17日放送)では、幅広い年齢層から支持され1位にそれぞれランクインを果たした。4年後の2018年1月12日に放送された「部活に青春を捧げる高校生に聞いたアガるJ-POPランキング」では23位にランクインされた。
    • 2015年9月23日には、30周年記念特番「ウルトラFES」にてアメリカ・ハリウッドの映像制作会社、プライム・フォーカス(英語版)社の協力を得て、HDリマスターを施した生前最後の歌唱映像(1993年2月5日放送回)が放送された。以降、紹介される時のコーナーではこちらのリマスター版映像をメインに放映されている。ちなみに、同スペシャル内の企画コーナー『日本人に元気をくれた 世界に誇るニッポンの歌 BEST100』ランキングでは40位に、同じく翌2016年放送の同特番内の企画コーナー『日本に影響を与えた曲 BEST100』ランキングでは9位に、更に2017年度の特番のコーナー元気がでる超(ウルトラ)ソング』では3位にそれぞれランクインした。
    • 2019年2月1日放送のテレビ朝日開局60周年を記念した3時間スペシャルでは、上述のHDリマスターを元にハリウッドの最新技術を駆使し、事務所の後輩である倉木麻衣と一夜限りのコラボレーションが実現された[12]

    収録曲[編集]

    全作詞:坂井泉水

    1. 負けないで [3:46]
      作曲:織田哲郎 編曲:葉山たけし
      コーラス参加[13]大黒摩季栗林誠一郎生沢佑一
      調ト長調[14]
    2. Stray Love [4:04]
      作曲:川島だりあ 編曲:明石昌夫
    3. 負けないで(オリジナルカラオケ)
    4. Stray Love(オリジナルカラオケ)

    収録アルバム[編集]

    オリジナル
    ベスト
    ライブ
    コンピレーション

    「負けないで」のカバー[編集]

    脚注[編集]

    [ヘルプ]
    1. ^ ORICONアルバイト ZARD「負けないで」、14年経っても輝きは失われない
    2. ^ ちなみに当時は、「ロード」(THE 虎舞竜)、「時の扉」(WANDS)、「YAH YAH YAH」(CHAGE&ASKA)、「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」(B'z)などの曲と首位獲得を競っていた。
    3. ^ Golden Best 〜15th Anniversary〜』付属、『Golden History 1991〜2006』より(坂井泉水談)
    4. ^ 『Golden Best 〜15th Anniversary〜』付属、『Golden History 1991〜2006』より(プロデューサー談)
    5. ^ ZARD・坂井泉水は『負けないで』ヒット中も誰にも気づかれず、小田急線で通勤 (AREA 2017年5月27日 掲載)
    6. ^ 追悼…「ZARD」坂井泉水の語られなかった40年 (AREA 2015年5月27日 掲載)
    7. ^ ZARDファンクラブ会報「WEZARD」2005年8月発行号
    8. ^ 24時間テレビがZARD「負けないで」でスタート,日刊スポーツ,2018年8月25日
    9. ^ ORICONアルバイト ZARD「負けないで」、14年経っても輝きは失われない
    10. ^ ZARD:「負けないで」が初のCM曲に NTTドコモ「応援inバンクーバー」編 - 毎日jp(毎日新聞) - 2010年2月9日閲覧
    11. ^ 負けないでプロジェクトとは
    12. ^ 「Mステ」3時間SP、ZARD坂井泉水と倉木麻衣の「負けないで」デュエット実現”. ナタリー (2019年1月28日). 2019年2月2日閲覧。
    13. ^ 『時間の翼』収録のリミックスに記載。
    14. ^ 負けないで(ZARD) / コード譜 / ギター - J-Total Music!”. Jトータルミュージック. 2016年8月2日閲覧。
    15. ^ “ZARD「負けないで」「揺れる想い」が小田急渋沢駅の駅メロに”. 音楽ナタリー (ナタリー). (2014年11月25日). http://natalie.mu/music/news/132066 2014年11月27日閲覧。 
    16. ^ 織田哲郎ロングインタビュー第15回

    関連項目[編集]