神南

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神南一丁目の交差点前に建つ、マルイシティ渋谷店。この写真の建物の左側(西側)が「渋谷公園通り」、右側(側)が「ファイヤー通り」となる。

神南(じんなん:英記 Jinnan)は、東京都渋谷区町名。現行行政地名は神南一丁目及び神南二丁目。1928(昭和3)年に付近の字(前耕地、豊沢、宇田川、深町の一部)が大字として明治神宮の南にあることから神南町が成立。読みは「かんなみちょう」。1963(昭和38)年から'70(S45)年に住居表示により神山町や神宮前6丁目を分離し、残った部分現在の神南となる。当時渋谷区は、当用漢字(現在の常用漢字)に読みがなかった事で「じんなん」とした(出典:神南の由来)。郵便番号は150-0041(ただし、NHK(神南2)は150-8001)。

地理[編集]

神南一丁目と神南二丁目からなる。渋谷駅を中心とした繁華街の一角を構成する区域で、商業施設公共施設が多く建ち並んでいる。

神南一丁目[編集]

神南一丁目(じんなん1ちょうめ)は、神南の南東部にある繁華街にあたる。東部は東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線埼京線などに接し、この線路より東側は渋谷区神宮前となる。西部は渋谷公園通りに接し、この道路より西側は渋谷区宇田川町となる。南部は繁華街となっており、南端は渋谷駅前のスクランブル交差点に接する。北部は神南二丁目に接する。なお、東側の渋谷消防署が面した南北に伸びる道路は、ファイヤー通りとの愛称で親しまれている。

109-2渋谷駅ハチ公口前のスクランブル交差点に面する。左奥に見えるのはマルイジャム
タワーレコード渋谷店。通称「タワレコ」。ファイヤー通り愛称)に面する。

ランドマーク[編集]

渋谷繁華街の一角を担うエリアで、109-2マルイシティなどの大型のファッションビルセレクトショップと呼ばれる様々なブティックテナントカフェバーなどの飲食店たばこと塩の博物館電力館などの公共施設、各種のオフィスビルなどが建ち並び、昼夜を問わず人が絶えない。

ショップビル
ミュージアム
公共施設・他

最寄駅[編集]

渋谷駅ハチ公口前のスクランブル交差点の目の前が109-2となる。乗り入れ路線は下記の通り。

ターミナル駅 渋谷駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)渋谷駅:山手線埼京線湘南新宿ライン成田エクスプレス
東京急行電鉄(東急)渋谷駅:東横線田園都市線(旧新玉川線
京王電鉄(京王) 渋谷駅:井の頭線
東京地下鉄(東京メトロ)渋谷駅:銀座線半蔵門線副都心線

神南二丁目[編集]

国立代々木競技場。写真は代々木第一体育館。
コミュニティバスハチ公バス」。写真は、フジエクスプレスの運行する「神宮の杜ルート」。渋谷駅ハチ公口を起点に、渋谷区役所明治神宮原宿駅)、表参道青山などを巡る。

神南二丁目(じんなん2ちょうめ)は、神南の北西部にあたる。東部は東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線埼京線などに接し、この線路より東側は渋谷区神宮前となる。西部は井ノ頭通りに接し、この道路より西側は渋谷区の富ヶ谷神山町となる。 南部は渋谷区の宇田川町神南一丁目に接する。北部は渋谷区の代々木神園町に接する。かつては陸軍省代々木練兵場が置かれており、太平洋戦争大東亜戦争)での日本の敗戦後には占領アメリカ軍の施設、ワシントンハイツとなっていた[1][2]

ランドマーク[編集]

商業施設が建ち並ぶ繁華街の神南一丁目とは異なり、広大なスペースを活用して大規模なスポーツ大会やイベントなどを開催するための公共施設が多く建ち並んでいる。

最寄駅[編集]

歴史[編集]

1928年昭和3年)、東京府渋谷町上渋谷の前耕地・豊沢・宇田川・深町の一部などを合併し、明治神宮の南側に位置したことから、神南町命名して誕生した。命名は「かんなみ」であったが、戦後に「じんなん」と読み替えられた[3]1970年昭和45年)、住居表示の実施に伴う町名整理により現在の神南一丁目神南二丁目になっている。

道路の愛称[編集]

神南一丁目は、西側にある宇田川町道玄坂と共に渋谷駅を中心とした繁華街になっている。 1970年代から1980年代にかけて大型のファッションビルや中小規模のセレクトショップが次々に開業したことなどを端緒に、渋谷は最先端の流行若者文化を発信するエリアとなり、自然発生的に愛称(通称)で呼ばれる道路が誕生するようになった[4]

フィンガーアベニュー、コルネット通り、イエローストリート(フランス坂、バスティーユ通り)については、自然発生的な愛称であり、由来や誕生した時期をはっきりと特定することはできない[5]。いずれも1980年代頃から、口コミの拡散やファッション雑誌の紹介などで知られるようになったものである。

渋谷公園通り[編集]

  • 神南一丁目の西側にある道路で、南から北へ向かって登る緩やかな坂道。旧称は渋谷区役所通りであったが、1973年宇田川町パルコ渋谷店が開業する際に渋谷区役所通商店街などの発案で現在の渋谷公園通りに改称された。

プチ公園通り[編集]

  • 神南一丁目の中央にある路地で、南から北へ向かって登る緩やかな坂道。西側にある渋谷公園通りとほぼ並走していることに因んで、1980年代頃からこの愛称で呼ばれるようになった。なお、プチ公園通り周辺のエリアはパークアベニューとの愛称で呼ばれる。

ファイヤー通り[編集]

  • 神南一丁目の東側にある道路で、南から北へ向かう道路。渋谷消防署が建っていることに因んで、1980年代頃からこの愛称で呼ばれるようになった。

フィンガーアベニュー[編集]

フィンガーアベニューは、東京都渋谷区神南一丁目にある道路の愛称(通称)である。東側の渋谷神南郵便局前交差点から、西側の勤労福祉会館(パルコ渋谷店PART-1)前交差点へ登る、緩やかな坂道である。

コルネット通り[編集]

コルネット通りは、東京都渋谷区神南一丁目にある道路の愛称(通称)である。コルネットストリートとも呼ばれる。東側の渋谷消防署の南側から、渋谷区高齢者ケアセンターや渋谷社会保険事務所の傍を通り、西側の渋谷区役所前交差点へ登る、緩やかな坂道である。

イエローストリート[編集]

イエローストリートは、東京都渋谷区神南一丁目にある道路の愛称(通称)である。イエロー通りとも呼ばれるが、その他にフランス坂バスティーユ通りとも呼ばれる。東側の渋谷消防署の北側から、ハローワーク渋谷の傍を通り、西側の渋谷区役所前交差点へ登る、緩やかな坂道である。

脚注[編集]

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  1. ^ 神南一丁目にある北谷稲荷神社には、1909年明治42年)に練兵場を開設した際に農民が建てた石碑がある。
  2. ^ 秋尾沙戸子著「ワシントンハイツ - GHQが東京に刻んだ戦後」より
  3. ^ 地名の由来 渋谷区ウェブサイト、平成23年4月16日閲覧
  4. ^ 「渋谷区/通りの名前」 渋谷区役所による道路の愛称や由来の解説より。
  5. ^ 英語の「フィンガー(Finger)」は日本語で「」の意味。英語の「コルネット(Cornet)」は日本語でトランペットに似た金管楽器の一種であり、イタリア語の「コルネット(Cornetto)」はクロワッサンに似たパンの一種である。英語の「イエロー(Yellow)」は日本語黄色の意味であり、フランス語の「フランス(Française)」は国名、同じくフランス語の「バスティーユ(Bastille)」はパリ東部にあった要塞牢獄を指す。

関連項目[編集]

神南(地理・道路)[編集]

渋谷(地理・道路)[編集]

下記の「渋谷区の町名」一覧も参照のこと。

文化[編集]

公共施設[編集]

外部リンク[編集]

下記は「渋谷公園通り Official Web Site」で紹介されているTOWN MAP(地図)。なお、この地図は左側が南(渋谷駅)方向、右側が北(原宿駅)方向である。